JP2008176045A - カメラシステム、レンズ構体、及びカメラボディ - Google Patents

カメラシステム、レンズ構体、及びカメラボディ Download PDF

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Abstract

【課題】バックフォーカスの短いレンズをカメラボディに装着する際にレンズ鏡筒の後端部分がカメラの内部部品と干渉することを防いだカメラシステム他を提供する。
【解決手段】カメラボディ2と、該カメラボディ2のフランジバックに相当する第1のバックフォーカスよりも短い第2のバックフォーカスを有するレンズ構体4とを、係合部20,21を介して着脱可能に構成したカメラシステム1であって、レンズ構体4は、像側へ伸長可能な鏡筒27を有し、該鏡筒27が像側へ伸長した状態で前記第2のバックフォーカスに設定されることを特徴とするカメラシステム。
【選択図】図1

Description

本発明は、カメラシステム、レンズ構体、及びカメラボディに関する。
従来、イメージサークルの異なるレンズを装着可能で、装着されたレンズのイメージサークルの大きさに応じて、撮像素子における画像の取得範囲を変更する構成のカメラが提案されている(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2005−176147号公報
ここで、上述のような従来のカメラにおいて、イメージサークルの小さいレンズとしては、レンズのバックフォーカスを短くすることが設計上有利である。しかしながら、レンズのバックフォーカスを短くすれば、レンズをカメラボディに装着した際にレンズ鏡筒の後端部分がカメラの内部部品(例えば、一眼レフカメラのクイックリターンミラー等)と干渉してしまうという問題があった。
そこで本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、バックフォーカスの短いレンズをカメラボディに装着する際にレンズ鏡筒の後端部分がカメラの内部部品と干渉することを防いだカメラシステム、レンズ構体、及びカメラボディを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、
カメラボディと、該カメラボディのフランジバックに相当する第1のバックフォーカスよりも短い第2のバックフォーカスを有するレンズ構体とを、係合部を介して着脱可能に構成したカメラシステムであって、
前記レンズ構体は、像側へ伸長可能な鏡筒を有し、該鏡筒が像側へ伸長した状態で前記第2のバックフォーカスに設定されることを特徴とするカメラシステムを提供する。
また本発明は、
光学系を有するとともに、カメラボディに対して着脱可能に構成されたレンズ構体であって、
前記カメラボディに係合する係合部と、
前記係合部に対して前記光学系の像側へ伸長可能な鏡筒を有することを特徴とするレンズ構体を提供する。
また本発明は、
バックフォーカスの異なる複数種類のレンズ構体を選択的に装着可能なカメラボディであって、
撮像手段と、
前記レンズ構体のバックフォーカスに関する情報を検出する検出手段と、
前記検出手段によって検出された情報に基づいて、前記撮像手段における画像の取得範囲を変更する制御手段とを備えたことを特徴とするカメラボディを提供する。
本発明によれば、バックフォーカスの短いレンズをカメラボディに装着する際にレンズ鏡筒の後端部分がカメラの内部部品と干渉することを防いだカメラシステム、レンズ構体、及びカメラボディを提供することができる。
以下、本発明の実施形態に係るカメラシステムについて添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るカメラシステムの構成を示す概略構成図(伸長式交換レンズを使用)である。
図2は、本発明の実施形態に係るカメラシステムにおいて通常の交換レンズを使用している様子を示す概略構成図である。
図3は、本発明の実施形態に係るカメラシステムにおいてバックフォーカスの短い交換レンズ(小Bf交換レンズと称す)を使用している様子を示す概略構成図である。
各図に示すように本カメラシステム1は、交換レンズをカメラボディ2に装着してなり、このカメラボディ2には、交換レンズとして通常の交換レンズ3をはじめ、後述する伸長式交換レンズ4、及び後述する小Bf交換レンズ5を選択的に装着することが可能である。
はじめに、通常の交換レンズ3を装着した様子を示す図2を参照して本カメラシステム1の全体的な構成を説明する。なお、通常の交換レンズ3とは、一般的にはカメラボディ2のフランジバックよりも長いバックフォーカスを有する交換レンズを指す。
通常の交換レンズ3は、不図示の被写体からの光を集光する光学系6、この光学系6を光軸方向へ駆動するレンズ駆動装置7、及びこのレンズ駆動装置7を制御するレンズ制御回路8を備えている。また、このレンズ制御回路8は、交換レンズの種類、バックフォーカス、イメージサークル等の情報を有している。
カメラボディ2は、交換レンズ3によって集光された被写体からの光を上方へ反射するメインミラー9、該メインミラー9の反射光路上に配置された焦点板10とペンタプリズム11、及び該ペンタプリズム11の射出面側に配置された接眼レンズ12を有し、さらに該メインミラー9の背後には、サブミラー13、シャッタ14、及び撮像素子15を有している。そしてこのカメラボディ2は、サブミラー13の反射光路上に焦点検出素子16、ペンタプリズム11の射出面付近に測光光学系17、カメラボディ2下部にカメラ制御回路18、カメラボディ2背面に表示素子19を有している。
なお、メインミラー9及びサブミラー13は、公知の跳ね上げ機構(不図示)によって図1(b)及び図3に示すように焦点板10側へ跳ね上げて光路外へ退避させることができる。またカメラボディ2外部には、このメインミラー9及びサブミラー13の光路外への退避を撮影者が任意に操作するためのミラーアップボタン(不図示)が設けられている。
斯かる構成のカメラボディ2に対する交換レンズ3の装着は、カメラボディ2及び交換レンズ3にそれぞれ設けられたバヨネット式のマウント20,21どうしを係合することで行われる。また、これらのマウント20,21の端部には、それぞれカメラ側通信接点22,レンズ側通信接点23が配設されており、交換レンズ3をカメラボディ2に装着した際にはこれらの接点が通じて、レンズ制御回路8とカメラ制御回路18とは通信を行うことが可能となる。
以上の構成の本カメラシステム1において、不図示の被写体からの光は、交換レンズ3の光学系6によって集光され、カメラボディ2内のメインミラー9によって上方へ反射されて焦点板10に結像される。そして焦点板10に結像されたこの光は、ペンタプリズム11中で反射された後、接眼レンズ12を介して撮影者が観察可能となっている。これにより撮影者は、被写体像を正立正像として確認することができる。
なお、メインミラー9の中央部分はハーフミラー面となっており、この部分を透過した光はサブミラー13によって反射され焦点検出素子16へ導かれる。これによりカメラ制御回路18は、焦点検出素子16の出力に基づき光学系6のフォーカシング移動量を演算し、レンズ制御回路8を介してレンズ駆動装置7を制御することで、光学系6を駆動してフォーカシングを行うことができる。
また、ペンタプリズム11の射出面付近に備えられた測光光学系17は焦点板10の拡散光を測定するものであり、これによりカメラ制御回路18は、測光光学系17からの出力に基づいて撮影時の露出時間を決定することができる。
また、撮影者によってカメラボディ2外部に設けられた不図示のレリーズボタンが操作されると、メインミラー9及びサブミラー13が上方へ跳ね上げられて光路外へ退避し、さらにシャッタ14が開放されて被写体からの光が撮像素子15へ到達する。これにより、被写体からの光は当該撮像素子15によって撮像されて、表示素子19に表示されるとともに被写体画像として不図示のメモリに記録される。このようにして撮影者は、本カメラシステム1で通常の交換レンズ3を用いて被写体の撮影を行うことができる。
なお、図4(a)に示すように、カメラボディ2のフランジバックf.b.よりも長いバックフォーカスBf.1を有する通常の交換レンズ3は、直径φ1のイメージサークル25を有する。このため撮像素子15では、このイメージサークル25に合わせた撮影画面の範囲、即ちイメージサークル25内の所定の縦横比の長方形の範囲(全撮影画面26)において画像が取得されることとなる。ここで、バックフォーカスとは、交換レンズの光学系6における最も像側のレンズ面から撮像素子15までの距離をいい、フランジバックとは、カメラボディ2のマウント20の基準面から撮像素子15までの距離をいう。
次に、本カメラシステム1において、像側へ伸長可能なレンズ鏡筒を備えた交換レンズ(以下、「伸長式交換レンズ」という。)をカメラボディ2に装着する場合について図1を参照して説明する。
図1に示すように本伸長式交換レンズ4は、公知の繰り出し/沈胴機構によってマウント21よりも像側へ伸長可能なレンズ鏡筒27を備えている。これにより本伸長式交換レンズ4は、レンズ鏡筒27を沈胴した沈胴状態から、レンズ鏡筒27を繰り出してレンズ鏡筒27の後端をマウント21よりも像側に配置した使用状態へとその形態を変化させることができる。したがって本伸長式交換レンズ4は、沈胴状態においてカメラボディ2のミラー9等の構成に干渉することはなく、図4(b)に示すように使用状態においてこの第1のバックフォーカスよりも短い第2のバックフォーカスBf.2となるように構成される。
また、本伸長式交換レンズ4のマウント21には、該伸長式交換レンズ4をカメラボディ2に装着した際に鏡筒固定ピン28をマウント21端部から突出させてカメラボディ2へ挿入することで、伸長式交換レンズ4とカメラボディ2との固定を行う鏡筒固定機構29を備えている。
なお、本伸長式交換レンズ4におけるその他の構成は、上述した通常の交換レンズ3の構成と同様であるため同じ番号を付して説明を省略する。
斯かる構成の伸長式交換レンズ4のカメラボディ2への装着は、レンズ鏡筒27がカメラボディ2内のメインミラー9に衝突することを防ぐため、図1(a)に示すように沈胴状態で取り付け、図1(b)に示すようにメインミラー9及びサブミラー13を光路外へ退避させた後でレンズ鏡筒27を伸長して使用状態とするという手順で行われる。なお、この手順の詳細については後述する。
本カメラシステム1において以上の構成の伸長式交換レンズ4を用いた場合、不図示の被写体からの光は、伸長式交換レンズ4によって集光され、開放されたシャッタ14を通過して撮像素子15へ到達する。これにより、被写体からの光は当該撮像素子15によって撮像されて、表示素子19に表示されるとともに被写体画像として不図示のメモリに記録される。このようにして撮影者は、本カメラシステム1で伸長式交換レンズ4を用いて被写体の撮影を行うことができる。
なお、本カメラシステム1において伸長式交換レンズ4を用いる場合には、前述のようにメインミラー9を光路外へ退避させているため、上述の焦点板10とペンタプリズム11と接眼レンズ12とからなる光学ファインダは使用することはできない。しかしながら、撮影に際して撮像素子15で得られる画像を表示素子19に表示しておくことで、光学ファインダの代替とすることができる。
また、図4(b)に示すように、使用状態においてカメラボディ2のフランジバックf.b.よりも短いバックフォーカスBf.2を有する伸長式交換レンズ4は、上述した通常の交換レンズ3のイメージサークル25よりも小さい直径φ2のイメージサークル30を撮像素子15上に形成する。このため撮像素子15では、このイメージサークル30に合わせて撮影画面における画像の取得範囲が変更され、イメージサークル30内の所定の縦横比の長方形の範囲(撮影画面31)において画像が取得されることとなる。これにより、本カメラシステム1ではケラレ等のない良好な画像を撮影することができる。なお、斯かる画像の取得範囲の変更は、後述するようにレンズ制御回路8から得られる交換レンズのバックフォーカス情報及びイメージサークル情報に基づいて、カメラボディ2のカメラ制御回路18によって行われる。
次に、本カメラシステム1において、マウント21よりも像側へ突出したレンズ鏡筒を備えた交換レンズ(以下、「小Bf交換レンズ」という。)をカメラボディ2に装着する場合について図3を参照して説明する。
図3に示すように本小Bf交換レンズ5は、マウント21よりも像側へ突出したレンズ鏡筒32を備えている。このため本小Bf交換レンズ5は、上述した伸長式交換レンズ4の使用状態と同様に、バックフォーカスがカメラボディ2のフランジバックf.b.よりも短い。
斯かる構成の小Bf交換レンズ5のカメラボディ2への装着は、レンズ鏡筒32がカメラボディ2内のメインミラー9に衝突することを防ぐため、予めメインミラー9及びサブミラー13を光路外へ退避させ、その後カメラボディ2に対して本小Bf交換レンズ5を取り付けるという手順で行われる。なお、この手順の詳細についても後述する。
本カメラシステム1において以上の構成の小Bf交換レンズ5を用いた場合、不図示の被写体からの光は、小Bf交換レンズ5によって集光され、開放されたシャッタ14を通過して撮像素子15へ到達する。これにより、被写体からの光は当該撮像素子15によって撮像されて、表示素子19に表示されるとともに被写体画像として不図示のメモリに記録される。このようにして撮影者は、本カメラシステム1で小Bf交換レンズ5を用いて被写体の撮影を行うことができる。
なお、以上のように本カメラシステム1において小Bf交換レンズ5を用いる場合には、伸長式交換レンズ4の場合と同様、メインミラー9を光路外へ退避させているため、光学ファインダは使用することはできない。しかしながら、撮影に際して撮像素子15で得られる画像を表示素子19に表示しておくことで、光学ファインダの代替とすることができる。
また、本小Bf交換レンズ5は、前述のようにバックフォーカスがカメラボディ2のフランジバックf.b.よりも短いため、上述の通常の交換レンズ3のイメージサークル25よりも小さい直径のイメージサークルを撮像素子15上に形成する。このため撮像素子15では、上記伸長式交換レンズ4と同様、イメージサークルに合わせて画像の取得範囲が変更され、ケラレ等のない良好な画像が撮影されることとなる。
以上の構成の下、本カメラシステム1では、伸長式交換レンズ4又は通常の交換レンズ3をカメラボディ2に装着する際には、以下に述べる第1の交換レンズ装着ルーチンが実行され、また小Bf交換レンズ5又は通常の交換レンズ3をカメラボディ2に装着する際には、撮影者が不図示のミラーアップボタンを操作した上で、後述する第2の交換レンズ装着ルーチンが実行される。以下、これらの交換レンズ装着ルーチンを添付図面に基づいて説明する。
図5に示す第1の交換レンズ装着ルーチンは、撮影者によって伸長式交換レンズ4又は通常の交換レンズ3がカメラボディ2に装着されて該カメラボディ2の電源が入れられた際、或いは又は電源が入っている状態のカメラボディ2に伸長式交換レンズ4又は通常の交換レンズ3が装着された際に開始される。
ステップS1:カメラボディ2のカメラ制御回路18は、装着された交換レンズのレンズ制御回路8からバックフォーカス情報を得て、このバックフォーカスがフランジバックf.b.以下であるか否か(装着された交換レンズが伸長式交換レンズ4と通常の交換レンズ3のいずれであるか)を判定する。バックフォーカスがフランジバックf.b.以下である場合(伸長式交換レンズ4の場合)はステップS2へ進み、以下でない場合(通常の交換レンズ3の場合)は本第1の交換レンズ装着ルーチンが終了する。
ステップS2:カメラ制御回路18は、レンズ制御回路8を介して鏡筒固定機構29を制御し鏡筒固定ピン28をマウント21から突出させてカメラボディ2へ挿入することで、伸長式交換レンズ4をカメラボディ2に対して固定する。
ステップS3:カメラ制御回路18は、メインミラー9及びサブミラー13を跳ね上げて光路外へ退避させる。
ステップS4:カメラ制御回路18は、レンズ制御回路8へレンズ鏡筒27の伸長許可信号を出力する。これによりレンズ制御回路8は、レンズ鏡筒27を像側へ伸長し、伸長式交換レンズ4が使用状態になる。
ステップS5:カメラ制御回路18は、シャッタ14を開放する。
ステップS6:カメラ制御回路18は、レンズ制御回路8からイメージサークル情報等を得る。
ステップS7:カメラ制御回路18は、ステップS6で得られたイメージサークル情報に基づき、撮像素子15の撮像画面における画像の取得範囲を決定する。
ステップS8:撮影者によって本カメラシステム1を用いて被写体の撮影が行われると、カメラ制御回路18は、撮影された画像を表示素子19に表示する。そしてこれにより、本第1の交換レンズ装着ルーチンが終了する。
本カメラシステム1は、以上の第1の交換レンズ装着ルーチンを実行することで、レンズ鏡筒27の後端部分をメインミラー9等のカメラボディ2内の内部部品と干渉させることなく伸長式交換レンズ4をカメラボディ2に装着することができる。
図6に示す第2の交換レンズ装着ルーチンは、上述のように撮影者が不図示のミラーアップボタンを操作した上で、カメラボディ2に小Bf交換レンズ5又は通常の交換レンズ3が装着された際に開始される。
ステップP1:カメラボディ2のカメラ制御回路18は、装着された交換レンズのレンズ制御回路18からバックフォーカス情報を得て、このバックフォーカスがフランジバックf.b.以下であるか否か(装着された交換レンズが小Bf交換レンズ5と通常の交換レンズ3のいずれであるか)を判定する。バックフォーカスがフランジバック以下である場合(小Bf交換レンズ5の場合)はステップP2へ進み、以下でない場合(通常の交換レンズ3の場合)はステップP6へ進む。
ステップP2:カメラ制御回路18は、シャッタ14を開放する。
ステップP3:カメラ制御回路18は、レンズ制御回路8からイメージサークル情報等を得る。
ステップP4:カメラ制御回路18は、ステップP3で得られたイメージサークル情報に基づき、撮像素子15の撮像画面における画像の取得範囲を決定する。
ステップP5:撮影者によって本カメラシステム1を用いて被写体の撮影が行われると、カメラ制御回路18は、撮影された画像を表示素子19に表示する。そしてこれにより、本第2の交換レンズ装着ルーチンが終了する。
ステップP6:カメラ制御回路18は、光路外へ退避させていたメインミラー9及びサブミラー13を光路内へ戻すことにより、本第2の交換レンズ装着ルーチンが終了する。
本カメラシステム1は、以上の第2の交換レンズ装着ルーチンを実行することで、レンズ鏡筒32の後端部分をメインミラー等のカメラボディ2内の内部部品と干渉させることなく小Bf交換レンズ5をカメラボディ2に装着することができる。
そして本カメラシステム1では、カメラボディ2に装着された交換レンズを取り外す際には、以下に述べる第1、第2、及び第3の交換レンズ取り外しルーチンが実行される。なお、これらの交換レンズ取り外しルーチンはカメラボディ2に装着されている交換レンズに対応して実行されるものであり、詳しくは伸長式交換レンズ4が装着されている場合には第1の交換レンズ取り外しルーチンが実行され、小Bf交換レンズ5が装着されている場合には第2の交換レンズ取り外しルーチンが実行され、通常の交換レンズ3が装着されている場合には第3の交換レンズ取り外しルーチンが実行される。以下、これらの交換レンズ取り外しルーチンを添付図面に基づいて説明する。
図7に示す第1の交換レンズ取り外しルーチンは、カメラボディ2に伸長式交換レンズ4が装着されている場合に、撮影者によってカメラボディ2に設けられた不図示のレンズ着脱ボタンが操作されることで開始される。
ステップT1:カメラ制御回路18は、シャッタ14を閉鎖する。
ステップT2:カメラ制御回路18は、レンズ制御回路8へレンズ鏡筒27の収納命令信号を出力する。これによりレンズ制御回路8は、レンズ鏡筒27を沈胴して収納し、伸長式交換レンズ4は沈胴状態になる。
ステップT3:カメラ制御回路18は、光路外へ退避させていたメインミラー9及びサブミラー13を光路内へ戻す。
ステップT4:カメラ制御回路18は、レンズ制御回路8を介して鏡筒固定機構29を制御し鏡筒固定ピン28をカメラボディ2から退避させることで、伸長式交換レンズ4とカメラボディ2の固定を解除する。これにより撮影者は、伸長式交換レンズ4をカメラボディ2から取り外すことが可能となり、本第1の交換レンズ取り外しルーチンが終了する。
本カメラシステム1は、以上の第1の交換レンズ取り外しルーチンを実行することで、レンズ鏡筒27の後端部分をメインミラー9等のカメラボディ2内の内部部品と干渉させることなく伸長式交換レンズ4をカメラボディ2から取り外すことができる。
図8に示す第2の交換レンズ取り外しルーチンは、カメラボディ2に小Bf交換レンズ5が装着されている場合に、撮影者によって不図示のレンズ着脱ボタンが操作されることで開始される。
ステップQ1:カメラ制御回路18は、シャッタ14を閉鎖する。これにより撮影者は、小Bf交換レンズ5をカメラボディ2から取り外すことが可能となる。
ステップQ2:撮影者によってカメラボディ2から小Bf交換レンズ5が取り外された後で、カメラ制御回路18は、光路外へ退避させていたメインミラー9及びサブミラー13を光路内へ戻す。これにより、本第2の交換レンズ取り外しルーチンが終了する。
本カメラシステム1は、以上の第2の交換レンズ取り外しルーチンを実行することで、レンズ鏡筒32の後端部分をメインミラー9等のカメラボディ2内の内部部品と干渉させることなく小Bf交換レンズ5をカメラボディ2から取り外すことができる。
なお、本カメラシステム1において、カメラボディ2に対する各交換レンズの装着及び取り外しは、カメラボディ2におけるカメラ制御回路18が、カメラ側通信接点22と各交換レンズのレンズ側通信接点23との通電を検出することで行われている。しかしながらこの検出は、別途装着検出手段と取り外し検出手段をカメラボディ2内に配置して行う構成としてもよい。
以上、本カメラシステム1は、上述した各交換レンズ装着ルーチン及び各交換レンズ取り外しルーチンを実行することで、カメラボディ2のフランジバックf.b.よりも大きなバックフォーカスを有する伸長式交換レンズ4や小Bf交換レンズ5を、レンズ鏡筒の後端部分をカメラの内部部品と干渉させることなく選択的にカメラボディ2に装着して使用することができる。
したがって、本カメラシステム1では、イメージサークルと同時にバックフォーカスも異なる交換レンズを使用可能であるため、レンズ設計の自由度が向上し様々な特性の交換レンズを使用することが可能となる。例えば、全画面撮影時と同一画角の交換レンズを、より短い焦点距離で実現しようとする場合には、バックフォーカスを維持しながら焦点距離の小さな交換レンズを設計することは非常に困難であるため、バックフォーカスを焦点距離に比例して縮小できることは大きなメリットとなる。また、同一画角で焦点距離の異なる交換レンズを使用すれば、同じ画角とF値でありながら被写界深度が異なる撮影が可能となり、撮影自由度が大きく向上する。例えば、伸長式交換レンズ4や小Bf交換レンズ5を用いれば、大きな被写界深度を確保することができ、ピントずれのない動画撮影を行うことができる。
また、本カメラシステム1は、各交換レンズ装着ルーチン及び各交換レンズ取り外しルーチンによって、交換レンズの装着後にシャッタ14を開放し、交換レンズを取り外す際には予めシャッタ14を閉鎖する構成であるため、埃やゴミが侵入して撮像素子15へ付着してしまうことを防ぐことができる。
本発明の実施形態に係るカメラシステムの構成を示す概略構成図(伸長式交換レンズを使用)である。 本発明の実施形態に係るカメラシステムにおいて通常の交換レンズを使用している様子を示す概略構成図である。 本発明の実施形態に係るカメラシステムにおいて小Bf交換レンズを使用している様子を示す概略構成図である。 本発明の実施形態に係るカメラシステムにおける第1の交換レンズ装着ルーチンを示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るカメラシステムにおける第2の交換レンズ装着ルーチンを示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るカメラシステムにおける第3の交換レンズ装着ルーチンを示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るカメラシステムにおける第1の交換レンズ取り外しルーチンを示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るカメラシステムにおける第2の交換レンズ取り外しルーチンを示すフローチャートである。
符号の説明
1 カメラシステム
2 カメラボディ
3 通常の交換レンズ
4 伸長式交換レンズ
5 小Bf交換レンズ
6 光学系
8 レンズ制御回路
18 カメラ制御回路
27,32 レンズ鏡筒

Claims (9)

  1. カメラボディと、該カメラボディのフランジバックに相当する第1のバックフォーカスよりも短い第2のバックフォーカスを有するレンズ構体とを、係合部を介して着脱可能に構成したカメラシステムであって、
    前記レンズ構体は、像側へ伸長可能な鏡筒を有し、該鏡筒が像側へ伸長した状態で前記第2のバックフォーカスに設定されることを特徴とするカメラシステム。
  2. 前記カメラボディは、前記レンズ構体からの光路中に進退可能に設けられた光路切換手段を有することを特徴とする請求項1に記載のカメラシステム。
  3. 前記カメラボディは、前記レンズ構体の装着を検知する検知手段と、
    前記検知手段によって前記レンズ構体の装着を検知した際に、前記光路切換手段が光路外へ退避した状態で、前記鏡筒を像側へ伸長可能とする制御手段とを備えることを特徴とする請求項2に記載のカメラシステム。
  4. 請求項1に記載のカメラシステムであって、
    前記カメラボディは、前記レンズ構体を離脱する動作を検知する離脱検知手段と、
    前記離脱検知手段によって前記レンズ構体の離脱動作を検知した際に、前記鏡筒を前記レンズ構体内へ沈胴する制御手段とを備えたことを特徴とするカメラシステム。
  5. 請求項2に記載のカメラシステムであって、
    前記カメラボディは、前記レンズ構体を離脱する動作を検知する離脱検知手段と、
    前記離脱検知手段によって前記レンズ構体の離脱動作を検知した際に、前記鏡筒を前記レンズ構体内へ沈胴した後に、前記光路切換手段を光路内へ進入可能とする制御手段とを備えたことを特徴とするカメラシステム。
  6. 光学系を有するとともに、カメラボディに対して着脱可能に構成されたレンズ構体であって、
    前記カメラボディに係合する係合部と、
    前記係合部に対して前記光学系の像側へ伸長可能な鏡筒を有することを特徴とするレンズ構体。
  7. バックフォーカスの異なる複数種類のレンズ構体を選択的に装着可能なカメラボディであって、
    撮像手段と、
    前記レンズ構体のバックフォーカスに関する情報を検出する検出手段と、
    前記検出手段によって検出された情報に基づいて、前記撮像手段における画像の取得範囲を変更する制御手段とを備えたことを特徴とするカメラボディ。
  8. 請求項7によるカメラボディであって、
    前記レンズ構体からの光束の光路中に進退可能に設けられた光路切換手段を備え、
    前記制御手段は、前記検出手段によって検出された情報に基づいて、前記光路切換手段の位置を制御することを特徴とするカメラボディ。
  9. 光学系の像側へ伸長可能な鏡筒を有するレンズ構体を装着可能な係合部と、
    前記レンズ構体の装着を検出する検出部と、
    前記検出部によって前記鏡筒を有するレンズ構体が装着されたことを検出した場合に、前記鏡筒を伸長可能とする制御手段とを備えたことを特徴とするカメラボディ。
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