JP2008175422A - 加圧,減圧容器使用電子レンジ - Google Patents

加圧,減圧容器使用電子レンジ Download PDF

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JP2008175422A JP2007007583A JP2007007583A JP2008175422A JP 2008175422 A JP2008175422 A JP 2008175422A JP 2007007583 A JP2007007583 A JP 2007007583A JP 2007007583 A JP2007007583 A JP 2007007583A JP 2008175422 A JP2008175422 A JP 2008175422A
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良一 小林
Tomohiro Okawa
友弘 大川
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Abstract

【課題】
本発明は、加減圧容器を使用した電子レンジを提供することを目的とする。
【解決手段】
本発明は、加圧及び減圧の両方が可能な容器を使用し、加圧の時には常圧より高くすることにより短時間に温度を高くし、調理物の栄養分及び旨み成分の減少の低下を図ると共に、内圧を高く維持できるので減圧時の減圧保持区間の温度を減圧のみの容器に対して上げることにより減圧のみによる調理の欠点であった加熱不足による生煮えや調理時間の短縮を図った。
【選択図】図3

Description

本発明は、加圧,減圧ができる加減圧容器を使用することにより調理範囲を改善した電子レンジに関するものである。
電子レンジ本体を加減圧構造にしたものは特開2006−29776号公報(特許文献1)に記載されている。また、減圧容器を使用した調理方法については特開2003−
153655号公報(特許文献2)に記載されている。
特開2006−29776号公報 特開2003−153655号公報
電子レンジ本体を加減圧構造にすると庫内を密閉構造にする必要があり、圧力調整弁や逆止弁等も必要となり構造が複雑になり、通常調理に使用する排気機構を併用して備え付けるのには製造コストもさることながら構造的にも複雑となり、狭い空間内に取付けることはかなり困難なため排気機構の機能が低下するので排気が充分でないと調理ができないものが増加するため機能の低下につながる。また、減圧容器を使用したものでは調理時の内圧の最高値は大気圧となるので最高温度は100℃となり、密封したときの維持加熱温度は低くしているので加熱温度を上げることができず調理に長時間を要し、調理物によっては生煮え状態を解消できないなどの問題があった。また、これを解消しようとして100℃の時間を長くするとビタミンCなどの栄養分や旨み成分であるイノシン酸の減少が著しくなるなどの問題があった。
本発明は、上記した問題点に鑑み、加減圧容器を使用した電子レンジを提供することを目的とする。
本発明は、加圧及び減圧の両方が可能な容器を使用し、加圧の時には常圧より高くすることにより短時間に温度を高くし、調理物の栄養分及び旨み成分の減少の低下を図ると共に、内圧を高く維持できるので減圧時の減圧保持区間の温度を減圧のみの容器に対して上げることにより減圧のみによる調理の欠点であった加熱不足による生煮えや調理時間の短縮を図った。
本発明によれば、加圧及び減圧の両方ができる容器を使用しているので加圧により短時間に高温にすることによりビタミンCなどの栄養分や旨み成分であるイノシン酸の減少を図り、減圧により真空で調理の温度を下げて調理ができるので旨み成分が調理物によく浸透する。また、調理の高温側の温度範囲が広くなるので調理時間の短縮及び生煮え等の解消ができる。
図1に本発明の実施例に係るもので、製品本体の斜視図を示す。前面には取っ手1が付いたドア2があり、透明のガラス窓3により内部の状態を覗き見ることができる。ドア2は取っ手1を手前に引くことにより下部を支点にヒンジ機構(図示せず)で水平に開くことができる。また、ドア2の下側には操作パネル4が配置され中央部には背景がホワイトの液晶で構成された表示部5が配置され、その両側にはメニュー表示6がされる。メニュー表示6は、従来の背景は黒色が一般的なのでこの状態でも見やすい色でガラス窓3に印刷されていたため色の種類が限られていたが本発明ではガラス窓3の裏側にはLED等の発光素子を搭載した基板が配置されるのでこれがバックライトの役割をしてより鮮明にメニュー表示6を見えやすくしているので色の種類の限定を少なくできる。また、操作部と表示部を分離して表示部をガラス窓3側に配置することにより使用者との目線がより近い位置にくるので使用しやすい。また、運転時間は操作パネル4に設けられたダイヤル4aを回転させることにより迅速に運転時間を設定することができる。操作パネル4,表示部5及びメニュー表示6の基板を冷却するため、吸気口7がドア2の底部に開けられており、排気口8が取っ手1の下側に開けられている。メニュー表示6の裏側には加減圧容器を使用したときのために、プラスチックマグネットでできたメニュー板(図示せず)の取付けができるように磁性のステンレス板が両サイドに貼り付けられておりメニュー板による手動設定が容易にできやすいようにしている。また、メニュー表示6を液晶表示にすることにより、加減圧容器を使用したときとしないときのメニュー切替えを自動で行い、自動で調理することもできる。本体下部9とドア2の間はドア2を開閉するため、ドアが閉じた状態で間隙10が設けられている。吸気口7はドア2の最下部にあり、排気口8がドア2のほぼ最上部にあるので自然対流による空気の流通が良く行われると共に吸気口7及び排気口8の両方が下側に位置するため直接見えづらい位置にあるので外観上もよい。外枠11の側面には複数の換気口12が設けられている。換気口12は反対側側面及び後側にも設けられており、上面から直接水が浸入しない位置であれば開ける位置及び個数は自由であり、多いほど温度低減ができる。
図2は本発明の実施例に係るもので、庫内に備えられた加減圧容器の縦断面図を示す。容器の材質はマイクロ波で加熱されるのでマイクロ波透過性のよい材質で構成されると共に温度は加圧の場合100℃より上昇し、圧力も1気圧より大きくなるので耐熱温度の高い材質で耐圧に耐えられる構造にしている。また、食品容器なので水分や油分に溶出するものは不適となる。材料としては耐熱ガラス,PPS,PET及びPOM等がある。容器は上容器20と下容器21から構成されている。上容器20には調圧装置22が上部についており、圧力が設定値より大きくなると調圧弁23を押している調圧バネ24のバネ力に打ち勝って調圧弁23を押し上げ内部の蒸気を排出して設定値より圧力が上がらないようにしている。また、圧力が低くなるときは逆止弁となり、減圧時の真空度を維持している。すなわち、調圧弁23は加減圧の両方に対応できる。調圧バネ24は1.2〜1.5気圧に設定されているので内圧がこれ以上にならないと調圧弁23は動作しないので内圧を大気圧より高く維持できる。0.1気圧上昇すると沸点は約2.7℃ 上昇するので1.5気圧の場合は13.5℃上昇し113.5℃となる。反対に0.1気圧下がると沸点は2.7℃下がる。上容器20にはシールをするためのパッキン25が取付けられ、下容器21とのシールを行っている。また、上容器20にはフック26が設けられており、下容器21を強固に固定している。下容器21には上容器20を開閉するためのヒンジ27を固定する部分が設けられている。庫内底部28には加減圧容器29の底部の中央部付近に温度検知装置30が取付けられている。加減圧容器29がレンジで加熱されることにより熱が温度検知装置30に伝導され温度検知ができる。
図3は本発明の実施例に係るもので、調理時の時間−圧力の関係を示す曲線を示す。加熱はマイクロ波により急速加熱を行うことにより蒸気による圧力が徐々に増加する。曲線Apは加減圧容器を使用したときの時間−圧力曲線を示す。加減圧容器には調圧弁23が付いており、調圧バネ24により押え付けられている。圧力が所定以上になると調圧バネ24の押し付け力に打ち勝ち内部に発生した蒸気は外に放出され、圧力は一定に保たれる。調理に使用する区間として高温保持区間C,減圧区間D,減圧保持区間E,真空減圧区間F,真空保持区間Gの5区間を使用している。高温保持区間Cは1.5 気圧であれば沸点は約113.5℃ となり100℃より高くなる。調理では温度が高いとビタミンCなどの栄養分や旨み成分であるイノシン酸は減少が著しいので維持時間はできるだけ短くする必要がある。このため、すぐに加熱を停止し、電子レンジの庫内を吸排気させるファン
(図示せず)を動作させることにより冷却を効率良くでき、温度を低下させることにより圧力は減圧状態となり、この区間が減圧区間Dとなる。減圧時の圧力を一定に保持した減圧保持区間Eは減圧時に調理に使用する区間となり、本実施例の一例では減圧幅を0.7気圧としたときは1.5−0.7=0.8(気圧)となり大気圧に対して0.2気圧の減圧となるので沸点は94.6℃ となる。この温度よりさらに沸点を下げたいときは減圧幅を大きくして気圧を下げればよい。すなわち、圧力は温度を上げれば上がり、下げれば下がるので温度を制御することにより自由に変えることができる。しかしながら、圧力を測定するのは漏れが無いようにするため非常に困難なので、容器の底面の庫内に温度検知装置
30を配置することにより温度で制御したほうが簡単にできる。真空減圧区間Fはマイクロ波の出力を調整して温度検知装置30により温度を所定値になるよう制御している。この温度範囲は70〜98℃で制御している。また、温度で制御することにより調理場所の気圧の影響を受けないで調理ができる。真空減圧区間Fは自然冷却すなわち常温にしたときの減圧状態を示す。また、真空保持区間Gは常温時における真空状態を示す。曲線Bpは加圧無しの場合の調理時間−圧力曲線を示す。圧力は1気圧(101.3KPa) 以上は上がらない。同じ減圧幅とすると加圧時に比較して圧力が小さくなり沸点は低くなる。
図4は本発明の実施例に係るもので、調理時の時間−温度の関係を示す曲線を示す。図3における圧力に対比した温度を示す。圧力が決まると沸点は決まるのでその条件における最高温度は沸点となる。曲線Atは調理の時間−温度の関係を示す曲線を示す。また、曲線Btは加圧無しの場合の調理時間−温度の関係を示す曲線を示す。温度を上げていくと、圧力が加わっているので100℃以上に沸点は上昇し、1.5気圧のときは113.5℃となる。この状態で長時間続けるとビタミンCなどの栄養分や旨み成分であるイノシン酸は減少が著しいので維持時間はできるだけ短くする必要がある。調理物によってこの高温保持区間Cの時間を最短に制御することにより前記対応を行っている。加圧状態で1.5気圧以下になると調圧弁23が閉じるので減圧容器使用時に比較して、0.5 気圧分低下が少なくなる。このため、同じ温度なら圧力が高くなるので常温時にして、真空度を最低値にしてから常圧に戻すと、調理物に煮汁が浸透し易くできる。
本発明は加減圧容器29を使用することにより、加圧時の温度を上げて短時間に調理を行うことによりビタミンCなどの栄養分や旨み成分であるイノシン酸は減少を防止し、減圧時に調理物の温度を抑えて前記した減少を維持し、真空度を上げることにより調理物への旨み成分の浸透を図っている。また、使用後再加熱により高温での殺菌後、真空が維持されるので酸素による酸化も少ないので常温で短期の保存もできるので調理物が多いときは置き場所を自由にとることができる。
本発明の実施例に係るもので、製品本体の斜視図を示す。 本発明の実施例に係るもので、庫内に備えられた加減圧容器の縦断面図を示す。 本発明の実施例に係るもので、調理時の時間−圧力の関係を示す曲線を示す。 本発明の実施例に係るもので、調理時の時間−温度の関係を示す曲線を示す。
符号の説明
1 取っ手
2 ドア
4 操作パネル
5 表示部
6 メニュー表示
7 吸気口
8 排気口
29 加減圧容器
30 温度検知装置

Claims (3)

  1. オーブンとレンジの機能を有し、庫内には移動可能な加減圧容器を備え、庫内底部には温度検知装置を備えた電子レンジにおいて、庫内底部に設けられた温度検知装置により間接的に検知して調理したことを特徴とする電子レンジ。
  2. 請求項1記載の電子レンジにおいて、加減圧容器を使用した加熱はレンジを使用し、加減圧容器の内圧を大気圧より高いところから減圧したことを特徴とする電子レンジ。
  3. 請求項1又は請求項2記載の電子レンジにおいて、加減圧容器を使用したメニュー表示をできるようにしたことを特徴とする電子レンジ。
JP2007007583A 2007-01-17 2007-01-17 加圧,減圧容器使用電子レンジ Withdrawn JP2008175422A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016519415A (ja) * 2013-05-23 2016-06-30 マイヤー インテレクチュアル プロパティーズ リミテッド 低圧調理方法及びそのために適合された調理槽

Cited By (3)

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JP2016519415A (ja) * 2013-05-23 2016-06-30 マイヤー インテレクチュアル プロパティーズ リミテッド 低圧調理方法及びそのために適合された調理槽
US11064833B2 (en) 2013-05-23 2021-07-20 Meyer Intellectual Properties Limited Low-pressure cooking method and cookware vessel adapted for the same
US11751711B2 (en) 2013-05-23 2023-09-12 Meyer Intellectual Properties Limited Low-pressure cooking method and cookware vessel adapted for the same

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