JP2008175249A - 変速機の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 位置センサの情報によらずインターロックを回避する変速機の制御装置を提供する。
【解決手段】 同期噛合機構に対し係合・解放指令を出力することにより、変速ギアの係合・解放を行う制御手段を有する変速機の制御装置において、変速ギアのうち、変速前に係合状態にある変速ギアを第1ギアとし、第1ギアと同軸であって、変速後にトルク伝達を行う変速ギアを第2ギアとし、制御手段は、第1ギアを解放した後、第2ギアを係合することで変速段の切り替えを行い、入力軸および出力軸の回転数比を算出し、第2ギアの係合開始から所定時間経過後に、回転数比が第1ギアのギア比と同等と判断された場合、第2ギアの係合を解放する係合動作禁止制御を実行することとした。
【選択図】 図5

Description

本発明は、自動変速機、特にツインクラッチ式自動変速機のインターロック(二重係合)防止に関する。
従来、ツインクラッチ式自動変速機のインターロック防止制御に関しては、シフトフォークの位置を位置センサによって検出し、移動指令を出力してから所定時間経過後にシフトフォークの移動が完了していない場合、シフトフォークを戻して再度移動指令を出力するものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−299884号公報
しかしながら上記従来技術にあっては、位置センサからの情報に依存するため
位置センサの異常時には変速段の係合状態を正確に認識することができず、インターロックが発生するおそれがあった。
すなわち、従来技術において1,3,5速ギアは第1入力軸上、2,4,6速ギアは第2入力軸上に設けられており、例えば2速走行中では第2入力軸では2速ギアが係合、第1入力軸は1速ギアが係合、5速ギアは解放状態にある。その際、2−3速アップシフトを行う場合は第1入力軸上の1速ギアを解放、3速ギアを係合する必要がある(1−3速プリシフト)。
ここで、1速ギアが完全解放されていないにもかかわらずセンサ異常によって1速ギア完全解放と誤検出した場合、3速ギア係合動作が行われて第1入力軸上で2つのギアが係合状態となり、インターロックが発生するおそれがある。インターロック状態のまま3速ギアを同期・係合しようとしても同期できず、同期噛合機構に過大な負担がかかってしまう。
本発明は上記問題に着目してなされたもので、その目的とするところは、位置センサの情報によらずインターロックを回避する変速機の制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明では、入力軸と、前記入力軸に対し平行に設けられた出力軸と、複数の変速段ごとに設けられた変速ギアと、前記複数の変速段ごとに設けられ、前記変速ギアの係合・解放、および前記入力軸と前記出力軸との同期を行う同期噛合機構と、を備え、前記同期噛合機構に対し係合・解放指令を出力することにより、前記変速ギアの係合・解放を行う制御手段とを有する変速機の制御装置において、前記変速ギアのうち、変速前に係合状態にある変速ギアを第1ギアとし、前記第1ギアと同軸であって、変速後にトルク伝達を行う変速ギアを第2ギアとし、前記制御手段は、前記第1ギアを解放した後、前記第2ギアを係合することで変速段の切り替えを行い、前記入力軸および前記出力軸の回転数比を算出し、前記第2ギアの係合開始から所定時間経過後に、前記回転数比が前記第1ギアのギア比と同等と判断された場合、前記第2ギアの係合を解放する係合動作禁止制御を実行することとした。
よって、位置センサの情報によらず確実にインターロックを回避する変速機の制御装置を提供できる。
以下、本発明の変速機の制御装置を実施するための最良の形態を、図面に示す実施例に基づいて説明する。
[全体構成]
実施例1につき図1ないし図5に基づき説明する。図1は実施例1の変速機の制御装置が適用されたツインクラッチ式自動マニュアルトランスミッション(変速機)を示す全体システム図である。ツインクラッチ式自動マニュアルトランスミッションは、変速機ケース1、変速機入力軸2、第1、第2クラッチCA,CB、トーショナルダンパ3、オイルポンプ4、第1、第2入力軸5,6、および出力軸15を備える。
第1、第2入力軸5,6の回転数Ni1,Ni2はそれぞれ第1、第2入力軸回転数センサN1/Sen,N2/Senにより検出され、出力軸15の回転数Noは出力軸回転数センサNo/Senにより検出される。検出されたNi1,Ni2,Noは自動MTコントローラ47へ出力される。
第1クラッチCAは、奇数変速段(1速、3速、5速、後退速)用であり、第2クラッチCBは、偶数変速段(2速、4速、6速)用である。両クラッチCA,CBのドライブ側は、トーショナルダンパ3を介してエンジン等の駆動源からの駆動力を入力する変速機入力軸2に連結される。
第1クラッチCAのドリブン側は、奇数変速段の選択による締結時に駆動源からの駆動力を第1入力軸5に入力する。第2クラッチCBのドリブン側は、偶数変速段の選択による締結時において、駆動源からの駆動力を第2入力軸6に入力する。
オイルポンプ4は駆動源により常時作動し、このオイルポンプ4からの吐出油を油圧源として第1、第2クラッチCA,CBの締結・解放制御と、シフトアクチュエータによる変速段選択制御と、を実行する。
第2入力軸6は中空軸、第1入力軸5は中実軸である。第1入力軸5に対し、フロント側ニードルベアリング7及びリヤ側ニードルベアリング8を介し、同心状態で第2入力軸6を回転自在に支持する。
第2入力軸6は中空円筒形状であって、変速機ケース1の前壁1aに対しボールベアリング9により回転自在に支持される。第1入力軸5は第2入力軸6内周側に設けられて突出し、突出した第1入力軸5の後端部5aは、変速機ケース1の中間壁1bを貫通して中間壁1bにおいてボールベアリング10を介して回転自在に支持される。
第1入力軸5は後端部5aにおいて変速機出力軸11と接続する。この変速機出力軸11は第1入力軸5と同軸であって、テーパーローラベアリング12およびアキシャルベアリング13を介して変速機ケース1の後端壁1cに回転自在に支持される。また、第1入力軸5は後端部5aにおいてニードルベアリング14を介して回転自在に支持される。
出力軸15は、第1入力軸5、第2入力軸6、および変速機出力軸11に対し平行に配置され、ローラベアリング16,17,18を介して変速機ケース1の前端壁1a、中間壁1b、および後端壁1cにおいて回転自在に支持される。
出力軸15の後端には出力ギア19が一体に設けられ、変速機出力軸11には出力歯車20が設けられている。出力ギア19と出力歯車20を互いに噛合させて出力軸15を変速機出力軸11に係合する。
第1入力軸5には、図中左側から順に奇数変速段グループ(1速、3速、後退)の変速ギア、つまり、1速ギアG1、後退ギアGR、および3速ギアG3を配置する。
1速ギアG1は、第1入力軸5の後端部5aに設けた1速入力歯車21と、出力軸15上に設けた1速出力歯車22と、を互いに噛み合わせて構成する。
後退ギアGRは、第1入力軸5の後端部5aに設けた後退入力歯車23と、出力軸15上に設けた後退出力歯車24と、両歯車23,24に噛み合うリバースアイドラギア25と、により構成する。なお、リバースアイドラギア25は、変速機ケース1の中間壁1bから突設したリバースアイドラシャフト25aに対し回転可能に支持されている。
3速ギアG3は、第1入力軸5の後端部5aに設けた3速入力歯車26と、出力軸15上に設けた3速出力歯車27と、を互いに噛み合わせて構成する。
1速ギアG1と後退ギアGRとの間の出力軸15上には、1−R同期噛合機構100を設ける。そして、1−R同期噛合機構100のカップリングスリーブ101を、図示の中立位置から左方向にストロークさせ、クラッチギア103'にスプライン嵌合させることで、1速出力歯車22を出力軸15に係合し、1速を選択可能とする。
また、1−R同期噛合機構100のカップリングスリーブ101を、図示の中立位置から右方向にストロークさせ、クラッチギア103にスプライン嵌合させることで、後退出力歯車24を出力軸15に係合し、後退速を選択可能とする。
3速ギアG3と出力歯車20との間の第1入力軸5の後端部5a上には、3−5同期噛合機構200を設ける。そして、3−5同期噛合機構200のカップリングスリーブ201を、図示の中立位置から左方向にストロークさせ、クラッチギア203'にスプライン嵌合させることで、3速入力歯車26を第1入力軸5に係合し、3速を選択可能とする。
また、3−5同期噛合機構200のカップリングスリーブ201を、図示の中立位置から右方向にストロークさせ、クラッチギア203にスプライン嵌合させることで、第1入力軸5と出力歯車20とを直結し、5速を選択可能とする。
第2入力軸6と出力軸15との間には、偶数変速段グループ(2速、4速、6速)のギア、つまり、フロント側から順に、6速ギアG6、2速ギアG2、および4速ギアG4を配置する。
6速ギアG6は、第2入力軸6に設けた6速入力歯車30と、出力軸15上に設けた6速出力歯車31と、を互いに噛み合わせて構成する。
2速ギアG2は、第2入力軸6に設けた2速入力歯車32と、出力軸15上に設けた2速出力歯車33と、を互いに噛み合わせて構成する。
4速ギアG4は、第2入力軸6に設けた4速入力歯車34と、出力軸15上に設けた4速出力歯車35と、を互いに噛み合わせて構成する。
6速ギアG6の側部の出力軸15上には、6−N同期噛合機構300を設ける。そして、6−N同期噛合機構300のカップリングスリーブ301を、図示の中立位置から左方向にストロークさせ、クラッチギア303にスプライン嵌合させることで、6速出力歯車31を出力軸15に係合し、6速を選択可能とする。
2速ギアG2と4速ギアG4との間の出力軸15上には、2−4同期噛合機構400を設ける。そして、2−4同期噛合機構400のカップリングスリーブ401を、図示の中立位置から左方向にストロークさせ、クラッチギア403'にスプライン嵌合させることで、2速出力歯車33を出力軸15に係合し、2速を選択可能とする。
また、2−4同期噛合機構400のカップリングスリーブ401を、図示の中立位置から右方向にストロークさせ、クラッチギア403にスプライン嵌合させることで、4速出力歯車35を出力軸15に係合し、4速を選択可能とする。
また、変速制御系として3−5、1−R、6−N、2−4シフトフォーク41〜44、アクチュエータユニット45、クラッチ油圧モジュール46、および自動MTコントローラ47(制御手段)とが備えられている。
3−5シフトフォーク41は、3−5同期噛合機構200のカップリングスリーブ201に係合し、第1シフトロッド48に固定されている。この第1シフトロッド48は、変速機ケース1の前端壁1aと中間壁1bに対し軸方向に移動可能に支持される。
そして、第1シフトロッド48に3−5シフトブラケット49を固定し、この3−5シフトブラケット49の端部は、3−5シフトアクチュエータ50のスプール連結軸部に遊装支持される。つまり、3−5シフトフォーク41は、3−5シフトアクチュエータ50のスプール動作にしたがって、図示の中立位置から左方向(3速選択時)または右方向(5速選択時)にストロークする。
1−Rシフトフォーク42は、1−R同期噛合機構100のカップリングスリーブ101に係合し、第2シフトロッド51に軸方向にストローク可能に設けられる。この第2シフトロッド51は、変速機ケース1の前端壁1aと中間壁1bに対し軸方向の固定状態で設けられる。
そして、1−Rシフトフォーク42のブラケット円筒部42aに一体形成されたブラケット腕部42bの端部は、1−Rシフトアクチュエータ52のスプール連結軸部に遊装支持される。つまり、1−Rシフトフォーク42は、1−Rシフトアクチュエータ52のスプール動作にしたがって、図示の中立位置から左方向(1速選択時)または右方向(後退速選択時)にストロークする。
6−Nシフトフォーク43は6−N同期噛合機構300のカップリングスリーブ301に係合し、変速機ケース1に対し軸方向固定の第2シフトロッド51に軸方向にストローク可能に設けられる。そして、6−Nシフトフォーク43のブラケット円筒部43aに一体形成されたブラケット腕部43bの端部は、6−Nシフトアクチュエータ53のスプール連結軸部に遊装支持される。
つまり、6−Nシフトフォーク43は、6−Nシフトアクチュエータ53のスプール動作にしたがって、図示の中立位置から左方向(6速選択時)にストロークする。
2−4シフトフォーク44は、2−4同期噛合機構400のカップリングスリーブ401に係合し、変速機ケース1に対し軸方向固定の第2シフトロッド51に軸方向にストローク可能に設けられる。
そして、2−4シフトフォーク44のブラケット円筒部44aに一体形成されたブラケット腕部44bの端部は、2−4シフトアクチュエータ54のスプール連結軸部に遊装支持される。つまり、2−4シフトフォーク44は、2−4シフトアクチュエータ54のスプール動作にしたがって、図示の中立位置から左方向(2速選択時)または右方向(4速選択時)にストロークする。
アクチュエータユニット45には1−R、3−5、6−N、および2−4シフトフォーク41〜44のシフトアクチュエータ50,52,53,54、およびアクチュエータ油圧モジュール59が設けられている。このアクチュエータユニット45は変速機ケース1の下部、上部、または側部等に固定され、各アクチュエータ50,52,53,54のシフト位置センサ55,56,57,58によってシフト位置が検出される。
アクチュエータ油圧モジュール59は、クラッチ油圧モジュール46にて調圧されたライン圧PLを元圧として、偶数変速段圧Peと奇数変速段圧Poを生成する。さらに、選択された変速段に応じて各シフトアクチュエータ50,52,53,54への変速圧油路にアクチュエータ作動圧を供給する。
クラッチ油圧モジュール46は、オイルポンプ4からの吐出油に基づいてライン圧PLを調圧するとともに、アクチュエータ油圧モジュール59からの偶数変速段圧Peに基づいて第1クラッチCAへのクラッチ制御圧を作り出し、奇数変速段圧Poに基づいて第2クラッチCBへのクラッチ制御圧を生成する。
自動MTコントローラ47は、車速センサ、アクセル開度センサ、レンジ位置センサ、他のセンサ・スイッチから情報を入力し、アクチュエータ油圧モジュール59の各ソレノイドに対し変速段選択の制御指令を出力し、また、クラッチ油圧モジュール46の各ソレノイドに対しクラッチ締結制御指令(ライン圧制御指令も含む。)を出力する。
なお、実施例1では第1クラッチCAに第1入力軸5を接続し、第2クラッチCBに第2入力軸6を接続することとしたが、逆に第1クラッチCAに第2入力軸6を接続し、第2クラッチCBに第1入力軸5を接続することとしてもよい。また、変速段についても、実施例1とは逆に奇数変速段G1,G3,G5を第2入力軸6に設け、奇数変速段G2,G4,G6を第1入力軸5に設けてもよい。
[油圧回路]
図2は実施例1の発進制御装置が適用されたアクチュエータ油圧モジュール59及びクラッチ油圧モジュール46でシーケンスソレノイドOff時を示す油圧回路図、図3は実施例1の発進制御装置が適用されたアクチュエータ油圧モジュール59及びクラッチ油圧モジュール46でシーケンスソレノイドOn時を示す油圧回路図である。
アクチュエータ油圧モジュール59は、4個のシフトアクチュエータ50,52,53,54に対する8系統の油路61,62,63,64,65,66,67,68を、4個のアクチュエータソレノイド71,72,73,74と1個のシーケンスソレノイド75により開閉するアクチュエータ油圧回路である。
8系統の油路は、3速圧油路61と、5速圧油路62と、1速圧油路63と、リバース圧油路64と、2速圧油路65と、4速圧油路66と、6速圧油路67と、ニュートラル圧油路68と、により構成されている。
4個のアクチュエータソレノイドは、偶数変速段グループの油圧を発生する第1アクチュエータソレノイド71及び第2アクチュエータソレノイド72と、奇数変速段グループの油圧を発生する第3アクチュエータソレノイド73と、第4アクチュエータソレノイド74と、により構成される。
シーケンスソレノイド75にはスプール76が設けられている。スプール76がソレノイドオフ側に移動すれば低速ギア(1速、2速、4速、後退速)が選択可能となり(図2参照)、ソレノイドオン側に移動すれば高速ギア(3速、5速、6速)が選択可能となる。
アクチュエータ油圧モジュール59には、クラッチ油圧モジュール46、偶数、奇数変速段圧ソレノイド77,78が設けられている。ライン圧PLはクラッチ油圧モジュール46により生成され、偶数、奇数変速段圧ソレノイド77,78はこのライン圧PLに基づき偶数、奇数変速段圧Pe,Poを生成する。
偶数変速段圧Peは第1、第2アクチュエータソレノイド71,72へ出力され、奇数変速段圧Poは第3、第4アクチュエータソレノイド73,74へ出力される。なお、両変速段圧ソレノイド77,78は、VBS(バリアブル・ブリード・ソレノイド)による構成としている。
クラッチ油圧モジュール46には、ライン圧ソレノイド85、第1、第2クラッチ制御圧ソレノイド81,82が設けられている。第1、第2クラッチ圧は、それぞれ第1、第2クラッチ圧力センサ83,85により検出される。
ライン圧ソレノイド85はオイルポンプ4からの吐出油に基づいてライン圧PLを調圧する。また、第1、第2クラッチ制御圧ソレノイド81,82はそれぞれアクチュエータ油圧モジュール59からの偶数、奇数変速段圧Pe,Poに基づいて第1、第2クラッチCA,CBのクラッチ制御圧PcA,PcBを生成する。
ライン圧ソレノイド85は、VBS(バリアブル・ブリード・ソレノイド)による構成とし、両クラッチ制御圧ソレノイド81,82は、VFS(バリアブル・フォース・ソレノイド)による構成としている。
[変速動作]
本願自動変速機では1,3,5速が第1入力軸5上に、2,4,6速が第2入力軸6上に分配されているため、ギア比順に変速を行う際には第1、第2クラッチCA,CBを交互に締結・解放し、第1、第2入力軸5,6に対し交互にトルクを伝達させる。
例えば、1速走行時には第1クラッチCAおよび1−R同期噛合機構100を締結・係合し、第1入力軸5上の1速ギアG1によりトルク伝達を行う。1−2速アップシフトの際は、1−R同期噛合機構100は係合状態のまま第1クラッチCAを解放し、第2クラッチCBを締結するとともに2−4同期噛合機構400の2速側を係合する。
したがって、2速走行時には1速ギアG1が第1入力軸5に係合され、2速ギアG2が第2入力軸6に係合されている。第1クラッチCAが解放されているため第1入力軸5にはトルクが伝達されず、第2クラッチCB、第2入力軸6、および2速ギアG2を介してトルク伝達が行われる。第1入力軸5には1速ギアG1によって出力軸15の回転が伝達され、第1入力軸5は出力軸15に対し1速ギアG1のギア比でつれ回る。
なお、2速走行となる前のギア段が1速ギアG1であれば、上述のように待機側の第1入力軸5では1速が係合されている(1速プリシフト)。一方、2速走行となる前のギア段が3速ギアG3であれば、待機側の第1入力軸5では3速が係合されている(3速プリシフト)。
[ギア比算出によるインターロック防止]
シフト位置センサ55,56,57,58によってシフトフォーク41〜44の位置を把握し、変速時にギアの係合・解放を行う場合、シフトフォーク位置の誤検出により変速前に係合状態にあったギアが完全に解放されていないにもかかわらず、完全解放完了と誤判断するおそれがある。
ここで、本願のようにツインクラッチ式変速機であって1,3,5速ギアは第1入力軸上、2,4,6速ギアは第2入力軸上に設けられている場合、上述のように2速走行時では1−R、2−4同期噛合機構100,400がともに係合されている。そのため、2−3速アップシフトを行う場合は1−R同期噛合機構100を解放し、3−5同期噛合機構200を係合する必要がある(1−3速プリシフト)。
1−R、3−5同期噛合機構100,200は同軸の第1入力軸5上に設けられているため、1−R同期噛合機構100が完全解放されていないにもかかわらずセンサ異常によって完全解放と誤検出した場合、1−R同期噛合機構100未解放状態のまま3−5同期噛合機構200の係合動作が行われてしまう。
1−R同期噛合機構100が完全解放されていないため1速ギアG1はいまだ係合状態にあり、第1入力軸5は出力軸15から車両のイナーシャを受けて回転させられている。そのため第1入力軸5−出力軸15間の回転数比Ni1/Noは1速ギアG1のギア比γ1と一致し、第1入力軸5の回転数Ni1が容易に低下しない。
第1入力軸5の回転数Ni1が低下しないため回転数比Ni1/Noも低下せず、回転数比Ni1/Noと3速ギアG3の変速比γ3との乖離が大きく同期力が不足する。そのため3−5同期噛合機構200は同期できない。
また、無理に3−5同期噛合機構200を同期させようとすると、第1入力軸5上で2つのギアG1,G3が係合状態となってインターロックが発生するおそれがある。インターロック状態のまま3−5同期噛合機構200を再度同期させようとしても、同期機構に負担がかかるのみで3速ギアG3の同期・変速完了は困難である。
したがって本願実施例では、2−3速アップシフト時には第1入力軸5と出力軸15の回転数Ni1,Noを計測し、算出された回転数比Ni1/Noを用いてインターロックを回避する。
具体的には、2−3速アップシフト時であって第2クラッチCB解放、第1クラッチCA締結状態において、2−3速アップシフト完了後にトルク伝達を行う第1入力軸5の回転数Ni1と出力軸15の回転数Noの比Nin1/Noを用いて1速ギアG1の係合・解放判断を行う。すなわち、1速ギアG1が完全係合状態であれば1速ギア比γ1と第1入力軸5−出力軸15間回転数比Ni1/Noとが一致することを用いる。
例えば、2速走行時には第1クラッチCA解放、第2クラッチCB締結であって、1速ギアG1および2速ギアG2は係合、3速ギアG3は解放である。このため出力軸15の回転は1速ギアG1を介して第1入力軸5に伝達され、第1入力軸5は出力軸15に対し1速ギアG1のギア比γ1で回転している。
2−3速アップシフト指令が出力された場合、第2クラッチCB解放、第1クラッチCA締結とされる。これに伴い、3速ギアG3と同軸上の1速ギアG1を解放し、3速ギアG3を徐々に第1入力軸5に係合し、第1入力軸回転数Ni1を出力軸回転数Noに同期させる。
このため1速ギアG1が正常に解放されれば、3速ギアG3係合指令出力時から変速同期に十分な時間Tb経過した後、第1入力軸回転数Ni1はすでに出力軸15に同期し、第1入力軸回転数Ni1−出力軸回転数Noの比Ni1/Noは3速ギアG3の変速比γ3と同等の値となるはずである。1速ギアG1が解放されない場合、第1入力軸5はそのまま出力軸15につれ回り、回転数比Ni1/Noもγ1のまま低下しない。
したがって1速ギアG1解放指令出力後に算出された回転数比Ni1/Noを算出し、回転数比Ni1/Noが1速ギア比γ1のままであれば、1速ギアG1の解放未完了として3速ギアG3に対し解放指令を出力する。その際、回転数比Ni1/Noが1速ギア比γ1±εの範囲内(ε:許容範囲)、すなわちγ1−ε≦Ni1/No≦γ1+εであれば、1速ギアG1の解放未完了と判断する。
このように、変速完了後にトルク伝達を行う入力軸(2−3速アップシフトでは第1入力軸5)上で変速前に係合していたギア(2−3速アップシフトでは1速ギアG1)のギア比γ1の所定範囲内γ1±εであれば、変速前に係合していたギアは未解放と判断する。例えば2−3速アップシフトにおいて1速ギアG1の解放未完了と判断した場合、変速完了後にトルク伝達を行う3速ギアG3に対し解放指令を出力し、3速ギアG3の係合動作を行わない。
これにより、変速完了後にトルク伝達を行うギア(2−3速アップシフトでは3速ギアG3)を解放し、1速、3速ギアG1,G3のインターロックを回避して3速ギアG3に接続する3−5同期噛合機構200の負担を低減する。
また、1−Rシフト位置センサ56の検出値によらず1速ギアG1の係合・解放を精度よく検出することが可能となり、シフト位置センサの異常を検出して2−3アップシフト時における第1入力軸5のインターロックを確実に回避するものである。
他の変速時においても、変速完了後にトルク伝達を行う入力軸が第1入力軸5の場合、第1入力軸5−出力軸15間回転数比Ni1/Noを用い、変速完了後にトルク伝達を行う入力軸上で変速前に係合していたギアのギア比の所定範囲内であれば、変速前係合ギアの解放未完了と判断する。一方、変速完了後のトルク伝達軸が第2入力軸6であれば、回転数比として第2入力軸6−出力軸15間回転数比Ni2/Noを用いる。
なお、2−3速アップシフトのように第1入力軸5と第2入力軸6とでトルク伝達軸が入れ替わる場合でなくとも、1−3速アップシフトのように同一入力軸上での変速時においても、位置センサによらず係合・解放状態を精度よく把握することでインターロックを回避可能である。
[ギア比算出による変速時インターロック防止制御処理]
図4はギア比算出によるインターロック防止制御処理の流れを示すフローチャートである。以下、各ステップにつき説明する。
ステップS101では変速指示の有無を判断し、指示があればステップS102へ移行し、なければ制御を終了する。
ステップS102では変速完了後のトルク伝達入力軸(2−3速アップシフトでは第1入力軸5)の回転数Ni(2−3速アップシフトでは第1入力軸回転数Ni1)を読み込み、ステップS103へ移行する。
ステップS103では出力軸15の回転数Noを読み込み、ステップS104へ移行する。
ステップS104では回転数比Ni/Noを演算し、ステップS105へ移行する。
ステップS105では変速完了後のトルク伝達入力軸(2−3速アップシフトでは第1入力軸5)上で変速前に係合していたギア(2−3速アップシフトでは1速ギアG1)のギア比γ(γ1)の所定範囲γ±ε(γ1±ε)内であればステップS107へ移行し、範囲外であればステップS106へ移行する。
ステップS106では変速前に係合していたギア(1速ギアG1)は正常に完全解放されたと判断してギアイン完了カウンタTaをクリアし、制御を終了する。
ステップS107では変速前に係合していたギア(1速ギアG1)は未解放であると判断してカウンタTaをカウントアップし、ステップS108へ移行する。
ステップS108ではカウンタTaが所定値Tb(変速完了に十分な時間)を超過したかどうかが判断され、YESであればステップS109へ移行し、NOであればステップS108を繰り返す。
ステップS109では変速完了後にトルク伝達を行う変速ギア(3速ギアG3)を解放するため、当該変速ギアのシフトフォーク(3−5シフトフォーク41)をニュートラル位置に戻す指令を3−5同期噛合機構200へ出力し、制御を終了する。
[ギア比算出による変速時インターロック防止制御の経時変化]
図5はギア比算出による変速時インターロック防止制御のタイムチャートである。図5では2−3速アップシフト時における第1入力軸5−出力軸15間
の回転数比Ni1/Noを示す。
(時刻t0)
時刻t0では2速走行時であり、第1クラッチCA解放、第2クラッチCB締結である。また、1速ギアG1および2速ギアG2は係合、3速ギアG3は解放である。このため出力軸15の回転は1速ギアG1を介して第1入力軸5に伝達され、第1入力軸5は出力軸15に対し1速ギアG1のギア比γ1で回転している。
(時刻t1)
時刻t1において2−3速アップシフト指令が出力され、第2クラッチCBが解放されて第1クラッチCAが締結する。これに伴い、3速ギアG3と同軸上の1速ギアG1を解放し、3速ギアG3を徐々に第1入力軸5に係合し、第1入力軸回転数Ni1を出力軸回転数Noに同期させる。
1−R同期噛合機構100が正常であれば、1速ギアG1は2−3速アップシフト指令に基づきすみやかに解放され、第1入力軸5の回転数低下に伴って回転数比Ni1/Noも低下する。1速ギアG1が解放されない場合、第1入力軸5はそのまま出力軸15につれ回り、回転数比Ni1/Noもγ1のまま低下しない。
(時刻t2)
時刻t2において3速ギアG3係合指示が出力され、カウンタTaのカウントアップが開始される。1速ギアG1が正常に完全解放されていれば、3速ギアG3はすみやかに第1入力軸5に係合されて第1入力軸回転数Nin1が上昇する。
一方1速ギアG1が解放されない場合、時刻t1と同様に第1入力軸5はそのまま出力軸15につれ回り、回転数比Ni1/Noは1速ギア比γ1のままである。
(時刻t3)
1速ギアG1が正常に完全解放された場合、時刻t3において回転数比Ni1/Noが3速ギア比γ3となって同期する。1速ギアG1が解放されない場合は時刻t1、t2と同様に回転数比Ni1/Noは1速ギア比γ1のままである。
(時刻t4)
時刻t4において3速ギアG3係合指示が出力されてからの時間Taが変速完了に十分な所定値Tbを超過する。これにより変速完了後にトルク伝達を行う3速ギアG3を解放するため、3−5シフトフォーク41をニュートラル位置に戻す指令を3−5同期噛合機構200へ出力する。
[実施例1の効果]
(1)入力軸5,6と、入力軸5,6に対し平行に設けられた出力軸15と、複数の変速段ごとに設けられた変速ギアG1〜G6,GRと、複数の変速段ごとに設けられ、変速ギアG1〜G6,GRの係合・解放、および入力軸5,6と出力軸15との同期を行う同期噛合機構100〜400と、を備え、同期噛合機構100〜400に対し係合・解放指令を出力することにより、変速ギアG1〜G6,GRの係合・解放を行う自動MTコントローラ47(制御手段)と、を有する変速機の制御装置において、
変速ギアG1〜G6,GRのうち、変速前に係合状態にある変速ギアを第1ギア(2−3速アップシフト時は1速ギアG1)とし、第1ギアと同軸(第1入力軸5上)であって、変速後にトルク伝達を行う変速ギアを第2ギア(2−3速アップシフト時は3速ギアG3)とし、自動MTコントローラ47は、第1ギアを解放した後、第2ギアを係合することで変速段の切り替えを行い、入力軸5,6(2−3速アップシフト時は第1入力軸5)および出力軸15の回転数比Ni/Noを算出し、第2ギアの係合開始から所定時間Tb経過後に、回転数比Ni/Noが第1ギアのギア比(2−3速アップシフト時は第1ギア比γ1)と同等と判断された場合、第2ギアの係合を解放する係合動作禁止制御を実行することとした。
これにより、変速完了後にトルク伝達を行う変速ギア(2−3速アップシフトでは3速ギアG3)を解放し、インターロックを回避して同期噛合機構(2−3速アップシフトでは3−5同期噛合機構200)の負担を低減することができる。
(2)同期噛合機構100〜400に設けられ、変速ギアG1〜G6,GRの係合・解放を検出する位置センサ55〜58をさらに備え、自動MTコントローラ47は、変速時に位置センサ55〜58(2−3速アップシフト時は1−R位置センサ56)によって第1ギアの解放を検出した後、第2ギアに対し係合開始指令を出力し、第2ギアに対する係合開始指令出力時から所定時間Tb経過後に、回転数比Ni/Noが第1ギアのギア比と同等と判断した場合、位置センサ(2−3速アップシフト時は1−R位置センサ56)の異常と判断することとした。
これにより、シフト位置センサの検出値によらず変速ギアG1〜G6,GRの係合・解放を精度よく検出することが可能となり、シフト位置センサの異常を検出して変速時における第1入力軸5または第2入力軸6のインターロックを回避することができる。
(3)第1クラッチCAと第2クラッチCBを有するツインクラッチ式自動変速機の制御装置であって、入力軸は、第1入力軸5および第2入力軸6から構成され、第1入力軸5は第1クラッチCAに接続し、第2入力軸6は第2クラッチCBに接続し、変速ギアG1〜G6,GRは、第1、第2入力軸5,6に分配され、第1ギア(実施例1では1速ギアG1)、第2ギア(実施例1では3速ギアG3)は、ともに第1入力軸5に設けられ、第1クラッチCAおよび第1ギアG1(例えば1速)を介したトルク伝達を行うギア段(例えば1速)から、第2クラッチを介したトルク伝達を行うギア段(例えば2速)に変更する変速制御を入力軸変更変速制御とし、入力軸変更変速制御終了後、第1ギア(1速ギアG1)は第1入力軸5に係合されたままであることとした。
これにより、実施例1のように奇数変速段G1,G3,G5が第1入力軸5に設けられ、偶数変速段G2,G4,G6が第2入力軸6に設けられたツインクラッチ式自動変速機にあっても、上記(1)、(2)の作用効果を得ることができる。
なお、実施例1では第1クラッチCAに第1入力軸5を接続し、第2クラッチCBに第2入力軸6を接続することとしたが、逆に第1クラッチCAに第2入力軸6を接続し、第2クラッチCBに第1入力軸5を接続することとしてもよい。また、変速段についても、実施例1とは逆に奇数変速段G1,G3,G5を第2入力軸6に設け、奇数変速段G2,G4,G6を第1入力軸5に設けてもよい。
実施例2につき図6に基づき説明する。基本構成は実施例1と同様であるため異なる点についてのみ説明する。実施例1では変速完了後にトルク伝達を行う変速ギアを解放したが、実施例2では2つの入力軸5,6を有するツインクラッチ式自動変速機の特徴に着目し、解放異常が発生していない系統の入力軸によってのみ変速・走行を継続する片軸走行を行う点で異なる。
例えば、実施例1と同様に2−3速アップシフト時において、変速前に係合していた1速ギアG1に異常が発生して解放されない場合、実施例2では1速ギアG1が設けられている第1入力軸5系統の変速ギア(1,3,5、後退速)を用いず、第2入力軸6系統の変速ギア(2,4,6速)のみを用いて変速・走行を継続する(片軸走行制御)。
[片軸走行制御処理]
図6は実施例2における片軸走行制御処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS201〜S208は、実施例1のステップS101〜108と同様である。
ステップS209では、1速ギアG1が設けられている第1入力軸5系統の変速ギア(1,3,5、後退速)を用いず、第2入力軸6系統の変速ギア(2,4,6速)のみを用いて変速・走行を継続し、制御を終了する。
[実施例2の効果]
(4)自動MTコントローラ47は、係合動作禁止制御により第2ギアの係合動作が禁止された場合、第1、第2ギアと同軸の入力軸(2−3速アップシフト時は1−R位置センサ56)上に設けられた変速ギアG1,G3,G5,GRの選択を禁止し、第1、第2ギアと異なる軸(2−3速アップシフト時は第2入力軸6)上の変速ギアG2,G4、G6のみによって変速を行う片軸走行制御を実行することとした。
これにより、実施例1と同様に変速完了後にトルク伝達を行う変速ギアの同期噛合機構に対する負担を低減することができる。また、第1、第2入力軸5,6のいずれかの変速系統に異常が発生した場合であっても、他系統により走行を継続することができる。
(他の実施例)
以上、本発明の自動変速機の制御装置を実施例に基づき説明してきたが、具体的な構成についてはこれらの実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
本願変速機の制御装置が適用されたツインクラッチ式自動マニュアルトランスミッションの全体システム図である。 シーケンスソレノイドOff時におけるアクチュエータ油圧モジュール及びクラッチ油圧モジュールの油圧回路図である。 シーケンスソレノイドOn時におけるアクチュエータ油圧モジュール及びクラッチ油圧モジュールの油圧回路図である。 ギア比算出によるインターロック防止制御処理の流れを示すフローチャートである。 実施例1におけるギア比算出による変速時インターロック防止制御のタイムチャートである。 実施例2における片軸走行制御処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
CA 第1クラッチ
CB 第2クラッチ
G1 1速ギア
G2 2速ギア
G3 3速ギア
G4 4速ギア
G6 6速ギア
GR 後退ギア
28 1−R同期噛合機構
29 3−5同期噛合機構
37 6−N同期噛合機構
38 2−4同期噛合機構
41 3−5シフトフォーク
42 1−Rシフトフォーク
43 6−Nシフトフォーク
44 2−4シフトフォーク
45 アクチュエータユニット
46 クラッチ油圧モジュール
48 第1シフトロッド
49 3−5シフトブラケット
49a 連結凹部
50 3−5シフトアクチュエータ
51 第2シフトロッド
52 1−Rシフトアクチュエータ
53 6−Nシフトアクチュエータ
54 2−4シフトアクチュエータ
55 3−5シフト位置センサ
56 1−Rシフト位置センサ
57 6−Nシフト位置センサ
58 2−4シフト位置センサ
59 アクチュエータ油圧モジュール
71〜74 アクチュエータソレノイド
75 シーケンスソレノイド
76 スプール
77,78 偶数、奇数変速段圧ソレノイド
81,82 第1、第2クラッチ制御圧ソレノイド
83,84 第1、第2クラッチ圧力センサ
85 ライン圧ソレノイド
N1/Sen 第1入力軸回転数センサ
N2/Sen 第2入力軸回転数センサ
No/Sen 出力軸回転数センサ

Claims (4)

  1. 入力軸と、
    前記入力軸に対し平行に設けられた出力軸と、
    複数の変速段ごとに設けられた変速ギアと、
    前記複数の変速段ごとに設けられ、前記変速ギアの係合・解放、および前記入力軸と前記出力軸との同期を行う同期噛合機構と、を備え、
    前記同期噛合機構に対し係合・解放指令を出力することにより、前記変速ギアの係合・解放を行う制御手段と
    を有する変速機の制御装置において、
    前記変速ギアのうち、変速前に係合状態にある変速ギアを第1ギアとし、
    前記第1ギアと同軸であって、変速後にトルク伝達を行う変速ギアを第2ギアとし、
    前記制御手段は、
    前記第1ギアを解放した後、前記第2ギアを係合することで変速段の切り替えを行い、
    前記入力軸および前記出力軸の回転数比を算出し、
    前記第2ギアの係合開始から所定時間経過後に、前記回転数比が前記第1ギアのギア比と同等と判断された場合、前記第2ギアの係合を解放する係合動作禁止制御を実行すること
    を有することを特徴とする変速機の制御装置。
  2. 請求項1に記載の変速機の制御装置において、
    前記同期噛合機構に設けられ、前記変速ギアの係合・解放を検出する位置検出手段をさらに備え、
    前記制御手段は、
    変速時に前記位置検出手段によって前記第1ギアの解放を検出した後、前記第2ギアに対し係合開始指令を出力し、
    前記第2ギアに対する係合開始指令出力時から所定時間経過後に、前記回転数比が前記第1ギアのギア比と同等と判断した場合、前記位置検出手段の異常と判断すること
    を特徴とする変速機の制御装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の変速機の制御装置は、
    第1のクラッチと第2のクラッチを有するツインクラッチ式自動変速機の制御装置であって、
    前記入力軸は、第1入力軸および第2入力軸から構成され、
    前記第1入力軸は前記第1クラッチに接続し、前記第2入力軸は前記第2クラッチに接続し、
    前記変速ギアは、前記第1、第2入力軸に分配され、
    前記第1、第2ギアは、前記第1入力軸に設けられ、
    前記第1クラッチおよび前記第1ギアを介したトルク伝達を行うギア段から、前記第2クラッチを介したトルク伝達を行うギア段に変更する変速制御を入力軸変更変速制御とし、
    前記入力軸変更変速制御終了後、前記第1ギアは前記第1入力軸に係合されたままであること
    を特徴とする変速機の制御装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の変速機の制御装置において、
    前記制御手段は、前記係合動作禁止制御により前記第2ギアの係合動作が禁止された場合、前記第1、第2ギアと同軸の入力軸上に設けられた変速ギアの選択を禁止し、前記第1、第2ギアと異なる軸上の変速ギアのみによって変速を行う片軸走行制御を実行すること
    を特徴とする変速機の制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014524552A (ja) * 2011-08-24 2014-09-22 シェフラー テクノロジーズ ゲー・エム・ベー・ハー ウント コー. カー・ゲー パラレルトランスミッションの制御方法

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