JP2008175076A - 過給機付内燃機関の燃料噴射制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】スロットルオフによる車両減速時には(S8がyes)、AFS(エアフローセンサ)での吸気の逆流現象に影響されない安定したインマニ圧及びエンジン回転速度から上下限クリップ値CLmax,CLminを算出し(S12)、この上下限クリップ値CLmax,CLminによりAFSの検出吸気量Qaから求めた充填効率Ec(i)を制限して変動を抑制する(S14)。
【選択図】図2
Description
請求項3の発明は、請求項1または2において、燃料噴射量算出手段が、運転状態判定手段によりスロットル閉作動が検出されたときに、吸気圧に基づいて吸気量情報に対する上限クリップ値及び下限クリップ値を算出し、上限クリップ値及び下限クリップ値により規定される範囲内に吸気量検出手段により検出された吸気量情報を制限し、制限後の吸気量情報に基づき燃料噴射量を算出するものである。
なお、吸入空気量検出手段を通過した吸入空気は内燃機関の吸気系の固有の移送遅れを伴って筒内に導入されるが、このような移送遅れを模擬して吸気量に基づく情報、例えば吸気量自体、或いは吸気量から求めた充填効率などをフィルタ処理するフィルタ手段を用いることもできる。このようなフィルタ手段によりフィルタ処理を施すことにより、吸気量情報が実際に筒内に導入される吸入空気の真の情報として算出されるため、移送遅れに起因する燃料噴射量の誤差が抑制される。
請求項5の発明は、請求項3において、内燃機関の運転状態に応じて内燃機関の排気系の排ガスを吸気系に導入するEGR制御手段をさらに備え、燃料噴射量算出手段が、EGR制御手段の制御状態に対応する値として上限クリップ値及び下限クリップ値を算出した後、燃料噴射量を算出するものである。
請求項7の発明は、請求項3または5において、内燃機関の運転状態に応じてカム位相可変機構により吸気弁または排気弁の少なくとも一方の開閉時期を制御するカム位相制御手段をさらに備え、燃料噴射量算出手段が、カム位相制御手段の制御状態に対応する値として上限クリップ値及び下限クリップ値を算出した後、燃料噴射量を算出するものである。
請求項10の発明は、請求項1乃至9の何れかにおいて、内燃機関の吸気系に、過給機の下流側と上流側とを連通するバイパス通路と、内燃機関のスロットルの閉作動時にバイパス通路を開放するバイパス弁とを備えたものである。
図1は本発明の燃料噴射制御装置を適用したエンジンを示す全体構成図である。エンジン1は自動車用の直列4気筒ガソリン機関として構成され、その吸気ポート2には、吸気管内圧(本明細書では以下インマニ圧)MPを検出するMAPS(Manifold Absolute Pressure Sensor、本発明の吸気管内圧検出手段)4a及び各気筒毎の燃料噴射弁3を備えた吸気マニホールド4が接続されている。この吸気マニホールド4には、サージタンク12を介して吸気管8が接続されている。吸気管8には、エアクリーナ5、大気圧BPを検出する大気圧センサ6a、吸気量Qaを検出するAFS(エアフローセンサであり、本発明の吸気量検出手段)6、及び吸気温ATを検出する吸気温センサ7(吸気温検出手段)などが備えられている。サージタンク12には、スロットルバルブ9、アイドルスイッチ10aが一体化されスロットル開度THを検出するTPS(スロットルポジションセンサ)10、バイパス式ステップモータ型のISC(アイドルスピードコントローラ)11、及びスロットルボディ12aなどが備えられている。一方、エンジン1の排気ポート13には、O2センサ14を備えた排気マニホールド15を介して、三元触媒16や図示しないマフラーなどを備えた排気管17が接続されている。更に、エンジン1の燃焼室18(筒内)の上部には、点火コイル19が接続された点火プラグ20が配置されている。
吸気管8には、ターボチャージャ34の下流側と上流側とを連通するバイパスパイプ41(バイパス通路)が接続されている。このバイパスパイプ41は、下流側がインタクーラ40とスロットルバルブ9との間に接続され、上流側がAFS6とコンプレッサ33との間に接続されている。バイパスパイプ41の上流側は、差圧作動式のABV(エアバイパスバルブであり、本発明のバイパス弁)42を介して吸気管8に接続されている。ABV42は、吸気管8とバイパスパイプ41との間を開放或いは遮断する。ABV42は、バルブボディ43内に弁体44,ダイヤフラム45,調圧スプリング46などを有する。ABV42のバルブボディ43には、サージタンク12に連通するエアパイプ47が接続されている。ABV42は、スロットルバルブ9の前後の圧力差が調圧スプリング46のばね力に打ち勝った時点でバイパスパイプ41の通路を開放する。
ECU50は、図2に示すルーチンを所定の制御インターバルで実行している。まず、ECU50はステップS2でセンサ類からの検出情報を入力し、次いでステップS4でAFS6の出力から求めた吸気量Qaに基づき基本充填効率Ecoを算出する。
具体的にはステップS4では、次式(1)に従って基本充填効率Ecoが算出される。
次いで、ステップS6で基本充填効率Ecoに対して1次遅れフィルタ処理を行って、実際にエンジン1の燃焼室18に導入される吸入空気の真の充填効率Ec(i)を算出する(フィルタ手段)。即ち、AFS6を通過した吸入空気は吸気系の固有の移送遅れを伴って吸気管8、サージタンク12、吸気マニホールド4を経てエンジン1の燃焼室18に導入され、上記基本充填効率Ecoに対して燃焼室18への真の充填効率Ec(i)は1次遅れを有する。ステップS6では、この吸気系の移送遅れを模擬して、次式(2)に従って1次遅れフィルタ処理が実行される。
Ec(i)=K0×Ec(i-1)+(1−K0)×Eco [%] ………(2)
ここに、(i)は行程数を表し、K0は1次遅れのフィルタ定数であり次式(3)で表される。
続くステップS8では、減速判定フラグFがセット(=1)されているか否かを判定する(減速状態判定手段)。この減速判定フラグFは、図3に示す減速判定フラグ設定ルーチンに基づいて設定されるものであり、ECU50はこの図3のルーチンを所定の制御インターバルで実行している。まず、ステップS22で予め設定された減速開始条件が成立したか否かを判定する。減速開始条件としては、以下の設定が考えられ、これらの全ての要件が満たされたときに減速開始条件が成立したと見なされる。
1)エンジン回転速度Neが所定値以上であること。
2)スロットル開度THの変化率ΔTHが減少側(閉側)の所定値以上であること。
3)大気圧BPが所定値以上であること。
4)スロットル開度TH、吸気管内圧MP、吸気量Qaが正常値の範囲内であること。
ステップS22の判定がYes(肯定)のときにはステップS24で減速判定フラグFをセットした後にルーチンを終了する。
5)スロットル開度THの変化率ΔTHが増加側(開側)の所定値以上であること。
6)減速開始判定から所定時間経過以降。
ステップS26の判定がYesのときにはステップS28で減速判定フラグFをリセット(=0)した後にルーチンを終了する。また、ステップS26の判定がNoのときにはそのままルーチンを終了する。
以上の図3に示す処理により、減速判定フラグFはスロットルオフによる車両減速時、即ち、上下限クリップ値CLmax,CLminによる充填効率Ec(i)の制限を要するときにセットされることになる。
以上のルーチンにおいて、車両減速時に実行されるステップS12,14の上下限クリップ値CLmax,CLminの設定処理、及びこれに基づく充填効率Ec(i)の制限処理につき、これらのステップS12,14で実行されるECU50の演算処理について以下に詳細説明する。
CLmin≦ Ec(i) ≦CLmax ………(4)
下限クリップ値CLminは次式(5)により算出し、上限クリップ値CLmaxは次式(6)により算出する。
CLmin=(1−K1)×{LTmin}
+K1×{CLctr×(1−CL0)×(T1)×(T2)}[%] ……(5)
CLmax=(1−K1)×{LTmax×LTmaxEC×(T1)×(T2)×(T3)}
+K1×{CLctr×(1+CL0)×(T1)×(T2)}[%] ……(6)
ここに、K1はクリップテーリング係数、LTminは最小Eco制限値 [%]、LTmaxは最大Eco制限値 [%]、LTmaxECは最大Eco制限値EC補正、T1は吸気温補正係数、T2は水温補正係数、T3は大気圧補正係数、CLctr はクリップセンタ値、CL0はセンタ値不感帯であり、以下、各値について説明する。
上式(5)の「+」より前半部分の最小Eco制限値LTminは、エンジン運転中にとり得る最小の充填効率Ec(i)(エンジン1のダイナミックレンジの下限)に若干の余裕分を見込んだ値、式(6)の「+」より前半部分の最大Eco制限値LTmaxは、エンジン運転中にとり得る最大の充填効率Ec(i)(エンジン1のダイナミックレンジの上限)に若干の余裕分を見込んだ値、最大Eco制限値EC補正LTmaxECは、最大Eco制限値LTmaxに対する補正値である。なお、最大Eco制限値LTmaxは、エンジン回転速度Ne及び吸気側のカム位相可変機構51aにより制御される吸気開弁時期IOに基づいて設定され、最大Eco制限値EC補正LTmaxECは、エンジン回転速度Ne及び排気側のカム位相可変機構52aにより制御される排気閉弁時期ECに基づいて設定される。
一方、式(5),(6)の「+」より後半部分のクリップセンタ値CLctrは、減速時の上限クリップ値CLmax及び下限クリップ値CLminを設定するための基準の値であり、センタ値不感帯CL0は、クリップセンタ値CLctrを中心として上下限クリップ値CLmax,CLminによる制限を行わない領域を規定する値である。式(5)の後半部分では、クリップセンタ値CLctrに対してセンタ値不感帯CL0相当だけ小さな値が算出され、式(6)の後半部分では、クリップセンタ値CLctrに対してセンタ値不感帯CL0相当だけ大きな値が算出される。
そして、上記クリップテーリング係数K1に応じて、K1=0では上式(5),(6)の右辺の「+」より前半部分に基づいて通常時に対応する値として上下限クリップ値CLmax,CLminが設定され、K1=1では上式(5),(6)の右辺の「+」より後半部分に基づいて減速時に対応する値として上下限クリップ値CLmax,CLminが設定される。
一方、上記クリップセンタ値CLctrは次式(7)により算出される。
CLctr=K2 (n)×BSi+(1−K2 (n))×ECLctr ………(7)
ここに、K2はVVT重み係数であり、下表2に従って吸排気カムシャフト51,52の位相角(吸排気弁51c,52cの開閉時期)に応じて設定される。
上式(7)中のECLctrは、非吸排気のオーバラップ最小時クリップセンタ値であり、次式(8)により算出する。
ECLctr=K3 (n)×BSwo+(1−K3 (n))×BSw ………(8)
ここに、BSwoは、後述のように暖機完了後の非吸排気のオーバラップ最小時のEGR解除時においてクリップセンタ値CLctrとして設定される非EGR対応ベース値であり、BSwは、暖機完了後の非吸排気のオーバラップ最小時のEGR導入時においてクリップセンタ値CLctrとして設定されるEGR対応ベース値である。
また、K3はEGR重み係数であり、下表3に従ってEGRの有無(W/ EGR,W/O EGR)に応じて設定される。
図4は車両の加減速に応じた減速判定フラグF、充填効率Ec(i)、インマニ圧MPの変化状況を示すタイムチャート、図5は図4中の特に車両減速時のエンジン運転状態(吸排気のオーバラップ最小時、非吸排気のオーバラップ最小時でのW/O EGR及びW/ EGR)に応じた上下限クリップ値CLmax,CLminの設定状況及び充填効率Ec(i)の制限状況を示すタイムチャートである。
次いで、カム位相可変機構51a,52aによる位相制御により吸排気のオーバラップ最小時に切換えられると(ポイントc)、VVT重み係数K2が上表2のVVT重み係数変化率KG2に応じて次第に増加し、それに伴って上下限クリップ値CLmax,CLminはEGR解除時の値から一点鎖線で示す吸排気のオーバラップ最小時の値へとテーリングにより緩やかに移行した後、この一点鎖線に沿って減少する。
そして、このように車両減速時に設定される上下限クリップ値CLmax,CLminにより充填効率Ec(i)が制限され、制限後の充填効率Ec(i)が図2に示すステップS16,18の燃料噴射制御に適用される。よって、減速時においてAFS6の誤カウントに起因して充填効率Ec(i)が大きく変動している状況であっても、その変動が上下限クリップ値CLmax,CLminの範囲内に抑制される。減速時の上下限クリップ値CLmax,CLminとしては、エンジン運転状態に対して最適な充填効率Ec(i)として設定されたEGR解除時の値及び吸排気のオーバラップ最小時の値が適用されることから、何れの運転状態でも常に適切に充填効率Ec(i)を得ることができ、結果として、不適切な燃料噴射量によるオーバリッチやオーバリーンを未然に防止して、良好なドライバビリティ及び排ガス特性を実現することができる。
この場合の車両減速時にはEGR解除時とEGR導入時との間で切換えられるが、上記と同じくエンジン運転状態に対して最適な充填効率Ec(i)として設定されたEGR解除時の値及びEGR導入時の値が上下限クリップ値CLmax,CLminとして適用されることから、何れの運転状態でも常に適切に充填効率Ec(i)の変動をクリップでき、結果として不適切な燃料噴射量によるオーバリッチやオーバリーンを未然に防止して、良好なドライバビリティ及び排ガス特性を実現することができる。
以上で実施形態の説明を終えるが、本発明の態様はこの実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態のエンジン1は過給機としてターボチャージャ34を備え、吸気量検出手段としてカルマン渦式のAFS6を備えたが、これらに限定されるものではなく、例えば過給機としてルーツ式スーパーチャージャを備え、吸気量検出手段としてフラップ式AFS或いはホットワイヤ式AFSを備えたエンジン1に適用してもよい。
同様に、上記実施形態では、吸排気のオーバラップ最小時か否かに応じたVVT重み係数K2に基づきクリップセンタ値CLctrを算出したが、吸排気のオーバラップ最小時か否かのみならず、非吸排気のオーバラップ最小時での中間位相もVVT重み係数K2を介してクリップセンタ値CLctrに反映させるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、ターボチャージャ34のサージ防止を目的として、コンプレッサ下流の圧縮空気をコンプレッサ上流に還流させるバイパスパイプ41及びABV42を備えたが、必ずしもこれらの構成を備える必要はなく、バイパスパイプ41及びABV42を省略して構成してもよい。
4a MAPS(吸気管内圧検出手段)
6 AFS(吸気量検出手段)
7 吸気温センサ(吸気温検出手段)
23 クランク角センサ(機関回転速度検出手段)
34 ターボチャージャ(過給機)
41 バイパスパイプ(バイパス通路)
42 ABV(バイパス弁)
51a カム位相可変機構
51c 吸気弁
52a カム位相可変機構
52c 排気弁
71 ECU(燃料噴射量算出手段、運転状態判定手段、フィルタ手段、
EGR制御手段、カム位相制御手段)
Claims (10)
- 内燃機関の吸気系に設けられ、吸入空気を加圧して該内燃機関の筒内に供給する過給機と、
上記吸気系における上記過給機の上流側に設けられ、上記内燃機関の吸気量を検出する吸気量検出手段と、
上記吸気量検出手段により検出された吸気量に基づいて燃料噴射量を算出する燃料噴射量算出手段と、
スロットル操作を伴う上記内燃機関の運転状態を判定する運転状態判定手段と、
上記内燃機関の上記スロットル下流の吸気系内の吸気圧を検出する吸気圧検出手段と
を備え、
上記燃料噴射量算出手段は、上記運転状態判定手段によりスロットル閉作動が判定されたときに、上記吸気圧検出手段により検出された吸気圧に基づいて燃料噴射量を算出することを特徴とする過給機付内燃機関の燃料噴射制御装置。 - 上記内燃機関の回転速度を検出する機関回転速度検出手段をさらに備え、
上記燃料噴射量算出手段は、上記運転状態判定手段によりスロットル閉作動が判定されたときに、上記吸気量検出手段により検出された吸気量に代えて、上記吸気圧及び上記機関回転速度検出手段により検出された機関回転速度に基づいて上記燃料噴射量を算出することを特徴とする請求項1記載の過給機付内燃機関の燃料噴射制御装置。 - 上記燃料噴射量算出手段は、上記運転状態判定手段によりスロットル閉作動が検出されたときに、上記吸気圧に基づいて上記吸気量情報に対する上限クリップ値及び下限クリップ値を算出し、該上限クリップ値及び下限クリップ値により規定される範囲内に上記吸気量検出手段により検出された吸気量情報を制限し、該制限後の吸気量情報に基づき上記燃料噴射量を算出することを特徴とする請求項1または2記載の過給機付内燃機関の燃料噴射制御装置。
- 上記内燃機関の運転状態に応じて該内燃機関の排気系の排ガスを吸気系に導入するEGR制御手段をさらに備え、
上記燃料噴射量算出手段は、上記EGR制御手段の制御状態に対応する値として上記内燃機関の吸気量を算出した後、上記燃料噴射量を算出することを特徴とする請求項1または2記載の過給機付内燃機関の燃料噴射制御装置。 - 上記内燃機関の運転状態に応じて該内燃機関の排気系の排ガスを吸気系に導入するEGR制御手段をさらに備え、
上記燃料噴射量算出手段は、上記EGR制御手段の制御状態に対応する値として上記上限クリップ値及び下限クリップ値を算出した後、上記燃料噴射量を算出することを特徴とする請求項3記載の過給機付内燃機関の燃料噴射制御装置。 - 上記内燃機関の運転状態に応じてカム位相可変機構により吸気弁または排気弁の少なくとも一方の開閉時期を制御するカム位相制御手段をさらに備え、
上記燃料噴射量算出手段は、上記カム位相制御手段の制御状態に対応する値として上記内燃機関の吸気量を算出した後、上記燃料噴射量を算出することを特徴とする請求項1、2または4の何れかに記載の過給機付内燃機関の燃料噴射制御装置。 - 上記内燃機関の運転状態に応じてカム位相可変機構により吸気弁または排気弁の少なくとも一方の開閉時期を制御するカム位相制御手段をさらに備え、
上記燃料噴射量算出手段は、上記カム位相制御手段の制御状態に対応する値として上記上限クリップ値及び下限クリップ値を算出した後、上記燃料噴射量を算出することを特徴とする請求項3または5記載の過給機付内燃機関の燃料噴射制御装置。 - 上記内燃機関の吸気温を検出する吸気温検出手段または吸気系内温度を検出する吸気系内温度検出手段の少なくとも一方をさらに備え、
上記燃料噴射量算出手段は、上記吸気温検出手段により検出された吸気温または吸気系内温度検出手段により検出された吸気系内温度に基づき、上記内燃機関の吸気量を補正した後、上記燃料噴射量を算出することを特徴とする請求項1、2、4または6の何れかに記載の過給機付内燃機関の燃料噴射制御装置。 - 上記内燃機関の吸気温を検出する吸気温検出手段または吸気系内温度を検出する吸気系内温度検出手段の少なくとも一方をさらに備え、
上記燃料噴射量算出手段は、上記吸気温検出手段により検出された吸気温または吸気系内温度検出手段により検出された吸気系内温度に基づき、上記上限クリップ値及び下限クリップ値を補正した後、上記燃料噴射量を算出することを特徴とする請求項3、5または7の何れかに記載の過給機付内燃機関の燃料噴射制御装置。 - 上記内燃機関の吸気系に、上記過給機の下流側と上流側とを連通するバイパス通路と、上記内燃機関のスロットルの閉作動時に上記バイパス通路を開放するバイパス弁とを備えたことを特徴とする請求項1乃至9の何れかに記載の過給機付内燃機関の燃料噴射制御装置。
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