JP2008174997A - 開き戸の開放装置 - Google Patents

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Akinori Morimoto
晃徳 森本
Tadashi Ozawa
忠司 小澤
Tetsumi Nakamura
哲己 中村
Yoshikazu Sakamoto
義和 坂本
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Abstract

【課題】開き操作時にラッチを係合解除しながら戸パネルを開放する開き戸開放装置の構造の簡単化や施工の容易化を図り、ラッチ受けを枠側に、またラッチを戸パネル側にそれぞれ設ける通常の開き戸の構成にする。
【解決手段】枠1において、戸パネル5の回動側端部5bに対応する縦枠部1bに、戸パネル5側のラッチ7を没入移動させてラッチ受け15との係合を解除するラッチ解除機構17と、戸パネル5を開き側に押圧して回動させる戸パネル押出機構18とを設ける。枠1の前側(表側)に突出する操作ボタン19の押込み操作により、ラッチ解除機構17でラッチ7とラッチ受け15との係合を解除した後、戸パネル押出機構18で戸パネル5を後側から押して開き側に回動させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、開き戸の戸パネルをラッチの係合解除後に開き方向に回動させて開放をアシストするようにした開き戸の開放装置に関するものである。
一般に、住宅等の建築物の開口部に設けられている開き戸には、枠のラッチ受けに係合して戸パネルの閉鎖状態を保持するためのラッチが設けられている。そして、このラッチのラッチ受けとの係合を解除して開き戸を開くときには、戸パネルのレバーハンドル等の把手を掴んで下げる開き操作を行うことでラッチの係合を外した後、そのまま把手を戸パネルの開き方向である手前側に引くか奥側に押すかすることにより開き戸を開くことが行われている。
しかし、荷物等を持っていて両手が塞がっている状態で開き戸を開放しようとした場合や、手先の運動機能に障害がある身障者が開き戸を開放しようとした場合は、把手を掴む動作を行い難く、開き戸をスムースに開くことが困難となる。特に、戸パネルを手前に引いて開くためには、把手を確実に掴む必要があり、極めて困難であった。
そこで、従来、例えば特許文献1に示されるように、戸パネルの支持側(蝶番側)の端面又はこの端面に対向する枠のいずれか一方に、戸パネルを常時開放方向に付勢する弾性部材を設けるとともに、戸パネルの回動側端部にラッチ受けを設け、その回動側端部にある枠の表裏面に、戸パネル側のラッチ受けに係合するラッチと、このラッチを係合解除位置まで後退させる押しボタンとを設け、この押しボタンの押し操作によりラッチの係合を解除したときに、戸パネルを弾性部材の付勢力によって強制的に開放させることが提案されている。
特開2001−207698号公報
ところが、上記従来の特許文献1のものでは、戸パネルの支持側(蝶番側)に弾性材料を、また回動側(ラッチ側)に押しボタンをそれぞれ分けて設けなければならず、構造が複雑で施工に手間がかかるという問題があった。
また、ラッチ受けを戸パネル側に設ける一方、ラッチを枠側に取り付ける構成であり、この構成は、ラッチ受けを枠側に、またラッチを戸パネル側にそれぞれ設ける通常の開き戸の構成と配置が逆であるため、この構成に対応する新たな枠と戸パネルとを用意する必要がある。
さらに、弾性部材によって戸パネルを開くので、その戸パネルの重さ等に合わせた弾性部材の選定や調節が必要である。
本発明は斯かる諸点に鑑みてなされたものであり、その目的は、上記の機能を持つ開き戸の開放装置の機構を工夫することにより、その構造の簡単化や施工の容易化を図り、ラッチ受けを枠側に、またラッチを戸パネル側にそれぞれ設ける通常の開き戸の構成にしながら、開き操作時のラッチの係合解除に伴って戸パネルを開放し得るようにすることにある。
上記の目的を達成すべく、この発明では、戸パネルの回動側端部に対応する枠に対し、戸パネル側のラッチを没入移動させてラッチ受けとの係合を解除するラッチ解除機構と、戸パネルを押圧して開き側に回動させる戸パネル押出機構とを設け、これら機構を枠の表側に突出する操作部の押込み操作により連係して作動させ、ラッチとラッチ受けとの係合を解除してから戸パネルを開き側に回動させるようにした。
具体的には、請求項1の発明では、ラッチ受けが設けられた枠と、この枠に支持側端部で回動可能に支持された戸パネルと、この戸パネルの回動側端部に戸先端面に対し出没可能に支持され、突出時に上記ラッチ受けに係合して戸パネルを閉じ位置に保持するラッチとを備えた開き戸の開放装置が対象である。
そして、上記枠には、その枠に表裏方向に移動可能にかつ枠の表側に突出するように支持された操作部と、この操作部を裏側に押込み操作したときに、上記閉じ位置にある戸パネルの上記ラッチを没入方向に移動させてラッチ受けとの係合を解除するラッチ解除機構と、上記操作部を裏側に押込み操作したときに、上記ラッチ解除機構によってラッチとラッチ受けとの係合が解除された後に、上記閉じ位置にある戸パネルの回動側端部を押して戸パネルを開き側に回動させる戸パネル押出機構とが設けられていることを特徴とする。
上記の構成によると、開き戸が閉じているときには、閉じ位置にある戸パネルの回動側端部の戸先端面からラッチが突出して枠のラッチ受けに係合し、戸パネルが閉じ位置に保持されている。この開き戸を開くときには、枠の表側に突出している操作部を裏側に押込み操作すると、まず、ラッチ解除機構が作動し、上記閉じ位置にある戸パネルのラッチが没入方向に移動してラッチ受けとの係合が解除される。次いで、このラッチ解除機構の作動が終了してラッチとラッチ受けとの係合が解除された後に戸パネル押出機構が作動し、閉じ位置にある戸パネルの回動側端部が押されて戸パネルが開き側に回動する。このことで、開き戸の開放がアシストされる。
この発明では、枠に設けた操作部を裏側に押込み操作するだけでラッチのラッチ受けとの係合が解除され、その後に戸パネルが開き側に押されて開くので、荷物等を持って両手が塞がっている状態や、手先の運動機能に障害がある身障者であっても、表側から開き戸を容易に開放することができる。
また、ラッチ解除機構及び戸パネル押出機構がいずれも枠側に設けられているため、ラッチ受けを枠側に、またラッチを戸パネル側にそれぞれ設ける通常の開き戸の構成を略そのまま採用することができる。
しかも、ラッチ解除機構及び戸パネル押出機構を枠側に設けることで、従来のように、戸パネルにラッチ解除機構やその操作を行うレバーハンドル等の把手を取り付けることが必須ではなくなり、戸パネルのデザインの幅を広げることができ、意匠性に優れた戸パネルのデザインが可能である。
さらに、戸パネルの回動側端部に対応する枠に操作部、ラッチ解除機構及び戸パネル押出機構を設ければよいので、従来のように、戸パネルの支持側及び回動側にそれぞれ弾性材料及び押しボタンを分けて設けることは不要となり、開き戸の開放装置の構造及び施工が簡単になる。
請求項2の発明では、枠に表裏方向にスライド可能に設けられ、表側端に操作部が形成されていて該操作部の押込み操作によって裏方向に移動する開放動作を行うスライド部材を設ける。また、上記ラッチ解除機構は、上記スライド部材に形成されかつ該スライド部材の開放動作によりラッチの先端面に当接して該ラッチを没入方向に移動させる傾斜カム面を有するものとする。さらに、上記戸パネル押出機構は、中間部が枠に支点部材を介して揺動可能に設けられかつ基端部が上記スライド部材に連結された揺動リンクと、この揺動リンクの先端部に連結され、スライド部材が開放動作をしたときに、上記揺動リンクの回動を介して表方向に移動して戸パネルを裏面側から押す戸パネル押出部材とを有するものとする。そして、上記揺動リンクの基端部とスライド部材との間又は揺動リンクの先端部と戸パネル押出部材との間の少なくとも一方には、スライド部材の開放動作に対し戸パネル押出部材の表側の移動を遅らせるクリアランスを設ける。
この発明によると、開き戸を開くときには、枠の表側に突出している操作部を裏側に押込み操作すると、その操作部が表側端に形成されているスライド部材が裏側に移動して開放動作をする。このスライド部材の開放動作(裏方向へのスライド移動)に伴い、まず、スライド部材に形成されている傾斜カム面がラッチの先端面に当接してラッチを没入方向に移動させ、このことでラッチとラッチ受けとの係合が解除されて戸パネルが開放状態となる。このとき、戸パネル押出機構の揺動リンクの基端部とスライド部材との間又は揺動リンクの先端部と戸パネル押出部材との間の少なくとも一方にクリアランスが設けられているので、このクリアランスにより、スライド部材の開放動作があっても戸パネル押出部材は表側に移動しない。そして、スライド部材の開放動作がさらに続いて上記クリアランスがなくなると、揺動リンクの基端部が裏側に押されて揺動リンクが支点部材を中心として回動し、その先端部に連結されている戸パネル押出部材が表方向に移動して戸パネルを裏面側から押す。このことで、上記ラッチの解除によって開き状態となっている戸パネルが閉じ位置から開き、開き戸の開放がアシストされる。従って、この発明でも請求項1の発明と同様の作用効果が得られる。
請求項3の発明では、上記揺動リンクの基端部とスライド部材との連結位置から支点部材までの距離を、揺動リンクの先端部と戸パネル押出部材との連結位置から支点部材までの距離よりも小さくする。
こうすると、操作部を押し込んでスライド部材を裏側に移動させる距離と、戸パネル押出部材を表側に移動させて戸パネルを押す距離とを比較したときに、前者のスライド部材の移動距離よりも後者の戸パネル押出部材の移動距離を大きくすることができ、操作部の少しの押込み操作によって戸パネルを開くことができる。
請求項4の発明では、上記請求項1の発明の開き戸の開放装置において、そのラッチの先端部裏面側に、先端側に向かって表側に向かうように傾斜する先端傾斜面が形成されている。そして、枠に対し中間部で表裏方向と直交する水平方向の支点で揺動可能に設けられ、かつ一端に操作部が連結されていて該操作部の押込み操作によって他端部が表側に移動する開放動作を行う揺動部材を設ける。また、上記ラッチ解除機構は、上記揺動部材の他端側に形成されかつ該揺動部材の開放動作により上記ラッチを先端傾斜面で表側に押圧して没入方向に移動させるラッチ押込み部を有するものとする。さらに、上記戸パネル押出機構は、上記揺動部材の他端側に設けられかつ該揺動部材の開放動作により戸パネルを裏面側から押す戸パネル押出部材とを有するものとする。
この発明によれば、開き戸を開くときには、枠の表側に突出している操作部を押込み操作すると、その操作部が一端に連結されている揺動部材が回動して開放動作する。この揺動部材の開放動作(回動)に伴い、まず、回動部材の他端側に形成されているラッチ押込み部がラッチの先端傾斜面を押圧してラッチを没入方向に移動させる。このことでラッチとラッチ受けとの係合が解除されて戸パネルが開放状態となる。さらに揺動部材の開放動作が続くと、今度は、その揺動部材の他端側に設けられている戸パネル押出部材が表方向に移動して戸パネルを裏面側から押す。このことで、上記ラッチの解除によって開き状態となっている戸パネルが閉じ位置から開き、開き戸の開放がアシストされる。従って、この発明でも請求項1の発明と同様の作用効果が得られる。
以上説明した如く、請求項1、2及び4の発明によると、開き戸の枠に、枠の表側に突出する操作部と、この操作部を裏側に押込み操作したときに、閉じ位置にある戸パネルのラッチを没入方向に移動させてラッチ受けとの係合を解除するラッチ解除機構と、このラッチ解除機構によってラッチとラッチ受けとの係合が解除された後に、戸パネルの回動側端部を押して戸パネルを開き側に回動させる戸パネル押出機構とを設けたことにより、ラッチ受けを枠側に、またラッチを戸パネル側にそれぞれ設ける通常の開き戸の構成を採用し、かつ戸パネルにラッチ解除機構やその操作を行うレバーハンドル等の把手を取り付けることを不要として意匠性に優れた戸パネルのデザインを可能とし、かつ開き戸の開放装置の構造及び施工を簡単にしながら、荷物等を持って両手が塞がっている状態や、手先の運動機能に障害がある身障者であっても、容易に開き戸を開放することができる。
請求項3の発明によると、上記請求項2の発明における揺動リンクの基端部とスライド部材との係合位置から支点部材までの距離を、揺動リンクの先端部と戸パネル押出部材との連結位置から支点部材までの距離よりも小さくしたことにより、操作部の押込み操作量を少なくして戸パネルを開くことができる。
以下、本発明の最良の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものでは全くない。
(実施形態1)
図8は本発明の実施形態1に係る開き戸Dを示し、この開き戸Dは、図1及び図2に示すように例えば第1室R1と第2室R2との境界部に表側が第1室R1に、また裏側が第2室R2にそれぞれ面するように設置されている。尚、以下の説明では、その便宜を図るため、開き戸Dの表側を主に「前側」と称し、裏側を主に「後側」と称する。また、「左」及び「右」とは開き戸Dの表側(第1室R1側)から見た状態を指すものとする。
上記開き戸Dは、左右両側の縦枠部1a,1b及び該両縦枠部1a,1bの上端間に連結された横枠部1cからなる枠1と、この枠1の内部に配置された戸パネル5とを備えている。上記戸パネル5の例えば右側端部(左側端部であってもよい)は支持側端部5aに、また左側端部(右側端部であってもよい)は回動側端部5bにそれぞれ設定され、支持側端部5aは、該支持側端部5aに対応する右側の縦枠部1aに支軸としての上下複数の蝶番6,6を介して回動可能に支持されている。すなわち、戸パネル5は枠1に蝶番6,6によって開閉可能に支持されており、その蝶番6,6を支点として、戸パネル5を図1で反時計回り方向に回動させて回動側端部5bを前側(第1室R1側)に向かう方向に移動させたときに開き戸Dが開く一方、時計回り方向に回動させて回動側端部5bを後側(第2室R2側)に向かう方向に移動させたときに開き戸Dが閉じるようになっている。
上記戸パネル5の回動側端部5bに対応する左側の縦枠部1bの右面(内面)には、上下方向に延びる例えば中空樹脂製等の上下の戸当たり2,2が互いに間隔をあけて上下に直列に並びかつ両戸当たり2,2間の高さを所定高さにして取付固定されており、閉じ位置にある戸パネル5の回動側端部5bに戸当たり2を当接させて戸パネル5を閉じ位置に規制するようにしている。
上記左側縦枠部1bには、上記上下の戸当たり2,2間の位置に対応する縦枠部1bの前面右側(表面内側)の隅角部を例えば後方向(裏方向)に向かって戸当たり2を超える位置まで切り欠いてなる切欠段部3が形成され、この切欠段部3に、本発明の実施形態1に係る開き戸開放装置10がねじ止め等により取付固定されている。この開き戸開放装置10は、左側縦枠部1bの切欠段部3に嵌入されて取付固定された例えばステンレス鋼の金属等からなる矩形箱状のケーシング11を有する。このケーシング11において縦枠部1bの前側(第1室R1側)にある前面は該縦枠部1bの前面に、また縦枠部1bの右側(内側)にある右面は該縦枠部1bの右面(内面)にそれぞれ略面一になった状態で露出している。
上記ケーシング11の前壁部には、後述する操作ボタン19(操作部)を挿通させるための矩形状のボタン挿通口12が開口されている。また、縦枠部1bの内面側にある右側壁部には、その前側寄り(戸当たり2の位置よりも前側)の上下略中央の部位を矩形状に開口させてなるラッチ受け15が形成されている。すなわち、このラッチ受け15は、ケーシング11が固定されている枠1の縦枠部1bに設けられており、ラッチ受け15(開口)に戸パネル5側の後述するラッチ7を進入させることで、そのラッチ7とラッチ受け15とを係合させて戸パネル5を閉じ位置に保持するようになっている。
一方、上記戸パネル5の回動側端部5bにはラッチ7が、回動側端部5bの戸先端面に対し出没可能となるように支持されている。また、戸パネル5の回動側端部5bには把手としてのレバーハンドル8,8(図8に前側のみを示す)がそれぞれ戸パネル5の前後両側面に突出した状態で回動可能に支持され、このレバーハンドル8,8は開き戸Dの開き時には例えば押し下げられる操作が行われる。
さらに、図示しないが、上記戸パネル5の回動側端部5bには公知のドア開閉ユニットが取付固定されている。このドア開閉ユニットのケースには、戸パネル5が閉じ位置にあるときの上記ラッチ受け15(開口)に対応する位置にラッチ出没孔が開口され、ケース内にはラッチ7が該ラッチ出没孔を挿通して戸先端面に対し出没するようにスライド可能に支持されて収容されている。このラッチ7はばねによって常時突出方向に付勢されており、このばねの付勢力によってラッチ7が戸パネル5の閉じ位置で突出したときにラッチ受け15に進入係合して戸パネル5を閉じ位置に保持するようになっている。
ラッチ7の先端部には、その先端後側(戸当たり2側)の角部を斜めに切り欠くことで、ラッチ7の先端側に向かって前側に向かうように傾斜する周知の先端傾斜面7aが形成されており、戸パネル5を閉じ位置に回動させたときに、その先端傾斜面7aを縦枠部1b前面の右側角部、詳しくはケーシング11前壁部の右側角部に当接させることで、ラッチ7をレバーハンドル8の開き操作によらずに上記ばねの付勢力に抗して没入させるようにしている。
上記ケースの内部には、レバーハンドル8の開き操作に応じてラッチ7を没入移動させるラッチ駆動機構が設けられている。このラッチ駆動機構は、例えば、ケースに前後方向の回動中心回りに回動可能に支持されかつその回動中心にハンドル軸が連結されたアームと、ケースに前後方向の回動中心回りに回動可能に支持され、上記アームの先端部及びラッチ7の後端部にそれぞれ係合可能なリンクとを備え、ハンドル軸はケース及び戸パネル5を貫通して戸パネル5の前後面に突出し、その突出部に上記レバーハンドル8,8が一体的に固定されている。そして、開き戸Dの開き時、戸パネル5の前後両側にあるレバーハンドル8,8のいずれかを先端部が戸パネル5の前後面に沿って下方に移動するように押し下げて回動させる開き操作することで、このレバーハンドル8,8と一体のアームを回動させ、このアームの回動によりリンクの回動を介してラッチ7をばねの付勢力に抗して没入移動させ、そのラッチ7のラッチ受け15との係合を解除して、戸パネル5を開放可能状態とするようになっている。
尚、戸パネル5を閉じた際にラッチ7が先端傾斜面7aでケーシング11前壁部の右側角部(縦枠部1b前面の右側角部)と当接し、或いはラッチ7が没入方向に押し込まれることで、レバーハンドル8の操作によらずに没入移動したときには、ラッチ駆動機構のリンクのみがラッチ7の移動と共に回動するだけで、アーム、ハンドル軸、レバーハンドル8は回動しないようになっている。
上記ラッチ7、レバーハンドル8及びラッチ駆動機構は公知のものが用いられている。また、ラッチ7は後述するラッチ解除機構17や戸パネル押出機構18の動きを阻害しないものであれば、従来から開き戸に用いられている一般的なものを使用することができる。
本発明の特徴として、図7にも示すように、上記枠1において戸パネル5の回動側端部に対応する左側の縦枠部1bには、閉じ位置にある戸パネル5のラッチ7を没入方向に移動させてラッチ7及びラッチ受け15の係合を解除するラッチ解除機構17と、閉じ位置にある戸パネル5の回動側端部5bを後側(裏側)から押して戸パネル5を開き方向に回動させる戸パネル押出機構18と、縦枠部1bに前後方向(表裏方向)に移動可能にかつ縦枠部1bの前側(表側)に突出するように支持された操作部としての操作ボタン19とが設けられ、上記ラッチ解除機構17及び戸パネル押出機構18は、上記操作ボタン19(操作部)を後側(裏側)に押込み操作したときに、ラッチ解除機構17によってラッチ7とラッチ受け15との係合を解除した後に、戸パネル押出機構18により戸パネル5を開き側に回動させるように構成されている。
具体的には、上記縦枠部1bに取付固定されている開き戸開放装置10のケーシング11の内部にはスライド部材23が、前端の待機位置と後端の押込位置との間を前後方向にスライド可能に支持されている。このスライド部材23の後端(裏側端)とケーシング11の後壁部との間には、スライド部材23を前側に付勢する圧縮ばねからなるばね26が縮装されている一方、スライド部材23の前端(表側端)に上記操作ボタン19(操作部)が一体に形成されている。この操作ボタン19は上記ケーシング11前壁部のボタン挿通口12を挿通して縦枠部1bの前側に突出しており、操作ボタン19を後側(裏側)に押込み操作したときに、スライド部材23がばね26の付勢力に抗してケーシング11内で後側にスライド移動する開放動作を行うようになっている。
上記スライド部材23において枠1の内側に位置する右側面には、その前側寄りの中間部を部分的に上下面間に亘って断面矩形状に切り欠いた凹陥部23aが形成され、この凹陥部23a内に、ラッチ受け15に進入したラッチ7が収容される。凹陥部23aの上下略中央位置には上下方向の厚さの薄い例えばステンレス鋼の金属等からなるカム部材24がスライド部材23と一体的に設けられ、このカム部材24の右端部(枠1の内側に位置する端部)にはその長さ方向(前後方向)の中間部に略矩形状の切欠凹部24aが形成され、この切欠凹部24aの前側面には、前側に向かって右側に向かうように傾斜して上記ラッチ解除機構17の一部をなす傾斜カム面25が形成されており、スライド部材23の開放動作(後側へのスライド移動)に伴い、傾斜カム面25が上記戸パネル5におけるラッチ7の先端前側角部に当接して、そのカム作用によりラッチ7を没入方向に移動させるようにしている。
上記スライド部材23において凹陥部23aよりも後側の上下略中央には、上下部を後端面までそれぞれ矩形状に切り欠くことで前後方向に延びる連結部23bが形成され、この連結部23bには、前後方向に延びる長径を有しかつ連結部23bの上下端面間に亘り貫通する1対の長孔27,27が前後方向に直列に並んで形成され、この各長孔27には上下方向に延びる係合ピン28が長孔27内を前後方向(長孔27の長径方向)に相対移動可能に挿通され、各係合ピン28の上下端部は連結部23bの上下面よりも突出している。
また、ケーシング11の右壁部には上下1対のブラケット11a,11aが上記スライド部材23の連結部23bの上下両側に所定の隙間をあけて延びるように一体に突設され、これらブラケット11a,11a間のケーシング11右壁部には、後述の揺動リンク37,37,…を挿通させるリンク挿通口30が開口されている。
さらに、上記ケーシング11の右側外部には、戸パネル5を後側(裏面側)から押すための戸パネル押出部材33が配置されている。この戸パネル押出部材33は上記上下の戸当たり2,2間の間隔よりも少し短くかつ断面の外郭形状が各戸当たり2と略同じ形状とされた直方体からなるもので、開き戸Dが閉じ位置にあるときには、上下の戸当たり2,2間に前面(押出面)が戸当たり2の前面と上下に連続する位置か或いは戸当たり2の前面よりも少し後側に下がった位置に配置される。戸パネル押出部材33の左側面(ケーシング11側の面)には、上記ケーシング11のリンク挿通口30に対応する上下の略中間部に、その左側面を前後面間に亘って断面矩形状に切り欠いた凹陥部33aが形成され、この凹陥部33aの上下両側面間には上下方向の軸心を持つ前後1対のリンクピン35,35が前後方向に並んだ状態で架設されている。
上記スライド部材23の連結部23bと戸パネル押出部材33とは2対の揺動リンク37,37,…によって連結されている。これら揺動リンク37,37,…は、上下に対応するものを1対として両対が前後に並ぶように配列されている。そのうちの2つの上側揺動リンク37,37は、上記ケーシング11における上側ブラケット11aの下側に、また2つの下側揺動リンク37,37は、ケーシング11における下側ブラケット11aの上側にそれぞれ配置されている。そして、このケーシング11の上下ブラケット11a,11a間には上下方向に延びる支持軸38,38(支点部材)が前後に並んで掛け渡され、前側の上下1対の揺動リンク37,37の各中間部は前側の支持軸38を介して、また後側の上下1対の揺動リンク37,37の各中間部は後側の支持軸38を介してそれぞれ上下のブラケット11a,11aに揺動可能に支持されている。
また、上記前側(図1で下側)の上下1対の揺動リンク37,37の各基端部は、それぞれ上記スライド部材23における連結部23bの前側の長孔27に挿通されている係合ピン28の上下端部(上側揺動リンク37にあっては係合ピン28の上端部、下側揺動リンク37にあっては係合ピン28の下端部)に揺動可能に連結され、後側(図1で上側)の上下1対の揺動リンク37,37の各基端部は、それぞれ後側の長孔27に挿通されている係合ピン28の上下端部(上側揺動リンク37にあっては係合ピン28の上端部、下側揺動リンク37にあっては係合ピン28の下端部)に揺動可能に連結されている。
一方、前側の上下2つの揺動リンク37,37の先端部は上記ケーシング11のリンク挿通口30内の前側を通ってケーシング11の右外側に位置していて、戸パネル押出部材33における凹陥部33aの前側のリンクピン35(上側揺動リンク37にあってはリンクピン35の上端部、下側揺動リンク37にあってはリンクピン35の下端部)に、また後側の上下2つの揺動リンク37,37の先端部は上記リンク挿通口30内の後側を通ってケーシング11の右外側に位置していて、上記凹陥部33aの後側のリンクピン35(上側揺動リンク37にあってはリンクピン35の上端部、下側揺動リンク37にあってはリンクピン35の下端部)にそれぞれ揺動可能に連結されている。このことで、スライド部材23の前後方向のスライド移動により揺動リンク37,37,…の支持軸38回りの揺動を介して戸パネル押出部材33をスライド部材23とは逆方向に前後に移動させ、操作ボタン19の押込み操作によりスライド部材23をばね26の付勢力に抗して後方向にスライド移動させて開放動作をさせたときに、揺動リンク37の図1で時計回り方向の回動によって戸パネル押出部材33を前方向に移動させて戸パネル5を後面側から押すようになっている。
また、各揺動リンク37の基端部に連結された係合ピン28と、スライド部材23における連結部23bの長孔27との間には、係合ピン28を長孔27,27に対し相対移動させるクリアランスCが設けられ、このクリアランスCによりスライド部材23の開放動作(後方向のスライド移動)に対し戸パネル押出部材33の前側の移動を遅らせ、ラッチ解除機構17によってラッチ7がラッチ受け15から押し出されるまで戸パネル押出部材33が動かないようにしている。
そして、上記揺動リンク37,37,…と戸パネル押出部材33とで戸パネル押出機構18が構成され、この戸パネル押出機構18は、操作ボタン19(操作部)を後側に押込み操作したときに、上記クリアランスCにより、ラッチ解除機構17の傾斜カム面25にてラッチ7とラッチ受け15との係合が解除された後に、閉じ位置にある戸パネル5の回動側端部5bを後側から開き側に押圧して戸パネル5を開き方向に回動させるように構成とされている。
さらに、上記各揺動リンク37の基端部とスライド部材23との連結位置である係合ピン28の位置から支持軸38(支点部材)までの距離L1が、揺動リンク37の先端部と戸パネル押出部材33との連結位置であるリンクピン35の位置から上記支持軸38までの距離L2よりも小さく設定されている(L1<L2)。
尚、開き戸開放装置10は、金属や樹脂等を用いて作られているが、ラッチ受け15、ラッチ解除機構17等、ラッチ7が繰り返し当たる部分等はステンレス鋼等の耐久性に優れた金属であることが好ましい(後述する実施形態2及び3も同様である)。
次に、上記実施形態の作動について説明する。開き戸Dの閉じ位置では、図1及び図2に示すように、戸パネル5のレバーハンドル8は水平状態にあり、ラッチ7はばねによって付勢されて戸先端面から突出している。図1に示すように、このラッチ7は枠1の左側縦枠部1bにおけるラッチ受け15に進入して係合しており、このことで、戸パネル5は上下の戸当たり2,2に当接した状態で閉じ位置に保持されている。また、スライド部材23はばね26の付勢力により付勢されて前端の待機位置にあり、その凹陥部23a内に上記突出状態のラッチ7が位置しているとともに、スライド部材23の前端にある操作ボタン19が左縦枠部1bの前面(表面)から突出している。また、スライド部材23における連結部23bの各長孔27の後端(図1で上端)の位置に係合ピン28が位置しており、上下の戸当たり2,2間にある戸パネル押出部材33は、その前面(表面)が戸当たり2の前面と上下に連続する位置又は戸当たり2前面よりも少し後側に下がった位置に位置していて、戸パネル5を押していない。このように戸パネル押出部材33が上下の戸当たり2,2間に連続して並ぶように配置されることで、戸パネル押出部材33を設けることの違和感がなく、外観見映えが良くなる。
そして、開き戸Dを開くために、戸パネル5のレバーハンドル8が第1室R1又は第2室R2のいずれかから押し下げられて開き操作されると、この各レバーハンドル8の開き操作に伴い、アーム及びリンクが回動し、このリンクに係合しているラッチ7がばねの付勢力に抗して没入移動してラッチ受け15から抜け出し、両者の係合が解除されて、戸パネル5が開放可能状態となる。このレバーハンドル8による開き操作は従来と同じであり、開き戸Dの開放はアシストされない。
これに対し、開き戸Dを開放がアシストされるように開くときには、上記レバーハンドル8の開き操作ではなく、枠1の左縦枠部1bに設けられている突出状態の操作ボタン19をばね26の付勢力に抗して押込み操作する。この操作に伴い、スライド部材23が待機位置から後端の押込み位置に向かってスライド移動して開放動作をする。このスライド部材23の開放動作により、まず、図3及び図4に示すように、スライド部材23の傾斜カム面25がラッチ7の先端面に当接してラッチ7を没入方向に移動させる。
このとき、スライド部材23と各揺動リンク37の基端部との間にクリアランスCが設けられているので、スライド部材23の開放動作の初期では、その連結部23bの長孔27が後方向に移動するだけであり、その長孔27に挿通された係合ピン28は長孔27に対し前側に相対移動することで追従移動はしない。このことで、ラッチ7がラッチ受け15から抜け出るまで、戸パネル押出部材33は移動しないこととなる。
スライド部材23がさらに後側に移動し、傾斜カム面25がラッチ7を没入させることで、ラッチ7とラッチ受け15との係合が解除されて戸パネル5が開放状態となる。この状態では、上記スライド部材23と各揺動リンク37の基端部との間のクリアランスCがなくなり、スライド部材23の連結部23bの長孔27の前端に係合ピン28が係合して、この係合ピン28の係合により各揺動リンク37の基端部とスライド部材23の連結部23bが一体移動可能に連結される。この連結状態でスライド部材23が後端の押込み位置に達すると、図5及び図6に示すように、スライド部材23の移動(開放動作)に追従して揺動リンク37,37,…が支持軸38回りに回動し、各揺動リンク37の先端部に連結されている戸パネル押出部材33がスライド部材23の移動方向とは逆の前方向に移動して戸パネル5を後側から押す。このことで、上記ラッチ7の解除によって開き状態となっている戸パネル5が閉じ位置から開き、開き戸Dの開放がアシストされる。
そのとき、上記揺動リンク37の基端部とスライド部材23との係合位置である係合ピン28から支持軸38(支点部材)までの距離L1が、揺動リンク37の先端部と戸パネル押出部材33との連結位置であるリンクピン35から支持軸38までの距離L2よりも小さいので、操作ボタン19を押し込んでスライド部材23を後側に移動させる距離と、戸パネル押出部材33を前側に移動させて戸パネル5を押す距離とを比較したときに、前者のスライド部材23の移動距離よりも後者の戸パネル押出部材33の移動距離が大きくなる。その結果、操作ボタン19の少ない距離の押込み操作によって戸パネル5を開くことができる。
以上により、操作ボタン19を押込み操作してラッチ7による閉じ位置への保持を解除するのに引き続いて自動的に戸パネル5が閉じ位置から開き方向に回動して開くこととなる。そのため、第1室R1から開き戸Dを開く際に、荷物等を持っていて両手が塞がっている状態で開き戸Dを開放しようとした場合や、手先の運動機能に障害がある身障者が開き戸Dを開放しようとした場合、操作ボタン19を押込み操作さえすれば、その後は戸パネル5が強制的に開き方向に回動し、例えばレバーハンドル8を掴んだ状態で戸パネル5を手前に引いて開く動作は不要となり、開き戸Dをスムースに開き、その開き操作をアシストすることができる。
この実施形態では、レバーハンドル8の操作でもラッチ7のラッチ受け15との係合が解除できるので、例えば通常はレバーハンドル8の操作によってラッチ7を解除し、上記両手が塞がっている場合や身障者の場合に、開き戸開放装置10を用いて開き戸Dを開放するように使い分けてもよい。
一方、開き戸Dを閉じるときには、上記開き動作とは逆の動作が行われる。すなわち、レバーハンドル8を押し下げる操作(開き操作)をせずに戸パネル5を閉じ位置に回動させたときには、ラッチ7の先端傾斜面7aが縦枠部1b前面の右側角部に当接することで、ラッチ7がばねの付勢力に抗して没入する。或いはレバーハンドル8を押し下げながら戸パネル5を閉じ位置に回動させたときには、上記ラッチ駆動機構によりラッチ7が同様に没入する。そして、戸パネル5が上記突出している戸パネル押出部材33に当接してそれを押すと、上記開き時とは逆に、図5→図3→図1(図6→図4→図2)の動作が行われ、戸パネル5に押された戸パネル押出部材33が後側に移動し、この戸パネル押出部材33に揺動リンク37,37,…を介して連結されているスライド部材23がばね26の付勢力に付勢されて前側に移動し、戸パネル5が戸当たり2との当接により停止して開き戸Dが閉じると、ラッチ7がラッチ受け15に進入するとともに、スライド部材23が待機位置に移動して、操作ボタン19が当初の状態に突出する。
したがって、この実施形態においては、操作ボタン19、ラッチ解除機構17及び戸パネル押出機構18がいずれも枠1側に設けられているので、ラッチ受け15を枠1側に、またラッチ7を戸パネル5側にそれぞれ設ける通常の開き戸の構成をそのまま採用することができる。
さらに、戸パネル5の回動側端部5bに対応する縦枠部1bに操作ボタン19、ラッチ解除機構17及び戸パネル押出機構18を設ければよいので、従来のように、戸パネル5の支持側及び回動側にそれぞれ弾性材料及び押しボタンを分けて設けることも不要で、開き戸開放装置10の構造及び施工は簡単になる。
また、新規に取り付けられる開き戸Dは勿論であるが、既存の開き戸Dの枠1に開き戸開放装置10を取り付けることもできる。その場合、上記のように開き戸Dに用いられている従来のラッチ7がそのまま使用できるため、そのラッチ7を特に変更する必要がない。
尚、この実施形態1においては、揺動リンク37の基端部に連結された係合ピン28とスライド部材23における連結部23bの長孔27との間にクリアランスCを設けたが、揺動リンク37の先端部と戸パネル押出部材33との間に同様のクリアランスを設けてもよく、それらの両方に設けることも可能である。
(実施形態2)
図9及び図10は本発明の実施形態2を示し(尚、以下の各実施形態では、図1〜図8と同じ部分については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する)、上記実施形態1では、ラッチ7の係合解除動作(没入動作)と戸パネル5の押圧動作とをスライド部材23を用いて行うようにしているのに対し、回動部材を用いて行うようにしたものである。
この実施形態では、上記実施形態1と同様に、枠1の左側縦枠部1bに開き戸開放装置10が取り付けられ、この開き戸開放装置10は縦長のケーシング11を有している。このケーシング11における右壁部(戸パネル5の回動側端部5bに対応する側の壁部)の上下略中央でやや後側寄りには、ケーシング11と別体のラッチ受材40が一体的に取付固定され、このラッチ受材40とケーシング11の右壁部とに亘り貫通してケーシング11内に連通する開口からなるラッチ受け15が形成されており、このラッチ受け15(開口)に戸パネル5側のラッチ7を進入させて、ラッチ7とラッチ受け15とを係合させる。
上記ケーシング11の前壁部上側にはボタン挿通口12が開口され、このボタン挿通口12には操作ボタン19が前後方向に移動可能に挿通され、この操作ボタン19は後側部にてケーシング11内に抜け止めされて支持されている。
また、ケーシング11の右壁部の上部前側には、後述の支持軸45を中心とする円弧状のガイド孔42が貫通形成されており、このガイド孔42により後述の力点部47を案内するとともに、揺動部材44の揺動範囲を規制している。
また、ケーシング11の右壁部には上下略中央のやや後寄りの位置に揺動部材44が、前後方向と直交する左右水平方向の支持軸45(支点)を介して揺動可能に支持されている。この揺動部材44は、上側に向かって前側に向かうように延びる上側のレバー部44aと、下側に向かって前側に向かうように延びかつレバー部44aよりも広い幅の下側のアーム部44bとを一体形成した略L字状に湾曲する板状のもので、レバー部44aとアーム部44bの境界である中間部にて上記支持軸45で支持されている。
上記揺動部材44におけるレバー部44aの上端(揺動部材44の一端部)には左方向に延びる丸棒等からなる力点部47が一体的に形成され、この力点部47は上記ガイド孔42を通ってケーシング11内に延びていて上記操作ボタン19の後面に当接可能になっている。また、レバー部44a上端の力点部47とケーシング11内の前壁部後面との間には、揺動部材44をレバー部44a上端が前側に向かう方向に回動付勢するための引張ばね48が操作ボタン19による力点部47の押圧と干渉しないように伸装されており、操作ボタン19が押込み操作されたときに、その操作ボタン19の動きを力点部47で受けて揺動部材44を引張ばね48の付勢力に抗して支持軸45回りに回動させ、アーム部44bの先端部(揺動部材44の他端部)が前側に移動する開放動作を行わせるようにしている。
そして、揺動部材44の他端側であるアーム部44b先端部(下端部)の前側部にはラッチ解除機構17の一部をなすラッチ押込み部50が形成されている。このラッチ押込み部50は、下側に向かって前側に向かうように傾斜しており、揺動部材44の上記開放動作に伴い、ラッチ押込み部50が上記ラッチ7の先端傾斜面7aをその後側(下端部の角部)から前側に押圧して、その分力によりラッチ7を没入方向に押込み移動させるようになっている。
さらに、上記揺動部材44の他端側であるアーム部44b先端部(下端部)の後側部における右側には、上記上下の戸当たり2,2間で下側の戸当たり2近傍に、戸パネル押出機構18の一部をなす戸パネル押出部材33が左右水平方向の軸52により揺動可能に支持されている。この戸パネル押出部材33は、上記戸当たり2の突出高さと同じ幅を持つ板状のもので、その長さ方向の中央部に軸52が幅方向に延びるように挿通されている。また、戸パネル押出部材33は、その重心が軸52よりも下側にあって、自由状態では上下方向に延びる垂直姿勢になるようにアーム部44bに支持されており、揺動部材44の開放動作(アーム部44bの前側への移動)に伴い戸パネル押出部材33で閉じ位置にある戸パネル5を後面側から押すようになっている。その他の構成は実施形態1と同じである。
したがって、この実施形態においては、開き戸Dが閉じ位置にあるとき、上記実施形態1と同様に、戸パネル5のラッチ7はばねに付勢されて戸先端面から突出し、枠1の左側縦枠部1bにおけるケーシング11のラッチ受け15に進入して係合しており、戸パネル5が上下の戸当たり2,2に当接した状態で閉じ位置に保持されている。また、左側縦枠部1bのケーシング11の右壁部に支持されている揺動部材44は、その上端の力点部47に対する引張ばね48の回動付勢力により図9で反時計回り方向に回動して、その力点部47がガイド孔42の前端に位置し、この力点部47によりケーシング11内で操作ボタン19(操作部)の後面が前側に押されて操作ボタン19が左側縦枠部1bの前面から突出している。さらに、揺動部材44のアーム部44b先端部(下端部)の前側にあるラッチ押込み部50は上記ラッチ7の後側にあって、そのラッチ7の先端傾斜面7aを押圧していない。
そして、開き戸Dを開くときには、上記左側の縦枠部1bの前側に突出している操作ボタン19を押込み操作する。この操作ボタン19の押込み操作に伴い、その後面が揺動部材44上端の力点部47を押し、その揺動部材44が引張ばね48の付勢力に抗して図9で時計回り方向に回動する。この揺動部材44の回動により、まず、揺動部材44のアーム部44bの前側に形成されているラッチ押込み部50がラッチ7の先端傾斜面7aを押圧し、この押圧によりラッチ7が没入方向に移動してラッチ7とラッチ受け15との係合が解除され、戸パネル5が開放状態となる。
さらに揺動部材44が回動して力点部47がガイド孔42の後端に達すると、図9に仮想線にて示すように、今度は、アーム部44bの後側に支持されている戸パネル押出部材33が前方向に移動して戸パネル5を後側から前側に押す。このことで、上記ラッチ7の解除によって開放状態となっている戸パネル5が閉じ位置から開き、開き戸Dの開放がアシストされる。この後、操作ボタン19の押込み操作を止めると、引張ばね48の付勢力によって揺動部材44が開き動作とは逆の方向に回動して元の姿勢に戻り、力点部47に押されて操作ボタン19も元の突出状態に戻る。
そのとき、上記戸パネル押出部材33は揺動部材44のアーム部44bに揺動可能に支持されているので、その戸パネル押出部材33が戸パネル5の後面を押す際に戸パネル5の後面に沿うようにスムーズに回動し、戸パネル5を戸パネル押出部材33の長さ方向の全体で押すことができる。尚、この戸パネル押出部材33は揺動部材44に揺動不能に固定することも可能である。
開き戸Dを開き状態から閉じ状態に戻すと、上記開き動作と逆の動作が行われる。よって、この実施形態でも実施形態1と同様の作用効果が得られる。
(実施形態3)
図11及び図12は本発明の実施形態3を示し、上記実施形態2で説明した揺動部材44に操作部を一体に設けるとともに、揺動部材44のレバー部44aとアーム部44bとの上下位置を変えたものである。
すなわち、この実施形態では、開き戸開放装置10は、上記実施形態1,2の如きケーシング11ではなくて矩形状の取付プレート13を有し、この取付プレート13が枠1の左側縦枠部1bの右側面に後部を上下の戸当たり2,2間に位置付けて取付固定されている。そして、取付プレート13自体にラッチ受け15が形成されている。つまり、ラッチ受け15の位置に相当する左側縦枠部1bの右側面が部分的に凹陥されているとともに、この凹陥部分が取付プレート13により覆われ、その取付プレート13の凹陥部分に対応する一部が矩形状に開口されており、この取付プレート13の開口と凹陥部分とによってラッチ受け15が構成されている。
また、取付プレート13の後側下端部に揺動部材44が支持軸45を介して支持されている。この揺動部材44は前側に向かって下側に向かうようにやや傾斜して延びる下側のレバー部44aと、略上下方向に延びる上側のアーム部44bとからなり、レバー部44aの先端(前端)は左縦枠部1bよりも前側に突出し、その先端には、水平左方向に延びる円柱状の操作部54が一体的に設けられており、この操作部54を押込み操作することで、揺動部材44を支持軸45回りに図11で反時計回り方向に回動させて開放動作させるようにしている。
上記アーム部44bの前側上部には、上側に向かって前側に向かうように傾斜するラッチ押込み部50が形成されており、揺動部材44の上記開放動作に伴い、ラッチ押込み部50がラッチ7の先端傾斜面7aをその後側(その上端部の角部)から該先端傾斜面7aを前側に押圧して、その分力によりラッチ7を没入方向に移動させる。
そして、アーム部44bの後側上部には上下の戸当たり2,2間に、戸当たり2の突出高さと同じ幅を持つ板状の戸パネル押出部材33が一体的に固定されている。この戸パネル押出部材33は、揺動部材44が開放動作(図11で反時計回り方向の回動)したときに、閉じ位置にある戸パネル5を後面側から前面上端部で押すように所定の角度で傾斜している。
尚、この実施形態では、取付プレート13における後側上端部及び前端部にそれぞれピン55,55が突設されており、これら2つのピン55,55によって揺動部材44の揺動範囲を規制している。また、実施形態2で用いられている引張ばね48は省略されている。この実施形態における他の構成は上記実施形態2(図9及び図10参照)と同様である。
したがって、この実施形態の場合、開き戸Dの閉じ状態では、戸パネル5のラッチ7は枠1の左側縦枠部1bにおける取付プレート13のラッチ受け15に進入して係合し、戸パネル5は上下の戸当たり2,2に当接した状態で閉じ位置に保持されている。また、取付プレート13に支持されている揺動部材44は、図11で時計回り方向に回動してアーム部44bの後端が後側のピン55に当接した位置にあり、そのレバー部44a先端の操作部54が左側縦枠部1bの前面から突出している。さらに、揺動部材44のアーム部44b先端部の前側にあるラッチ押込み部50は上記ラッチ7の後側にあって、そのラッチ7の先端傾斜面7aを押圧していない。
この状態から開き戸Dを開くときには、上記操作部54を斜め下側に向けて押込み操作する。この押込み操作に伴い、揺動部材44が図11で反時計回り方向に回動し、この揺動部材44の回動により、まず、揺動部材44のアーム部44bの前側に形成されているラッチ押込み部50がラッチ7の先端傾斜面7aを押圧し、この押圧によりラッチ7が没入方向に移動してラッチ7とラッチ受け15との係合が解除され、戸パネル5が開放状態となる。この状態では、戸パネル押出部材33も前方向に移動して略上下方向に延びる姿勢になるが、未だ戸パネル5を押していない。
揺動部材44がさらに回動してアーム部44bの前端が前側のピン55に当接すると、図11で仮想線にて示すように、引き続いて、アーム部44bの後側に固定されている戸パネル押出部材33が前方向に移動して、その前面上端部で戸パネル5を後側から前側に押す。このことで、上記ラッチ7の解除によって開放状態となっている戸パネル5が閉じ位置から開き、開き戸Dの開放がアシストされる。
開き戸Dを開き状態から閉じ状態に戻すと、上記開き動作と逆の動作が行われる。よって、この実施形態でも実施形態2と同様の作用効果が得られる。
尚、この実施形態3においては、揺動部材44のレバー部44aを下側に、またアーム部44bを上側にそれぞれ配置して、操作部54の斜め下側への押込み操作により揺動部材44を開き動作させるようにしているが、これに代え、揺動部材44のレバー部44aとアーム部44bとの上下位置を変えることで、操作部54の斜め上側への押込み操作により揺動部材44を開き動作させるようにしてもよく、実施形態3と同様の作用効果を奏することができる。
(他の実施形態)
尚、上記各実施形態では、戸パネル5の前側にレバーハンドル8を設けているが、枠1側の開き戸開放装置10によってラッチ7を没入させてラッチ受け15との係合を解除できるので、この前側のレバーハンドル8を省略することもできる。
また、実施形態2及び3では、ラッチ受け15と一体化された開き戸開放装置10を取り付けているが、既存のラッチ受けをそのまま用いる場合あれば、そのラッチ受けを除いた同様の機構を持つ開き戸開放装置を加えて取り付ければよい。
本発明は、開き戸の枠側に開き戸開放装置を設けるだけの簡単な構造でラッチの没入動作後に戸パネルを開き方向に移動させることができるので、極めて有用で産業上の利用可能性が高い。
図1は、本発明の実施形態に係る開き戸開放装置をラッチがラッチ受けに係合している状態で拡大して示す水平断面図である。 図2は、図1に示す状態を枠内側から見て示す側面図である。 図3は、ラッチのラッチ受けとの係合が解除されて戸パネル押出部材が戸パネルを押し始める状態を示す図1相当図である。 図4は、図3に示す状態を示す図2相当図である。 図5は、戸パネル押出部材が戸パネルを押した状態を示す図1相当図である。 図6は、図5に示す状態を示す図2相当図である。 図7は、開き戸開放装置の要部を拡大して示す斜視図である。 図8は開き戸の正面図である。 図9は、本発明の実施形態2に係る開き戸開放装置を枠内側から見て示す側面図である。 図10は、実施形態2に係る開き戸開放装置を表側から見て示す正面図である。 図11は、本発明の実施形態3に係る開き戸開放装置を示す図9相当図である。 図12は、実施形態3に係る開き戸開放装置を示す図10相当図である。
符号の説明
D 開き戸
1 枠
5 戸パネル
5a 支持側端部
5b 回動側端部
6 蝶番(支軸)
7 ラッチ
7a 先端傾斜面
8 レバーハンドル
10 開き戸開放装置
11 ケーシング
13 取付プレート
15 ラッチ受け
17 ラッチ解除機構
18 戸パネル押出機構
19 操作ボタン(操作部)
23 スライド部材
25 傾斜カム面
27 長孔
28 係合ピン
33 戸パネル押出部材
35 リンクピン
37 揺動リンク
38 支持軸(支点部材)
C クリアランス
L1 係合ピンの位置から支持軸までの距離
L2 リンクピンの位置から支持軸までの距離
44 揺動部材
45 支持軸
50 ラッチ押込み部
54 操作部

Claims (4)

  1. ラッチ受けが設けられた枠と、該枠に支持側端部で回動可能に支持された戸パネルと、該戸パネルの回動側端部に戸先端面に対し出没可能に支持され、突出時に上記ラッチ受けに係合して戸パネルを閉じ位置に保持するラッチとを備えた開き戸の開放装置であって、
    上記枠には、
    該枠に表裏方向に移動可能にかつ枠の表側に突出するように支持された操作部と、
    上記操作部を裏側に押込み操作したときに、上記閉じ位置にある戸パネルの上記ラッチを没入方向に移動させてラッチ受けとの係合を解除するラッチ解除機構と、
    上記操作部を裏側に押込み操作したときに、上記ラッチ解除機構によってラッチとラッチ受けとの係合が解除された後に、上記閉じ位置にある戸パネルの回動側端部を押して戸パネルを開き側に回動させる戸パネル押出機構と
    が設けられていることを特徴とする開き戸の開放装置。
  2. 請求項1の開き戸の開放装置において、
    枠に表裏方向にスライド可能に設けられ、かつ表側端に操作部が形成されていて該操作部の押込み操作によって裏方向に移動する開放動作を行うスライド部材を備え、
    ラッチ解除機構は、上記スライド部材に形成されかつ該スライド部材の開放動作によりラッチの先端面に当接して該ラッチを没入方向に移動させる傾斜カム面を有し、
    戸パネル押出機構は、中間部が枠に支点部材を介して揺動可能に設けられかつ基端部が上記スライド部材に連結された揺動リンクと、該揺動リンクの先端部に連結され、スライド部材が開放動作をしたときに、上記揺動リンクの回動を介して表方向に移動して戸パネルを裏面側から押す戸パネル押出部材とを有し、
    上記揺動リンクの基端部とスライド部材との間又は揺動リンクの先端部と戸パネル押出部材との間の少なくとも一方には、スライド部材の開放動作に対し戸パネル押出部材の表側の移動を遅らせるクリアランスが設けられていることを特徴とする開き戸の開放装置。
  3. 請求項2の開き戸の開放装置において、
    揺動リンクの基端部とスライド部材との連結位置から支点部材までの距離が、揺動リンクの先端部と戸パネル押出部材との連結位置から支点部材までの距離よりも小さいことを特徴とする開き戸の開放装置。
  4. 請求項1の開き戸の開放装置において、
    ラッチの先端部裏面側には、先端側に向かって表側に向かうように傾斜する先端傾斜面が形成されており、
    枠に対し中間部で表裏方向と直交する水平方向の支点で揺動可能に設けられ、かつ一端に操作部が連結されていて該操作部の押込み操作によって他端部が表側に移動する開放動作を行う揺動部材を備え、
    ラッチ解除機構は、上記揺動部材の他端側に形成されかつ該揺動部材の開放動作により上記ラッチを先端傾斜面で表側に押圧して没入方向に移動させるラッチ押込み部を有し、
    戸パネル押出機構は、上記揺動部材の他端側に設けられかつ該揺動部材の開放動作により戸パネルを裏面側から押す戸パネル押出部材を有することを特徴とする開き戸の開放装置。
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CN113745993A (zh) * 2021-09-07 2021-12-03 源洲电气有限公司 一种便于检修的配电柜
CN113745993B (zh) * 2021-09-07 2023-10-10 源洲电气有限公司 一种便于检修的配电柜

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