JP2008173364A - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機 Download PDF

Info

Publication number
JP2008173364A
JP2008173364A JP2007011139A JP2007011139A JP2008173364A JP 2008173364 A JP2008173364 A JP 2008173364A JP 2007011139 A JP2007011139 A JP 2007011139A JP 2007011139 A JP2007011139 A JP 2007011139A JP 2008173364 A JP2008173364 A JP 2008173364A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vacuum cleaner
electric motor
life
spark
current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007011139A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4584941B2 (ja
Inventor
Tatsuya Honma
竜哉 本間
Hiroshi Numakura
弘 沼倉
Takehiko Yasujima
武彦 安島
Seiichi Jinbo
誠一 神保
Motohiro Murano
元宏 村野
Takeshi Kitakomi
壮 北古味
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd, Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Priority to JP2007011139A priority Critical patent/JP4584941B2/ja
Publication of JP2008173364A publication Critical patent/JP2008173364A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4584941B2 publication Critical patent/JP4584941B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electric Vacuum Cleaner (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Abstract

【課題】モータ電流をA/D変換器で検出するに当たり、ノイズ成分を抽出するためのハイパスフィルターを設けることなく、また、A/D変換器で検出した値を積分器で積分する必要もなく、A/D変換器の変換速度も高速のものでなく、安価で簡便で検出精度の高い検出と、その検出結果から電動機の余寿命を予測し、その結果を報知可能な電気掃除機を得る。
【解決手段】モータ電流を測定する電流検出手段31の出力をノイズ成分のみを抽出することはなく、所定の位相角におけるモータ電流値を測定するように、商用電源1の半周期毎に、商用電源電圧のゼロクロスから所定のタイミングT1で、所定回数例えば1回だけA/D変換器33でサンプリングし、サンプリングした電流の検出値の今回データと前回データとの差と判断レベルとの大小から電動機2の余寿命を予測し、寿命に関する情報を報知するようにした。
【選択図】図2

Description

この発明は、電気掃除機に関し、特に、整流子とブラシとを有する電動機を搭載した電気掃除機に関するものである。
従来の電気掃除機は、例えば、「ファンと整流子モータから成る電動送風機と、前記整流子モータより発生するスパークを検出するスパーク検出手段を備え、前記スパーク検出手段による出力に応じて、整流子モータを制御する…」ものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−136780号公報
従来の電気掃除機は、電動機を制御する制御装置において、ハイパスフィルターを使用し、商用電源電圧のゼロクロスから所定のタイミングT1まで、所定の周期で電流センサーの出力をA/D変換器でサンプリングして、前回サンプリングした電圧と今回サンプリングした電圧レベルの比較を行うようにしたもので、電源から供給される1周波数内で変化する電圧の大小変化が連続的に変化していればスパーク(以下、火花ともいう)が発生していないと判断し、電圧の大小変化が不連続の場合、火花が発生していると判断するようにしたものである。しかし本構成ではノイズ成分を抽出するように構成されているので、本来の測定ノイズ成分以外の外来ノイズも測定することになり、従って、火花発生の誤判断をする恐れがあり、火花検出の精度が低くなるという課題があった。
また、所定のタイミングT1から、所定のサンプリング周期でサンプリングするように構成されているが、サンプリング周期はA/D変換器のA/D変換時間以上である必要があるため、火花判断の精度を高くするためにサンプリング周期を小さくすると、火花の発生を判断するためのデータ処理や、他のプロセスの処理ができるようにするために、結果的に処理速度が速い高性能なマイコン等が必要となり、コストが高くなるという課題があった。特に電源から供給される電流の1周期における変化をハイパスフィルターにより抽出する従来技術ではこの問題が顕著となる。
つまり、火花発生の判断を電源から供給される電流の1周期における変化をハイパスフィルターにより抽出する従来技術では、今回測定と前回測定とを比較するサンプリング周期を、少なくとも火花によるノイズ成分の大小の差が生ずる電源から供給される電流の1周波数よりさらに非常に短い時間の範囲内である必要があり、A/D変換器の変換速度及びこの信号を処理して火花発生の判断をする処理速度が速い高性能なマイコン等が必要となり、コストが高くなるという課題があった。
また、サンプリング周期が小さい場合には今回測定と前回測定との差は、火花発生によるノイズ成分のみの小さな値となるために、A/D変換器は高分解能又は高精度のものが必要となり、コストが高くなるという課題があった。
加えて従来の電気掃除機は、スパークを検出してその発生時に電動機の回転を低下させるなどの制御によりスパーク発生を抑制するだけのものであるため、ブラシ摩耗による電動機の寿命末期が近づくと、頻繁に電動機の回転が低下して、低い能力での吸込みしかできず、使用者に製品故障と受け取られかねないという課題があった。
また、頻繁にスパークが発生するような、ブラシ摩耗による電動機の寿命末期時には、スパークを抑制してはいるものの電動機は回転を続けているので、完全にスパークを除去することができず、整流子が過熱して電動機の巻線被覆の溶融などに伴う発煙・発火が生じるという課題もあった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、火花発生の検出を、検出精度が高く、安価な構成で実現することができ、また、電気掃除機の余寿命に関する情報を使用者に報知することができ、さらに寿命末期時の異常過熱による発煙・発火を防止する電気掃除機を提供することを目的とする。
この発明に係る電気掃除機は、整流子とブラシとを有する電動機と、前記電動機で発生する火花の発生を所定のサンプリングタイミングで検出する火花検出手段と、前記火花検出手段の出力から火花発生レベルを検出し、該火花発生レベルに基づき当該電動機の余寿命を予測する寿命予測手段と、前記寿命予測手段が予測した余寿命に関する情報を報知する伝達手段とを備えたものである。
この発明の電気掃除機は、整流子とブラシとを有する電動機で発生する火花の発生を検出して火花の発生レベルを検出し、この火花発生レベルから余寿命予測し、予測した余寿命に関する情報を報知することで、火花発生の検出を、検出精度が高く、安価な構成で実現することができ、また、電気掃除機の余寿命に関する情報を使用者に報知することができ、また、寿命末期時の異常過熱による発煙・発火を防止することができる。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1における電気掃除機の概略構成図である。図1において、本実施の形態1における電気掃除機は、電気掃除機本体100、ホースユニット120、延長管130、床用吸込具140により構成されており、電気掃除機本体100には、空気を塵埃と共に吸上げる動力としての電動送風機101が内蔵され、電動送風機101の上流側には集塵室102が設けられている。この電動送風機101は、整流子とブラシとを有する電動機2とこの電動機2により回転駆動するファンとから成っており、この電動機2は制御装置110(図2参照)により運転が制御される。また、電気掃除機本体100の吸入口103には、延長目的でホースユニット120が接続され、このホースユニット120を構成するホース121の一端には電気掃除機本体100の吸入口103に着脱可能に連結される接続部122が設けられており、他端に手元ハンドル123が設けられている。この手元ハンドル123には、例えば液晶表示素子などにより所定の情報を使用者に報知する伝達手段6が取り付けられている。そして、手元ハンドル123には延長管130が着脱可能に連結され、さらに延長管130の上流側には床用吸込具140が着脱可能に連結されて、電動送風機101の動作により、床用吸込具140から塵埃と共に集塵室102までの間に負圧の風路、集塵室102の下流側から排気口104の間には排気風路が形成されている。
図2はこの発明の実施の形態1における制御装置のブロック構成図である。図2において、制御装置110は、火花検出手段3と、寿命予測手段4と、駆動手段5と、伝達手段6と、風路遮断手段7と、開閉手段8により構成され、商用電源1から供給される電力により駆動される整流子とブラシとを有する電動機2の運転を制御し、また後述の動作により電動機2の寿命予測及び風路200(後述)の遮断を行うものである。さらに火花検出手段3は、電動機2に流れる電流を検出する電流検出手段31と、電流検出手段31の出力を整流するための整流手段32と、整流手段32の出力をデジタル値として検出するA/D変換手段33とにより構成されている。また、寿命予測手段4は、A/D変換手段33の検出結果から火花の発生レベルを検出して、この火花発生レベルに基づき電動機2の余寿命を予測して予測結果を伝達手段6及び風路遮断手段7へ出力する。伝達手段6は、例えば、液晶表示素子等からなり、寿命予測手段4の出力に基づいて電動機2の余寿命に関する情報や余寿命に応じた所定のメンテナンス事項などの情報を表示する。風路遮断手段7は、寿命予測手段4の出力に基づいて、電気掃除機本体100の風路200(後述)を遮断する。開閉手段8は、例えば、リレーの自己保持回路等で構成され、後述する動作により、回路を遮断することで電動機2への商用電源1の供給を断つ。このような構成による本実施の形態1の動作の詳細を、図3〜図7に基づき次に説明する。
図3はこの発明の実施の形態1における商用電源波形を示す波形図、図4はこの発明の実施の形態1における火花検出手段の検出波形を示す波形図であり、図4(a)は火花が発生しておらず正常な時の電動機2に流れる電流を電流検出手段31が検出した波形図、図4(b)は火花が異常の時の電動機2に流れる電流を電流検出手段31が検出した波形図、図4(c)は電流検出手段31の出力を整流手段32により整流した波形図である。図5はこの発明の実施の形態1における火花検出手段の検出タイミング及び寿命予測手段の動作を示す図であり、図5(a)は整流手段32の出力をA/D変換手段33により検出するサンプリングのタイミング図、図5(b)は整流手段32の出力をA/D変換手段33で検出した検出値、図5(c)はA/D変換手段33の検出値の今回データと前回データとの差の絶対値である変化量と寿命予測手段4の判断レベルを示す図、図5(d)は寿命予測手段4の寿命予測判断結果を示す図である。また、図6はこの発明の実施の形態1における電動機の内部構成及び火花とモータ電流との関係を示す図であり、図6(a)は整流子とブラシとの間で発生する火花の大きさとモータ電流との関係を説明するための電動機2の模式図、図6(b)は火花電圧Vaとモータ電流Imとの関係を示す概略図である。
まず、電動機2が駆動していない場合には当然火花は発生していないため寿命予測手段4は正常と判断し、駆動手段5によって、図3に示す商用電源電圧が電動機2に供給され、電動機2は運転を開始する。また、開閉手段8は、寿命予測手段4が正常と判断した間は、閉路状態となっている。運転開始後の火花が正常な場合の電流検出手段31の検出波形は図4(a)に示すような波形となるが、電動機2に火花が発生すると火花による電圧降下が生じて、電動機2に作用する電圧が低下するために電動機2に流れる電流(以下、モータ電流という)も低下し、電流検出手段31の検出波形は図4(b)のようになる。この現象において、火花は不安定なために電動機2に作用する電圧の低下も不安定なものとなり、結果的にモータ電流も不安定な状態となる。このような現象について、さらに詳細な説明を、図6を用いて説明する。
図6(a)において、ステータ巻線が巻設された整流子2bとブラシ2cとの間に発生する火花の火花電圧Vaと、電動機2に流れるモータ電流Imとの関係は、商用電源1の電圧をVs、電動機2のインピーダンスをZmとしたとき、ブラシ2c1、2c2の2箇所での火花電圧が2Vaとなるため、Im=(Vs−2Va)/Zmとみなすことができる。ここで、便宜上、Zmが火花の発生により大きさが変化しないものとすると、火花が発生していないときの電動機2に流れるモータ電流Im1は、火花電圧Va=0(ゼロ)であるため、Im1=Vs/Zmとなる。しかし、火花が発生すると火花電圧Vaが発生するため、このときの電動機2に流れる電流をIm2とすると、Im2=(Vs−2Va)/Zmとなる。Vaは0と同じかそれより大きい値であるから、上記ケースでモータ電流Imを考えると、Im1>Im2となる。この時、火花電圧Vaは火花の大きさに比例して変化するから、前述の電動機2に流れるモータ電流Imを表す式にあてはめると、結果的に火花の大きさに比例して、モータ電流Imも変化することになる。
この火花電圧Vaとモータ電流Imとの関係は、図6(b)に示すようになり、火花は不安定であるため、火花電圧Vaは、モータ電流Imのピーク値を不安定とする一つの変数的な作用をする。つまり、モータ電流Imのピーク電流を計測すると、商用電源1の電圧の最大値とほぼ同期して、電流のピークが現れる。そして、火花が発生した際には、その大きさに比例した火花電圧Vaが発生するため、モータ電流Imの実効値や瞬時値の値を不安定にする要素となっている。さらに、整流子2bとブラシ2cとの接触状態も不安定なために接触抵抗値も不安定となり、この影響も受けてモータ電流は不安定になっている。すなわち、火花の発生をモータ電流のピーク値の変化量により判断することが可能となり、且つそのピーク値から火花の発生の大きさまで推測することが可能となる。
このような電動機2では、ブラシ2c1、2c2が摩耗していない状態では、火花の発生程度も小さいため、モータ電流のピーク値の変化量も小さいが、ブラシ2c1、2c2が摩耗していくとブラシ2c1、2c2を整流子2bに押し付けているスプリング2d1、2d2の押出し力が低下していくため、ブラシ2c1、2c2と整流子2bとの接触力が低下し、火花の発生頻度が高まるとともに、火花の大きさも大きくなる。更にブラシ2c1、2c2の摩耗が進むと、更に大きな火花が生じ、ブラシ2c1、2c2と整流子2bの接触が保てなくなる時点で寿命となる。つまり、寿命が近づくにつれ、火花が大きくなっていく。
このような考え方に基づき、モータ電流を検出する電流検出手段31の出力を、図4(c)に示すように、整流手段32によって、ダイオードブリッジ(図示していない)などにより例えば全波整流する。A/D変換手段33は、整流手段32の出力を、商用電源1の周期に同期して、所定の時間の位相差で所定回数サンプリングする。即ち、図5(a)に示すように、商用電源電圧の正極側及び負極側の各ゼロクロス(図3のゼロクロス1〜ゼロクロス6)から所定のタイミングT1後に、例えば商用電源1の1/4周期の時間(商用電源の周波数が50Hzの場合、T1=5ms)で、図4(c)に示した、整流手段32の出力を例えば1回サンプリングする。このようにしてA/D変換手段33によりサンプリングした検出値は図5(b)に示すようになる。
次に、寿命予測手段4は、図5(c)に示すように、A/D変換手段33がサンプリングしたデジタル値の今回データ値と前回データ値との変化量(差の絶対値)を求め、これを逐次繰り返す。この時、寿命予測手段4は、求めた変化量と、予め複数設定してある所定の判断レベルとを比較して、変化量が判断レベルを超えたとき、当該判断レベルに応じて、電動機2が所定の余寿命であると予測する。尚、判断レベルは電動機2によって異なるため、実際の変化量等を計測した実験値などで設定するのが良い。
寿命予測手段4は、図5(d)に示すように、図5(c)の電流変化量ΔI1〜ΔI3までは、変化量が判断レベルより小さく、つまり火花発生レベルが小さく、余寿命を予測するための変化量に達していないため、電動機2が正常状態であると判断する。一方、電流変化量ΔI4〜ΔI6では電流変化量が判断レベルより大きく、即ち火花発生レベルが大きく、変化量が超えた判断レベル1〜3に応じて、所定の余寿命(例えば、寿命1〜寿命3)であると予測する。
伝達手段6は、寿命予測手段4により、例えば寿命1〜寿命3の余寿命が予測されると、手元ハンドル123に設けられた例えば液晶表示素子などに、予測された余寿命に関する情報(例えば、寿命までの期間、インジケータ表示など)と、この余寿命に応じた当該電気掃除機のメンテナンス内容の情報(例えば、部品交換を促すメッセージなど)を表示させる。
さらに、風路遮断手段7は、寿命予測手段4により予測された余寿命が所定の余寿命のとき、例えば、図5(d)の寿命3の余寿命と判断されたとき、電気掃除機本体100の吸入口103と排気口104とを連通する風路200を遮断する。これにより、大きな火花発生に伴う発煙を当該電気掃除機本体100外へ排出しないようにする。その詳細な説明を、図7を用いて次に説明する。
図7はこの発明の実施の形態1における電気掃除機本体内部の概略構成図であり、図7(a)は、電動機2が動作して風路200を形成した際の内部構成図、図7(b)は、風路遮断手段7が動作して風路200を遮断した際の内部構造図である。図7(a)に示すように、電動送風機101の周囲にはモータカバー105が設けられ、このモータカバー105の下部には開口106が形成されている。また、開口106と排気口104とを連通する排気風路107が形成される。さらに、電動送風機101と集塵室102との間には風路遮断手段7が設けられ、この風路遮断手段7は、例えば上下に動作するシャッター7aとバイメタル等のばね材7bで構成される。このような構成により、電動送風機101の動作によって吸入口103から吸入された空気が、集塵室102を経てモータカバー105の開口106から排気風路107を通って排気口104から排出される。即ち、電気掃除機本体100の吸入口103と排気口104とを連通する風路200が形成されている。
風路遮断手段7は、図7(a)に示すように、通常は風路200を開放状態としてばね材7bで保持した状態となっている。上述したように、電動機2の寿命が近づくことで火花発生レベルが大きくなり、寿命予測手段4により、発煙の可能性が高い寿命末期として、所定の余寿命(例えば、寿命3)であると判断されたとき、風路遮断手段7は、図7(b)に示すように、ばね材7bに通電してばね材7bを変形させ、シャッター7aを下方に移動させて風路200を遮断する。この風路200を遮断することにより、電動機2より生じた発煙を電気掃除機本体100外へ排出するのを防止する。
また、開閉手段8は、寿命予測手段4により予測された余寿命が所定の余寿命のとき、例えば、図5(d)の寿命3の余寿命と判断されたとき、電動機2に供給される商用電源1の供給を遮断して、電動機2の運転を停止させる。尚、開閉手段8は、風路遮断手段7が風路200を遮断したとき、これに連動して遮断動作を行っても良い。また、この開閉手段8は、例えばリレーの自己保持回路等、電源供給を遮断した後、電源供給の遮断を保持する開閉装置を用いる。
伝達手段6は、開閉手段8が電動機2への電源供給を遮断して、電動機2の運転を停止させた際には、それが寿命末期の判断による旨を表示する。これにより、何故、運転が停止したのかを使用者に報知することが可能となる。
以上のように、本実施の形態1においては、電動機2で発生する火花の検出を、1周期で2回のサンプリングで、検出精度が高く、安価な構成で実現することができ、さらに、検出した火花のレベルにより電動機2の余寿命を予測し、この予測に応じて余寿命に関する情報及び必要なメンテナンス情報を使用者に報知することができる。
また、電動機2に流れるモータ電流を検出し、検出したモータ電流を整流した出力をデジタル値としてサンプリングすることにより、ノイズ成分を抽出するためのハイパスフィルターなどが不要となり、また、外来ノイズを測定してしまうことにより火花発生の誤判断を行うことが極力防止され、火花発生の検出を、検出精度が高く、安価な構成で実現することができる。従って、電気掃除機の制御装置110を極めて簡便で、部品点数も少なく安価で信頼性が高いものとすることができ、さらに電動機2の寿命末期における火花異常による発煙・発火が無い安全な電気掃除機を提供することが可能である。
また、モータ電流のサンプリングにおいて、所定の位相角におけるモータ電流値をサンプリングするように、商用電源電圧の半周期毎に、商用電源電圧のゼロクロスから所定のタイミングT1で、1回サンプリングしているので、高速のA/D変換やデータ処理を必要とする必要がなく、一般的な変換速度のA/D変換器や一般的なデータ処理速度のマイコン等で良く、従って、電気掃除機の制御装置110を安価な構成とすることができ、さらに電動機2の寿命末期における火花異常による発煙・発火が無い安全な電気掃除機を提供することが可能である。
また、寿命予測手段4は、A/D変換手段33がサンプリングしたデジタル値の今回データ値と前回データ値との変化量(差の絶対値)を求め、求めた変化量と火花異常判断レベルとを比較して火花異常と判断しているので、少量の検出値を加算して積み上げる積分手段などが不要となり、火花発生の検出を安価な構成で実現することができる。従って、安価な構成で、寿命末期における火花異常による発煙・発火が無い安全な電気掃除機を提供することが可能である。
また、寿命予測手段4が寿命末期と判断したときは、電気掃除機の風路200を遮断することで電動機2からの発煙を電気掃除機本体100外に排出するのを防止することができ、更に開閉手段8を遮断させることで電動機2への電力供給を遮断して運転を停止できるので、発煙・発火が無い安全な電気掃除機を提供することが可能である。加えて、伝達手段6により電動機2の寿命に関する情報を表示することにより、使用者に電動機2の寿命を知らしめることができる。
尚、本実施の形態1では、モータ電流の検出を商用電源電圧の正極側及び負極側の各ゼロクロス毎(図3のゼロクロス1〜ゼロクロス6)に行う場合を説明したが、本発明はこれに限らず、正極側(図3のゼロクロス1、3、5)又は負極側(図3のゼロクロス2、4、6)の何れか一方の極側のみで行っても同様の検出が可能である。このような構成とすれば測定精度をほぼ前記説明と同様のレベルに維持しながら、更なるコストダウンを図ることができる上、これにより外来ノイズの影響をさらに低減することができる。さらには、検出する波形を例えば10個に1個、20個に1個と絞る構成でも良い。このように構成すれば更なるコストダウンを図ることができる。しかしあまり絞りすぎると電源電圧変動等が火花発生の検出などに影響を及ぼすため望ましくないため、少なくとも1秒に1回以上を対象としてサンプリングすることが望ましい。
さらに、本実施の形態1では、モータ電流を測定するための整流手段32の出力をA/D変換するための所定のタイミングT1を、商用電源電圧のゼロクロスから商用電源1の1/4周期の時間、例えばT1=5ms、とした場合を説明したが、本発明はこれに限らず、例えば、4msでも6msでも良く、モータ電流のA/D変換後における今回データ値と前回データ値とを比較する際に、所定のタイミングT1が同じであれば問題なく同様の検出ができることは言うまでも無い。
さらに、本実施の形態1では、電流検出手段31の出力を商用電源電圧の周波数成分とノイズ成分を分別することなく、A/D変換手段33でサンプリングするように構成しているが、火花によるノイズ成分の影響が強い場合や外来ノイズの影響を受ける場合には、適切なカットオフ周波数を設定し、回路の適切な位置、例えば、A/D変換手段33の前段又は電流検出手段31の後段に、ローパスフィルターを設けることで、さらに確実な火花検知ができることは言うまでも無い。このように構成することでノイズ成分をより良好に除去することができ、正確な火花検知を行うことで安全性等を高めることができる。
さらに、本実施の形態1では、電流検出手段31の出力を整流手段32で整流した後にA/D変換手段33でデジタル値を検出しているが、整流手段32を設けることなく適当に電子回路を設計したり、適当にA/D変換手段33の検出値をデータ処理することで、電流検出手段31の出力を直接A/D変換手段33で検出しても同様の効果が得られることは言うまでも無い。
さらに、本実施の形態1では、整流手段32は、ダイオードブリッジなどにより全波整流する場合を説明をしたが、半波整流回路でもA/D変換手段33のサンプリングするタイミングを適当にすれば、同様の効果が得られることは言うまでも無い。このような構成とすれば測定精度をほぼ前記説明と同様のレベルに維持しながら、更なるコストダウンを図ることができる上、これにより外来ノイズの影響をさらに低減することができる。
さらに、本実施の形態1では、所定のタイミングT1後に、1回だけA/D変換するような構成で説明したが、所定のタイミングT1後に複数回数のA/D変換をする場合には、複数回数のA/D変換して得られたデータについて平均値処理を施して、所定のタイミングT1後のデータとしてその平均値処理した値を扱うことでも良い。このように構成した場合より高性能な回路素子やマイコンなどが必要とされるが、より火花検知の精度を向上させることが可能である。
さらに、本実施の形態1では、所定のタイミングT1は、商用電源電圧のゼロクロスを基点として説明したが、商用電源電圧の所定の電圧値を基点として構成しても同様の効果が得られることは言うまでも無い。
さらに、本実施の形態1では、伝達手段6の搭載場所を手元ハンドル123としたが、これに限らず任意の場所、例えば電気掃除機本体100に取り付けても良い。
さらに、本実施の形態1では、伝達手段6は、例えば液晶表示素子などを用いる場合を説明したが、LED等で構成された表示素子や、スピーカー等の音によるものでも良い。
さらに、本実施の形態1では、風路遮断手段7を電動送風機101と集塵室102との間に設けた場合を説明したが、これに限らず風路200を遮断することができる任意の場所、例えば吸入口103又は排気口104に設けても良い。
実施の形態2.
本実施の形態2では、制御装置110が位相制御によって電動機2に供給する電力の制御を行う形態について説明する。以下、本実施の形態2について、実施の形態1で説明した図2〜図7を併用しながら、図8〜図11を用いて説明する。尚、本実施の形態2における電気掃除機の構成及び電気掃除機本体100の内部構成は上記実施の形態1と同様である。また、上記実施の形態1と同一部分については同一符号を付して、その説明を省略する。
図8はこの発明の実施の形態2における制御装置のブロック構成図である。図8において、本実施の形態2では、上記実施の形態1の構成に加え、電動機2の回転数を制御するために駆動手段5の通電位相を制御する位相制御手段9と、A/D変換手段33がサンプリングするタイミング時間(以下、サンプリングタイミングという)を通電位相に応じて設定するためのサンプリング設定手段10とにより構成されている。
図9はこの発明の実施の形態2における火花検出手段の検出波形及び検出タイミングを示す図であり、図9(a)は、火花が発生しておらず正常な時の電動機2に流れる電流を電流検出手段31が検出した波形図で、位相制御手段9により駆動手段5の位相制御をした場合の通電位相0msの時(波形A:破線)と、通電位相5msの時(波形B:実線)を示したものであり、図9(b)は、火花が異常の時の電動機2に流れる電流を電流検出手段31が検出し、整流手段32で全波整流した波形図で、位相制御手段9による通電位相5msの時を例として示したものであり、さらに、図9(c)は、整流手段32の出力をA/D変換手段33により検出するサンプリングのタイミング図である。図10はこの発明の実施の形態2における通電位相とピーク電流位相との関係を示した特性図である。また、図11はこの発明の実施の形態2における寿命予測手段の第2の判断方法を示す図であり、図11(a)は通電位相5msの時のA/D変換手段33で検出したピーク電流値を示す図で、図11(b)は図11(a)で検出したピーク電流値の最大値と最小値の差である変化量ΔIについて、予め設定してある寿命判断レベルと比較した場合の図である。
まず、位相制御手段9は、火花が正常な場合には適当な通電位相で駆動手段5により電動機2を制御して運転を開始し、電動機2には電流が流れ、電動機2が回転する。図9(a)に示すように、電流検出手段31の検出波形は、位相制御手段9の通電位相0msの場合、点線で示した波形Aのようになり、通電位相5msの場合、実線で示した波形Bのようになる。
通電位相0msの時における電動機2の電流を検出して最終的に寿命予測手段4が火花が正常か、判定レベルを越えているかの判断をするまでの波形及び動作は、上述した実施の形態1と同様であるので、ここでは詳細な動作説明は割愛する。
次に、電動機2の回転数を低くするように制御するため、例えば、通電位相を5msとした場合には、電流検出手段31の検出波形は、図9(a)の実線で示した波形Bのようになる。この時、電流がピーク値をとる時間は、通電位相0msの時と通電位相5msの時では、Δtの時間のズレが生じている。この電流検出手段31の出力を整流手段32で整流した検出波形が図9(b)である。
図9(b)に示すように、波形Bの整流後の波形に対してデジタル値を検出するA/D変換手段33のサンプリングタイミングは、ピーク値において通電位相0msの時と通電位相5msの時とでは、時間差がΔtあるため、通電位相0msで制御した場合と同様の電流波形である上記実施の形態1における、商用電源電圧のゼロクロスから所定のタイミングT1よりもΔtだけ遅い所定のタイミングT2でサンプリングする必要がある。図9(c)は、このようにΔtだけ遅くした所定のタイミングT2でA/D変換手段33のサンプリングのタイミングを表したものである。
これによって、A/D変換手段33は、電流のピーク値でサンプリングすることができ、サンプリングした以降のA/D変換手段33の出力波形、ピーク電流値の変化量、寿命予測判断については、上述した実施の形態1における図5(a)〜図5(c)と同様となり、火花の正常又は判定レベルを越えているかの判断が可能となる。
前記の説明では、電動機2のピーク電流において、通電位相5msの時と通電位相0msの時とでΔtの時間差があることを述べたが、電動機2の回転数制御はこの通電位相5msのみとは限らない。図10は、電源周波数50Hzを例とした電動機2の通電位相を0msから8msまで変化させた時のピーク電流が発生する位相との関係を示した例であり、電動機2の種類や出力などや駆動手段5の特性などでも異なってくる。
図10において、通電位相0msから4msまでのピーク電流発生位相は5msであり、通電位相0msの時との差は無くΔt=0である。このため、A/D変換手段33がサンプリングするための商用電源電圧のゼロクロスからの所定のタイミングT2は5msでピーク電流を検出することができる。ところが通電位相5msでは、ピーク電流発生位相はΔt=1msとなって6msで発生しているため、所定のタイミングT2は6msで行う必要があり、以下通電位相6msでは、所定のタイミングT2は7msとなるように、通電位相によって所定のタイミングT2を変える事によって、A/D変換手段33はピーク電流値を検出することができる。
この通電位相は、電動機2を制御するために予め決められた既知の値であるため、図10に示した通電位相の値に基づいて、ピーク電流発生位相の時間のタイミングT2でサンプリングすれば良い。通電位相の値に応じてサンプリングするタイミングT2を予め測定しておき、これに基づいてサンプリング設定手段10からA/D変換手段33にサンプリングするためのタイミングを出力するものである。
このような構成にすることでピーク電流値を精度良く検出することができるため、電動機2の回転数を制御するための位相制御の幅広い通電位相での寿命予測ができるようになり、寿命末期時には、風路遮断手段7で風路200を塞ぎ、開閉手段8を遮断し、電動機2への電力供給を遮断して運転を停止するように制御することで、電動機2からの発煙・発火を精度良く防止でき、安全が確保できる。
また、位相制御により通電位相を変化させると、図9に示すように、電流値のピーク電流値が変化する。このため、制御される通電位相に合わせて判定レベルを複数有しているのが良い。このようにすることで制御される位相に左右されないで電流値のピーク電流値に合わせた、より精度のよい火花発生を検知でき、制御する位相にあわせ常に火花の発生の検知を精度良く行うことが可能となる。
以上のように、本実施の形態2においては、上記実施の形態1の効果に加え、電動機2の回転数を制御するために幅広い通電位相を変えて制御した場合に、通電位相に応じて、サンプリングタイミングを設定することにより、モータ電流のサンプリングが精度良く検出できるので、寿命予測がより正確に行うことができる。これによって、電動機2の寿命末期における発煙・発火を防止して安全な電気掃除機を提供することが可能である。
尚、本実施の形態2では、寿命予測手段4の判断方法において、実施の形態1と同様に、A/D変換手段33の今回データ値と前回データ値との変化量を、判定レベルと比較することで、寿命を予測する場合を説明をしたが、これに限らず、寿命予測手段4は、A/D変換手段33がサンプリングしたデジタル値の所定時間内における最大値と最小値との差を求め、求めた差の値が予め設定した所定の判定レベルより大きいとき、寿命を予測する第2の判断方法を用いても良い。例えば、図11(a)に示すように、A/D変換手段33がサンプリングしたデータ値について、所定の時間T3内におけるデータ値Ip1〜Ip6において、最大値と最小値を求め、例えば最大値=Ip1、最小値=Ip5のとき、図11(b)に示すように、この最大値と最小値との差である変化量ΔI=Ip1−Ip5を求め、この所定の時間内T3内における差であるΔIと予め設定してある寿命判断レベルと比較して、変化量ΔIが寿命判断レベルよりも大きい場合に電動機2が所定の余寿命であると判断し、寿命予測手段4から予測結果を出力する。このような動作においても同様の効果を得ることができる。
また、上述した第2の判断方法において、寿命予測手段4は、所定の時間T3内で、最大値と最小値との変化量ΔIが、予め設定してある判定レベルと比較して一度でも大きい場合には、寿命の予測結果を出力する場合を示したが、所定の時間T3で1回の判定ではなく、所定の繰り返し回数の判定を行っても良く、所定の時間T3での変化量ΔIが判定レベルを超えることが連続した場合、若しくは所定の時間T3の所定の繰り返し回数のうちに変化量ΔIが判定レベルを超えることが所定の回数があったときに、寿命予測手段4から最終的に寿命予測を出力するようにしても良い。
また、上述した第2の判断方法において、変化量ΔIと予め設定してある寿命判断レベルと比較して、変化量ΔIが寿命判断レベルよりも大きい場合に電動機2が所定の余寿命であると判断する場合を示したが、上述した実施の形態1と同様に、寿命判断レベルを複数設定して、変化量ΔIが超えた各判断レベルに応じて、所定の余寿命(例えば、寿命1〜寿命3)であると予測するようにしても良い。
この発明の実施の形態1における電気掃除機の概略構成図である。 この発明の実施の形態1における制御装置のブロック構成図である。 この発明の実施の形態1における商用電源波形を示す波形図である。 この発明の実施の形態1における火花検出手段の検出波形を示す波形図である。 この発明の実施の形態1における火花検出手段の検出タイミング及び寿命判断手段の動作を示す図である。 この発明の実施の形態1における電動機の内部構成及び火花とモータ電流との関係を示す図である。 この発明の実施の形態1における電気掃除機本体内部の概略構成図である。 この発明の実施の形態2における制御装置のブロック構成図である。 この発明の実施の形態2における火花検出手段の検出波形及び検出タイミングを示す図である。 この発明の実施の形態2における通電位相とピーク電流位相との関係を示した特性図である。 この発明の実施の形態2における寿命推定手段の第2の判断方法を示す図である。
符号の説明
1 商用電源、2 電動機、2b 整流子、2c ブラシ、2d スプリング、3 火花検出手段、4 寿命予測手段、5 駆動手段、6 伝達手段、7 風路遮断手段、7a シャッター、7b ばね材、8 開閉手段、9 位相制御手段、10 サンプリング設定手段、31 電流検出手段、32 整流手段、33 A/D変換手段、100 電気掃除機本体、101 電動送風機、102 集塵室、103 吸入口、104 排気口、105 モータカバー、106 開口、107 排気風路、110 制御装置、120 ホースユニット、121 ホース、122 接続部、123 手元ハンドル、130 延長管、140 床用吸込具、200 風路、Im モータ電流、Va 火花電圧、Vs 商用電源電圧、Zm インピーダンス。

Claims (18)

  1. 整流子とブラシとを有する電動機と、
    前記電動機で発生する火花の発生を所定のサンプリングタイミングで検出する火花検出手段と、
    前記火花検出手段の出力から火花発生レベルを検出し、該火花発生レベルに基づき当該電動機の余寿命を予測する寿命予測手段と、
    前記寿命予測手段が予測した余寿命に関する情報を報知する伝達手段と
    を備えたことを特徴とする電気掃除機。
  2. 整流子とブラシとを有する電動機と、
    前記電動機の運転を制御する駆動手段と、
    前記駆動手段の通電位相を制御する位相制御手段と、
    前記通電位相に応じて、サンプリングタイミングを設定するサンプリング設定手段と、
    前記電動機で発生する火花の発生を、前記サンプリングタイミングで検出する火花検出手段と、
    前記火花検出手段の出力から火花発生レベルを検出し、該火花発生レベルに基づき当該電動機の余寿命を予測する寿命予測手段と、
    前記寿命予測手段が予測した余寿命に関する情報を報知する伝達手段と
    を備えたことを特徴とする電気掃除機。
  3. 前記寿命予測手段が予測した余寿命に応じて、電気掃除機本体の吸入口と排気口とを連通する風路を遮断する風路遮断手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の電気掃除機。
  4. 前記風路遮断手段は、前記寿命予測手段により予測された余寿命が所定の余寿命のとき、前記風路を遮断することを特徴とする請求項3記載の電気掃除機。
  5. 前記風路遮断手段は、前記風路を遮断した後、前記風路の連通を復帰させないことを特徴とする請求項3又は4記載の電気掃除機。
  6. 前記寿命予測手段が予測した余寿命に応じて、前記電動機への電源供給を遮断する開閉手段を備えたことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の電気掃除機。
  7. 前記開閉手段は、前記風路遮断手段が前記風路を遮断したとき、前記電動機への電源供給を遮断することを特徴とする請求項6記載の電気掃除機。
  8. 前記開閉手段は、前記電動機への電源供給を遮断した後、電源供給の遮断を保持する開閉装置を用いることを特徴とする請求項6又は7記載の電気掃除機。
  9. 前記伝達手段は、前記寿命予測手段が予測した余寿命に応じて、所定のメンテナンス情報を報知することを特徴とする請求項1〜8の何れかに記載の電気掃除機。
  10. 前記火花検出手段は、前記電動機に供給される電流の絶対値を検出することを特徴とする請求項1〜9の何れかに記載の電気掃除機。
  11. 前記火花検出手段は、
    前記電動機に流れる電流を検出する電流検出手段と、
    前記電流検出手段の出力を整流する整流手段と、
    前記整流手段の出力をデジタル値としてサンプリングするA/D変換手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1〜10の何れかに記載の電気掃除機。
  12. 前記A/D変換手段は、前記電動機に供給される商用電源の周期に同期して、所定の時間の位相差で所定回数、前記電動機に流れる電流をサンプリングすることを特徴とする請求項11記載の電気掃除機。
  13. 前記A/D変換手段は、前記所定の時間の位相差を、前記商用電源の周期の1/4の時間とすることを特徴とする請求項12記載の電気掃除機。
  14. 前記A/D変換手段は、前記所定回数を、前記商用電源の半周期毎に1回とすることを特徴とする請求項12又は13記載の電気掃除機。
  15. 前記A/D変換手段は、前記サンプリング設定手段により設定されたサンプリングタイミングで、前記電動機に流れる電流をサンプリングすることを特徴とする請求項2に従属する請求項11記載の電気掃除機。
  16. 前記寿命予測手段は、前記A/D変換手段がサンプリングした前記デジタル値の今回データと前回データとの差を求め、求めた差の値が予め設定した所定の判断レベルより大きいとき、前記電動機が所定の余寿命であると予測することを特徴とする請求項11〜15の何れかに記載の電気掃除機。
  17. 前記寿命予測手段は、前記A/D変換手段がサンプリングした前記デジタル値の所定時間内における最大値と最小値との差を求め、求めた差の値が予め設定した所定の判断レベルより大きいとき、前記電動機が所定の余寿命であると予測することを特徴とする請求項11〜15の何れかに記載の電気掃除機。
  18. 前記寿命予測手段は、前記所定の判断レベルを複数設定し、前記電動機の余寿命を多段階に予測することを特徴とする請求項16又は17記載の電気掃除機。
JP2007011139A 2007-01-22 2007-01-22 電気掃除機 Active JP4584941B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007011139A JP4584941B2 (ja) 2007-01-22 2007-01-22 電気掃除機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007011139A JP4584941B2 (ja) 2007-01-22 2007-01-22 電気掃除機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008173364A true JP2008173364A (ja) 2008-07-31
JP4584941B2 JP4584941B2 (ja) 2010-11-24

Family

ID=39700858

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007011139A Active JP4584941B2 (ja) 2007-01-22 2007-01-22 電気掃除機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4584941B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010088649A (ja) * 2008-10-08 2010-04-22 Panasonic Corp 電気掃除機
JP2010273984A (ja) * 2009-05-29 2010-12-09 Toshiba Corp 電気掃除機
JP2011062229A (ja) * 2009-09-15 2011-03-31 Toshiba Corp 電気掃除機

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09140101A (ja) * 1995-11-14 1997-05-27 Toshiba Corp 整流火花の傾向管理装置
JP2001136780A (ja) * 1999-11-10 2001-05-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電動送風機用制御回路及び電気掃除機

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09140101A (ja) * 1995-11-14 1997-05-27 Toshiba Corp 整流火花の傾向管理装置
JP2001136780A (ja) * 1999-11-10 2001-05-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電動送風機用制御回路及び電気掃除機

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010088649A (ja) * 2008-10-08 2010-04-22 Panasonic Corp 電気掃除機
JP2010273984A (ja) * 2009-05-29 2010-12-09 Toshiba Corp 電気掃除機
JP2011062229A (ja) * 2009-09-15 2011-03-31 Toshiba Corp 電気掃除機

Also Published As

Publication number Publication date
JP4584941B2 (ja) 2010-11-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4937356B2 (ja) モータ制御装置、電気掃除機及び手乾燥装置
US10874969B2 (en) Method for cleaning a filter of a vacuum cleaning apparatus and vacuum cleaning apparatus therefor
JP5634014B2 (ja) 接続異常検知装置および家電機器
JP4726758B2 (ja) 電動機制御装置、電気掃除機及び手乾燥装置
KR101109962B1 (ko) 전기 청소기
JP4584941B2 (ja) 電気掃除機
TW201725347A (zh) 監視裝置及監視方法
JP4496573B2 (ja) 電動送風機用制御回路及び電気掃除機
JP2010178414A (ja) 電源装置、空気調和機
JP4999747B2 (ja) 絶縁異常検知装置および家電機器
JP5395518B2 (ja) 電気掃除機
JP5256981B2 (ja) 電気掃除機
JP2006204470A (ja) 電気掃除機
JP5121914B2 (ja) 電動機制御装置、電気掃除機及び手乾燥装置
KR101252433B1 (ko) 전기 진공 청소기
JP2010213797A (ja) 電気掃除機
JP2001087191A (ja) 電気掃除機
JP5380090B2 (ja) 電気掃除機
JP5765247B2 (ja) 電気掃除機
JP5135203B2 (ja) 電気掃除機
JP5151304B2 (ja) 電気掃除機
JP2007319581A (ja) 電気掃除機の制御装置
JP2010011995A (ja) 電気掃除機
JP2019076545A (ja) 電気掃除機
JP2009225815A (ja) 電気掃除機

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100601

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100702

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100824

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100902

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4584941

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130910

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250