JP2010178414A - 電源装置、空気調和機 - Google Patents
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Abstract
【課題】回路の大規模化やコストアップを防止又は抑制しつつ、リレーの溶着を検出することのできる電源装置を提案する。
【解決手段】ブレーカのオンにより外部電源から制御部への給電が開始されると(♯1)、時間計測部はその時点からの経過時間を測定し(♯2)、リレー溶着検出部は時間計測部により予め定められた経過時間が計測されると(♯3)、コンデンサの出力電圧を検出する(♯4)。リレー溶着検出部は、その出力電圧と閾値との大小を比較して、前記出力電圧が前記閾値より大きいときには(♯5でYES)、メインリレー及び突入電流防止用リレーのうち少なくとも一方に溶着が発生していると判定し(♯6)、報知部はその旨を報知する(♯7)一方、前記出力電圧が前記閾値以下のときには(♯5でNO)、前記メインリレー及び前記突入電流防止用リレーには溶着が発生していないと判定する(♯8)。
【選択図】図4
【解決手段】ブレーカのオンにより外部電源から制御部への給電が開始されると(♯1)、時間計測部はその時点からの経過時間を測定し(♯2)、リレー溶着検出部は時間計測部により予め定められた経過時間が計測されると(♯3)、コンデンサの出力電圧を検出する(♯4)。リレー溶着検出部は、その出力電圧と閾値との大小を比較して、前記出力電圧が前記閾値より大きいときには(♯5でYES)、メインリレー及び突入電流防止用リレーのうち少なくとも一方に溶着が発生していると判定し(♯6)、報知部はその旨を報知する(♯7)一方、前記出力電圧が前記閾値以下のときには(♯5でNO)、前記メインリレー及び前記突入電流防止用リレーには溶着が発生していないと判定する(♯8)。
【選択図】図4
Description
本発明は、整流回路及びコンデンサ等を用いて圧縮機モータ等の駆動負荷に電力を供給する電源装置の技術分野に属し、特に前記電源装置に搭載されるリレーの溶着検出に関する。
室内の空気の冷暖房をはじめとする空調動作を行う空気調和機は、冷媒を圧縮する圧縮機や冷房又は暖房された空気を送風するファンを備え、また、このような圧縮機やファンを駆動するモータへの電力供給を行う電源装置が備えられている。
この電源装置は、例えば、交流電力を整流する整流回路、整流回路の出力を平滑化する平滑回路としてのコンデンサ、整流回路と前記コンデンサとの間の経路を導通及び遮断するためのメインリレー等を備えて構成される。また、前記コンデンサへの電力供給開始直後の所謂突入電流の発生をできる限り防止するため、前記メインリレーを迂回する迂回路を設けると共に、該迂回路に突入電流防止用の抵抗素子を配設し、電力供給開始直後はメインリレーをオフすることで、コンデンサへの供給電流が前記抵抗素子を流れるようにして該供給電流を制限する技術が一般に知られている。
このような構成においては、メインリレーのオンオフを始めとする各種の制御を行うマイコンの暴走などに因って、コンデンサへの供給電流を0にした状態でメインリレーをオフできないことがある。このとき、メインリレーの端子間での放電によって該両端子が溶着することがあるという問題があった。
このリレーの溶着検出に関連する技術として、例えば下記特許文献1がある。下記特許文献1には、多相交流開閉器の各相の接点溶着を検出する装置であって、各相の主接点と連動する補助接点と抵抗素子との直列回路と、入力スイッチと励磁コイルとの直列回路とを、電源とグランドとの間に並列接続し、前記補助接点と抵抗素子との接続点及び前記入力スイッチと励磁コイルとの接続点から電圧信号(H信号又はL信号)をそれぞれ取り出し、各電圧信号の組み合わせに基づいて、各相の設定溶着を検出する技術が開示されている。
しかしながら、前記特許文献1の構成にあっては、接点の溶着検出を回路(ハードウェア)で実現しているため、回路の大規模化やコストアップを招来する。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、回路の大規模化やコストアップを防止又は抑制しつつ、リレーの溶着を検出することのできる電源装置を提案することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、外部電源(E)から供給される交流電力を整流する整流回路(RC)と、前記整流回路(RC)の出力を平滑化する平滑部(C)と、前記外部電源(E)と前記平滑部(C)との間の主経路上に設けられたメインリレー(RL1)を有し、前記主経路を導通及び遮断するリレー部と、前記メインリレー(RL1)を迂回して前記平滑部(C)に電力を供給するための迂回路と、前記迂回路上に設けられた突入電流防止用抵抗素子(R1)と、前記平滑部(C)の出力を用いて駆動対象に供給する駆動電力を生成する駆動電力生成部(3)と、前記リレー部のオンオフ動作を制御するとともに、前記駆動電力生成部(3)の動作を制御する制御部(2)と、前記リレー部をオフさせるオフ信号が前記制御部(2)から前記リレー部に予め出力されている状態で前記外部電源(E)から前記制御部(2)への給電が開始されたとき、該給電開始タイミングで時間の計測を開始する時間計測部(21)と、前記時間計測部(21)により予め定められた経過時間が計測されると、前記平滑部(C)の出力電圧を検出する電圧検出部(VDC)と、前記電圧検出部(VDC)により検出される前記平滑部(C)の出力電圧と予め定められた閾値とを比較し、前記平滑部(C)の出力電圧が前記閾値より大きいとき、前記リレー部に溶着が発生しているものと判定し、前記平滑部(C)の出力電圧が前記閾値以下のとき、前記リレー部に溶着が発生していないものと判定するリレー溶着検出部(24)とを備える電源装置である。
この発明によれば、外部電源から制御部への給電が開始された時点から予め定められた経過時間が経過したときの平滑部の出力電圧と予め定められた閾値との比較結果に基づいてリレー部における溶着の有無を判定する方法を採用したので、該処理を行う前記リレー溶着検出部をソフトウェアで実現することができるとともに、比較的簡単な処理で、リレー部における溶着の有無を判定することができる。したがって、回路の大規模化やコストアップを防止又は抑制しつつ、リレー部の溶着を検出することができる。
請求項2に記載の発明は、外部電源(E)から供給される交流電力を整流する整流回路(RC)と、前記整流回路(RC)の出力を平滑化する平滑部(C)と、前記外部電源(E)と前記平滑部(C)との間の主経路上に設けられたメインリレー(RL1)を有し、前記主経路を導通及び遮断するリレー部と、前記メインリレー(RL1)を迂回して前記平滑部(C)に電力を供給するための迂回路と、前記迂回路上に設けられた突入電流防止用抵抗素子(R1)と、前記平滑部(C)の出力を用いて駆動対象に供給する駆動電力を生成する駆動電力生成部(3)と、前記リレー部のオンオフ動作を制御するとともに、前記駆動電力生成部(3)の動作を制御する制御部(2)と、前記リレー部をオフさせるオフ信号が前記制御部(2)から前記リレー部に予め出力されている状態で前記外部電源(E)から前記制御部(2)への給電が開始されると、前記平滑部(C)の出力電圧の検出を開始する電圧検出部(VDC)と、前記電圧検出部(VDC)により検出される前記平滑部(C)の出力電圧が予め定められた期間連続して予め定められた閾値より大きいときに前記リレー部に溶着が発生しているものと判定し、それ以外のとき、前記リレー部に溶着が発生していないものと判定するリレー溶着検出部とを備える電源装置である。
この発明によれば、平滑部の出力電圧が予め定められた期間連続して予め定められた閾値より大きくなったか否かに基づいてリレー部における溶着の有無を判定する方法を採用したので、該処理を行う前記リレー溶着検出部をソフトウェアで実現することができるとともに、比較的簡単な処理で、リレー部における溶着の有無を判定することができる。したがって、回路の大規模化やコストアップを防止又は抑制しつつ、リレー部の溶着を検出することができる。
請求項3に記載の発明は、外部電源(E)から供給される交流電力を整流する整流回路(RC)と、前記整流回路(RC)の出力を平滑化する平滑部(C)と、前記外部電源(E)と前記平滑部(C)との間の主経路上に設けられたメインリレー(RL1)を有し、前記主経路を導通及び遮断するリレー部と、前記メインリレー(RL1)を迂回して前記平滑部(C)に電力を供給するための迂回路と、前記迂回路上に設けられた突入電流防止用抵抗素子(R1)と、前記平滑部(C)の出力を用いて駆動対象に供給する駆動電力を生成する駆動電力生成部(3)と、前記平滑部(C)に放電動作を行わせるべく、オン状態の前記リレー部をオフさせるオフ信号を該リレー部に出力する制御部(2)と、前記制御部(2)による前記オフ信号の出力タイミングで時間の計測を開始する時間計測部(21)と、前記時間計測部(21)により予め定められた経過時間が計測されたタイミングで前記平滑部(C)の出力電圧を検出する電圧検出部(VDC)と、前記電圧検出部(VDC)により検出される前記平滑部(C)の出力電圧と予め定められた閾値とを比較し、前記平滑部(C)の出力電圧が前記閾値より大きいとき、前記リレー部に溶着が発生しているものと判定し、前記平滑部(C)の出力電圧が前記閾値以下のとき、前記リレー部に溶着が発生していないものと判定するリレー溶着検出部(24)とを備える電源装置である。
この発明によれば、オン状態の前記リレー部をオフさせるオフ信号を制御部が前記リレー部に出力した時点から予め定められた経過時間が経過したときの平滑部の出力電圧と予め定められた閾値との比較結果に基づいてリレー部における溶着の有無を判定する方法を採用したので、該処理を行う前記リレー溶着検出部をソフトウェアで実現することができるとともに、比較的簡単な処理で、リレー部における溶着の有無を判定することができる。したがって、回路の大規模化やコストアップを防止又は抑制しつつ、リレー部の溶着を検出することができる。
請求項4に記載の発明は、外部電源(E)から供給される交流電力を整流する整流回路(RC)と、前記整流回路(RC)の出力を平滑化する平滑部(C)と、前記外部電源(E)と前記平滑部(C)との間の主経路上に設けられたメインリレー(RL1)を有し、前記主経路を導通及び遮断するリレー部と、前記メインリレー(RL1)を迂回して前記平滑部(C)に電力を供給するための迂回路と、前記迂回路上に設けられた突入電流防止用抵抗素子(R1)と、前記平滑部(C)の出力を用いて駆動対象に供給する駆動電力を生成する駆動電力生成部(3)と、前記平滑部(C)に放電動作を行わせるべく、オン状態の前記リレー部をオフさせるオフ信号を該リレー部に出力する制御部(2)と、前記制御部(2)による前記オフ信号の出力タイミングで時間の計測を開始する時間計測部(21)と、前記制御部(2)による前記オフ信号の出力タイミングで前記平滑部(C)の出力電圧を第1検出電圧として検出するとともに、前記時間計測部(21)により予め定められた経過時間が計測されたタイミングで前記平滑部(C)の出力電圧を第2検出電圧として検出する電圧検出部(VDC)と、前記第1検出電圧から前記第2検出電圧への電圧低下量を算出し、該電圧低下量と予め定められた閾値とを比較し、前記電圧低下量が前記閾値より小さいとき、前記リレー部に溶着が発生しているものと判定し、前記電圧低下量が前記閾値以上のとき、前記リレー部に溶着が発生していないものと判定するリレー溶着検出部(24)とを備える電源装置である。
この発明によれば、前記制御部による前記オフ信号の出力タイミングにおける平滑部の出力電圧から、予め定められた時間経過後における平滑部の出力電圧への電圧低下量に基づいて、リレー部における溶着の有無を判定する方法を採用したので、該処理を行う前記リレー溶着検出部をソフトウェアで実現することができるとともに、比較的簡単な処理で、リレー部における溶着の有無を判定することができる。したがって、回路の大規模化やコストアップを防止又は抑制しつつ、リレー部の溶着を検出することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4の何れか一項に記載の電源装置において、前記リレー部は、前記迂回路上に設けられた突入電流防止用リレー(RL2)を更に備え、前記突入電流防止用リレー(RL2)は、前記迂回路を導通及び遮断するものであり、前記制御部(2)は、前記リレー溶着検出部(24)による判定に関連する一連の処理を開始する時点で、前記メインリレー(RL1)に出力する該リレー(RL1)の動作信号と同一の動作信号を前記突入電流防止用リレー(RL2)に予め出力するものである。
この発明によれば、前記迂回路を導通及び遮断する突入電流防止用リレーが前記迂回路上に設けられている場合には、一連のリレー溶着判定処理を開始する前に、前記突入電流防止用リレーを前記メインリレーと同一の動作状態(請求項1,2に記載の発明においてはオフ状態、請求項3,4に記載の発明においてはオン状態)にしておき、請求項1乃至4の何れか一項に記載の電源装置におけるリレーの溶着判定を行うようにすることで、前記メインリレー及び前記突入電流防止用リレーのうち少なくとも一方に溶着が発生した場合に、その溶着を検出することができる。
請求項6に記載の発明は、圧縮機と、前記圧縮機を駆動する前記駆動対象としてのモータ(M)と、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の電源装置(1)とを備えた空気調和機である。
この発明によれば、空気調和機において、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の発明による効果が得られる。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の空気調和機において、前記リレー溶着検出部(24)により前記リレー部に溶着が発生しているものと判定されると、その旨を報知する報知部(25)を更に備えるものである。
この発明によれば、前記リレー溶着検出部により前記リレー部に溶着が発生しているものと判定されると、その旨を報知する報知部を更に備えたので、ユーザやサービスマンは、電源装置に異常が発生していることを認識することができる。
請求項8に記載の発明は、請求項6又は7に記載の空気調和機において、前記リレー溶着検出部(24)により前記リレー部に溶着が発生しているものと判定されると、空気調和動作を中止するものである。
この発明によれば、前記リレー溶着検出部により前記リレー部に溶着が発生しているものと判定されると、空気調和動作を中止するようにしたので、空気調和動作を継続する場合に比して、電源装置や他の構成部分にも異常を来たすのを回避することができる。
本発明によれば、回路の大規模化やコストアップを防止又は抑制しつつ、リレー部の溶着を検出することのできる電源装置を提案することができる。
以下、本発明に係る電源装置の実施形態について図面に基づき説明する。図1は、本発明に係る電源装置の一例を示す回路図である。
(第1の実施形態)
図1に示すように、電源装置1は、例えば図略の空気調和機に備えられる圧縮機のモータMを駆動する電源装置として適したものであり、整流回路RCと、メインリレーRL1と、コンデンサCと、電圧検出回路VDCと、突入電流防止用抵抗素子R1(以下、単に抵抗素子R1という)と、突入電流防止用リレーRL2と、ダイオードDと、放電抵抗素子R2と、インバータ回路3と、制御部2とを備えて構成されている。
図1に示すように、電源装置1は、例えば図略の空気調和機に備えられる圧縮機のモータMを駆動する電源装置として適したものであり、整流回路RCと、メインリレーRL1と、コンデンサCと、電圧検出回路VDCと、突入電流防止用抵抗素子R1(以下、単に抵抗素子R1という)と、突入電流防止用リレーRL2と、ダイオードDと、放電抵抗素子R2と、インバータ回路3と、制御部2とを備えて構成されている。
整流回路RCは、商用電源等の外部電源Eの出力端子T1〜T3に接続されており、外部電源Eから出力される交流電力を整流するものである。整流回路RCは、例えばダイオードブリッジ回路からなる。
コンデンサC及びメインリレーRL1は整流回路RCに対して直列に接続されている。コンデンサCは、平滑回路を構成し、整流回路RCの出力を平滑化するものである。
メインリレーRL1は、整流回路RCからコンデンサCへの電流経路のオンオフを行うものである。すなわち、メインリレーRL1がオンされると、整流回路RCからコンデンサCへの電流経路が導通されて、整流回路RCの出力がコンデンサCに供給される一方、該メインリレーRL1がオフされると、整流回路RCからコンデンサCへの電流経路が遮断されて、整流回路RCの出力がコンデンサCに供給されない。
電圧検出回路VDCは、コンデンサCの両極間の電圧を検出するものであり、図示しないが、例えば、2つの分圧抵抗素子が直列に接続され、それらの分圧抵抗素子の接続点における電圧を出力する構成が想定される。電圧検出回路VDCは、検出した電圧を電圧信号として制御部2に出力する。
放電抵抗素子R2は、コンデンサCが放電動作を行うときの放電電流の電流量を制限するためのものである。インバータ回路3は、コンデンサCの両端電圧と制御部2から出力されるモータ駆動信号とから予め定められた交流電力を生成し、該交流電力をモータMに出力するものである。
抵抗素子R1、突入電流防止用リレーRL2及びダイオードDは直列回路を構成する。すなわち、抵抗素子R1の一方の端子と突入電流防止用リレーRL2の一方の端子とが接続されており、突入電流防止用リレーRL2の他方の端子とダイオードDのアノードとが接続されている。この直列回路がコンデンサCへの突入電流を防止する突入電流防止回路として機能する。
そして、抵抗素子R1の他方の端子が該突入電流防止回路の入力端子として機能し、ダイオードDのカソードが該突入電流防止回路の出力端子として機能する。
また、本実施形態においては、前記突入電流防止回路の入力端子(抵抗素子R1の他方の端子)が、前記外部電源Eに接続された交流電源線のうち1本の交流電源線に接続されており、また、前記突入電流防止回路の出力端子(ダイオードDのカソード)が前記コンデンサCの一方の極板とメインリレーRL1との接続点に接続されている。
これにより、外部電源Eからの供給電力を、整流回路RC、メインリレーRL1を介してコンデンサCに供給するメイン経路に加え、外部電源Eからの供給電力を、前記突入電流防止回路を介してコンデンサCに供給するサブ経路が備えられることになる。
そして、本実施形態の電源装置1は、メイン経路を用いてコンデンサCの充電を行うと突入電流が発生する虞がある期間については、前記抵抗素子R1によって電流を制限する前記サブ経路を用いて(突入電流防止回路を介して)コンデンサCの充電を行い、該期間を過ぎると、前記抵抗素子R1での電力消費を回避するべく、前記メイン経路を用いてコンデンサCの充電を行うようにしている。
前述したように、サブ経路上にはダイオードDが備えられているため、該サブ経路を用い、半波整流された交流電力によりコンデンサCが充電されることとなる。このダイオードDの半波整流作用によって、コンデンサCへの供給電流、すなわち突入電流防止用リレーRL2に流れる電流が0(零)になる期間が周期的に出現する。
本実施形態の電源装置1は、前記突入電流防止用リレーRL2をオフする場合に、その突入電流防止用リレーRL2に流れる電流が0(零)になる期間(図3に示す期間Tw)に、前記突入電流防止用リレーRL2をオフする。これにより、前記突入電流防止用リレーRL2に電流が流れているときに該突入電流防止用リレーRL2をオフすることで、該突入電流防止用リレーRL2の端子間での放電による突入電流防止用リレーRL2の溶着が発生するのを防止する。
図1に戻り、制御部2は、各種制御プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)、データを一時的に保管する機能や作業領域としての機能を有するRAM(Random Access Memory)、及び上記制御プログラム等をROMから読み出して実行するマイクロコンピュータからなり、時間計測部21と、リレー制御部22と、モータ駆動信号生成部23と、リレー溶着検出部24と、報知部25とを備える。
時間計測部21は、図略のブレーカがオンされることにより外部電源Eから当該制御部2への給電が開始されると、時間の計測を開始するものである。
リレー制御部22は、メインリレーRL1及び突入電流防止用リレーRL2のオンオフ動作を制御するものである。
本実施形態の電源装置1においては、図2に示すように、コンデンサCを充電してモータMを駆動する場合に、コンデンサCへの突入電流の発生を防止しながらコンデンサCへ電流を供給する突入電流防止期間と、該突入電流防止期間のようなコンデンサCへの電流制限を行わないでコンデンサCへ電流を供給する通常供給期間とが設けられている。
突入電流防止期間では、リレー制御部22はメインリレーRL1をオフし、突入電流防止用リレーRL2をオンする。これにより、外部電源Eの供給電力が前記突入電流防止回路を介してコンデンサCに供給される。その結果、該突入電流防止期間では、前記通常供給期間より小さい電流でコンデンサCが充電され、突入電流の発生が防止される。
ここで、図3に示すように、ダイオードDによる半波整流作用によって、前記突入電流防止期間に、コンデンサCの供給電流、すなわち突入電流防止用リレーRL2に流れる電流が0(零)になる期間Twが周期的に出現する旨前述したが、突入電流防止用リレー制御部22は、突入電流防止用リレーRL2に流れる電流が0(零)になる期間Twに、突入電流防止期間から通常供給期間への移行を行うべく前記突入電流防止用リレーRL2をオフする。
一方、通常供給期間では、リレー制御部22はメインリレーRL1をオンし、突入電流防止用リレーRL2をオフする。このとき、外部電源Eの供給電力が整流回路RC及びメインリレーRL1を介してコンデンサCに供給される。これにより、前記突入電流防止回路における抵抗素子R1での電力損失が無い分、突入電流防止期間に比してコンデンサCを効率的に充電することができる。
モータ駆動信号生成部23は、電圧検出回路VDCから出力される電圧信号に基づいて、インバータ回路3に出力すべきモータ駆動信号を生成し、該モータ駆動信号をインバータ回路3に出力するものである。
リレー溶着検出部24は、メインリレーRL1及び突入電流防止用リレーRL2の溶着の有無を検出するものである。報知部25は、リレー溶着検出部24により、前記メインリレーRL1及び前記突入電流防止用リレーRL2のうち少なくとも一方に溶着が発生しているものと判定されたとき、その旨を視覚的又は聴覚的に報知するものである。
本実施形態においては、リレー溶着検出部24は、図略のブレーカがオンされたときに、前記溶着の有無に係る検出処理を行う。以下、リレー溶着検出部24による溶着検出処理について説明する。なお、以下に説明する溶着検出処理を実行する前に、前記ブレーカは予めオフされており、また、メインリレーRL1及び突入電流防止用リレーRL2には、各リレーRL1,RL2をオフするオフ信号が制御部2(リレー制御部22)から予め出力されているものとする。
図4は、前記溶着検出処理を示すフローチャート、図5は、前記ブレーカのオン以降におけるコンデンサCの電圧Vcの変化と、制御部2(リレー制御部22)がメインリレーRL1及び突入電流防止用リレーRL2に出力する動作信号(オン信号又はオフ信号)と、リレー溶着検出部24による判定結果を示す信号を示すタイムチャートである。
図4、図5に示すように、ブレーカのオンにより外部電源Eから制御部2への給電が開始されると(時刻T=t1;ステップ♯1)、時間計測部21は、ブレーカのオンにより外部電源Eから制御部2への給電が開始された時点からの経過時間の測定を開始する(ステップ♯2)。リレー溶着検出部24は、前記時間計測部21により予め定められた経過時間が計測される(時刻T=t2が計時される)と(ステップ♯3)、前記電圧検出回路VDCからの出力信号に基づきコンデンサCの出力電圧Vcを検出する(ステップ♯4)。
そして、リレー溶着検出部24は、検出したコンデンサCの出力電圧Vcと該出力電圧Vcについて予め定められた閾値Vth1との大小を比較して、前記コンデンサCの出力電圧Vcが前記閾値Vth1より大きいか否かを判断する(ステップ♯5)。
リレー溶着検出部24は、前記コンデンサCの出力電圧Vcが前記閾値Vth1より大きいと判断したときには(ステップ♯5でYES)、前記メインリレーRL1及び前記突入電流防止用リレーRL2のうち少なくとも一方に溶着が発生しているものと判定する(ステップ♯6)。報知部25は、このリレー溶着検出部24による判定を受けて、前記メインリレーRL1及び前記突入電流防止用リレーRL2のうち少なくとも一方に溶着が発生している旨を報知する(ステップ♯7)。
すなわち、ステップ♯2以降の処理を行う前に、メインリレーRL1及び突入電流防止用リレーRL2にはいずれも予めオフ信号が制御部2(リレー制御部22)から出力されているため、メインリレーRL1及び突入電流防止用リレーRL2のいずれにも溶着が発生していない場合には、コンデンサCには電流が供給されず、図5のグラフL1で示すように、コンデンサCの電圧Vcは上昇しない。
ところが、メインリレーRL1及び突入電流防止用リレーRL2のうち少なくとも一方に溶着が発生していると、図5のグラフL2で示すように、その溶着が発生している方のリレーを介して外部電源Eからの電流がコンデンサCに供給され、コンデンサCの電圧Vcが上昇する。
本実施形態では、この点を用いて前記メインリレーRL1及び前記突入電流防止用リレーRL2のうち少なくとも一方に溶着が発生しているか否かを検出するものである。なお、メインリレーRL1にのみ溶着が発生している場合と、突入電流防止用リレーRL2にのみ溶着が発生している場合と、メインリレーRL1及び突入電流防止用リレーRL2の両方に溶着が発生している場合との各溶着発生パターンにおけるコンデンサCの各電圧Vcについては、突入電流防止用リレーRL2にのみ溶着が発生している場合が最も上昇率が小さい。
そこで、前述した全ての溶着発生パターンにおいて溶着の発生の有無を判定できるようにするべく、突入電流防止用リレーRL2にのみ溶着が発生する溶着発生パターンで溶着が発生した場合に、前記予め定められた経過時間後に達するものと想定されるコンデンサCの出力電圧Vcに基づいて、前記閾値Vth1を設定するとよい。
なお、図5に示す時刻T=t3は、リレー溶着検出部24が前記メインリレーRL1及び前記突入電流防止用リレーRL2のうち少なくとも一方に溶着が発生している旨を示すオン信号を出力する時刻を示している。
一方、前記コンデンサCの出力電圧が前記閾値Vth1以下のときには(ステップ♯5でNO)、前記メインリレーRL1及び前記突入電流防止用リレーRL2のどちらにも溶着が発生していないものと判定する(ステップ♯8)。
以上のように、本実施形態では、前記ブレーカが予めオフされ、且つ、メインリレーRL1及び突入電流防止用リレーRL2にオフ信号を制御部2(リレー制御部22)から予め出力した状態で、前記ブレーカがオンされた場合に、そのオンタイミングから所定時間経過後のコンデンサCの電圧Vcと前記閾値Vth1との大小に応じて、メインリレーRL1及び突入電流防止用リレーRL2のうち少なくとも一方に溶着が発生しているか否かを判断する方法を採用することで、この溶着検出処理をソフトウェアによって実現することができるとともに、比較的簡単な処理で、メインリレーRL1及び突入電流防止用リレーRL2のうち少なくとも一方における溶着の有無を判定することができる。これにより、従来のようにハードウェア(回路)で溶着検出を行う構成に比して、回路の大規模化やコストアップを抑制しつつ、メインリレーRL1及び突入電流防止用リレーRL2における溶着を検出することができる。
(第2の実施形態)
本実施形態においては、メインリレーRL1及び突入電流防止用リレーRL2における溶着の有無に係る検出方法が前記第1の実施形態と異なり、それ以外の点については同様であるから、前記第1の実施形態との相違点についてのみ説明し、それ以外の点については説明を省略する。また、本実施形態に係る電源装置も、図1で示す構成と同様の構成を有するため、図1を利用して説明を行うものとする。
本実施形態においては、メインリレーRL1及び突入電流防止用リレーRL2における溶着の有無に係る検出方法が前記第1の実施形態と異なり、それ以外の点については同様であるから、前記第1の実施形態との相違点についてのみ説明し、それ以外の点については説明を省略する。また、本実施形態に係る電源装置も、図1で示す構成と同様の構成を有するため、図1を利用して説明を行うものとする。
前記第1の実施形態では、前記ブレーカをオンしてから所定時間後のコンデンサCの電圧Vcに基づいて、メインリレーRL1及び突入電流防止用リレーRL2の溶着の有無を判定するようにしたが、本実施形態では、前記ブレーカのオン後に、コンデンサCの電圧Vcが予め定められた閾値Vth1より大きくなる状態が予め定められた時間継続したか否かに基づいて、メインリレーRL1及び突入電流防止用リレーRL2の溶着の有無を検出するようにしたものである。
以下、リレー溶着検出部24による溶着検出処理について説明する。なお、本実施形態においても、前記ブレーカは予めオフされているとともに、メインリレーRL1及び突入電流防止用リレーRL2にはそれぞれオフするオフ信号が制御部2(リレー制御部22)から予め出力されており、図略のブレーカがオンされると、リレー溶着検出部24は、以下に説明する溶着の有無に係る検出処理を行う。
本実施形態においては、リレー溶着検出部24は、前記電圧検出回路VDCから周期的に出力される電圧信号に基づいて前記コンデンサCの出力電圧Vcを検出し、コンデンサCの電圧Vcが予め定められた閾値Vth1より大きくなる状態が予め定められた時間継続したか否かを判定し、継続した場合には、前記メインリレーRL1及び前記突入電流防止用リレーRL2のうち少なくとも一方に溶着が発生しているものと判定し、継続する状態が発生しなかった場合には、前記メインリレーRL1及び前記突入電流防止用リレーRL2のどちらにも溶着が発生していないものと判定するものとして機能する。
図6は、本実施形態における溶着検出処理を示すフローチャートである。なお、この溶着検出処理は、予め定められた実施期間(以下、溶着検出期間という)の間に行われる。
図6に示すように、ブレーカのオンにより外部電源Eから制御部2への給電が開始されると(ステップ♯11)、リレー溶着検出部24は、前記電圧検出回路VDCからの出力信号に基づくコンデンサCの出力電圧Vcの検出を開始し(ステップ♯12)、前記コンデンサCの出力電圧Vcが予め定められた閾値Vth1より大きいか否かを判断する(ステップ♯13)。
リレー溶着検出部24は、前記コンデンサCの出力電圧Vcが予め定められた閾値Vth1より大きくない(前記出力電圧Vcが前記閾値Vth1以下である)と判断したときには(ステップ♯13でNO)、前記溶着検出期間が終了したか否かを判断する(ステップ♯17)。
リレー溶着検出部24は、前記溶着検出期間が終了していないと判断した場合には(ステップ♯17でNO)、ステップ♯13に戻る一方、前記溶着検出期間が終了したと判断した場合には(ステップ♯17でYES)、メインリレーRL1及び突入電流防止用リレーRL2のどちらにも溶着が発生していないものと判断する(ステップ♯18)。
ステップ♯13において、リレー溶着検出部24が、前記コンデンサCの出力電圧Vcが前記閾値Vth1より大きいと判断したときには(ステップ♯13でYES)、時間計測部21は、その判断時点からの経過時間の測定を開始する(ステップ♯14)。
リレー溶着検出部24は、前記時間計測部21により予め定められた経過時間が計測されたか否かを判断し(ステップ♯15)、前記時間計測部21により予め定められた経過時間が計測されていないと判断すると(ステップ♯15でNO)、前記コンデンサCの出力電圧Vcが前記閾値Vth1以下になったか否かを判断する(ステップ♯16)。
リレー溶着検出部24は、前記コンデンサCの出力電圧Vcが前記閾値Vth1以下にはなっていないと判断すると(ステップ♯16でNO)、ステップ♯15の処理を実施する一方、前記コンデンサCの出力電圧Vcが前記閾値Vth1以下になったと判断すると(ステップ♯16でYES)、ステップ♯17の処理を実施する。
ステップ♯15において、リレー溶着検出部24は、前記時間計測部21により予め定められた経過時間が計測されたと判断すると(ステップ♯15でYES)、メインリレーRL1及び突入電流防止用リレーRL2のうち少なくとも何れか一方に溶着が発生しているものと判断する(ステップ♯19)。報知部25は、このリレー溶着検出部24による判断を受けて、前記メインリレーRL1及び前記突入電流防止用リレーRL2のうち少なくとも一方に溶着が発生している旨を報知する(ステップ♯20)。
以上のように、本実施形態では、前記ブレーカが予めオフされ、且つ、メインリレーRL1及び突入電流防止用リレーRL2にオフ信号を制御部2(リレー制御部22)から予め出力した状態で、前記ブレーカがオンされると、前記コンデンサCの出力電圧Vcを周期的に検出し、コンデンサCの電圧Vcが予め定められた閾値Vth1より大きくなる状態が予め定められた時間継続したか否かに基づいて、メインリレーRL1及び突入電流防止用リレーRL2のうち少なくとも一方に溶着が発生しているか否かを判断する方法を採用することで、この溶着検出処理をソフトウェアによって実現することができるとともに、比較的簡単な処理で、メインリレーRL1及び突入電流防止用リレーRL2のうち少なくとも一方における溶着の有無を判定することができる。これにより、従来のようにハードウェア(回路)で溶着検出を行う構成に比して、回路の大規模化やコストアップを抑制しつつ、メインリレーRL1及び突入電流防止用リレーRL2における溶着を検出することができる。
(第3の実施形態)
本実施形態においては、メインリレーRL1及び突入電流防止用リレーRL2における溶着の有無に係る検出方法が前記第1、第2の実施形態と異なり、それ以外の点については同様であるから、前記第1、第2の実施形態との相違点についてのみ説明し、それ以外の点については説明を省略する。また、本実施形態に係る電源装置も、図1で示す構成と同様の構成を有するため、図1を利用して説明を行うものとする。
本実施形態においては、メインリレーRL1及び突入電流防止用リレーRL2における溶着の有無に係る検出方法が前記第1、第2の実施形態と異なり、それ以外の点については同様であるから、前記第1、第2の実施形態との相違点についてのみ説明し、それ以外の点については説明を省略する。また、本実施形態に係る電源装置も、図1で示す構成と同様の構成を有するため、図1を利用して説明を行うものとする。
前記第1、第2の実施形態では、溶着検出処理を実行する前に、前記ブレーカがオフされており、且つ、メインリレーRL1及び突入電流防止用リレーRL2にはいずれも予めオフするオフ信号が制御部2(リレー制御部22)から出力されている状態で、前記ブレーカがオンされたときのコンデンサCの電圧Vcに基づいて溶着の検出処理を実施する形態であるが、本実施形態においては、前記ブレーカが予めオンされており、且つ、メインリレーRL1及び突入電流防止用リレーRL2にオン信号が制御部2(リレー制御部22)から予め出力されている状態で、制御部2からオフ信号がメインリレーRL1及び突入電流防止用リレーRL2に出力されたときのコンデンサCの電圧Vcに基づいて溶着の検出処理を実施するものである。
リレー制御部22は、オン状態のメインリレーRL1及び前記突入電流防止用リレーRL2をオフさせるオフ信号を前記各リレーRL1,RL2に出力するものとして機能する。このとき、メインリレーRL1及び前記突入電流防止用リレーRL2のいずれにも溶着が発生していない場合には、コンデンサCは放電動作を行うこととなり、コンデンサCの電圧Vcは低下していく。
また、時間計測部21は、前記リレー制御部22により前記メインリレーRL1及び突入電流防止用リレーRL2にオフ信号を出力した時点からの経過時間を測定するものとして機能する。また、リレー溶着検出部24は、前記時間計測部21により予め定められた経過時間が計測されると、前記電圧検出回路VDCから出力される電圧信号に基づいて前記コンデンサCの出力電圧Vcを検出し、該出力電圧Vcと予め定められた閾値Vthとを比較し、前記出力電圧Vcが前記閾値Vth2より大きいとき、前記メインリレーRL1及び前記突入電流防止用リレーRL2のうち少なくとも一方に溶着が発生しているものと判定し、前記コンデンサCの出力電圧Vcが前記閾値Vth2以下のとき、前記メインリレーRL1及び前記突入電流防止用リレーRL2のどちらにも溶着が発生していないものと判定するものとして機能する。
すなわち、溶着検出処理を実施する前においては、メインリレーRL1及び突入電流防止用リレーRL2はいずれも予めオンされているため、コンデンサCは一定の電圧を有している。その状態でメインリレーRL1及び突入電流防止用リレーRL2にオフ信号が出力された場合に、メインリレーRL1及び突入電流防止用リレーRL2のいずれにも溶着が発生していないときには、コンデンサCには電流が供給されなくなり、コンデンサCは放電動作を行う。その結果、図8のグラフL3で示すように、コンデンサCの電圧Vcは漸減する。
ところが、メインリレーRL1及び突入電流防止用リレーRL2のうち少なくとも一方に溶着が発生していると、図8のグラフL4で示すように、その溶着が発生している方のリレーを介して外部電源Eからの電流がコンデンサCに供給される状態が続くため、コンデンサCの電圧Vcは低下しない。
本実施形態では、この点を用いて前記メインリレーRL1及び前記突入電流防止用リレーRL2のうち少なくとも一方に溶着が発生しているか否かを検出するものである。なお、メインリレーRL1にのみ溶着が発生している場合と、突入電流防止用リレーRL2にのみ溶着が発生している場合と、メインリレーRL1及び突入電流防止用リレーRL2の両方に溶着が発生している場合との各溶着発生パターンにおけるコンデンサCの各電圧Vcについては、突入電流防止用リレーRL2にのみ溶着が発生している場合が最も供給電流が小さい。
そこで、前述した全ての溶着発生パターンにおいて溶着の発生の有無を判定できるようにするべく、突入電流防止用リレーRL2にのみ溶着が発生する溶着発生パターンで溶着が発生した場合に、前記予め定められた経過時間後に達するものと想定されるコンデンサCの出力電圧Vcに基づいて、前記閾値Vth1を設定するとよい。
図7は、本実施形態における溶着検出処理を示すフローチャート、図8は、前記メインリレーRL1,突入電流防止用リレーRL2にそれぞれオフ信号が出力されてからのコンデンサCの電圧Vcの変化と、制御部2(リレー制御部22)がメインリレーRL1及び突入電流防止用リレーRL2に出力する動作信号(オン信号又はオフ信号)と、リレー溶着検出部24による判定結果を示す信号を示すタイムチャートである。
図7、図8に示すように、リレー制御部22は、オン状態のメインリレーRL1及び突入電流防止用リレーRL2に対しオフ信号を出力する(時刻T=t11;ステップ♯31)。このとき、メインリレーRL1及び前記突入電流防止用リレーRL2のいずれにも溶着が発生していない場合には、コンデンサCは放電動作を行うこととなり、コンデンサCの電圧Vcは低下していく。
時間計測部21は、前記リレー制御部22により前記メインリレーRL1及び突入電流防止用リレーRL2に対してオフ信号が出力された時点からの経過時間の測定を開始する(ステップ♯32)。リレー溶着検出部24は、前記時間計測部22により予め定められた経過時間が計測される(時刻T=t12が計時される)と(ステップ♯33)、前記電圧検出回路VDCからの出力信号に基づきコンデンサCの出力電圧Vcを検出する(ステップ♯34)。
そして、リレー溶着検出部24は、検出したコンデンサCの出力電圧Vcと該出力電圧Vcについて予め定められた閾値Vth2との大小を比較して、前記コンデンサCの出力電圧Vcが前記閾値Vth2より大きいか否かを判断する(ステップ♯35)。
リレー溶着検出部24は、前記コンデンサCの出力電圧Vcが前記閾値Vth2より大きいときには(ステップ♯35でYES)、前記メインリレーRL1及び前記突入電流防止用リレーRL2のうち少なくとも一方に溶着が発生しているものと判定する(ステップ♯36)。報知部25は、このリレー溶着検出部24による判定を受けて、前記メインリレーRL1及び前記突入電流防止用リレーRL2のうち少なくとも一方に溶着が発生している旨を報知する(ステップ♯37)。
なお、図8に示す時刻T=t13は、リレー溶着検出部24が前記メインリレーRL1及び前記突入電流防止用リレーRL2のうち少なくとも一方に溶着が発生している旨を示すオン信号を出力する時刻を示している。
一方、前記コンデンサCの出力電圧が前記閾値Vth2以下のときには(ステップ♯35でNO)、前記メインリレーRL1及び前記突入電流防止用リレーRL2のどちらにも溶着が発生していないものと判定する(ステップ♯38)。
以上のように、本実施形態では、前記ブレーカが予めオンされ、且つ、メインリレーRL1及び突入電流防止用リレーRL2にオン信号を制御部2(リレー制御部22)から予め出力した状態で、前記ブレーカがオフされた場合に、そのオフタイミングから所定時間経過後のコンデンサCの電圧Vcと前記閾値Vth1との大小に応じて、メインリレーRL1及び突入電流防止用リレーRL2のうち少なくとも一方に溶着が発生しているか否かを判断する方法を採用することで、この溶着検出処理をソフトウェアによって実現することができるとともに、比較的簡単な処理で、メインリレーRL1及び突入電流防止用リレーRL2のうち少なくとも一方における溶着の有無を判定することができる。これにより、従来のようにハードウェア(回路)で溶着検出を行う構成に比して、回路の大規模化やコストアップを抑制しつつ、メインリレーRL1及び突入電流防止用リレーRL2における溶着を検出することができる。
(第4の実施形態)
本実施形態においては、メインリレーRL1及び突入電流防止用リレーRL2における溶着の有無に係る検出方法が前記第1〜第3の実施形態と異なり、それ以外の点については同様であるから、前記第1〜第3の実施形態との相違点についてのみ説明し、それ以外の点については説明を省略する。また、本実施形態に係る電源装置も、図1で示す構成と同様の構成を有するため、図1を利用して説明を行うものとする。
本実施形態においては、メインリレーRL1及び突入電流防止用リレーRL2における溶着の有無に係る検出方法が前記第1〜第3の実施形態と異なり、それ以外の点については同様であるから、前記第1〜第3の実施形態との相違点についてのみ説明し、それ以外の点については説明を省略する。また、本実施形態に係る電源装置も、図1で示す構成と同様の構成を有するため、図1を利用して説明を行うものとする。
前記第3の実施形態では、メインリレーRL1及び突入電流防止用リレーRL2に対してオフ信号を出力してから所定時間後のコンデンサCの電圧Vcに基づいて、メインリレーRL1及び突入電流防止用リレーRL2の溶着の有無を検出するようにしたが、本実施形態では、前記メインリレーRL1及び突入電流防止用リレーRL2にオフ信号を出力した時点のコンデンサCの電圧Vcからその後の所定のタイミングにおけるコンデンサCの電圧Vcへの電圧低下量に基づいて、メインリレーRL1及び突入電流防止用リレーRL2の溶着の有無を検出するようにしたものである。
リレー制御部22は、オン状態のメインリレーRL1及び前記突入電流防止用リレーRL2をオフさせるオフ信号を或るタイミングで前記各リレーRL1,RL2に出力するものとして機能する。このとき、メインリレーRL1及び前記突入電流防止用リレーRL2のいずれにも溶着が発生していない場合には、コンデンサCには電流が供給されず、コンデンサCは放電動作を行うこととなり、コンデンサCの電圧Vcは低下していく。
また、時間計測部21は、前記リレー制御部22により前記メインリレーRL1及び突入電流防止用リレーRL2にオフ信号を出力した時点からの経過時間を測定するものとして機能する。リレー溶着検出部24は、リレー制御部22により前記オフ信号が出力された時点におけるコンデンサCの電圧Vc1を前記電圧検出回路VDCから出力される電圧信号に基づいて検出し、前記時間計測部21により予め定められた経過時間が計測されると、前記電圧検出回路VDCから出力される電圧信号に基づいて前記コンデンサCの出力電圧Vc2を検出するものとして機能する。
また、リレー溶着検出部24は、前記出力電圧Vc1から前記出力電圧Vc2への電圧低下量ΔVを算出し、この電圧低下量ΔVと該電圧低下量について予め定められた閾値ΔVthとを比較し、前記出力低下量ΔVが前記閾値ΔVthより小さいとき、前記メインリレーRL1及び前記突入電流防止用リレーRL2のうち少なくとも一方に溶着が発生していると判定し、前記電圧低下量ΔVが前記閾値ΔVth以上のとき、前記メインリレーRL1及び前記突入電流防止用リレーRL2のどちらにも溶着が発生していないと判定するものとして機能する。
図9は、本実施形態におけるリレー溶着検出処理を示すフローチャートである。
図9に示すように、リレー制御部22は、オン状態のメインリレーRL1及び突入電流防止用リレーRL2に対しオフ信号を出力する(ステップ♯41)。このとき、メインリレーRL1及び前記突入電流防止用リレーRL2のいずれにも溶着が発生していない場合には、コンデンサCは放電動作を行うこととなり、コンデンサCの電圧Vcは低下していく。
次に、時間計測部21は、前記リレー制御部22からオフ信号が出力された時点からの経過時間の測定を開始し、また、リレー溶着検出部24は、リレー制御部22からオフ信号が出力された時点におけるコンデンサCの出力電圧Vc1を前記電圧検出回路VDCからの出力信号に基づいて検出する(ステップ♯42)。
そして、リレー溶着検出部24は、前記時間計測部21により予め定められた経過時間が計測されると(ステップ♯43)、前記電圧検出回路VDCからの出力信号に基づきコンデンサCの出力電圧Vc2を検出する(ステップ♯44)。
そして、リレー溶着検出部24は、ステップ♯42で検出したコンデンサCの出力電圧Vc1からステップ♯44で検出したコンデンサCの出力電圧Vc2への電圧低下量ΔV(=Vc1−Vc2)を演算し(ステップ♯45)、この電圧低下量ΔVが予め定められた閾値ΔVthより小さいか否かを判断する(ステップ♯46)。
リレー溶着検出部24は、前記電圧低下量ΔVが前記閾値ΔVthより小さいときには(ステップ♯46でYES)、前記メインリレーRL1及び前記突入電流防止用リレーRL2のうち少なくとも一方に溶着が発生しているものと判定し(ステップ♯47)、報知部25は、この判定を受けて、前記メインリレーRL1及び前記突入電流防止用リレーRL2のうち少なくとも一方に溶着が発生している旨を報知する(ステップ♯48)。
一方、前記電圧低下量ΔVが前記閾値ΔVth以上であるときには(ステップ♯46でNO)、前記メインリレーRL1及び前記突入電流防止用リレーRL2のどちらにも溶着が発生していないものと判定する(ステップ♯49)。
以上のように、本実施形態では、前記ブレーカが予めオンされ、且つ、メインリレーRL1及び突入電流防止用リレーRL2にオン信号を制御部2(リレー制御部22)から予め出力した状態で、前記ブレーカがオフされた場合に、そのオフタイミングにおけるコンデンサCの電圧Vc1から所定時間経過後のコンデンサCの電圧Vc2への電圧低下量を算出し、この電圧低下量ΔVと前記閾値ΔVthとの大小に応じて、メインリレーRL1及び突入電流防止用リレーRL2のうち少なくとも一方に溶着が発生しているか否かを判断する方法を採用することで、この溶着検出処理をソフトウェアによって実現することができるとともに、比較的簡単な処理で、メインリレーRL1及び突入電流防止用リレーRL2のうち少なくとも一方における溶着の有無を判定することができる。これにより、従来のようにハードウェア(回路)で溶着検出を行う構成に比して、回路の大規模化やコストアップを抑制しつつ、メインリレーRL1及び突入電流防止用リレーRL2における溶着を検出することができる。
なお、前記各実施形態における電源装置においては、前記突入電流防止回路の両端子のうち一方の端子を、前記外部電源Eに接続された交流電源線のうち1本の交流電源線に接続する形態としたが、本件は、この形態に限らず、前記突入電流防止回路の前記一方の端子が、メインリレーRL1の両端子のうち整流回路RC側の端子に接続された形態においても、前記各実施形態におけるリレー溶着判定方法と同様の方法によってメインリレーRL1及び突入電流防止用リレーRL2における溶着の有無を検出することができる。
また、本件に係る電源装置の駆動対象は、前記圧縮機を駆動するモータに限定されず、その他、ファン等を駆動するモータでもよい。
1 電源装置
2 制御部
21 時間計測部
22 リレー制御部
23 モータ駆動信号生成部
24 リレー溶着検出部
25 報知部
3 インバータ回路
RC 整流回路
RL1 メインリレー
C コンデンサ
VDC 電圧検出回路
R1 突入電流防止用抵抗素子
RL2 突入電流防止用リレー
D ダイオード
R2 放電抵抗素子
2 制御部
21 時間計測部
22 リレー制御部
23 モータ駆動信号生成部
24 リレー溶着検出部
25 報知部
3 インバータ回路
RC 整流回路
RL1 メインリレー
C コンデンサ
VDC 電圧検出回路
R1 突入電流防止用抵抗素子
RL2 突入電流防止用リレー
D ダイオード
R2 放電抵抗素子
Claims (8)
- 外部電源(E)から供給される交流電力を整流する整流回路(RC)と、
前記整流回路(RC)の出力を平滑化する平滑部(C)と、
前記外部電源(E)と前記平滑部(C)との間の主経路上に設けられたメインリレー(RL1)を有し、前記主経路を導通及び遮断するリレー部と、
前記メインリレー(RL1)を迂回して前記平滑部(C)に電力を供給するための迂回路と、
前記迂回路上に設けられた突入電流防止用抵抗素子(R1)と、
前記平滑部(C)の出力を用いて駆動対象に供給する駆動電力を生成する駆動電力生成部(3)と、
前記リレー部のオンオフ動作を制御するとともに、前記駆動電力生成部(3)の動作を制御する制御部(2)と、
前記リレー部をオフさせるオフ信号が前記制御部(2)から前記リレー部に予め出力されている状態で前記外部電源(E)から前記制御部(2)への給電が開始されたとき、該給電開始タイミングで時間の計測を開始する時間計測部(21)と、
前記時間計測部(21)により予め定められた経過時間が計測されると、前記平滑部(C)の出力電圧を検出する電圧検出部(VDC)と、
前記電圧検出部(VDC)により検出される前記平滑部(C)の出力電圧と予め定められた閾値とを比較し、前記平滑部(C)の出力電圧が前記閾値より大きいとき、前記リレー部に溶着が発生しているものと判定し、前記平滑部(C)の出力電圧が前記閾値以下のとき、前記リレー部に溶着が発生していないものと判定するリレー溶着検出部(24)と
を備える電源装置。 - 外部電源(E)から供給される交流電力を整流する整流回路(RC)と、
前記整流回路(RC)の出力を平滑化する平滑部(C)と、
前記外部電源(E)と前記平滑部(C)との間の主経路上に設けられたメインリレー(RL1)を有し、前記主経路を導通及び遮断するリレー部と、
前記メインリレー(RL1)を迂回して前記平滑部(C)に電力を供給するための迂回路と、
前記迂回路上に設けられた突入電流防止用抵抗素子(R1)と、
前記平滑部(C)の出力を用いて駆動対象に供給する駆動電力を生成する駆動電力生成部(3)と、
前記リレー部のオンオフ動作を制御するとともに、前記駆動電力生成部(3)の動作を制御する制御部(2)と、
前記リレー部をオフさせるオフ信号が前記制御部(2)から前記リレー部に予め出力されている状態で前記外部電源(E)から前記制御部(2)への給電が開始されると、前記平滑部(C)の出力電圧の検出を開始する電圧検出部(VDC)と、
前記電圧検出部(VDC)により検出される前記平滑部(C)の出力電圧が予め定められた期間連続して予め定められた閾値より大きいときに前記リレー部に溶着が発生しているものと判定し、それ以外のとき、前記リレー部に溶着が発生していないものと判定するリレー溶着検出部と
を備える電源装置。 - 外部電源(E)から供給される交流電力を整流する整流回路(RC)と、
前記整流回路(RC)の出力を平滑化する平滑部(C)と、
前記外部電源(E)と前記平滑部(C)との間の主経路上に設けられたメインリレー(RL1)を有し、前記主経路を導通及び遮断するリレー部と、
前記メインリレー(RL1)を迂回して前記平滑部(C)に電力を供給するための迂回路と、
前記迂回路上に設けられた突入電流防止用抵抗素子(R1)と、
前記平滑部(C)の出力を用いて駆動対象に供給する駆動電力を生成する駆動電力生成部(3)と、
前記平滑部(C)に放電動作を行わせるべく、オン状態の前記リレー部をオフさせるオフ信号を該リレー部に出力する制御部(2)と、
前記制御部(2)による前記オフ信号の出力タイミングで時間の計測を開始する時間計測部(21)と、
前記時間計測部(21)により予め定められた経過時間が計測されたタイミングで前記平滑部(C)の出力電圧を検出する電圧検出部(VDC)と、
前記電圧検出部(VDC)により検出される前記平滑部(C)の出力電圧と予め定められた閾値とを比較し、前記平滑部(C)の出力電圧が前記閾値より大きいとき、前記リレー部に溶着が発生しているものと判定し、前記平滑部(C)の出力電圧が前記閾値以下のとき、前記リレー部に溶着が発生していないものと判定するリレー溶着検出部(24)と
を備える電源装置。 - 外部電源(E)から供給される交流電力を整流する整流回路(RC)と、
前記整流回路(RC)の出力を平滑化する平滑部(C)と、
前記外部電源(E)と前記平滑部(C)との間の主経路上に設けられたメインリレー(RL1)を有し、前記主経路を導通及び遮断するリレー部と、
前記メインリレー(RL1)を迂回して前記平滑部(C)に電力を供給するための迂回路と、
前記迂回路上に設けられた突入電流防止用抵抗素子(R1)と、
前記平滑部(C)の出力を用いて駆動対象に供給する駆動電力を生成する駆動電力生成部(3)と、
前記平滑部(C)に放電動作を行わせるべく、オン状態の前記リレー部をオフさせるオフ信号を該リレー部に出力する制御部(2)と、
前記制御部(2)による前記オフ信号の出力タイミングで時間の計測を開始する時間計測部(21)と、
前記制御部(2)による前記オフ信号の出力タイミングで前記平滑部(C)の出力電圧を第1検出電圧として検出するとともに、前記時間計測部(21)により予め定められた経過時間が計測されたタイミングで前記平滑部(C)の出力電圧を第2検出電圧として検出する電圧検出部(VDC)と、
前記第1検出電圧から前記第2検出電圧への電圧低下量を算出し、該電圧低下量と予め定められた閾値とを比較し、前記電圧低下量が前記閾値より小さいとき、前記リレー部に溶着が発生しているものと判定し、前記電圧低下量が前記閾値以上のとき、前記リレー部に溶着が発生していないものと判定するリレー溶着検出部(24)と
を備える電源装置。 - 前記リレー部は、前記迂回路上に設けられた突入電流防止用リレー(RL2)を更に備え、
前記突入電流防止用リレー(RL2)は、前記迂回路を導通及び遮断するものであり、
前記制御部(2)は、前記リレー溶着検出部(24)による判定に関連する一連の処理を開始する時点で、前記メインリレー(RL1)に出力する該リレー(RL1)の動作信号と同一の動作信号を前記突入電流防止用リレー(RL2)に予め出力する請求項1乃至4の何れか一項に記載の電源装置。 - 圧縮機と、
前記圧縮機を駆動する前記駆動対象としてのモータ(M)と、
請求項1乃至5のいずれか一項に記載の電源装置(1)と
を備えた空気調和機。 - 前記リレー溶着検出部(24)により前記リレー部に溶着が発生しているものと判定されると、その旨を報知する報知部(25)を更に備える請求項6に記載の空気調和機。
- 前記リレー溶着検出部(24)により前記リレー部に溶着が発生しているものと判定されると、空気調和動作を中止する請求項6又は7に記載の空気調和機。
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