JP2009225815A - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機 Download PDF

Info

Publication number
JP2009225815A
JP2009225815A JP2008071010A JP2008071010A JP2009225815A JP 2009225815 A JP2009225815 A JP 2009225815A JP 2008071010 A JP2008071010 A JP 2008071010A JP 2008071010 A JP2008071010 A JP 2008071010A JP 2009225815 A JP2009225815 A JP 2009225815A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electric blower
vacuum cleaner
electric
vibration
signal processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008071010A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Yuasa
康裕 湯朝
Hiroshi Nakao
浩 中尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2008071010A priority Critical patent/JP2009225815A/ja
Publication of JP2009225815A publication Critical patent/JP2009225815A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Positive-Displacement Air Blowers (AREA)
  • Control Of Ac Motors In General (AREA)
  • Electric Vacuum Cleaner (AREA)

Abstract

【課題】電気掃除機の電動送風機において、比較的単純な構成で精度よく異常スパークを検出して、電動送風機の寿命を延ばすことのできる制御を実現すること。
【解決手段】電動送風機2の整流子21とカーボンブラシ28との摩擦によって発生するスパークによる電動送風機2の振動量を検出する感震手段41とを備え、感震手段41の検出結果に基づいて信号処理手段18が異常スパーク状態か否かを判断し、信号処理手段18からの出力により双方向性サイリスタ47の駆動制御手段46の電動送風機2への通電量を所定量まで下げる構成の電気掃除機としたもので、感震手段41による電動送風機2の振動量を検出するので誤検知の可能性が低く、また異常スパ−クが発生した場合でも通電量を下げるだけで電動送風機2の継続使用を実現し、寿命を延ばす制御を実現することはもちろんのこと、電気掃除機としての使用性の向上をも実現できるものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、ファンと整流子モータからなる電動送風機を用いた電気掃除機に関するものである。
この種の電気掃除機の課題のひとつとして、整流子とカーボンブラシとの接触面から発生するモータースパークが挙げられる。特に電気掃除機に内蔵されるモータにおいては、その使用条件の過酷さ故に、モータースパークが発生し易く、更に一旦スパークが発生すると、次第に悪化していく傾向にある。このスパークが大きくなれば、大幅な寿命低下や動作不良等、様々な不具合を引き起こすことは周知の事実であり、スパーク対策としてモータ自体の改良が進められてきたが、制御による対策も依然必要とされている。従来のこの種の対策としては、スパーク発生時に交流電流波形に重畳される高周波数成分を検出することで、スパークを検出する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−136780号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載されたスパーク判定方法によれば、複雑な演算処理が必要となり、電源自体にノイズが重畳している場合でもスパークと誤検知する可能性もある。更に、無視してもよいレベルの軽いスパーク(3号〜4号程度)と、重度のスパーク(7号・8号:以降、「異常スパーク」と呼ぶ)とで電流波形に重畳される高周波成分の差を検知するのはかなりの精度が必要であり、実際に不具合に繋がる異常スパークのみを検出することは非常に困難である。更に、異常スパークの発生を検出した場合の制御については、モータを停止することが一般的であるが、使用者にとっては掃除が中途半端になってしまう場合もあると共に、モータの交換あるいは商品の買い替えを余儀なくされてしまう。
本発明は前記従来の課題を解決するもので、比較的単純な構成で、精度よく異常スパークを検出し、可能な限り掃除機として使用できる期間を延ばすことのできる制御を提案するものである。
前記従来の課題を解決するために本発明は、ファンと整流子モータを有する電動送風機と、前記電動送風機を駆動するための双方向性サイリスタと、前記双方向性サイリスタのトリガ位相角を変えることによって前記電動送風機の通電量を制御する制御手段とを備え、電気掃除機であって、前記電動送風機の整流子とカーボンブラシとの摩擦によって発生するスパークによる前記電動送風機の振動量を検出する感震手段を有し、前記感震手段の検出結果に基づいて前記制御手段の前記電動送風機への通電量を可変する信号処理手段を備え、前記感震手段が検出する前記電動送風機の振動量が所定以上存在している場合に、「異常スパーク」と判断して、前記電動送風機への通電量を所定量まで下げるようにした。スパークの発生は、整流子とカーボンブラシとの電気的接触不良によって起こるものであるため、スパーク発生時には通常の接触状態と比較して電動送風機の振動は大きくなる。電動送風機の振動量は、スパークのレベルによって異なるが、基本的にスパークが大きいほど、電動送風機の振動量は増加する。本発明は、この電動送風機の振動量の検出によって、異常スパークを検知するものであるので、判断としては、交流電流波形に重畳される高周波数成分の微小な差という従来の検出方法に比べ、誤検知の可能性が少なく、高い信頼性を確保することができるものである。
また異常スパークを検出した場合、通電量を少なくすると、異常スパークが発生しなくなる場合があることは前述したが、低い通電量で暫く運転した場合には整流子とカーボンブラシが再びなじんで、結果再度通電量を上げても異常スパークが収まっている場合がある。本発明は、この点にも着目し、異常スパークを検出した場合、通電量を下げて、寿命ぎりぎりまで電気掃除機として使用できるようにすると共に、モータ自体の復活をも期待できるようにしたものである。
本発明の電気掃除機は、単純な構成で誤検知の可能性が低い異常スパーク検知が実現できると共に、異常スパークが発生した場合でも、寿命ぎりぎりまで電気掃除機として使用できるようにすると共に、モータ自体の復活をも期待できるようにしたものであり、利便性の高い電気掃除機を提供できるものである。
第1の発明は、ファンと整流子モータを有する電動送風機と、前記電動送風機を駆動するための双方向性サイリスタと、前記双方向性サイリスタのトリガ位相角を変えることによって前記電動送風機の通電量を制御する制御手段とを備え、前記電動送風機の整流子とカーボンブラシとの摩擦によって発生するスパークによる前記電動送風機の振動量を検出する感震手段を有し、前記感震手段の検出結果に基づいて前記制御手段の前記電動送風機への通電量を可変する信号処理手段を備えたことを特徴とする電気掃除機としたものであり、感震手段による電動送風機の振動量の検出であるので誤検知の可能性が低く、且つ異常スパ−クが発生した場合でも通電量を可変することで使用が継続できるようにしたもので、電気掃除機としての使用性向上をも期待できるものである。
第2の発明は、第1の発明の信号処理手段は、所定時間内に感震手段が検出する電動送風機の振動量が、あらかじめ設定された閾値を超えたと判断したときには、電動送風機の通電量を少なくするよう制御手段に指示信号を出力することを特徴とする電気掃除機としたものであり、異常スパークが発生したときには通電量を少なくすることで、寿命ぎりぎりまで電気掃除機として使用できると共に、モータ自体の復活をも期待できるものである。
第3の発明は、第1または第2の発明の感震手段は、電動送風機の回転方向に対してラジアル側に相当する、カーボンブラシの振動量を検出することを特徴とするものであり、振動量を電動送風機本体そのものでなく、整流子と直接接しているカーボンブラシ自体のラジアル側振動量を検出するため、より高精度に異常スパークの状態を判断できるものである。
第4の発明は、第2または第3の発明において、使用者が電動送風機の通電量を変更するための操作手段を備え、前記操作手段で設定される通電量に応じて、信号処理手段が判断する閾値を可変することを特徴とする電気掃除機としたものである。通電量を少なくすると、異常スパークが発生しなくなる場合があることは前述したが、電動送風機或いはカーボンブラシの振動は整流子の回転数が高い程その振動量は大きくなるのが一般的であるため、異常スパークの有無に関らず電動送風機の回転数によってもその振動発生量は異なる。従って、通電量によって変化する回転数に応じて信号処理手段が判断する閾値を可変することにより、より高精度に異常スパークの検出判断ができるものである。
第5の発明は、第1〜第4のいずれか1つの発明において、電気掃除機本体の走行状態を検出する走行検出手段を設け、信号処理手段は、前記走行検出手段から前記電気掃除機本体が走行しているという信号を受信している間は、感震手段の検出結果に基づく制御手段の電動送風機への通電量を可変する判断処理を実行しないことを特徴とする電気掃除機としたものである。電気掃除機本体が走行状態にあると、当然電気掃除機本体自体が振動し、それが前記感震手段に伝達されて整流子とカーボンブラシとの摩擦によって発生するスパークによる振動に重畳されるため、前記信号処理手段は正確なスパーク状態の判断が妨げられる恐れが生じる。従って、前記走行検出手段から前記電気掃除機本体が走行しているという信号を受信している期間は、感震手段の検出結果に基づく制御手段の電動送風機への通電量を可変する判断処理を実行しないことにより、より信頼性の高い異常スパークの検出判断ができるものである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態)
本発明の実施の形態における電気掃除機について、図1〜図6を用いて説明する。図2は、本実施の形態における電気掃除機の外観図である。図2〜4において、掃除機本体1は、後部に整流子モータからなる電動送風機2が格納され、前部に、塵埃を捕集する集塵室3が配され、掃除機本体1の前部には、ホース4の一端に設けた接続パイプ5が着脱自在に接続される吸気口6が設けられている。ホース4の他端には、掃除の際に握ると共に掃除機本体1の運転を操作するための操作部7を有する把手8を備えた先端パイプ9が設けられている。10は伸縮自在の延長管で、下流側端部が前記先端パイプ9に着脱自在に接続され、他端は吸込み具11に着脱自在に接続される。また掃除機本体1の後部には、回路基板12が電動送風機2の外周を囲うように取り付けられた電動送風機収納ケース13上に配置されている。掃除機本体1の後方には2つの走行ローラ14がローラ軸15にて連結配置されている。16は掃除機本体1の走行状態を検知可能な走行検出手段として構成されたローラ軸15回転検知手段であり、走行ローラ14のローラ軸15に固定されたスリット付きディスク16aとフォトインタラプタ16bとで構成され、ローラ軸15の回転信号を回路基板12内に設けた信号処理手段18に出力する(図2内矢印)。
電動送風機2のモータ部19の20は、整流子21、電機子巻線22を有する電機子で、電機子巻線22は電機子コア23の外周に巻かれている。電機子20はモータ軸24の両端に軸受25が圧入され、この軸受25を負荷側ブラケット26と反負荷側ブラケット27にて支持している。カーボンブラシ28は金属からなるブラシホルダー29に内蔵され、ブラシホルダー29は反負荷側ブラケット27にて保持されている。30は界磁巻線31を有する界磁で、界磁巻線31は界磁コア32の外周に巻かれている。ファン部33の34は、負荷側ブラケット26と負荷であり空気吸引、吹き出し用のインペラ35間に形成した整流用のエアガイドであり、インペラ35の上方はケーシング36で覆われている。インペラ35はスペーサー(図示せず)、座金36及びナット37によりモータ軸24に固定されモータ軸24と共に回転する。エアガイド34は、ネジ38にて負荷側ブラケット26に固定しており、負荷側ブラケット26と反負荷側ブラケット27もネジ39にて固定してある。40はケーシング36の吸気口を形成する樹脂等からなるタイトキャップであり、ケーシング36中央部へは溶着等で固定しており、インペラ35の吸込口とタイトキャップ40は接触することでタイト性を確保している。
この電動送風機2の整流子21とカーボンブラシ28との電気的接触不良によって発生するスパークによるカーボンブラシ28先端部の振動を検出する感震手段41は、加速度センサ等からなる感震器42と、この感震器42で検出した振動信号を増幅する増幅器43で構成され、感震器42は電動送風機2のブラシホルダー29片側のラジアル方向側面に付設されており、ブラシホルダー29を介してカーボンブラシ28先端部の振動を検出している。この感震器42で検出した振動信号は次段の回路基板12内に設けた増幅器43で増幅された後、信号処理手段18に出力される(図2及び図3内矢印)。掃除機本体1に内蔵されている電源コード(図示せず)をコンセント(商用電源44)に接続すると、回路基板12に電源が供給される。図5は前記操作部7の詳細図であり、「強」スイッチ7a、「中」スイッチ7b、「弱」スイッチ7c、「切」スイッチ7d及び異常表示ランプ7eより構成されている。
次に、図1を用いて制御回路構成を説明する。商用電源44には、信号処理手段18に電源を供給するための電源回路45と、電動送風機2が接続されている。電動送風機2は駆動制御手段46により双方向性サイリスタ47を制御することによって、商用電源44から電源が供給されるように構成されている。駆動制御手段46は、操作部7の各スイッチ7a〜7dからの信号を受けて信号処理手段18が設定した位相角制御信号にて双方向性サイリスタ47を位相制御するように構成されている。カーボンブラシ28先端部の振動を検出する感震手段41内の感震器42で検出した振動信号は、次段の増幅器43で増幅された後、ブラシモルダー29の振動量信号aとして信号処理手段18に出力されている。また、走行ローラ14のローラ軸15に固定されたスリット付きディスク16aとフォトインタラプタ16bとで構成され、ローラ軸15の回転検出により掃除機本体1の走行を検出する走行検出手段16からの走行検知信号も、同じく信号処理手段18に出力されている。これら電源回路45、信号処理手段18、増幅器43、駆動制御手段46、双方向性サイリスタ47は前述した回路基板12内に設けられている。異常表示ランプ7eは、信号処理手段18に接続されており、異常スパーク検出時に点灯するようになっている。
次に、上記のように構成された、本実施の形態における電気掃除機の動作、作用について、図1、図5及び図6を参照しながら説明する。
使用者の操作によって、図5に示す操作部7各スイッチ7a〜7cが押された場合、その入力信号を受けて信号処理手段18が所定の位相角制御信号を駆動制御手段46に出力し、駆動制御手段46からは所定の位相角に設定されたトリガパルスを双方向性サイリスタ47に出力することで、双方向サイリスタ47が導通し、電動送風機2に位相角に応じた通電量の電流が供給される。即ち、トリガパルスの位相角(=駆動制御手段46が商用電源44のゼロクロスを検出してからトリガパルスをオンするまでの時間)を変えることで、電動送風機2に流れる電流(入力)を制御している。信号処理手段18は、操作部7のどのスイッチが押されたかを判断し、押されたスイッチに応じて、電動送風機2が狙いの入力で駆動するように、トリガパルスの制御位相角を決定し、駆動制御手段46に信号を出力している。本実施の形態においての各スイッチとトリガパルス位相角及び電動送風機2入力の関係を下表に示す。
Figure 2009225815
また、電動送風機2が駆動している時に「切」スイッチ7dを押すと、駆動制御手段46からのトリガパルス出力が常時オフになり、電動送風機2も停止する。
以降、異常スパーク検知のアルゴリズムと異常スパーク検知後の制御について、図6を参照しながら説明する。
図6の波形は、感震手段41が検出した振動量aの信号レベルの運転時間に対する推移を示すグラフであり、実線が「強」入力で運転した場合、点線が「中」入力で運転した場合の振動量aの信号レベルを示している。
電動送風機2を「強」で駆動した場合、信号処理手段18は操作部7からの入力により現在「強」で運転中であると認識すると共に、常に感震手段41から送信されてくる振動量aの信号レベルをモニターしながら、「強」運転時での異常スパーク発生有無の判断閾値ax(一点鎖線で示す振動量信号レベル)とを比較している。通常異常スパークが発生していない初期振動値は多少のバラツキはあるものの、グラフに示すa1程度の振動量で推移するが、使用者が掃除機本体1を移動させるとその走行振動により、振動量信号レベルaはグラフに示すように大きく変動し、「強」運転時の判断閾値axを超えてしまう場合がある。従って、信号処理手段18は、ローラ軸15の回転検出により掃除機本体1の走行を走行検出手段16が検出し、その検出信号が信号処理手段18に入力されている期間は異常スパーク発生有無の判断を実行しないようにしている。その後使用時間tの経過に従って、整流子21とカーボンブラシ28との接触面の荒れが進行し、それに伴いスパークのレベルも大きくなり、振動量はa1→a2→a3へと次第に増加を続け、「強」運転時の判断閾値axを超えた時点で、信号処理手段18は電動送風機2に異常スパークが発生したと判断し、駆動制御手段46に「弱」入力に相当する位相角に切替るよう信号を出力し、駆動制御手段46は双方向性サイリスタ47に「弱」入力の位相角に設定されたトリガパルスを出力することで、電動送風機2は「弱」入力まで入力が下がり、スパークが消滅するためにグラフに示すように振動量aの信号レベルはa4まで減少していく。
「中」入力で運転時も前述と同様に、信号処理手段18は操作部7からの入力により現在「中」で運転中であると認識すると共に、常に感震手段41から送信されてくる振動量aの信号レベルをモニターしながら、「中」運転時での異常スパーク発生有無の判断閾値a’x(ニ点鎖線で示す振動量信号レベル)とを比較している。「中」入力は「強」入力よりも回転数が低いため、異常スパークが発生していない初期振動値も「強」入力時よりも小さく、グラフに示すa’1程度の振動量で推移し、異常スパーク発生時の振動量レベルも「強」入力よりも低いため判断閾値はa’x<axと設定されている。使用者が掃除機本体1を移動させるとその走行振動により、振動量信号レベルaはグラフに示すように大きく変動し、「強」運転時同様「中」運転時でも判断閾値a’xを超えてしまう場合がある。従って、信号処理手段18は「強」運転時同様、走行検出手段16からの走行検出信号が信号処理手段18に入力されている期間は異常スパーク発生有無の判断を実行しないようにしている。その後使用時間tの経過に従って、振動量がa’1→a’2→a’3へと次第に増加を続け、「中」運転時の判断閾値a’xを超えた時点で、信号処理手段18は「強」運転時同様電動送風機2に異常スパークが発生したと判断し、駆動制御手段46に「弱」入力に相当する位相角に切替るよう信号を出力し、駆動制御手段46は双方向性サイリスタ47に「弱」入力の位相角に設定されたトリガパルスを出力することで、電動送風機2は「弱」入力まで入力が下がり、スパークが消滅するためにグラフに示すように振動量aの信号レベルはa4まで減少していく。
尚、「強」運転時、「中」運転時いずれの場合も、信号処理手段18が異常スパークと判断し入力が「弱」に低下した段階で、信号処理手段18は操作部7の異常表示ランプ7eを点灯させる。
以上のように、本実施の形態によれば、比較的単純な構成で誤検知の可能性が低い異常スパーク検知が実現できると共に、異常スパークが発生した場合でも、異常スパークが発生しない入力に下げることで寿命ぎりぎりまで電気掃除機として使用できるようにすると共に、モータ自体の復活をも期待できるようにしたものであり、利便性の高い電気掃除機を提供できるものである。
また本実施の形態においては、カーボンブラシが内蔵されたブラシホルダーの振動量を判断値として説明したが、ブラシホルダーを支持しているブラケットやファンのケーシングなどの振動量を判断値とする場合においても、同様の効果が得られることは言うまでもない。
以上のように、本発明はモータースパークに対する対策が必要とされる機器、特に電気掃除機に対して効果を発揮するものであり、家庭用だけでなく、ビルトインタイプ(セントラルクリーナ)のような電気掃除機にも応用・展開できる。
本発明の実施の形態における電気掃除機の回路のブロック図 同、電気掃除機の外観図 同、電気掃除機の電動送風機及び感震手段の要部断面図 同、電気掃除機の走行ローラ軸及び走行検出手段詳細説明図 同、電気掃除機の操作部の表示を示す図 同、電気掃除機のブラシホルダーの振動量推移グラフ
符号の説明
1 掃除機本体
2 電動送風機
7 操作部
7a 「強」スイッチ
7b 「中」スイッチ
7c 「弱」スイッチ
7d 「切」スイッチ
7e 異常表示ランプ
12 回路基板
14 走行ローラ
15 ローラ軸
16 走行検出手段
16a スリット付きディスク
16b フォトインタラプタ
18 信号処理手段
21 整流子
28 カーボンブラシ
29 ブラシホルダー
41 感震手段
42 感震器
43 増幅器
46 駆動制御手段
47 双方向性サイリスタ

Claims (5)

  1. ファンと整流子モータを有する電動送風機と、前記電動送風機を駆動するための双方向性サイリスタと、前記双方向性サイリスタのトリガ位相角を変えることによって前記電動送風機の通電量を制御する制御手段とを備え、前記電動送風機の整流子とカーボンブラシとの摩擦によって発生するスパークによる前記電動送風機の振動量を検出する感震手段を有し、前記感震手段の検出結果に基づいて前記制御手段の前記電動送風機への通電量を可変する信号処理手段を備えたことを特徴とする電気掃除機。
  2. 信号処理手段は、所定時間内に感震手段が検出する電動送風機の振動量が、あらかじめ設定された閾値を超えたと判断したときには、電動送風機の通電量を少なくするよう制御手段に指示信号を出力することを特徴とする請求項1記載の電気掃除機。
  3. 感震手段は、電動送風機の回転方向に対してラジアル側に相当する、カーボンブラシの振動量を検出することを特徴とする請求項1または2記載の電気掃除機。
  4. 使用者が電動送風機の通電量を変更するための操作手段を備え、前記操作手段で設定される通電量に応じて、信号処理手段が判断する閾値を可変することを特徴とする請求項2または3記載の電気掃除機。
  5. 電気掃除機本体の走行状態を検出する走行検出手段を設け、信号処理手段は、前記走行検出手段から電気掃除機本体が走行しているという信号を受信している間は、感震手段の検出結果に基づく制御手段の電動送風機への通電量を可変する判断処理を実行しないことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の電気掃除機。
JP2008071010A 2008-03-19 2008-03-19 電気掃除機 Pending JP2009225815A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008071010A JP2009225815A (ja) 2008-03-19 2008-03-19 電気掃除機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008071010A JP2009225815A (ja) 2008-03-19 2008-03-19 電気掃除機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009225815A true JP2009225815A (ja) 2009-10-08

Family

ID=41241958

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008071010A Pending JP2009225815A (ja) 2008-03-19 2008-03-19 電気掃除機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009225815A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20180373280A1 (en) * 2011-10-21 2018-12-27 Prime Datum, Inc. Direct-Drive Fan System With Variable Process Control

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20180373280A1 (en) * 2011-10-21 2018-12-27 Prime Datum, Inc. Direct-Drive Fan System With Variable Process Control
US10719093B2 (en) * 2011-10-21 2020-07-21 Prime Datum, Inc. Direct-drive fan system with variable process control
US11231729B2 (en) * 2011-10-21 2022-01-25 Prime Datum, Inc. Direct-drive fan system with variable process control
AU2021200214B2 (en) * 2011-10-21 2022-07-21 Prime Datum, Inc. Direct drive fan system with variable process control

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4937356B2 (ja) モータ制御装置、電気掃除機及び手乾燥装置
JP2007159961A (ja) 電気掃除機
JP4726758B2 (ja) 電動機制御装置、電気掃除機及び手乾燥装置
CN110811428B (zh) 电动吸尘器
JP5634014B2 (ja) 接続異常検知装置および家電機器
JP4912470B2 (ja) 電気掃除機
CN111345728A (zh) 一种自调节手持吸尘器的控制方法及自调节手持吸尘器
JP2009225815A (ja) 電気掃除機
JP5256981B2 (ja) 電気掃除機
JP5121914B2 (ja) 電動機制御装置、電気掃除機及び手乾燥装置
JP2003164399A (ja) 電気掃除機
JP5395518B2 (ja) 電気掃除機
JP2010213797A (ja) 電気掃除機
JP2010011995A (ja) 電気掃除機
JP5098989B2 (ja) 電気掃除機
JP2012217787A (ja) 電気掃除機
JP4561799B2 (ja) 電気掃除機
JP5029516B2 (ja) 電気掃除機
KR100445650B1 (ko) 청소기의 흡입유로 막힘 감지방법
JP5380090B2 (ja) 電気掃除機
JP2007319581A (ja) 電気掃除機の制御装置
JP6628528B2 (ja) 電気掃除機
JP5135203B2 (ja) 電気掃除機
JP2001245833A (ja) 電気掃除機
JP2010142260A (ja) 電気掃除機