JP2008173172A - ハンドシュレッダ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 平面視が長方形状で、所要の厚みと長さとを有するシュレッダ本体1aのヘッド部2の先端部もしくは底部に、前記シュレッダ本体1aの長軸方向に沿い並列するように複数の刃4,4・・・を配置固定してハンドシュレッダ1とし、当該ハンドシュレッダ1の把手部3を持って、並列に配置された刃4,4・・・・を、情報が記載された部位に押し当てながら当該部位を裁断することによって情報の漏洩を防止する。
【選択図】 図1
Description
一方、家庭においては、送られてくるダイレクトメールなど大型の書類は、手で引き裂いて廃棄するか、あるいは、手動で刃を回転させて裁断する小型のシュレッダを利用して廃棄するようにしているが、家庭で使用される電動式のシュレッダも、使用頻度との関係で小型であることが求められている。
特に、図8においては、裁断しようとする紙をこのハンドシュレッダに挟み込み、紙もしくはハンドシュレッダを刃先方向に動かすことで紙を裁断でき、裁断箇所をコントロールすることができると記載されている。
すなわち、特許文献2に記載のハンドシュレッダにおいては、紙をハンドシュレッダに挟み込み、紙もしくはハンドシュレッダを動かすことで紙を裁断する、という基本構造は特許文献1に記載の発明とほぼ同様であるが、刃は押しボタンによって上下動するので、紙の向きを自由に変更でき、紙の長手方向からでも、短手方向からでも裁断できる、というものである。
特許文献3に記載の発明によれば、使用方法は、通常の鋏とほぼ同様であるので容易に使用することができ、また、必要な箇所だけを裁断することが可能である。
これら配送物の表書きは、近年の印刷技術の発達によって、例えば、宛名シールが直接又はビニール袋内に収納された状態で貼着され使用されている。
これら配送物を収納する包装体の形状も一定ではなく、包装体を直接シュレッダで裁断することが困難である場合も存在するので、宛名シールもしくはビニール袋を包装体から剥離して情報の漏洩を防止している。
しかしながら、宛名シールは、その裏面に接着剤が塗付されているので、包装体から完全に除去することはきわめて困難であるとともに、従来のシュレッダで裁断しようとすると、接着剤が刃に喰い込むため、裁断をしばしば中止しなければならない状態に至るという問題点を有している。
また、宛名シールが収納されたビニール袋は、剥離は可能であるが、シュレッダの刃にビニールが絡み、装置を損傷するおそれもある。
また、特許文献3に記載の鋏は、一般の鋏と同じ原理で裁断するので、使用方法は至って簡単であるが、例えば、紙の中央部のみを裁断したい場合に用いるには不便なものである。
平面視長方形状のシュレッダ本体の先端部又は底部に並列した複数の刃を有すること
を特徴とするハンドシュレッダである。
請求項1に記載のハンドシュレッダにおいて、
前記シュレッダ本体は、
その一部に把手部が形成されていること
を特徴とするものである。
請求項1又は2に記載のハンドシュレッダにおいて、
前記複数の刃は、
前記シュレッダ本体の長軸方向沿いに並列していること
を特徴とするものである。
請求項2に記載のハンドシュレッダにおいて、
前記把手部は、
前記シュレッダ本体に折り畳み可能であること
を特徴とするものである。
請求項2に記載のハンドシュレッダにおいて、
前記把手部は、
アーム状であること
を特徴とするものである。
請求項1〜5のいずれかに記載のハンドシュレッダにおいて、
前記複数の刃は、
カートリッジ式で、前記シュレッダ本体に着脱自在であること
を特徴とするものである。
請求項1〜5のいずれかに記載のハンドシュレッダにおいて、
前記複数の刃は、
それぞれの刃先のみが露出するよう、前記シュレッダ本体に埋め込まれていること
を特徴とするものである。
請求項1〜5のいずれかに記載のハンドシュレッダにおいて、
前記複数の刃は、
刃先を除いて一体化されていること
を特徴とするものである。
請求項1〜8のいずれかに記載のハンドシュレッダにおいて、
前記複数の刃は、
その刃先が、不使用時には弾性体中に埋没し、裁断に際し、目的物に押し当てられることにより弾性体から突出して、目的物を裁断すること
を特徴とするものである。
また、カッターナイフや文具用鋏などとほぼ同じ大きさとすることが可能なため、置き場所や収納に困らず、手軽に使用することができる。
すなわち、部分的に裁断することができるので、容積が嵩んでしまう裁断後の細かい紙屑を、必要以上に発生させることがないなど実用性の高いものである。
前記刃4は、不使用時における不測の事故を防止する観点からは、鋭利な刃先の突出長さを1.0mm以下に抑えることが好ましい。
また、隣接する刃4と4との間隔は、狭ければ狭いほど細かく裁断することが可能であるが、1.0〜5.0mm程度が好ましい。
このシュレッダ本体1aの形状は、刃4の刃先の向きを引き手方向にしてあるので、引き切りし易い実用的な設計にしてあるが、要は、ヘッド部2に複数の刃4.4・・・・が並列に設けられていれば、その形状については特段の制限はない。
また、把手部3の形状は、図示はしないが、グリップ部を設けたり、棒状、スクエア状など、機能性やデザイン性などに応じて種々変更可能である。
したがって、例えば、ダイレクトメールの宛名部や、宛名シールのついた段ボールなどを廃棄するときは、宛名部分のみをハンドシュレッダ1で裁断して廃棄すれば、嵩張る細かい裁断後の紙屑の量を減らすことができ、さらに確実に個人情報を守ることができる。
また、紙だけではなく、OHPシートなどの樹脂製のものや、布に書かれたものでも裁断可能であることはいうまでもない。
したがって、不使用時に、把手部13を図2(B)のように折り畳むことによって、刃14の先端部(刃先)が把手部13により覆われるため、未使用時の事故の発生を防止できる。
さらに、図2(C)に示すように、ヘッド部12を、左右一対の分割体12a,12bとで構成するともに、分割体12a,12b間に刃取替え用のカートリッジ16を挟持するもので、前記左右一対の分割体12a,12bは、ビス17で一体的に連結されるものである。
このカートリッジ16は、前記カートリッジ主体16aの複数を重ね合わせた状態で、左右一対の分割体12a,12b間にビス17で保持するものであるが、各カートリッジ主体16aを接着剤などで一体化していない場合には、損傷した刃のみを取り替えることができる。
なお、刃14の刃先が、裁断するときに紙と鋭角になるような角度を有すれば、滑らかに裁断できるようになるので、保持部16bは、カートリッジ主体16aに対して垂直に配置するよりも、図3(B)で明らかなように、少し角度を付け、刃先の一部のみを突出させるように形成することが好ましい。
すなわち、各種裁断幅の異なるカートリッジをあらかじめ容易しておけば、目的に応じた幅で裁断することが可能である。また、刃先の突出量の異なるものを使用すれば、厚さのあるものでも裁断が可能となる。
したがって、カートリッジ16の交換は、ネジ17の着脱でカートリッジ主体毎に、あるいはカートリッジそのものを容易に交換することができ、刃14が刃毀れをして切れ味が悪くなった時は、迅速に交換することが可能である。
さらに、ハンドシュレッダ11を使用している最中でも、刃14が動いたりすることもなく頑丈に固定できるので、安心して使用することができる。
すなわち、実施例3におけるカートリッジ26は、図4(B)から明らかなように、板状のカートリッジ主体26aに6枚の刃24,24・・・・を、所要間隔を存して並行に配置固定して形成されたものである。
なお、この実施例においては、カートリッジ主体に対し、6枚の刃を定間隔で配置固定しているが、鋸歯状に形成した1枚の刃をカートリッジ主体に取付けて使用することもできるので、その構成には特段の限定はないものである。
また、カートリッジ26の両端部に係合片を設けておき、この係合片をヘッド部22の両端に係合させて取付けることも可能である。
このカバー部材35は、天然ゴムのような弾性体で構成したもので、ヘッド部32に設けられたカバー部材35を、葉書などの住所欄に押し付けると、その押圧力で各刃34,34・・・の刃先がカバー部材35の表面から突出し、前記住所欄を所要の幅で均等に切り裂くものである。
実際に使用するときは、裁断しようとする紙に向かって押圧すればよいだけなので非常に使い易い。
また、カバー部材35と紙とは互いに接するので、紙との摩擦係数が大きい材質だと、押圧しながらの裁断が難くなる。
かかる場合は、表面を滑らかにする表面処理を施しておくことが好ましい。
2,12,22,32 ヘッド部
3,13,23,33 把手部
4,14,24,34 刃
Claims (9)
- 平面視長方形状のシュレッダ本体の先端部又は底部に並列した複数の刃を有すること
を特徴とするハンドシュレッダ。 - 前記シュレッダ本体は、
その一部に把手部が形成されていること
を特徴とする請求項1に記載のハンドシュレッダ。 - 前記複数の刃は、
前記シュレッダ本体の長軸方向沿いに並列していること
を特徴とする請求項1又は2に記載のハンドシュレッダ。 - 前記把手部は、
前記シュレッダ本体に折り畳み可能であること
を特徴とする請求項2に記載のハンドシュレッダ。 - 前記把手部は、
アーム状であること
を特徴とする請求項2に記載のハンドシュレッダ。 - 前記複数の刃は、
カートリッジ式で、前記シュレッダ本体に着脱自在であること
を特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のハンドシュレッダ。 - 前記複数の刃は、
それぞれの刃先のみが露出するよう、前記シュレッダ本体に埋め込まれていること
を特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のハンドシュレッダ。 - 前記複数の刃は、
刃先を除いて一体化されていること
を特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のハンドシュレッダ。 - 前記複数の刃は、
その刃先が、不使用時には弾性体中に埋没し、裁断に際し、目的物に押し当てられることにより弾性体から突出して、目的物を裁断すること
を特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のハンドシュレッダ。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2013018407A1 (ja) * | 2011-07-29 | 2015-03-05 | カール事務器株式会社 | 情報漏洩防止処理用カッター |
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JP2008142295A (ja) * | 2006-12-10 | 2008-06-26 | Masakatsu Yuya | シュレッダ |
-
2007
- 2007-01-16 JP JP2007007235A patent/JP4742287B2/ja not_active Expired - Fee Related
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