JP2008142295A - シュレッダ - Google Patents
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Abstract
【課題】ハンディで廉価に製造でき、用紙22の一部を自由に簡単に裁断できるシュレッダ10を提供する。
【解決手段】シュレッダ10は、ハンドル12と複数枚の切刃14とを備えている。複数枚の切刃14は、処理対象となる用紙22を押し切りして切り裂くためのものである。切刃14の刃先16の位置は、平坦な仮想的な基準面18にほぼ一致するように、所定間隔を開けて略平行に配列されている。ハンドル12は、複数枚の切刃14をこの状態で所定間隔に配列して保持している。例えば、切刃14は鋼材からなり、硬質プラスチックからなるハンドル12に埋め込まれて固定されている。
【選択図】図1
【解決手段】シュレッダ10は、ハンドル12と複数枚の切刃14とを備えている。複数枚の切刃14は、処理対象となる用紙22を押し切りして切り裂くためのものである。切刃14の刃先16の位置は、平坦な仮想的な基準面18にほぼ一致するように、所定間隔を開けて略平行に配列されている。ハンドル12は、複数枚の切刃14をこの状態で所定間隔に配列して保持している。例えば、切刃14は鋼材からなり、硬質プラスチックからなるハンドル12に埋め込まれて固定されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、用紙の一部に個人情報等が印刷されているときに、その部分だけを簡単に裁断することができるシュレッダに関する。
秘密性の高い業務用の文書を細片に切り刻んで廃棄するために、シュレッダが多用されている。近年は、特に、個人情報の漏出が問題になる事件も多く、家庭のゴミについても問題視されており、家庭用の小型シュレッダも市販されるようになった。また、ハンデイタイプも各種開発されている(特許文献1参照)。
特開平10−118513号公報
既知の従来の技術には、次のような解決すべき課題があった。
モータでローラ状の刃を回転させるシュレッダが最も一般的に利用されているが、機構が複雑で高価になる。数枚以上の用紙を一挙に切断するものは装置も大型化する。また、指を挟まれて怪我をするといった事故も発生している。さらに、大量の切断屑を発生し、取り扱いを誤ると屑が散乱するという問題もある。また、刃が劣化したときの交換作業も大変で、多額の費用がかかるという問題もある。一方、複数枚の切断刃を有する鋏等もハンディなシュレッダとして開発されているが、用紙全体を切り刻むのは困難である。また、通常、裁断を必要とするのは用紙全体ではなく、そのごく一部であることが多い。しかも、例えば、宛名が書かれた封筒のように、該当箇所が用紙の中央部であることが多い。この部分だけを切り刻むことができれば、発生する切断屑の量も減少させることができる。また、刃の負荷を減らすことができ、同じ刃を長期間使用することもできる。
本発明は以上の点に着目してなされたもので、ハンディで廉価に製造でき、用紙の一部だけを自由に簡単に裁断できるシュレッダを提供することを目的とする。
モータでローラ状の刃を回転させるシュレッダが最も一般的に利用されているが、機構が複雑で高価になる。数枚以上の用紙を一挙に切断するものは装置も大型化する。また、指を挟まれて怪我をするといった事故も発生している。さらに、大量の切断屑を発生し、取り扱いを誤ると屑が散乱するという問題もある。また、刃が劣化したときの交換作業も大変で、多額の費用がかかるという問題もある。一方、複数枚の切断刃を有する鋏等もハンディなシュレッダとして開発されているが、用紙全体を切り刻むのは困難である。また、通常、裁断を必要とするのは用紙全体ではなく、そのごく一部であることが多い。しかも、例えば、宛名が書かれた封筒のように、該当箇所が用紙の中央部であることが多い。この部分だけを切り刻むことができれば、発生する切断屑の量も減少させることができる。また、刃の負荷を減らすことができ、同じ刃を長期間使用することもできる。
本発明は以上の点に着目してなされたもので、ハンディで廉価に製造でき、用紙の一部だけを自由に簡単に裁断できるシュレッダを提供することを目的とする。
以下の構成は上記の課題を解決するための手段である。
〈構成1〉
処理対象となる用紙を押し切りして切り裂くための刃先位置が平坦な仮想的な基準面にほぼ一致するように、所定間隔を開けて略平行に配列されている。複数枚の切刃と、上記複数枚の切刃を上記所定間隔で保持して固定するハンドルとを備えたことを特徴とするシュレッダ。
〈構成1〉
処理対象となる用紙を押し切りして切り裂くための刃先位置が平坦な仮想的な基準面にほぼ一致するように、所定間隔を開けて略平行に配列されている。複数枚の切刃と、上記複数枚の切刃を上記所定間隔で保持して固定するハンドルとを備えたことを特徴とするシュレッダ。
ハンドルを掴み、切刃の刃先を用紙の該当箇所に押し当てて、用紙を切り裂くように切刃を動かすと、用紙の該当箇所が所定間隔で短冊状に切り刻まれる。即ち、このシュレッダは押し切りにより紙の一部を切り裂く。従って、用紙の一部をシュレッダで裁断したのと同様の効果がある。用紙全体を裁断しないので、作業が速く、手作業が可能である。用紙のどの位置でも自由に最大できるので、鋏のように切断位置に制限がない。また、細かくて飛び散りやすい塵を最小限にできる。1枚の用紙を処理する処理量が少なく、刃先も長期間使用できる。なお、切刃の形状は、ナイフ状、針状、円盤状等の任意の形状でよい。
〈構成2〉
構成1に記載のシュレッダにおいて、外力が開放された状態では、上記基準面よりも上記ハンドルから遠い位置に配置され、上記刃先が上記用紙に押しつけられるときに変形して上記基準面付近まで後退し、その弾力で上記用紙に押圧力を与える弾性ガイドを備えたことを特徴とするシュレッダ。
構成1に記載のシュレッダにおいて、外力が開放された状態では、上記基準面よりも上記ハンドルから遠い位置に配置され、上記刃先が上記用紙に押しつけられるときに変形して上記基準面付近まで後退し、その弾力で上記用紙に押圧力を与える弾性ガイドを備えたことを特徴とするシュレッダ。
弾性ガイドは、切刃の刃先が用紙に押しつけられたとき、当該用紙に押圧力を与える。これにより、用紙を切り裂くときに用紙に皺が寄らず、複数枚の切刃で用紙を綺麗に切り裂くことができる。さらに、既に所定間隔で短冊状に切り刻まれた用紙に再度別方向に切れ目を入れるとき等に、用紙を押さえつけて、切断を容易にする。
〈構成3〉
構成1に記載のシュレッダにおいて、外力が開放された状態では、上記切刃を覆い、上記刃先が上記用紙に押しつけられるときに変形して上記基準面付近まで後退し、その弾力で上記用紙に押圧力を与える弾性ガイドを備えたことを特徴とするシュレッダ。
構成1に記載のシュレッダにおいて、外力が開放された状態では、上記切刃を覆い、上記刃先が上記用紙に押しつけられるときに変形して上記基準面付近まで後退し、その弾力で上記用紙に押圧力を与える弾性ガイドを備えたことを特徴とするシュレッダ。
弾性ガイドは、圧力開放状態で切刃の刃先を包囲するから、不使用時の安全性を確保できる。
〈構成4〉
構成3に記載のシュレッダにおいて、上記弾性ガイドは、上記刃先が上記用紙に押しつけられるときに変形して、上記切刃の刃先を突出させるスリットを有することを特徴とするシュレッダ。
構成3に記載のシュレッダにおいて、上記弾性ガイドは、上記刃先が上記用紙に押しつけられるときに変形して、上記切刃の刃先を突出させるスリットを有することを特徴とするシュレッダ。
弾性ガイドは、切刃をほぼ完全に覆い、切刃の刃先を突出させるスリットからその刃先を突出させるので、刃先の突出量を最小限に制限でき、安全性が高い。
〈構成5〉
構成4に記載のシュレッダにおいて、上記弾性ガイドは柔軟なプラスチック材からなり、上記刃先が上記用紙に押しつけられるような力を受けたときに上記刃先により切り裂かれて、上記切刃の刃先を突出させるスリットが形成されるものであることを特徴とするシュレッダ。
構成4に記載のシュレッダにおいて、上記弾性ガイドは柔軟なプラスチック材からなり、上記刃先が上記用紙に押しつけられるような力を受けたときに上記刃先により切り裂かれて、上記切刃の刃先を突出させるスリットが形成されるものであることを特徴とするシュレッダ。
弾性ガイドをスポンジ状の柔軟なプラスチックにより構成すると、予めスリットを形成しておかなくても、最初の使用時にスリットを形成できる。従って使用開始まで刃先を保護できるし、スリットを形成するための特別の成型処理工程を省略できる。
〈構成6〉
構成4に記載のシュレッダにおいて、上記弾性ガイドは柔軟なプラスチック材と、上記用紙に接する側に配置された滑りの良い上記プラスチック材よりも硬質なシートとからなり、当該シートは、上記刃先が上記用紙に押しつけられるような力を受けたときに弾性変形して、上記刃先により切り裂かれて、上記切刃の刃先を突出させるスリットが形成されるものであることを特徴とするシュレッダ。
構成4に記載のシュレッダにおいて、上記弾性ガイドは柔軟なプラスチック材と、上記用紙に接する側に配置された滑りの良い上記プラスチック材よりも硬質なシートとからなり、当該シートは、上記刃先が上記用紙に押しつけられるような力を受けたときに弾性変形して、上記刃先により切り裂かれて、上記切刃の刃先を突出させるスリットが形成されるものであることを特徴とするシュレッダ。
柔軟なプラスチック材は弾性ガイドの弾力を保持させるためのものである。滑りの良い前記硬質なシートは、用紙に接して切断操作を滑らかにさせる機能を持つ。また、若干硬く滑りやすいので、手で軽く触れても刃先を突出させず、高い安全性を保持する効果がある。刃先により切り裂かれて、切刃の刃先を突出させるスリットが形成されるような材料なので、予めスリット加工をしておかなくてよい。柔軟なプラスチック材に予備加工をするかどうかは自由である。
以下、本発明の実施の形態を実施例毎に詳細に説明する。
図1は実施例1のシュレッダ10を示す斜視図である。
シュレッダ10は、ハンドル12と複数枚の切刃14とを備えている。複数枚の切刃14は、処理対象となる用紙22を押し切りして切り裂くためのものである。切刃14を側面から見た拡大図を一点鎖線の円内に示した。切刃14の刃先16の位置は、平坦な仮想的な基準面18にほぼ一致するように、所定間隔を開けて略平行に配列されている。ハンドル12は、複数枚の切刃14をこの状態で所定間隔に配列して保持している。この例では切刃14は鋼材からなり、硬質プラスチックからなるハンドル12に埋め込まれて固定されている。
シュレッダ10は、ハンドル12と複数枚の切刃14とを備えている。複数枚の切刃14は、処理対象となる用紙22を押し切りして切り裂くためのものである。切刃14を側面から見た拡大図を一点鎖線の円内に示した。切刃14の刃先16の位置は、平坦な仮想的な基準面18にほぼ一致するように、所定間隔を開けて略平行に配列されている。ハンドル12は、複数枚の切刃14をこの状態で所定間隔に配列して保持している。この例では切刃14は鋼材からなり、硬質プラスチックからなるハンドル12に埋め込まれて固定されている。
この実施例では3枚の切刃14を設けた。実験によれば、切刃14の枚数が増えると切り裂き時の抵抗が大きく操作に力が要る。枚数が少ないと繰り返し切り裂く操作が要る。3枚以上4枚以下が最適であることが分かった。また、刃先の間隔は約2mmにした。用紙上の通常の文字を判読できないように裁断するには、刃の間隔は4mm以下で1mm以上が好ましい。1mm未満では、刃の間に屑が詰まりやすく、実用的でない。
このシュレッダ10は次のようにして使用する。切り裂くべき用紙は、丁度基準面18の位置に配置する。そして、ハンドル12を掴み、切刃14の刃先16を用紙に押し当てて、用紙を切り裂くように切刃14を動かす。用紙の該当箇所は所定間隔で短冊状に切り刻まれる。即ち、このシュレッダ10は、押し切りにより紙の一部を切り裂く。従って、用紙の一部をシュレッダ10で裁断したのと同様の効果がある。用紙全体を裁断しないので、作業が速く、手作業が可能である。用紙のどの位置でも自由に裁断できるので、鋏のように切断位置に制限がない。また、細かくて飛び散りやすい塵を最小限にできる。1枚の用紙を設題するのに切刃14に加わる負荷が少なく、刃先16も長期間使用できる。なお、切刃14の形状は、ナイフ状、針状、円盤状等の任意の形状でよい。
図2は実施例2のシュレッダ10を示す斜視図、図3はその側面図、図4は平面図である。
このシュレッダ10には弾性ガイド20を設けた。弾性ガイド20は、例えば、プラスチックや金属の弾性板が適する。図のように、外力が開放された状態では、切刃14全体を覆っている。また、切刃14の刃先16が用紙に押しつけられるときにその圧力で変形して、基準面付近まで後退する。そして、その弾力で用紙に押圧力を与える機能を持つ。また、弾性ガイド20は、変形したときに切刃14の刃先16を突出させるスリットを有する。
このシュレッダ10には弾性ガイド20を設けた。弾性ガイド20は、例えば、プラスチックや金属の弾性板が適する。図のように、外力が開放された状態では、切刃14全体を覆っている。また、切刃14の刃先16が用紙に押しつけられるときにその圧力で変形して、基準面付近まで後退する。そして、その弾力で用紙に押圧力を与える機能を持つ。また、弾性ガイド20は、変形したときに切刃14の刃先16を突出させるスリットを有する。
以上のように構成すると、弾性ガイド20は、圧力開放状態で切刃14の刃先16を包囲するから、不使用時の安全性を確保できる。また、刃先16の突出量を最小限に制限できるから安全性が高い。特にこうした道具を家庭用として使用するときには、安全性の確保の上から、重要な役割を果たす。
図5は、シュレッダ10の使用状態を示す側面図である。
図のように、ハンドル12を手で掴んで、矢印A方向に力を加え、用紙22に切刃14の刃先16を押し当てる。このとき、弾性ガイド20はその押圧力で図のように変形する。その後、切刃14を矢印B方向に移動させる。切り裂かれた用紙の一部を一点鎖線の円内に示した。平行な切断線30が一度に形成される。その後、一部の切刃14だけを用紙22に押しつけて、切断線30に交差するような切断線31を形成すると、用紙の一部が完全に裁断されて分離する。
図のように、ハンドル12を手で掴んで、矢印A方向に力を加え、用紙22に切刃14の刃先16を押し当てる。このとき、弾性ガイド20はその押圧力で図のように変形する。その後、切刃14を矢印B方向に移動させる。切り裂かれた用紙の一部を一点鎖線の円内に示した。平行な切断線30が一度に形成される。その後、一部の切刃14だけを用紙22に押しつけて、切断線30に交差するような切断線31を形成すると、用紙の一部が完全に裁断されて分離する。
なお、弾性ガイド20は、切刃14の刃先16が用紙22に押しつけられたとき、当該用紙22に押圧力を与える。これにより、用紙22を切り裂くときに用紙22に皺が寄らず、複数枚の切刃14で用紙22を綺麗に切り裂くことができる。さらに、既に所定間隔で短冊状に切り刻まれた用紙22に、再度切れ目を入れるとき等に、用紙22を押さえつけて、切断を容易にする。実際にこの弾性ガイドがないときは、手で用紙を抑えてゆっくりと操作する必要がある。これに対して、弾性ガイドを設けたときは、素早く裁断しても、用紙に皺がよらない。
なお、この弾性ガイドは、少なくとも、図に示したWの範囲に存在すればよい、従って、図のYの部分だけをハンドル12に固定した板バネや針金状のものでも構わない。即ち、外力が開放された状態では、基準面よりもハンドルから遠い位置に配置され、刃先が用紙に押しつけられるときに変形して基準面付近まで後退し、その弾力で用紙に押圧力を与える構造のものであればよい。
図6は、実施例3のシュレッダ10の斜視図である。
この例では、切刃14の他に独立した1枚の刃26をハンドル12に固定している。この刃26は、図5で説明した切断線31を形成するためのものである。切断線31は1本でよい。複数である必要はない。複数枚の切刃14を使用するよりも、1枚の刃26を使用したほうが、用紙に皺が発生し難い。そこで、こうした刃を別途設けた。
図7は、図6のものに弾性ガイド20を設けたものの斜視図である。
図8は、切刃14と刃26の位置関係を逆にした実施例の斜視図である。
図9は、図8のものに弾性ガイド20を設けたものの斜視図である。
この例では、切刃14の他に独立した1枚の刃26をハンドル12に固定している。この刃26は、図5で説明した切断線31を形成するためのものである。切断線31は1本でよい。複数である必要はない。複数枚の切刃14を使用するよりも、1枚の刃26を使用したほうが、用紙に皺が発生し難い。そこで、こうした刃を別途設けた。
図7は、図6のものに弾性ガイド20を設けたものの斜視図である。
図8は、切刃14と刃26の位置関係を逆にした実施例の斜視図である。
図9は、図8のものに弾性ガイド20を設けたものの斜視図である。
図10は、実施例4のシュレッダ10を示す斜視図である。図11はその側面図、図12はその平面図である。
この図の実施例では、弾性ガイド40をスポンジ状の柔軟なプラスチックにより構成した。弾性ガイド40を柔軟なプラスチック材にしておくと、切刃14の刃先が用紙に押しつけられるような力を受けたときに、刃先により切り裂かれて、切刃14の刃先を突出させるスリットが自動的に形成される。予めスリットを形成しておかなくても、最初の使用時にスリットを形成できる。従って使用開始まで刃先を保護できるし、スリットを形成するための特別の成型処理工程を省略できる。この作業をユーザが行っても良いし、製品の出荷前検査時に行っても良い。予めプラスチック板や金属板にスリットを形成する工程はコスト増の原因になる。また、組立精度も要求される。この構造にすることで、製造コストを大幅に削減できる。なお、弾性ガイド40の用紙と接触する面には、滑りの良いフィルムを貼り付けたり、熱等で処理をして滑面を生成することが好ましい。さらに、弾性ガイド40が刃先16の全体を覆うので安全性を高めるほか、刃先16の錆防止の効果もある。
この図の実施例では、弾性ガイド40をスポンジ状の柔軟なプラスチックにより構成した。弾性ガイド40を柔軟なプラスチック材にしておくと、切刃14の刃先が用紙に押しつけられるような力を受けたときに、刃先により切り裂かれて、切刃14の刃先を突出させるスリットが自動的に形成される。予めスリットを形成しておかなくても、最初の使用時にスリットを形成できる。従って使用開始まで刃先を保護できるし、スリットを形成するための特別の成型処理工程を省略できる。この作業をユーザが行っても良いし、製品の出荷前検査時に行っても良い。予めプラスチック板や金属板にスリットを形成する工程はコスト増の原因になる。また、組立精度も要求される。この構造にすることで、製造コストを大幅に削減できる。なお、弾性ガイド40の用紙と接触する面には、滑りの良いフィルムを貼り付けたり、熱等で処理をして滑面を生成することが好ましい。さらに、弾性ガイド40が刃先16の全体を覆うので安全性を高めるほか、刃先16の錆防止の効果もある。
この実施例では、図11に示したように、弾性ガイド40に柔軟なプラスチック材41を使用するとともに、用紙に接する側に、滑りの良い硬質なシート42を配置した。シート42はプラスチック材41よりも滑りの良い硬質なものにする。例えば、プラスチック材41をスポンジにしてシート42をポリエステルシートにする。柔軟なプラスチック材41は弾性ガイド40の弾力や復元力を保持させる。滑りの良い硬質なシート42は、用紙に接して滑るから、用紙の切断操作を滑らかにさせる。また、硬く滑りやすいので、手で軽く触れても変形せず、刃先を突出させないから高い安全性を保持する。また、刃先が前記用紙に押しつけられるような力を受けたときにシート42が弾性変形して刃先16により切り裂かれて、切刃14の刃先を突出させるスリットが形成できる。
図13は実施例5のシュレッダ10を示す斜視図である。図14はその側面図である。
上記のように、このシュレッダ10は、切刃14の刃先16で利用者の手等を傷つけることを防止するための多くの工夫がなされた。この例では、刃先16の突出量をきわめて小さくして、安全性を高めている。突出量は例えば、1mm以下にする。これにより、薄手の用紙の裁断は問題なく、手に触れた位では怪我をしないものにすることができる。
上記のように、このシュレッダ10は、切刃14の刃先16で利用者の手等を傷つけることを防止するための多くの工夫がなされた。この例では、刃先16の突出量をきわめて小さくして、安全性を高めている。突出量は例えば、1mm以下にする。これにより、薄手の用紙の裁断は問題なく、手に触れた位では怪我をしないものにすることができる。
図15は実施例6のシュレッダ10を示す斜視図である。図16はその側面図である。
この実施例の切刃14は円盤状であって、円周上に刃先16を有する。切刃14は円盤の中心を通過する回転軸45を介してハンドル12に軸支されている。かつ、当該切刃14は回転軸に垂直な面に対して傾斜するように回転軸に固定されている。このように、回転刃を用いると、これまでのような刃と比べて用紙上での滑りが良くなる。また、設題時に刃先位置が変わるので、刃の磨耗が遅いという利点がある。
この実施例の切刃14は円盤状であって、円周上に刃先16を有する。切刃14は円盤の中心を通過する回転軸45を介してハンドル12に軸支されている。かつ、当該切刃14は回転軸に垂直な面に対して傾斜するように回転軸に固定されている。このように、回転刃を用いると、これまでのような刃と比べて用紙上での滑りが良くなる。また、設題時に刃先位置が変わるので、刃の磨耗が遅いという利点がある。
10 シュレッダ
12 ハンドル
14 切刃
16 刃先
18 基準面
20 弾性ガイド
22 用紙
12 ハンドル
14 切刃
16 刃先
18 基準面
20 弾性ガイド
22 用紙
Claims (6)
- 処理対象となる用紙を押し切りして切り裂くための刃先位置が平坦な仮想的な基準面にほぼ一致するように、所定間隔を開けて略平行に配列されている。複数枚の切刃と、
前記複数枚の切刃を前記所定間隔で保持して固定するハンドルとを備えたことを特徴とするシュレッダ。 - 請求項1に記載のシュレッダにおいて、
外力が開放された状態では、前記基準面よりも前記ハンドルから遠い位置に配置され、前記刃先が前記用紙に押しつけられるときに変形して前記基準面付近まで後退し、その弾力で前記用紙に押圧力を与える弾性ガイドを備えたことを特徴とするシュレッダ。 - 請求項1に記載のシュレッダにおいて、
外力が開放された状態では、前記切刃を覆い、前記刃先が前記用紙に押しつけられるときに変形して前記基準面付近まで後退し、その弾力で前記用紙に押圧力を与える弾性ガイドを備えたことを特徴とするシュレッダ。 - 請求項3に記載のシュレッダにおいて、
前記弾性ガイドは、前記刃先が前記用紙に押しつけられるときに変形して、前記切刃の刃先を突出させるスリットを有することを特徴とするシュレッダ。 - 請求項4に記載のシュレッダにおいて、
前記弾性ガイドは柔軟なプラスチック材からなり、前記刃先が前記用紙に押しつけられるような力を受けたときに前記刃先により切り裂かれて、前記切刃の刃先を突出させるスリットが形成されるものであることを特徴とするシュレッダ。 - 請求項4に記載のシュレッダにおいて、
前記弾性ガイドは柔軟なプラスチック材と、前記用紙に接する側に配置された滑りの良い前記プラスチック材よりも硬質なシートとからなり、当該シートは、前記刃先が前記用紙に押しつけられるような力を受けたときに弾性変形して、前記刃先により切り裂かれて、前記切刃の刃先を突出させるスリットが形成されるものであることを特徴とするシュレッダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008142295A true JP2008142295A (ja) | 2008-06-26 |
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ID=39603136
Family Applications (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008173172A (ja) * | 2007-01-16 | 2008-07-31 | Kikaku Giken:Kk | ハンドシュレッダ |
CN114098489A (zh) * | 2021-07-26 | 2022-03-01 | 深圳市博美智能制造有限公司 | 共享纸巾机 |
-
2006
- 2006-12-10 JP JP2006332703A patent/JP2008142295A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008173172A (ja) * | 2007-01-16 | 2008-07-31 | Kikaku Giken:Kk | ハンドシュレッダ |
CN114098489A (zh) * | 2021-07-26 | 2022-03-01 | 深圳市博美智能制造有限公司 | 共享纸巾机 |
CN114098489B (zh) * | 2021-07-26 | 2023-08-11 | 深圳市博美智能制造有限公司 | 共享纸巾机 |
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