JP2008173168A - 遊技機 - Google Patents

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裕 中村
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Abstract

【課題】転動する遊技球だけを撮影し表示する場合に比して際立った迫力映像を表示できるようにした遊技機を提供する。
【解決手段】パチンコ機では、大当たり抽選に係る演出が画面35aに表示される際、撮影制御手段の制御によるファイバー部で、転動する遊技球とその背景の双方を迫力ある動く実写映像60として撮影し、表示制御手段が、画面35a上で行っている演出表示に該実写映像60を割込み表示する。このため、演出進行中に遊技球の実写映像が画面35aに割込み表示されることに加え、転動する当該遊技球の背景もが割込み表示されることで、意外性とともに、際立ったスピード感や緊迫感が映像に漲ることになる。
【選択図】図5

Description

本発明は、パチンコ機等の遊技機に係り、特に、画像表示装置の画面に実写映像を割込み表示させるようにした遊技機に関する。
一般に、遊技機、例えばパチンコ機として、球受け皿に滞留している遊技球が、発射ハンドルの操作に応じて遊技盤の遊技領域に打ち出された後、遊技領域の障害釘や風車等に導かれつつ盤面を流下して、各種入賞口に入球し、或いは入球せずに遊技盤下部のアウト口に流入するように構成されたものが知られている。
このようなパチンコ機では、一般入賞口に入球した際にそれに対応した個数の遊技球が払い出され、また始動チャッカーに入球した際にはこれに基づいて大当たり抽選(特別遊技状態の抽選)が行われると共に所定数の遊技球が払い出され、当該抽選の結果に応じて、遊技盤の中央部分に設けられた液晶等の画像表示装置の画面上で所定の演出表示が行われる。大当たりの発生時には、アタッカーと呼ばれる大入賞口が開放し、入球に対応して多量の遊技球が払い出される状態となる。
上述のような従来のパチンコ機において、遊技領域の中央部分にセンター飾りを備え、該センター飾りの側部にワープ導入口を備え、該ワープ導入口から入球した遊技球を始動チャッカー側に導くように転動させるステージを備えたものが存在する(特許文献1参照)。
近年、上記のようなセンター飾りを有するパチンコ機にあって、画像表示装置による演出効果を向上させて興趣を高めるようにした遊技機が案出されている(特許文献2及び3参照)。
上記特許文献2には、テレビカメラを用いて始動口から大入賞口にかけての遊技盤面の範囲を撮影し、その撮影した画像を特別図柄表示装置の表示器に表示させるように構成した遊技機が記載されている。つまり、テレビカメラは、遊技盤の正面に位置する遊技者から視認困難な場所の遊技球の動きを撮影する。そして、特別図柄表示装置の表示器には、撮影された範囲における遊技球の動きが画像表示される。また、遊技者が操作スイッチを操作すると、その操作に従って駆動される駆動モータによってテレビカメラの向きが変えられることで、その撮影範囲が変更され、これにより、遊技者が遊技球の動きを確実に視認し得るパチンコ機が提供される。
また、上記特許文献3には、遊技球が電動役物装置の大入賞口に流入し、大入賞口センサから検出信号が出力されると、撮像装置が作動し、電動役物装置内の遊技球が移動する経路を撮像すると共に、撮像装置で撮像した撮像情報を表示装置に表示するように構成した遊技機が記載されている。この構成により、遊技状態を効果的に監視し得る遊技機が提供される。
特開2001−327672号公報 特開2003−117166号公報 特開2005−230198号公報
しかしながら、上記特許文献2及び3に記載の技術によると、遊技球を単に撮影して表示することはできるものの、例えば遊技球とともに移動しながら該遊技球及びその周囲背景を撮影して迫力ある実写映像として表示することはできず、従って、興趣を向上させる演出には限界があった。
そこで本発明は、転動する遊技球とともにその背景をも実写映像として撮影し、該実写映像を、進行中の演出表示に割込み表示することで、単に転動する遊技球だけを撮影し表示する場合に比して際立った迫力映像を表示できるように構成し、もって上述した課題を解決した遊技機を提供することを目的とするものである。
請求項1に係る本発明は(例えば図1ないし図7参照)、遊技領域(3a)に、該遊技領域(3a)に打ち出された遊技球を受け入れる遊技球導入部(37)、及び該遊技球導入部(37)からの遊技球を所定部位(27)に案内する案内路(24a)を有するセンター役物(23)と、該センター役物(23)に形成された開口部(36)から画面(35a)を露出するように配置された画像表示装置(35)と、を備えた遊技機(1)において、
前記案内路(24a)の内方を該案内路(24a)に沿って移動自在に支持された撮影手段(57b)と、
該撮影手段(57b)を移動させる駆動手段(55,63)と、
前記遊技球導入部(37)への遊技球導入時における所定の契機で前記駆動手段(55,63)を駆動し、前記案内路(24a)を移動する前記撮影手段(57b)により、前記案内路(24a)を転動する遊技球をその背景と共に撮影するように制御する撮影制御手段(93)と、
前記撮影手段(57b)を介して撮影した実写映像(60)を、前記画面(35a)上で行っている演出表示に割込み表示するように制御する表示制御手段(92)と、を備える、
ことを特徴とする遊技機(1)にある。
請求項2に係る本発明は(例えば図4参照)、前記撮影手段が、ファイバーカメラ(57)のファイバー部(57b)である、
請求項1記載の遊技機(1)にある。
請求項3に係る本発明は(例えば図4参照)、前記駆動手段が、前記案内路(24a)の外方にて該案内路(24a)に沿って延在するベルト搬送機構(55)と、該ベルト搬送機構(55)を駆動するモータ(63)と、を有し、かつ、
前記撮影制御手段(93)は、撮影の開始時には前記撮影手段(57b)を前記案内路(24a)の前記遊技球導入部(37)側に位置させた状態から、該遊技球導入部(37)に導入された遊技球が所定の位置(例えば近接センサ62の配置部)を通過した時点で前記モータ(63)を駆動して前記撮影手段(57b)を当該遊技球の転動に対応して移動させてなる、
請求項1又は2記載の遊技機(1)にある。
請求項4に係る本発明は(例えば図4及び図7参照)、前記撮影制御手段(93)が、前記案内路(34a)内方を転動する遊技球をその進行方向の前側から撮影するように前記撮影手段(57b)及び前記駆動手段(55,63)を制御してなる、
請求項1ないし3のいずれか1項記載の遊技機(1)にある。
請求項5に係る本発明は(例えば図4及び図7参照)、前記撮影制御手段(93)が、前記案内路(24a)内方を転動する遊技球をその進行方向の後側から撮影するように前記撮影手段(57b)及び前記駆動手段(55,63)を制御してなる、
請求項1ないし3のいずれか1項記載の遊技機(1)にある。
請求項6に係る本発明は(例えば図4及び図7参照)、前記撮影制御手段(93)が、前記案内路(24a)内方を転動する遊技球と併走して撮影するように前記撮影手段(57b)及び前記駆動手段(55,63)を制御してなる、
請求項1ないし3のいずれか1項記載の遊技機(1)にある。
請求項7に係る本発明は(例えば図5及び図7参照)、前記表示制御手段(92)が、前記実写映像(60)を加工してスローモーション映像として表示してなる、
請求項1ないし6のいずれか1項記載の遊技機(1)にある。
なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これは、発明の理解を容易にするための便宜的なものであり、特許請求の範囲の記載に何等影響を及ぼすものではない。
請求項1に係る本発明によると、撮影制御手段の制御による撮影手段が、転動する遊技球とその背景の双方を迫力ある動く実写映像として撮影し、表示制御手段が、画面上で行っている演出表示に該実写映像を割込み表示するので、演出進行中に遊技球の実写映像が画面に割込み表示されることに加え、転動する当該遊技球の背景もが割込み表示されることで、意外性とともに、際立ったスピード感や緊迫感が映像に漲ることになる。このため、画面に表示される演出が例えばスーパーリーチに係るような場合、このリーチで大当たりするかもしれないという遊技者の期待感を一層盛り上げて、興趣を高めることができる。
請求項2に係る本発明によると、撮影手段がファイバーカメラのファイバー部からなるので、案内路内方の狭い空間にあっても、該空間内を転動する遊技球を鮮明に捉え、割込み表示する実写映像をより良好なものとすることができる。
請求項3に係る本発明によると、撮影制御手段が、撮影の開始時には撮影手段を案内路の遊技球導入部側に位置させた状態から、遊技球導入部に導入された遊技球が所定部位を通過した時点でモータを駆動して、撮影手段を遊技球の転動に対応して移動させるので、転動する遊技球に対し一定の距離を保持しながら撮影手段を移動制御することが可能となり、従って、遊技球及びその背景に係る実写映像を、撮影ムラの無い、迫力あるものにすることができる。
請求項4に係る本発明によると、撮影制御手段が、案内路内方を転動する遊技球をその進行方向の前側から撮影するように撮影手段及び駆動手段を制御するので、遊技球が迫ってくる緊迫感を遊技者に与え、これから何かが起きるかもしれないという期待感を増幅することができる。
請求項5に係る本発明によると、撮影制御手段が、案内路内方を転動する遊技球をその進行方向の後側から撮影するように撮影手段及び駆動手段を制御するので、逃げる遊技球を追跡するようなワクワクする感じを遊技者に与え、これから何かが起きるかもしれないという期待感を増幅することができる。
請求項6に係る本発明によると、撮影制御手段が、案内路内方を転動する遊技球と併走して撮影するように撮影手段及び駆動手段を制御するので、転動する遊技球と並んでマラソンをしているような臨場感を遊技者に与え、これから何かが起きるかもしれないという期待感を増幅することができる。
請求項7に係る本発明によると、表示制御手段が実写映像を加工してスローモーション映像として表示するので、割込み表示する実写映像を、重厚感があり、より迫力のある映像として表示することができる。
以下、本発明に係る遊技機の実施形態として、遊技場等に設置されるパチンコ機を図面に沿って説明する。なお、後述する実施の形態では、本発明の遊技機を所謂1種1種のパチンコ機として述べるが、本発明はこれに限らず、他の種別のパチンコ機にも適用可能であることは勿論である。
図1は、本実施形態におけるパチンコ機1の外部構造を示す正面図である。本パチンコ機1は、同図に示すように、発射ハンドル2の操作による発射装置(図示せず)の作動で遊技球(所謂パチンコ玉)を遊技盤3の遊技領域3aに向かって打ち出しつつ遊技を行うもので、所謂確率変動等の大当たり(特別遊技状態への移行)が発生した状態でアタッカー5に入球した遊技球に対応する数の遊技球を払い出すように構成されている。上記確率変動当たり(「確変当たり」とも言う)とは、抽選の結果、確変モードの大当たりが当選したとき、少なくとも当該確変モードによる遊技状態において次なる大当たりを引くまでの間、遊技者に有利な付加価値を付与し得る特殊状態を意味する。これに対し、当該特殊状態にならない大当たりとして「通常当たり」がある。
図1に示すように、本実施形態におけるパチンコ機1は、開口を有する枠体状の筐体6と、この筐体6に開閉自在に装着された前扉7とを有しており、前扉7の前面には、透明ガラス9を有するガラス枠10が開閉自在に取り付けられている。透明ガラス9の奥側には、遊技盤3が配設されている。前扉7における遊技盤3の左右には演出用照明装置11が配設されており、前扉7における遊技盤3の上方左右及び下方左右にはスピーカー(図示せず)を有する放音装置12が配設されている。また、ガラス枠10における右側部には、前扉7を筐体6側に施錠又は解放するための施錠装置13が配設されている。なお、筐体6及び前扉7等から遊技機本体が構成されている。
前扉7における遊技盤3の下方には皿ユニット16が設けられており、皿ユニット16における右上部には、賞球及び貸球を含む遊技球が供給される球供給口17が設けられ、皿ユニット16における右上部壁面には、球貸ボタン19a及びプリペイドカード返却ボタン19bが設けられている。皿ユニット16には、該皿ユニット16上の遊技球を発射装置(図示せず)付近から皿ユニット下部の球排出口(図示せず)を通して下方に排出するための第1球抜きボタン20aと、皿ユニット16上の遊技球を球供給口17付近から上記球排出口を通して下方に排出するための第2球抜きボタン20bとが設けられている。
また、皿ユニット16の右部には、発射装置を操作して遊技球を遊技領域3aに向けて打ち出すための発射ハンドル2が配設されている。更に、皿ユニット16の左下方には灰皿21、及び遊技者参加ボタン(所謂チャンスボタン)22が配設されている。なお、図1中の符号14は、発射ハンドル2の操作で発射された遊技球Baを遊技領域3aに導くガイドレールを示している。
遊技領域3aには、ステージSを有するセンター飾り(センター役物)23が中央部分に配設されている。図1に示すように、センター飾り23の中央部分には開口部36が形成されている。遊技盤3には、画像表示装置35が、開口部36から画面35aを露出させた状態で遊技盤裏面から装着されて配置されている。センター飾り23の下部左右には、大当たり抽選に寄与しない一般の入賞が行われる一般入賞口25a,25b,26a,26bが配設されており、センター飾り23の下方には、第1及び第2始動チャッカー27,28と、アタッカー5とが順次配設されている。
第1及び第2始動チャッカー27,28は、大当たり抽選実行の契機となり得る入賞が行われるものであり、第2始動チャッカー28は、始動チャッカー開閉ソレノイド70(図7参照)によって開放位置と閉止位置とに開閉動作させられる所謂チューリップ状に構成されている。第1始動チャッカー(所定部位)27の直上方には、所謂命釘としての一対の障害釘が打ち込まれている。第2始動チャッカー28は、直上方に配置された第1始動チャッカー27の底部により、図1に示す閉塞状態では遊技球を入賞しないように構成されている。
アタッカー5は、大当たり発生時に開放され、遊技領域3aに打ち出されて転動落下する遊技球を入賞させるものであり、大当たり発生中、例えば、1回の開放で9個の入球を完了した時点で閉じ、当該開閉動作を15回繰り返すように構成される。なお、これらの入球数並びに開閉動作の回数は、9個や15回に限定されることはなく、必要に応じて適宜設定され得るものである。
遊技領域3aには、センター飾り23の左右に風車31が配設されており、ステージSの下方における第1及び第2始動チャッカー27,28の左右には、普通図柄抽選のための普通図柄作動ゲート32aと、普通図柄抽選に寄与しないスルーゲート32bとが配設されている。普通図柄作動ゲート32aは、第2始動チャッカー28を開閉動作させるための抽選の契機となる遊技球通過が行われる役物である。
そして、遊技領域3aにおける普通図柄作動ゲート32a、一般入賞口25a,25b,26a,26b、第1及び第2始動チャッカー27,28等の周囲には、ステージSから零れた遊技球や、発射されてからステージSに関与せずに落下してくる遊技球を適宜散らし、或いは入球に導くようにするための多数の障害釘が打ち込まれている。また、ワープ導入口(遊技球導入部)37の周囲及びその上方側にも、遊技球を適宜散らし、或いは入球に導くようにするための障害釘39を含む多数の障害釘が打ち込まれている。遊技領域3aの最下部には、アウト口29が形成されている。
このような本パチンコ機1では、遊技領域3aに打ち出された遊技球Baを第1及び第2始動チャッカー27,28等に、ステージSを介して入球させ又はステージSを介さず直接入球させ得るように遊技が進められる。なお、本実施形態における「ワープ導入」という語句は、遊技領域3aに打ち出された遊技球を、当該遊技領域3aの比較的下側に位置する不図示の道釘等を経ることなく、第1始動チャッカー27の上に導くことを意味する概念である。また、上記「道釘」とは、遊技領域3aにおいて第1始動チャッカー27左右に打ち込まれた複数本の障害釘(図示せず)の列を意味するもので、上方から転動落下してきた遊技球を第1及び第2始動チャッカー27,28方向に導く役割を担っている。
次に、本パチンコ機1におけるセンター飾り23の構造について、図1とともに図2及び図3を併せて参照して詳細に説明する。なお、図2はセンター飾り23を遊技盤3から取り外して斜め上方から見下ろす状態で示す斜視図、図3はセンター飾り23の正面図である。
すなわち、図1及び図2に示すように、センター飾り23は、開口部36を中央部に有する略筒状の前枠体23aと、該前枠体23aの裏面に対し遊技盤3を介して接合される後枠体23bとを備えている。前枠体23aの周囲には、その複数箇所から外方に張り出すようにブラケット部4が形成されている。各ブラケット部4には、前枠体23aを遊技盤3にネジ止めするための貫通孔4aが形成されている。
センター飾り23は、開口部36の上側に照明演出装置33を有すると共に、開口部36の左右上部に、気泡模様を演出用に表示する気泡表示演出装置48a,48bをそれぞれ有している。また、開口部36の下側には、海底景色状役物(図示せず)を内方に有するステージSと、該ステージSの左端部に形成され、ワープ導入口37から導入された遊技球をステージSに導く球放出口67とを有している。ステージSにおける画面35a寄りの中央部には、球放出口67から放出された遊技球を、第1始動チャッカー27の直上方に形成された球放出口56に導くための球落下口24が形成されている。球落下口24に落下した遊技球は、案内路24aを介して球放出口56からその下方の第1始動チャッカー27に向けて放出される。球放出口56は、放出落下させる遊技球が一対の命釘の間を通って第1始動チャッカー27にほぼ確実に(つまり、97〜99%の高確率で)入賞し得るように位置決め形成されている。
ステージSは、一面に気泡状の模様が形成された背景プレート49と、転動部50と、を有しており、該転動部50は、球放出口67から放出された遊技球を最初に転動させる第1転動部50aと、第1転動部50aから一段低く形成され、第1転動部50aを転動して球落下口24に導入されなかった遊技球を受け入れた後に遊技領域3a側に落下させる第2転動部50bとから構成される。第1及び第2転動部50a,50bは、いずれも透明樹脂プレートからなり、その内部に上記海底景色状役物が設けられ、外部から視認可能にされている。
この海底景色状役物は、第1及び第2転動部50a,50b内において案内路24aの周囲に魚類(魚、貝、イルカ等)を模った不図示の海底パーツ(フィギア)を配置したものであり、透明材料からなる案内路24aは、これらフィギュアを内側から視認し得るような水族館の海底トンネルをイメージさせるように構成される。海底景色状役物の周囲は、海底パーツや背景パーツがジオラマ状に演出可能となるようにインクジェット等で印刷され、海中の雰囲気が醸し出されている。海底パーツは、光を透過するように半透明のポリ塩化ビニール(PVC)樹脂を用いて作製される。案内路24a内の球落下口24から遊技球が落下する部位には、落下の勢いを抑えて遊技球を比較的ゆっくり案内路24a内で転動させるための緩衝材(図示せず)が設けられている。
ここで、本発明の特徴である実写映像の割込み表示装置について図4及び図5を参照して説明する。なお、図4はステージ内の構造を示す側面断面図、図5は実写映像の一例を示す図である。
図4に示すように、割込み表示装置は、案内路24aの内方を該案内路24aに沿って移動するファイバー部(撮影手段)57b、案内路24aの外方にて該案内路24aに沿って延在しファイバー部57bを案内路24aに沿って移動案内する案内レール54、ベルト搬送機構55、及び、該ベルト搬送機構55を駆動する駆動モータ(モータ)63(図7参照)を有している。上記ファイバー部57bは、ファイバーカメラからなる撮影装置57のカメラ本体57aに装備されたものであり、該カメラ本体57aは、案内レール54に該レール54の長手方向に移動自在に支持されている。ベルト搬送機構55の下方には、ファイバー部57bで捉えてカメラ本体57aで撮像した実写映像を、不図示の有線(又は無線)を介して受信し撮影制御手段93に送信する信号中継装置61が配置されている。また、案内路24aの下部面には、該案内路24aの長手方向に沿うスリット(図示せず)が形成されており、ファイバー部57bはこのスリットに沿って移動する。なお、ベルト搬送機構55と駆動モータ63とにより駆動手段が構成されている。
ベルト搬送機構55は、案内レール54の長手方向にて所定の間隔をあけて配置された一対のタイミングプーリ55bと、これらタイミングプーリ55b,55b間に巻き掛けられた状態で連結部材58を介してカメラ本体57a(従って、ファイバー部57b)が固定されたタイミングベルト55aと、から構成される。上記駆動モータ63は、一対のタイミングプーリ55bの一方を回転駆動する。該駆動モータ63、ベルト搬送機構55及びファイバー部57b(つまりファイバーカメラ57)は、後述する撮影制御手段93の制御により、案内路24a内方を転動する遊技球をその進行方向の前側から撮影するように制御される。
また、案内路24aにおけるファイバー部57bの初期位置(図4の実線位置)のやや上流側には、案内路24aの下部側の外面に近接センサ62が配置されている。この近接センサ62は、磁界(又は電界)を案内路24a内に発生させて、該案内路24a内を通過する金属(磁性体)製の遊技球により生じる磁力線等の乱れを検知し、その検知信号を撮影制御手段93に送信する。
案内路24aは、ステージSの奥側から手前側に向かって下降するように傾斜しており、球落下口24に近い側の勾配が大きく、近接センサ62を通過したあたりから次第に緩くなって球放出口56まで略々等しい勾配が続くように形成されている。また、案内レール54及びベルト搬送機構55は、案内路24aより勾配が大きくなるように設置されている。これにより、案内レール54の傾斜に沿って進行するファイバー部57bが、実線で示す初期位置では案内路24a内に大きく突出しながらも、遊技球の進行に伴って案内路24a内から破線で示すように徐々に離脱し、球放出口56に近づいた遊技球を、接触させることなく球放出口56から円滑に放出する。
以上の構成により、球落下口24から落下して案内路24a内を図4のBa,Ba,Baのように進む遊技球は、撮影制御手段93の制御で、図5に示すように、周囲に魚59等を配した海底パーツを背景とする迫力ある実写映像60として撮影され、表示制御手段92の制御で、画像表示装置35の画面35a上で行われている演出に割込み表示された後、Ba,Baのように球放出口56から放出される。
なお、本実施形態では、本発明に係る遊技球導入部としてワープ導入口37を例に挙げ、本発明に係る案内路として案内路24aを例に挙げ、当該案内路を介して遊技球が導かれる所定部位として第1始動チャッカー27を例に挙げたが、本発明を、これら以外の部位に適用しても良いことは勿論である。
ついで、本パチンコ機1の背面構造について図6を参照して説明する。同図は、本パチンコ機1の背面構造を示す背面図である。
すなわち、図6に示すように、パチンコ機1の前扉背面における上部左方には、賞球タンク43が取り付けられており、この賞球タンク43の下方に、サブ制御基板38、主制御基板40、及び払出し制御基板51がこの順に配設されている。また、前扉背面における上部右方には、外部端子板52が取り付けられており、この外部端子板52の下方に、整列待機通路45、賞球装置46、賞球排出通路47、電源ユニット41、及び発射装置(図示せず)用の発射制御基板53がこの順に配設されている。パチンコ機1の前扉背面における左側部には、施錠装置13が配設されている。
次に、本実施形態におけるパチンコ機1の制御系を図7に沿って説明する。なお、同図は本パチンコ機の制御系を示すブロック図である。
すなわち、本制御系は、遊技制御装置80と、該遊技制御装置80に電気的に接続された、始動チャッカー開閉ソレノイド70、アタッカー開閉ソレノイド71、放音装置12、演出用照明装置8,11、画像表示装置35、撮影装置57、及び駆動モータ63と、を備えている。
遊技制御装置80は、図6に示した主制御基板40やサブ制御基板38等から構成されている。主制御基板40は、本パチンコ機1の動作全体を統括的に管理するものであり、当該パチンコ機1の動作全体を管理するシステムプログラム及び遊技用の実行プログラムが予め記憶された半導体メモリ等からなる記憶部(図示せず)と、これらのプログラムを実行する不図示のマイクロプロセッサ(MPU)とを備えている。また、サブ制御基板38は、主に画像表示、効果音等の演出、効果光等の表示制御を行うように構成されている。
遊技制御装置80は、入賞判定手段81、入賞信号出力手段82、第1抽選手段83、第2抽選手段84、普通図柄抽選手段94、遊技制御手段86、保留手段87、作動制御手段88、作動判定手段89、作動決定手段90、演出制御手段91、撮影制御手段93、及び表示制御手段92を備えている。
入賞判定手段81は、発射ハンドル2の操作で作動する発射装置(図示せず)によって遊技領域3aに打ち出された遊技球が第1及び第2始動チャッカー27,28、一般入賞口25a,25b,26a,26b、アタッカー5等の何れかに入賞したとき、当該入賞があった旨を判定する。
入賞信号出力手段82は、入賞判定手段81によって入賞が判定されたとき、対応する第1及び第2始動チャッカー27,28、一般入賞口25a,25b,26a,26b、アタッカー5等に入賞した旨の入賞信号を出力する。
第1及び第2抽選手段83,84は、それぞれ、入賞信号出力手段82から第1及び第2始動チャッカー27,28に対応する入賞信号の入力時、合計の最大保留球数(例えば4個)未満での入賞を契機として、次なる大当たりを当選させるまで遊技者に有利な付加価値を付与し得る特殊状態となる確率変動当たり、及び上記特殊状態とならない通常当たりのうちの何れか一方に当選するように、不図示の抽選用メモリから当たり当選乱数値を取得して、大当たり抽選を実行する。
そして第1及び第2抽選手段83,84は、それぞれ、大当たり抽選で確変当たりに当選した場合、不図示の演出用メモリに格納された演出乱数値に基づく抽選で、変動の結果、確変当たりに対応する「111」等の図柄が画像表示装置35の大当たり有効ライン上で最終的に揃う旨の変動パターンを決定し、その旨の変動パターン信号を出力する。なお、上記「大当たり有効ライン」は、大当たりを得るため図柄が一列に並ぶべき位置(ライン)を意味する。
また第1及び第2抽選手段83,84は、それぞれ、大当たり抽選で通常当たりが当選した場合に、演出乱数値に基づく抽選で、変動の結果、通常当たりに対応する「222」等の図柄が大当たり有効ライン上で最終的に揃う旨の変動パターンを決定し、その旨の変動パターン信号を出力する。更に第1及び第2抽選手段83,84は、それぞれ、大当たり抽選で外れた場合に、演出乱数値に基づく抽選で、変動の結果、外れに対応する「252」等の図柄が大当たり有効ライン上で最終的に揃う旨の変動パターンを決定し、その旨の変動パターン信号を出力する。
普通図柄抽選手段94は、第2始動チャッカー28を開閉動作させるための普通図柄抽選を、普通図柄作動ゲート32aへの遊技球通過を契機として行う。
遊技制御手段86は、放音装置12、演出用照明装置8,11に放音、発光の演出をさせる契機となる指令を、演出制御手段91に送る。また、遊技制御手段86は、予め設定された演出データや、第1及び第2抽選手段83,84での抽選結果に応じて、画像表示装置35に表示すべき大当たり抽選に関連する演出内容に関する信号を表示制御手段92に送る。
更に、遊技制御手段86は、実写映像の割込み表示を行う契機となる指令を、撮影制御手段93に送る。当該指令は、第1及び第2始動チャッカー27,28に係る入賞信号を入賞信号出力手段82から受信した遊技制御手段86で行われる割込み表示の実施有無の抽選で、実施することに当選した場合に出力される。実写映像の割込み表示が実施される場合は、特別遊技状態への移行確率(つまり、大当たり当選確率)を示す信頼度が極めて高い(激熱)ということになる。
保留手段87は、第1、第2抽選手段83,84のいずれかから出力された変動パターン信号を入力し、変動パターンを、第1、第2始動チャッカー27,28への入賞の都度に行われた抽選の結果となる保留球として順次記憶する。当該記憶状況は、画面35a内の適宜の位置に、始動チャッカー27,28双方での合計が最大で例えば4個の保留球となるように点灯表示される。保留手段87は、合計の保留球数が4個になっているか否かを常時判定し、保留球数が4個表示されている間は、第1、第2始動チャッカー27,28への入賞に拘わらず大当たり抽選は行わない。なお、保留球として点灯表示される保留球数は上記「最大4個」に限らず、例えば3個以下、又は5個以上として適宜設定することも可能である。
そして保留手段87は、保留(記憶)している変動パターンに係る信号を順次出力し、その変動パターン信号に基づく演出表示が終了するまでは次の変動パターン信号を出力しないようにするための図柄変動禁止フラグを立てる(オンする)と共に、当該オンした図柄変動禁止フラグを解除する時間を計測するための図柄変動タイマ(図示せず)をセットし、変動パターン信号の出力に応じて保留球数を1デクリメントする。また保留手段87は、保留球の消費に応じて保留球数が4個未満となった場合、第1、第2抽選手段83,84で行われる第1、第2始動チャッカー27,28への入賞に応答した大当たり抽選の結果を保留球として記憶し、保留球数を1インクリメントする。
作動制御手段88は、作動決定手段90の作動開始決定の旨の信号に基づき、始動チャッカー開閉ソレノイド70に駆動信号を送って該ソレノイド70を作動させ、第2始動チャッカー28を開放又は閉塞動作させる。更に作動制御手段88は、アタッカー開閉ソレノイド71に駆動信号を送って該ソレノイド71を作動させ、第1、第2抽選手段83,84での抽選による大当たり発生時にアタッカー5を開放して所定数入賞が終了する(又は所定時間が経過する)毎に閉塞する動作を所定回数(所定ラウンド)だけ繰り返すように制御する。
作動判定手段89は、始動チャッカー開閉ソレノイド70及びアタッカー開閉ソレノイド71を作動させるための条件を満たすか否かを判定する。つまり、始動チャッカー開閉ソレノイド70にあって、第2始動チャッカー28の開閉の「条件を満たす」時とは、普通図柄抽選手段94にて行われる普通図柄抽選で当選した場合である。アタッカー開閉ソレノイド71にあって、アタッカー5の開放の「条件を満たす」時とは、所謂リーチ(所謂スーパーリーチ、ノーマルリーチを含む)の状態から3つの同じ図柄が大当たり有効ライン上で揃って大当たりが発生した場合であり、アタッカー5の閉塞の「条件を満たす」時とは、大当たり発生時の全てのラウンドにおける入賞を完了した場合である。
作動決定手段90は、作動判定手段89からの判定信号を受けて、始動チャッカー開閉ソレノイド70、アタッカー開閉ソレノイド71の作動開始をそれぞれに決定する。
演出制御手段91は、遊技制御手段86からの指令に応答して、放音装置12を放音駆動し、演出用照明装置8,11を発光駆動し、遊技者の聴覚や視覚に訴える演出を行う。
撮影制御手段93は、ワープ導入口37への遊技球導入時における所定の契機(即ち、遊技制御手段86からの指令の受信)でファイバー部57b(即ち、撮影装置57)、駆動モータ63及びベルト搬送機構55を駆動して、案内路24aを移動するファイバー部57bによって案内路24aを転動する遊技球をその背景と共に撮影するように制御する。また、撮影制御手段93は、撮影の開始時にはファイバー部57bを案内路24aのワープ導入口37に近接する側に位置させた状態から、ワープ導入口37に導入された遊技球が近接センサ62を通過したことを検知信号の受信で判定した時点で、駆動モータ63を駆動してファイバー部57bを当該遊技球の転動に対応して移動させる。これにより、転動する遊技球に対し一定の距離を保持しながらファイバー部57bを移動制御して、遊技球及びその背景に係る実写映像60を、撮影ムラの無い、迫力あるものにする。
そして、撮影制御手段93は、駆動モータ63、ベルト搬送機構55及びファイバー部57bを、案内路34a内方を転動する遊技球をその進行方向の前側から撮影するように制御する。これにより、遊技球が迫ってくる緊迫感を遊技者に与え、これから何かが起きるかもしれないという期待感を増幅する。
表示制御手段92は、遊技制御手段86からの信号に従って、画像表示装置35を駆動し、大当たり抽選結果を中心とした内容等の演出を、遊技者の視覚に訴えるように演出表示する。その際、表示制御手段92は、第1及び第2抽選手段83,84それぞれによる各抽選結果を、遊技制御手段86からの信号に従い、例えば画面35aを左右2分割した形で左右の表示領域にそれぞれ時系列的に演出表示し、或いは、左右の表示領域を一体に使用した形で時系列的に演出表示する。そして、表示制御手段92は、撮影制御手段93によって実写映像60(図5参照)の撮影が実行されると、該実写映像60を、画面35a上で行っている演出表示に割込み表示するように制御する。
また、表示制御手段92によって、実写映像60をソフト的に加工してスローモーション映像として表示することもできる。その場合、割込み表示する実写映像60を、重厚感があり、より迫力のある映像として表示することができる。
なお、撮影制御手段93によって、案内路24a内方を転動する遊技球をその進行方向の後側から撮影するようにファイバー部57b(即ち、撮影装置57)、ベルト搬送機構55及び駆動モータ63を制御するように構成することも可能である。その場合、逃げる遊技球を追跡するようなワクワクする感じを遊技者に与え、これから何かが起きるかもしれないという期待感を増幅することができる。
また、撮影制御手段93によって、案内路24a内方を転動する遊技球と併走して撮影するようにファイバー部57b(即ち、撮影装置57)、ベルト搬送機構55及び駆動モータ63を制御するように構成することもで可能である。その場合、転動する遊技球と並んでマラソンをしているような臨場感を遊技者に与え、これから何かが起きるかもしれないという期待感を増幅することができる。
始動チャッカー開閉ソレノイド70は、作動制御手段88から送信された駆動信号に応答してプランジャ(図示せず)を進退動作させて、第2始動チャッカー28を開閉動作させる。アタッカー開閉ソレノイド71は、作動制御手段88から送信された駆動信号に応答してプランジャ(図示せず)を進退動作させて、アタッカー5を開閉動作させる。放音装置12は、演出制御手段91の制御に従ってスピーカー(図示せず)を駆動させ、演出に応じた効果音を発する。演出用照明装置8,11は、演出制御手段91の制御に従ってその内蔵する電飾ランプ(図示せず)を発光駆動(点灯、点滅)させ、演出に応じた照明を行う。
次に、本パチンコ機1による作用について、図8のフローチャートを参照しつつ説明する。
すなわち、本パチンコ機1に対面して着座した遊技者が発射ハンドル2を握り、適宜の角度に回動操作すると(ステップS1)、発射装置の作動で遊技球が所定の時間間隔で遊技領域3aに向けて連続的に発射される。すると、遊技領域3aに打ち出されて転動落下する多数の遊技球は、第1、第2始動チャッカー27,28や一般入賞口25a,25b,26a,26bに適時入賞し、或いは、これらに関与せずに転動落下して、遊技領域3a最下部のアウト口29から遊技盤3背面側に排出される。
遊技領域3aに打ち出された遊技球の一部がワープ導入口37に入球すると、その遊技球は、ステージS上を左右に転動し、タイミングよく球落下口24に導入されて落下したものは、案内路24aを経由して球放出口56から放出される。この遊技球は、球放出口56から放出されて高い入賞確率(略100%)で第1始動チャッカー27に入賞する。当該遊技球は、殆どの場合、第1始動チャッカー27に入賞することになるが、障害釘(所謂命釘)への当接状況によっては入賞できないこともある。一方、球落下口24に導入されず第2転動部50bから遊技領域3a側に落下する遊技球は、第1始動チャッカー27とは異なる方向に落下するが、場合によっては、上記命釘の左右に打ち込まれた所謂ジャンプ釘(図示せず)や、このジャンプ釘から左右方向に配列された道釘(図示せず)で弾き返されることで、命釘に絡んでその間を落下して第1始動チャッカー27に入賞することもある。
ところで、第1及び第2始動チャッカー27,28や一般入賞口25a,25b,26a,26bの何れかに遊技球が入賞した場合には、入賞判定手段81が当該入賞を判定し、且つ入賞信号出力手段82が入賞信号を出力する(ステップS2)。
そして、大当たり抽選で当選した場合(ステップS3)、第1、第2抽選手段83,84のうち該当する側が当たりフラグをオンすると、演出用メモリに格納された演出乱数値に基づく抽選で、大当たりの種別、つまり確変当たり又は通常当たりに対応する変動パターンが決定される。
これにより、ステップS4において、画面35aに表示されるべき当たり図柄がセットされ、第1抽選手段83又は第2抽選手段84は、その旨の変動パターン信号を出力すると共に、当該変動パターン信号に基づく演出表示が終了するまでは次の変動パターン信号を送信しないようにするために図柄変動禁止フラグをオンし、当該オンした図柄変動禁止フラグを解除する時間を計測するための図柄変動タイマをセットし、変動パターン信号の送信に応じて保留球数を1デクリメントする。一方、大当たり抽選で外れた場合には、演出用メモリに格納された演出乱数値に基づく抽選で、変動の結果、外れに対応する図柄が最終的に揃う旨の変動パターンが決定される。これにより、画像表示装置35に表示される外れ図柄がセットされ、第1抽選手段83又は第2抽選手段84は、その旨の変動パターン信号を出力すると共に、図柄変動禁止フラグをオンし、図柄変動タイマをセットし、変動パターン信号の送信に応じて保留球数を1デクリメントする。
以上のようにして、遊技制御手段86が、画面35aに表示すべき演出内容に関する信号を、表示制御手段92に送信することに基づき、表示制御手段92は、画像表示装置35を適時駆動し、大当たり抽選結果に関する内容等を、遊技者の視覚に訴えるように演出表示することとなる(ステップS5)。
そして、画面35a上に表れた抽選結果が大当たり決定である場合、作動制御手段88は、作動決定手段90の作動開始決定の旨の信号に基づき、所定のタイミングでアタッカー開閉ソレノイド71に駆動信号を送り、当該ソレノイド71を作動させてアタッカー5を開放し、所定数入賞が終了する(又は所定時間が経過する)毎に閉塞する動作を所定回数(所定ラウンド)だけ繰り返させる。これにより、アタッカー5に入賞した遊技球に対応する多量の遊技球が球供給口17から皿ユニット16に払い出されることとなる(ステップS6)。
以上説明したパチンコ機1では、大当たり抽選に係る演出が画面35aに表示される際、撮影制御手段93の制御によるファイバー部57b(即ち、撮影装置57)が、転動する遊技球とその背景の双方を迫力ある動く実写映像60として撮影し、表示制御手段92が、画面35a上で行っている演出表示に該実写映像を割込み表示するので、演出進行中に遊技球の実写映像が画面35aに割込み表示されることに加え、転動する当該遊技球の背景もが割込み表示されることで、意外性とともに、際立ったスピード感や緊迫感が映像に漲ることになる。このため、画面35aに表示される演出が例えばスーパーリーチに係る場合、このリーチで大当たりするかもしれないという遊技者の期待感を一層盛り上げて、興趣を大きく向上させることができる。
また、撮影手段としてファイバーカメラのファイバー部57bを採用したので、案内路24a内方の狭い空間にあっても、該空間内を転動する遊技球を鮮明に捉え、割込み表示する実写映像60をより良好なものとすることができる。
以上、本発明をその好適な実施の形態に基づいて説明したが、本発明の遊技機は、上記実施形態の構成にのみ限定されるものではなく、上記実施形態の構成から種々の修正及び変更を施した遊技機も、本発明の範囲に含まれる。
本発明に係る実施の形態におけるパチンコ機の外部構造を示す正面図である。 センター飾りを遊技盤から取り外して斜め上方から見下ろす状態で示す斜視図である。 センター飾りの正面図である。 ステージ内の構造を示す側面断面図である。 実写映像の一例を示す図である。 本実施形態のパチンコ機の背面構造を示す背面図である。 本パチンコ機の制御系を示すブロック図である。 本パチンコ機による作用を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 遊技機(パチンコ機)
3 遊技盤
3a 遊技領域
23 センター役物(センター飾り)
24a 案内路
27 所定部位(第1始動チャッカー)
35 画像表示装置
35a 画面
36 開口部
37 遊技球導入部(ワープ導入口)
55,63 駆動手段(ベルト搬送機構、駆動モータ)
57 ファイバーカメラ(撮影装置)
57b 撮影手段(ファイバー部)
60 実写映像
62 近接センサ
92 表示制御手段
93 撮影制御手段

Claims (7)

  1. 遊技領域に、該遊技領域に打ち出された遊技球を受け入れる遊技球導入部、及び該遊技球導入部からの遊技球を所定部位に案内する案内路を有するセンター役物と、該センター役物に形成された開口部から画面を露出するように配置された画像表示装置と、を備えた遊技機において、
    前記案内路の内方を該案内路に沿って移動自在に支持された撮影手段と、
    該撮影手段を移動させる駆動手段と、
    前記遊技球導入部への遊技球導入時における所定の契機で前記駆動手段を駆動し、前記案内路を移動する前記撮影手段により、前記案内路を転動する遊技球をその背景と共に撮影するように制御する撮影制御手段と、
    前記撮影手段を介して撮影した実写映像を、前記画面上で行っている演出表示に割込み表示するように制御する表示制御手段と、を備える、
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記撮影手段が、ファイバーカメラのファイバー部である、
    請求項1記載の遊技機。
  3. 前記駆動手段は、前記案内路の外方にて該案内路に沿って延在するベルト搬送機構と、該ベルト搬送機構を駆動するモータと、を有し、かつ、
    前記撮影制御手段は、撮影の開始時には前記撮影手段を前記案内路の前記遊技球導入部側に位置させた状態から、該遊技球導入部に導入された遊技球が所定の位置を通過した時点で前記モータを駆動して前記撮影手段を当該遊技球の転動に対応して移動させてなる、
    請求項1又は2記載の遊技機。
  4. 前記撮影制御手段は、前記案内路内方を転動する遊技球をその進行方向の前側から撮影するように前記撮影手段及び前記駆動手段を制御してなる、
    請求項1ないし3のいずれか1項記載の遊技機。
  5. 前記撮影制御手段は、前記案内路内方を転動する遊技球をその進行方向の後側から撮影するように前記撮影手段及び前記駆動手段を制御してなる、
    請求項1ないし3のいずれか1項記載の遊技機。
  6. 前記撮影制御手段は、前記案内路内方を転動する遊技球と併走して撮影するように前記撮影手段及び前記駆動手段を制御してなる、
    請求項1ないし3のいずれか1項記載の遊技機。
  7. 前記表示制御手段は、前記実写映像を加工してスローモーション映像として表示してなる、
    請求項1ないし6のいずれか1項記載の遊技機。
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JP2010046336A (ja) * 2008-08-22 2010-03-04 Sammy Corp 弾球遊技機

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