JP2008170629A - 画像形成装置及び熱排気方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】胴内排紙型の画像形成装置における胴内排紙部にこもる熱に対して効率的な熱排気作業を実施し、胴内排紙部の温度上昇を抑える。
【解決手段】ユーザーからのコピー枚数の情報が操作部から入力されると、CPUは、入力されたコピー枚数が、例えば、胴内排紙部の最大積載枚数の半数以上に達するか否かを判定し、コピー枚数が、胴内排紙部31の最大積載枚数の半数以上に達しなかった場合、排気ファンの回転数を変更せず、コピー枚数が、胴内排紙部の最大積載枚数の半数以上に達していた場合、排気ファンの回転数を最大まで上げる制御を行ってコピー動作を行い、コピー動作の終了後、排気ファンの回転数を元の状態に戻す。
【選択図】図5

Description

本発明は、画像形成装置及び熱排気方法に係り、特に、胴内排紙型の画像形成装置及び胴内排紙部の熱排気方法に関する。
画像形成装置の熱排気に関する従来技術として、例えば、特許文献1等に記載された技術が知られている。この従来技術は、画像形成装置を構成する各種のユニットのそれぞれの温度上昇を抑制する空気の流れを作り出すファンの動作を、パワーマネージメントコントローラで制御することにより、画像形成装置の省電力化、低騒音化を図るというものである。また、他の従来技術として、特許文献2等に記載された技術が知られている。この従来技術は、胴内排紙部を有する画像形成装置における胴内排紙部の内部に排気口を設け、排気がデスクワークをしている人に当らないようにしたものである。
特開平9−212066号公報 特開2005−70459号公報
一般に、省スペース化を図った胴内排紙型の画像形成装置は、胴内排紙部に熱がこもりやすく、その熱気が機械近傍のユーザに不快感を感じさせることがある。特に、広幅機のような大型サイズになると、スキャナユニットのような上部ユニットの変形を防止するため、支持領域を広く設けねばならず、排紙部の開口部を機械前面のみに設ける構成となることがあるが、その場合、トレイ内により熱気がこもりやすく、機械前面にいるユーザに不快感を与えやすい。
そのため排紙部側面に排気口や排気ファンを用いて、機械前面にいるユーザに不快感を与えることがないようにした技術が、前述した従来技術等により提案されているが、前述した従来技術は、そのいずれも、胴内トレイ側面に通気口及びファンを設けて構成されているものの、排気効率を向上させる構成にはなっておらず、また、動作状況や温度条件によってファンの運転を制御するものではなく、胴内排紙部にこもる熱を効率よく排出することができないという問題点を有している。
本発明の目的は、前述したような従来技術の問題点を解決し、胴内排紙型の画像形成装置における胴内排紙部にこもる熱の発生源として大きな要因を占めるコピーされて排出された用紙の熱による影響を少なくするために、排気用のファンの回転数を制御することにより、効率的な熱排気作業を実施し、胴内排紙部の温度上昇を抑えることができるようにした画像形成装置及び熱排気方法を提供することにある。
前記目的を達成するための本発明の第1の手段は、定着用熱排気経路と胴内排紙部用熱排気経路と排気ファンとを有する画像形成装置において、胴内排紙部に排出される排紙枚数によって、前記排気ファンの回転数を制御することを特徴とする。
また、本発明の第2の手段は、定着用熱排気経路と胴内排紙部用熱排気経路と排気ファンとを有する画像形成装置において、設定される排紙枚数に応じて前記排気ファンの回転数を制御することを特徴とする。
また、本発明の第3の手段は、第1または第2の手段において、前記排紙枚数が、前記胴内排紙部の最大積載枚数に対して所定の割合を超える場合に、前記排気ファンの回転数を増大させる制御を行うことを特徴とする。
また、本発明の第4の手段は、定着用熱排気経路と胴内排紙部用熱排気経路と排気ファンとを有する画像形成装置において、用紙へのコピーモードに応じて前記排気ファンの回転数を制御することを特徴とする。
また、本発明の第5の手段は、第4の手段において、前記用紙へのコピーモードが、両面コピーである場合に、前記排気ファンの回転数を増大させる制御を行うことを特徴とする。
また、本発明の第6の手段は、定着用熱排気経路と胴内排紙部用熱排気経路と排気ファンとを有する画像形成装置において、印刷される用紙の用紙種に応じて前記排気ファンの回転数を制御することを特徴とする。
また、本発明の第7の手段は、第6の手段において、前記印刷される用紙の用紙種が、トレッシングペーパーである場合に、前記排気ファンの回転数を増大させる制御を行うことを特徴とする。
また、本発明の第8の手段は、定着用熱排気経路と胴内排紙部用熱排気経路と排気ファンとを有する画像形成装置において、印刷される用紙の紙厚に応じて前記排気ファンの回転数を制御することを特徴とする。
また、本発明の第9の手段は、第1、第2または第3の手段において、コピー中に予約コピーが発生した場合、コピー中の設定枚数と今回予約のコピー枚数との合計枚数を排紙枚数として、前記排気ファンの回転数を制御することを特徴とする。
また、本発明の第10の手段は、第1、第2または第3の手段において、ARDFの使用時、読み終えた原稿枚数、あるいは、読み取り中の原稿枚数を確認した後に、その原稿枚数を排紙枚数として、前記排気ファンの回転数を制御することを特徴とする。
また、本発明の第11の手段は、第1、第2または第3の手段において、ARDFの使用時、読み終えた原稿枚数、あるいは、読み取り中の原稿枚数を確認した後に、その原稿枚数とコピー部数とによる合計枚数を排紙枚数として、前記排気ファンの回転数を制御することを特徴とする。
また、本発明の第12の手段は、定着用熱排気経路と胴内排紙部用熱排気経路と排気ファンとを有する画像形成装置において、複数色によるコピー動作の実施時、前記排気ファンの回転数を増大させる制御を行うことを特徴とする。
また、本発明の第13の手段は、第1ないし第12の手段のうちのいずれか1の手段において、用紙の排出が装置外部へ行われる場合、前記排気ファンの回転数を増大させる制御を行わないことを特徴とする。
また、本発明の第14の手段は、定着用熱排気経路と胴内排紙部用熱排気経路と排気ファンとを有する画像形成装置における胴内排紙部の熱排気方法において、胴内排紙部に排出される排紙枚数によって、前記排気ファンの回転数を制御することを特徴とする。
また、本発明の第15の手段は、定着用熱排気経路と胴内排紙部用熱排気経路と排気ファンとを有する画像形成装置における胴内排紙部の熱排気方法において、設定される排紙枚数に応じて前記排気ファンの回転数を制御することを特徴とする。
また、本発明の第16の手段は、第14または第15の手段において、前記排紙枚数が、前記胴内排紙部の最大積載枚数に対して所定の割合を超える場合に、前記排気ファンの回転数を増大させる制御を行うことを特徴とする。
本発明によれば、排出されたコピー用紙の熱による胴内排紙部の温度上昇を効率的に抑えることができる。
以下、本発明による画像形成装置及び熱排気方法の実施形態を図面により詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態による1ビントレイ付き胴内排紙型の画像形成装置の全体の構成を示す斜視図である。図1に示す例の1ビントレイ付き胴内排紙型の画像形成装置は、ARDF等によるスキャナユニット1と、排紙口3、2及び1ビントレイ4、下トレイ10を有して構成される胴内排紙部と、サイズの異なる用紙(転写紙)用の給紙トレイを有する複数の給紙部8とが、上から順に重ねられて構成されている。また、スキャナユニット1には、操作部9が取り付けられている。
前述したような構成を有する画像形成装置において、画像が転写紙された用紙は、排紙口2から排出され、下トレイ10から排出される。また、1ビントレイ4使用時には排紙口3から排出され、1ビントレイ4上から排出される。これにより、混在したくない転写紙を振り分けて積載することが可能になる。
図2は図1に示す画像形成装置の動作制御及び画像データの制御に関する機能構成を示すブロック図である。後述する本発明の実施形態での各処理動作は、全て図2に示す機能構成により実現される。
画像形成装置は、その機能構成として、制御部20、操作部9、HDDコントローラ31、画像処理部32、画像用RAM33、HDD34、読み取り部35、書き込み部36を備えて構成される。そして、制御部20は、CPU21と、CPU21を動作させるためのプログラムを格納するROM22と、プログラム用ワークRAM23と、制御、タイミング等の調整値及び登録した複写モード設定を格納し電源を切ってもデータを保持しておくことが可能な不揮発RAM24と、デジタル複写機の各センサ37の入力を元に、負荷38等を制御するIO制御部25等により構成される。
なお、IO制御部25は、図4により後述するPCB基板におけるトランジスタの部分に対応し、また、負荷38には、図4に示すFANが含まれる。
そして、前述した画像形成装置がコピー動作を行う場合、原稿は、スキャナユニット1の読み取り部35により読み取られ、読み取られた原稿の画像データは、操作部9から設定されたモードに応じて画像処理部32によりMTF補正、変倍処理、画質補正等が行われた後、画像データ用RAM33及びHDDを制御するためのHDDコントローラ31を介してHDD34に蓄えられる。画像データ用RAM33及びHDD34に蓄積された画像データは、複数部のソートコピーを取る場合等に使用され、2部目以降のコピー動作を行うときに、HDD34から画像データを画像データ用RAM33にコピーし、コピーされた画像データに基づいてコピー動作を行うことによりソート動作を実現する。また、画像データ用RAM33及びHDD34に蓄積された画像データは、用紙がジャムしてしまった場合のリカバリ動作にも使用される。そして、書込み部36により給紙部8から給紙された用紙のタイミングに応じて書込みが行われる。
図3は図1に示す画像形成装置の胴内排紙部の部分の断面を上から見た構成を示した図である。図3(a)、図3(b)の2つの例に示すように、画像形成装置の胴内排紙部41に隣接して定着部42が設けられている。そして、画像形成装置の背面部には、胴内排紙内の熱と定着ヒータによって発生する熱とを排気するための排気ファン43が排気経路48を介して設けられている。
図3(a)に示す例では、定着部42の外部側の側面に外気通風口44が設けられ、胴内排紙部41との間に内部通風口45が設けられると共に、装置背面に排気口46が設けられている。そして、排気口46に対向する位置に排気ファン43が設けられる。このような構成の場合、定着部42からの熱は、排気ファン43によって発生する気流により、一旦、胴内排紙部41に導かれ、胴内排紙部41内に排出される転写紙からの熱と共に、排気口46から外部に排出される。この場合、排気ファン43の制御は、定着部42からの熱と転写紙からの熱との両方を考慮して行う必要がある。
一方、図3(b)に示す例では、定着部42の装置背面側に排気口47が、胴内排紙部41の装置背面側に排気口46が独立して設けられている。そして、これらの独立した2つの排気口が排気ファン43に連結されている。このような構成の場合、定着部42からの熱は、排気ファン43によって発生する気流により、胴内排紙部41に導かれることなく、直接外部に排出される。
前述のように、排気口を定着部42と胴内排紙部41とで分けることにより、定着部42の熱により胴内排紙部41内の温度が影響を受けるということがなくなるので、胴内排紙部41内の温度は、純粋にコピーされて排出された用紙による熱の影響だけを考えればよいことになる。但し、排気ファン43の制御は、排気ファン43が、定着部42と胴内排紙部41との熱を排出することになるので、定着部42からの熱と転写紙からの熱との両方を考慮して行う必要がある。
図3(b)に示す例は、排気口を定着部42と胴内排紙部41とに独立に設けて、排気ファン43を共通に使用する構成であるが、排気ファンを排気口を定着部42と胴内排紙部41とに独立に設けるようにすることもできる。この場合、胴内排紙部41側の排気ファンの制御は、転写紙からの熱だけを考慮すればよいことになる。
図4は排気ファンを制御するPCB基板の構成を説明する概略図である。排気ファン43は、CPU21からのPWM信号が与えられるI/O制御部25を構成するドライバとしてのトランジスタにより制御(以下、PWM制御と呼ぶ)されており、このPWM信号のLレベルの期間によって回転数が制御される。排気ファン43は、PWM信号がLレベルのとき回転駆動され、Hレベルのとき回転が停止する。このことより、ファンの回転数を上げるには、Lレベルの期間を長く、回転数を下げるにはLレベルの期間を短くすればよく、この動作によってファンの回転数が制御される。
画像形成装置は、コピー動作を実施する場合、ユーザーによりコピー部数が操作部等の情報入力手段によって設定されるが、本発明の実施形態の1つは、設定されるコピー部数に応じて排気ファンの回転数を制御するものである。例えば、コピー部数が少数の場合、当然排出される用紙の枚数も少数であり、胴内排紙部内の温度に影響を及ぼすことはないが、コピー部数が多数の場合、コピーされた用紙から出る熱と、用紙の積載量による胴内排紙部内の空間の減少により、胴内排紙部内に熱がこもりやすくなる。そこで、本発明の実施形態の1つは、このような不具合を解消するために、ユーザーによって設定されたコピー枚数に応じてファンの回転数を制御するものである。
図5は設定されたコピー枚数に応じてファンの回転数を制御する動作を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。
(1)通常の動作時に、排気ファン43は、予め設定されたデューティー(ここでは50%デューティーとする)のPWM信号により駆動されて回転しているものとする。この設定されたデューティーでの排気ファン43の回転数は、図3により説明したように、定着部42内等の熱の排出に必要なものであり、定着部42に独立した排気ファンが設けられ、胴内排紙部41に対して独立した排気ファンが設けられている場合、排気ファン43の回転数をこれより小さく、すなわち、PWM信号のLレベルの期間を短くすることができる。以下では、全ての制御例について、通常動作時にデューティー50%で排気ファン43が制御されているものとして説明する(ステップ501)。
(2)前述したような状態で、コピー動作に伴い、ユーザーからコピー枚数の情報が操作部9から入力されると、CPU21は、入力されたコピー枚数(胴内排紙部41内に積載される用紙の枚数)が、例えば、胴内排紙部41の最大積載枚数の半数(半数である必要はなく、適宜定められてよい)以上に達するか否かを判定し、コピー枚数が、胴内排紙部41の最大積載枚数の半数以上に達しなかった場合、デューティー50%のままとして排気ファン43の制御を続ける(ステップ502、503)。
(3)ステップ502の判定で、コピー枚数が、胴内排紙部41の最大積載枚数の半数以上に達していた場合、CPU21は、PWM信号のデューティーを100%として排気ファン43の回転数を最大まで上げる制御を行ってコピー動作を行い、コピー動作の終了を待ち、コピー動作の終了後、PWM信号のデューティーを50%に戻して、排気ファン43の制御を続ける(ステップ504〜506)。
画像形成装置は、コピー動作を実施する場合、ユーザーにより指定されるコピーモード、使用される用紙の種類により、コピーされて排出される用紙が持つ熱量が異なるので、本発明の実施形態の他の1つは、コピーモード、用紙の種類に応じて排気ファンの回転数を制御するものである。
コピーのモードには、用紙の片面のみに印刷する片面モードと、用紙の両面に印刷を実施する両面モードとがあり、両面モードの場合、片面モードに比べて1枚の用紙に対して2回の定着が行われるため、その分排出される用紙は多くの熱量を持っており、胴内排紙内の温度も上がることになる。また、コピーに使用する用紙には多くの種類があり、その中でもトレッシングペーパーのような用紙の場合、用紙に画像を作像するのにトナーを融解する定着ヒータの温度を上げる必要があり、そのため、排出された用紙も非常に温度の高いものになる。さらに、コピーに使用する用紙には多くの異なる厚さのものがあり、厚みの多い用紙に関しては、前述同様に、定着ヒータの温度を高温にセットする必要がある。このように、画像を形成するために紙種、紙厚によって、定着ヒータの温度を上げる必要があり、この場合、排出された用紙も温度が高いため、胴内排紙部内の温度も上がるので、ファンの回転数を上げて胴内排紙内の温度を下げる必要がある。
図6はコピーモード、用紙の種類に応じてファンの回転数を制御する動作を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。
(1)通常の動作時に、排気ファン43は、予め設定されたデューティー(ここでも50%デューティーとする)のPWM信号により駆動されて回転しているものとする(ステップ601)。
(2)前述したような状態で、コピー動作に伴い、ユーザーからコピーモードの情報が操作部9から入力されると、CPU21は、コピーモードか、片面か両面か、用紙種がトレッシングペーパーか普通紙か、用紙の厚さが厚いものか否かにより、排気ファンの回転数を上げる必要があるか否かを判定し、排気ファンの回転数を上げる必要がなかった場合、デューティー50%のままとして排気ファン43の制御を続ける(ステップ602、603)。
(3)ステップ602の判定で、排気ファンの回転数を上げる必要があった場合、CPU21は、PWM信号のデューティーを100%として排気ファン43の回転数を最大まで上げる制御を行ってコピー動作を行い、コピー動作の終了を待ち、コピー動作の終了後、PWM信号のデューティーを50%に戻して、排気ファン43の制御を続ける(ステップ604〜606)。
画像形成装置は、コピー動作の実施中に予約機能により次のジョブが設定されることがある。この場合、現在のコピー動作で設定されている枚数と今回設定される枚数との合計が胴内排紙部に排出されることになるので、本発明の実施形態のさらに他の1つは、合計のコピー部数に応じて排気ファンの回転数を制御するものである。すなわち、この実施形態は、現在コピー動作を実施しているジョブに設定されている枚数と、次のジョブで設定される枚数との合計が、胴内排紙部の最大用紙積載量の半分以上になるとなった場合、次のジョブがスタートするときにファンの回転数を上げ、胴内排紙内の温度を下げるようにするものである。
図7は実施中のコピー動作で設定されている枚数と今回設定される枚数との合計枚数に応じてファンの回転数を制御する動作を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。
(1)いま、1つのジョブによるコピー動作の実行中に、操作部9から予約機能により次のジョブである予約コピーがユーザにより設定されたものとする(ステップ701、702)。
(2)ユーザーから予約コピーの設定が操作部9から入力されると、CPU21は、現在行っている今回コピー枚数と予約コピー枚数とを加算して、総コピー枚数を算出する(ステップ703)。
(3)その後、CPU21は、ステップ703で算出した総コピー枚数が、例えば、胴内排紙部41の最大積載枚数の半数(半数である必要はなく、適宜定められてよい)以上に達するか否かを判定し、総コピー枚数が、胴内排紙部41の最大積載枚数の半数以上に達しなかった場合、デューティー50%のままとして排気ファン43の制御を続ける(ステップ704、705)。
(4)ステップ704の判定で、総コピー枚数が、胴内排紙部41の最大積載枚数の半数以上に達していた場合、CPU21は、PWM信号のデューティーを100%として排気ファン43の回転数を最大まで上げる制御を行ってコピー動作を行い、コピー動作の終了を待ち、コピー動作の終了後、PWM信号のデューティーを50%に戻して、排気ファン43の制御を続ける(ステップ706〜708)。
画像形成装置は、コピー動作における原稿の読み取りにARDFを使用する場合がある。ARDFは、複数の原稿を自動で読み取ることのできる装置であるが、最終的に出力される合計のコピー枚数は、その原稿枚数と設定されるコピー部数との合計になるので、その原稿の読み取りが全て終了しないと判らないことになる。そこで、本発明の実施形態のさらに他の1つは、ARDFの読み取り動作中、通常の回転数でファンを回転させ、ARDFを読み終え、その部数とユーザーにより設定される枚数がファン回転数変更のスレッシュを超える場合、ジョブ中であっても、排気ファンの回転数を上げる動作を実施し、また、原稿読み取りの途中であっても、設定されているコピー部数と原稿枚数より、出力される合計コピー枚数が多いと判った場合、ファンの回転数を上げるように制御を行うものである。
図8はARDFを使用する場合に、算出されたコピー枚数に応じてファンの回転数を制御する動作を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。
(1)通常の動作時に、排気ファン43は、予め設定されたデューティー(ここでは50%デューティーとする)のPWM信号により駆動されて回転しているものとする。そして、ARDFの使用が開始された場合、ARDFによる原稿の読み取りを開始する(ステップ801〜803)。
(2)CPU21は、ARDFによる原稿の読み取り枚数と、ユーザにより操作部9から指定されたコピー部数とを乗算して、総コピー枚数を算出する。ARDFによる原稿の読み取り枚数の検出は、原稿の読み取り終了後であっても、原稿の読み取りの途中で行ってよい(ステップ804)。
(3)その後、CPU21は、ステップ804で算出した総コピー枚数が、例えば、胴内排紙部41の最大積載枚数の半数(半数である必要はなく、適宜定められてよい)以上に達するか否かを判定し、総コピー枚数が、胴内排紙部41の最大積載枚数の半数以上に達しなかった場合、デューティー50%のままとして排気ファン43の制御を続ける(ステップ805、806)。
(4)ステップ805の判定で、総コピー枚数が、胴内排紙部41の最大積載枚数の半数以上に達していた場合、CPU21は、PWM信号のデューティーを100%として排気ファン43の回転数を最大まで上げる制御を行ってコピー動作を行い、コピー動作の終了を待ち、コピー動作の終了後、PWM信号のデューティーを50%に戻して、排気ファン43の制御を続ける(ステップ807〜809)。
前述まででコピーの種々の状況での排気ファンの制御について説明したが、本発明は、さらに、複数色のコピーを実施する場合に排気ファンの回転数を上げるという制御を行うようにすることができる。例えば、複数色のコピーを実施する場合、定着ヒータの温度設定を上げる必要があり、前述と同様に排出される用紙の温度が高い状態となるので、排気ファンの回転数を上げ、胴内排紙部内の温度を下げる必要があり、排気ファンの回転数を上げることにより、胴内排紙部内の温度を下げることができる。
また、画像形成装置は、コピー用紙の排出先として胴内排紙部とマシン外部への排出とを切替できるように構成されているものがある。コピーの排出先がマシン外部の場合、当然、胴内排紙部内に用紙は排出されないので、胴内排紙部の温度は上がることはないので、コピー枚数が大量の場合でもファンの回転数を上げる必要はない。外部排出が設定されている場合、どのようなモード、設定でもファンの回転数を上げる必要はない。
前述で説明した本発明の実施形態による排気ファンの制御は、排気ファンの回転数を上げる場合、最大の回転数まで上げるとして説明したが、例えば、コピー枚数が排気ファンの回転数を上げる必要のある枚数であるが、最大の回転数まで上げる必要のない枚数であるような場合、本発明は、その時々の状況に応じて、必要とする最小限の回転数の上昇となるように排気ファンを制御するようにすることができる。
前述した本発明の実施形態での各処理は、プログラムにより構成し、本発明が備えるCPUに実行させることができ、また、それらのプログラムは、FD、CDROM、DVD等の記録媒体に格納して提供することができ、また、ネットワークを介してディジタル情報により提供することができる。
前述した本発明の実施形態によれば、コピー枚数に応じて、排気ファンの回転数を制御することとし、また、設定されたコピー枚数に応じて排気ファンの回転数を決定することができるので、排出されたコピー用紙の熱による胴内排紙部の温度上昇を抑えることができる。
また、本発明の実施形態によれば、コピーで設定されるべき項目、モードに応じてファンの回転数を制御することとしているので、排気ファンの回転数を必要な場合のみ上げればよく、無駄な電力を消費することがなく、また、胴内排紙部内の温度上昇を抑えることができる。
また、本発明の実施形態によれば、コピーの途中に予約コピーが設定された場合に、現在設定されているコピー枚数と予約コピーで設定される枚数との合計によりファンの回転数を制御することとしているので、連続ジョブにおけるコピーの合計数が多い場合でも、胴内排紙部内の温度の上昇を抑えることができる。
また、本発明の実施形態によれば、ARDFのような複数の原稿を読み取る装置を使用した場合でも、合計のコピー枚数を把握し排気ファンの制御を変更することとしているので、確実に胴内排紙部内の温度上昇を抑えることができ、また、必要に応じてファンの制御を切り替えるので、無駄な電力を消費することがなく、効率的な排気作業を実施することができる。
さらに、本発明の実施形態によれば、複数色を使用してコピーする場合にファンの回転数を上げることとしているので、排出される用紙の温度が高くても胴内排紙部内の温度上昇を抑えることができる。
また、本発明の実施形態によれば、胴内排紙部に排出されるコピー枚数が明らかに少数の場合、あるいは、胴内排紙部内に用紙が排出されない場合、ファンの回転数を上げないこととしているので、無駄な電力を消費することなく、効率的な排気作業を実施することができる。
本発明の一実施形態による1ビントレイ付き胴内排紙型の画像形成装置の全体の構成を示す斜視図である。 図1に示す画像形成装置の動作制御及び画像データの制御に関する機能構成を示すブロック図である。 図1に示す画像形成装置の胴内排紙部の部分の断面を上から見た構成を示した図である。 排気ファンを制御するPCB基板の構成を説明する概略図である。 設定されたコピー枚数に応じてファンの回転数を制御する動作を説明するフローチャートである。 コピーモード、用紙の種類に応じてファンの回転数を制御する動作を説明するフローチャートである。 実施中のコピー動作で設定されている枚数と今回設定される枚数との合計枚数に応じてファンの回転数を制御する動作を説明するフローチャートである。 ARDFを使用する場合に、算出されたコピー枚数に応じてファンの回転数を制御する動作を説明するフローチャートである。
符号の説明
1 スキャナユニット
2、3 排紙口
4 1ビントレイ
8 給紙部
9 操作部
10 下トレイ
20 制御部
21 CPU
22 ROM
23 ワークRAM
24 不揮発RAM
25 IO制御部
31 HDDコントローラ
32 画像処理部
33 画像用RAM
34 HDD
35 読み取り部
36 書き込み部
37 センサ37
38 負荷
41 胴内排紙部
42 定着部
43 排気ファン
44 外気通風口
45 内部通風口
46、47 排気口
48 排気経路

Claims (16)

  1. 定着用熱排気経路と胴内排紙部用熱排気経路と排気ファンとを有する画像形成装置において、胴内排紙部に排出される排紙枚数によって、前記排気ファンの回転数を制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 定着用熱排気経路と胴内排紙部用熱排気経路と排気ファンとを有する画像形成装置において、設定される排紙枚数に応じて前記排気ファンの回転数を制御することを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記排紙枚数が、前記胴内排紙部の最大積載枚数に対して所定の割合を超える場合に、前記排気ファンの回転数を増大させる制御を行うことを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
  4. 定着用熱排気経路と胴内排紙部用熱排気経路と排気ファンとを有する画像形成装置において、用紙へのコピーモードに応じて前記排気ファンの回転数を制御することを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記用紙へのコピーモードが、両面コピーである場合に、前記排気ファンの回転数を増大させる制御を行うことを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. 定着用熱排気経路と胴内排紙部用熱排気経路と排気ファンとを有する画像形成装置において、印刷される用紙の用紙種に応じて前記排気ファンの回転数を制御することを特徴とする画像形成装置。
  7. 前記印刷される用紙の用紙種が、トレッシングペーパーである場合に、前記排気ファンの回転数を増大させる制御を行うことを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
  8. 定着用熱排気経路と胴内排紙部用熱排気経路と排気ファンとを有する画像形成装置において、印刷される用紙の紙厚に応じて前記排気ファンの回転数を制御することを特徴とする画像形成装置。
  9. コピー中に予約コピーが発生した場合、コピー中の設定枚数と今回予約のコピー枚数との合計枚数を排紙枚数として、前記排気ファンの回転数を制御することを特徴とする請求項1、2または3記載の画像形成装置。
  10. ARDFの使用時、読み終えた原稿枚数、あるいは、読み取り中の原稿枚数を確認した後に、その原稿枚数を排紙枚数として、前記排気ファンの回転数を制御することを特徴とする請求項1、2または3記載の画像形成装置。
  11. ARDFの使用時、読み終えた原稿枚数、あるいは、読み取り中の原稿枚数を確認した後に、その原稿枚数とコピー部数とによる合計枚数を排紙枚数として、前記排気ファンの回転数を制御することを特徴とする請求項1、2または3記載の画像形成装置。
  12. 定着用熱排気経路と胴内排紙部用熱排気経路と排気ファンとを有する画像形成装置において、複数色によるコピー動作の実施時、前記排気ファンの回転数を増大させる制御を行うことを特徴とする画像形成装置。
  13. 用紙の排出が装置外部へ行われる場合、前記排気ファンの回転数を増大させる制御を行わないことを特徴とする請求項1ないし12のうちいずれか1記載の画像形成装置。
  14. 定着用熱排気経路と胴内排紙部用熱排気経路と排気ファンとを有する画像形成装置における胴内排紙部の熱排気方法において、胴内排紙部に排出される排紙枚数によって、前記排気ファンの回転数を制御することを特徴とする熱排気方法。
  15. 定着用熱排気経路と胴内排紙部用熱排気経路と排気ファンとを有する画像形成装置における胴内排紙部の熱排気方法において、設定される排紙枚数に応じて前記排気ファンの回転数を制御することを特徴とする熱排気方法。
  16. 前記排紙枚数が、前記胴内排紙部の最大積載枚数に対して所定の割合を超える場合に、前記排気ファンの回転数を増大させる制御を行うことを特徴とする請求項14または15記載の熱排気方法。
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