JP2008170430A - 駆動ベルト製造工程内で横断要素の品質を監視する方法および装置 - Google Patents

駆動ベルト製造工程内で横断要素の品質を監視する方法および装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008170430A
JP2008170430A JP2007324105A JP2007324105A JP2008170430A JP 2008170430 A JP2008170430 A JP 2008170430A JP 2007324105 A JP2007324105 A JP 2007324105A JP 2007324105 A JP2007324105 A JP 2007324105A JP 2008170430 A JP2008170430 A JP 2008170430A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transverse element
drive belt
transverse
rays
main surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007324105A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5231795B2 (ja
Inventor
Antonius Andreas Maria Smeets
アンドレアス マリア スミーツ、アントニウス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Robert Bosch GmbH
Original Assignee
Robert Bosch GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Robert Bosch GmbH filed Critical Robert Bosch GmbH
Publication of JP2008170430A publication Critical patent/JP2008170430A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5231795B2 publication Critical patent/JP5231795B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01MTESTING STATIC OR DYNAMIC BALANCE OF MACHINES OR STRUCTURES; TESTING OF STRUCTURES OR APPARATUS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01M13/00Testing of machine parts
    • G01M13/02Gearings; Transmission mechanisms
    • G01M13/023Power-transmitting endless elements, e.g. belts or chains
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16GBELTS, CABLES, OR ROPES, PREDOMINANTLY USED FOR DRIVING PURPOSES; CHAINS; FITTINGS PREDOMINANTLY USED THEREFOR
    • F16G5/00V-belts, i.e. belts of tapered cross-section
    • F16G5/16V-belts, i.e. belts of tapered cross-section consisting of several parts

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Abstract

【課題】駆動ベルト製造工程内、または、製造工程のために生産される横断要素の品質を監視する方法を提供する。
【解決手段】要素32へ向けて光源10から離れる方向へ走り、要素32のそれぞれの主面40、41の部分を照明する、実質的に平面の光線lを発生するステップと、それぞれの主面40、41からの光線lの反射R−lを検出するステップと、横断要素32の品質を反射R−lの密度、形状または他の特性に関係付けるステップとを含む。
【選択図】図6

Description

本発明は、駆動ベルト製造工程内で品質、特に、駆動ベルトの横断要素部品の品質を監視する方法に関する。そのような駆動ベルトは主に自動車に適用される周知な無段変速機の2つの調整可能なプーリ間での動力伝達手段として一般的に使用される。本発明は、さらに、そのような方法を実施する装置に関する。
いくつかの型式の駆動ベルトは、一般的に周知であり、それらの内の一例は特許文献1に記載され、各々が相互に網状の平坦金属リングセット、代わりに帯で示される2つの薄板状のエンドレス引張り手段上にスライド可能に組込まれる多数の比較的に薄い横断金属から構成される。リングは、通常、大きい引張り強度と、引張り応力および曲げ疲労に対する良好な抵抗とを結合するマルエージ鋼から製造される。横断要素は、通常、例えば、75Cr1のような塩基性炭素鋼のストリップまたは板からブランキングにより切断される。通常、いくつかの別の工程段階は、例えば、バリを除去し、および/または表面硬度を増加するための岩粉タンブリングおよび/またはショットピーニング、焼入硬化のような要素の表面品質や材料強度を改良するために適用される。
これらの周知な横断要素は、比較的に幅広の底部分と、比較的に幅広の頂部の部分と、頂部の部分と底部分とを相互に結合する比較的に薄く、本質的に長方形の柱部分とを含む。これにより、底部分の全体的な外形は、典型的には台形状であり、他方、頂部の部分は典型的には通常、多少、三角形であるが、実質的に丸い角を備える。さらに、周知な横断要素は、各々、それぞれの要素の第1主面と本質的に垂直に突出するスタッドを備え、スタッドは、典型的には、前記頂部の部分内で本質的に円筒形状または円錐切頭形状を備える。例えば、要素の反対、つまり、逆に方位される主面では、駆動ベルト内で連続する要素のスタッドが、それぞれ先行する要素の孔内で収容され、または、少なくとも収容できるように、補足的な孔がある。この周知な処置では、駆動ベルト内の隣接する要素は、比較的に相互に配置され、駆動ベルトの全体の機能での好ましい効果を有することが知られている。
この駆動ベルトの適用は、特に、また、個々に生産される要素間で極度に均一さを必要とする寸法精度に関して、横断要素の非常に厳格な品質要求を有する。
横断要素の生産において典型的に生じる第1の問題は、孔の主面に設けられる前記孔に関連する。特に、孔の深さは、要素の構造強度を過度に弱めることなく、前記スタッドを完全に受入れることができるように厳格な要求を満たす必要がある。現在、有効な商業上の実施可能な生産工程により、そのような厳格な要求を継続的に満たそうとしている。さらに、典型的な生産環境では、金属小片のような汚染物は孔内に捕捉され、汚染物は駆動ベルトの望ましい品質に対し潜在的な欠陥を生じる。それで、孔の深さや清潔さは、好ましくは、駆動ベルト製造工程の一部分として監視され、これに関して、ある許容水準に適合しない横断要素は、ベルト組立体のために除外される。
横断要素の生産において典型的に生じる第2の問題は、横断要素、すなわち、横断要素の主面の全体の平坦性であり、それは、最終製品の駆動ベルトの品質および性能のために非常に重要な基準であり、生産工程中の種々のステップで維持することは困難である。すなわち、横断要素の平坦性は、柱部分の捩れ、すなわち、歪みにより容易に損なわれ、それにより、それぞれの要素の底の部分は、要素の頂部の部分に関してわずかに回転される。それで、横断要素のそのような柱の捩れは、好ましくは、生産中に監視され、これに関してある許容水準に越える場合は、許容水準に適合しない要素はベルト組立体のために除外される。
すなわち、特に柱の捩れに関して横断要素を検査する後者の場合、従来手段は日本国特許出願として特許文献2により提供されることは注目される。この周知な柱の捩れ検査手段は、横断要素の公称厚さを厳密に受けることができるように定められる少なくとも1つの寸法を有するスリットを含む。平坦性基準に適合しない任意の要素は、そのようなスリットを通して適合せず、それで、正確に生産される要素から容易に分離でき、ベルト組立体のために除外される。もちろん、上記の選別方法は、それ自体、十分に働くことができる。しかしながら、要素がスリットを通して押される時、横断要素は、かき傷、窪みおよび/または突出部の形態で損傷し勝ちで不利となる。特に、横断要素が、まさにスリットを通して適合し、すなわち、柱の捩れのための、まさに、最大に許容される水準のための基準セットを満足する時に、横断要素を固着する危険があり、すなわち、スリット内で楔留めされる危険があり、要素を移動するために相当の力が必要となる。さらに、周知な検査手段は、各々別々の横断要素の厚さに適用する必要があり、それで、例外なく適用できない。
ヨーロッパ特許公開第1554507号公報 特開2001−129485号公報
本発明の目的は、横断要素、特に横断要素の孔および柱の部分を検査する方法を提供することであり、この方法は駆動ベルト生産工程から、これらに関して所定の品質基準を満たさない横断要素を除去するために適用できる。さらに、特に、自動的に実行でき、そのようにして、迅速で信頼できる品質管理を有利に実現できる方法を提供することを目指す。好ましくは、そのような方法は、それにより横断要素が損傷する危険がほとんどないように設定される。
本発明によると、上記の目的は一般的に次の請求項1の方法で実現される。この新規な方法では、光学手段が採用されるので、横断暖要素は実際の検査自体では損傷を受けることはない。さらに、そのような方法は、自動的工程で行われることに特に好都合であり、正確な結果を迅速に提供し、比較的に少ない労働費で提供できる。請求項1による方法は、駆動ベルトから1つ以上の所定の品質および/または設計基準を満たす任意の要素を自動的に除外するために使用できる。また、この発明によると、この一般的な方法は、孔の清潔さと深さ、柱の捩れに関して要素を検査するために特に改良することができる。
さて、本発明を、さらに添付図面を参照して説明する。
(図面の簡単な説明)
図1は、駆動ベルトと2つのプーリとを備えた周知な無段変速機の斜視図での概要描写である。
図2は、駆動ベルトの縦方向での周知な駆動ベルトの断面図である。
図3は、周知な駆動ベルトの2つの横断要素の簡単化された側面図であり、横断要素の孔の不十分な深さに関連する問題を図で図示する。
図4は、周知な駆動ベルトの2つの横断要素の簡単化された頂面図であり、柱の捩れの現象に関連する問題を図で図示する。
図5は、本発明による方法を実施できる装置の可能な設定における本発明による方法を図示する。
図6は、本発明による方法の第1の改良を図示する。
図7は、横断要素の側面図(図7)に沿った本発明による方法の第2の改良を図示する。
図8は、横断要素の正面図(図8)に沿った本発明による方法の第2の改良を図示する。
図9は、本発明による方法の第3の改良を図示する。
図10は、前記第3の改良による本発明による方法を実施する内で記録される横断要素の画像を示す。
図1は、エンジンと、エンジンの駆動輪との間の自動車の駆動ラインに普通に適用される周知な無段変速機の中央部分を示す。
変速機は2つのプーリ1、2を含み、各々のプーリは2つのプーリディスク4、5を備え、プーリディスクの間には、一方のプーリ1、2から他方のプーリ2、1への回転運動Mと付随するトルクを伝達するために、いわゆるプッシュベルト型駆動ベルト3が存在する。プーリディスク4、5は、全体的に円錐の形状であり、少なくとも一方のプーリディスク4は、両方のディスク4、5が設置されるそれぞれのプーリ軸6、7に沿って変速機内で軸方向へ移動可能に組込まれる。また、変速機は通常、前記少なくとも一方の可動ディスク4上で、駆動ベルト3がディスク間でクランプされるように、それぞれの他方のプーリディスク5の方向に向けて軸方向に配向されるクランプ力を付加する活動手段を備える。
駆動ベルト3は、エンドレス引張り手段31と、エンドレス引張り手段の縦方向に沿って運動でき、エンドレス引張り手段に対してもっぱら、横断的に方位され、エンドレス引張り手段31上に設けられる多数の比較的に薄い横断要素32とを含む。駆動プーリ1の回転において、ディスク4、5と駆動ベルト3との間の摩擦が前記駆動するプーリ1から駆動されるプーリ2への前記運動方向Mにおいて、要素32を押し進め、再び戻し、それにより、引張り手段31により案内されて支持されるように、要素32は前記クランプ力を受取る。変速機の幾何学的な変速比は、駆動されるプーリ2での駆動ベルト2有効接触半径R2と駆動プーリ1での駆動ベルト3の有効接触半径R1との商により決定され、値の範囲内で連続的に変化できる。
図2は、周知な駆動ベルト3の横断面を提供し、横断面は駆動ベルトの縦方向に方位される。図2において、駆動ベルト3の横断要素部品32は正面図で示される。横断要素32は3つの主要な部分、すなわち、比較的に幅広くて本質的に、矢じり形状の頂部の部分33と、比較的に幅広くて本質的に台形の底部分35と、頂部の部分33と底部分35を相互連結する比較的に限定された幅の本質的に長方形の柱部分34とを含む。
横断要素32は、駆動ベルトのエンドレス引張り手段31上に装着される駆動ベルト3内に組込まれ、エンドレス引張り手段は、2つの薄板状部分から成り、各薄板状部分は多数の薄く平坦な金属リング30により形成され、これらの金属リングは半径方向で他方の周囲で一方が網状化され、各薄板状部分は横断要素32内のそれぞれの開口または凹所36内に収容され、一方の凹所36は横断要素の頂部33と底部分35との間の柱部分34の片側に設けられる。
さらに、縦に突出するスタッド39は、横断要素32の前方主面40上に設けられ、スタッド39は隣接する横断要素32の後方主面41内に設けられる孔42内に収容される。変速機内での操作中に、スタッド39と孔42は、縦方向に対して横に駆動ベルト3の隣接する横断要素32を相互に整列するために設けられる。プーリ1、2のディスク4、5間でクランプされる時に、軸方向に方位される傾斜エッジ32の周囲で隣接要素32が相互に傾斜できるように、いわゆる傾斜エッジ36の下方での横断要素32の底部分35において、傾斜エッジの厚さは少なくとも有効に先細りとなる。
この形式の横断要素32を生産する時に生じる第1の問題は、図3で図示されるようにスタッド39を十分に収容するためには、孔42が浅すぎることである。そのような孔42の不十分な深さは、生産工程での偏差により生じるか、単純に、孔内に存在する外部の小片により生じるのかもしれない。
図3は、駆動ベルト3内に適用できるような2つの隣接する横断要素32a、32bの側面図を提供するけれども、それによれば、先行する要素32aの孔42は他の続く要素32bの完全なスタッド39を受けるためには浅すぎる。横断要素32a、32b間の接触力Fsは、前記スタッド39において不都合に集中され、スタッドは典型的には、少なくとも変速機の操作中に発せられる騒音を増加するが、また、横断要素を破壊することになる。さらに、プーリ1、2間において、前記要素32a、32bは相互に関してわずかに傾斜して、典型的にはエンドレス引張り手段31の不都合な追加の負荷を生じる。
この形式の横断要素32を生産する時に生じる第2の問題は、比較的に幅のある頂部の部分33と底部分35を含み、他方、相互連結する柱部分34が比較的に制限された幅である、それらの特定の設計に関するものである。この特別な設計のために、最終生産物の駆動ベルト3の品質および性能にとって非常に重要な基準である横断要素32の平坦性は、生産工程中の種々な段階で維持することは困難である。すなわち、横断要素の平坦性は、柱部分34の捩れ、つまり、歪みにより容易に影響され、それにより、それぞれの要素32の底部分35は、図4で図示されるように、頂部の部分33に関してわずかに回転される。
図4は、駆動ベルト3内に適用できるような2つの隣接横断要素32a、32bの頂面図を提供し、その最低の一方の要素32aは柱捩りの上記の現象を受ける。駆動ベルト3の操作中において、横断要素32a、32bは、図3において力矢印Fcで示され、要素32a、32bを相互に関して堅固に押す圧縮負荷を受ける。これにより、柱捩りの程度が両方の隣接要素32a、32bで同じでない時、無負荷状態で存在する横断要素のそれぞれの底部分33の間の周辺方向での間隔A1は、0に減少される。例えば、図示の場合、結果として、回転M1は最下方横断要素32aのヘッド部分35に適用され、それにより、特に、柱部分34は追加の応力、さらに、循環的に可変の応力、すなわち、疲労応力を受ける。これらの応力は、早期の故障を生じ、すなわち、横断要素の破壊を生じ、それにより、不運にも全体として駆動ベルト3の寿命に影響を及ぼす。
したがって、駆動ベルト3の最終製品の最適な品質を実現するために、孔42の深さと清潔さ、並びに柱捩れの量は、好ましくは、生産工程において監視され、それにより、これに関して、ある許容水準を越える任意の横断要素32は、駆動ベルト3の組立工程から除外される。
本発明は、そのような不完全な横断要素32を特定する方法を提供し、図5に沿って図示され、少なくとも、光源10から離れて要素32へ向かう方向へ走り、それで、要素32のそれぞれの主面40、41の部分を照明する、実質的に平面の光線lを発生するステップと、前記それぞれの主面40、41からの光線1の反射R−1を検出するステップと、横断要素32の品質を前記反射R−1の密度、形状または他の特性に関係付けるステップを含む。前記品質が所定の基準を満足しなければ、それから、それぞれの横断要素32は駆動ベルト3を製造する工程から除外され、または、再加工のために選別もしくはマークされる。
好ましくは、レーザ10は光線1を発生するために使用され、レーザ光がレーザ10と照明される物体、すなわち、要素32との間で最少の散乱で十分に明瞭にされる平面ビーム形状で提供されるように、多分、1つ以上の長方形開口またはスロットを有するマスクの後ろに設置される。好ましくは、また、例えば、適切にプログラムされる一般の適切なコンピュータを使用することにより、関連する所定の基準と比較して、前記反射R−1の密度、形状または他の特性に関して自動的に分析できるデジタル画像を記録することにより、カメラ11が、横断要素32の光線1の反射R−1を検出するために使用される。
本発明による上記の方法の第1の改良は、特に、孔42の清潔さを監視するために応用される。この場合、図6で図示されるように、光線lは孔42を含む横断要素32(ここでは、頂部の部分33の断面で示される)の主面41の部分を照明する。光線1の検出される反射R−1が孔42の位置から歪められる(すなわち、長方形でない、または密度が非常に低い)ならば、それぞれの孔42は汚され、つまり、外部の小片Pが孔内に存在すると仮定できる。小片の反射特性は、孔42の底を形成すると仮定される滑らかな金属表面の特性とは相当に異なるので、実質的に、すべての外部の小片Pは、このようにして検出できる。
本発明による上記の方法の第2の改良は、特に、孔42の深さを
監視するために応用される。この場合、図7で図示されるように、光線lは孔42を含む横断要素32(ここでは、側面図で示される)
の主面41の部分を照明し、他方、光線は前記主面41のそれぞれに照明される部分と鋭角α−1で方位される。孔42の位置での光線lの反射R−142と、前記主面41上の位置での光線lの反射R−141との間の垂直距離Dを測定することにより、要素32の正面図の図8で示されるように、孔41の深さは前記距離D×前記角度α−1のタンジェントとして容易に計算ができる。
最後に、本発明による上記の方法の第3の改良は、特に、柱の捩れ量を監視するために応用され、第3の改良は図9で図示される。この場合、実質的に2本の平面の光線lとllが発生され、それらの光線の内、一方の光線lは要素の頂部の部分33の位置で要素32の主面41を照明し、他方の光線llは要素32の底部分35内のそれぞれの主面41を照明し、それにより、前記光線l、llはそれぞれの主面41に関して鋭角入射に方位される。
図10は、横断要素32の照明されたそれぞれの主面41の実際の写真画像を表し、角度βは、それぞれの前記光線l、llの長方形反射R−lとR−llの長軸線の間で観察される。光線l、llのそれぞれの空間的方位に対して後者の角度βを相関することにより、柱の捩れ量を容易に測定できる。前記光線l、llが相互に平行に発生され、すなわち、平行な平面を占め/定めるならば、もちろん、このために必要とされる計算は、かなり簡単化できる。
この後者の場合、0から角度βの任意の偏差は、それぞれの横断要素が柱の捩れを受けることを示す。
駆動ベルトと2つのプーリとを備えた周知な無段変速機の斜視図での概要描写である。 縦方向での周知な駆動ベルトの断面図である。 周知な駆動ベルトの2つの横断要素の簡単化された側面図であり、横断要素の孔の不十分な深さに関連する問題を図で図示する。 周知な駆動ベルトの2つの横断要素の簡単化された頂面図であり、柱の捩れの現象に関連する問題を図で図示する。 本発明による方法を実施できる装置の可能な設定における本発明による方法を図示する。 本発明による方法の第1の改良を図示する。 横断要素の側面図(図7)に沿った本発明による方法の第2の改良を図示する。 横断要素の正面図(図8)に沿った本発明による方法の第2の改良を図示する。 本発明による方法の第3の改良を図示する。 前記第3の改良による本発明による方法を実施する内で記録される横断要素の画像を示す。
符号の説明
1、2 プーリ
3 駆動ベルト
4、5 プーリディスク
10 光源
32 横断要素
40 主面
41 主面
42 孔
l、ll 光線
R−1 反射

Claims (11)

  1. 駆動ベルト(3)製造工程内、または、製造工程のために生産される横断要素(32)の品質を監視する方法において、前記要素(32)へ向けて光源(10)から離れる方向に走り、それで、要素(32)のそれぞれの主面(40、41)の部分を照明する、実質的に平面の光線(l)を発生するステップと、前記それぞれの主面(40、41)から光線(l)の反射(R−l)を検出するステップと、横断要素(32)の品質を前記反射(R−l)の密度、形状または他の特性と関係付けるステップと含む前記方法。
  2. 前記品質が所定の基準を満たさなければ、横断要素(32)は駆動ベルト(3)製造工程から除外され、または、少なくとも、再加工のために選別もしくはマークされることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 光線(l)は孔(42)を含む主面(41)の部分を照明し、孔(42)は横断要素(32)の反対主面(40)に設けられ、反対主面から延びるスタッド(39)を収容するために前記要素(32)の材料内に設けられることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の方法。
  4. 孔(42)の位置で、歪められた、光線(l)のわずかな反射(R−l)が検出され、または、反射(R−l)が検出されなければ、それぞれの横断要素(32)は、駆動ベルト(3)製造工程から除外され、または、少なくとも、再加工、特に、横断要素の孔(42)の清浄化のために選別もしくはマークされることを特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. 光線(l)は孔(42)を含む主面(41)の部分を照明し、孔(42)は横断要素(32)の反対主面(40)に設けられ、反対主面から延びるスタッド(39)を収容するために前記要素(32)の材料内に設けられ、光線(l)が位置する平面は前記主面(41)のそれぞれの照明部分と鋭角(α―1)で方位され、前記主面(41)上の位置で光線(l)の反射(R−l41)の間で垂直距離(D)が測定されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の方法。
  6. 前記垂直距離(D)が許容可能な値の所定範囲外の値であるならば、それぞれの横断要素(32)は、駆動ベルト製造工程から除外され、または、少なくとも、再加工、特に、横断要素の孔(42)の再加工のために選別もしくはマークされることを特徴とする請求項4に記載の方法。
  7. さらに、同様に前記要素(32)に向けて光源(10)から離れる方向へ走り、それで、また、要素(32)のそれぞれの主面(40,41)の部分を照明する、別の実質的に平面の光線(ll)を発生し、それにより、前記光線(l、ll)は、各々、それらの光線により照明される前記主面(40、41)と鋭角で方位されるステップと、それぞれの主面(40、41)からの前記光線(l、ll)の長方形の反射(R−l、R−ll)の長軸線との間の角度(β)を測定するステップと、横断要素(32)の品質を、そのように測定された角度(β)に関係付けるステップとを含む前記請求項の内の1項に記載の方法。
  8. 前記測定角度(β)は、許容可能な値の所定範囲外の値であるならば、それぞれの横断要素(32)は駆動ベルト(3)製造工程から除外され、または、少なくとも、再加工、特に、横断要素を真直ぐにする、すなわち、捩れを直すために選別もしくはマークされることを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 前記測定角度(β)は、前記光線(l、ll)の入射鋭角間の差により修正されることを特徴とする請求項7または請求項8に記載の方法。
  10. 前記光線(l、ll)は、相互に平行な面内にあることを特徴とする請求項7、請求項8または請求項9に記載の方法。
  11. 少なくとも、前記平面の光線(l、ll)の内の少なくとも一方を発生するための、好ましくはスロットのあるマスクの後に配置されるレーザ(10)を含む、光源(10)と、前記光線(l、ll)により照明されるように横断要素(32)を取付ける手段と、光線(l、ll)の前記反射(R−l、R−ll)を決定し、それぞれの横断要素(32)の品質を前記反射(R−l、R−ll)の密度、形状または他の特性に連続して関係付ける手段とを組込み、好ましくは、これらの後者の手段は自動化され、少なくとも、横断要素(32)のそれぞれ照明される表面部分または複数の部分のデジタル画像を生成するカメラを備える前記請求項の内の1項に記載の方法を実施できる装置。
JP2007324105A 2006-12-27 2007-12-16 駆動ベルト製造工程内で横断要素の品質を監視する方法 Active JP5231795B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP06026939A EP1939487A1 (en) 2006-12-27 2006-12-27 Method and device for monitoring the quality of transverse elements in a drive belt manufacturing process
EP06026939.6 2006-12-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008170430A true JP2008170430A (ja) 2008-07-24
JP5231795B2 JP5231795B2 (ja) 2013-07-10

Family

ID=38110427

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007324105A Active JP5231795B2 (ja) 2006-12-27 2007-12-16 駆動ベルト製造工程内で横断要素の品質を監視する方法

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP1939487A1 (ja)
JP (1) JP5231795B2 (ja)
CN (1) CN101210884A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5315483B1 (ja) * 2012-12-27 2013-10-16 本田技研工業株式会社 金属エレメントの変形状態検出装置
JP2020200853A (ja) * 2019-06-07 2020-12-17 本田技研工業株式会社 無段変速機用金属ベルトの刻印方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2370708B1 (en) * 2008-11-28 2013-01-09 Robert Bosch GmbH Method for manufacturing a drive belt, a drive belt and a method for operating a continuously variable transmission incorporating such a drive belt

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07294222A (ja) * 1994-04-22 1995-11-10 Honda Motor Co Ltd 変形量測定方法
JPH07318315A (ja) * 1994-05-27 1995-12-08 Minolta Co Ltd 測定器の姿勢検出装置
JPH11186738A (ja) * 1997-12-24 1999-07-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd ビアホールを有する基板の検査方法
JP2001232306A (ja) * 2000-02-21 2001-08-28 Honda Motor Co Ltd ワークの良品選別方法
JP2001249011A (ja) * 2000-03-07 2001-09-14 Toyota Motor Corp 凹凸形状計測装置および凹凸形状計測方法
JP2004337743A (ja) * 2003-03-20 2004-12-02 Honda Motor Co Ltd ワークの選別装置
JP2005283494A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Jatco Ltd 圧延鋼板の欠陥検出方法
JP2006097847A (ja) * 2004-09-30 2006-04-13 Jatco Ltd 無端ベルト用エレメント検査方法及び検査装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07294222A (ja) * 1994-04-22 1995-11-10 Honda Motor Co Ltd 変形量測定方法
JPH07318315A (ja) * 1994-05-27 1995-12-08 Minolta Co Ltd 測定器の姿勢検出装置
JPH11186738A (ja) * 1997-12-24 1999-07-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd ビアホールを有する基板の検査方法
JP2001232306A (ja) * 2000-02-21 2001-08-28 Honda Motor Co Ltd ワークの良品選別方法
JP2001249011A (ja) * 2000-03-07 2001-09-14 Toyota Motor Corp 凹凸形状計測装置および凹凸形状計測方法
JP2004337743A (ja) * 2003-03-20 2004-12-02 Honda Motor Co Ltd ワークの選別装置
JP2005283494A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Jatco Ltd 圧延鋼板の欠陥検出方法
JP2006097847A (ja) * 2004-09-30 2006-04-13 Jatco Ltd 無端ベルト用エレメント検査方法及び検査装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5315483B1 (ja) * 2012-12-27 2013-10-16 本田技研工業株式会社 金属エレメントの変形状態検出装置
WO2014102967A1 (ja) * 2012-12-27 2014-07-03 本田技研工業株式会社 金属エレメントの変形状態検出装置
US9299136B2 (en) 2012-12-27 2016-03-29 Honda Motor Co., Ltd. Metal element deformation state detection device
JP2020200853A (ja) * 2019-06-07 2020-12-17 本田技研工業株式会社 無段変速機用金属ベルトの刻印方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5231795B2 (ja) 2013-07-10
CN101210884A (zh) 2008-07-02
EP1939487A1 (en) 2008-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7298470B2 (en) Defect inspection device for metal ring end faces of a continuously variable transmission belt
JP2008170430A (ja) 駆動ベルト製造工程内で横断要素の品質を監視する方法および装置
JP2009507220A (ja) 磁気バルクハウゼン・ノイズによる硬さ推定に基づいて鋳鉄製の構成部材を処理する方法
EP1398523B1 (en) Method of manufacturing a belt for continuously variable transmission
US7444892B2 (en) Continuously variable transmission belt inspection method and inspection device thereof
WO2009084944A1 (en) Method and device for inspecting a ring component produced in or for a drive belt manufacturing process
US6779414B2 (en) Inspection method of continuously variable transmission belt
JP4929276B2 (ja) プッシュベルト製造工程における品質監視方法
NL1028647C2 (nl) Inspectie-inrichting voor metalen ringen van een continu variabele transmissieriem.
JP5588202B2 (ja) 側方端面用検査装置及び側方端面検査方法
JP4101350B2 (ja) トロイダル形無段変速装置
JP2005282709A (ja) 周長補正装置、周長測定装置及び表面欠陥検査装置
JP2009115591A (ja) 動力伝達チェーンの検査方法および検査装置
JP4506080B2 (ja) 無端ベルトのエレメントの配列方法
EP3388711B1 (en) Endless metal ring manufacturing method
US7578209B2 (en) Metal element inspection device and metal element inspection method
KR101956484B1 (ko) 스테이 너트 탭 검사 장비
JP4169718B2 (ja) 金属リング検査装置
JP4703654B2 (ja) 横方向エレメントとバンドセットを備えた駆動ベルト
NL1030071C2 (nl) Inrichting voor het corrigeren van omtrekslengte, inrichting voor het meten van omtrekslengte en inrichting voor het onderzoeken op oppervlaktegebreken.
JP2020101287A (ja) 無段階変速装置用の駆動ベルトを検査するための方法および装置
NL1028414C2 (nl) Inspectie van een riemelement van een continu variabele transmissie.
JP5929507B2 (ja) 動力伝達チェーンの検査方法および検査装置
JPH08285752A (ja) ベルトの耐久性試験装置
JPH0325335A (ja) ギヤの▲かみ▼合試験装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101206

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120612

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120620

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120712

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130313

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130322

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160329

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5231795

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250