JPH11186738A - ビアホールを有する基板の検査方法 - Google Patents

ビアホールを有する基板の検査方法

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JPH11186738A
JPH11186738A JP35495297A JP35495297A JPH11186738A JP H11186738 A JPH11186738 A JP H11186738A JP 35495297 A JP35495297 A JP 35495297A JP 35495297 A JP35495297 A JP 35495297A JP H11186738 A JPH11186738 A JP H11186738A
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JP
Japan
Prior art keywords
substrate
via hole
conductive paste
difference
illumination light
Prior art date
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Pending
Application number
JP35495297A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyasu Kubo
泰康 久保
Takeshi Nomura
剛 野村
Tatsuo Nagasaki
達夫 長崎
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 導電性ペーストの充填後、基板の多層化を行
う前にその導電性ペーストの充填状態を検知することが
できる簡易かつ正確なビアホールを有する基板の検査方
法を提供する。 【解決手段】 導電性ペースト13の充填されたビアホ
ール12を有する基板11の表面に線状照明光17を照
射するステップと、前記基板表面の凸凹によって生ずる
線状照明光17のたわみ17aを検出するステップと、
この検出されたたわみ17aから前記基板表面の凸凹の
高低差を求め、求められた高低差から導電性ペースト1
3の基板11に対する凹み量を検出するステップを備え
たものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はビアホールを有する
基板の製造工程において、ビアホールに充填される導電
性ペーストの充填量を検査するビアホールを有する基板
の検査方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、中継スルーホール(以下ビア
ホールという)を有する多層基板であって、導電性ペー
ストの充填が不十分なビアホールを有する基板にあって
は、そのビアホールが導電性ペーストを硬化させてしま
い、基板を多層化した後で導通不良を起こしやすいの
で、事前にこれを検出することが望まれている。しかし
ながら、一般にビアホールは微細なホールであり、それ
に充填されている導電性ペーストの表面凹み量を安定的
に精度良く求めることは困難であるが、ビアホールに対
して斜め上方向から照明光を照射し前記凹みの度合いに
応じてできる影の大きさを求めることで凹み量を求める
方法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の方法においては、基板より上方に突出した導
電性ペーストやビアホール周辺の加工痕の影響により生
じる影の大きさにばらつきが生じやすく、精度良く基板
面からの凹み量を計測することはできない。また、電気
的に導電性ペーストの充填状態や凹み状態を検知しよう
としても、充填直後の導電性ペーストは固体化しておら
ず、その電気伝導性を見るための検針を当てることが困
難であり、たとえ当てたとしても硬化後と同等もしくは
相関性のある抵抗値を示すとは限らない。したがって、
現状ではこういった導電性ペーストの充填状態を判断す
ること自体が困難であるという大きな問題点があった。
【0004】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
であり、導電性ペーストの充填後、基板の多層化を行う
前にその導電性ペーストの充填状態を検知することがで
きる簡易かつ正確なビアホールを有する基板の検査方法
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のビアホールを有
する基板の検査方法は、導電性ペーストの充填されたビ
アホールを有する基板の表面に線状光線を照射するステ
ップと、前記基板表面の凸凹によって生ずる線状光線の
たわみを検出するステップと、この検出されたたわみか
ら前記基板表面の凸凹の高低差を求めるステップと、求
められた前記基板表面の高低差から、導電性ペーストの
基板に対する凹み量を検出するステップを備えたもので
ある。
【0006】この発明によれば、導電性ペーストの充填
後、基板の多層化を行う前に導電性ペーストの充填状態
を簡易かつ正確に検知することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態につ
いて図面を参照しながら説明する。
【0008】(実施の形態1)図1は本発明のビアホー
ルを有する基板の検査方法を適用した実施の形態1にお
ける検査装置の模式図、図2は実施の形態1の検査装置
におけるビアホール近傍の様子を示す模式図、図3は実
施の形態1の検査装置におけるビアホール近傍の様子を
撮像した状態の説明図、図4は実施の形態1における凹
み量の算出方法の説明図である。図1において、11は
被検査物である基板、12はビアホール、13はビアホ
ール12に充填された導電性ペースト、14は照明光
源、15は照明光源14からの光を線状にするためのス
リット、16はこのスリット15を基板11の表面に結
像するためのレンズ、17はビアホール12を含む基板
11の表面に結像される線状照明光、18はビアホール
12を含む基板11の表面を撮像するCCDカメラ等の
二次元撮像装置である。
【0009】このように線状照明光17を照射されてい
るビアホール近傍の様子は図2に示すとおりであり、ビ
アホール12の表面に凹みがあるとその凹み量に応じて
線状照明光17の中央部分に湾曲したたわみ部17aが
形成される。これを二次元撮像装置18で撮像すると図
3に示すようになり、線状照明光17の中央部分のたわ
み部17aの位置と線状照明光17の基本位置との間の
距離L1を計測すれば基板11の表面からビアホール1
2内の導電性ペースト13の凹み底部の深さを求めるこ
とができる。
【0010】次に図4を参照してこの凹み量の算出方法
を説明する。まず、線状照明光17の基板11の表面へ
の投影点をP1、ビアホール12内の導電性ペースト1
3の凹み底部への投影点をP2、線状照明光17の照明
角度をθ1とすると、前記の線状照明光17の中央部分
のたわみ部17aの位置は投影点P2であり、線状照明
光17の基本位置は投影点P1であって、その間の距離
はL1である。このような定義のもとに凹み量Dは(数
1)で表される。
【0011】
【数1】D=L1×tanθ1 以上のように本実施の形態によれば、基板の表面に線状
光線を照射するステップと、この線状光線のたわみを検
出するステップと、このたわみから基板表面の凸凹の高
低差を求め、これに基づく導電性ペーストの基板に対す
る凹み量を検出するステップとから容易に導電性ペース
トの充填状態を検知することができる。
【0012】(実施の形態2)図5は本発明のビアホー
ルを有する基板の検査方法を適用した実施の形態2にお
ける検査装置の模式図、図6は実施の形態2の検査装置
におけるスリットの具体例を示す平面図、図7は実施の
形態2の検査装置におけるビアホール近傍の様子を示す
模式図、図8は実施の形態2の検査装置におけるビアホ
ール近傍の様子を撮像した状態の説明図、図9は実施の
形態2における凹み量の算出方法の説明図である。図5
において、21は被検査物である基板、22はビアホー
ル、23はビアホール12に充填された導電性ペース
ト、24は照明光源、25は照明光源24からの光を線
状にするためのスリット、26はこのスリット25を基
板21の表面に結像するためのレンズ、27はビアホー
ル22を含む基板21の表面に結像される線状照明光、
28はビアホール22を含む基板21の表面を撮像する
ラインセンサカメラ等の一次元撮像装置、29は基板2
1を一次元撮像装置28の長手方向と直交する方向(矢
印X方向)へ駆動する送り装置、30は情報処理装置で
あり、送り装置29によって基板21が一定距離送られ
る毎に一次元撮像装置28の撮像結果に基づくデータを
取り込み二次元画像を生成し、ビアホール22の凹み量
を検出するものである。図6にはスリット25の具体例
を例示しているが、図6(a)に示すスリット25aは
明度の異なる複数の照明光を発生するためスリットの長
手方向と直交する方向に段階的にその開口割合が異なる
ようにしたものであり、図6(b)に示すスリット25
bは色相の異なる複数の照明光を発生するためスリット
の長手方向と直交する方向に段階的に色相の異なる波長
選択透過フィルタを配置したものである。なお、後者の
スリット25bを用いる場合は照明光源24としてこの
スリット25bに用いられている色相の波長帯をバラン
ス良く含んでいるものを使用する必要がある。
【0013】このような構成において、送り装置29に
よって基板21が一定距離送られる毎に一次元撮像装置
28の一次元撮像が繰り返され、ビアホール22の表面
に凹みがあるとその凹み量に応じて線状照明光27の中
央部分に湾曲したたわみが形成されるが、一次元撮像装
置28で撮像される範囲は破線枠Aで示す範囲であるた
め、このたわみは凹み量に応じた照明光明度(スリット
25aを用いた場合)または色相の変化(スリット25
bを用いた場合)としてとらえられ図8に示すような二
次元画像として撮像される。ここで基板21の表面S1
と、ビアホール22の中央S2との照明光明度または色
相の差を計測すれば基板21の表面からビアホール22
内の導電性ペースト23の凹み底部の深さを求めること
ができる。
【0014】次に図9を参照してこの凹み量の算出方法
を説明する。まず、線状照明光27の基板21の表面へ
の投影点をP3、ビアホール22内の導電性ペースト2
3の凹み底部への投影点をP4、線状照明光27の照明
角度をθ2、計測された線状照明光27の明度差または
色相差をもたらす線状照明光27間の距離をL2とする
と、凹み量Dは(数2)で表される。
【0015】
【数2】D=L2×cosθ2 以上のように本実施の形態によれば、基板の表面に明度
差または色相差が与えられている複数の並列化された線
状光線を照射するステップと、この線状光線の明度差ま
たは色相差を検出するステップと、検出された明度差ま
たは色相差から基板表面の凸凹の高低差を求め、これに
基づく導電性ペーストの基板に対する凹み量を検出する
ステップとから容易に導電性ペーストの充填状態を検知
することができ、またラインセンサ等の高分解能画像を
高速度で取り込む汎用のデバイスが利用可能となるため
生産性の向上にも大きく寄与する。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ビアホー
ルを有する基板への導電性ペーストの充填後、基板の多
層化を行う前に導電性ペーストの充填状態を簡易かつ正
確に検知することができるという有利な効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のビアホールを有する基板の検査方法を
適用した実施の形態1における検査装置の模式図
【図2】本発明のビアホールを有する基板の検査方法を
適用した実施の形態1の検査装置におけるビアホール近
傍の様子を示す模式図
【図3】本発明のビアホールを有する基板の検査方法を
適用した実施の形態1の検査装置におけるビアホール近
傍の様子を撮像した状態の説明図
【図4】本発明のビアホールを有する基板の検査方法を
適用した実施の形態1における凹み量の算出方法の説明
【図5】本発明のビアホールを有する基板の検査方法を
適用した実施の形態2における検査装置の模式図
【図6】本発明のビアホールを有する基板の検査方法を
適用した実施の形態2の検査装置におけるスリットの具
体例を示す平面図
【図7】本発明のビアホールを有する基板の検査方法を
適用した実施の形態2の検査装置におけるビアホール近
傍の様子を示す模式図
【図8】本発明のビアホールを有する基板の検査方法を
適用した実施の形態2の検査装置におけるビアホール近
傍の様子を撮像した状態の説明図
【図9】本発明のビアホールを有する基板の検査方法を
適用した実施の形態2における凹み量の算出方法の説明
【符号の説明】
11 基板 12 ビアホール 13 導電性ペースト 14 照明光源 15 スリット 16 レンズ 17 線状照明光 18 二次元撮像装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性ペーストの充填されたビアホール
    を有する基板の表面に線状光線を照射するステップと、
    前記基板表面の凸凹によって生ずる線状光線のたわみを
    検出するステップと、この検出されたたわみから前記基
    板表面の凸凹の高低差を求め、求められた高低差から導
    電性ペーストの基板に対する凹み量を検出するステップ
    を備えたことを特徴とするビアホールを有する基板の検
    査方法。
  2. 【請求項2】 導電性ペーストの充填されたビアホール
    を有する基板の表面に明度差または色相差が与えられて
    いる複数の並列化された線状光線を照射するステップ
    と、前記基板表面の凸凹によって生ずる線状光線のたわ
    みを明度差または色相差として検出するステップと、こ
    の検出された明度差または色相差から前記基板表面の凸
    凹の高低差を求め、求められた高低差から導電性ペース
    トの基板に対する凹み量を検出するステップを備えたこ
    とを特徴とするビアホールを有する基板の検査方法。
JP35495297A 1997-12-24 1997-12-24 ビアホールを有する基板の検査方法 Pending JPH11186738A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008170430A (ja) * 2006-12-27 2008-07-24 Robert Bosch Gmbh 駆動ベルト製造工程内で横断要素の品質を監視する方法および装置
JP2017223509A (ja) * 2016-06-14 2017-12-21 Ckd株式会社 半田印刷検査装置

Cited By (3)

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