JP2008168471A - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 インクジェット記録装置において、記録ヘッドの表面上のインクを拭き取り清掃する際に、拭き取ったインクが吐出面へ流入することを防止する。吐出面におけるインクの混色や吐出口の目詰まりを防止し、記録ヘッドのワイピング条件を良好に維持できるインクジェット記録装置を提供する。
【解決手段】 記録ヘッド30の表面を拭き取る第1のワイパー21と、記録ヘッドの吐出口50が形成された吐出面51を拭き取る第2のワイパー22と、第1のワイパーの表面に配され、記録ヘッドの表面54から拭き取ったインクを吸収するためのインク吸収体61と、を備え、第1のワイパーによる拭き取りの後に、第2のワイパーにより拭き取りを行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、吐出口からインクを吐出する記録ヘッドを用いて、被記録媒体に画像を記録するインクジェット記録装置に関し、詳しくは、インクジェット記録装置の記録ヘッドのクリーニング手段に関するものである。
プリンタ、複写機、スキャナ、あるいは複合機器における出力装置として、画像情報に基づいて記録ヘッドにより被記録材に画像を記録する記録装置が使用されている。記録装置の記録方式には、熱転写式、インクジェット式あるいはレーザービーム式など種々の方式のものが普及している。このうち、インクジェット式は、記録ヘッドの吐出面に配された吐出口からインクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置として広く使用されている。
インクジェット記録装置は、記録ヘッドのコンパクト化が容易であること、高精細な画像を高速で記録することが容易であること、並びに、普通紙に特別の処理を必要とせずに記録することができること、などの利点を有している。さらに、ランニングコストが比較的安いこと、ノンインパクト方式であるため騒音が少ないこと、並びに多色のインクを使用してのカラー画像の記録が容易であること、などの利点も有している。特に、熱エネルギーを利用してインクを吐出するサーマル式の記録ヘッドは、エッチング、蒸着、スパッタリング等の半導体製造プロセスを経て製造することができる。従って、基板上に、成膜された電気熱変換素子、電極、流路壁、天板などを形成することにより、流路及び吐出口を容易に高密度配置で製造することができ、一層のコンパクト化を図ることができる。また、IC技術やマイクロ加工技術の長所を活用することにより、記録ヘッドの長尺化や2次元化、さらにはフルマルチ化および高密度実装化が容易である。
このようなサーマル式の記録ヘッドには、電気熱変換素子を備えたヒーターボードに沿って並行にインクを吐出するエッジシューター型と、そのヒーターボードに対して直角をなす方向にインクを吐出するサイドシューター型がある。後者のサイドシューター型の記録ヘッドでは、その構造上、記録チップと電気配線部材の間の電気接合部がフェイス面に形成される。記録チップは、上述した製造プロセスにより形成されるノズルプレートからなり、また電気配線部材は、装置本体からの信号を記録チップに送るための例えばTAB等で構成される。なお、以下では、この電気配線部材をTABと称する。このような電気接合部は、インクから保護するために、インクや電気を通さない樹脂等からなる封止剤によって封止する必要がある。
記録装置における画像形成のための走査(スキャン)は、一般に、シリアル方式又はライン方式で行われている。シリアルスキャン方式では、記録ヘッドを往復移動させながら画像を形成していく。インクジェット記録装置の場合は、記録ヘッドと記録紙等の被記録材との間に所定の隙間を保った状態で往復移動させながら、吐出口から吐出したインク滴を被記録材に付着させていく。
一方、インクジェット記録装置では、記録ヘッドの吐出面にインク、ホコリあるいは紙粉等の異物が付着することがあり、これらの異物によって記録ヘッドの安定したインク吐出が妨げられるおそれがある。このような記録不良を防止したり、改善したりするための手段としては、記録ヘッドに付着した異物を除去するためのクリーニング手段が使用されている。このクリーニング手段として、例えばウレタンゴム等の弾性体で形成されたワイパーを用いるワイピング手段が使用されている。このワイピング手段は、ワイパーを記録ヘッドに摺擦させることによって、記録ヘッドに付着したインクや異物を拭き取る構成になっている。
上記のワイピング手段の一例として、例えば特許文献1に、インク吸収体を用いる構成のものが開示されている。これは、記録チップの吐出面の清掃を行うワイパーの一側面にインク吸収体を配して構成されている。そして、このインク吸収体は、吐出面とはわずかな隙間を保ったままで接触しないが、摺擦時にワイパーと同様に弾性変形するように配されている。この構成によれば、ワイパー先端が復元する前に、ワイパーで拭き取られたインクをインク吸収体に回収することができ、これによって、インクの飛散が防止され、装置本体内のインク汚れやカラー記録の場合のインクの混色を防止することができる。
また、記録ヘッドのクリーニング性能の向上を図るために、TAB面(電気配線部材を覆う面)を清掃するTABワイパーと記録チップの吐出面を清掃するチップワイパーとの2種類のワイパーを用いるワイピング手段が提案されている。ここで、記録ヘッドの構造上、吐出面はTAB面より凹んでいる。この場合のワイピングの動作は、TAB面に付着したインク等の異物をTABワイパーで拭き取った後に、記録チップの吐出面に付着したインク等の異物をチップワイパーで拭き取る手順で行われる。
特開平6−234221号公報
しかしながら、特許文献1のワイピング手段では、記録ヘッドのTAB面と吐出面に多量のインクが付着している場合は、吐出面を清掃するためのワイパー(チップワイパー)のみでワイピングするので、TAB面に付着インクが残ってしまう。このため、ワイピング直後にTAB面上の残留したインクがTAB面より凹んだ吐出面に流れ込んでしまい、各吐出口間でインクの混色が発生したり、インク吐出が不安定になりやすいなどの不都合があった。
一方、上述のTABワイパーとチップワイパーを用いるワイピング手段では、TABワイパーによってTAB面上のインクを拭き取ると、TABワイパーの先端に付着したインクがTABワイパーに沿って拡散する傾向が生じる。このため、一旦拭き取られたインクが吐出面に再付着して混色などの不都合を招来することがある。さらに、TAB面に多量の廃インク(付着インク)が存在する状態でTABワイパーでワイピングすると、構造上TABよりやや凹んだ位置にある記録チップの吐出面に多くの廃インクが流れ込んでしまう。すると、その後に行われるチップワイパーによる吐出面のワイピング動作を最適なワイピング条件で行うことができなくなり、正常なインク吐出が困難又は不可能になることがある。
また、顔料インク用の記録チップと染料インク用の記録チップの両方が個別に配置されている記録ヘッドの場合は、TABワイパーでTAB面を拭くと、付着していた顔料インクがTABワイパーに沿って拡散する。そして、これが染料インク用の記録チップに流れ込んでしまうことがある。すると、染料インク用の記録チップの吐出口に顔料インクが入り込んでしまって混色の原因となる。さらには、吐出口で顔料の凝集が起こり、粒径の大きい顔料が吐出口付近で固着してしまい、吐出口の目詰まりを引き起こす。このようなインクの混色や吐出口の目詰まりなどの不具合によって、良好な画像記録が妨げられる。
本発明はこのような技術的課題に鑑みてなされたものである。本発明の目的は、記録ヘッドの表面上のインクを拭き取り清掃する際に、拭き取ったインクが記録ヘッドの吐出面へ流入することを防止できるインクジェット記録装置を提供することである。本発明の目的は、吐出面におけるインクの混色や吐出口の目詰まりを防止し、記録ヘッドのワイピング条件を良好に維持できるインクジェット記録装置を提供することである。
本発明に係るインクジェット記録装置は、記録ヘッドからインクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置において、記録ヘッドの表面を拭き取る第1のワイパーと、記録ヘッドの吐出口が形成された吐出面を拭き取る第2のワイパーと、前記第1のワイパーの表面に配され、前記記録ヘッドの表面から拭き取ったインクを吸収するためのインク吸収体と、を備え、前記第1のワイパーによる拭き取りの後に、前記第2のワイパーにより拭き取りを行うことを特徴とする。
本発明によれば、記録ヘッドの表面上のインクを拭き取り清掃する際に、拭き取ったインクが記録ヘッドの吐出面へ流入することを防止できるインクジェット記録装置が提供される。また、本発明によれば、吐出面におけるインクの混色や吐出口の目詰まりを防止し、記録ヘッドのワイピング条件を良好に維持できるインクジェット記録装置が提供される。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を具体的に説明する。なお、各図面を通して同一符号は同一又は対応部分を示すものである。
(第1の実施形態)
図3は本発明を適用するのに好適なインクジェット記録装置の構成を示す斜視図である。図4は図3中の記録ヘッドを背面から見た斜視図である。図3及び図4において、キャリッジ31には、記録ヘッド30とともにインクタンク32が搭載されている。記録ヘッド30は、画像情報に基づいて吐出口50から被記録材35へインクを吐出して記録を行うインクジェット記録ヘッドである。なお、記録ヘッド30には4つの吐出口列40が配されており、各吐出口列を構成する複数の吐出口50から異なる色のインクが吐出される。このため、インクタンク32は異なるインクを供給する4つのインクタンクで構成されている。本実施形態では、Bk(ブラック)、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)の各色のインクを有する4つのインクタンクで構成されている。これらのインクタンクは、それぞれ、対応する色の吐出口列に交換可能に接続されている。
キャリッジ31は、キャリッジモータ33の駆動力を伝達する駆動ベルト34の一部に連結されており、キャリッジモータ33の駆動力によって両矢印Xで示す主走査方向に往復移動する。記録ヘッド30には記録チップ41が設けられている。記録チップ41には、記録ヘッド30の表面より一段凹になった吐出面51が設けられている。吐出面51には、それぞれが複数の吐出口50を配列してなる複数の吐出口列40が形成されている。記録チップ41は、エッチング、蒸着及びスパッタリング等の半導体製造プロセスを経て、基板上に成膜された電気熱変換素子(ヒータ)の上にインク流路や吐出口50が形成されたものである。
PC等のホスト装置から送られてくる記録信号は、コンタクト基板43及びTAB44を経由して、記録チップ41の電気熱変換素子へ送られる。TAB44は記録ヘッド30を駆動するための電気配線部材であり、この電気配線部材は記録ヘッド30の表面の一部を形成するTAB面54によって覆われている。記録チップ41とTAB44との接合部は、電気を通さない樹脂等からなる封止剤42によって封止され、インクから保護されている。記録チップ41とTAB44の接合を容易にするため、記録チップ41の吐出面51はTAB44の表面(TAB面)54より凹んだ面で形成されている。本実施形態における記録ヘッド30は、サーマル式のインクジェット記録ヘッドである。
この記録ヘッド30は、記録チップ41の電気熱変換素子に印加された信号が熱エネルギーに変換され、この熱エネルギーにより吐出口40内のインクに膜沸騰を生じさせるものである。そして、そのときの気泡の成長及び収縮によるインクの圧力変化を利用して吐出口からインクが吐出される。吐出されたインク滴が被記録材35に着弾することによって画像が記録される。被記録材としては、紙、プラスチックシート、写真調印画紙、布、皮革など、画像を記録できるものであれば種々の材質のものを使用することができる。また、本願における画像は、文字や記号等も含むものである。
図3において、被記録材35は、2組の搬送ローラ対36によって、キャリッジ31の移動方向と交差する副走査方向(矢印Y方向)に搬送される。被記録材35に対する1ライン分の記録(主走査)と被記録材35の所定量の搬送(副走査)を交互に繰り返すことによって、被記録材の記録領域に画像が記録される。
記録ヘッド30の主走査方向の往復移動範囲内であって、記録領域を外れた所定の位置(「ホームポジション」という)には、記録ヘッド30を良好なインク吐出状態に維持回復するための回復処理部39が配されている。回復処理部39には、記録ヘッド30の吐出面をキャッピングすることで、吐出口からのインクの蒸発を防止するキャップ37が設けられている。回復処理としては、記録ヘッド30の吐出口から記録に寄与しないインクを強制的に排出させる排出処理がある。さらに、記録ヘッド30の吐出口から記録に寄与しないインクを吐出させる予備吐出、並びに記録ヘッドを拭き取り清掃するワイピング動作などがある。
排出処理には、記録ヘッド30に密着されたキャップ37内に負圧を導入することにより、吐出口50からインクをキャップ37内に吸引排出させる吸引回復がある。この排出処理には、記録ヘッド30内のインクを加圧することで吐出口からキャップ37内へインクを排出させる加圧回復もある。また、予備吐出は、開放されたキャップ37あるいは別途配されたインク受けに向けてインクを吐出する動作で行われる。このような吸引回復、加圧回復あるいは予備吐出により、各吐出口50内の増粘インク、ゴミ、気泡などの異物を除去し、インクをリフレッシュして吐出性能を正常状態に回復させることができる。
図1は本発明の第1の実施形態に係るインクジェット記録装置のワイパーユニットと記録ヘッドを示す部分斜視図である。図2は図1のワイパーユニットで記録ヘッドを拭き取り清掃するときのインクの動きを示す断面図である。図1及び図2において、ワイパー21、22からなるワイパーユニット20を備えている。各ワイパー21、22は、例えば、ウレタンゴム等の弾性体からなるブレード部材で形成されている。ワイパー21、22は、記録時や保管時などの通常時には、記録ヘッド30の移動の邪魔にならない待機位置にある。ワイピングを行うとき、各ワイパー21、22を、不図示のモータ等によって矢印Z(図3)で示す前後方向に移動させる。そして、各ワイパーを記録ヘッドと相対移動させて記録ヘッドの拭き取り清掃を行う。こうして、記録ヘッド30に付着したインク23、ホコリ、紙粉等の異物を拭き取り清掃する。なお、以下に実施形態を挙げて説明する本発明は、静止しているワイパーに対して記録ヘッドが移動することにより拭き取り清掃する場合にも、同様に適用可能である。
記録ヘッド30の電気配線部材であるTAB44は、記録ヘッドの表面を形成するTAB面54によって覆われている。記録ヘッドの記録チップ41は、複数の吐出口50の配列からなる吐出口列40が形成された吐出面51を有する。吐出面51は、記録ヘッドの表面を形成するTAB面54より凹になった面で形成されている。図示の記録ヘッド30はカラー記録可能なインクジェットヘッドであり、吐出面51には複数の吐出口列40がキャリッジ移動方向に並列配置されている。
各吐出口列40は、それぞれ、キャリッジ移動方向と交差する方向に配列された複数の吐出口50で構成されている。記録ヘッド30は、記録チップ41の吐出面51がTAB面54より凹になった構造となっている。このため、TAB面54と吐出面51は、それぞれ専用のワイパーによって拭き取り清掃する必要がある。そのため、ワイピング手段38は、図1に示すような複数(2枚)のワイパー21、21からなるワイパーユニット20を備えている。
ワイパーユニット20は、拭き取り方向の上流に配置されたTABワイパー21(第1のワイパー)と、拭き取り方向の下流に配置されたチップワイパー22(第2のワイパー)を備えている。TABワイパー21は、記録ヘッド30のTAB面54の全体を拭くことにより、TAB面54に付着した不要インク23等の異物を拭き取り除去する。チップワイパー22は、記録ヘッド30に対して図1中の矢印方向へ相対移動する間に吐出面51を摺擦し、該吐出面の拭き取り清掃を行う。チップワイパー22は、TABワイパー21で拭ききれずに記録チップ41(吐出面51上)に残留する不要インク23などの異物を拭き取り清掃する。
このようなワイピング動作を従来のワイピング手段で行う場合には、次のような不都合があった。すなわち、吐出面51はTAB面54より凹になっている。従って、TAB面54に多量のインクが付着している場合、TABワイパー21でTAB面54を拭き取り清掃すると、TAB面54上のインクが吐出面51に流れ込んでしまう。このため、通常の予備吐出では吐出口からの不要インク23を排出することが困難になり、良好な記録が不可能になることがあった。また、吐出面に多量の不要インク23が流れ込んだ状態でチップワイパー22により吐出面51をワイピングすると、適正なワイピングができなくなることもあった。その結果、吐出面51上に残留するインクのために、正常なインク吐出が阻害されることになる。
そこで、本実施形態では、TABワイパー21の表面に、拭き取ったインク23を吸収するためのインク吸収体61が配されている。インク吸収体61は、図示のように、TABワイパー21のワイピング方向前面の先端部分を避けた位置に接着等により固着されている。つまり、インク吸収体61は、TABワイパー21でTAB面54を拭き取り清掃したとき、TABワイパー21の先端部分で拭き取ったインクを吸い上げるように配置されている。
図5は図1のワイパーユニットで記録ヘッドを拭き取り清掃する直前の状態を示す側面図である。図6は図1に示すワイパーユニットで記録ヘッドを拭き取り清掃した直後の状態を示す側面図である。図5及び図6において、TABワイパー21及びチップワイパー22で記録ヘッド30を拭き取り清掃した後、TABワイパー21上のインク吸収体61はインク貯蔵体62に押し当てられる。インク貯蔵体62は、拭き取り方向における記録ヘッド30の先に設置されている。インク貯蔵体62はインク吸収体21よりも毛管力が強い多孔質部材もしくは繊維部材等で構成されている。
図6に示すように、インク吸収体61をインク貯蔵体62に押し当てることにより、インク吸収体61に吸収された不要インク23が絞り出される。絞り出された不要インクは毛管力の差によってインク貯蔵体62へ移行し、インク貯蔵体62内に吸収されることで回収される。従って、このようなインク貯蔵体62を配することにより、インク吸収体61が不要インク23で飽和したときのインクの垂れ下がりや落下を防止することができる。また、インク吸収体61の吸収能力の低下を防止でき、TABワイパー21で拭き取ったインク23を吸収できなくなるという不都合を無くすことができる。
以上説明した実施形態によれば、ワイパーユニット20で記録ヘッド30をワイピングするときに、TAB面54に付着していたインク23がTABワイパー21に沿って凹になった吐出面51に流れ込むことがなくなる。従って、チップワイパー22で記録チップ41の吐出面51を拭き取るとき、吐出面51上にインク23が多量に残留することがなくなり、適正なワイピング条件で吐出面を拭き取り清掃することが可能となる。これにより、各吐出口列40の吐出口50を、正常なインク吐出が可能な状態に維持することができる。また、多量のインク23が吐出口50に入り込むこともなくなり、各吐出口間におけるインクの混合に起因する混色の弊害も解消される。このため、通常の予備吐出などの回復処理だけでも、吐出口内の不良インクを容易に排出することができ、良好な画像を記録することができる。
(第2の実施形態)
図7は第2の実施形態に係るインクジェット記録装置のワイパーユニットと記録ヘッドを示す斜視図である。図7において、本実施形態における記録ヘッド130では、シアン、マゼンタ及びイエローの3色のカラーインクとして染料インクが使用されている。染料インクは、普通紙に対して浸透速度が速く速乾性であるため、普通紙におけるブリードを防ぐのに有効である。一方、ブラックインクとしては、顔料インクが使用されている。顔料インクを使用することにより、紙面上で顔料を凝集させ、記録品位を良くして記録濃度を高くすることができる。これら染料インク及び顔料インクに対応して、記録ヘッド130には、染料インクを吐出する吐出面151aを有する染料用記録チップ141aと、顔料インクを吐出する吐出面151bを有する顔料用記録チップ141bと、が配置されている。吐出面151aには5本の吐出口列140aが形成されている。これらの吐出口列は、シアン、マゼンタ及びイエローの他に、淡シアン及び淡マゼンタあるいはブラックの染料インクの吐出口列で構成することができる。吐出面151bには1本のブラックインクの吐出口列140bが形成されている。
ワイパーユニット120には、記録チップ141a、141bに対応して、染料インクの吐出面151aを清掃するチップワイパー122aと、顔料インクの吐出面151bを清掃するチップワイパー122bと、が設けられている。チップワイパー122a、122bは、吐出面151a、151bをそれぞれ独立して拭き取り清掃できるように配置されている。そして、チップワイパー122a、122bの前には、先行してTAB面154の全体を拭き取り清掃するためのTABワイパー121(第1のワイパー)が設けられている。
そこで、第2の実施形態においても、TABワイパー121の表面にインク吸収体161が接着等により固着されている。インク吸収体161は、記録ヘッド130の拭き取り清掃を行うときに、顔料用記録チップ141b及びその周辺を通過する部分に配されている。つまり、本実施形態では、インク吸収体161は、TABワイパー121のワイピング方向前面の先端部分を避けた領域であって、顔料インクの吐出面151b及びその両側所定範囲の周辺部をカバーする範囲に配置されている。本実施形態は、以上の点で前述の第1の実施形態と相違するが、その他の点では実質的に同様の構成を有する。従って、本実施形態によれば、第1の実施形態の作用効果の他に、次のような作用効果が得られる。
まず、インク吸収体161が存在しない場合の不都合について説明する。すなわち、インク吸収体161が存在しない場合は、記録ヘッド130のTAB面154をTABワイパー121で拭き取る場合に、TAB面154上の不要インクがTABワイパー121に沿って拡散し、凹になった吐出面151a、151bに流れ込んでしまう。従って、不要インク23中の顔料インクが染料インクの吐出面151aに流れ込むことがある。このため、吐出面151a内の複数のカラー吐出口列140aで混色が発生することがある。さらには、各吐出面の吐出口150a、150bで顔料の凝集が起こり、粒径の大きい顔料が吐出口内で固まってしまい、吐出口の目詰まりを起こす可能性もある。特に、染料用記録チップ141aの吐出口150aは精細なカラー画像を実現するために口径が非常に小さいため、目詰まりの影響が大きい。
本実施形態では、インク吸収体161によって、顔料インクの吐出面151bの周囲のTAB面154から拭き取った顔料インクを吸収して回収することができる。従って、顔料インクがTABワイパー121の先端部に溜まることを防止するとともに、顔料インクがTABワイパー121に沿って拡散することを防止することができる。これにより、顔料インクが染料インクの吐出面151aに流れ込むことを無くすことができる。よって、ブラックインクが他のカラーインクに混色するような目立ちやすい混色をなくすことができ、良好な画像を記録することができる。また、顔料の凝集による吐出口の目詰まりなどの問題も回避することができる。なお、インク吸収体161に代えて、図1に示すような広い範囲に接合されたインク吸収体61を用いる構成を採ることもできる。かかる構成によっても、上述と実質的に同様の効果が得られる。
(第3の実施形態)
図8は第3の実施形態に係るインクジェット記録装置のワイパーユニットと記録ヘッドを示す斜視図である。図8において、本実施形態における記録ヘッド230にも、第2の実施形態と同様、染料用記録チップ241aと顔料用記録チップ241bが配置されている。そして、染料用記録チップには、カラーの吐出口列240aが形成された染料インクの吐出面251aが設けられている。また、顔料用記録チップには、顔料インクを吐出するブラックの吐出口列240bが形成された顔料インクの吐出面251bが設けられている。図8の染料インクの吐出面251aにも5本の吐出口列が配列されており、これらの吐出口列も、シアン、マゼンタ及びイエローの他に、淡シアン及び淡マゼンタあるいはブラックの染料インクの吐出口列が構成することができる。
本実施形態におけるワイパーユニット220でも、記録チップ241a、241bに対して、染料インクの吐出面251aを清掃するチップワイパー222aと、顔料インクの吐出面251bを清掃するチップワイパー222bと、が設けられている。チップワイパーの前には、先行してTAB面254の全体を拭き取り清掃するためのTABワイパー(第1のワイパー)221が設けられている。本実施形態では、TABワイパー221の拭き取り方向前面に、染料インクの吐出面251a及びその周辺を通過する部分に配置されたインク吸収体261aと、顔料インクの吐出面251b及びその周辺を通過する部分に配置されたインク吸収体261bが固着されている。インク吸収体261a、261bはそれぞれ独立した個別のインク吸収体である。本実施形態は、以上の点で第1の実施形態及び第2の実施形態と相違するが、その他の点では実質的に同様の構成を有する。従って、本実施形態によれば、第1の実施形態及び第2の実施形態の作用効果の他に、次のような作用効果が得られる。
すなわち、1個のインク吸収体を用いる構成では、非常に多くのインクを吸収した場合に、インク吸収体内で顔料インクと染料インクが拡散し混合することがある。これに起因して、インク吸収体内で顔料インクの凝集が起こり、インク吸収体の吸収能力が低下する可能性があった。これに対し、本実施形態では、インク吸収体を分割構造とし、染料インクと顔料インクに対してそれぞれ独立したインク吸収体261a、261bが配置されている。このため、顔料インクと染料インクがインク吸収体内で混合することがなく、各インク吸収体261a、26bの吸収能力の低下を防ぐことができる。
また、吐出面251bの周辺から拭き取った顔料インクがTABワイパー221の先端部やインク吸収体に拡散して染料インクの吐出面251aまで到達することはない。同様に、吐出面251aの周辺から拭き取った染料インクがTABワイパー221の先端部やインク吸収体に拡散して顔料インクの吐出面251bまで到達することもない。従って、第2の実施形態に比べ、各記録チップ241a、241bの吐出口250a、250bでのインクの凝集による目詰まりや混色のなどの不都合をより一層効果的に防止することができる。
(第4の実施形態)
図9は第4の実施形態に係るインクジェット記録装置のワイパーユニットと記録ヘッドを不要インクの動きとともに示す断面図である。本実施形態では、毛管力に勾配を持たせたインク吸収体が使用されている。図9において、TABワイパー321の前面に固着されるインク吸収体は、先端に近い側の部分361Aと先端から遠い根元側の部分361Bとで、毛管力に差がつけられている。つまり、TABワイパー321に固着されたインク吸収体は、先端に近い側の部分361Aの毛管力に比べ、先端から遠い根元側の部分361Bの毛管力の方が強くなる構造になっている。また、本実施形態でも、TABワイパー321の先端部には、インク吸収体が存在しない隙間領域が設けられている。
本実施形態は、以上説明した以外の点では、第1の実施形態と同様の構成を有する。従って、本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の作用効果の他に、次のような作用効果が得られる。すなわち、記録ヘッド330をワイピングすると、TABワイパー321の先端部で拭き取られたインクは、先ず、記録ヘッド330に近い側のインク吸収体361Aに吸収される。インク吸収体361Aに吸収されたインクは、さらに、毛管力が強い根元側のインク吸収体361Bの方へ浸透しながら移行していく。つまり、TABワイパー321で拭き取られたインクは、インク吸収体の記録ヘッドより遠い側の部分に回収されていく。
このようにTABワイパー321上のインク吸収体の毛管力に勾配がつけられているため、拭き取られた不要インク23は、インク吸収体のワイパーの先端側の部分に留まることなく、ワイパーの根元側の部分へ吸い上げられる。これによって、インク吸収体の先端側寄りの部分361Aにおけるインク吸収力を高い状態に維持することができ、記録ヘッド330の不要インク23をより効果的に吸収することが可能となる。
なお、本実施形態では、インク吸収体を毛管力が異なる2つの領域で361A、361Bで構成したが、3つ以上の領域で構成しても良い。さらに、毛管力を記録ヘッド側から根元側へ連続的に強くする構成にしても良い。また、以上のようにインク吸収体の毛管力に勾配を設ける構成は、第2の実施形態におけるインク吸収体161、あるいは第3の実施形態におけるインク吸収体261a、261bにおいても、同様に適用することができ、同様の作用効果を奏するものである。
また、以上の各実施形態では、被記録材に沿って往復移動する記録ヘッドで記録を行うシリアルタイプのインクジェット記録装置を例に挙げて説明した。本発明は、被記録材の幅方向長さをカバーするフルマルチヘッドなどを用いるラインタイプのインクジェット記録装置に対しても同様に適用可能である。また、本発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリ、撮像画像形成装置などの単体装置に限定されるものではない。本発明は、これらを組み合わせた複合装置、あるいはコンピュータシステムなどの複合装置におけるインクジェット記録装置に対しても広く適用可能である。
本発明の第1の実施形態に係るインクジェット記録装置のワイパーユニットと記録ヘッドを示す部分斜視図である。 図1のワイパーユニットで記録ヘッドを拭き取り清掃するときのインクの動きを示す断面図である。 本発明を適用するのに好適なインクジェット記録装置の要部の斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係るインクジェット記録装置の記録ヘッドを背面側から見た斜視図である。 図1のワイパーユニットで記録ヘッドを拭き取り清掃する直前の状態を示す側面図である。 図1のワイパーユニットで記録ヘッドを拭き取り清掃した直後の状態を示す側面図である。 本発明の第2の実施形態に係るインクジェット記録装置のワイパーユニットと記録ヘッドを示す斜視図である。 本発明の第3の実施形態に係るインクジェット記録装置のワイパーユニットと記録ヘッドを示す斜視図である。 本発明の第4の実施形態に係るインクジェット記録装置のワイパーユニットと記録ヘッドを不要インクの動きとともに示す断面図である。
符号の説明
20、120、220、320 ワイパーユニット
21、121、221、321 TABワイパー
22、122、222、322 チップワイパー
23 不要インク(付着インク)
30、130、230、330 記録ヘッド
35 被記録材
39 回復処理部
40、140a、140b、240a、240b 吐出口列
41、141a、141b、241a、241b 記録チップ
44、144、244、344 電気配線部材(TAB)
50、150a、150b、250a、250b 吐出口
51、151a、151b、251a、251b 吐出面
54、154、254、354 記録ヘッドの表面(TAB面)
61、161、261a、261b インク吸収体
62 インク貯蔵体

Claims (9)

  1. 記録ヘッドからインクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置において、
    記録ヘッドの表面を拭き取る第1のワイパーと、
    記録ヘッドの吐出口が形成された吐出面を拭き取る第2のワイパーと、
    前記第1のワイパーの表面に配され、前記記録ヘッドの表面から拭き取ったインクを吸収するためのインク吸収体と、を備え、
    前記第1のワイパーによる拭き取りの後に、前記第2のワイパーにより拭き取りを行うことを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記記録ヘッドの表面は該記録ヘッドを駆動するための電気配線部材を覆う表面であることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記吐出面は前記記録ヘッドの表面より凹になった面であることを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記記録ヘッドは、染料インクを吐出する吐出口が形成された染料インクの吐出面と、顔料インクを吐出する吐出口が形成された顔料インクの吐出面と、を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記第2のワイパーは、前記染料インクの吐出面を清掃する染料用ワイパーと、前記顔料インクの吐出面を清掃する顔料用ワイパーからなり、各吐出面を個別に清掃することを特徴とする請求項4に記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記インク吸収体は、前記第1のワイパーの前記顔料インクの吐出面及びその周辺部を通過する部分に配置されることを特徴とする請求項4又は5に記載のインクジェット記録装置。
  7. 前記インク吸収体は、前記第1のワイパーの前記顔料インクの吐出面及びその周辺部を通過する部分と前記染料インクの吐出面及びその周辺部を通過する部分に、それぞれ独立して配置されることを特徴とする請求項4又は5に記載のインクジェット記録装置。
  8. 前記インク吸収体の毛管力は、前記第1のワイパーの先端側の部分より根元側の部分の方が強いように勾配がつけられていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  9. 前記第1のワイパーで記録ヘッドを拭き取り清掃した後に前記インク吸収体をインク貯蔵体に接触させることにより、該インク吸収体に吸収されたインクを該インク貯蔵体に移行させることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101197590B1 (ko) 2009-07-14 2012-11-08 세메스 주식회사 세정 유닛, 이를 갖는 처리액 도포 장치 및 이를 이용한 세정 방법
JP2013139102A (ja) * 2011-12-29 2013-07-18 Brother Industries Ltd 液体吐出装置
US11400720B2 (en) 2019-05-22 2022-08-02 Seiko Epson Corporation Liquid ejecting apparatus and maintenance method for liquid ejecting apparatus
JP7420575B2 (ja) 2020-02-03 2024-01-23 理想科学工業株式会社 ワイパ機構

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