JPH05185599A - インクジェット記録装置およびクリーニング部材 - Google Patents

インクジェット記録装置およびクリーニング部材

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JPH05185599A
JPH05185599A JP322692A JP322692A JPH05185599A JP H05185599 A JPH05185599 A JP H05185599A JP 322692 A JP322692 A JP 322692A JP 322692 A JP322692 A JP 322692A JP H05185599 A JPH05185599 A JP H05185599A
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ink
recording
recording head
blade
ejection port
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JP322692A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Sugimoto
仁 杉本
Hiroshi Tajika
博司 田鹿
Norifumi Koitabashi
規文 小板橋
Kentaro Yano
健太郎 矢野
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Publication of JPH05185599A publication Critical patent/JPH05185599A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インクジェット記録装置における吐出回復手
段の性能を長期にわたって維持すること。 【構成】 クリーニングカートリッジC100は、記録
ヘッドを有したインクジェットカートリッジとほぼ同形
状に構成される。これにより、インクジェットカートリ
ッジを記録装置本体から取外し、その代わりにクリーニ
ングカートリッジC100を記録装置本体に装着するこ
とができる。この結果、このカートリッジC100の吸
収体100は記録ヘッドと同位置に設定され、これによ
り、ワイピングのためのブレードおよびキャッピングの
ためのキャップに付着したインク等の吸収が効率よく行
われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録媒体にインク滴を
吐出して記録を行うインクジェット記録装置およびクリ
ーニング部材に関し、特に該装置の回復系ユニットを清
掃するためのクリーニング部材を具えたインクジェット
記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータやワープロ、複写機
などOA機器が広く普及しており、これらに用いられる
記録装置の記録方式が数多く開発されている。中でも、
インクジェット記録方式は、他の記録方式と比べて高精
細化が容易でしかも高速で静粛性に優れ、かつ安価であ
るという優れた特徴を有している。しかしながら、イン
クジェット記録方式には次のような固有の問題がある。
【0003】1)記録ヘッドからインク滴を紙,OHP
フィルムなどの記録媒体に吐出して記録を行うため、こ
の吐出の際に、記録に用いられるインク滴以外に生じる
微細なインク滴(ミスト)や記録媒体へ吐出したインク
滴の跳ね返りなどによって記録ヘッドの吐出口面にイン
クが付着する。また、吐出口面には記録媒体として用い
られる紙等の紙粉や結露による小滴等も付着する。この
ような付着物が吐出口の近傍に多量に付着したりすると
吐出が阻害され、吐出方向が偏向したり(ヨレ)、イン
ク滴が吐出しない(不吐出)といった弊害を引き起こ
す。
【0004】2)記録ヘッドは非記録時等、比較的長期
にわたって吐出を行わないと吐出口内のインク水分が蒸
発し、増粘・固化したインクが吐出口内に詰まってヨレ
や不吐出などの吐出不良を引き起こす。
【0005】このため、インクジェット記録方式による
記録装置では、こうした不都合を解消すべく吐出回復手
段を具えるのが一般的である。
【0006】上記1)の問題を解決するための吐出回復
手段の1つとして、吐出口面に付着したインク滴や紙粉
等の異物を清掃除去する手段が知られている。この手段
は、ゴムなどの弾性部材で形成したブレードで吐出口面
を掃拭(ワイピング)する構成を一般的に採用してい
る。
【0007】このように、記録ヘッドの吐出口面をワイ
ピングすると当然ブレードにはインク滴が付着する。す
なわち、拭き取ったインク滴等の一部はブレードの弾性
力によって記録装置内にまき散らされて機内を汚すとい
う別の問題も引き起こすが、まき散らされずにブレード
に残ったインク滴等の大部分や紙粉等の異物はブレード
に付着したままとなる。このようにブレードにインクを
付着したままにしておくと、拭き性能を低下させて次の
ワイピングの時に拭き残しの弊害を引き起こしたり、ま
た、この付着インクの水分が蒸発すると増粘し紙粉など
の異物をも強固に付着して堆積してしまい、これを吐出
口に逆転移させて不吐出やヨレなどの吐出不良を引き起
こしてしまう場合もある。
【0008】さらには、2個以上の記録ヘッドの並設に
より異なる色のインクを使用してカラー画像記録を行う
ようにした記録装置では、最初のワイピングでブレード
に転移したインクが次の異なる色の記録ヘッドのワイピ
ング時にその記録ヘッドのインクと混色を発生させ画像
品位を低下させるということがある。また、カラーイン
クジェット記録装置の場合、一つのブレードで複数のヘ
ッドをワイピングするとブレードに付着するインク等の
量も多くなるためブレードの汚れによる悪影響も多くな
る。このため、各ヘッドごとに専用のブレードを設ける
構成などもあるが、これは比較的コストが高くなるのと
それを設けるためのスペースがかなり必要であるという
問題がある。
【0009】以上のようなブレード等のワイピング機能
の低下を防止するためにワイピング手段をクリーニング
する手段を設ける構成が知られている。
【0010】このクリーニング手段として一般的に用い
られるものにインク吸収性に優れた多孔質の吸収体があ
る。吸収体はワイピング手段としてのブレード等と接し
て相対移動することにより、ブレードに付着した異物を
摺接して除去すると共に、インクを吸い取りブレードを
清浄化することができる。
【0011】また、上記2)の問題を解消するための手
段として、一般的に以下のような構成を採用している。
【0012】非記録時等に記録ヘッドの吐出口部分にキ
ャップをしてその中のインクが蒸発乾燥して増粘,固着
するのを防ぐものである。さらに、この構成に加え、増
粘,固着したインクやブレードで除去できなかった吐出
口面の異物などを、キャップに接続された吸引ポンプに
よって吸引除去する構成がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ブ
レードのクリーニング性能に優れる吸収体もインクを吸
収するにしたがってインクの吸収特性が低下してくる場
合があり、長期の信頼性に欠ける面もある。すなわち、
長期間使用すると、紙粉、ゴミ等の異物と増粘したイン
クが吸収体表面に堆積し、そのクリーニング性能が極端
に低下したり、さらには、吸収体上の紙粉、ゴミ等の異
物、増粘インクをブレードに再転移するといった不具合
が発生することもある。そのため、ブレード清掃部材の
体積を大きくすることにより、本体寿命より長い間クリ
ーニング性能が低下しないようにすることが考えられ
る。しかし、記録装置の傾向として、小型化,低価格化
があるため、本体の大型化を必要とする上記のような対
策は不都合である。
【0014】また、上記キャップを用いる構成において
も、キャッピングをした際にキャップにインク等が付着
することがある。このためその後、再びキャップをする
ときに吐出口面にインク等が再付着することがあり、そ
の結果、吐出口面のワイピングをさらに必要とする場合
がある。また、キャップに付着したまま増粘,固着する
こともあり、その結果、キャッピングの性能を低下させ
るおそれもある。
【0015】さらに、従来では、ブレードに付着した残
留インクを除去するための吸収体などを本体内に設けて
やる構成が提案されているが、キャップに付着した残留
インクを除去するための部材を設けるという例はみられ
ない。
【0016】本発明は、上記の課題に鑑みてなされたも
のであり、インクジェット記録装置の回復手段の性能を
長期にわたって維持することを目的とする。すなわち、
吐出口面に付着したインク等を除去するためのワイピン
グ部材および非記録時の吐出口内インクの増粘防止や吐
出回復に用いられるキャップの性能低下を防止し、長期
にわたって安定した記録ヘッドの吐出を可能にするイン
クジェット記録装置およびクリーニング部材を提供する
ことを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】そのために本発明では、
記録媒体にインクを吐出して記録を行うインクジェット
記録装置において、インクを吐出するための記録ヘッド
であって、当該インクジェット記録装置に着脱自在に装
着される記録ヘッドと、該記録ヘッドとの相対移動によ
って当該吐出口面をワイピングするためのワイピング部
材と、前記吐出口面に当接し、当該吐出口からのインク
排出に用いられるキャップ部材と、前記記録ヘッドが装
着される位置に着脱自在に装着されることが可能なクリ
ーニング部材であって、当該装着によって前記ワイピン
グ部材および前記キャップ部材と接触可能となる部分を
有したクリーニング部材と、を具えたことを特徴とす
る。
【0018】また、インクを吐出するための記録ヘッド
であって、当該インクジェット記録装置に着脱自在に装
着される記録ヘッドと、該記録ヘッドとの相対移動によ
って当該吐出口面をワイピングするためのワイピング部
材と、前記吐出口面に当接し、当該吐出口からのインク
排出に用いられるキャップ部材と、を具えたインクジェ
ット記録装置に用いられるクリーニング部材であって、
前記記録ヘッドが装着される位置に着脱自在に装着され
ることが可能なクリーニング部材であり、当該装着によ
って前記ワイピング部材および前記キャップ部材と接触
可能となる部分を有したことを特徴とする。
【0019】
【作用】以上の構成によれば、記録ヘッドに代わってク
リーニング部材を装置本体に装着することができる。こ
の結果、記録ヘッドの吐出口面に対するワイピングおよ
びキャッピングと同一の動作を行うことにより、上記ク
リーニング部材をワイピング部材およびキャップ部材に
接触させこれらのクリーニングを行うことができる。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照して本発明を詳細に説明す
る。
【0021】図1は本発明を適用したインクジェット記
録装置の一例を示す概略斜視図である。
【0022】ここで、4つのインクジェットカートリッ
ジCは、それぞれ上方にインクタンク部、下方に記録ヘ
ッドを有しており、さらに記録ヘッドを駆動するための
信号などを受容するためのコネクタが設けられている。
キャリッジ2はこれら4個のカートリッジC(それぞれ
異なった色のインクを収納しており、例えばイエロー、
マゼンタ、シアン、ブラックなど)を位置決めして搭載
する。また、キャリッジ2には、記録ヘッドを駆動する
ための信号などを接続するためのコネクタホルダが設け
られ記録ヘッドの搭載に際して、これと電気的に接続さ
れる。さらに、キャリッジ2の底部には、後述するよう
に各々の記録ヘッドの両側の位置に吸収体が設けてあ
る。走査レール11はキャリッジ2の主走査方向に延在
し、キャリッジ2を摺動自在に支持する。駆動ベルト5
2はキャリッジ2を往復動させるためのキャリッジモー
タ52Mの駆動力を伝達する。また、搬送ローラ対1
5、16および搬送ローラ対17、18は、記録ヘッド
による記録位置の前後に配置されて記録媒体Pの挾持搬
送を行う。この搬送において、記録媒体Pは、その被記
録面を平坦に規制するプラテン(不図示)に圧接されて
いる。以上の構成において、キャリッジ2に搭載された
インクジェットカートリッジCの記録ヘッド部は、キャ
リッジ2の底部から下方へ突出して上記記録媒体搬送用
ローラ16、18間に位置し、その吐出口面を被記録材
Pに平行に対向させる。
【0023】本例のインクジェット記録装置において
は、回復系ユニット400が、図1において左側のホー
ムポジション側に配設される。回復系ユニット400に
おいて、キャップユニット300はカートリッジCの記
録ヘッドそれぞれ対応して設けられ、キャリッジ2の移
動に応じて図中左右方向にスライド可能であるととも
に、上下方向に昇降可能である。そして、キャリッジ2
がホームポジションにあるときには記録ヘッド部の吐出
口面と接合してこれをキャッピングし、記録ヘッドの吐
出口内のインクの増粘,固着を防止する。
【0024】また、回復系ユニット400において、ポ
ンプユニット500はキャップユニット300に連通
し、キャップユニット300を記録ヘッドの吐出口面に
接合させて行う吸引回復処理に際してそのための負圧を
生じさせるのに用いられる。
【0025】さらに、回復系ユニット400において、
ブレード401はゴムなどの弾性部材で形成されたワイ
ピング部材である。ホルダ402はブレード401を保
持する。本例においては、キャリッジ2の移動によって
駆動されるブレード昇降機構(不図示)によって、ブレ
ードホルダ402に支持されたブレード401は、記録
ヘッドの吐出口面に付着したインクをワイピングするた
めの突出(上昇)した位置(ワイピング位置)と、ブレ
ード401に付着したインクを除去するためのワイピン
グ位置よりさらに突出した位置(ブレードクリーニング
位置)と、記録ヘッドの吐出口面と干渉しないように後
退(下降)した位置(待機位置)との3つの位置をとる
ことができる。そして本例では、キャリッジ2が、図中
左側(回復ユニットのあるホームポジション側)から右
側に移動するときにブレード401による吐出口面のワ
イピングがなされるようにする。これは、ブレード40
1がキャップユニット300と記録媒体Pを搬送する搬
送系との間に位置しているため、逆に図中右側から左側
へ移動するときにワイピングをするとブレード401の
弾性力によってワイピングされたインクが記録媒体Pの
搬送部にまき散らされて記録媒体等を不用意に汚してし
まうおそれがあるからである。
【0026】図2は、図1に示したインクジェット記録
装置に用いられるインクジェットカートリッジCを示す
斜視図である。
【0027】カートリッジCは、上述したようにその搭
載姿勢において上方にインクタンクT、下方に記録ヘッ
ド86を有しており、さらに記録ヘッド86を駆動する
ための信号などを受容すると共にインク残量検知の出力
を行うためのヘッド側コネクタ85をインクタンクTに
並ぶ位置に設けてある。記録ヘッド86は図中底面側に
開口した複数の吐出口を有した吐出口面1を有し、その
吐出口に連通した液路部分にインクを吐出するのに必要
とされるエネルギーを発生する吐出エネルギー発生素子
が配設される。
【0028】図3(a)および(b)は、キャリッジ2
に上述のインクジェットカートリッジCを装着した状態
を、それぞれ底部からみた平面図および前面からみた断
面図である。
【0029】ここで、1は記録ヘッドの吐出口面であ
り、12はインク滴を吐出するための吐出口、3はブレ
ード401を清掃するためのブレードクリーニング吸収
体である。吸収体3はインクに対して耐触性があり、か
つ吸収性の高い吸収部材で形成されている。ブレードク
リーニング吸収体3は各記録ヘッドの吐出口面1の両端
部に位置するように設けられる。また、図3(b)に示
すようにブレードクリーニング吸収体3は、キャリッジ
2より下方に突出した記録ヘッドの吐出口面1よりも若
干引っ込んだところにその面が位置するように配設され
る。
【0030】すなわち、インクジェット記録装置では、
吐出したインク滴の被記録材Pへの着弾位置精度が悪い
場合等には、白いすじを生じたり、逆に濃いすじを生じ
たりすることがある。このような画質劣化を防止する対
策の一つとして、記録ヘッドの吐出口面1と記録媒体P
との間隔を小さくすることにより、インク滴の着弾精度
を上げ画像品位を向上させることがなされている。
【0031】一方、記録媒体Pにインクが吐出されると
記録媒体Pにおいてインクが吐出された面とその裏面、
また、インクが吐出された部分と吐出されない部分とで
含水量に差を生じる。この含水量の差は膨張率の差を引
き起こして記録媒体Pにコックリングと呼ばれる波うち
を発生させることがある。この場合に記録ヘッドと記録
媒体Pとの間隔が小さすぎると、記録ヘッドと記録媒体
Pとが接触を起こしては記録面を汚す等の問題が起きる
ことがある。
【0032】そこで、記録ヘッドと記録媒体Pとの距離
は、コックリングが生じても擦れない範囲で最小になる
ように設定する。このため、キャリッジ2の底部に配設
されたブレードクリーニング吸収体3は、キャリッジ2
より下方に突出した記録ヘッドよりもさらに突出して設
けることはできない。また、ブレードクリーニング吸収
体3はインクを吸収すると膨張して体積が増え記録媒体
側に突出して記録媒体Pを汚し易い状態にとなる。以上
のような理由から吸収体3は、記録ヘッドの吐出口面1
より0.5mm程度引っ込んだ位置に設けるのが好まし
い。
【0033】ところで、一般的に記録ヘッドは先にも述
べたようにインクを吐出して画像記録を行うと、図5に
示すように、いわゆる濡れ状態が発生する。このように
吐出口の周りにインク滴が多量に付着すると、前述した
ように吐出が阻害されて吐出方向の偏向や、不吐出とい
った弊害を引き起こす。このため、定期的に吐出口面1
をブレード401でワイピングしなければならない。
【0034】次に、本実施例におけるワイピング動作を
図4および図5を参照しながら説明する。
【0035】図4はブレード401によるワイピング時
の動作を全体的に示すものであり、図5は、その部分的
拡大図を示す。
【0036】前述したように、本例のワイピング動作
は、キャリッジ2の移動に応じてホームポジション側
(図4中左側)から記録媒体搬送系側(図4中右側)へ
移動する方向で示している。まず、図4(a)は、ワイ
ピング動作を行う直前の状態を示している。最初、ブレ
ード401が待機位置から矢印Y方向にせり上がり、記
録ヘッドの吐出口面1に対して最適な侵入量でワイピン
グできる位置(ワイピング位置)に固定される。
【0037】次に、図4(b),(c)に示すように、
インクジェットカートリッジCを搭載したキャリッジ2
が、図中左から右へ移動し、キャリッジ2の底部に配設
した各ブレードクリーニング吸収体3とキャリッジ2か
ら突出した記録ヘッドの吐出口面1とに交互に当接しな
がら吐出口面1のインクを除去する。
【0038】全てのブレードクリーニング吸収体3と吐
出口面1と当接し終ると、ブレード401は矢印Y′方
向に降下して待機位置にて待機する。記録ヘッドの両側
にブレードクリーニング吸収体3を設けることにより、
吐出口面1から掃き取ってきたインクをブレードクリー
ニング吸収体3にて吸収するため、ブレード401に付
着するインクの量は少なくなり、次の記録ヘッドの吐出
口面1をワイピングするときに混色を起こさないように
することができる。
【0039】しかし、上記ワイピング動作時におけるブ
レード401とブレードクリーニング吸収体3との当接
によっては、ブレード401に付着したインクを全て吸
収することはできない。これについて図5を参照しなが
ら詳細に説明する。
【0040】図5(a)は、吐出口面上のインクを除去
しているところであり、ブレード401は吐出口面1と
ある幅をもって当接しながら相対的に移動していくが、
拭き取られて集められたインクはブレード401を伝っ
て下に流れようとするため、ブレード401のインクに
よる汚れ部分は吐出口面1と接触する部分以上に広くな
る。この後、図5(b)に示すようにブレードクリーニ
ング吸収体3が続いて移動してきてブレード401に付
着したインクを吸い取るとき、前述したように、ブレー
ドクリーニング吸収体3を吐出口面1よりも突出した位
置に設けることができず、安全を考慮して0.5mm程
度吐出口面よりも引っ込むように設定している。このた
め、ブレード401のブレードクリーニング吸収体3に
対する侵入量は吐出口面1に対する時よりも小さくな
る。この結果、ブレードクリーニング吸収体3はブレー
ド401の先端についたインクを吸い取るのみで、それ
よりも下方のインクはブレード401に残ったままとな
る。ブレードの使用初期においては、吐出口面と接する
幅よりも下方に、このようなインク残りを有したまま次
のワイピングを行っても、ヨレや不吐出、さらには混色
などを生じることはないが、長期間使用した場合、この
わずかに残ったインクが増粘,固化し、それに紙粉等の
異物も交えて徐々に堆積してしまい、ブレードのワイピ
ング性能を低下させることになる。
【0041】また、記録ヘッドの吐出口面におけるイン
ク濡れ状態は、吸引後の残りインクや記録後の濡れイン
クによって発生し、図8に示すような濡れ状態のみなら
ず、図9に示すようにキャップに付着していたインクが
記録ヘッドに再転写してできるキャップインク跡があ
る。すなわち、キャップを吐出口面に圧接させ、そして
これを離脱させると図10に示すようにキャップのリブ
に対応して記録ヘッドの吐出口面1にキャップインク跡
が残る。これは、特に吸引回復を行ったときに比較的多
く残り易い。
【0042】これもまた、記録装置の長期信頼性にかか
わる問題になる。すなわち、キャップインク跡のインク
は吐出口面上で増粘し、ブレードを用いてワイピングし
ても良好な清掃ができなくなるばかりか、キャップのリ
ブでも増粘を生じこれに紙粉等や塵などの異物が付着堆
積するとキャップと吐出口面との密封性が悪くなり吐出
口内のインクが蒸発して不吐出になったり、吸引回復時
に良好な吸引を行うことができないといった弊害を生じ
る。
【0043】このように、ブレードおよびキャップ部に
インクが付着し汚れた状態にしておくと、吐出回復とい
う本来の機能が低下するばかりか、逆に弊害をもたらす
場合もある。
【0044】そこで、本例では、ブレード401および
キャップ30を定期的にクリーニングするような回復系
クリーニングモードを設ける。
【0045】すなわち、回復系クリーニングモード時に
は、まず記録ヘッドカートリッジCをキャリッジ2より
取外し、代わりにクリーニングカートリッジC100を
装着する。
【0046】図6は、本発明の一実施例にかかるクリー
ニングカートリッジC100を示す斜視図である。
【0047】これは、インクジェットカートリッジCの
記録ヘッド部を吸収体に置き換えたものであり、その形
状はインクジェットカートリッジCに類似しており、カ
ートリッジCに代わってキャリッジ2に搭載可能となっ
ている。この吸収体部分100は記録ヘッドの吐出口面
1と同形状の面を有し、インクジェット記録装置の回復
ユニット、特にキャップ部とブレード部のクリーニング
を行うのに用いられる。吸収体部100は、キャリッジ
2に装着された場合、記録に用いられる記録ヘッドの位
置よりも若干回復系側に突出しており、これによって回
復ユニットを清掃し易くしている。
【0048】以下、図7を参照して、回復系クリーニン
グモードについて説明する。
【0049】図7において、ブレード401は上記ワイ
ピング位置からさらにY方向に進んだ位置に設定され
る。これにより、ブレードクリーニング吸収体3に対す
る侵入量は通常のワイピング時の侵入量よりも深くな
る。この状態で、キャリッジ2を、図中左側から右側へ
移動させ、キャリッジ2が通過し終わるとブレード40
1は待機位置に下降させられ、キャリッジ2はホームポ
ジションに戻されてキャップがなされる。
【0050】以上の構成により、ブレード401と、ブ
レードクリーニング吸収体3およびクリーニング専用カ
ートリッジC100の吸収体部分100の接触面積が広
くなり、通常のワイピング時にブレード401の拭き取
れなかった部分のインクを除去することができる。以上
の動作は一回でも良いが、好ましくは2回以上続けて行
うとより一層の効果がある。また、クリーニング専用カ
ートリッジC100を搭載したまま、キャッピングを行
うキャップ30に付着していたインクはクリーニング専
用カートリッジC100の吸収体100に吸収されてキ
ャップを清浄な状態にすることが可能となる。
【0051】なお、本実施例を行ったときの諸条件を以
下に示す。
【0052】ブレード:厚み 0.7mm±0.1 幅 12.0mm±0.1 自由長 8.0mm±0.1 ワイピング時侵入量(対吐出口面) 1.5mm±0.5 ブレードクリーニング時侵入量(対吸収体面) 4.0mm±0.5 キャリッジ移動速度:200±30mm/sec 使用記録ヘッド: 400dpi 128吐出口 ワイピング動作のシーケンス:A4 一枚記録毎 回復系クリーニング:A4 数百枚記録毎に実施 試験環境:高温/低湿(35℃/10%) ワイピング速度に関しては、その速度が速くなるほど、
特にすり抜けなどによってワイピング効果が低下した
り、インク吸収効果が低下する傾向が生じるが、300
mm/sec以下ならば問題ないことを確認した。試験
環境は、吐出量が多くて濡れ量も多い高温かつ蒸発し易
い低湿環境という厳しい条件で行った。
【0053】上述の条件で記録比率100%のべた黒記
録によって濡れ量を最大にしてA4サイズ30000枚
の耐久試験を行った結果、ヨレや不吐出などの吐出不良
は起こらなかった。また、上記耐久試験後に吸引回復性
能を調べた結果、耐久試験前の性能とはほとんど変わら
なかった。
【0054】以上のように、回復系クリーニング専用カ
ートリッジを用いることにより、耐久使用枚数の飛躍的
な向上と長期にわたる使用においての回復系の性能維持
が可能となった。
【0055】なお、本実施例においては、キャリッジ2
に4個のインクジェットカートリッジを搭載した例を述
べたが、この数は特に限定されるものでは無く、1個で
も、それ以外の個数の記録ヘッドを搭載しても良いもの
とする。
【0056】また、クリーニング専用ヘッドの吸収体の
形状は特に限定するものでなく、表面が凹凸の物やスク
レープしやすい形状でも良いしキャップの特に汚れ易い
当接部を包み込むような形状でもよく、クリーニング効
果を向上させるためのものであればどのような形状でも
良い。
【0057】本発明の他の実施例にかかる回復系クリー
ニング専用カートリッジを以下に説明する。
【0058】これは、クリーニング専用カートリッジの
タンク部に増粘,固着したインクを溶解するための回復
液が貯留されており、これが吸収体と連通し、吸収体に
回復液が含浸されるようにしたものである。回復液とし
ては、インクに含まれる不揮発生物質を溶解し易いもの
であれば特に限定するものではない。
【0059】増粘したインクは粘度が高く吸収体に吸収
される速度は比較的遅く、まして固化すると吸収体には
ほとんど吸収されない。そこで吸収体にこの増粘あるい
は固化したインクを溶解するための溶液を染み込ませて
やることにより、ブレードおよびキャップに付着した増
粘インクを溶解し吸収させ易くすることができる。
【0060】上記回復液を用いると、キャップ上および
ブレード上の増粘インクは、吸収体内の溶解液に接して
そこでインクの濃度差を生じ、増粘したインクは濃度の
薄い吸収体の内部へ拡散しようとするのでキャップ上お
よびブレード上のインクは除去される。
【0061】(その他)なお、本発明は、特にインクジ
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が
達成できるからである。
【0062】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
【0063】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0064】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0065】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0066】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0067】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0068】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0069】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0070】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば記録ヘッドに代わってクリーニング部材を装置本体に
装着することができる。この結果、記録ヘッドの吐出口
面に対するワイピングおよびキャッピングと同一の動作
を行うことにより、上記クリーニング部材をワイピング
部材およびキャップ部材に接触させこれらのクリーニン
グを行うことができる。
【0071】これにより、回復系の性能劣化を防止し、
長期にわたる性能維持が実現でき記録ヘッドが万一にも
回復不可能な状態の回復系汚れが発生しても、確実にし
かも安定して清掃回復させることのできるインクジェッ
ト記録装置を実現することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるインクジェット記録
装置の概略斜視図である。
【図2】図1に示す装置で用いられるインクジェットカ
ートリッジの斜視図である。
【図3】(a)および(b)は、上記インクジェットカ
ートリッジを搭載したキャリッジをそれぞれ底部および
前面からみた平面図および断面図である。
【図4】(a),(b)および(c)は、上記装置にお
けるワイピング動作を説明するための平面図である。
【図5】(a)および(b)は、上記ワイピング動作を
拡大して示す部分的平面図である。
【図6】上記実施例で用いられるクリーニングカートリ
ッジの斜視図である。
【図7】上記装置におけるブレードクリーニングモード
の動作を説明するための平面図である。
【図8】記録ヘッドの吐出口面のインク汚れ(濡れ状
態)を示す正面図である。
【図9】(a)および(b)はインク汚れを生じたキャ
ップの斜視図である。
【図10】記録ヘッドの吐出口面におけるキャップ跡を
示す正面図である。
【符号の説明】
1 吐出口面 2 キャリッジ 3 ブレードクリーニング吸収体 100 吸収体 401 ブレード P 記録媒体 C インクジェットカートリッジ C100 クリーニングカートリッジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 8306−2C B41J 3/04 102 R (72)発明者 矢野 健太郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体にインクを吐出して記録を行う
    インクジェット記録装置において、 インクを吐出するための記録ヘッドであって、当該イン
    クジェット記録装置に着脱自在に装着される記録ヘッド
    と、 該記録ヘッドとの相対移動によって当該吐出口面をワイ
    ピングするためのワイピング部材と、 前記吐出口面に当接し、当該吐出口からのインク排出に
    用いられるキャップ部材と、 前記記録ヘッドが装着される位置に着脱自在に装着され
    ることが可能なクリーニング部材であって、当該装着に
    よって前記ワイピング部材および前記キャップ部材と接
    触可能となる部分を有したクリーニング部材と、 を具えたことを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記クリーニング部材の少なくとも前記
    接触可能となる部分はインク吸収体によりなることを特
    徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記インク吸収体には、インク成分を溶
    解する液体が含浸されていることを特徴とする請求項2
    に記載のインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記記録ヘッドは、熱エネルギーを利用
    してインクに気泡を発生させ、該気泡の生成に基づいて
    インクを吐出することを特徴とする請求項1ないし3の
    いずれかに記載のインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 インクを吐出するための記録ヘッドであ
    って、当該インクジェット記録装置に着脱自在に装着さ
    れる記録ヘッドと、 該記録ヘッドとの相対移動によって当該吐出口面をワイ
    ピングするためのワイピング部材と、 前記吐出口面に当接し、当該吐出口からのインク排出に
    用いられるキャップ部材と、 を具えたインクジェット記録装置に用いられるクリーニ
    ング部材であって、 前記記録ヘッドが装着される位置に着脱自在に装着され
    ることが可能なクリーニング部材であり、当該装着によ
    って前記ワイピング部材および前記キャップ部材と接触
    可能となる部分を有したことを特徴とするクリーニング
    部材。
  6. 【請求項6】 前記クリーニング部材の少なくとも前記
    接触可能となる部分はインク吸収体によりなることを特
    徴とする請求項5に記載のクリーニング部材。
  7. 【請求項7】 前記インク吸収体には、インク成分を溶
    解する液体が含浸されていることを特徴とする請求項6
    に記載のクリーニング部材。
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