JP2008166346A - 基板処理装置および基板処理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】処理液を基板上に棒状にて供給する際に、処理液と基板との間の放電により生じる基板へのダメージを抑制する。
【解決手段】基板処理装置1では、2流体ノズルである処理液ノズル31から接地電位を有する処理液が吐出される。また、基板9の周囲を囲むカップ部23の帯電により処理対象の基板9が誘導帯電する。基板9の処理液による処理では、処理液ノズル31から処理液の液滴が基板9に向けて噴射されて処理液の膜が形成され、その後、処理液ノズル31への窒素ガスの導入が停止されることにより処理液が棒状にて基板9上に付与される。これにより、処理液を基板9上に棒状にて供給して基板9を処理する際に、棒状の処理液の先端部と基板の本体との間において集中して放電が発生することが防止され、処理液と基板9との間の放電により生じる基板9へのダメージを抑制することができる。
【選択図】図1
【解決手段】基板処理装置1では、2流体ノズルである処理液ノズル31から接地電位を有する処理液が吐出される。また、基板9の周囲を囲むカップ部23の帯電により処理対象の基板9が誘導帯電する。基板9の処理液による処理では、処理液ノズル31から処理液の液滴が基板9に向けて噴射されて処理液の膜が形成され、その後、処理液ノズル31への窒素ガスの導入が停止されることにより処理液が棒状にて基板9上に付与される。これにより、処理液を基板9上に棒状にて供給して基板9を処理する際に、棒状の処理液の先端部と基板の本体との間において集中して放電が発生することが防止され、処理液と基板9との間の放電により生じる基板9へのダメージを抑制することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、処理液を基板に供給して基板を処理する技術に関する。
従来より、半導体製品の製造工程では、基板処理装置を用いて酸化膜等の絶縁膜を有する半導体基板(以下、単に「基板」という。)に対して様々な処理が施されている。例えば、基板を主面に垂直な中心軸を中心として回転しつつ、基板の回転中心に処理液を棒状にて供給することにより、基板の表面に対して均一な処理が行われる(このような処理について、例えば特許文献1参照)。このとき、回転する基板から飛散する処理液は基板の周囲を囲むカップ部(スプラッシュガードとも呼ばれる。)により受け止められ、処理液が装置の外部にまで飛散することが防止される。このようなカップ部は、処理液に対する耐食性の観点から、通常、フッ素樹脂や塩化ビニル樹脂等の絶縁材料にて形成される。
特開2006−66815号公報
ところで、基板処理装置では、純水を用いる処理(例えば、洗浄処理)も行われる。このとき、基板から飛散する比抵抗が高い純水により、絶縁性を有するカップ部にて摩擦帯電が生じ、カップ部からの電界により、基板の本体が誘導帯電してしまう。この状態にて基板上の狭い領域(例えば、回転中心)に向けて導電性を有する処理液が棒状にて供給されると、棒状の処理液の先端部と基板の本体との間において比較的大きな放電(絶縁膜を介する放電)が発生し、基板上の放電箇所に大きなダメージが生じてしまう。このような放電は、絶縁膜の絶縁性が破壊されて発生するものに限らず、例えば、基板上に微細なパターンが形成されている場合に、パターンの要素間にて挟まれる狭い空間において棒状の処理液の先端部と基板の表面との間にて空気を介して放電が発生することもあり、この場合、放電の影響により当該空間に近接するパターンの部位が損傷することもある。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、処理液を基板上に棒状にて供給する際に、処理液と基板との間の放電により生じる基板へのダメージを抑制することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、処理液を基板に供給して前記基板を処理する基板処理装置であって、基板を保持する保持部と、前記基板との間で電位差を有する導電性の処理液の液滴を前記基板に向けて噴射するとともに、前記液滴の噴射後に前記処理液を棒状にて前記基板上に付与する処理液付与部とを備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の基板処理装置であって、前記処理液付与部が、所定の気体および前記処理液が導入されることにより前記処理液の前記液滴を前記気体と共に噴射する2流体ノズルを有し、前記処理液を棒状にて前記基板上に付与する際に、前記気体の前記2流体ノズルへの導入が停止される。
請求項3に記載の発明は、処理液を基板に供給して前記基板を処理する基板処理装置であって、基板を保持する保持部と、前記基板との間で電位差を有する導電性の処理液を前記基板上に付与する処理液付与部とを備え、前記処理液付与部が、前記処理液の付与開始時から所定時間経過後において、前記基板上に到達する際の前記処理液の前記基板に平行な面における断面積が前記付与開始時におけるものよりも小さい棒状として前記処理液を前記基板上に付与する。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の基板処理装置であって、前記処理液付与部が、前記付与開始時に前記処理液をカーテン状に吐出する第1ノズルと、前記付与開始時から前記所定時間経過後に前記処理液を棒状に吐出する第2ノズルとを備える。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の基板処理装置であって、絶縁材料または半導電材料にて形成されるとともに、前記保持部の周囲を囲んで前記基板から飛散する液体を受け止めるカップ部をさらに備え、前記処理液付与部が、純水を前記基板上に付与する。
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載の基板処理装置であって、前記基板に垂直な所定の中心軸を中心に前記保持部を回転する保持部回転機構をさらに備える。
請求項7に記載の発明は、処理液を基板に供給して前記基板を処理する基板処理方法であって、a)基板との間で電位差を有する導電性の処理液の液滴を前記基板に向けて噴射する工程と、b)前記処理液を棒状にて前記基板上に付与する工程とを備える。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の基板処理方法であって、前記a)工程において、前記液滴が前記基板の外縁部に向けて噴射され、前記a)工程および前記b)工程において、前記基板に垂直な所定の中心軸を中心に前記基板が回転し、前記b)工程が、b1)前記処理液を前記基板の前記外縁部上に付与する工程と、b2)前記処理液の吐出位置を前記基板の中央に移動する工程とを備える。
請求項9に記載の発明は、処理液を基板に供給して前記基板を処理する基板処理方法であって、a)基板を保持する工程と、b)前記基板との間で電位差を有する導電性の処理液を前記基板上に付与する工程とを備え、前記b)工程において、前記処理液の付与開始時から所定時間経過後に、前記基板上に到達する際の前記処理液の前記基板に平行な面における断面積が前記付与開始時におけるものよりも小さい棒状とされて前記処理液が前記基板上に付与される。
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の基板処理方法であって、前記b)工程において、前記基板に垂直な所定の中心軸を中心に前記基板が回転し、前記b)工程が、b1)前記処理液の前記付与開始時に前記処理液を前記基板の外縁部上に付与する工程と、b2)前記処理液の吐出位置を前記基板の中央に移動する工程とを備える。
本発明によれば、処理液を基板上に棒状にて供給する際に、処理液と基板との間の放電により生じる基板へのダメージを抑制することができる。
また、請求項2の発明では、処理液の液滴状での噴射、および、処理液の棒状での吐出を容易に実現することができ、請求項4の発明では、処理液の付与開始時から所定時間経過後において、基板上に到達する際の処理液の基板に平行な面における断面積を付与開始時におけるものよりも容易に小さくすることができる。
また、請求項5の発明では、純水が飛散する際に生じるカップ部の帯電による基板の誘導帯電に起因して、処理液を基板上に供給する際に生じる放電による基板へのダメージを抑制することができ、請求項8および10の発明では、基板の中央にてダメージが生じることを防止することができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る基板処理装置1の構成を示す図である。基板処理装置1は、表面に絶縁膜が形成された半導体基板9(以下、単に「基板9」という。)に希釈した薬液等の処理液を供給して洗浄やエッチング等の処理を行う枚葉式の装置である。本実施の形態では、表面に酸化膜が形成された基板9に対して処理液による処理が行われる。
図1に示すように、基板処理装置1は、円板状の基板9を下側から水平に保持する略円板状の基板保持部21、基板9を基板保持部21と共に基板9に垂直な中心軸J1を中心に回転する保持部回転機構22、フッ素樹脂や塩化ビニル樹脂等の絶縁材料にて形成されるとともに基板保持部21の周囲を囲むカップ部23、導電性の処理液および純水を基板9の上側の主面(以下、「上面」という。)上に付与する処理液付与部3、処理液付与部3に純水を供給する純水供給部41、処理液付与部3に処理液を供給する処理液供給部42、処理液付与部3に窒素ガスを供給する窒素ガス供給部43、処理液付与部3を基板9に平行に基板9に対して相対的に移動する付与部移動機構5、並びに、これらの機構を制御する制御部10を備える。
基板保持部21の下面には保持部回転機構22のシャフト221が設けられ、シャフト221はモータ222に接続される。基板9は、その中心がシャフト221の中心軸J1上に位置するように基板保持部21に保持される。保持部回転機構22では、制御部10の制御によりモータ222が駆動されることによりシャフト221が回転し、基板9が基板保持部21およびシャフト221と共に中心軸J1を中心として回転する。なお、基板保持部21における基板9の保持は、例えば、基板9の下側(処理液付与部3とは反対側)の主面の中央部のみを吸引吸着する等して実現されてもよい。
カップ部23は、基板保持部21の周囲を囲むことにより基板9上に供給されて飛散する液体を受け止める側壁231、および、側壁231の下部に設けられて基板9上に供給された液体を排出する排出口232を備える。付与部移動機構5は、先端に処理液付与部3が固定されたアーム51、および、アーム51を回動するモータ52を備える。基板処理装置1では、モータ52が駆動されることにより、処理液付与部3がアーム51と共に基板9の上面に平行に円弧状に移動する。
処理液付与部3は、2流体ノズルであって処理液を吐出する処理液ノズル31を有し、処理液ノズル31は供給管411,421,431を介して純水供給部41、処理液供給部42および窒素ガス供給部43に接続される。供給管411,421には、開度調整が可能なバルブ412,422がそれぞれ設けられており、処理液ノズル31に供給される処理液および純水のそれぞれの流量(単位時間当たりの供給量)が調整可能とされる。バルブ412を閉じ、バルブ422を開くことにより、供給管421を介して処理液ノズル31に処理液が供給され、バルブ422を閉じ、バルブ412を開くことにより、供給管411を介して処理液ノズル31に純水が供給される。供給管431には、開度調整が可能なバルブ432が設けられ、処理液ノズル31へと供給される窒素ガスの流量(単位時間当たりの供給量)が調整可能とされる。実際には、処理液供給部42において処理液を貯溜する処理液タンク(図示省略)は接地(アース)されており、処理液供給部42から処理液付与部3へと供給される導電性の処理液は接地電位を有することとなる。処理液ノズル31はベース部材33を介してアーム51に取り付けられており、必要に応じて付与部移動機構5により処理液ノズル31が基板9の中央に対向する位置に配置される。
図2は、処理液ノズル31を示す縦断面図である。処理液ノズル31は内部混合型の二流体ノズルであり、処理液ノズル31の中心軸310(吐出口311の中心軸でもある。)を中心とする円管状の処理液管312を内部に備える。処理液管312は処理液ノズル31の上部において供給管421に接続されており、処理液管312の内部の空間は、処理液供給部42から供給される処理液、または、純水供給部41から供給される純水が流れる処理液流路313となる。処理液ノズル31の外壁部315と処理液管312との間の空間は、供給管431から供給される窒素ガスが流れるガス流路314となっており、ガス流路314は処理液流路313の周囲を囲む。
処理液ノズル31では、処理液管312の先端が吐出口311よりも内側(すなわち、図2中の上側)に位置しており、処理液ノズル31に処理液と窒素ガスとが供給された場合、処理液管312から噴出される処理液が処理液ノズル31の内部において窒素ガスと混合されることにより微小な液滴が生成され、窒素ガスと共に吐出口311から基板9(図1参照)に向けて噴射される。
図3は、基板処理装置1が基板9を処理する動作の流れを示す図である。なお、図3中に破線の矩形にて示す処理(ステップS21,S22)は、後述する他の動作例にて行われるものである。
図1の基板処理装置1では、まず、図示省略のカップ昇降機構によりカップ部23が基板保持部21よりも下方に位置した状態で、外部の搬送装置により基板9が基板保持部21上に載置されて保持される(ステップS11)。続いて、カップ部23が上昇して基板保持部21がカップ部23内に収容された後、制御部10により保持部回転機構22のモータ222が駆動されて基板9の回転が開始される(ステップS12)。以下に説明する処理液および純水による処理は、通常、基板9が回転された状態で行われるが、必要に応じて基板9の回転速度は変更されてよい。
基板9の回転が開始されると、処理液ノズル31が基板9の回転中心の上方に配置された状態で、バルブ422のみが開放されて処理液ノズル31に処理液が供給される。このとき、処理液ノズル31に窒素ガスは供給されないため、処理液ノズル31から回転する基板9の中央に向けて処理液が棒状(すなわち、分断されることなく柱状に連続して基板9上に流れ落ちる状態)にて吐出される(ステップS14)。処理液の棒状での付与は所定の時間だけ継続され、処理液による基板9の均一な処理が実現される。なお、最初の基板9に対する基板処理動作では、ステップS13の処理は省略される。
バルブ422が閉じられて基板9に対する処理液の付与が完了すると、続いて、バルブ412が開放されて処理液ノズル31に純水が供給され、処理液ノズル31から基板9上に純水が付与されて基板9の上面が純水にて洗浄される(ステップS15)。このときも、処理液ノズル31に窒素ガスは供給されない。このとき、基板9上から飛散する純水によりカップ部23の内周面が摩擦帯電する。純水による基板9の洗浄が完了すると、純水の吐出が停止された後、基板9を乾燥させてから、基板9の回転が停止される(ステップS16)。そして、カップ部23が基板保持部21よりも下方に移動し、搬送装置により基板9が基板保持部21から取り出されて搬出される(ステップS17)。
次の(2番目の)処理対象の基板9が存在することが確認されると(ステップS18)、当該基板9が基板保持部21上に載置されて保持され(ステップS11)、カップ部23が上昇して基板保持部21がカップ部23内に収容される。既述のように、カップ部23の内周面が帯電していることにより、基板保持部21上の基板9(の本体)が、例えば(−3)キロボルト(KV)に誘導帯電する。
続いて、基板9の回転が開始され(ステップS12)、処理液ノズル31が基板9の回転中心の上方に配置された状態で、バルブ422,432が開放される。これにより、2流体ノズルである処理液ノズル31に処理液および窒素ガスが導入され、処理液の液滴が窒素ガスと共に基板9に向けて噴射される(ステップS13)。このとき、処理液が液滴として分断されて基板9上に付与されるため(すなわち、処理液が接地されていない状態で基板9上に付与されるため)、帯電した基板9の本体と処理液との間では(ほとんど)放電は生じない。また、基板9の回転速度は比較的低速とされるため、基板9上に付与された処理液の液滴はある程度基板9上に残留する。
処理液の液滴の付与が所定時間だけ継続されて基板9上に処理液の膜が形成されると、バルブ432のみを閉じることにより、窒素ガスの処理液ノズル31への導入が停止され、処理液ノズル31から処理液が棒状にて基板9上に付与される(ステップS14)。このとき、棒状にて吐出される処理液の先端部が基板9上の処理液の膜に接触した際に、基板9上の処理液の膜が接地されることにより、基板9上の処理液の膜全体と基板9の本体との間にて(すなわち、基板9の上面の全体にて)微弱な放電が生じ、基板9の本体の電位がほぼ接地電位となる。
処理液の棒状での付与が完了すると、基板9の純水による洗浄処理が行われる(ステップS15)。その後、基板9の回転が停止され(ステップS16)、基板9が基板保持部21から取り出されて搬出される(ステップS17)。
基板処理装置1では、残りの処理対象の基板9に対して上記ステップS11〜S17の処理が繰り返されることにより、基板処理装置1における基板処理動作が完了する(ステップS18)。
ここで、既述のように、基板9の純水による洗浄において、純水が飛散する際に生じるカップ部23の帯電により基板9が誘導帯電する場合に、仮に、接地電位を有する処理液が最初に棒状にて基板9上に付与されると、棒状の処理液の先端部と基板9の本体との間において基板9の上面上の狭い領域に集中した比較的大きな放電が発生し、基板9上の当該領域に大きなダメージが生じてしまう。
これに対し、基板処理装置1では、基板9の処理液による処理において、まず、処理液の液滴を基板9に向けて噴射して基板9上に処理液の膜が形成され、液滴の噴射後に処理液が棒状にて基板9上に付与される。これにより、基板9との間で電位差を有する処理液を基板9上に棒状にて供給する際に、基板9上の狭い領域にて集中して放電が発生することが防止され(すなわち、上面上の広い領域に分散して微弱な放電が発生する。)、処理液と基板9との間の放電により生じる基板9へのダメージを抑制することができる。また、処理液付与部3が2流体ノズルを有することにより、2流体ノズルへの窒素ガスの供給に係るバルブ432の開閉を切り替えるのみで、処理液の液滴状での噴射、および、処理液の棒状での吐出を容易に実現することができる。
次に、基板処理装置1における基板処理動作の他の例について説明する。本動作例では、図3中のステップS21,S22の処理も行われる(ただし、最初に処理される基板9を除く。)。基板処理装置1では、上述の動作例と同様にして、最初の基板9に対してステップS11,S12,S14〜S17の処理が行われると(ステップS18)、2番目の基板9が基板保持部21にて保持され(ステップS11)、基板9の回転が開始される(ステップS12)。
続いて、付与部移動機構5により処理液ノズル31が回転する基板9の外縁部の上方に配置され(ステップS21)、処理液ノズル31により処理液の液滴が基板9の外縁部に向けて噴射される(ステップS13)。基板9の外縁部上に処理液の膜が形成されると、バルブ432のみが閉じられることにより、処理液ノズル31から処理液が棒状にて基板9の外縁部上に付与される(ステップS14)。これにより、基板9の外縁部にて微弱な放電が生じ、基板9の本体の電位がほぼ接地電位となる。棒状にて吐出される処理液が基板9上に到達すると直ぐに、付与部移動機構5により処理液ノズル31が基板9の回転中心の上方に配置され、処理液の吐出位置が基板9の中央に移動する(ステップS22)。
基板処理装置1では、基板9の中央に棒状にて処理液を付与する時間が、処理液を基板9の外縁部上に付与する時間に比べて十分に長くされるため、処理液による基板9の処理の均一性に大きな問題は生じない(後述の基板処理装置1aにおいて同様)。
処理液による基板9の処理が終了すると、バルブ422を閉じて、バルブ412を開くことにより、処理液ノズル31から基板9上に純水が付与され、基板9の純水による洗浄処理が行われる(ステップS15)。その後、基板9の回転が停止され(ステップS16)、基板9が基板保持部21から取り出されて搬出される(ステップS17)。
基板処理装置1では、残りの処理対象の基板9に対して上記ステップS11,S12,S21,S13,S14,S22,S15〜S17の処理が繰り返されることにより、基板処理装置1における基板処理動作が完了する(ステップS18)。
ここで、通常、半導体基板には、それぞれがチップに相当する複数のダイが2次元に配列形成されるが、基板の外縁部では中央に比べて、参照用のパターン等のダイ以外の領域が多く存在している。したがって、上記のように、最初に処理液の液滴を基板9の外縁部に向けて噴射し、液滴の噴射後に、処理液を棒状にて基板9の外縁部上に付与し、その後、処理液の吐出位置を基板9の中央に移動することにより、基板9の中央にてダメージが生じることを防止しつつ、基板9の均一な処理を実現することができ、半導体製品の製造歩留まりの低下を抑制することができる。
図4は、本発明の第2の実施の形態に係る基板処理装置1aの構成を示す図である。図4の基板処理装置1aの処理液付与部3aは、処理液を棒状に吐出する第1処理液ノズル31a、および、スリット状の吐出口(複数の吐出口が線状に並んでいてもよい。)から処理液をカーテン状に吐出する第2処理液ノズル31b(いわゆる、スリットノズル)を有する。第1処理液ノズル31aおよび第2処理液ノズル31bのそれぞれは、付与部移動機構5の回動軸を中心とする円周上に配置されてベース部材33に取り付けられており、必要に応じて第1処理液ノズル31aまたは第2処理液ノズル31bが基板9の中央に対向する位置に配置される。第1処理液ノズル31aは、バルブ422を有する供給管421を介して処理液供給部42に接続されるとともに、バルブ412を有する供給管411を介して純水供給部41に接続される。バルブ412を閉じ、バルブ422を開くことにより、供給管421を介して第1処理液ノズル31aに処理液が供給され、バルブ422を閉じ、バルブ412を開くことにより、供給管411を介して第1処理液ノズル31aに純水が供給される。また、供給管421には、バルブ422と処理液供給部42との間にて供給管423が分岐して設けられ、第2処理液ノズル31bはバルブ424を有する供給管423を介して処理液供給部42に接続される。基板処理装置1aでは、窒素ガス供給部43は省略される。他の構成は、図1の基板処理装置1と同様であり、同符号を付している。
次に、基板処理装置1aにおける基板処理動作について説明する。図5は基板9を処理する動作の流れの一部を示す図であり、図3のステップS13に代えて行われる処理を示している。本動作例では、図3中のステップS21,S22の処理は行われないため、図5の処理は図3のステップS12の処理に続いて行われる。なお、後述する他の動作例では、図5の処理はステップS21の処理に続いて行われる。
図4の基板処理装置1aでは、基板9が基板保持部21にて保持されるとともに基板9の回転が開始されると(図3:ステップS11,S12)、第1処理液ノズル31aが基板9の回転中心の上方に配置された状態で、バルブ422が開放されて、基板9の中央に処理液が棒状にて付与される(ステップS14)。なお、最初の基板9に対する基板処理動作では、図5のステップS13aの処理は省略される。
バルブ422が閉じられて基板9に対する処理液の付与が完了すると、バルブ412が開けられることにより、第1処理液ノズル31aから基板9上に純水が付与されて基板9の上面が純水にて洗浄される(ステップS15)。このとき、基板9上から飛散する純水によりカップ部23の内周面が摩擦帯電する。純水による基板9の洗浄が完了すると、基板9の回転が停止されるとともに基板9が基板保持部21から取り出されて搬出される(ステップS16,S17)。
次の(2番目の)処理対象の基板9が存在することが確認されると(ステップS18)、当該基板9が基板保持部21上に載置されて保持され(ステップS11)、カップ部23内に収容される。このとき、カップ部23の内周面が帯電していることにより、基板保持部21上の基板9(の本体)が、例えば(−3)KVに誘導帯電する。続いて、基板9の回転が開始され(ステップS12)、第2処理液ノズル31bが基板9の回転中心の上方に配置された状態でバルブ424が開放され、第2処理液ノズル31bから基板9に向けて処理液がカーテン状(すなわち、基板9に平行な断面が線状となり、かつ、処理液が分断されることなく連続して基板9上に流れ落ちる状態)にて付与される(図5:ステップS13a)。
このとき、カーテン状にて吐出される処理液の先端部が基板9上に到達する際に、先端部と基板9の本体との間にて放電が生じるが、処理液の先端部が第2処理液ノズル31bのスリット状の吐出口に応じて広がっていることにより(すなわち、第2処理液ノズル31bのスリット状の吐出口に対向する基板9上の広い領域に分散して放電が発生することにより)、各位置における基板9のダメージは抑制される。なお、処理液と基板9の本体との間における放電により、基板9の本体の電位がほぼ接地電位となる。
基板処理装置1aでは、処理液の基板9上への付与開始時から所定時間(例えば、5秒以下、好ましくは3秒以下であり、以下、「初期吐出時間」という。)経過後に、処理液の第2処理液ノズル31bへの導入が停止される(すなわち、バルブ424が閉じられる。)。また、第1処理液ノズル31aが基板9の回転中心の上方に配置されるとともに、バルブ422が開放され、第1処理液ノズル31aから処理液が棒状にて基板9の中央に付与される(図3:ステップS14)。これにより、処理液による基板9の均一な処理が実現される。その後、バルブ422が閉じられて処理液による基板9の処理が終了する。
そして、バルブ412が開けられることにより、第1処理液ノズル31aから基板9上に純水が付与され、基板9の純水による洗浄処理が行われる(ステップS15)。純水による基板9の洗浄が完了すると、基板9の回転が停止され(ステップS16)、基板9が搬出される(ステップS17)。
基板処理装置1aでは、残りの処理対象の基板9に対して上記ステップS11,S12,S13a,S14〜S17の処理が繰り返されることにより、基板処理装置1aにおける基板処理動作が完了する(ステップS18)。
以上に説明したように、基板処理装置1aでは、処理液付与部3aが、処理液の付与開始時に処理液をカーテン状に分散させて基板9上に吐出し、付与開始時から初期吐出時間の経過後において、基板9上に到達する際の処理液の基板9に平行な面における断面積が付与開始時におけるものよりも小さい棒状として処理液を基板9上に付与する。これにより、基板9との間で電位差を有する処理液を基板9上に棒状にて供給する際に、基板9上の狭い領域にて集中して放電が発生することが防止され、処理液と基板9との間の放電により生じる基板9へのダメージを抑制することができる。
次に、基板処理装置1aにおける基板処理動作の他の例について図3および図5を参照して説明する。本動作例では、図3中のステップS21,S22の処理も行われるため(ただし、最初に処理される基板9を除く。)、図5の処理はステップS21の処理に続いて行われる。
基板処理装置1aでは、上述の動作例と同様にして、最初の基板9に対してステップS11,S12,S14〜S17の処理が行われると(ステップS18)、2番目の基板9が基板保持部21にて保持され(ステップS11)、基板9の回転が開始される(ステップS12)。
続いて、付与部移動機構5により第2処理液ノズル31bが回転する基板9の外縁部の上方に配置され(ステップS21)、第2処理液ノズル31bからカーテン状に吐出される処理液が基板9の外縁部上に付与される(図5:ステップS13a)。これにより、基板9の外縁部にて微弱な放電が生じ、基板9の本体の電位がほぼ接地電位となる。処理液の基板9上への付与開始時から初期吐出時間の経過後に、第2処理液ノズル31bからの処理液の吐出が停止されるとともに、第1処理液ノズル31aから処理液が棒状にて基板9上に付与される(図3:ステップS14)。また、付与部移動機構5により第1処理液ノズル31aが回転する基板9の中央の上方に配置され、処理液の吐出位置が基板9の中央に移動する(ステップS22)。
処理液による基板9の処理が終了すると、バルブ422が閉じられて、バルブ412が開けられることにより、第1処理液ノズル31aから基板9上に純水が付与されて基板9の純水による洗浄処理が行われる(ステップS15)。その後、基板9の回転が停止され(ステップS16)、基板9が基板保持部21から取り出されて搬出される(ステップS17)。
基板処理装置1aでは、残りの処理対象の基板9に対して上記ステップS11,S12,S21,S13a,S14,S22,S15〜S17の処理が繰り返されることにより、基板処理装置1aにおける基板処理動作が完了する(ステップS18)。
以上のように、基板処理装置1aでは、処理液の付与開始時に処理液がカーテン状にて基板9の外縁部上に付与されることにより、基板9の中央にてダメージが生じることが防止されるとともに、基板9の外縁部におけるダメージが抑制される。また、その後、処理液付与部3aから棒状にて処理液が吐出されるとともに吐出位置が基板9の中央に移動することにより、処理液による基板9の均一な処理を実現することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
基板処理装置1,1aでは、基板9の純水による洗浄において純水が飛散する際に生じるカップ部23の帯電により基板9が誘導帯電する場合に、処理液を棒状にて基板9上に付与する前に、処理液が液滴として基板9上に付与される、または、処理液がカーテン状にて基板9上に付与されることにより、処理液を基板上に供給する際に基板9の帯電に起因して生じる放電による基板へのダメージが抑制されるが、基板9の純水による洗浄が省略される場合であっても、処理対象の基板9が外部における直前の処理により帯電している、あるいは、処理液が帯電している等のときに、処理液が最初に棒状にて基板9上に付与されると、放電による基板9へのダメージが大きくなってしまう。したがって、処理液と基板9との間に電位差がある場合には、放電による基板9へのダメージを抑制することが可能な上記手法が用いられることが必要となる。また、上記の各実施形態においては、基板処理装置1,1aに搬入された最初の基板9に対して、処理液を棒状にて付与する前に処理液を液滴として付与する、または、処理液をカーテン状にて付与するという処理(ステップS13,S13a,S21,S22)は省略しているが、省略しなくてもよい。このように、最初の基板9に対しても2番目以降の基板9と同様の処理動作を行わせることにより、制御部10に備えられた処理レシピが簡単になり、制御部10による制御動作を簡単にすることができる。
図1の処理液付与部3では、処理液ノズル31が内部混合型の2流体ノズルとされるが、処理液付与部3に外部混合型の2流体ノズルが設けられてもよく、さらに、処理液ノズル31に供給される気体は、窒素ガス以外であってもよい。また、処理液ノズル31に代えて基板処理装置1aにおける第1処理液ノズル31aが用いられ、最初に処理液を基板9上に付与する際に、第1処理液ノズル31aへの処理液の供給に係るバルブを微小時間だけ開放する等して、処理液の数個の液滴が基板9上に付与されて、基板9上に処理液の膜が形成されてもよい。この場合も、処理液を棒状にて基板9上に付与する際に、上面上の広い領域に分散して微弱な放電が発生することにより、基板9へのダメージを抑制することが可能となる。
上記第2の実施の形態では、処理液付与部3aが、処理液の付与開始時に処理液をカーテン状に吐出する第1処理液ノズル31a、および、付与開始時から初期吐出時間の経過後に処理液を棒状に吐出する第2処理液ノズル31bを有することにより、処理液の付与開始時から初期吐出時間の経過後において、基板9上に到達する際の処理液の基板9に平行な面における断面積を付与開始時におけるものよりも容易に小さくすることができるが、例えば、吐出口の開口面積の変更が可能なノズルが用いられることにより、処理液の付与開始時と、付与開始時から初期吐出時間の経過後とにおいて、基板9上に到達する際の処理液の基板9に平行な面における断面積が変更されてもよい。
また、基板処理装置1aでは、処理液の棒状での基板9への付与が開始されてから、基板9上における処理液の吐出位置が基板9の中央に移動するが、第1処理液ノズル31aが基板9の中央の上方に移動した後に(すなわち、第1処理液ノズル31aによる処理液の吐出位置が基板9の中央に移動した後に)、第1処理液ノズル31aからの処理液の吐出が開始されてもよく、さらに、処理液のカーテン状での基板9への付与が開始された直後に、基板9上におけるカーテン状の処理液の吐出位置が基板9の中央に移動してもよい。
例えば、処理液を棒状にて基板上に付与する前に純水が基板上に付与される場合には、基板上の純水の膜に空気中の二酸化炭素(CO2)等が溶け込むことにより、当該膜の比抵抗がある程度小さくなるため、基板上に処理液を棒状にて付与する際における基板へのダメージの抑制をある程度期待することができる。したがって、処理液付与部3,3aを用いて基板9と処理液との間の放電による基板9へのダメージを抑制する上記手法は、基板の上面が乾燥した状態で処理液を付与する必要がある場合に特に適していると捉えることができる。しかしながら、実際には、水の膜の比抵抗の減小には一定の限界があるため、処理液と基板との間の放電により生じる基板へのダメージを確実に抑制するには、処理液を基板9上に棒状にて付与する前に、処理液の液滴を基板9上に付与する、または、基板9上に到達する際の処理液の基板9に平行な面における断面積が棒状にて付与される処理液よりも大きくなるようにして処理液を基板9上に付与することが重要となる。
基板処理装置1,1aでは、カップ部23が絶縁材料にて形成されるが、カップ部23が半導電材料にて形成される場合にも、基板9から飛散する純水によりカップ部23にて摩擦帯電が生じる。したがって、カップ部23が絶縁材料または半導電材料にて形成される場合に、基板9と処理液との間の放電による基板9へのダメージを抑制する本手法を用いる必要がある。
基板処理装置1,1aは、プリント配線基板やフラットパネル表示装置に使用されるガラス基板等、半導体基板以外の様々な基板の処理に利用されてよい。
1,1a 基板処理装置
3,3a 処理液付与部
9 基板
21 基板保持部
22 保持部回転機構
23 カップ部
31,31a,31b 処理液ノズル
J1 中心軸
S11,S13,S14,S21,S22 ステップ
3,3a 処理液付与部
9 基板
21 基板保持部
22 保持部回転機構
23 カップ部
31,31a,31b 処理液ノズル
J1 中心軸
S11,S13,S14,S21,S22 ステップ
Claims (10)
- 処理液を基板に供給して前記基板を処理する基板処理装置であって、
基板を保持する保持部と、
前記基板との間で電位差を有する導電性の処理液の液滴を前記基板に向けて噴射するとともに、前記液滴の噴射後に前記処理液を棒状にて前記基板上に付与する処理液付与部と、
を備えることを特徴とする基板処理装置。 - 請求項1に記載の基板処理装置であって、
前記処理液付与部が、所定の気体および前記処理液が導入されることにより前記処理液の前記液滴を前記気体と共に噴射する2流体ノズルを有し、
前記処理液を棒状にて前記基板上に付与する際に、前記気体の前記2流体ノズルへの導入が停止されることを特徴とする基板処理装置。 - 処理液を基板に供給して前記基板を処理する基板処理装置であって、
基板を保持する保持部と、
前記基板との間で電位差を有する導電性の処理液を前記基板上に付与する処理液付与部と、
を備え、
前記処理液付与部が、前記処理液の付与開始時から所定時間経過後において、前記基板上に到達する際の前記処理液の前記基板に平行な面における断面積が前記付与開始時におけるものよりも小さい棒状として前記処理液を前記基板上に付与することを特徴とする基板処理装置。 - 請求項3に記載の基板処理装置であって、
前記処理液付与部が、
前記付与開始時に前記処理液をカーテン状に吐出する第1ノズルと、
前記付与開始時から前記所定時間経過後に前記処理液を棒状に吐出する第2ノズルと、
を備えることを特徴とする基板処理装置。 - 請求項1ないし4のいずれかに記載の基板処理装置であって、
絶縁材料または半導電材料にて形成されるとともに、前記保持部の周囲を囲んで前記基板から飛散する液体を受け止めるカップ部をさらに備え、
前記処理液付与部が、純水を前記基板上に付与することを特徴とする基板処理装置。 - 請求項1ないし5のいずれかに記載の基板処理装置であって、
前記基板に垂直な所定の中心軸を中心に前記保持部を回転する保持部回転機構をさらに備えることを特徴とする基板処理装置。 - 処理液を基板に供給して前記基板を処理する基板処理方法であって、
a)基板との間で電位差を有する導電性の処理液の液滴を前記基板に向けて噴射する工程と、
b)前記処理液を棒状にて前記基板上に付与する工程と、
を備えることを特徴とする基板処理方法。 - 請求項7に記載の基板処理方法であって、
前記a)工程において、前記液滴が前記基板の外縁部に向けて噴射され、
前記a)工程および前記b)工程において、前記基板に垂直な所定の中心軸を中心に前記基板が回転し、
前記b)工程が、
b1)前記処理液を前記基板の前記外縁部上に付与する工程と、
b2)前記処理液の吐出位置を前記基板の中央に移動する工程と、
を備えることを特徴とする基板処理方法。 - 処理液を基板に供給して前記基板を処理する基板処理方法であって、
a)基板を保持する工程と、
b)前記基板との間で電位差を有する導電性の処理液を前記基板上に付与する工程と、
を備え、
前記b)工程において、前記処理液の付与開始時から所定時間経過後に、前記基板上に到達する際の前記処理液の前記基板に平行な面における断面積が前記付与開始時におけるものよりも小さい棒状とされて前記処理液が前記基板上に付与されることを特徴とする基板処理方法。 - 請求項9に記載の基板処理方法であって、
前記b)工程において、前記基板に垂直な所定の中心軸を中心に前記基板が回転し、
前記b)工程が、
b1)前記処理液の前記付与開始時に前記処理液を前記基板の外縁部上に付与する工程と、
b2)前記処理液の吐出位置を前記基板の中央に移動する工程と、
を備えることを特徴とする基板処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006351290A JP2008166346A (ja) | 2006-12-27 | 2006-12-27 | 基板処理装置および基板処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006351290A JP2008166346A (ja) | 2006-12-27 | 2006-12-27 | 基板処理装置および基板処理方法 |
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JP2008166346A true JP2008166346A (ja) | 2008-07-17 |
Family
ID=39695478
Family Applications (1)
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JP2006351290A Pending JP2008166346A (ja) | 2006-12-27 | 2006-12-27 | 基板処理装置および基板処理方法 |
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JP (1) | JP2008166346A (ja) |
Cited By (1)
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CN107431008A (zh) * | 2015-03-30 | 2017-12-01 | 株式会社斯库林集团 | 基板处理装置 |
-
2006
- 2006-12-27 JP JP2006351290A patent/JP2008166346A/ja active Pending
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CN107431008A (zh) * | 2015-03-30 | 2017-12-01 | 株式会社斯库林集团 | 基板处理装置 |
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