JP2008166085A - 遮断器及びその開閉方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】
電磁反発機構による電流遮断途中時に生じる可動電極側軸の跳ね返りを回避した信頼性の高い遮断器を提供する。
【解決手段】
第1のコイル(真空バルブ)51と、電磁反発作用によって前記第1のコイル51の操作軸を開極方向へ駆動する開極手段を備えた遮断器5において、永久磁石306の吸引力によって第1のコイル51を閉極状態に維持する電磁石301を有し、電磁反発作用による開極動作時に、電磁反発コイル170と電磁石301の第2のコイル305bを同時に励磁する。
【選択図】図1

Description

本発明は遮断器及びその開閉方法に係り、特に、電磁反発作用によって真空バルブの操作軸を開極方向へ高速で駆動させる開極手段を備えたものに好適な遮断器及びその開閉方法に関する。
電磁反発作用によって真空バルブの操作軸を開極方向へ高速駆動する開極手段は、電磁反発コイルおよびそれと対向して配置したリング状の銅板で構成され、コンデンサ放電などによって開極手段の電磁反発コイルを急速励磁し、コイル電流と銅板に発生する渦電流との電磁反発力を利用して真空バルブを開極動作させるものである。
電磁反発機構を備えた遮断器には、直流遮断器と高速遮断器がある。前者は、あらかじめコンデンサに充電しておいた電荷を系統電流と逆向きに注入し、強制的に電流ゼロ点を作って遮断するものである。直流系統にて短絡事故が発生すると、抵抗およびインダクタンスの回路定数で決定される立ち上がりの早い短絡電流などの過電流が流れるため、遮断器には高速動作が要求される。
一方、高速遮断器は、自家発電系統等に使用されるもので、電力系統停電時の自家発電機側からの電力流出の防止,過負荷に伴う電源共倒れの回避,停電系統から健全系統への高速切替えによる重要負荷の運転継続などを目的に導入される。同遮断器も開極指令を受けてから数ms以内での応答が要求されるため、電磁反発機構を利用している。
この電磁反発機構を搭載した遮断器としては、例えば特許文献1に示されているように、真空バルブと、この真空バルブの開閉方向に設けた操作機構と、この操作機構の途中に設けた電磁反発機構とを備え、更に電流遮断途中における可動電極側の軸の跳ね返りを低減させる機構を備えたものが知られている。
特開2000−299041号公報
しかしながら、上述した従来の遮断器では、高速遮断時に、所定の開極速度を得るだけでなく、閉極状態を維持する永久磁石の吸引力を上回る電磁反発力が必要となるため、電磁反発機構の大型化、及び電源容量の増加を余儀なくされる。また、真空バルブとその操作機構との間に、電磁反発機構、及び電磁反発機構の作動時に生じる可動電極側の軸の跳ね返りを低減させる機構が上下方向に直列に配置されているため、真空バルブの操作機構によって、真空バルブを開閉操作する際には、電磁反発機構、及び可動電極側の軸の跳ね返り低減機構を共に移動させる必要がある。
このため、真空バルブの操作機構が、例えば電磁操作方式の場合、その構成部品である永久磁石,励磁コイル等の容量を大きくしなければならないので、真空バルブの操作機構が大型化する。また、真空バルブの操作機構の操作性も低下する可能性もある。
本発明は上述の点に鑑みなされたもので、その目的は、電磁反発機構による閉極状態の解除を容易にし、かつ電流遮断途中時に生じる可動電極側軸の跳ね返りを、簡易な構成で低減し得るとともに、操作性が良好な遮断器及びその開閉方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の遮断器は、真空バルブを開閉する電磁石内の第1のコイルと、該第1のコイルと共に前記電磁石内に設けられた第2のコイルと、この第2のコイルと直列に接続された電磁反発コイルとを備え、電磁反発作用による高速開極動作時に、前記第2のコイルと電磁反発コイルとを同時に励磁するか、若しくは真空バルブと、電磁反発作用によって前記真空バルブの操作軸を開極方向へ駆動するコイル,可動鉄心,永久磁石からなる電磁石と、前記コイルを励磁して前記真空バルブの投入動作を行い、前記永久磁石の吸引力によって前記真空バルブを閉極状態に維持し、投入動作時と逆方向に前記コイルを励磁して前記真空バルブを開極動作させる操作機構とを備えた遮断器において、前記コイルと共に電磁石内に、電磁反発作用による高速開極動作時に電磁反発作用のための電磁反発コイルと同時に励磁される第2のコイルが設けられていることを特徴とする。
また、本発明の遮断器の開閉方法は、第1のコイルを励磁することにより真空バルブを開閉し、前記第1のコイルと共に電磁石内に設けられた第2のコイルと直列に接続された電磁反発コイルとを、電磁反発作用による高速開極動作時に同時に励磁するか、若しくは、電磁反発作用によって真空バルブの操作軸を開極方向へ駆動する電磁石のコイルを励磁して前記真空バルブの投入動作を行い、電磁石の永久磁石の吸引力によって前記真空バルブを閉極状態に維持し、投入動作時と逆方向に前記コイルを励磁して前記真空バルブを開極動作させる遮断器の開閉方法において、前記コイルと共に前記電磁石内に設けられた第2のコイルと電磁反発作用のための電磁反発コイルとが、電磁反発作用による高速開極動作時に同時に励磁されることを特徴とする。
本発明によれば、電磁反発機構による開極動作と同時に、投入動作時と逆方向に電磁石のコイルを励磁するため、閉極状態を維持する永久磁石の吸引力が低減して閉極状態の解除を容易とし、かつ電流遮断途中に生じる可動電極側軸の跳ね返りを簡易な構成で低減し得ると共に、操作性が良好な遮断器及びその開閉商法を得ることができる。
電磁反発機構による閉極状態の解除を容易にし、かつ電流遮断途中時に生じる可動電極側軸の跳ね返りを、簡易な構成で低減し得るとともに、操作性が良好な遮断器及びその開閉方法を提供するという目的を、簡易な構成で実現した。
以下、本発明の遮断器の実施の形態を説明する。
図1乃至図7、及び図14は、本発明の遮断器である転流式直流遮断器の一実施の形態を示すもので、図1は本発明の遮断器である転流式直流遮断器の一実施の形態の左側面図、図2は図1に示す本発明の遮断器である転流式直流遮断器の一実施の形態の背面図、図3は図1に示す本発明の遮断器である転流式直流遮断器の一実施の形態の右側面図、図4は図1に示す本発明の遮断器である転流式直流遮断器の一実施の形態の正面図、図5は図1に示す本発明の遮断器である転流式直流遮断器の一実施の形態を適用したシステム回路図、図6は図1に示す本発明の遮断器である転流式直流遮断器の一実施の形態の事故時の操作を示すタイムチャート図、図7は図1に示す本発明の遮断器である転流式直流遮断器の一実施の形態の通常運転時の操作を示すタイムチャート図である。また、図14は、本発明の遮断器である転流式直流遮断器の一実施の形態を用いたスイッチギヤの左側断面図を表す。
先ず、図5乃至図7を用いて、本発明の遮断器である転流式直流遮断器の一実施の形態の使用方法および運転方法について説明する。
図5において、符号1は直流電源であり、一般的な直流き電回路では正極1500Vの電圧を供給する。2は電車などの負荷を示す。3は負荷に電気を供給するき電線であり、4は負荷2と直流電源1を結ぶ帰線を示す。本発明の遮断器である転流式直流遮断器5は、き電線3の途中に挿入され、直流電源1から負荷2へ供給される電力をスイッチングする。
転流式直流遮断器5は、第1の主スイッチ51,第2の主スイッチ52,第1の副スイッチ53、および第2の副スイッチ54の4つのスイッチと、制御装置900で構成される。転流式直流遮断器5には、第1のコンデンサ55,第2のコンデンサ56、およびリアクトル57が接続される。第1の主スイッチ51と第2の主スイッチ52はき電線3に直列して挿入され、第1の主スイッチ51を直流電源1側、第2の主スイッチ52を負荷2側にそれぞれ配置する。第1の副スイッチ53と第1のコンデンサ55とリアクトル
57の直列回路は第1の主スイッチ51に並列して接続し、第2の副スイッチ54と第2のコンデンサ56の直列回路は第1のコンデンサ55に並列接続する。
き電線3に設けた変流器58は、き電線3の通電電流を検出し、その電流値を過電流引外し装置59に入力する。過電流引外し装置59は自動遮断設定値を有し、き電線3を流れる電流値がその設定値以上に達した時点で開極指令11を出力する。制御装置900は外部指令10または過電流引外し装置59からの開極指令11を受け、転流式直流遮断器5に開閉指令を与える。
第1の副スイッチ53は第1の主スイッチ51と連動し、第1の主スイッチ51が開極した後、時間t1(例えば2ms)遅れて一旦閉極し、その後開極する。一方、第2の副スイッチ54は第2の主スイッチ52と連動し、第2の主スイッチ52が開極する時間
t2(例えば2.5ms )前に開極する。
負荷2を運転するときには、第1の主スイッチ51と第2の主スイッチ52を閉極し、負荷2に直流1500Vを印加する。このとき、第1の副スイッチ53は開極、第2の副スイッチ54は閉極させておく。また、第1のコンデンサ55と第2のコンデンサ56は直流電源1側を基準として+2000Vに充電しておく。
負荷2の故障、あるいはき電線3にて地絡事故などが発生すると、き電線3には回路定数で決まる、非常に大きく、立ち上がりの早い事故電流が流れる。例えば、回路抵抗15mΩ、回路インダクタンス150μHのとき、最大到達電流は100kA、最大突進率は10kA/msに及ぶ。このような事故電流が発生した場合、設備への影響を最小限度に抑制するためには、高速に事故電流を遮断しなければならない。先ず、変流器58で事故電流値を検出し、過電流引外し装置59に入力する。過電流引外し装置59の自動遮断設定値を例えば12000Aに設定しておけば、事故電流値が12000Aに達した時点で開極指令11が制御装置900に発信される。制御装置900からの指令によって、第1の主スイッチ51が開極する。第1の主スイッチ51の開極により、第1の副スイッチ
53が時間t1遅れて閉極する。これにより、第1のコンデンサ55,第2のコンデンサ56,リアクトル57,第1の主スイッチ51,第1の副スイッチ53,第2の副スイッチ54からなるLC共振回路が成立し、充電装置50にてあらかじめ充電しておいた第1のコンデンサ55と第2のコンデンサ56が放電して、事故電流の方向と逆向きの転流電流が第1の主スイッチ51に注入される。第1のコンデンサ55の静電容量を600μF、第2のコンデンサ56の静電容量を1200μFとしたとき、逆向きの転流電流値は最大40kAとなるので、事故電流値が40kAに達する以前に第1の副スイッチ53が閉極するようにすれば、事故電流と転流電流が相殺される。第1の主スイッチ51を通過する電流がゼロになった時点で第1の主スイッチ51が遮断完了する。第1の主スイッチ
51が開極した後、時間t3遅れて第2の主スイッチ52が開極するが、時間t3をt3>t1+t2の条件を満足するように設定しておけば、第1の副スイッチ53が閉極する前に第2の副スイッチ54が開極することは無いため、第1のコンデンサ55と第2のコンデンサ56を同時に放電でき、上記のような大電流に対応できる。なお、第1の主スイッチ51が遮断完了しても、第1の副スイッチ53と第2の副スイッチ54はともに閉極状態になる期間が存在するため、第1のコンデンサ55と第2のコンデンサ56が直流電源1によって充電される。この充電電流は、充電電圧が上昇し、回路電流がゼロ付近、真空バルブの裁断電流値以下になった時点で遮断される。
一方、通常の運転状態における転流式直流遮断器5の遮断動作は、外部指令10による。外部指令10により開極指令を受けたとき、第1の主スイッチ51と第2の主スイッチ52は同時に開極する。このとき、第2の副スイッチ54は第2の主スイッチ52が開極する前の時間t2で先に開極しているので、第1の副スイッチ53が閉極したときには、第1のコンデンサ55,リアクトル57,第1の主スイッチ51,第1の副スイッチ53からなるLC共振回路が成立する。
予め充電しておいた第1のコンデンサ55と第2のコンデンサ56のうち、第1のコンデンサ55のみが放電され、負荷電流の方向と逆向きの転流電流が第1の主スイッチ51に注入される。ここで、負荷電流の最大値は過電流引外し装置59の設定値12000A以下である。第1のコンデンサ55のみが放電した場合の転流電流最大値を14kAとすれば、最大負荷電流12000Aを相殺でき、第1の主スイッチ51の電流がゼロになった時点で第1の主スイッチ51が遮断完了する。なお、第2の主スイッチ52は、遮断器が開極した後に、負荷2と第1のコンデンサ55および第2のコンデンサ56とを断路する役割を果たし、負荷側回路におけるコンデンサ充電電圧による感電事故を防止できる。
次に、前述した本発明の遮断器である転流式直流遮断器の一実施の形態を、図1乃至図4、及び図14を用いて説明する。
本発明の遮断器である転流式直流遮断器5の一実施の形態は、2つの電磁石と機械リンク構成によって、上記の4つのスイッチの動作タイミングを自動的に実現する。図1乃至図4においては、いずれも運転状態(第1の主スイッチ51および第2のスイッチ52が閉極状態)を表している。4つのスイッチは、いずれも内部に1対の接点を有する真空バルブで記載してあるが、気中スイッチなどにも転用可能である。
まず、本発明の遮断器である転流式直流遮断器5の一実施の形態の電気的接続について説明する。
第1の主スイッチ51の固定側フィーダ100と第2の主スイッチ52の固定側フィーダ114は、転流式直流遮断器5の外部に配置した母線(図示しない)に接続されている。同母線はリアクトル57の一端に接続している。リアクトル57の他端は第1のコンデンサ55および第2のコンデンサ56に接続している。第1の主スイッチ51の可動導体62は、集電部101を介して可動側フィーダ120に導通している。可動側フィーダ
120は直流電源1に接続している。また、第1の主スイッチ51の可動導体62と第1の副スイッチ53の可動導体69は、導体102,103,フレキシブル導体104,導体105を介して、常時電気的に接続された状態となっている。
第1の副スイッチ53の固定導体108には、フィーダ106とフィーダ107とが固定されている。フィーダ107は第2の副スイッチ54の固定導体109に接続している。一方、フィーダ106は、転流式直流遮断器5の外部で第1のコンデンサ55に接続している。また、第2の副スイッチ54の可動導体110は、導体111,フレキシブル導体112,フィーダ113を介し、第2のコンデンサ56に接続している。第2の主スイッチ52の可動導体200は、集電部201を介して可動側フィーダ203に導通している。可動側フィーダ203は負荷2に接続している。以上の電気的接続方法によって、図5に示したシステム回路が実現される。
次に、本発明の遮断器である転流式直流遮断器5の一実施の形態の機械的構造を図1乃至図4を用いて説明する。
第1の主スイッチ51の可動導体62は、図1に示すように部材64にピン連結している。操作ロッド65はその一端を部材64に、他端をヒンジ66に固定している。第1の副スイッチ53の可動導体69は、部材67を介してヒンジ66にピン534にて連結されている。すなわち、第1の主スイッチ51の可動導体62と第1の副スイッチ53の可動導体69は互いに連動して動作する。操作ロッド65は、上下部に平面加工を施したピン150に貫通されている。ピン150と操作ロッド65に固定したナット152によって、ワッシャ153,接圧ばね151,ワッシャ154を挟持した構成となっている。
第1の主スイッチ51が開極した状態では、接圧ばね151によって操作ロッド65の上部の六角部155とピン150が係合した状態になる。一方、第1の主スイッチ51が閉極動作では、第1の主スイッチ51の固定接点61と可動接点60が接触した時点でピン150と六角部155の係合が解除され、更に接圧ばね151が圧縮されると、接圧ばね151の荷重は第1の主スイッチ51における接点の接触力となる。
また、操作ロッド65は、開極手段を構成する電磁反発コイル170および反発板171を貫通している。電磁反発コイル170の励磁によって、反発板171に渦電流が発生し、電磁反発コイル170の電流と反発板171の渦電流間に作用する電磁反発力は、反発板171を介して、部材64で受ける構成となっており、同反発力によって操作ロッド
65は図1中上方向に移動する。
第2の主スイッチ52の可動導体200は、図3に示すように、部材202にピン連結されている。操作ロッド204はその一端を部材202に固定されている。操作ロッド
204は、上下部に平面加工された当接面を施したピン206を貫通している。ピン206と操作ロッド202に固定したナット208によって、ワッシャ210,接圧ばね212,ワッシャ214を挟持した構成となっている。第2の主スイッチ52の開極状態では、接圧ばね212によって操作ロッド202上部の六角部216とピン206が係合した状態になる。一方、第2の主スイッチ52の閉極動作では、第2の主スイッチ52の固定接点220と可動接点222が接触した時点でピン206と六角部216の係合が解除され、更に接圧ばね212が圧縮されると、接圧ばね212の荷重は第2の主スイッチ52における接点の接触力となる。
第1の主スイッチ51の操作ロッド65、及び第2の主スイッチ52の操作ロッド202は、図1及び図3に示すように、操作器ケース300内において第1の主スイッチ51、及び第2の主スイッチ52に対して並設した電磁石301にて駆動される。電磁石301のシャフト302は、部材303を介してメインシャフト500の一方のレバー501に連結されている。メインシャフト500の他方のレバー503および499には、それぞれ第1の主スイッチ51側に延びる絶縁ロッド502と第2の主スイッチ52側に延びる絶縁ロッド504とが連結されている。絶縁ロッド502は、副シャフト510によってピン150に、絶縁ロッド504は、副シャフト512によってピン206にそれぞれ係合している。即ち、電磁石301の吸引力は、図1及び図3に示すように、メインシャフト500とこれに設けたレバー501,503,499および副シャフト510,512とこれに設けたレバー513,514を介して、第1の主スイッチ51における操作ロッド65および第2の主スイッチ52における操作ロッド204に伝達される。第1の主スイッチ51,第2の主スイッチ52を投入するには、電磁石301内の第1のコイル305aを励磁し、プランジャ304を図中下方向に駆動すればよい。
第1の副スイッチ53は、上述のように第1の主スイッチ51と連動して駆動されるが、図6および図7に記載した操作タイミングを実現するために、図1に示すように連結部材530とレバー531を設けてある。連結部材530とレバー531はピン533によって互いを連結されている。連結部材530の他端は副シャフト510のレバー513に接続される。一方、レバー531は軸532を支点に回転自在となっている。
第1の主スイッチ51が開極する場合、操作ロッド65が図1中上方向に移動して第1の副スイッチ53が一旦閉極するが、同時にレバー531が反時計方向に回転し、レバー531とヒンジ66に設けたピン534が係合して、第1の副スイッチ53の可動導体
69を再び開極方向(下方向)に引き戻す。ヒンジ66においてピン534が貫通する穴を長円形状しているのは、操作ロッド65の位置に関わらず、可動導体69を開極方向
(下方向)に移動可能とするためである。なお、符号70は、第1の副スイッチ53に接触力を与えるためのばねである。
第2の副スイッチ54側にも、図3に示すように、連結部材540とレバー541を設けてある。第2の主スイッチ52が開極すると、レバー541が軸542を中心として時計方向に回転し、第2の副スイッチ54の可動導体110と連結した部材544に設けたピン543とレバー541が係合して、可動導体110を開極方向(下方向)に移動させる。なお、符号71は、第2の副スイッチ54に接触力を与えるためのばねを示す。連結部材530,540はその長さを可変としており、同部材にて主スイッチと副スイッチの開閉タイミングを調整する。
図4において、符号555は、メインシャフト500に連動するように操作器ケース
300内に設けたトリップばね、符号590は第1のコイル305aに励磁エネルギーを供給するコンデンサ、符号591は電磁石301の制御回路を表す。また、2点鎖線で表示された部分は、電磁反発コイル170に励磁エネルギーを供給するための制御装置900を表し、コンデンサ902,制御基板903などで構成される。
次に、電磁石301の構造について説明する。第1のコイル305aと第2のコイル
305bは、同一のボビン901に設けてある。第1のコイル305a,第2の305bの上面,外周面,下面に固定鉄心903,904,905を配置し、上面の固定鉄心903には永久磁石306を載せてある。電磁石301の可動鉄心は円形の可動平板906とプランジャ304で構成され、シャフト302とナット907で挟持されている。電磁石
301の投入時は、プランジャ304と中央脚908が接触した状態になる。
ここで、本発明の遮断器である転流式直流遮断器5の一実施の形態の動作を説明する。
(通常の投入・開極操作)
投入動作では、電磁石301の第1のコイル305aを励磁し、プランジャ304に吸引力を発生させる。この吸引力は、メインシャフト500,副シャフト510,512を介して、第1の主スイッチ51の操作ロッド65および第2の主スイッチ52の操作ロッド204に伝達されるので、可動導体62,200が下方向に駆動されて第1の主スイッチ51および第2の主スイッチ52が閉極する。投入動作では、各主スイッチ51,52の接圧ばね151,212及び操作器ケース300内に設けたトリップばね555が蓄勢されて、第1の主スイッチ51および第2の主スイッチ52の開極動作に備えている。
このとき、第1の副スイッチ53は、ピン534とヒンジ66の係合に伴って開極状態となり、一方、第2の副スイッチ54は、レバー541とピン543の係合が解消されて閉極状態となる。投入動作が完了すると、電磁石301の励磁を解除する。蓄勢された接圧ばね151,212、およびトリップばね555の反力は、電磁石301内部の永久磁石306の吸引力で保持されている。このとき、永久磁石306の磁束は、永久磁石306−可動平板906−プランジャ304−中央脚908−固定鉄心905−固定鉄心904−固定鉄心903−永久磁石306の経路で主に発生する。
第1の主スイッチ51および第2の主スイッチ52の通常の開極動作では、上述した投入動作時と逆方向に第1のコイル305aを励磁する。第1のコイル305aの逆励磁によって、プランジャ304と中央脚908間を流れる磁束がキャンセルされ、電磁石301の吸引力が低下する。同吸引力がばねの反力を下回った時点で第1の主スイッチ51および第2の主スイッチ52の開極動作が開始される。なお、この電磁操作機構では、開極動作は、基本的に接圧ばね151,212、およびトリップばね555のばね力によって達成される。すなわち、第1のコイル305aの逆励磁は、永久磁石が発生する磁束をキャンセルするだけのわずかなエネルギーで済む。
(事故時の高速遮断操作)
事故時の高速遮断では、電磁反発コイル170を励磁し、反発板171に発生する電磁反発力を発生させる。同電磁反発力は部材64で受け、部材64と連結された操作ロッド65が接圧ばね151を更にたわませながら上方向に移動し、第1の主スイッチ51が開極状態、第1の副スイッチ53が閉極状態になる。この時点では、メインシャフト500、および副シャフト510は動作せず、第2の主スイッチ52,第2の副スイッチ54の状態も維持されたままである。
電磁石301の第2のコイル305bは、電磁反発コイル170と直列に接続されており、電磁反発コイル170と同時に第2のコイル305bが励磁される。第2のコイル
305bの励磁方向を、第1のコイル305aの開極動作時の励磁方向(逆励磁)と同一に設定すれば、永久磁石306の磁束がキャンセルされるため、電磁石301の吸引力が減少する。電磁石301の吸引力が、接圧ばね151,212、およびトリップばね555の反力を下回った時点で、プランジャ304が上方向に移動する。この動作に応じて、第2の主スイッチ52および第2の副スイッチも開極される。
ここで、図8乃至図10を用いて本発明の遮断器である転流式直流遮断器の一実施の形態の制御方法について説明する。図8は投入操作時、図9は通常の開極操作時、および図10は事故時の遮断操作時の制御回路の動作を説明する図面である。通常の投入操作および開極操作は制御基板591で制御する。投入操作では、2つの接点934,935を
ONして回路を形成し、スイッチ915をONして、コンデンサ590の充電電荷を電磁石301内の第1のコイル305aに与える(図8)。一方、通常の開極動作では、4つの接点930,931,932,933を動作させて回路を形成し、スイッチ915を
ONして、投入動作とは逆方向に第1のコイル305aを励磁する(図9)。なお、図8および図9中の矢印付の曲線は、励磁電流の流れる方向を表す。
事故時の高速遮断操作では、制御装置900に配置したコンデンサ902の充電電荷を、スイッチ914をONして、電磁反発コイル170および電磁石301内の第2のコイル305bを励磁する(図10)。
ところで、第1のコイル305aと第2のコイルbは2重巻線構造となっているため、一方を励磁すると、他方のコイルには誘導電圧が発生する(電磁誘導)。高速遮断操作用の第2のコイル305bは、高速動作が故にインダクタンスを小さくする必要があり、その巻数は10ターン程度である。一方、通常の開閉操作に使用する第1のコイル305aについては、コンデンサ590,スイッチ915の負担低減などを目的にコイル電流を低減する必要があり、その巻数は200〜400ターン程度に設定する。誘起電圧は巻数に比例するため、第1のコイルを励磁したときに第2のコイルに誘起される電圧は特に問題にならないが(通常の投入・開極操作時)、その逆、すなわち高速遮断操作では、第1のコイル305aにkVオーダの電圧が誘起される。
本実施例では、第1のコイル305aの誘起電圧対策として、サージ電圧抑制装置954を設けてある。サージ電圧抑制装置954は第1のコイル305aと並列に設け、第1のコイル305aとサージ電圧抑制装置954間に循環電流が流れるようにすればよい。サージ電圧抑制装置954には酸化亜鉛バリスタ(ZNR)を用いてもよいが、多数回操作に対する耐久性を考慮すると、図8乃至図10に示した保護抵抗952とダイオード950で構成するのが望ましい。図10に示すように、高速遮断操作では、サージ電圧抑制装置954を通じて誘導電流Iが流れるため、第1のコイル305aに発生する誘起電圧は低減される。なお、保護抵抗952を小さくするほど誘起電圧は低減されるが、その一方で電磁石301の釈放時間が長くなる。回路の絶縁仕様を満足する上で、できるだけ抵抗値を大きくするのが望ましい。
本実施例の場合、接圧ばね151,212、およびトリップばね555を蓄勢しながら駆動する投入操作の方が、基本的に上記のばね力を利用する開極操作に比べて、大きな操作エネルギーを必要とする。先にも述べたように、本実施例の電磁石301の場合、開極操作では、電磁石301内の永久磁石306の磁束をキャンセルするだけでよい。このため、ダイオード950は、図8乃至図10のように配置しておき、大きなエネルギーを必要とする投入動作には影響しないようにしている。一方、操作エネルギーの小さい通常の開極操作に対しては、ある程度サージ電圧抑制装置954側に分流してもよい。すなわち、このサージ電圧抑制装置954は、開極操作エネルギーが小さい本実施例の電磁石301に対して特に有効と言える。
更に、この制御方式では下記の工夫を施してある。転流式直流遮断器5が投入した直後に地絡事故が発生した場合、速やかに開極操作に移行しなければならない(引き外し自由操作)。常時電流ゼロ点が存在する交流系統と異なり、直流系統の場合、開極動作が遅れて事故電流が転流電流を上回ってしまうと遮断できない状態になってしまう。
投入操作にて、第1の主スイッチ51および第2の主スイッチ52の接点が接触した瞬間に地絡事故が発生すると、き電線3に設けた変流器58が事故電流を検出し、過電流引外し装置59,制御装置900を介して転流式直流遮断器5に開閉指令が入力される。この時点では転流式直流遮断器5は投入操作中のため、制御回路は図8の状態になっている。この状態にて、電磁反発コイル170および第2のコイル305bを励磁すると、過大な誘導電流が、第1のコイル305a−接点935−接点933−スイッチ915−コンデンサ590−接点930−接点934−第1のコイル305aの低インピーダンス回路に流れるため、開極時間の遅れとともに、スイッチ915が損傷する恐れがある。したがって、本実施例の制御方式では、電磁反発コイル170の励磁と同時に、強制的にスイッチ915をOFFして上記の低インピーダンス回路を遮断する構成とした。このため、スイッチ914およびスイッチ915には高速応答性が要求され、特にスイッチ915には高速遮断性能が必要となる。スイッチ914にはサイリスタ、スイッチ915にはFETあるいはIGBTの半導体スイッチを適用して、上記を実現している。
次に、本発明の遮断器である転流式直流遮断器5の一実施の形態の効果について述べる。
従来の遮断器では、真空バルブと、真空バルブの開閉方向に設けた操作機構と、操作機構の途中に設けた電磁反発機構とを備え、操作機構内に永久磁石を搭載して、同永久磁石の吸引力にて閉路状態を維持する。高速遮断操作では、永久磁石306の吸引力から接圧ばね151,212およびトリップばね555の反力を差し引いた力、すなわち真空バルブの閉極状態を維持するための余剰力を超える電磁反発力を電磁石301の可動部に作用させなければならない。このような遮断器では、高速遮断時に、所定の開極速度を得るだけでなく、閉極状態を維持する永久磁石の吸引力を上回る電磁反発力が必要となるため、電磁反発機構の大型化、及び電源容量の増加が余儀なくされる。また、電磁反発の反力による可動電極側の軸の跳ね返りを低減させる機構を別途用意し、再投入を防止しなければならない。
本実施例では、電磁反発操作と同時に電磁石301を逆励磁し、永久磁石306の吸引を解除して、高速遮断動作を円滑に行えるようにした。この結果、可動電極側の軸の跳ね返りが低減され、再投入を回避した信頼性の高い遮断器を提供できるようになった。通常の投入・開極操作用の第1のコイル302aとは別に、高速応答性を確保する小インダクタンスの第2のコイル302bを設け、電磁反発コイル170と直列に接続して励磁の同時性を実現した。
本実施例の電磁石301の場合、開極操作は、基本的に接圧ばね151,212とトリップばね555の蓄勢力を利用するため、吸引力を与える永久磁石306の磁束をキャンセルするだけでよく、高速応答性を確保するのに都合がよい。
第1のコイル301aと第2のコイル302bを2重化構造としたため、一方を励磁すると他方のコイルに電圧が誘起される。磁束変化の大きい高速遮断操作時に、巻数の多い第1のコイル301aに発生する誘導電圧が問題となるが、同コイルと並列に設けたサージ電圧抑制装置954によって解決できる。サージ電圧抑制装置954は保護抵抗952とダイオード950で構成し、多数回操作に対する耐久性を確保した。なお、保護抵抗
952とダイオード950でサージ電圧抑制装置954を構成する場合、ダイオード950は以下のように配置する。操作エネルギーがわずかで済む開極操作時に励磁電流のサージ電圧抑制装置954への分流を許容し、大きな操作エネルギーを必要とする投入操作時には分流しないようにする。このサージ電圧抑制装置954は、投入操作,開極操作の両方に大きな操作エネルギーを必要とする電磁石には適用できない。本実施例のように、開極操作に接圧ばね151,212とトリップばね555の蓄勢力を利用する場合に有効となる。
投入操作後の速やかな高速遮断(引き外し自由責務)を実現するために、電磁反発コイル170を励磁するスイッチ914をONすると同時に、第1のコイル302aの励磁スイッチ915をOFFするようにした。スイッチ914にサイリスタ、スイッチ915にFETあるいはIGBTの半導体スイッチを適用し、スイッチの高速応答性、特にスイッチ915の高速遮断性能を確保した。
図11乃至図13は、本発明の遮断器である3相の高速遮断器600の一実施の形態を示すもので、図11は本発明の遮断器である3相の高速遮断器600の右側断面図、図
12は背面図、図13は正面図であり、いずれも閉極状態を表している。これらの図において、図1乃至図4の符号と同符号のものは、同一部分である。
これらの図において、3相の高速遮断器600は、内部に接離自在の接点を備えた真空バルブ601を備えている、真空バルブ601の固定電極側の固定導体602は、上部側に位置する固定側フィーダ603に接続されている。一方、可動電極側の可動導体604は、集電部605を介して、可動側フィーダ606に導通されている。
可動導体604は絶縁ロッド607の一端に連結している。絶縁ロッド607の他端は操作ロッド608に固定されている。操作ロッド608は、上下部に平面加工された当接面を施したピン609内を貫通している。ピン609は3相とも単一のメインシャフト
500の一方のレバー503に係合している。ピン609と操作ロッド608に固定したナット610によって、ワッシャ611,接圧ばね612,ワッシャ613を挟持している。真空バルブ601が開極した状態では、接圧ばね612によって操作ロッド608下部の六角部620とピン609が係合した状態になる。一方、真空バルブ601の閉極動作では、真空バルブ601の固定接点621と可動接点622が接触した時点でピン609と六角部620の係合が解除され、接圧ばね612の荷重は接点の接触力となる。
操作ロッド608は、開極手段を構成する電磁反発コイル170および反発板171を連通している。電磁反発コイル170の励磁によって反発板171に発生した電磁反発力は、前述した実施の形態と同様に、絶縁ロッド607で受ける構成となっており、同反発力によって操作ロッド608は図中下方向に移動する。
操作ロッド608は、操作器ケース300内に真空バルブ601に対して並設した電磁石301にて駆動される。電磁石301のシャフト302は、部材303を介してメインシャフト500の他方のレバー501に連結されている。すなわち、電磁石301の吸引力は、メインシャフト500を介して操作ロッド608に伝達される。真空バルブ601を投入するには、電磁石301内の第1のコイル305aを励磁し、プランジャ304を図中下方向に駆動すればよい。
電磁石301の構造は先の実施例と同様である。第1のコイル305aと第2のコイル305bを同一のボビン901に設け、第1のコイル305a,第2の305bの上面,外周面,下面に固定鉄心903,904,905を配置し、上面の固定鉄心903には永久磁石306を載せてある。電磁石301の可動鉄心は円形の可動平板906とプランジャ304で構成され、シャフト302とナット907で挟持されている。電磁石301の投入時は、プランジャ304と中央脚908が接触した状態になる。
次に、上述した本発明の遮断器である3相の高速遮断器600の一実施の形態の動作を説明する。
投入動作では、図13に示す予め充電しておいたコンデンサ590によって、電磁石
301の第1のコイル305aを励磁し、プランジャ304に吸引力を発生させる。同吸引力は、メインシャフト500を介して、操作ロッド608に伝達され、可動導体604が上方向に駆動されて真空バルブ601が閉極する。投入動作と同時に、接圧ばね612およびトリップばね555が蓄勢され、開極動作に備える。投入動作が完了すると、電磁石301の励磁を解除する。蓄勢された接圧ばね612およびトリップばね555の反力は、電磁石301内部の永久磁石306の吸引力で保持される。
真空バルブ601の通常の開極動作では、投入動作時と逆方向に第1のコイル305aを励磁する。第1のコイル305aの逆励磁によって、永久磁石306が発生する磁束がキャンセルされ、電磁石301の吸引力がばねの反力を下回った時点で真空バルブ601の開極動作が開始される。
電磁石301の第2のコイル305bは、電磁反発コイル170と直列接続しておく。事故時の真空バルブ601の高速遮断では、コンデンサ902,制御基板903などで構成される制御装置900(図13)によって、電磁反発コイル170を励磁する。反発板171に発生する電磁反発力によって、操作ロッド608は接圧ばね612を更にたわませながら下方向に移動し、真空バルブ601は開極状態になる。このとき、メインシャフト500は未だ移動していない。
高速遮断動作では、電磁反発コイル170と同時に電磁石301の第2のコイル305bを同時に励磁する。第2のコイル305bの励磁方向を、通常の開極動作における第1のコイル305aの励磁方向(逆励磁方向)と同一にしておけば、永久磁石306の吸引力が減少する。接圧ばね612およびトリップばね555の荷重の和が永久磁石306の吸引力を超えると、プランジャ304が上方向に移動し始める。この動作に応じて、高速遮断器600の操作機構全体が開極状態に移行する。なお、高速遮断器600の制御方式は先の実施例と同一で、図8乃至図10に示したとおりである。
真空バルブ601の高速遮断では、永久磁石306の吸引力から接圧ばね612およびトリップばね555の反力を差し引いた力、すなわち真空バルブ601の閉極状態を維持するための余剰力を超える電磁反発力を電磁石301の可動部に作用させなければならない。電磁反発力を直接電磁石可動部に作用させると、その反力によって接点が再投入される危険があるため、従来技術のように、跳ね返りを抑制する機構を別途設けなければならなかった。本実施の形態では、電磁反発操作と同時に電磁石301を逆励磁して永久磁石306の吸引を解除するため、前述した実施の形態と同様に、電磁反発機構による電流遮断途中時に生じる可動電極側軸の跳ね返りが抑制でき、信頼性の高い遮断器を提供することができる。
本発明の遮断器である転流式直流遮断器の一実施の形態の左側面図である。 図1に示す本発明の遮断器である転流式直流遮断器の一実施の形態の背面図である。 図1に示す本発明の遮断器である転流式直流遮断器の一実施の形態の右側面図である。 図1に示す本発明の遮断器である転流式直流遮断器の一実施の形態の正面図である。 図1に示す本発明の遮断器である転流式直流遮断器の一実施の形態を適用したシステム回路図である。 図1に示す本発明の遮断器である転流式直流遮断器の一実施の形態の事故時の操作を示すタイムチャート図である。 図1に示す本発明の遮断器である転流式直流遮断器の一実施の形態の通常運転時の操作を示すタイムチャート図である。 図1に示す本発明の遮断器である転流式直流遮断器の投入操作時のコイル励磁方法を説明する図である。 図1に示す本発明の遮断器である転流式直流遮断器の通常の開極操作時のコイル励磁方法を説明する図である。 図1に示す本発明の遮断器である転流式直流遮断器の高速遮断操作時のコイル励磁方法を説明する図である。 本発明の遮断器である3相の高速遮断器の右側断面図である。 図11に示す本発明の遮断器である3相の高速遮断器の背面図である。 図11に示す本発明の遮断器である3相の高速遮断器の正面図である。 図1に示す本発明の遮断器である転流式直流遮断器の一実施の形態を設置したスイッチギヤの左側断面図である。
符号の説明
1 直流電源
2 負荷
3 き電線
4 帰線
5 転流式直流遮断器
50 充電装置
51 第1の主スイッチ
52 第2の主スイッチ
53 第1の副スイッチ
54 第2の副スイッチ
55 第1のコンデンサ
56 第2のコンデンサ
57 リアクトル
58 変流器
59 過電流引外し装置
170 電磁反発コイル
171 反発板
300 操作器ケース
301 電磁石
304 プランジャ
305a 第1のコイル
305b 第2のコイル
306 永久磁石
600 高速遮断器
900 制御装置
901 ボビン
914,915 スイッチ
950 ダイオード
952 保護抵抗
954 サージ電圧抑制装置

Claims (11)

  1. 真空バルブを開閉する電磁石内の第1のコイルと、該第1のコイルと共に前記電磁石内に設けられた第2のコイルと、この第2のコイルと直列に接続された電磁反発コイルとを備え、電磁反発作用による高速開極動作時に、前記第2のコイルと電磁反発コイルとを同時に励磁することを特徴とする遮断器。
  2. 真空バルブと、電磁反発作用によって前記真空バルブの操作軸を開極方向へ駆動するコイル,可動鉄心,永久磁石からなる電磁石と、前記コイルを励磁して前記真空バルブの投入動作を行い、前記永久磁石の吸引力によって前記真空バルブを閉極状態に維持し、投入動作時と逆方向に前記コイルを励磁して前記真空バルブを開極動作させる操作機構とを備えた遮断器において、
    前記コイルと共に前記電磁石内に、電磁反発作用による高速開極動作時に電磁反発作用のための電磁反発コイルと同時に励磁される第2のコイルが設けられていることを特徴とする遮断器。
  3. 真空バルブと、電磁反発作用によって前記真空バルブの操作軸を開極方向へ駆動する高速開極手段を備えた遮断器において、
    第1のコイル,第2のコイル,可動鉄心,永久磁石で構成される電磁石を有し、前記第1のコイルを励磁して前記真空バルブの投入動作を行い、前記永久磁石の吸引力によって前記真空バルブを閉極状態に維持し、投入動作時と逆方向に前記第1のコイルを励磁して前記真空バルブを開極動作させる操作機構を備え、電磁反発作用による高速開極動作時に、電磁反発作用のための前記電磁反発コイルと前記第2のコイルとを同時に励磁することを特徴とする遮断器。
  4. 真空バルブと、電磁反発作用によって前記真空バルブの操作軸を開極方向へ駆動する高速開極手段を備えた遮断器において、
    第1のコイルおよび第2のコイルを同軸上に配置し、前記第1のコイルおよび第2のコイルの中心軸上を移動する可動鉄心と、前記第1のコイルおよび第2のコイルの上面,下面、および外周面に設けた固定鉄心と、前記上面側の固定鉄心の上に配置された永久磁石を備えた電磁石を有し、前記可動鉄心は、前記永久磁石を挟んで前記上面側の固定鉄心に対向する面を備える円形平板と、前記第1のコイルおよび第2のコイルの内周面に対向する円筒面を備えるプランジャとで構成され、前記第1のコイルを励磁して前記真空バルブの投入動作を行い、前記永久磁石の吸引力によって前記真空バルブを閉極状態に維持し、投入動作時と逆方向に前記第1のコイルを励磁して前記真空バルブを開極動作させる操作機構を備え、電磁反発作用による高速開極動作時に、電磁反発作用のための前記電磁反発コイルと前記第2のコイルとを同時に励磁することを特徴とする遮断器。
  5. 前記電磁反発コイルと前記第2のコイルとを直列接続することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の遮断器。
  6. 前記第1のコイルおよび前記第2のコイルを単一のボビンに設け、前記第1のコイルの巻数が前記第2のコイルの巻数より多いことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の遮断器。
  7. 前記電磁反発コイルを励磁するためのスイッチをサイリスタで構成し、第1のコイルを励磁するためのスイッチにFETあるいはIGBTを用いることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の遮断器。
  8. 前記第1のコイルと並列に、酸化亜鉛バリスタ、あるいはダイオードと抵抗からなるサージ電圧抑制装置を接続したことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の遮断器。
  9. 第1のコイルを励磁することにより真空バルブを開閉し、前記第1のコイルと共に電磁石内に設けられた第2のコイルと直列に接続された電磁反発コイルとを、電磁反発作用による高速開極動作時に同時に励磁することを特徴とする遮断器の開閉方法。
  10. 電磁反発作用によって真空バルブの操作軸を開極方向へ駆動する電磁石のコイルを励磁して前記真空バルブの投入動作を行い、電磁石の永久磁石の吸引力によって前記真空バルブを閉極状態に維持し、投入動作時と逆方向に前記コイルを励磁して前記真空バルブを開極動作させる遮断器の開閉方法において、
    前記コイルと共に前記電磁石内に設けられた第2のコイルと電磁反発作用のための電磁反発コイルとが、電磁反発作用による高速開極動作時に同時に励磁されることを特徴とする遮断器の開閉方法。
  11. 前記電磁反発コイルを励磁するためのスイッチをONするとともに、第1のコイルを励磁するためのスイッチをOFFすることを特徴とする請求項9又は10に記載の遮断器の開閉方法。
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