JP2008164039A - 管継手 - Google Patents

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Fumiyasu Udo
史康 有働
Kenji Mitsune
研二 三根
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Abstract

【課題】雄体と雌体の回転による磨耗状態を検知できる管継手を提供する。
【解決手段】管継手10は、雄体12と、雄体12が挿入される雌体30とで構成されている。雄体12は、先端側の外径が小径となっており、先端から第一円筒部14と、外側テーパ部16と、第二円筒部18と、弾性係止リング体42に係止される台形溝20と、第三円筒部22とを備えている。雌体30は、奥側の内径が小径となっており、開口部32の入口側から第一内壁面34と、弾性係止リング体42が収容される係止溝36と格納溝38からなる二段溝40と、第二内壁面44と、内側テーパ部46と、第三内壁面48とを備えている。雌体30の先端部30Aの内側の第三円筒部22には、環状溝64が形成されており、内部にゴム製の環状のダストシール66が収容されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車、建設機械又は工作機械等の配管を接続する際に用いられ、円筒状の雄体とこの雄体が挿入される円筒状の雌体とを備えた管継手に関する。
従来から、一方の配管と他方の配管を組み付ける際に管継手を用いて接続を行っている。
例えば図9に示されるように、この管継手100は、円筒状の雄体102と、この雄体102が挿入される開口部112を備えた円筒状の雌体110とで構成されている。雄体102の周面には、弾性リング体120が係止される環状溝104が形成されている。雌体110の開口部112の奥側には、環状の溝部114が形成されており、溝部114にOリング116が設けられている。雌体110の開口部112の入口側には、環状の小径溝118が形成されており、小径溝118に弾性リング体120が係止されている。小径溝118の奥側に隣接する位置には、雄体102の開口部112への挿入時に弾性リング体120が退避する大径溝122が形成されている。雌体110の開口部112の入口側には、略U字状の環状カバー124の一端部124Aが弾性リング体120と当接するように配置されており、環状カバー124のU字状の内部と雌体110との間にスプリング126が介挿されている。
このような管継手100では、雄体102を雌体110の開口部112に押し込んでゆくと、雄体102の先端のテーパ面106が弾性リング体120に衝突し、弾性リング体120が大径溝122に押し込まれる。更に雄体102を押し込むと、テーパ面106の拡径に従い、弾性リング体120も大径溝122の中で拡径してゆく。更に雄体102の押し込みを続け、雄体102の環状溝104が大径溝122まで到達すると、弾性リング体120は自身の弾性力により元の径に縮径し、雄体102の環状溝104と雌体110の小径溝118の中に納まり、雄体102と雌体110との結合が終了する(例えば特許文献1を参照)。
この管継手100は、雄体102を雌体110から分離する際には、環状カバー124をスプリング126の力に抗して雌体110の後方側に押し込む。すると、環状カバー124の一端部124Aが弾性リング体120を大径溝122に押し込み、弾性リング体120の環状溝104への係止が外れる。この状態で、雄体102を雌体110から抜き出すことが可能となる。
特開5−256390号公報
しかし、このような管継手100では、雄体102や雌体110などの構成部材がすべて環状であるため、雄体102と雌体110の結合後に各構成部材が回転自在である。そのため、管継手100の使用中に加圧を受けながら各構成部材が回転すると、各構成部材(例えば、雄体102や雌体110の接触部など)に磨耗が発生し、最悪のケースとしては、雄体102の抜けが発生する恐れがある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、雄体と雌体の回転による磨耗状態を検知できる管継手を提供することを目的とする。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、円筒状の雄体と、前記雄体が挿入される開口部が形成された円筒状の雌体と、を備えた管継手であって、前記開口部に設けられ、前記雄体と前記雌体とを係止して結合させる弾性環状係止部材と、前記開口部に設けられ、前記雄体と前記雌体との結合時に流体をシールする弾性環状シール部材と、前記雄体と前記雌体との結合時に前記雄体に接触する前記弾性性環状係止部材よりも前記雄体の後方であって、前記雌体の先端側の内側と対応する前記雄体の周面に設けられた目印と、を有することを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、雄体が雌体の開口部に挿入されると、開口部に設けられた弾性環状係止部材で雄体と雌体が係止されることによって両者が結合される。そして、開口部に設けられた弾性環状シール部材によって円筒状の雄体と雌体とを流れる流体がシールされる。管継手の使用時に、雄体と雌体の回転によって雄体などが磨耗すると、圧力によって雄体が雌体の開口部の挿入方向と反対側へ移動する。その際、雄体と雌体の結合時に雄体に接触する弾性性環状係止部材よりも雄体の後方であって、雌体の先端側の内側と対応する雄体の周面に目印が設けられており、雄体が雌体の開口部の挿入方向と反対側へ移動すると、雌体の先端部から雄体の目印が露出する。このため、雄体の磨耗により管継手の寿命が近いことを検知できる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の管継手において、前記目印が環状のダストシールであり、前記雄体の周面に形成された環状溝に前記ダストシールが収容されていることを特徴としている。
請求項2に記載の発明によれば、雄体の周面に形成された環状溝に目印としての環状のダストシールが収容されているので、雄体の周面と雌体の内壁面との間に砂などのごみが入ることを抑制できる。このため、ごみによる雄体と雌体などの磨耗を抑制できる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の管継手において、前記雄体は、先端から第一円筒部と、前記第一円筒部から後方に外方へ傾斜する外側テーパ部と、前記外側テーパ部の後方に連なり且つ前記第一円筒部より大きな外径を持つ第二円筒部と、前記第二円筒部の後方に連なり前記雄体を前記開口部に挿入したときに前記弾性環状係止部材が嵌り込む環状の溝と、前記溝の後方に連なり且つ前記第二円筒部より大きな外径又は前記第二円筒部と同一の外径を持つ第三円筒部と、を有し、前記雌体は、前記開口部の側から、前記第三円筒部に対応する第一内壁面と、前記第一内壁面の後方に前記弾性環状係止部材が収まる係止溝と前記係止溝の後方に前記弾性環状係止部材が退避する格納溝とが隣接して形成された二段溝と、前記二段溝の後方に連なり前記第二円筒部に対応する第二内壁面と、前記第二内壁面から後方に内方へ傾斜する内側テーパ部と、前記内側テーパ部の後方に連なり前記第一円筒部に対応する第三内壁面と、前記第三内壁面に前記弾性環状シール部材を納める環状溝と、を有し、前記目印が、前記雄体と前記雌体の結合時に前記第一内壁面と対応する前記第三円筒部に設けられており、前記第二円筒部の軸方向の長さをAとし、前記雌体の先端部と前記目印の前記雄体の後端側の端部との軸方向の長さをBとしたとき、A>Bの関係を満たしていることを特徴としている。
請求項3に記載の発明によれば、雄体を雌体の開口部に挿入すると、雄体の外側テーパ部が弾性環状係止部材に当たり、弾性環状係止部材が格納溝に押し込まれる。更に雄体を押し込むと、外側テーパ部が外方に傾斜しているため、弾性環状係止部材が格納溝の中で拡径してゆく。更に雄体の押し込みを続け、雄体の第二円筒部が格納溝を通過すると、弾性環状係止部材は自身の弾性力により元の径に縮径し、雄体の溝の中に入り込み、雄体と雌体とが連結される。この状態で管継手に流体を流すと、圧力の上昇により、雄体に挿入方向と反対側に移動する力が働き、弾性環状係止部材は雌体の係止溝に収まる。これによって、雄体が雌体から抜けることが抑制され、加圧中の結合が保持される。また、弾性環状シール部材が雄体の第一円筒部に接触することによって流体のシールが確保される。
このとき、雄体と雌体の結合時に第一内壁面と対応する第三円筒部に目印が設けられており、第二円筒部の軸方向の長さAと、雌体の先端部と目印の雄体の後端側の端部との軸方向の長さBが、A>Bの関係を満たしているので、雄体と雌体の回転によって雄体の第二円筒部の磨耗が進行すると、雄体の第二円筒部の磨耗代を残した状態で雄体の第三円筒部の目印が雌体の先端部から露出する。このため、雌体からの雄体の抜けが発生する前に、管継手の寿命が近いことを検知できる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の管継手において、前記雌体の硬度が前記雄体の硬度よりも大きいことを特徴としている。
請求項4に記載の発明によれば、雌体の硬度が雄体の硬度よりも大きいので、雄体と雌体の回転時に雄体(特に第二円筒部)の磨耗が進行し、雌体が磨耗することを抑制できる。
請求項1に記載の発明によれば、雄体の目印が露出することで、雄体の抜けが発生する前に、管継手の寿命が近いことを検知できる。
請求項2に記載の発明によれば、雄体と雌体との間にごみが入ることを抑制でき、ごみによる雄体や雌体などの磨耗を抑制できる。
請求項3に記載の発明によれば、雄体の第二円筒部の磨耗代を残した状態で雄体の目印が雌体の先端部から露出することで、雄体の抜けが発生する前に、管継手の寿命が近いことを検知できる。
請求項4に記載の発明によれば、雄体と雌体の回転時に雄体の磨耗が進行し、雌体が磨耗することを抑制できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の第1実施形態である管継手10の結合状態を示す半裁断面図であり、図2は、この管継手10の部分拡大図である。また、図3は、管継手10の分離状態を示す半裁断面図である。
管継手10は、円筒状の雄体12と、この雄体12が挿入される円筒状の雌体30とで構成されている。図1及び図3に示されるように、雄体12は、長手方向の先端側が小径となっており、先端から第一円筒部14と、この第一円筒部14から後方(中央部側)の位置で外方へ傾斜する外側テーパ部16と、この外側テーパ部16の後方と連続する位置に第一円筒部14より大きな外径を持つ第二円筒部18とを備えている。さらに、雄体12は、第二円筒部18の後方と連続する位置に、雄体12を雌体30に挿入したときに弾性環状係止部材としての弾性係止リング体42に係止される環状の台形溝20と、この台形溝20の後方と連続する位置に第二円筒部18より大きな外径を持つ第三円筒部22とを備えている。雄体12の芯部には、流体が流れる円形状の流路部24が設けられている。雄体12の第三円筒部22の後方(長手方向の中央部側)には、スパナを掛けるための六角部26が設けられている。また、雄体12の先端部14Aの外周側はR状に形成されている。
図2及び図3に示されるように、雌体30は、雄体12が挿入される開口部32を備えており、開口部32の入口側に雄体12の第三円筒部22に対応する第一内壁面34を備えている。また、雌体30は、第一内壁面34の後方(奥側)に、雄体12と雌体30の結合時に弾性環状係止部材としての弾性係止リング体42が収まる係止溝36と、この係止溝36の後方に結合作業中に弾性係止リング体42が退避する格納溝38と、が隣接して形成された二段溝40を備えている。さらに、雌体30は、二段溝40の後方と連続する位置に雄体12の第二円筒部18に対応する第二内壁面44と、この第二内壁面44から後方に内方へ傾斜する内側テーパ部46と、この内側テーパ部の後方と連続する位置に雄体12の第一円筒部14に対応する第三内壁面48とを備えている。また、雌体30の第三内壁面48には環状溝50が形成されており、この環状溝50に、樹脂製のリング部材52と、弾性環状シール部材としてのゴム製のOリング54とが収容されている。
さらに、雌体30の開口部32の最奥部には壁面56が形成され、雌体30の芯部にある流体が流れる流路部58に連なっている。雌体30の長手方向における開口部32とは反対側には、ホースを連結するための締金具60が設けられている。
また、雄体12の第三円筒部22には、雌体30の第一内壁面34の先端部30A近傍と対応する位置(先端部30Aの端面と近い位置)に環状溝64が形成されており、この環状溝64にゴム製の環状のダストシール66が収容されている。すなわち、ダストシール66は、雄体12と雌体30の結合時に雄体12に接触する弾性係止リング体42よりも雄体12の後方側(雌体30の先端部30A側)に配置されている。また、図2に示されるように、管継手10は、雄体12の第二円筒部18の軸方向の長さをAとし、雌体30の先端部30Aの端面とダストシール66の雄体12の後方側の端部(ダストシール66の先端部30A側の端部)との軸方向の長さをBとしたとき、A>Bの関係を満たすように形成されている。ここで、長さBは、ダストシール66が環状溝64を軸方向に動く隙間がある場合には、ダストシール66が雄体12の一番先端部14Aの側(雌体30の開口部32の奥側)に寄ったときに測った長さとしている。また、ダストシール66は、雌体30の先端部30Aから露出したときに目印となるように、例えば黒色のゴムで形成されている。
弾性係止リング体42は、断面が円形の環状部材からなり、環状部材の一部を切り離して隙間(図示省略)が形成されている。これによって、弾性係止リング体42は、弾性変形によりフリーの状態から縮径が可能となっている。この弾性係止リング体42は、管継手10の組み立て時に予め雌体30の二段溝40に収容されている。
また、管継手10は、雌体30の硬度が雄体12の硬度よりも大きい材料で形成されている。雌体30と雄体12の材料としては、鋼材などの金属が用いられている。
次に、管継手10の作用について説明する。
図3に示されるように、管継手10の雄体12と雌体30を結合する際には、雄体12の先端部14Aを雌体30の開口部32に押し込んでゆく。このとき、雄体12の外側テーパ部16が弾性係止リング体42に当たり、弾性係止リング体42が格納溝38に押し込まれる。更に雄体12を押し込むと、外側テーパ部16の拡径に従い、弾性係止リング体42が格納溝38の中で拡径してゆく。更に雄体12の押し込みを続け、雄体12の第二円筒部18が格納溝38を通過すると、図1に示されるように、弾性係止リング体42は自身の弾性力により元の径に縮径し、雄体12の台形溝20と雌体30の格納溝38の中に納まり、雄体12と雌体30との連結が終了する。この状態で、流路部24、58に流体を流すと、圧力の上昇により、雄体12に挿入方向と反対側に移動する力が働き、弾性係止リング体42は雌体30の係止溝36に収まり、弾性係止リング体42が係止溝36と雄体12の台形溝20とに接触することによって、加圧中の管継手10の結合が保持される。
その際、Oリング54が雄体12の第一円筒部14の周面に接触しており、流路部24、58を流れる流体のシール性が確保される。また、弾性係止リング体42は雌体30の係止溝36と雄体12の台形溝20の中に収まることによって、雄体12と雌体30とが一旦結合されると、雄体12と雌体30とを分離することができない構成となっている。
この管継手10は、雌体30の硬度が雄体12の硬度よりも大きいので、結合時に雄体12と雌体30が回転すると、雄体12の磨耗が進行し、雌体30が磨耗することが抑制される。図4に示されるように、雄体12と雌体30が回転すると、雌体30に弾性係止リング体42が連れ回りして弾性係止リング体42と雄体12の台形溝20との接触部分が擦れるため、雄体12の台形溝20の奥側の第二円筒部18が削れ、雄体12が雌体30から抜ける方向に徐々に移動する。このとき、雄体12の第二円筒部18の軸方向の長さAと、雌体30の先端部30Aの端面とダストシール66の雄体12の後方側の端部との軸方向の長さBが、A>Bの関係を満たしているので(図2参照)、雄体12の第二円筒部18の磨耗が進行しても、雄体12の第二円筒部18の磨耗代を残した状態で雄体12の移動によりダストシール66が雌体30の先端部30Aから露出する。したがって、露出したダストシール66を目視で確認することによって、管継手10の寿命が近いことを検知でき、雄体12の抜けが発生する前に管継手10を交換することが可能となる。
また、この管継手10では、雄体12と雌体30の結合時に、雄体12の環状溝64に設けられたダストシール66が雄体12と雌体30の第一内壁面34の両方に接触している。このダストシール66によって、雄体12の第三円筒部22と雌体30の第一内壁面34との間に砂などのごみが入ることを抑制できる。このため、ごみによる雄体12の磨耗の進行を抑制できる。
また、雄体12と雌体30の先端部30Aとが重なる部分にダストシール66を設けることによって、雄体12の磨耗の検知機能のみならず、雄体12の雌体30への挿入(結合)完了を確認することができる。
次に、本発明の第2実施形態の管継手について説明する。なお、第1実施形態と同一の部材には同一の符号を付し、重複した説明は省略する。
図5に示されるように、管継手80を構成する雄体82は、先端から第一円筒部14と、この第一円筒部14から後方(中央部側)に外方へ傾斜する外側テーパ部16と、この外側テーパ部16の後方と連続する位置に第一円筒部14より大きな外径を持つ第二円筒部18とを備えている。また、第二円筒部18の後方と連続する位置に雄体82の挿入時に弾性係止リング体42に係止される台形溝20と、この台形溝20の後方と連続する位置に第二円筒部18の外径とほぼ同一の外径の第三円筒部84が形成されている。この第三円筒部84に環状溝64が形成されており、環状溝64に環状のダストシール66が収容されている。
また、管継手80を構成する雌体90は、開口部32の入口側に雄体82の第三円筒部84に対応する第一内壁面92と、この第一内壁面92の奥側(後方)と連続する位置に弾性係止リング体42が収まる係止溝36と弾性係止リング体42が退避する格納溝38とが隣接して形成された二段溝40と、この二段溝40の奥側と連続する位置に雄体82の第二円筒部18と対応する第二内壁面44とを備えている。すなわち、第二円筒部18と第三円筒部84の外径がほぼ同径であるので、第一内壁面92と第二内壁面44の内径はほぼ同径に形成されている。さらに雌体90は、第二内壁面44の奥側に内方へ傾斜する内側テーパ部46と、この内側テーパ部46と連続する位置に雄体82の第一円筒部14に対応する第三内壁面48とを備えている。
このような管継手80でも、図6に示されるように、雄体82と雌体90の回転により雄体82の第二円筒部18の磨耗が進行すると、雄体82の第二円筒部18の磨耗代を残した状態で、雄体82の移動によりダストシール66が雌体90の先端部30Aから露出する。このダストシール66によって、管継手80の寿命が近いことを検知でき、雄体82の抜けが発生する前に管継手80を交換することが可能となる。さらに、ダストシール66によって、雄体82の第三円筒部84と雌体90の第一内壁面92との間に砂などのごみが入ることを抑制できると共に、雄体82を雌体90に挿入するときに挿入(結合)完了を確認できる。
一方、図7に示されるように、ダストシールを設けない雄体202と雌体210とで構成される管継手200では、雄体202と雌体210の回転により雄体202の第二円筒部18の磨耗が進行しても、雄体202の第二円筒部18の磨耗状態を検知することができない。このため、図8に示されるように、雌体210のOリング54が雄体202の第一円筒部14から外れ、流体の漏れが発生する場合がある。また、雄体202の第二円筒部18(図7参照)の磨耗代がなくなると、雌体210からの雄体202の抜けが発生する恐れがある。
なお、第1及び第2実施形態では、目印として、環状のゴム製のダストシール66が設けられているが、これに限定されず、他の材料や形状からなる目印を設けてもよい。
本発明の第1実施形態に係る管継手の雄体と雌体の結合状態を示す半裁断面図である。 本発明の第1実施形態に係る管継手の雄体と雌体の結合状態を示す部分拡大断面図である。 本発明の第1実施形態に係る管継手の雄体と雌体の分離状態を示す半裁断面図である。 図1に示す管継手の雄体が磨耗したときの動作を示す半裁断面図である。 本発明の第2実施形態に係る管継手の雄体と雌体の結合状態を示す半裁断面図である。 図5に示す管継手の雄体が磨耗したときの動作を示す半裁断面図である。 比較例である管継手の雄体と雌体の結合状態を示す半裁断面図である。 図7に示す管継手の雄体が磨耗したときの動作を示す半裁断面図である。 従来の管継手の雄体と雌体の結合状態を示す半裁断面図である。
符号の説明
10 管継手
12 雄体
14 第一円筒部
16 外側テーパ部
18 第二円筒部
20 台形溝(溝)
22 第三円筒部
30 雌体
30A 先端部
32 開口部
34 第一内壁面
36 係止溝
38 格納溝
40 二段溝
42 弾性係止リング体(弾性環状係止部材)
44 第二内壁面
46 内側テーパ部
48 第三内壁面
50 環状溝
54 Oリング(弾性環状シール部材)
64 環状溝
66 ダストシール
80 管継手
82 雄体
84 第三円筒部
90 雌体
92 第一内壁面

Claims (4)

  1. 円筒状の雄体と、前記雄体が挿入される開口部が形成された円筒状の雌体と、を備えた管継手であって、
    前記開口部に設けられ、前記雄体と前記雌体とを係止して結合させる弾性環状係止部材と、
    前記開口部に設けられ、前記雄体と前記雌体との結合時に流体をシールする弾性環状シール部材と、
    前記雄体と前記雌体との結合時に前記雄体に接触する前記弾性性環状係止部材よりも前記雄体の後方であって、前記雌体の先端側の内側と対応する前記雄体の周面に設けられた目印と、
    を有することを特徴とする管継手。
  2. 前記目印が環状のダストシールであり、前記雄体の周面に形成された環状溝に前記ダストシールが収容されていることを特徴とする請求項1に記載の管継手。
  3. 前記雄体は、先端から第一円筒部と、前記第一円筒部から後方に外方へ傾斜する外側テーパ部と、前記外側テーパ部の後方に連なり且つ前記第一円筒部より大きな外径を持つ第二円筒部と、前記第二円筒部の後方に連なり前記雄体を前記開口部に挿入したときに前記弾性環状係止部材が嵌り込む環状の溝と、前記溝の後方に連なり且つ前記第二円筒部より大きな外径又は前記第二円筒部と同一の外径を持つ第三円筒部と、を有し、
    前記雌体は、前記開口部の側から、前記第三円筒部に対応する第一内壁面と、前記第一内壁面の後方に前記弾性環状係止部材が収まる係止溝と前記係止溝の後方に前記弾性環状係止部材が退避する格納溝とが隣接して形成された二段溝と、前記二段溝の後方に連なり前記第二円筒部に対応する第二内壁面と、前記第二内壁面から後方に内方へ傾斜する内側テーパ部と、前記内側テーパ部の後方に連なり前記第一円筒部に対応する第三内壁面と、前記第三内壁面に前記弾性環状シール部材を納める環状溝と、を有し、
    前記目印が、前記雄体と前記雌体の結合時に前記第一内壁面と対応する前記第三円筒部に設けられており、
    前記第二円筒部の軸方向の長さをAとし、前記雌体の先端部と前記目印の前記雄体の後端側の端部との軸方向の長さをBとしたとき、A>Bの関係を満たしていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の管継手。
  4. 前記雌体の硬度が前記雄体の硬度よりも大きいことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の管継手。
JP2006353169A 2006-12-27 2006-12-27 管継手 Pending JP2008164039A (ja)

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