JP2008164012A - 車両用変速機 - Google Patents

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欣哉 水野
Yasushi Fujimoto
靖司 藤本
Seiji Hamaoka
誠二 濱岡
Eiji Kikko
栄治 橘高
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Abstract

【課題】変速段の切換え時における係合音を小さく抑えるようにする。
【解決手段】偏心位置にピン113が設けられる駆動ロータ111と、該駆動ロータ111により回動駆動される従動ロータ112とを有するゼネバストップ機構103が、入力手段および前記シフトドラム間に設けられ、従動ロータ112の外周には、複数変速段の歯車列を確立すべく変速段数に応じて周方向に順番に並んで等間隔に配置される複数の歯車列確立用位置決め凹部D1-2 ,D2-3 ,D3-4 ,D4-5 と、第1および第2メインシャフトのうち歯車列切換え時にエンジンからの動力伝達が遮断されている状態にあるメインシャフトに対応した歯車列をニュートラル状態とすべく各歯車列確立用位置決め凹部D1-2 ,D2-3 ,D3-4 ,D4-5 間の中央部に配置されるニュートラル用位置決め凹部N1 ,N2 ,N3 とが、駆動ロータ111を嵌合可能として設けられる。
【選択図】 図11

Description

本発明は、エンジンからの動力伝達を可能として同軸に配置される第1および第2メインシャフトと、駆動輪に連結されるカウンタシャフトと、選択的な確立を可能として前記第1および第2メインシャフトならびに前記カウンタシャフト間に設けられる複数変速段の歯車列と、それらの歯車列の確立状態を切換えるべく前記第1メインシャフト、前記第2メインシャフトおよび前記カウンタシャフトの少なくとも1つに相対回転不能かつスライド可能に配置されるシフタと、それらのシフタを回転自在に保持するシフトフォークを係合させるリード溝を外周に有するとともに入力手段からの入力によって回動するシフトドラムとを備え、前記歯車列の確立状態を切換える際に第1および第2メインシャフトの一方に前記エンジンからの動力が伝達された状態で第1および第2メインシャフトの他方への前記エンジンからの動力伝達が遮断される車両用変速機に関する。
入力手段およびシフトドラム間にゼネバストップ機構が設けられ、該ゼネバストップ機構の従動ドラムの外周に、複数変速段の歯車列に個別に対応した位置決め凹部が周方向等間隔に設けられ、シフトドラムを前記位置決め凹部相互間の間隔に対応する角度だけ間欠的に回動駆動することにより、複数変速段の歯車列の確立状態を切換えるようにした車両用変速機が、たとえば特許文献1で知られている。
特開平5−39865号公報
ところが、上記特許文献1で開示された車両用変速機では、複数変速段の歯車列の確立状態を切換える際に、位置決め凹部相互間の間隔に対応する角度だけシフトドラムを回動駆動するので、歯車列の確立状態を切換えるべくシフタをスライドさせるときに、シフタと、該シフタを係合させる歯車との速度差が比較的大きく、係合音が大きくなってしまう。特に、シフトアップおよびシフトダウン操作に応じて自動的に変速段を切り換えるようにした車両において、或る変速段での走行中に予備変速を行うようにしたものでは、乗員の操作とは連動しない大きな係合音が生じることになり、乗員が違和感を感じてしまうことになる。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、シフタのスライドによる変速段の切換え時における係合音を小さく抑え得るようにした車両用変速機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、エンジンからの動力伝達を可能として同軸に配置される第1および第2メインシャフトと、駆動輪に連結されるカウンタシャフトと、選択的な確立を可能として前記第1および第2メインシャフトならびに前記カウンタシャフト間に設けられる複数変速段の歯車列と、それらの歯車列の確立状態を切換えるべく前記第1メインシャフト、前記第2メインシャフトおよび前記カウンタシャフトの少なくとも1つに相対回転不能かつスライド可能に配置されるシフタと、それらのシフタを回転自在に保持するシフトフォークを係合させるリード溝を外周に有するとともに入力手段からの入力によって回動するシフトドラムとを備え、前記歯車列の確立状態を切換える際に第1および第2メインシャフトの一方に前記エンジンからの動力が伝達された状態で第1および第2メインシャフトの他方への前記エンジンからの動力伝達が遮断される車両用変速機において、前記シフトドラムと平行な軸線まわりに回動可能であって偏心位置にピンが設けられる駆動ロータと、該駆動ロータにより回動駆動される従動ロータとを有するゼネバストップ機構が、前記入力手段および前記シフトドラム間に設けられ、前記従動ロータの外周には、複数変速段の前記歯車列を確立すべく変速段数に応じて周方向に順番に並んで等間隔に配置される複数の歯車列確立用位置決め凹部と、第1および第2メインシャフトのうち歯車列切換え時に前記エンジンからの動力伝達が遮断されている状態にあるメインシャフトに対応した歯車列をニュートラル状態とすべく前記各歯車列確立用位置決め凹部間の中央部に配置されるニュートラル用位置決め凹部とが、前記駆動ロータを嵌合可能として設けられるとともに、前記駆動ロータのピンを係合させる複数の溝が、前記歯車列確立用位置決め凹部および前記ニュートラル用位置決め凹部間の中央部に配置されるようにして設けられることを特徴とする。
また請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加えて、前記ニュートラル用位置決め凹部に前記駆動ロータを嵌合せしめた状態で、前記シフトフォークを一時的に中立位置に保持するハーフニュートラル部が、前記リード溝に設けられることを特徴とする。
さらに請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明の構成に加えて、前記入力手段であるシフト用電動モータが前記駆動ロータに連動、連結され、前記ニュートラル用位置決め凹部を相互間に介在した前記歯車列確立用位置決め凹部間で前記駆動ロータの嵌合状態を切換える際には前記駆動ロータが2回転するのに対して、前記ニュートラル用位置決め凹部を相互間に介在させずに相互に隣接する前記歯車列確立用位置決め凹部間で前記駆動ロータの嵌合状態を切換える際には前記駆動ロータが1回転するように、前記シフト用電動モータの作動が制御されることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、第1および第2メインシャフトの一方へのエンジンからの動力伝達を遮断するとともに第1および第2メインシャフトの他方にエンジンからの動力を伝達している状態で歯車列の確立状態を切換えるべくシフタをスライドさせる際に、ゼネバストップ機構は、確立状態にある歯車列に対応した歯車列確立用位置決め凹部に嵌合していた駆動ロータが、ニュートラル用位置決め凹部に嵌合する状態を経て次に確立すべき歯車列に対応した歯車列確立用位置決め凹部に嵌合するまで作動することになり、ニュートラル用位置決め凹部に駆動ロータが嵌合した状態では従動ロータすなわちシフトドラムの回動は停止するので、次に確立状態となる側の歯車列の歯車へのシフタの係合タイミングを遅らせることができる。したがって第1および第2メインシャフトの一方およびカウンタシャフト間に設けられている歯車列が確立している状態で、第1および第2メインシャフト間に設けられている軸受もしくは潤滑油の粘性による第1および第2メインシャフトの他方のつれ回りに伴う前記シフタの回転速度と、該シフタを係合させる歯車との相対回転速度差を比較的小さくすることができ、係合音が大きくなってしまうのを防止することができる。しかもゼネバストップ機構は、周方向に隣接する歯車列確立用位置決め凹部の一方から他方に係合するように駆動ロータを一方に回動させることで歯車列の確立を切換えるものであるので、駆動部材を往復運動させてシフトドラムを回動するようにしたものに比べて、シフトドラムの回動動作を速やかに行うことができるとともに、メカニカルノイズの発生も抑制することができる。
また請求項2記載の発明によれば、シフトドラムのリード溝に設けられたハーフニュートラル部でシフトフォークを一時的に中立位置に保持することにより、次に確立状態となる側の歯車列の歯車へのシフタの係合タイミングを遅らせることができ、ゼネバストップ機構による係合タイミングの遅延と合わせて、係合音が大きくなるのをより効果的に防止することができる。
さらに請求項3記載の発明によれば、駆動ロータの回転数を1回転および2回転で切換えて駆動ロータをシフト用電動モータで回転駆動することにより、シフトニュートラル状態を任意の変速段の切換時に設定することができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
図1〜図11は本発明の第1実施例を示すものであり、図1はエンジン本体の縦断面図、図2は変速機を図1とは異なる切断面線に沿って切断して示す縦断面図、図3は第1シフタおよび被係合部材の係合状態を示す横断面図、図4は第1シフタおよび第3速用駆動アイドル歯車の係合状態を示す横断面図、図5は第2シフタおよび第5速用被動アイドル歯車の係合状態を示す横断面図、図6は第2シフタおよび後進用被動アイドル歯車の係合状態を示す横断面図、図7は第3シフタおよび第2速用被動アイドル歯車の係合状態を示す横断面図、図8は第3シフタおよび第4速用被動アイドル歯車の係合状態を示す横断面図、図9はシフトドラムを回動駆動する機構を示す縦断面図、図10はシフトドラムの外周面の展開図、図11はゼネバストップ機構の作動状態を順次示すための図9の11−11線に沿う断面図である。
先ず図1において、たとえば荒地走行用車両に搭載されるエンジンEのエンジン本体21は、軸線を車幅方向(図1の紙面に平行な方向)に沿わせたクランクシャフト22を回転自在に支承するクランクケース23と、該クランクケース23の上部に結合されるシリンダブロック24と、該シリンダブロック24の上部に結合されるシリンダヘッド25と、シリンダヘッド25の上部に結合されるヘッドカバー26とを備え、シリンダブロック24のシリンダボア27に摺動可能に嵌合されるピストン28が、前記クランクシャフト22にコネクティングロッド29およびクランクピン30を介して連接される。
前記クランクケース23は、前記クランクシャフト22の回転軸線に直交する平面で結合される一対のケース半体23a,23bから成り、該クランクケース23の両側には、第1および第2クランクケースカバー31,32がそれぞれ締結され、クランクケース23および第1クランクケースカバー31間にはクラッチ収容室33が形成される。
クランクケース23から突出したクランクシャフト22の一端は第1クランクケースカバー31で回転自在に支承されるものであり、第1クランクケースカバー31に近接した位置でクランクシャフト22の一端部にはクラッチ収容室33に収容される遠心クラッチ34が一方向クラッチ35を介して装着される。クランクケース23から突出したクランクシャフト22の他端部には、クランクケース23および第2クランクケースカバー32間に配置される発電機(図示せず)が連結されるとともに第2クランクケースカバー32に取付けられるリコイルスタータ36が連結される。また第2クランクケースカバー32には、クランクシャフト22に始動用動力を入力するための始動用モータ37が取付けられる。
前記遠心クラッチ34は、クランクシャフト22に固定されるドライブプレート38と、クランクシャフト22に相対回転可能に装着された駆動歯車39とともに回転するようにして前記ドライブプレート38を同軸に覆う椀状のクラッチハウジング40と、クランクシャフト22の回転に伴う遠心力の作用に応じてクラッチハウジング40の内周に摩擦係合することを可能としてドライブプレート38に回動可能に軸支されるクラッチウエイト41とを備えるものであり、一方向クラッチ35が、駆動歯車39からクランクシャフト22への動力伝達を可能とすべくクラッチハウジング40およびドライブプレート38間に設けられる。
図2を併せて参照して、クランクケース23には、同一軸線まわりの相対回転を可能として同軸に配置される第1および第2メインシャフト44,45がクランクシャフト22の回転軸線と平行な軸線まわりの回転を可能として支承されるとともに、第1および第2メインシャフト44,45と平行なカウンタシャフト46が回転自在に支承される。また第1および第2メインシャフト44,45と、カウンタシャフト46との間には、選択的な確立を可能とした複数変速段の歯車列が設けられており、この実施例では、第1メインシャフト44およびカウンタシャフト46間に、奇数段である第1速歯車列G1、第3速歯車列G3および第5速歯車列G5が設けられ、第2メインシャフト45およびカウンタシャフト46間に、偶数段である第2速歯車列G2および第4速歯車列G4と、後進歯車列GRとが設けられる。
また第1メインシャフト44は、クランクケース23にボールベアリング47,47を介して回転自在に支承される第2メインシャフト45を、相対回転可能として同軸に貫通するものであり、第2メインシャフト45および第1メインシャフト44間には複数のニードルベアリング48…が介装される。
図1で示すように、クラッチ収容室33内で第1メインシャフト44には、伝動筒軸49が相対回転可能に装着されており、該伝動筒軸49には、クランクシャフト22に相対回転可能に装着された前記駆動歯車39、該駆動歯車39に噛合する被動歯車50およびラバーダンパ51を介して動力が伝達される。また伝動筒軸49および第1メインシャフト44間には第1油圧クラッチ52が設けられ、伝動筒軸49および第2メインシャフト45間には第2油圧クラッチ53が設けられる。
而して第1油圧クラッチ52が動力伝達状態にあって第1メインシャフト44にクランクシャフト22から動力が伝達されているときには、第1、第3および第5速歯車列G1,G3,G5のうち択一的に確立した歯車列を介して第1メインシャフト44からカウンタシャフト46に動力が伝達され、第2油圧クラッチ53が動力伝達状態にあって第2メインシャフト45にクランクシャフト22から動力が伝達されているときには、第2、第4および後進歯車列G2,G4,GRのうち択一的に確立した歯車列を介して第2メインシャフト45からカウンタシャフト46に動力が伝達される。
また図示しない駆動輪に連結されるとともに前記クランクシャフト22の回転軸線と平行な軸線を有する出力軸54が、クランクケース23の両ケース半体23a,23bのうち一方のケース半体23aおよび第2のクランクケースカバー32で回転自在に支承されており、この出力軸54の両端は第1および第2クランクケースカバー31,32を液密にかつ回転自在に貫通して外方に突出する。一方、クランクケース23の両ケース半体23a,23bのうち他方のケース半体23bから突出したカウンタシャフト46の端部には駆動歯車55が固定され、この駆動歯車55に噛合する被動歯車56が前記出力軸54に設けられる。すなわち、カウンタシャフト46は、駆動歯車55、被動歯車56および出力軸54を介して駆動輪に連結される。
図2に注目して、第1速歯車列G1は、軸方向位置を一定として第1メインシャフト44に相対回転可能に支承される第1速用駆動アイドル歯車57と、カウンタシャフト46に相対回転不能に結合されるとともに第1速用駆動アイドル歯車57に噛合する第1速用被動歯車58とから成り、第3速歯車列G3は、軸方向位置を一定として第1メインシャフト44に相対回転可能に支承される第3速用駆動アイドル歯車59と、前記カウンタシャフト46に相対回転不能に結合されるとともに第3速用駆動アイドル歯車59に噛合する第3速用被動歯車60とから成る。また第5速歯車列G5は、軸方向のスライド作動を可能として第1および第3速用駆動アイドル歯車57,59間に配置されて第1メインシャフト44に相対回転不能に結合される第5速用駆動歯車61と、軸方向位置を一定としてカウンタシャフト46に相対回転可能に支承されるとともに第5速用駆動歯車61に噛合する第5速用被動アイドル歯車62とから成る。
第2速歯車列G2は、第2メインシャフト45に一体に設けられる第2速用駆動歯車63と、軸方向位置を一定としてカウンタシャフト46に回転自在に支承されるとともに第2速用駆動歯車63に噛合する第2速用被動アイドル歯車64とから成り、第4速歯車列G4は、第2メインシャフト45に一体に設けられる第4速用駆動歯車65と、軸方向位置を一定としてカウンタシャフト46に相対回転可能に支承されるとともに第4速用駆動歯車65に噛合する第4速用被動アイドル歯車66とから成る。また後進歯車列GRは、第2速用駆動歯車63と、第2速用駆動アイドル歯車63に噛合する第1後進アイドル歯車67と、第1後進アイドル歯車67と一体に形成される第2後進アイドル歯車68と、軸方向位置を一定としてカウンタシャフト46に相対回転可能に支承されるとともに第2後進アイドル歯車68に噛合する後進用被動アイドル歯車69とから成り、一体の第1および第2後進アイドル歯車67,68は、第1メインシャフト44、第2メインシャフト45およびカウンタシャフト46と平行な軸線を有してクランクケース23に両端部が支持された後進アイドル軸70で回転自在に支承されている。
第1速用駆動アイドル歯車57の第3速用駆動アイドル歯車59側の端部にはリング状の被係合部材71が固着されており、この被係合部材71および第3速用駆動アイドル歯車59間で第1メインシャフト44には、第1シフタ72が相対回転不能かつ軸方向スライド可能に支承されており、第5速用駆動歯車61は第1シフタ72に一体に設けられる。この第1シフタ72は、前記被係合部材71に係合して第1速歯車列G1を確立する位置と、第3速用駆動アイドル歯車59に係合して第3速歯車列G3を確立する位置と、第1および第3速用駆動アイドル歯車57,59のいずれにも係合しない中間位置とを切換えて第1メインシャフト44の軸方向にスライド可能である。
また第3速歯車列G3の第3速用被動歯車60は、第5速用被動アイドル歯車62および後進用被動アイドル歯車69間でカウンタシャフト46に相対回転不能かつ軸方向スライド可能に支承される第2シフタ73に一体に設けられており、第2シフタ73は第3速用駆動アイドル歯車59および第3速用被動歯車60の噛合状態を保持しつつ、第5速用被動アイドル歯車62に係合する位置ならびに後進用被動アイドル歯車69に係合する位置間でカウンタシャフト46の軸方向にスライド可能である。而して第1シフタ72が中間位置にある状態で第2シフタ73が第5速用被動アイドル歯車62に係合すると第5速歯車列G5が確立する。
さらに第2速用被動アイドル歯車64および第4速用被動アイドル歯車66間でカウンタシャフト46には、第3シフタ74が相対回転不能かつ軸方向スライド可能に支承されており、この第3シフタ74は、第2速用被動アイドル歯車64に係合して第2速歯車列G2を確立する位置と、第4速用被動アイドル歯車66に係合して第4速歯車列G4を確立する位置と、第2および第4速用被動アイドル歯車64,66のいずれにも係合しない中間位置とを切換えてカウンタシャフト46の軸方向にスライド可能である。而して第1および第3シフタ72,74が中間位置にある状態で第2シフタ73が後進用被動アイドル歯車69に係合すると後進歯車列GRが確立する。
第1速用駆動アイドル歯車57に固着された被係合部材71側で第1シフタ72の端部には、図3で示すように、複数の第1係合突部78…が周方向に等間隔をあけて突設されており、前記被係合部材71には、それらの第1係合突部78…をそれぞれ係合させ得る複数の第1係止突部79…が設けられる。また第1シフタ72の第3速用駆動アイドル歯車59側の端部には、図4で示すように、複数の第2係合突部80…が周方向に等間隔をあけて突設されており、第3速用駆動アイドル歯車59にはそれらの第2係合突部80…をそれぞれ係合させ得る複数の第2係止突部81…が設けられる。
第2シフタ73の第5速用被動アイドル歯車62側の端部には、図5で示すように、複数の第3係合突部82…が周方向に等間隔をあけて突設されており、第5速用被動アイドル歯車62には、それらの第3係合突部82…をそれぞれ係合させ得る複数の第3係止突部83…が設けられる。また第2シフタ73の後進用被動アイドル歯車69側の端部には、図6で示すように、複数の第4係合突部84…が周方向に等間隔をあけて突設されており、後進用被動アイドル歯車69にはそれらの第4係合突部84…をそれぞれ係合させ得る複数の第4係止突部85…が設けられる。
第3シフタ74の第2速用被動アイドル歯車64側の端部には、図7で示すように、複数の第5係合突部86…が周方向に等間隔をあけて突設されており、第2速用被動アイドル歯車64には、それらの第5係合突部86…をそれぞれ係合させ得る複数の第5係止突部87…が設けられる。また第3シフタ74の第4速用被動アイドル歯車66側の端部には、図8で示すように、複数の第6係合突部88…が周方向に等間隔をあけて突設されており、第4速用被動アイドル歯車66にはそれらの第6係合突部88…をそれぞれ係合させ得る複数の第6係止突部89…が設けられる。
しかも極力小さく形成された第1〜第6係合突部78…,80…,82…,84…,86…,88…ならびに第1〜第6係止突部79…,81…,83…,85…,87…,89…の個数は極力多く設定されるものであり、第1〜第6係合突部78…,80…,82…,84…,86…,88…ならびに第1〜第6係止突部79…,81…,83…,85…,87…,89…は、先端側に向かうにつれて幅を狭くするようにして歯車の歯と同様の形状を有するように形成される。このような第1〜第6係合突部78…,80…,82…,84…,86…,88…ならびに第1〜第6係止突部79…,81…,83…,85…,87…,89…の大きさ、個数および形状の設定により、第1〜第6係合突部78…,80…,82…,84…,86…,88…が第1〜第6係止突部79…,81…,83…,85…,87…,89…のうち対応の係止突部に係合する際の係合音を小さくすることが可能である。
図9を併せて参照して、第1〜第3シフタ72,73,74は、第1〜第3シフトフォーク91,92,93で回転自在に保持されており、それらのシフトフォーク91〜93は、第1および第2メインシャフト44,45ならびにカウンタシャフト46と平行な軸線を有してクランクケース23に支持されたシフトフォーク軸94で、該シフトフォーク軸94の軸方向にスライド可能に支承される。またクランクケース23には、第1および第2メインシャフト44,45ならびにカウンタシャフト46と平行な軸線を有するシフトドラム95が軸線まわりに回動することを可能として支承されており、このシフトドラム95の外周面に設けられる第1〜第3のリード溝96,97,98に第1〜第3シフトフォーク91〜93に突設されたピン91a,92a,93aがそれぞれ係合され、シフトドラム95が回動すると第1〜第3のリード溝96〜98のパターンに応じて第1〜第3シフトフォーク91〜93が軸方向にスライド作動する。
図10において、第1のリード溝96は、第1シフタ72を保持する第1シフトフォーク91のスライド作動をガイドするためのものであり、第1速用駆動アイドル歯車57に固着された被係合部材71に第1シフタ72を係合させるようにしてシフトドラム95の周方向に延びる第1速用歯車列確立部96aと、第3速用駆動アイドル歯車59に第1シフタ72を係合させるようにして第1速用歯車列確立部96aとはシフトドラム95の軸線方向にオフセットした位置で該シフトドラム95の周方向に延びる第3速用歯車列確立部96bと、第1および第3速用歯車列確立部96a,96b間を結ぶ連絡部96cと、第1シフタ72を中間位置に保持するための一対の中間位置部96d,96eとを有し、前記連絡部96cの中央部には、第1および第3速用駆動アイドル歯車57,59への係合を解除する位置に第1シフタ72を保持するニュートラル部96fが、前記シフトドラム95の周方向にわずかに延びて形成される。
また第2のリード溝97は、第2シフタ73を保持する第2シフトフォーク92のスライド作動をガイドするためのものであり、後進用被動アイドル歯車69に第2シフタ73を係合させるようにしてシフトドラム95の周方向に延びる後進用歯車列確立部97aと、第5速用被動アイドル歯車62に第2シフタ73を係合させるようにして後進用歯車列確立部97aとはシフトドラム95の軸線方向にオフセットした位置で該シフトドラム95の周方向に延びる第5速用歯車列確立部97bと、第2シフタ73を中間位置に保持するための中間位置部97cとを有する。
さらに第3のリード溝98は、第3シフタ74を保持する第3シフトフォーク93のスライド作動をガイドするためのものであり、第2速用被動アイドル歯車64に第3シフタ74を係合させるようにしてシフトドラム95の周方向に延びる第2速用歯車列確立部98aと、第4速用被動アイドル歯車66に第3シフタ74を係合させるようにして第2速用歯車列確立部98aとはシフトドラム95の軸線方向にオフセットした位置で該シフトドラム95の周方向に延びる第4速用歯車列確立部98bと、第2および第4速用歯車列確立部98a,98b間を結ぶ連絡部98cと、第3シフタ74を中間位置に保持するための中間位置部98dとを有し、前記連絡部98cの中央部には、第2および第4速用被動アイドル歯車64,66への係合を解除する位置に第3シフタ74を保持するニュートラル部98eが、前記シフトドラム95の周方向にわずかに延びて形成される。
ところでシフトドラム95には、後進位置PR 、中立位置PN 、第1および第2速位置P1-2 、第2および第3速位置P2-3 、第3および第4速位置P3-4 、第4および第5速位置P4-5 の各位置が、シフトドラム95の周方向に沿って順次設定されている。
而して後進位置PR では、第1および第3のリード溝96,98の中間位置部96d,98dに第1および第3シフトフォーク91,93のピン91a,93aを係合させるとともに第2のリード溝97の後進用歯車列確立部97aに第2シフトフォーク92のピン92aを係合させて後進歯車列GRを確立する。また中立位置PN では、第1〜第3のリード溝96〜98の中間位置部96d,97c,98dに第1〜第3シフトフォーク91〜93のピン91a〜93aを係合させて各歯車列G1〜G5,GRのいずれをも未確立の状態とする。第1および第2速位置P1-2 では、第1のリード溝96の第1速用歯車列確立部96aに第1シフトフォーク91のピン91aを係合し、第2のリード溝97の中間位置部97cに第2シフトフォーク92のピン92aを係合し、第3のリード溝98の第2速用歯車列確立部98aに第3シフトフォーク93のピン93aを係合して、第1および第2速歯車列G1,G2をともに確立する。第2および第3速位置P2-3 では、第1のリード溝96の第3速用歯車列確立部96bに第1シフトフォーク91のピン91aを係合し、第2のリード溝97の中間位置部97cに第2シフトフォーク92のピン92aを係合し、第3のリード溝98の第2速用歯車列確立部98aに第3シフトフォーク93のピン93aを係合して、第2および第3速歯車列G2,G3をともに確立する。第3および第4速位置P3-4 では、第1のリード溝96の第3速用歯車列確立部96bに第1シフトフォーク91のピン91aを係合し、第2のリード溝97の中間位置部97cに第2シフトフォーク92のピン92aを係合し、第3のリード溝98の第4速用歯車列確立部98bに第3シフトフォーク93のピン93aを係合して、第3および第4速歯車列G3,G4をともに確立する。さらに第4および第5速位置P4-5 では、第1のリード溝96の中間位置部96eに第1シフトフォーク91のピン91aを係合し、第2のリード溝97の第5速用歯車列確立部97bに第2シフトフォーク92のピン92aを係合し、第3のリード溝98の第4速用歯車列確立部98bに第3シフトフォーク93のピン93aを係合して、第4および第5速歯車列G4,G5をともに確立する。
すなわちシフトアップ時には、高速段への切換前に高速段側の歯車列を予め確立することができ、シフトダウン時には、低速段への切換前に低速段側の歯車列を予め確立することができる。
ところでシフトドラム95の周方向に沿って第1および第2速位置P1-2 と第2および第3速位置P2-3 との間の中央部には、第1メインシャフト44およびカウンタシャフト46間に設けられている第1速歯車列G1および第3速歯車列G3の確立状態を切換える際のニュートラル位置である1−3ニュートラル位置NP1 が設定されており、第1のリード溝96のニュートラル部96fは1−3ニュートラル位置NP1 に配置される。またシフトドラム95の周方向に沿って第2および第3速位置P2-3 と第3および第4速位置P3-4 との間の中央部には、第2メインシャフト45およびカウンタシャフト46間に設けられている第2速歯車列G2および第4速歯車列G4の確立状態を切換える際のニュートラル位置である2−4ニュートラル位置NP2 が設定されており、第3のリード溝98のニュートラル部98eは2−4ニュートラル位置NP2 に配置される。さらにシフトドラム95の周方向に沿って第3および第4速位置P3-4 と第4および第5速位置P4-5 との間の中央部には、第1メインシャフト44およびカウンタシャフト46間に設けられている第3速歯車列G3および第5速歯車列G5の確立状態を切換える際のニュートラル位置である3−5ニュートラル位置NP3 が設定される。
このようにしてシフトドラム95の外周には、後進位置PR 、中立位置PN 、第1および第2速位置P1-2 、1−3ニュートラル位置NP1 、第2および第3速位置P2-3 、2−4ニュートラル位置NP2 、第3および第4速位置P3-4 、3−5ニュートラル位置NP3 、第4および第5速位置P4-5 の各位置が、その周方向に沿ってこの順番で設定されることになるが、前記各位置PR ,PN ,P1-2 ,NP1 ,P2-3 ,NP2 ,P3-4 ,NP3 ,P4-5 相互の間隔は等しく、40度に設定されている。
第1クランクケースカバー31には、第1クランクケースカバー31との間に減速機構収容室99を形成するカバー100が締結されており、該カバー100には入力手段であるシフト用電動モータ101が取付けられる。而して該シフト用電動モータ101および前記シフトドラム95間には、歯車減速機構102、ゼネバストップ機構103およびロストモーション機構104が介設される。
前記シフト用電動モータ101は、前記シフトドラム95と平行な回転軸線を有するものであり、その出力軸101aを前記減速機構収容室99に突入させるようにして前記カバー100に取付けられる。一方、シフトドラム95と平行な軸線を有する駆動ロータ軸105が、前記第1クランクケースカバー31、前記クランクケース23および第2クランクケースカバー32を回転自在に貫通するように配置されており、前記減速機構収容室99には、前記出力軸101aおよび前記駆動ロータ軸105の一端部間に設けられる歯車減速機構102が収容される。
而して前記減速歯車機構102は、減速機構収容室99内でシフト用電動モータ101の出力軸101aに一体に設けられる駆動歯車106と、該駆動歯車106に噛合する第1中間歯車107と、第1中間歯車107と一体に回転する第2中間歯車108と、第2中間歯車108に噛合する第3中間歯車109と、減速機構収容室99内で前記駆動ロータ軸105の一端側に固定されて第3中間歯車109に噛合する被動歯車110とから成り、シフト用電動モータ101の回転動力が減速歯車機構102で減速されて駆動ロータ軸105に伝達される。
図11を併せて参照して、ゼネバストップ機構108は、前記シフト用電動モータ101から減速歯車機構102を介して伝達される動力で回動される駆動ロータ111と、前記駆動ロータ111で回動駆動される従動ロータ112とを備える。
駆動ロータ111は前記駆動ロータ軸105に固定されており、駆動ロータ軸105の軸線から偏心した位置で前記駆動ロータ111に駆動ピン113が設けられ、駆動ロータ軸105の軸線に関して駆動ピン113とは反対側で駆動ロータ111の外周には、前記駆動ロータ軸105の軸線を中心とした円弧状の位置決め突部114が形成される。
一方、従動ロータ112は、その外周の一部を前記駆動ロータ111に対向させるように配置されており、前記シフトドラム95の一端部に同軸に固定される従動ロータ軸115で相対回動可能に支承される。また前記駆動ロータ軸105の前記駆動ロータ111に対応する部分には、前記従動ロータ112の一部を収容する逃げ凹部116が設けられる。
この従動ロータ112の外周には、第1〜第5速歯車列G1〜G5を確立するためにシフトドラム95で設定されている上記第1および第2速位置P1-2 、第2および第3速位置P2-3 、第3および第4速位置P3-4 、第4および第5速位置P4-5 の各位置に個別に対応した第1および第2速歯車列確立用位置決め凹部D1-2 、第2および第3速歯車列確立用位置決め凹部D2-3 、第3および第4速歯車列確立用位置決め凹部D3-4 、第4および第5速歯車列確立用決め凹部D4-5 が、この順に周方向に並んで等間隔をあけて設けられる。而してこの実施例では、前記各位置決め凹部D1-2 ,D2-3 ,D3-4 ,D4-5 は相互間に80度の間隔をあけて従動ロータ112の外周に設けられる。また第1および第2速歯車列確立用位置決め凹部D1-2 と、第4および第5速歯車列確立用決め凹部D4-5 との間で前記従動ロータ112の外周には、シフトドラム95で設定されている後進位置PR および中立位置PN に個別に対応した後進歯車列確立用位置決め凹部DR および中立用位置決め凹部DN が等間隔に設けられる。
また前記従動ロータ112の外周には、前記シフトドラム95で設定される1−3ニュートラル位置NP1 、2−4ニュートラル位置NP2 および3−5ニュートラル位置NP3 に個別に対応したニュートラル用位置決め凹部N1 ,N2 ,N3 が、第1および第2速歯車列確立用位置決め凹部D1-2 、第2および第3速歯車列確立用位置決め凹部D2-3 、第3および第4速歯車列確立用位置決め凹部D3-4 、第4および第5速歯車列確立用決め凹部D4-5 相互間の中央部に配置されるようにして設けられる。
すなわち従動ロータ112の外周には、第1および第2速歯車列確立用位置決め凹部D1-2 、ニュートラル用位置決め凹部N1 、第2および第3速歯車列確立用位置決め凹部D2-3 、ニュートラル用位置決め凹部N2 、第3および第4速歯車列確立用位置決め凹部D3-4 、ニュートラル用位置決め凹部N3 、第4および第5速歯車列確立用決め凹部D4-5 、後進歯車列確立用位置決め凹部DR および中立用位置決め凹部DN が、相互間に40度の間隔をあけて等間隔に設けられ、これらの位置決め凹部D1-2 ,N1 ,D2-3 ,N2 ,D3-4 ,N3 ,D4-5 ,DR ,DN は、前記駆動ロータ111の位置決め突部114を嵌合可能とすべく円弧状に凹んで形成される。
さらに前記駆動ロータ111のピン113を係合させる複数の溝117…が、前記各位置決め凹部D1-2 ,N1 ,D2-3 ,N2 ,D3-4 ,N3 ,D4-5 ,DR ,DN 相互間の中央部に配置されるようにして従動ロータ112の外周に設けられる。
ロストモーション機構104は、前記従動ロータ112に植設されるピン118および前記従動ロータ軸115間に、従動ロータ軸115を囲繞するねじりばねであるロストモーションばね119が設けられて成るものであり、従動ロータ112の回動はロストモーション機構104を介してシフトドラム95に伝達されることになる。
ところで、何らかの理由でシフトチェンジが円滑に遂行されず、シフトドラム950が瞬間的にストップ状態になる可能性があるが、その場合、ロストモーション機構104の作用によってシフト用電動モータ101に過剰な負荷が加わることが防止される。すなわち従動ロータ軸115が一時的にストップ状態にあるときに従動ロータ112とともにピン118が回動すると、そのピン118および従動ロータ軸115が相対回動し、ロストモーションばね119を弾性変形させる。その結果、シフトドラム95が一時的にストップしてもシフト用電動モータ101は回転することができ、該シフト用電動モータ101に過負荷が加わることが回避される。しかもシフトドラム95には、弾性変形した前記ロストモーションばね119の弾発力が作用しているので、シフトドラム95のストップ状態が解除されたときに、シフトドラム95がロストモーションばね119の弾発力によって所定のシフトポジションまで回動することになる。
このようなゼネバストップ機構103によれば、1つの係合溝111にピン113を係合させている状態から駆動ロータ111が、図11(a)〜(e)で示すように1回転すると、従動ロータ112が40度だけ回動駆動されることになる。
ここで、第2速で運転している状態すなわち駆動ロータ111の位置決め突部114を、図11(a)で示すように、従動ロータ112の第1および第2速歯車列確立用位置決め凹部D1-2 に係合し、第2油圧クラッチ53を接続し、第1油圧クラッチ52を遮断している状態で第3速にシフトアップするにあたり、予備変速によって従動ロータ112の第2および第3速歯車列確立用位置決め凹部D2-3 に駆動ロータ111の位置決め突部114を嵌合する場合について説明すると、シフト用電動モータ101の作動に応じて駆動ロータ軸105および駆動ロータ111は図11の反計方向に回動し、駆動ロータ111が図11(a)の状態から図11(b)の状態を経て図11(c)で示す位置まで回動したときに、駆動ロータ111のピン113が従動ロータ112の溝117に係合して従動ロータ112を図11の時計方向に回動し始め、それによりシフトドラム95の回動が開始される。駆動ロータ111が、図11(d)の状態から図11(e)の状態を経て図11(f)で示す位置までさらに回動すると、駆動ロータ111のピン113が溝117から離脱することによって従動ロータ112およびシフトドラム95の回動が停止するとともに、駆動ロータ111の位置決め凹部114がニュートラル用位置決め凹部N1 に嵌合し始める。而して駆動ロータ111が、図11(g)の状態を経て図11(h)の状態まで回動することで1回転が終了するが、図11(f)〜図11(h)の状態では、駆動ロータ111の位置決め凹部114はニュートラル用位置決め凹部N1 に嵌合した状態にあり、従動ロータ112およびシフトドラム95の回動は停止されている。
駆動ロータ111は、図11(a)〜図11(h)の1回転終了後にさらに1回転するものであり、該駆動ロータ111の2回転によって駆動ロータ111の位置決め突部114が第2および第3速歯車列確立用位置決め凹部D2-3 に嵌合することになる。これにより第3速へのシフトアップを行うための予備変速が完了する。
すなわちゼネバストップ機構103は、第1および第2速歯車列確立用位置決め凹部D1-2 に位置決め突部114を嵌合させた状態から、第2および第3速歯車列確立用位置決め凹部D2-3 に位置決め突部114を係合させるまでシフトドラム95を回動するにあたっては、位置決め突部114をニュートラル用位置決め凹部N1 に嵌合させるまでシフトドラム95を回動させる所定角度(40度)の回動送り動作と、位置決め突部114を第2および第3速歯車列確立用位置決め凹部D2-3 に嵌合させるまでシフトドラム95を回動させる所定角度(40度)の回動送り動作とを連続して行うことになる。
このようにしてゼネバストップ機構103は、第2速から第3速へのシフトアップの途中で、シフトドラム95の回動を1−3ニュートラル位置NP1 で一旦停止することになる。このようなゼネバストップ機構103の作用は、第3速から第4速へのシフトアップ時、第4速から第5速へのシフトアップ時、ならびに第5速から第4速へのシフトダウン時、第4速から第3速へのシフトダウン時、第3速から第2速へのシフトダウン時も同様である。而して第1速での走行中には第2速歯車列G2は確立した状態にあり、第2速での走行中には第1速歯車列G1は確立した状態にあり、第1速から第2速へのシフトアップ時ならびに第2速から第1速へのシフトダウン時には予備変速の状態にあるので、シフトドラム95の回動を一旦停止する必要はない。
前記シフトドラム95の回動角度はドラム回動角度検出器120で検出されるものであり、該ドラム回動角度検出器120はシフトドラム95の他端に連結されて第2クランクケースカバー32に取付けられる。また駆動ロータ軸105の回動角度は第2クランクケースカバー32に取付けられる駆動ロータ軸回動角度検出器121で検出され、この駆動ロータ軸回動角度検出器121には、歯車減速機構102の被動歯車110に噛合する伝動歯車122を介して、駆動ロータ軸105の回動角度が入力される。
また前記第2クランクケースカバー32から突出した前記駆動ロータ軸105の他端には、図示しない六角レンチ等の工具を係合し得る係合部123が形成されており、シフト用電動モータ101の異常等の緊急時には、前記係合部123に工具を係合して駆動ロータ軸105を回動駆動してシフトチェンジを行うことができる。
次にこの実施例の作用について説明すると、シフトドラム95と平行な軸線まわりに回動可能であって偏心位置にピン113が設けられる駆動ロータ111と、該駆動ロータ111により回動駆動される従動ロータ112とを有するゼネバストップ機構103が、シフト用電動モータ101および前記シフトドラム95間に設けられており、ゼネバストップ機構103は、周方向に隣接する歯車列確立用位置決め凹部D1-2 ,D2-3 ,D3-4 ,D4-5 の一方から他方に嵌合するように駆動ロータ111を一方に回動させることで歯車列G1〜G5の確立を切換えるものであるので、駆動部材を往復運動させてシフトドラム95を回動するようにしたものに比べて、シフトドラム95の回動動作を速やかに行うことができるとともに、メカニカルノイズの発生も抑制することができる。
しかも従動ロータ112の外周には、第1〜第5速歯車列G1〜G5を確立すべく変速段数に応じて周方向に順番に並んで等間隔に配置される歯車列確立用位置決め凹部D1-2 ,D2-3 ,D3-4 ,D4-5 と、第1および第2メインシャフト44,45のうち歯車列切換え時に前記エンジンEからの動力伝達が遮断されている状態にあるメインシャフトに対応した歯車列をニュートラル状態とすべく前記各歯車列確立用位置決め凹部D1-2 ,D2-3 ,D3-4 ,D4-5 相互間の中央部に配置される複数のニュートラル用位置決め凹部N1 ,N2 ,N3 とが、前記駆動ロータ111を嵌合可能として設けられるとともに、前記駆動ロータ111のピン113を係合させる複数の溝117…が、前記歯車列確立用位置決め凹部D1-2 ,D2-3 ,D3-4 ,D4-5 および前記ニュートラル用位置決め凹部N1 ,N2 ,N3 間の中央部に配置されるようにして設けられている。
したがって第1および第2メインシャフト44,45の一方へのエンジンEからの動力伝達を遮断するとともに第1および第2メインシャフト44,45の他方にエンジンEからの動力を伝達している状態で歯車列G1〜G5の確立状態を切換えるべく第1〜第3シフタ72〜74のうち選択されたシフタをスライドさせる際に、ゼネバストップ機構103は、確立状態にある歯車列に対応した歯車列確立用位置決め凹部に嵌合していた駆動ロータ111が、ニュートラル用位置決め凹部に嵌合する状態を経て次に確立すべき歯車列に対応した歯車列確立用位置決め凹部N1 ,N2 ,N3 の1つに嵌合するまで作動することになり、ニュートラル用位置決め凹部に駆動ロータ111が嵌合した状態では従動ロータ112およびシフトドラム95の回動が停止するので、次に確立状態となる側の歯車列の歯車へのシフタの係合タイミングを遅らせることができる。したがって第1および第2メインシャフト44,45の一方およびカウンタシャフト46間に設けられている歯車列が確立している状態で、第1および第2メインシャフト44,45間に設けられているニードルベアリング48…もしくは潤滑油の粘性による第1および第2メインシャフト44,45の他方のつれ回りに伴う前記シフタの回転速度と、該シフタを係合させる歯車との相対回転速度差を比較的小さくすることができ、係合音が大きくなってしまうのを防止することができる。
しかもニュートラル用位置決め凹部N1 ,N2 に駆動ロータ111を嵌合せしめた状態で、第1および第3シフトフォーク91,93を一時的に中立位置に保持するハーフニュートラル部96f,98eが、シフトドラム95の外周のリード溝96,98に設けられるので、ゼネバストップ機構103による係合タイミングの遅延と合わせて、係合音が大きくなるのをより効果的に防止することができる。
図12は本発明の第2実施例を示すものであり、上記第1実施例に対応する部分には同一の参照符号を付して図示するのみで、詳細な説明は省略する。
この従動ロータ112′の外周には、第1〜第5速歯車列G1〜G5を確立するためにシフトドラム95で設定されている第1および第2速位置P1-2 、第2および第3速位置P2-3 、第3および第4速位置P3-4 、第4および第5速位置P4-5 の各位置に個別に対応した第1および第2速歯車列確立用位置決め凹部D1-2 、第2および第3速歯車列確立用位置決め凹部D2-3 、第3および第4速歯車列確立用位置決め凹部D3-4 、第4および第5速歯車列確立用決め凹部D4-5 がこの順に間隔をあけて設けられるとともに、第4および第5速歯車列確立用決め凹部D4-5 と第1および第2速歯車列確立用位置決め凹部D1-2 との間には、後進位置PR および中立位置PN に個別に対応した後進歯車列確立用位置決め凹部DR および中立用位置決め凹部DN が等間隔に設けられる。
また前記従動ロータ112′の外周には、前記シフトドラム95で設定される2−4ニュートラル位置NP2 および3−5ニュートラル位置NP3 に個別に対応したニュートラル用位置決め凹部N2 ,N3 が、第2および第3速歯車列確立用位置決め凹部D2-3 、第3および第4速歯車列確立用位置決め凹部D3-4 、第4および第5速歯車列確立用決め凹部D4-5 相互間の中央部に配置されるようにして設けられる。
すなわち従動ロータ112′の外周には、第1および第2速歯車列確立用位置決め凹部D1-2 、第2および第3速歯車列確立用位置決め凹部D2-3 、ニュートラル用位置決め凹部N2 、第3および第4速歯車列確立用位置決め凹部D3-4 、ニュートラル用位置決め凹部N3 、第4および第5速歯車列確立用決め凹部D4-5 、後進歯車列確立用位置決め凹部DR および中立用位置決め凹部DN が、相互間に45度の間隔をあけて等間隔に設けられるものであり、第1実施例における従動ロータ112の外周に設けられていたニュートラル用位置決め凹部N1 は第2実施例では省略される。
すなわち第2速から第3速へのシフトアップ時、ならびに第2速から第1速へのシフトダウン時に、駆動ロータ111はニュートラル用位置決め凹部に嵌合することなく、第1および第2速歯車列確立用位置決め凹部D1-2 ならびに第2および第3速歯車列確立用位置決め凹部D2-3 に嵌合する状態を切り換えることになる。
而してシフト用電動モータ101(第1実施例参照)は、ニュートラル用位置決め凹部N2,3 を相互間に介在した前記歯車列確立用位置決め凹部間、すなわち第2および第3速歯車列確立用位置決め凹部D2-3 と第3および第4速歯車列確立用位置決め凹部D3-4 との間、ならびに第3および第4速歯車列確立用位置決め凹部D3-4 と第4および第5速歯車列確立用決め凹部D4-5 との間では駆動ロータ111を2回転せしめ、ニュートラル用位置決め凹部を相互間に介在させずに相互に隣接する前記歯車列確立用位置決め凹部間、すなわち第1および第2速歯車列確立用位置決め凹部D1-2 と第2および第3速歯車列確立用位置決め凹部D2-3 との間、第4および第5速歯車列確立用決め凹部D4-5 と後進歯車列確立用位置決め凹部DR との間、後進歯車列確立用位置決め凹部DR と中立用位置決め凹部DN との間、ならびに中立用位置決め凹部DN と第1および第2速歯車列確立用位置決め凹部D1-2 との間では駆動ロータ111が1回転するように制御される。
このように駆動ロータ111の回転数を1回転および2回転で切換えて駆動ロータ111をシフト用電動モータ101で回転駆動することにより、シフトニュートラル状態を任意の変速段の切換時に設定することができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
たとえば上記実施例では、入力手段としてシフト用電動モータ101を用いた場合について説明したが、駆動ロータ111に人力による駆動力が入力されるように入力手段が構成されていてもよい。
第1実施例のエンジン本体の縦断面図である。 変速機を図1とは異なる切断面線に沿って切断して示す縦断面図である。 第1シフタおよび被係合部材の係合状態を示す横断面図である。 第1シフタおよび第3速用駆動アイドル歯車の係合状態を示す横断面図である。 第2シフタおよび第5速用被動アイドル歯車の係合状態を示す横断面図である。 第2シフタおよび後進用被動アイドル歯車の係合状態を示す横断面図である。 第3シフタおよび第2速用被動アイドル歯車の係合状態を示す横断面図である。 第3シフタおよび第4速用被動アイドル歯車の係合状態を示す横断面図である。 シフトドラムを回動駆動する機構を示す縦断面図である。 シフトドラムの外周面の展開図である。 ゼネバストップ機構の作動状態を順次示すための図9の11−11線に沿う断面図である。 第2実施例の駆動ロータおよび従動ロータを図11に対応して示す断面図である。
符号の説明
44・・・第1メインシャフト
45・・・第2メインシャフト
46・・・カウンタシャフト
72,73,74・・・シフタ
91,92,93・・・シフトフォーク
95・・・シフトドラム
96,97,98・・・リード溝
96f,98e・・・ハーフニュートラル部
101・・・入力手段であるシフト用電動モータ
103・・・ゼネバストップ機構
111・・・駆動ロータ
112,112′・・・従動ロータ
113・・・ピン
117・・・溝
1-2 ,D2-3 ,D3-4 ,D4-5 ・・・歯車列確立用位置決め凹部
E・・・エンジン
G1〜G5・・・歯車列
1 ,N2 ,N3 ・・・ニュートラル用位置決め凹部

Claims (3)

  1. エンジン(E)からの動力伝達を可能として同軸に配置される第1および第2メインシャフト(44,45)と、駆動輪に連結されるカウンタシャフト(46)と、選択的な確立を可能として前記第1および第2メインシャフト(44,45)ならびに前記カウンタシャフト(46)間に設けられる複数変速段の歯車列(G1〜G5)と、それらの歯車列(G1〜G5)の確立状態を切換えるべく前記第1メインシャフト(44)、前記第2メインシャフト(45)および前記カウンタシャフト(46)の少なくとも1つに相対回転不能かつスライド可能に配置されるシフタ(72,73,74)と、それらのシフタ(72〜74)を回転自在に保持するシフトフォーク(91,92,93)を係合させるリード溝(96,97,98)を外周に有するとともに入力手段(101)からの入力によって回動するシフトドラム(95)とを備え、前記歯車列(G1〜G5)の確立状態を切換える際に第1および第2メインシャフト(44,45)の一方に前記エンジン(E)からの動力が伝達された状態で第1および第2メインシャフト(44,45)の他方への前記エンジン(E)からの動力伝達が遮断される車両用変速機において、前記シフトドラム(95)と平行な軸線まわりに回動可能であって偏心位置にピン(113)が設けられる駆動ロータ(111)と、該駆動ロータ(111)により回動駆動される従動ロータ(112,112′)とを有するゼネバストップ機構(103)が、前記入力手段(101)および前記シフトドラム(95)間に設けられ、前記従動ロータ(112,112′)の外周には、複数変速段の前記歯車列(G1〜G5)を確立すべく変速段数に応じて周方向に順番に並んで等間隔に配置される複数の歯車列確立用位置決め凹部(D1-2 ,D2-3 ,D3-4 ,D4-5 )と、第1および第2メインシャフト(44,45)のうち歯車列切換え時に前記エンジン(E)からの動力伝達が遮断されている状態にあるメインシャフトに対応した歯車列をニュートラル状態とすべく前記各歯車列確立用位置決め凹部(D1-2 ,D2-3 ,D3-4 ,D4-5 )間の中央部に配置されるニュートラル用位置決め凹部(N1 ,N2 ,N3 )とが、前記駆動ロータ(111)を嵌合可能として設けられるとともに、前記駆動ロータ(111)のピン(113)を係合させる複数の溝(117)が、前記歯車列確立用位置決め凹部(D1-2 ,D2-3 ,D3-4 ,D4-5 )および前記ニュートラル用位置決め凹部(N1 ,N2 ,N3 )間の中央部に配置されるようにして設けられることを特徴とする車両用変速機。
  2. 前記ニュートラル用位置決め凹部(N1 ,N2 )に前記駆動ロータ(111)を嵌合せしめた状態で、前記シフトフォーク(91,93)を一時的に中立位置に保持するハーフニュートラル部(96f,98e)が、前記リード溝(96,98)に設けられることを特徴とする請求項1記載の車両用変速機。
  3. 前記入力手段であるシフト用電動モータ(101)が前記駆動ロータ(111)に連動、連結され、前記ニュートラル用位置決め凹部(N1 ,N2 ,N3 )を相互間に介在した前記歯車列確立用位置決め凹部(D1-2 ,D2-3 ,D3-4 ,D4-5 )間で前記駆動ロータ(111)の嵌合状態を切換える際には前記駆動ロータ(111)が2回転するのに対して、前記ニュートラル用位置決め凹部(N1 ,N2 ,N3 )を相互間に介在させずに相互に隣接する前記歯車列確立用位置決め凹部間で前記駆動ロータ(111)の嵌合状態を切換える際には前記駆動ロータ(111)が1回転するように、前記シフト用電動モータ(101)の作動が制御されることを特徴とする請求項1または2記載の車両用変速機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2014196318A1 (ja) * 2013-06-05 2014-12-11 株式会社エフ・シー・シー 車両用動力伝達システム
CN112145744A (zh) * 2015-12-07 2020-12-29 浙江三花制冷集团有限公司 一种传动连接结构及具有该传动连接结构的电动阀

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