JP2008163922A - エンジンの蒸発燃料吸着装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】バックファイアの発生に伴ってフィルタが損傷する場合でも、同フィルタから吸着剤が吸気通路に飛散することを抑制することのできるエンジンの蒸発燃料吸着装置を提供する。
【解決手段】エンジンの蒸発燃料吸着装置30は、蒸発燃料を吸着する吸着剤31が内包され、エアクリーナの通路断面を覆うように設けられたシート状のフィルタ32を備える。このフィルタ32は吸着剤31が収容され、その面方向に隣接する複数の収容室33A〜33Dに区画し、それら収容室33A〜33D間における吸着剤31の移動を規制する区画部32D〜32Gを有し、該区画部32D〜32Gには収容室33A〜33Dを構成する他の部分に比べて強度の低い切り込み34D〜34Gが形成される。
【選択図】図2
【解決手段】エンジンの蒸発燃料吸着装置30は、蒸発燃料を吸着する吸着剤31が内包され、エアクリーナの通路断面を覆うように設けられたシート状のフィルタ32を備える。このフィルタ32は吸着剤31が収容され、その面方向に隣接する複数の収容室33A〜33Dに区画し、それら収容室33A〜33D間における吸着剤31の移動を規制する区画部32D〜32Gを有し、該区画部32D〜32Gには収容室33A〜33Dを構成する他の部分に比べて強度の低い切り込み34D〜34Gが形成される。
【選択図】図2
Description
この発明は、蒸発燃料を吸着する吸着剤が内包され、吸気通路の通路断面を覆うように設けられたシート状のフィルタを備えるエンジンの蒸発燃料吸着装置に関する。
従来、この種のエンジンの蒸発燃料吸着装置としては、例えば特許文献1に記載されたものがある。図6に、特許文献1に記載の装置も含め、こうしたエンジンの蒸発燃料吸着装置として従来一般に採用されている装置の概要を断面図として示す。
図6に示されるように、この蒸発燃料吸着装置130は、蒸発燃料を吸着する吸着剤131が内包され、吸気通路2の一部をなすエアクリーナ20の通路断面を覆うように設けられたシート状のフィルタ132を含んで構成されている。フィルタ132は、エアクリーナ20の筐体21内において吸入空気中の塵埃を捕捉するエレメント22の配設位置よりも吸気下流側に設けられている。こうした蒸発燃料吸着装置130によれば、吸気通路2内に滞留する蒸発燃料が吸着剤131によって吸着されることで、蒸発燃料の外部への放出が抑制されるようになる。
特開2003―214264号公報
ところで、エンジンの冷間始動時には、燃焼行程に発生した火炎が次の吸気行程まで消えずに残っていることがある。そして、吸気バルブが開弁する際に、シリンダ内の火炎が吸気ポートを通じて吸気通路2内に滞留する蒸発燃料に引火する現象、いわゆるバックファイアが生じることがある。この場合、バックファイアに伴う高圧の燃焼ガスが吸気通路2を逆流し、これがエアクリーナ20にまで達すると、フィルタ132が燃焼ガスの衝撃力を受けて破損することがあり、フィルタ132に内包される吸着剤131が吸気通路2に飛散するといった問題が生じることがある。こうした吸着剤の飛散が生じると、その飛散した吸着剤が吸気バルブやピストンに噛み込まれてしまうおそれがある。
なお、こうした問題は、蒸発燃料吸着装置がエアクリーナの内部に設けられるものに限られるものではなく、吸気通路のいずれかの部位に設けられるものにおいては概ね共通したものとなっている。
この発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、バックファイアの発生に伴ってフィルタが損傷する場合でも、同フィルタから吸着剤が吸気通路に飛散することを抑制することのできるエンジンの蒸発燃料吸着装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
請求項1に記載の発明は、蒸発燃料を吸着する吸着剤が内包され、吸気通路の通路断面を覆うように設けられたシート状のフィルタを備えるエンジンの蒸発燃料吸着装置において、前記フィルタは前記吸着剤が収容され、その面方向に隣接する複数の収容室に区画し、それら収容室間における吸着剤の移動を規制する区画部を有し、該区画部には前記収容室を構成する他の部分に比べて強度の低い脆弱部が形成されることをその要旨とする。
請求項1に記載の発明は、蒸発燃料を吸着する吸着剤が内包され、吸気通路の通路断面を覆うように設けられたシート状のフィルタを備えるエンジンの蒸発燃料吸着装置において、前記フィルタは前記吸着剤が収容され、その面方向に隣接する複数の収容室に区画し、それら収容室間における吸着剤の移動を規制する区画部を有し、該区画部には前記収容室を構成する他の部分に比べて強度の低い脆弱部が形成されることをその要旨とする。
同構成によれば、エンジンのバックファイアに伴う燃焼ガスの衝撃圧がフィルタに作用した場合、同フィルタは区画部に形成された脆弱部において開裂するようになる。そして、このようにフィルタをその脆弱部において開裂させることにより、燃焼ガスの衝撃圧をフィルタの上流側に逃がすとともに、燃焼ガスの衝撃エネルギを吸収することができ、フィルタにおいて収容室が形成される部分を燃焼ガスの衝撃圧から保護することができる。このため、バックファイアの発生に伴ってフィルタが損傷する場合でも、同フィルタの収容室から吸着剤が吸気通路に飛散することを抑制することができるようになる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のエンジンの蒸発燃料吸着装置において、前記脆弱部は、前記フィルタ上にてエンジンのバックファイアに伴う燃焼ガスの衝撃圧が最大となる部分を含んで形成されることをその要旨とする。
同構成によれば、エンジンのバックファイアに伴う燃焼ガスの衝撃圧がフィルタに作用した場合、脆弱部をより確実に開裂させることができ、この開裂した部分を通じて燃焼ガスの衝撃圧をフィルタの上流側に逃がして吸着剤の飛散を抑制することができる。
通常、フィルタは、吸気通路の一部をなすエアクリーナの内部に設けられることが多く、この場合、エアクリーナの吸気下流側に接続される吸気管の中心軸とフィルタとの交点近傍が、フィルタ表面においてエンジンのバックファイアに伴う燃焼ガスの衝撃圧が最大となりやすい。
この点、請求項3に記載の発明によるように、前記フィルタが吸気通路の一部をなすエアクリーナの内部に設けられるものであり、前記脆弱部が前記エアクリーナの吸気下流側に接続される吸気管の中心軸と前記フィルタとの交点近傍に形成されるといった構成を採用すれば、請求項2に記載の発明と同様の効果を奏することができるようになる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のエンジンの蒸発燃料吸着装置において、前記脆弱部は、前記エアクリーナの吸気下流側に接続される吸気管の中心軸と前記フィルタとの交点近傍から前記フィルタの周縁部に向けて放射状に形成されることをその要旨とする。
同構成によれば、脆弱部は、エアクリーナの吸気下流側に接続される吸気管の中心軸とフィルタとの交点近傍からフィルタの周縁部に向けて円滑に開裂されることとなる。
具体的には、請求項5に記載の発明によるように、前記脆弱部が前記フィルタの面に沿って延びるように形成される切り込みであるといった構成を採用することができる。
具体的には、請求項5に記載の発明によるように、前記脆弱部が前記フィルタの面に沿って延びるように形成される切り込みであるといった構成を採用することができる。
以下、この発明にかかるエンジンの蒸発燃料吸着装置を具体化した一実施の形態について図1〜図3に基づき説明する。
図1は、この実施の形態の蒸発燃料吸着装置を備えるエンジンの吸気通路についてその断面構造を示した断面図である。
図1は、この実施の形態の蒸発燃料吸着装置を備えるエンジンの吸気通路についてその断面構造を示した断面図である。
同図1に示されるように、エンジンの吸気通路2には吸気を濾過するためのエアクリーナ20が設けられている。エアクリーナ20は、略直方体形状をなす筐体21を備えており、同筐体21には、その吸気上流側に上流側吸気管11が、その吸気下流側に下流側吸気管12がそれぞれ接続されている。これら上流側吸気管11及び下流側吸気管12は、同一の中心軸Cを有するように、且つ同中心軸Cが筐体21の中心軸Bに対し偏倚して接続されている。また、筐体21の内部には通路断面を覆うようにエレメント22が設けられており、このエレメント22により吸入空気に含まれる塵埃が捕捉される。
この実施の形態の蒸発燃料吸着装置30は、蒸発燃料を吸着する吸着剤31が内包され、エアクリーナ20の通路断面を覆うように設けられたシート状のフィルタ32を含んで構成されている。フィルタ32は、エアクリーナ20の筐体21内においてエレメント22よりも吸気下流側に設けられている。なお、この実施の形態では、吸着剤31として粒状の活性炭を採用している。こうした蒸発燃料吸着装置30によれば、吸気通路2内に滞留する蒸発燃料が吸着剤31によって吸着されることで、蒸発燃料の外部への放出が抑制される。
次に、フィルタ32の具体的な形状について、図2及び図3を参照して説明する。
図2(a)は、図1に示すエアクリーナ20のA―A断面図である。また、図2(b)は、図2(a)に示すB−B断面図である。
図2(a)は、図1に示すエアクリーナ20のA―A断面図である。また、図2(b)は、図2(a)に示すB−B断面図である。
同図2(b)に示されるように、フィルタ32は、吸気上流側に位置する合成樹脂製の不織布32A、及び吸気下流側に位置する合成樹脂製の不織布32Bを含んで構成されている。また、これら不織布32A,32B間には吸着剤31が内包されている。より具体的には、図2(a)に示されるように、これら不織布32A,32Bは、それらの面における周縁部において所定の幅L1を有する外側区画部32Cにて互いに溶着されている。また、これら不織布32A,32Bは、その面に沿って延びるように形成される4つの内側区画部32D〜32Gにて互いに溶着されている。これら内側区画部32D〜32Gは、下流側吸気管12の中心軸Cとフィルタ32との交点F(図1も併せ参照)の近傍からフィルタ32の周縁部である外側区画部32Cの4つの隅部32K〜32Nまでの領域にわたって所定の幅L2を有してそれぞれ形成されている。すなわち、内側区画部32D〜32Gは交点Fの近傍からフィルタ32の外側区画部32Cに向けて放射状に形成されている。そして、これら外側区画部32Cと内側区画部32D〜32Gとによってこれら不織布32A,32Bが互いに溶着されることにより、これら不織布32A,32Bの間に形成される収容空間が、フィルタ32の面方向に隣接する4つの収容室33A〜33Dに区画されている。こうした構成によれば、これら収容室33A〜33D間における吸着剤31の移動が相互に規制されることとなる。
ここで、内側区画部32D〜32Gには、それらの延びる方向に沿ってそれらの中心を通るようにミシン目状の切り込み34D〜34Gが形成されている。
図3は、図1に示すエアクリーナ20のA―A断面図であって、エンジンのバックファイアに伴う燃焼ガスの衝撃圧の分布を等圧線として併せ示したものである。
図3は、図1に示すエアクリーナ20のA―A断面図であって、エンジンのバックファイアに伴う燃焼ガスの衝撃圧の分布を等圧線として併せ示したものである。
同図3に示されるように、エンジンのバックファイアに伴う燃焼ガスの衝撃圧Pは、フィルタ32の面上のうち、下流側吸気管12の中心軸Cとフィルタ32との交点Fの近傍において最も高くなる。この実施の形態では、各切り込み34D〜34Gについてその長さを上記衝撃圧Pの分布に応じて設定するようにしている。具体的には、内側区画部32D〜32Gのうち、衝撃圧Pが比較的広い範囲で作用する内側区画部32Eについてはその切り込み34Eの長さを他の切り込み34D,34F,34Gよりも長く設定するようにしている。
以上説明したこの実施の形態にかかるエンジンの蒸発燃料吸着装置によれば、以下に列記するような効果が得られるようになる。
(1)フィルタ32は、吸着剤31が収容され、その面方向に隣接する4つの収容室33A〜33Dに区画し、それら収容室33A〜33D間における吸着剤31の移動を規制する区画部32D〜32Gを有するものとした。また、区画部32D〜32Gには収容室33A〜33Dを構成する他の部分に比べて強度の低い切り込み34D〜34Gを形成することとした。
(1)フィルタ32は、吸着剤31が収容され、その面方向に隣接する4つの収容室33A〜33Dに区画し、それら収容室33A〜33D間における吸着剤31の移動を規制する区画部32D〜32Gを有するものとした。また、区画部32D〜32Gには収容室33A〜33Dを構成する他の部分に比べて強度の低い切り込み34D〜34Gを形成することとした。
これにより、エンジンのバックファイアに伴う燃焼ガスの衝撃圧がフィルタ32に作用した場合、同フィルタ32は区画部32D〜32Gに形成された切り込み34D〜34Gにおいて開裂するようになる。そして、このようにフィルタ32をその切り込み34D〜34Gにおいて開裂させることにより、燃焼ガスの衝撃圧をフィルタ32の上流側に逃がすとともに、燃焼ガスの衝撃エネルギを吸収することができ、フィルタ32において収容室33A〜33Dが形成される部分を燃焼ガスの衝撃圧から保護することができる。このため、バックファイアの発生に伴ってフィルタ32が損傷する場合でも、同フィルタ32の収容室33A〜33Dから吸着剤31が吸気通路2に飛散することを抑制することができるようになる。
(2)切り込み34D〜34Gを、エアクリーナ20の吸気下流側に接続される下流側吸気管12の中心軸Cとフィルタ32との交点Fの近傍、すなわちフィルタ32上にてバックファイアに伴う燃焼ガスの衝撃圧が最大となる部分を含んで形成することとした。これにより、エンジンのバックファイアに伴う燃焼ガスの衝撃圧がフィルタ32に作用した場合、切り込み34D〜34Gをより確実に開裂させることができ、この開裂した部分を通じて燃焼ガスの衝撃圧をフィルタ32の上流側に逃がして吸着剤31の飛散を抑制することができる。
(3)切り込み34D〜34Gを、エアクリーナ20の吸気下流側に接続される下流側吸気管12の中心軸Cとフィルタ32との交点Fの近傍からフィルタ32の周縁部に向けて放射状に形成することとした。これにより、切り込み34D〜34Gは、エアクリーナ20の吸気下流側に接続される下流側吸気管12の中心軸Cとフィルタ32との交点Fの近傍からフィルタ32の隅部32K〜32Nに向けて円滑に開裂されることとなる。
なお、この発明にかかるエンジンの蒸発燃料吸着装置は、上記実施の形態にて例示した構成に限定されるものではなく、その実施の形態を適宜変更した例えば次のような形態として実施することもできる。
・上記実施の形態では、切り込み34D〜34Gの長さを、エアクリーナ20の吸気下流側に接続される下流側吸気管12の中心軸Cとフィルタ32との交点Fから、エンジンのバックファイアに伴う燃焼ガスの衝撃圧の分布に応じて設定するようにしているが、切り込みの長さはこれに限られるものではなく、これを任意に変更してもよい。例えば、エアクリーナ20の吸気下流側に接続される下流側吸気管12の中心軸Cとフィルタ32の交点Fから隅部32K〜32Nにかけて形成するようにしてもよい。
・上記実施の形態では、脆弱部としてミシン目状の切り込み34D〜34Gを採用しているが、脆弱部の構成はこれに限られるものではなく、他に例えば、図4に示すように、脆弱部が、内側区画部232Dにおいて、フィルタ232A,232Bのうち収容室を構成する他の部分に比べてその厚さが薄い薄肉部234Dとして形成されるものであってもよい。
・上記実施の形態では、4つの収容室33A〜33D及び4つの内側区画部32D〜32Gを有するものについて例示したが、収容室及び内側区画部の数はこれに限られるものではなく、これを3つ若しくは、5つ以上としてもよい。
・上記実施の形態のように、内側区画部32D〜32G及び脆弱部を、エアクリーナ20の吸気下流側に接続される下流側吸気管12の中心軸Cとフィルタ32との交点Fの近傍からフィルタ32の周縁部の4つの隅部32K〜32Nに向けて放射状に形成することが、フィルタ32の円滑な開裂を促す上では望ましい。しかし、フィルタ32の円滑な開裂が要求されない場合には、内側区画部及び脆弱部をこのように放射状に形成しなくともよい。例えば、図5に示すように、外側区画部332Cと直線形状の内側区画部332Dによって、フィルタの面方向に隣接する2つの収容室333A,333Bに区画するとともに、同内側区画部332Dに沿うように脆弱部334Dを設けるようにしてもよい。この場合であっても、エンジンのバックファイアに伴う燃焼ガスの衝撃圧がフィルタに作用した場合に、同フィルタを脆弱部334Dにおいて開裂させることはでき、燃焼ガスの衝撃圧をフィルタの上流側に逃がすとともに、燃焼ガスの衝撃エネルギを吸収することもできる。
・上記実施の形態のように、脆弱部をエアクリーナ20の吸気下流側に接続される下流側吸気管12の中心軸Cとフィルタ32との交点Fの近傍に形成すること、すなわち脆弱部をフィルタ32上にてエンジンのバックファイアに伴う燃焼ガスの衝撃圧が最大となる部分を含んで形成することが、開裂した部分を通じて燃焼ガスの衝撃圧をフィルタ32の上流側に効果的に逃がす上では望ましい。しかし、バックファイアによる衝撃圧が作用したときにフィルタ32を開裂させることができれば、こうした構成を必ずしも採用する必要はなく、衝撃圧が最大となる部分以外の部分にこうした脆弱部を形成してもよい。
・上記実施の形態では、エアクリーナ20の内部にフィルタ32を設けることとしたが、フィルタの配設位置はこれに限られるものではなく、吸気通路の通路断面を覆うように設けられるものであればこれを任意の位置に変更することができる。要するに、吸着剤がフィルタに収容され、その面方向に隣接する複数の収容室に区画し、それら収容室間における吸着剤の移動を規制する区画部を有し、該区画部には収容室を構成する他の部分に比べて強度の低い脆弱部が形成されているものであればよい。
2…吸気通路、11…上流側吸気管、12…下流側吸気管、20…エアクリーナ、21…筐体、22…エレメント、30…蒸発燃料吸着装置、31,131…吸着剤、32、132…フィルタ、32A,32B,232A,232B…不織布、32C,332C…外側区画部、32D〜32G,232D,332D…内側区画部、32K〜32N…隅部、33A〜33D,333A,333B…収容室、34D〜34G…切り込み、234D…薄肉部、334D…脆弱部。
Claims (5)
- 蒸発燃料を吸着する吸着剤が内包され、吸気通路の通路断面を覆うように設けられたシート状のフィルタを備えるエンジンの蒸発燃料吸着装置において、
前記フィルタは前記吸着剤が収容され、その面方向に隣接する複数の収容室に区画し、それら収容室間における吸着剤の移動を規制する区画部を有し、該区画部には前記収容室を構成する他の部分に比べて強度の低い脆弱部が形成される
ことを特徴とするエンジンの蒸発燃料吸着装置。 - 請求項1に記載のエンジンの蒸発燃料吸着装置において、
前記脆弱部は、前記フィルタ上にてエンジンのバックファイアに伴う燃焼ガスの衝撃圧が最大となる部分を含んで形成される
ことを特徴とするエンジンの蒸発燃料吸着装置。 - 請求項1又は2に記載のエンジンの蒸発燃料吸着装置において、
前記フィルタは吸気通路の一部をなすエアクリーナの内部に設けられるものであり、
前記脆弱部は前記エアクリーナの吸気下流側に接続される吸気管の中心軸と前記フィルタとの交点近傍に形成される
ことを特徴とするエンジンの蒸発燃料吸着装置。 - 請求項3に記載のエンジンの蒸発燃料吸着装置において、
前記脆弱部は、前記エアクリーナの吸気下流側に接続される吸気管の中心軸と前記フィルタとの交点近傍から前記フィルタの周縁部に向けて放射状に形成される
ことを特徴とするエンジンの蒸発燃料吸着装置。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載のエンジンの蒸発燃料吸着装置において、
前記脆弱部は前記フィルタの面に沿って延びるように形成される切り込みである
ことを特徴とするエンジンの蒸発燃料吸着装置。
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