JP2008163526A - セルロース/合成ポリアミド複合繊維製品の染色方法及びその繊維製品 - Google Patents

セルロース/合成ポリアミド複合繊維製品の染色方法及びその繊維製品 Download PDF

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Abstract

【課題】セルロース繊維と合成ポリアミド繊維からなる複合繊維製品を反応染料と酸性染料を用いて染色するにあたり、反応染料の合成ポリアミドへの染着または汚染による問題をなくし、セルロース繊維と合成ポリアミド繊維を可及的同色に染色する染色方法、及びそれにより染色された繊維製品を提供する。
【解決手段】反応染料及び酸性染料として、反応染料の無機性/有機性値から酸性染料の無機性/有機性値を引いた値が1.5以上である染料を使用して染色することにより、セルロース繊維と合成ポリアミド繊維とを可及的同色に染色する。
【選択図】なし

Description

本発明は、セルロース繊維及び合成ポリアミド繊維からなる布帛等の複合繊維製品の染色方法及びそれによって得られる繊維製品に関する。
セルロース繊維と合成ポリアミド繊維とからなる複合素材を反応染料と酸性染料を用いて染色する場合、セルロース繊維を染色するために用いる反応染料が合成ポリアミド繊維へも染着汚染してしまうという問題がある。この反応染料の合成ポリアミド繊維への染着の度合いは染料によって異なる。つまり反応染料のセルロース繊維に染着する比率と合成ポリアミド繊維に染着する比率(分配率)は、使用する反応染料によって様々である。また、合成ポリアミド繊維への反応染料の染着にあっては、使用する染料により差を生じるだけでなく、素材の混率、染色する環境によってもその度合いが変動する。
上記のように反応染料の合成ポリアミド繊維への染着が阻害因子となることからセルロース繊維/合成ポリアミド繊維複合素材を反応染料と酸性染料を用いて単一の色(同色)に染色することは極めて困難である。この問題を解決するために、従来技術では以下のような提案がなされている。
特許文献1(特開平14−069864号公報、「セルロース系繊維とポリアミド系繊維の混用繊維の染色方法」)には、特定の一般式(化学構造)で示される反応染料を使用することによって両繊維を近似色に染色することが開示されている。
すなわち、この方法は化学構造を限定した特定の反応染料を用いる事によって、反応染料のセルロース繊維と合成ポリアミド繊維への染着分配率を揃え、同色染色を可能にしようとするものである。
また、特許文献2(特許第2959692号公報、「インクジェット捺染方法」)には、セルロース繊維/ポリアミド繊維複合素材の染色にあって、反応の遅い染料ほど早く着滴させるか、もしくは表面張力等の操作によりインク滴を小にして、捺染することが開示されている。
すなわち、インクジェットプリントにおいて反応の遅い反応染料から順に着滴もしくは、反応の遅い染料のインク小滴容量を小さくする事によって、反応染料の反応速度による染着性の変化を低減し、同色に染色しようとするものである。
また、特許文献3(特開平7−150477号公報、「変性法及び変性した繊維材料の染色法」)には、アミノ基を有する薬剤を布帛に付与した後、アニオン性染料で染色することが開示されている。
すなわち、カチオン性薬剤で複合繊維を前処理した後にアニオン性の染料を用いて染色するものであり、繊維製品に関係なくカチオン化された繊維表面にイオン的に染料を吸着させることによって、良好な使用堅牢性を有する均染で濃い染色を得るとされている。
さらに、特許文献4(特開平12−273771号公報、「ポリアミド/セルロース複合繊維用染色助剤、染色方法及び繊維製品」)には、アニオン性薬品を付与する事によって、染料によるポリアミドへの汚染を防止することが開示されている。
すなわち、セルロース素材を染めるためのアニオン性染料(反応染料、直接染料等)がポリアミド繊維に汚染するのを防止するために、特定の汚染防止剤を前処理により付与するか、もしくは添加して染色を行うとされている。
しかしながら上記各従来技術には以下のような問題点があった。
特許文献1のものは、特定の化学構造の限定された反応染料を使用することによって、染料の分配率の差を減らす方法であるので、化学構造的に限定された反応染料を使用するために色相が限定されるという問題を有する。
特許文献2のものは、インクジェットプリントによって反応性の遅い反応染料から順に着滴、もしくは反応の遅い染料ほどインク容量を小さくする方法であるので、分配率の差を軽減するために物理的にわずかな調整をするにすぎない。従って、本来の化学的な要因を根本的に改善しているわけではないために、その効果は小さい。
また、特許文献3のものは、カチオン性薬剤による前処理によって反応染料をイオン的に吸着させる方法であり、湿潤、摩擦、耐光等の堅牢度低下やプリント加工においてのソーピング白場汚染不良問題などの弊害を生じる。すなわち、造膜されたカチオン性薬剤に反応染料が吸着しているにすぎないために、染料の結合が弱く、またカチオン性物質そのものによる悪影響を受けやすい。このために堅牢度低下の懸念が強い。またプリント加工においては、着色されるべきでない白場もカチオン化されているために、ソーピングの際、脱落した未固着染料がアニオン性であれば当然イオン的に染料が白場へ汚染してしまうと考えられる。
特許文献4のものは、特定の汚染防止剤を使用することによって反応染料のポリアミド繊維への染着(汚染)を防止する方法であるので、淡色での効果はあるものの濃色での汚染防止効果が弱く限界がある。もし、極度に汚染防止効果が高ければ本来合成ポリアミドに染着しなければならない酸性染料の染着をも阻害してしまう。このために、汚染防止効果に限度を持たせる必要が生じ、その結果、濃色にあっては汚染防止効果が期待できない。
以上の通り従来技術では、反応染料のポリアミド繊維とセルロース繊維に対しての分配率の差を減少させる効果が弱く、色相・濃度に制限を受けたり、堅牢度が低下する懸念があったり、プリント品に対しての白場汚染の懸念などがあった。
特開平14−069864号公報 特許第2959692号公報 特開平7−150477号公報 特開平12−273771号公報
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、セルロース繊維と合成ポリアミド繊維からなる複合繊維製品を反応染料と酸性染料を用いて染色するにあたり、反応染料の合成ポリアミドへの染着または汚染による問題をなくし、セルロース繊維と合成ポリアミド繊維とを可及的同色に染色する染色方法、及びそれにより染色された繊維製品を提供することを目的とする。
本発明のセルロース/合成ポリアミド複合繊維製品の染色方法は、反応染料及び酸性染料を使用して、セルロース繊維及び合成ポリアミド繊維からなる複合繊維製品を染色する染色方法であって、上記の課題を解決するために、前記反応染料及び酸性染料として、反応染料の無機性/有機性値から酸性染料の無機性/有機性値を引いた値が1.5以上である染料を使用することにより、前記セルロース繊維と合成ポリアミド繊維とを可及的同色に染色するものとする。
上記において、反応染料としては無機性/有機性値が4.0〜6.0であるものを使用することが好ましい。
また、反応染料及び酸性染料として、2種以上の反応染料及び2種以上の酸性染料を互いに混合して使用する場合、それら2種以上の反応染料からなる反応染料群の無機性/有機性値の最小値から、それら2種以上の酸性染料からなる酸性染料群の無機性/有機性値の最大値を引いた値が1以上であるように反応染料及び酸性染料を選択して用いることが好ましい。
本発明の染色方法においては、反応染料及び酸性染料を使用して染色するにあたりインクジェット方式を用いることができる。
本発明のセルロース/合成ポリアミド複合繊維製品は、上記した本発明の染色方法によって得られるものとする。
本発明によれば、同一色相において反応染料よりも無機性/有機性値が低い酸性染料を使用することによって、酸性染料が反応染料よりも優先的に合成ポリアミド繊維に染着し、反応染料の合成ポリアミドへの染着を抑えるために、反応染料と酸性染料を一定の比率でセルロース繊維と合成ポリアミド繊維に再現性良く染着させることができる。また、3原色インク(Yellow・Magenta・Cyanインク)を混色させた中間色などの場合でも、反応染料の合成ポリアミド繊維への極端な染着が抑制され、両繊維間で極端に色相が異なる色割れを発生せずに、容易に同色染色ができるようになる。
従って得られる捺染物は、同色性が良好で、且つ、ソーピングによる汚染やにじみがなく、湿潤堅牢度が良好なものとなる。
特に、反応染料として無機性/有機性値が4.0〜6.0のものを使用した場合、合成ポリアミドへの染着が効果的に防止され、ソーピング汚染や滲み、湿潤堅牢度不良等の問題も生じない。
また、2種以上の染料を混合してグレーや茶等の中間色を染色する場合において、2種以上の反応染料からなる反応染料群の無機性/有機性値の最小値から、2種以上の酸性染料からなる酸性染料群の無機性/有機性値の最大値を引いた値が1以上となる染料を選定した場合、3原色がバランスよく染着し、色割れなどを発生しない。
本発明は、セルロース繊維及び合成ポリアミド繊維からなる複合素材の染色において、ポリアミド繊維に対する反応染料及び酸性染料の親和性を、上記のように無機性/有機性値を尺度として判断することを特徴とする。
より具体的には、使用する同色相の反応染料と酸性染料の選択において、反応染料の無機性/有機性値(以下、反応染料IOB値ともいう)から酸性染料の無機性/有機性値(以下、酸性染料IOB値ともいう)を引いた値が1.5以上である染料を使用する。これによって、反応染料の合成ポリアミド繊維への染着を低濃度に抑えることができる。
すなわち、
(反応染料IOB値)−(酸性染料IOB値)≧1.5
の時、酸性染料が優先的に合成ポリアミド繊維に染着するため、反応染料の合成ポリアミド繊維への染着を実施上問題がない程度にとどめられる。本発明による効果をより向上させるためには、この値は1.8以上であることがより好ましい。
一方、
(反応染料IOB値)−(酸性染料IOB値)<1.5
の時、すなわち反応染料と酸性染料の合成ポリアミド繊維への親和性が類似しているか、もしくは反応染料のIOB値が酸性染料のIOB値よりも低い場合、セルロース繊維を染色するために使用する反応染料が合成ポリアミド繊維に染着するために、セルロース繊維が充分染色されず、逆に合成ポリアミド繊維が濃く染まり、両繊維を同色に染色することが困難となる。
本発明でいう「無機性/有機性値(IOB値)」とは、黒木宣彦著、槇書店発行「染色理論化学」第66〜70頁に記載された方法に基づき計算される数値である。すなわち第3.3表「無機性基の数値」を活用し、「計算例」に準じて数値を求めることができる。有機性値は炭素原子1個の値を20、無機性値は水酸基1個の値を100とし、これらを基礎としてその他の置換基等の有機性値と無機性値とが適宜定められている。
また、「可及的同色に染色する」とは、セルロース繊維と合成ポリアミド繊維とを比較して、色相、彩度、及び明度のいずれにおいても相違がなるべく小さいことを言い、好ましくは色覚が正常で標準的な注意力を有する観察者が目視で同色と判断する程度に相違が小さいことを言うものとする。
使用する反応染料群にあってはIOB値が低すぎる場合、合成ポリアミド繊維への染着が発生しやすく、逆に高すぎる場合には、水への親和性が強いために染色布に残留する未固着染料が水により泣き出しやすくなることによって、ソーピング汚染や滲み、湿潤堅牢度不良が発生しやすい。これらの問題を抑制するために、反応染料としては無機性/有機性値が4.0〜6.0のものを使用することが望ましい。
また、2以上の色相の染料を使用してそれらを混合した色に染色する場合、使用する全色相の反応染料と酸性染料において、よりバランスよく反応染料のポリアミド繊維への染着を防止するためには、反応染料群と酸性染料群の無機性/有機性値の差(反応染料群の無機性/有機性値の最小値から、酸性染料群の無機性/有機性値の最大値を引いた値)が1以上となる染料を選定するのが好ましい。
なお、反応染料と酸性染料の色はセルロース繊維と合成ポリアミド繊維とが可及的同色に染まるように選択することが本発明の前提としてあるが、必ずしも同色の染料を用いる必要はなく、混合し、染色した時に可及的同色になる染料を選択すればよい。ここで「同色の染料」とは、例えば赤の反応染料と赤の酸性染料の組み合わせであり、「混合し、染色した時に可及的同色になる染料」とは、例えば、オレンジ色の反応染料と、黄色と赤色の酸性染料の組み合わせである。
また、2種以上の染料を混合して使用するとは、染料をあらかじめ混合する場合と布帛上で混合(混色)する場合の双方を含むものとする。
本発明の染色方法は、上記した染料の選択以外は従来の方法に従い行うことができるが、好ましい実施形態を挙げると以下の通りである。
まず、あらかじめ布帛に、もしくは染料を含む色糊中に、繊維素反応性化合物を含む中性〜弱アルカリ性の水性分散物を付与するのが好ましい。
繊維素反応性化合物とは、特開2002−161486号公報に記載のように、反応染料とセルロース繊維との反応を促進させる薬剤であり、具体的にはピリジン系化合物、ピラジン系化合物、キノリン系化合物、ピペリジン系化合物、ピペラジン系化合物等の1又は2個の環窒素をもつ脂環族又は芳香族化合物及びアミノ酸系化合物等から選択できる。好ましい例としては、ピリジン系化合物の例として、ピコリン酸、ニコチン酸、イソニコチン酸、ジニコチン酸、ジピコリン酸等のピリジンカルボン酸系化合物、ニコチン酸アミド、ピコリン酸アミド等のピリジンカルボン酸アミド系化合物、ピリジンメタノール、α−ピコリン、β−ピコリン等のメチルピリジン系化合物、ピリジルアミン、ジメチルピリジンアミン等のアミノピリジン系化合物等を挙げることができる。これらの繊維素反応性化合物は処理液中に0.3〜5.0重量%存在させることが好ましい。
通常、セルロース繊維の反応染料による染色はアルカリ性で行われ、合成ポリアミド繊維の酸性染料による染色は中性〜酸性で行われる。これに対し、本発明ではセルロース繊維と合成ポリアミド繊維を同時に染色するにあたり、pHを中庸の中性〜弱アルカリに設定して染色するのが好ましい。この場合、布帛や色糊に上記のような繊維素反応性化合物を付与することにより、中性〜弱アルカリ性でも反応染料がよりセルロース繊維に染着しやすくなる。
従って、布帛等に繊維素反応性化合物を付与することによって、反応染料のセルロース繊維への染着が促進されるために、濃色であっても、またセルロース混率が多くても、濃色染色が可能になる。
また、使用する酸性染料群にあっては、反応染料群よりも合成ポリアミド繊維に対して、より親和性の高い無機性/有機性値が1.0〜4.0のものを使用することによって、反応染料群よりも先に合成ポリアミド繊維に染着されやすくなり、より効率的に同色性を得る事ができる。
また、特に茶色やグレーなどの配合色のために主に用いられる基本3原色にあっては、反応染料群の無機性/有機性値の最小値から酸性染料群の無機性/有機性値の最大値を引いた値が1以上のものを用いる事によって、3原色がバランスよく揃って、反応染料群よりも先に合成ポリアミドに染着されやすくなり、より効率的に同色性を得る事ができる。
なお、本発明の染色対象は、セルロース繊維及び合成ポリアミド繊維からなる繊維製品であればよく、ここでいう繊維製品は、その形態は限定されず、糸、布帛(織布、不織布、編成布)等の素材の他、縫製後の製品等も全て含むものとする。
本発明のセルロース繊維は、綿、麻、再生セルロースが挙げられ、再生セルロースにはビスコースレーヨン、銅アンモニアレーヨン、精製セルロースが挙げられる。
反応染料と酸性染料の布帛への付与方法としては、浸染、パッド染色、捺染等が例示できるが、糸もしくは布帛全体を染色する浸染、パッド染色等に比較して、捺染法での適用がより効果的である。捺染法にあっては布帛全体を色割れなく単一の色相に染色できるだけでなく、色相に限定を受けずに多彩な色相表現ができる点でより好ましいためである。
さらに、捺染による染料の布帛への付与方法としては、インクジェット方式、スクリーンプリント、ロータリープリント等が例示でき、詳細で多色多様な柄を容易に表現できるという理由からインクジェット方式を用いることが好ましい。
インクジェット方式の種類については、たとえば、荷電変調方式、帯電噴射方式、マイクロドット方式およびインクミスト方式等の連続方式、ピエゾ変換方式および静電吸引方式等のオンデマンド方式等いずれも採用可能であるが、なかでもインク吐出量の安定性および連続吐出性に優れていて、かつ比較的安価で製造できる点でピエゾ方式が好ましい。
インクジェット方式にて布帛に染料を付与する場合、付与工程の前に布帛にインク受容層を形成する工程を含むことが好ましい。これにより形成されたインク受容層が、ノズルから吐出された反応染料インク及び酸性染料インクを瞬時に受け止め、適度に保持するため、インクの滲みを防止することができる。
次に、反応染料のセルロースへ繊維の染着を促すために150℃以上の蒸熱処理を行うのが好ましい。150℃以上の蒸熱処理を施す事によって、上記繊維素反応性化合物を含む中性〜弱アルカリの水性分散物付与の効果が顕著に現れる。
蒸熱処理後は、未染着の染料を除去するため、洗浄を行う。洗浄方法としては、洗浄剤や白場汚染防止剤などを適宜選択して使用し、通常40℃〜60℃で処理する。本発明によって選択された反応染料と酸性染料を用いることによって、固着工程や洗浄工程での温度や時間といった条件に多少のバラツキが出たとしても、それらの条件からの色柄への影響は最小限に抑えられ、色再現性の優れた捺染物を得ることが出来る。洗浄した捺染物に対しては、湿潤堅牢度、塩素堅牢度や耐光堅牢度等を向上させるため、必要に応じて後処理として、ポリアミン系、ポリカチオン系フィックス剤、タンニン又は合成タンニン系フィックス剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤等を用いることが出来る。
以下、本発明の実施例を比較例と共に挙げ、本発明をさらに詳しく説明するが、本発明は以下の実施例によって限定されるものではない。なお、実施例、比較例中の「%」は、「重量%」をあらわす。
以下の実施例及び比較例では次表1に示す反応染料及び酸性染料を用いた。表には染料のC.I.No.、色相、及び無機性/有機性値を示す。
Figure 2008163526
[実施例1〜6,比較例1〜3]
実施例及び比較例ともに下記処方でそれぞれ調製した捺染糊に、以下に示す種類及び量の染料を加えて、色糊を調製した。
ファインガムHE−S 6%(第一工業製薬(株)社製CMC糊剤)
酢酸ソーダ 2%
ナイアシン 1%
尿素 10%
反応染料 x%
酸性染料 y%
水 残%
調製した色糊をスクリーン捺染方式で1200メッシュスクリーンを用いて布帛に、巾30mm×長さ100mmの図柄を、幅方向に2mmの間隔を空けて2本印捺した。
試験布としては、6ナイロン/綿複合平織りを使用した。布帛の構成は経糸6ナイロン100%/緯糸綿100%のものを使用した。すなわち、6ナイロン50%、綿50%の混率の平織りを使用した。印捺した布帛は100℃で2分間乾燥し、次いで、160℃の加熱蒸気によって20分間スチーミングを行った。スチーミング後の生地を流水で充分に水洗した後、布帛重量に対して50倍量の水を使用して、40℃で10分間湯洗した。さらに、ディマフィックスESB(明成化学工業(株)製、アニオン系フィックス剤)を2g/Lの割合で含むフィックス浴にて、40℃で10分間処理し、水洗後、乾燥させた。得られた染色布を下記の基準で評価した。
(同色性の評価)
染色試験員10人を判定員として目視によって同色性の判定を行った。経糸と緯糸で色相差がなく同色性に優れたものを3点、経糸と緯糸でやや色相差があり、同色性がやや優れるものを2点、経糸と緯糸で色相差があり同色性が劣るものを1点と評価し、判定員10人の総合点から次の通り同色性を判定した。
26点〜30点 優良
21点〜25点 良い
16点〜20点 やや悪い
0点〜15点 悪い
(滲みの評価)
上記印捺した2本の図柄の間に幅2mmとして設けた隙間が、実際には何mmになっているかを測定し、次の通り滲みを評価した。なお、0.1mm未満の単位の数値は四捨五入した。
1.6mm〜2.0mm 優良
1.1mm〜1.5mm 良い
0mm〜1.0mm 悪い
(湿潤堅牢度の評価)
JIS L0848に準じて汗(アルカリ)堅牢度試験を行い、汚染用グレースケールにより等級付けをした。
〔実施例1〕
Reactive Red 24(無機性/有機性値5.1) 1.0%
Acid Red 138(無機性/有機性値3.2) 0.75%
(反応染料IOB値)−(酸性染料IOB値)=1.9(≧1.5)
(反応染料IOB値) 4〜6範囲内
〔比較例1〕
Reactive Red 22(無機性/有機性値4.3) 1.0%
Acid Red 138(無機性/有機性値3.2) 0.75%
(反応染料IOB値)−(酸性染料IOB値)=1.1(<1.5)
(反応染料IOB値) 4〜6範囲内
〔実施例2〕
Reactive Red 226(無機性/有機性値7.8) 1.0%
Acid Red 138(無機性/有機性値3.2) 0.75%
(反応染料IOB値)−(酸性染料IOB値)=4.6(≧1.5)
(反応染料IOB値) 4〜6範囲外
上記実施例1,2及び比較例1の評価の結果を表2に示す。
Figure 2008163526
〔実施例3〕
Reactive Blue 19(無機性/有機性値4.2) 1.0%
Acid Blue 138(無機性/有機性値2.6) 0.75%
(反応染料IOB値)−(酸性染料IOB値)=1.6(≧1.5)
(反応染料IOB値) 4〜6範囲内
〔比較例2〕
Reactive Blue 19(無機性/有機性値4.2) 1.0%
Acid Blue 185(無機性/有機性値4.5) 0.75%
(反応染料IOB値)−(酸性染料IOB値)=−0.3(<1.5)
(反応染料IOB値) 4〜6範囲内
〔実施例4〕
Reactive Blue 176(無機性/有機性値8.2) 1.0%
Acid Blue 138(無機性/有機性値2.6) 0.75%
(反応染料IOB値)−(酸性染料IOB値)=5.6(≧1.5)
(反応染料IOB値) 4〜6範囲外
上記実施例3,4及び比較例2の評価の結果を表3に示す。
Figure 2008163526
〔実施例5〕
Reactive Yellow 13(無機性/有機性値5.6) 2.0%
Acid Yellow 127(無機性/有機性値 2.5) 1.5%
Reactive Red 24(無機性/有機性値 5.1) 1.0%
Acid Red 138(無機性/有機性値 3.2) 0.75%
(黄色相での反応染料IOB値)−(黄色相での酸性染料IOB値)=3.1(≧1.5)
(赤色相での反応染料IOB値)−(赤色相での酸性染料IOB値)=1.9(≧1.5)
反応染料群のIOB値4〜6範囲内,酸性染料群IOB値1〜4範囲内
(反応染料群の最小IOB値)−(酸性染料群の最大IOB値)=1.9(≧1.0)
〔比較例3〕
Reactive Yellow 2(無機性/有機性値4.7) 2.0%
Acid Yellow 19(無機性/有機性値3.8) 1.5%
Reactive Red 24(無機性/有機性値5.1) 1.0%
Acid Red 265(無機性/有機性値4.1) 0.75%
(黄色相での反応染料IOB値)−(黄色相での酸性染料IOB値)=0.9(<1.5)
(赤色相での反応染料IOB値)−(赤色相での酸性染料IOB値)=1.0(<1.5)
反応染料群のIOB値4〜6範囲内,酸性染料群IOB値1〜4範囲内
(反応染料群の最小IOB値)−(酸性染料群の最大IOB値)=0.6(<1.0)
〔実施例6〕
Reactive Yellow 13(無機性/有機性値5.6) 2.0%
Acid Yellow 127(無機性/有機性値 2.5) 1.5%
Reactive Red 226(無機性/有機性値 7.8) 1.0%
Acid Red 138(無機性/有機性値 3.2) 0.75%
(黄色相での反応染料IOB値)−(黄色相での酸性染料IOB値)=3.1(≧1.5)
(赤色相での反応染料IOB値)−(赤色相での酸性染料IOB値)=4.6(≧1.5)
反応染料群のIOB値4〜6範囲外,酸性染料群IOB値1〜4範囲内
(反応染料群の最小IOB値)−(酸性染料群の最大IOB値)=2.4(≧1.0)
上記実施例5,6及び比較例3の評価の結果を表4に示す。
Figure 2008163526
[実施例7,比較例4]
インクジェット捺染方式で以下の実施例・比較例を行った。
試験に使用する布帛としては、上記と同様に6ナイロン/綿複合平織りを使用した。布帛の構成は経糸6ナイロン100%/緯糸綿100%のものを使用した。すなわち、6ナイロン50%、綿50%の混率の平織りを使用した。更にインクジェット捺染に先立ち、下記処理液をDip/Nip法(ピックアップ率100%)にてこの布帛に付与し、100℃で2分間乾燥した。
ファインガムHE−L 4%(第一工業製薬(株)社製CMC糊剤)
酢酸ソーダ 2%
ナイアシン 1%
尿素 10%
水 残%
上記前処理布に後述のYellow、Red、Blue各色において反応染料と酸性染料を混合したインクを用いて、インクジェット方式にて付与量10g/m2、20g/m2、30g/m2、40g/m2のマトリクス柄をそれぞれ付与した。マトリクス柄は50mm四方とし、2mmの隙間を空けて各インクを付与量10g/m2、20g/m2、30g/m2、40g/m2の順に左側から幅方向に1列に並べた。インクを付与した布帛を風乾後160℃の加熱蒸気によって20分間スチーミングを行った。スチーミング後の生地を流水で充分に水洗した後、布帛重量に対して50倍量の水を使用して、40℃で10分間湯洗した。さらに、ディマフィックスESB(明成化学工業(株)製、アニオン系フィックス剤)を2g/Lの割合で含むフィックス浴にて、40℃で10分間処理し、水洗後、乾燥した。
用いたインクジェット捺染装置はオンデマンド方式シリアル走査型インクジェット捺染装置であり、付与条件はノズル径100μm、駆動電圧100V 、周波数5000HZ、解像度360dpiとした。評価は上記実施例・比較例と同様の基準で行った。滲みの評価についてはインク付与量が30g/mと40g/mの間の隙間を測定した。
〔実施例7〕
〈インクA〉
Reactive Yellow 13(無機性/有機性値5.6) 6.0%
Acid Yellow 127(無機性/有機性値2.5) 4.5%
ジエチレングリコールジメチルエーテル 1.5%
純水 残部
(反応染料IOB値)−(酸性染料IOB値)=3.1(≧1.5)
〈インクB〉
Reactive Red 24(無機性/有機性値5.1) 6%
Acid Red 138(無機性/有機性値3.2) 4.5%
ジエチレングリコールジメチルエーテル 1.5%
純水 残部
(反応染料IOB値)−(酸性染料IOB値)=1.9(≧1.5)
〈インクC〉
Reactive Blue 19(無機性/有機性値4.2) 6.0%
Acid Blue 138(無機性/有機性値2.6) 4.5%
ジエチレングリコールジメチルエーテル 1.5%
純水 残部
(反応染料IOB値)−(酸性染料IOB値)=1.6(≧1.5)
各インクとも(反応染料IOB値) 4〜6範囲内
(反応染料群最小IOB値)−(酸性染料群最大IOB値)=1(≧1)
上記インクA、B、Cの塗布量比は、4:1:2とした。
〔比較例4〕
〈インクD〉
Reactive Yellow 2(無機性/有機性値4.7) 6.0%
Acid Yellow 19(無機性/有機性値3.8) 4.5%
ジエチレングリコールジメチルエーテル 1.5%
純水 残部
(反応染料IOB値)−(酸性染料IOB値)=0.9(<1.5)
〈インクE〉
Reactive Red 24(無機性/有機性値5.1) 6.0%
Acid Red 265(無機性/有機性値4.1) 4.5%
ジメチレングリコールジメチルエーテル 1.5%
純水 残部
(反応染料IOB値)−(酸性染料IOB値)=1.0(<1.5)
〈インクF〉
Reactive Blue 176(無機性/有機性値8.2) 6.0%
Acid Blue 138(無機性/有機性値2.6) 4.5%
ジメチレングリコールジメチルエーテル 1.5%
純水 残部
(反応染料IOB値)−(酸性染料IOB値)=5.6(≧1.5)
(反応染料IOB値) 4〜6範囲外
(反応染料群最小IOB値)−(酸性染料群最大IOB値)=0.6(<1)
インクD、E、Fの塗布量比は、4:1:2とした。上記実施例7及び比較例4の評価の結果を表5に示す。
Figure 2008163526
[実施例8,比較例5]
インクジェット捺染方式で、上記実施例・比較例の図柄に加えてグラデーション柄を含むフルカラー画像を以下の付与条件でプリントした。
フルカラー画像記録に先立って、実施例7,比較例4と同じ布帛を使用し、同じ条件で処理した前処理布を準備した。
上記前処理布に後述のYellow、Red、Blue各色において反応染料と酸性染料を混合したインクを用いて、フルカラー画像を付与した。風乾後、160℃の加熱蒸気によって20分間スチーミングを行った。スチーミング後の生地を流水で充分に水洗した後、布帛重量に対して50倍量の水を使用して、40℃で10分間湯洗した。さらに、ディマフィックスESB(明成化学工業(株)製、アニオン系フィックス剤)を2g/Lの割合で含むフィックス浴にて、40℃で10分間処理し、水洗後、乾燥した。
用いたインクジェット捺染装置はオンデマンド方式シリアル走査型インクジェット捺染装置であり、付与条件はノズル径100μm、駆動電圧100V 、周波数5000Hz、解像度360dpi、インク付与量各色1〜15g/mとした。評価は上記実施例・比較例と同様の基準で行った。
〔実施例8〕
実施例7で用いたのと同じインクA,B,Cの3インクを使用した。
〔比較例5〕
比較例4で用いたのと同じインクD,E,Fの3インクを使用した。
Figure 2008163526

Claims (5)

  1. 反応染料及び酸性染料を使用して、セルロース繊維及び合成ポリアミド繊維からなる複合繊維製品を染色する染色方法であって、
    前記反応染料及び酸性染料として、反応染料の無機性/有機性値から酸性染料の無機性/有機性値を引いた値が1.5以上である染料を使用することにより、
    前記セルロース繊維と合成ポリアミド繊維とを可及的同色に染色する
    ことを特徴とするセルロース/合成ポリアミド複合繊維製品の染色方法。
  2. 前記反応染料として無機性/有機性値が4.0〜6.0であるものを使用する
    ことを特徴とする、請求項1に記載のセルロース/合成ポリアミド複合繊維製品の染色方法。
  3. 前記反応染料及び酸性染料として、2種以上の反応染料及び2種以上の酸性染料を互いに混合して使用する場合に、前記2種以上の反応染料からなる反応染料群の無機性/有機性値の最小値から、前記2種以上の酸性染料からなる酸性染料群の無機性/有機性値の最大値を引いた値が1以上である反応染料及び酸性染料を使用する
    ことを特徴とする、請求項1又は2に記載のセルロース/合成ポリアミド複合繊維製品の染色方法。
  4. 前記反応染料及び酸性染料を使用して染色するにあたりインクジェット方式を用いる
    ことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載のセルロース/合成ポリアミド複合繊維製品の染色方法。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の染色方法によって得られるセルロース/合成ポリアミド複合繊維製品。
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