JP2008163420A - 金属精製方法及び装置、精製金属、鋳造品、金属製品及び電解コンデンサ - Google Patents

金属精製方法及び装置、精製金属、鋳造品、金属製品及び電解コンデンサ Download PDF

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Abstract

【課題】冷却体の周速度を大きくしたり、坩堝内周面に邪魔板を設けたりすることなく、高純度の金属を安全に効率よく精製することができる金属精製方法及び装置等を提供する。
【解決手段】坩堝1に収容した精製すべき溶融金属10中に冷却体2を浸漬し、この冷却体2を回転させながら冷却体2の表面に高純度金属を晶出させる金属精製方法である。溶融金属10の存在部分における坩堝1の内周面と冷却体2の外周面との最短距離L1を、坩堝1の内周面と冷却体2の外周面との最長距離L2の2分の1以下に設定して精製を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は金属精製方法及び装置に関し,更に詳しく言えば、偏析凝固法の原理を利用して共晶不純物を含むアルミニウム、ケイ素、マグネシウム、鉛、亜鉛等の金属から、共晶不純物の含有量を元の金属よりも少なくし,高純度の金属を製造する方法及び装置に関し、さらには前記方法により精製された金属、この金属を用いた鋳造品、金属製品及び電解コンデンサに関する。
従来、高純度金属の精製方法として、精製用溶湯保持容器に入れられた共晶不純物を含む溶融金属中に冷却体を浸漬し、冷却体内に冷却流体を供給しながら冷却体を回転させることで、その周囲に、溶融金属よりも高純度の精製金属を晶出させる、という方法が知られている(例えば特許文献1)。
前記特許文献1で述べられている方法は、精製すべき金属を溶解して金属溶湯とした後、この溶湯を常にその凝固温度を超えた温度に加熱保持しておいた上で、その溶湯に冷却体を浸漬させ、その際、冷却体の表面温度が溶湯の凝固温度以下になるように保持し、さらに、冷却体外周面と溶湯との相対速度を大きくすることによって冷却体外周面に溶湯より高純度の金属塊を晶出させ付着させる、というものである。
この方法は、液相線と固相線の間の領域の温度に金属溶湯を保持すると、より高純度の固相と不純物の多い液相とに分離する、という偏析の原理を利用している。
冷却体の表面には最初に不純物が少ない固相が生成され、その固相と溶湯との間の凝固界面に不純物の多い液相が排出され、いわゆる不純物濃化層が形成される。冷却体外周面に付着、成長する金属塊は、凝固界面の進行速度を不純物濃化層の外側への拡散速度よりも遅くすることで不純物を外側に拡散させることによって、及び/または、不純物濃化層を液相の流速によって分散させて層の厚さを薄くすることによって、より不純物の少ないものとして得られている。
近年、用途によってはさらに高純度の金属が必要とされている。
例えば、アルミニウムの場合、電解アルミニウムコンデンサの電極箔に使われている原料のアルミニウムは、純度99.9%という高い純度が求められている。さらに近年、高圧用の電解アルミニウムコンデンサの需要が高まっており、それに必要なアルミニウム箔として、純度99.99%というさらに高純度のものが必要とされる。
従来の精製方法によってさらに高純度な金属塊を得るためには、精製を複数回行えばよい。具体的には、1度精製したものを集めて再溶解し、その再溶解された溶湯に対して精製を行い、それを繰り返せばその繰り返した回数分だけ高純度金属塊を得ることができる。ただし、この方法は、工程が非常に多くなり、その間に製造ラインから不純物が混入する可能性が多くなってしまう。また、何度も再溶解することで必要なコスト、必要なエネルギーが増大し、生産効率が低くなってしまう。
したがって、精製回数を増やすよりも、精製工程自体の中で、さらに精製効率を向上させる方が望ましい。
従来の方法では、冷却体が溶湯中に浸漬して回転している際、周囲の溶湯は止まっておらず、冷却体の回転する方向と同じ方向に回転している。冷却体の回転速度よりも遅い周速度で回っているものの、溶湯自体が冷却体と同じ方向に回っているということは、溶湯と冷却体との速度差が小さくなるので、相対速度としてはむしろ遅くなってしまっている。
精製効率を向上させるには、実際にはあまり大きくなっていない相対速度を如何に大きくするかが重要となってくる。
冷却体と溶湯との相対速度をさらに大きくする手段として、以下のような方法が挙げられる。
(A)冷却体の周速度を大きくすることによって、溶湯との相対速度を大きくする。
(B)溶湯の流速を遅くするために、特許文献2、特許文献3に記載されているように坩堝内周面に邪魔板を設置する。
特公昭61−3385号公報 特開昭61−170527号公報 特開昭63−89633号公報
しかしながら、前記(A)の冷却体の周速度を大きくすることによって、溶湯との相対速度を大きくする方法では、やはり溶湯が冷却体につられて同じ方向に回転してしまう点が解消されず、相対速度を上げることが難しいという問題がある。設備の面でも、冷却体を回転させる装置は、回転速度をさらに大きくせねばならないことから従来の装置よりも大掛かりなものとなってしまい、現実的でない。また、冷却体の周速度が速くなると、溶湯の周速度も速くなり、それによって液面の高低差が大きくなると共に、液面変動も激しくなることで、溶湯飛散が頻発するので、安全面でも問題がある。さらに、冷却体外周面に生じる遠心力が大きくなり、冷却体外周面に付着した金属塊が外れやすくなるため、得られる金属塊が少なくなってしまい、生産効率の面でも好ましくない。
また、前記(B)の坩堝内周面に邪魔板を設置する方法では、邪魔板により溶湯全体の流速を抑制、または、乱流を生じさせる効果があるものの、その効果の範囲は、坩堝内周面から邪魔板の長さ分だけ内側の範囲の外周部分に限られてしまう。その効果を冷却体外周面付近にまで及ぼすには、邪魔板を冷却体外周面付近にまで延ばす必要があるが、その状態では冷却体外周面に付着、成長した金属塊が、邪魔板と接触し、邪魔板が破損してしまう危険がある。また、坩堝内周面に邪魔板がある坩堝を得るためには、坩堝内周面に邪魔板を別部品として接着する、あるいは、最初から邪魔板が存在するような坩堝を製作する方法などがあるが、いずれも製作、メンテナンスの面で手間がかかってしまう。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、冷却体の周速度を大きくしたり、坩堝内周面に邪魔板を設けたりすることなく、高純度の金属を安全に効率よく精製することができる金属精製方法及び装置、精製金属、鋳造品、金属製品及び電解コンデンサを提供することを課題とする。
上記課題は以下の手段によって解決される。
(1)坩堝に収容した精製すべき溶融金属中に冷却体を浸漬し、この冷却体を回転させながら冷却体表面に高純度金属を晶出させる金属精製方法において、坩堝内の溶融金属の存在部分における坩堝の内周面と冷却体外周面との最短距離を、坩堝内周面と冷却体外周面との最長距離の2分の1以下に設定して精製を行うことを特徴とする金属精製方法。
(2)坩堝の内周面と冷却体外周面との最短距離が10mm以上である前項1に記載の金属精製方法。
(3)坩堝内の溶融金属の存在部分において、坩堝の開口部の最大内寸Dに対し、前記Dを含む水平面内における冷却体の外寸dの比率d/Dが、0.2以上である前項1または2に記載の金属精製方法。
(4)冷却体に付着する精製塊の形成に伴って、坩堝の内周面と冷却体外周面との最短距離を変化させる前項1〜3のいずれかに記載の金属精製方法。
(5)溶融金属がアルミニウムである前項1〜4のいずれかに記載の金属精製方法。
(6)精製すべき溶融金属を収容する坩堝と、前記坩堝に収容された溶融金属中に浸漬される回転可能な冷却体と、を備え、坩堝内の溶融金属の存在部分において、坩堝の内周面と冷却体外周面との最短距離が、坩堝の内周面と冷却体外周面との最長距離の2分の1以下に設定されてなることを特徴とする金属精製装置。
(7)坩堝の内周面と冷却体外周面との最短距離が10mm以上に設定されている前項6に記載の金属精製装置。
(8)坩堝内の溶融金属の存在部分において、坩堝の開口部の最大内寸Dに対し、前記Dを含む水平面内における冷却体の外寸dの比率d/Dが、0.2以上である前項6または7に記載の金属精製装置。
(9)冷却体に付着する精製塊の形成に伴って、坩堝の内周面と冷却体外周面との最短距離が変化するものとなされている前項6〜8のいずれかに記載の金属精製装置。
(10)前項1ないし5のいずれかに記載の方法で精製された精製金属。
(11)前項10に記載の精製金属から製造された鋳造品。
(12)前項11に記載の鋳造品が圧延されてなる金属製品。
(13)前項12に記載の金属製品が電極材として用いられている電解コンデンサ。
前項(1)に記載の発明によれば、坩堝内の溶融金属の存在部分における坩堝の内周面と冷却体外周面との最短距離を、坩堝内周面と冷却体外周面との最長距離の2分の1以下に設定して精製を行うから、冷却体と坩堝の内周面の間隔が狭い箇所から広い箇所に溶湯が流れていくと、幅が広がっていくことで、冷却体の周方向に加えて、半径方向への自由度が増える。そこに冷却体による遠心力が半径方向に及ぶことで、溶湯流れの向きが変わり、流れの大きさとしては同じであっても、溶湯流速の半径方向成分が発生することで、溶湯流速の周方向成分が小さくなる。その結果、溶湯に対する冷却体外周面の相対速度を大きくすることができ、精製効率を向上することができる。また、溶湯流が半径方向成分にも発生することによって、冷却体の表面に付着、成長する金属塊の凝固界面に形成される不純物濃化層の外側への拡散が促進され、より高純度の金属塊が得られる効果も発生する。
前項(2)に記載の発明によれば、坩堝の内周面と冷却体外周面との最短距離が10mm以上であるから、冷却体の外周面と坩堝の内周面との距離が小さくなりすぎて金属塊が坩堝の内周面に接触してしまう恐れを回避できる。
前項(3)に記載の発明によれば、坩堝内の溶融金属の存在部分において、坩堝の開口部の最大内寸Dに対し、前記Dを含む水平面内における冷却体の外寸dの比率d/Dが、0.2以上であるから、冷却体の外周面と坩堝の内周面との距離が狭い場所と広い場所との流速の差による前項(1)の発明の効果を有効に発揮させることができる。
前項(4)に記載の発明によれば、冷却体に付着する精製塊の形成に伴って、坩堝の内周面と冷却体外周面との最短距離を変化させるから、冷却体の外周面と坩堝の内周面との最短距離が、冷却体の外周面に付着して成長していく金属塊によって狭まっていき、ついには坩堝の内周面と接触してしまうという懸念を解消できる。
前項(5)に記載の発明によれば、純度の高いアルミニウムを精製することができる。
前項(6)に記載の発明によれば、溶湯に対する冷却体外周面の相対速度を大きくすることができ、精製効率を向上することができる生成装置となしうる。
前項(7)に記載の発明によれば、冷却体の外周面と坩堝の内周面との距離が小さくなりすぎて金属塊が坩堝の内周面に接触してしまう恐れを回避できる。
前項(8)に記載の発明によれば、冷却体の外周面と坩堝の内周面との距離が狭い場所と広い場所との流速の差による前項(6)の発明の効果を有効に発揮する精製装置となしうる。
前項(9)に記載の発明によれば、冷却体の外周面と坩堝の内周面との最短距離が、冷却体の外周面に付着して成長していく金属塊によって狭まっていき、ついには坩堝の内周面と接触してしまうという懸念を解消できる。
前項(10)に記載の発明によれば、純度の高い精製金属となしうる。
前項(11)に記載の発明によれば、純度の高い鋳造品となしうる。
前項(12)に記載の発明によれば、純度の高い圧延金属製品となしうる。
前項(13)に記載の発明によれば、純度の高い圧延金属からなる電極材が用いられた電解コンデンサとなしうる。
以下、この発明の一実施形態を説明する。
図1はこの発明の一実施形態に係る金属精製装置の概略構成と、これを用いた金属精製方法を説明するための図である。
図1において、1は有低円筒状の坩堝であり、この坩堝1の内部に溶融金属(溶湯ともいう)10が収容保持されている。坩堝1は加熱炉で構成され、溶湯10が一定の温度となるように加熱されている。
坩堝1の形状は円筒に限定されないが、できるだけ内周面が曲線で構成されている方が望ましい。また、坩堝1を構成する炉の加熱方法は、電熱でもガスバーナーでも構わない。
溶湯10の温度は、凝固温度を超えていればよいが、冷却体2が溶湯10に浸漬している間は、溶湯中に固相が存在しなくなる温度よりも低い方がより望ましい。
冷却体2は、上端側が径大の円錐台形状に形成され、上下動可能な回転軸3の下端に設置されている。なお、冷却体2の形状は限定されることはなく、円柱状その他の形状であっても良い。回転軸3は管状になっており、また、冷却体2の内部にも空間が形成されている。前記回転軸3の内部には冷媒供給管4及び冷媒排出管5が挿通され、冷媒供給管4から冷媒が供給されるものとなされている。供給された冷媒は、冷媒供給管4を通って冷却体2の内部空間に噴出し、その後、回転軸3の内部の冷媒排出管5を通って排出されるようになっており、冷却体2をその内側から冷やすことができるものとなされている。冷媒は気体あるいは液体を用いる。冷却体2の表面の材質は金属あるいはグラファイトなど、熱伝導率の高い材質を用いるのが望ましい。
冷却体2は、回転軸3が下方に移動して溶湯に浸漬、回転できるようになっている。その際、溶湯10の存在部分において、坩堝1の内周面と冷却体2の外周面との最短距離をL1とし、坩堝1の内周面と冷却体2の外周面との最長距離をL2とすると、L1はL2の2分の1以下になるように、予め坩堝1と冷却体2の浸漬時の位置関係を決めておく。
このような位置関係とする理由は次の通りである。即ち、冷却体2と坩堝1の内周面の間隔が狭い箇所から広い箇所に溶湯10が流れていくと、幅が広がっていくことで、冷却体2の周方向に加えて、半径方向への自由度が増える。そこに冷却体2による遠心力が半径方向に及ぶことで、溶湯流れの向きが変わり、流れの大きさとしては同じであっても、溶湯流速の半径方向成分が発生することで、溶湯流速の周方向成分が小さくなる。その結果、溶湯に対する冷却体外周面の相対速度を大きくすることができる。
また、溶湯流が半径方向成分にも発生することによって、冷却体2の表面に付着、成長する金属塊の凝固界面に形成される不純物濃化層の外側への拡散が促進され、より高純度の金属塊が得られる効果も発生する。
坩堝1の内周面と冷却体2の外周面との最短距離L1と最長距離L2において、L1がL2の2分の1を超えると、溶湯流速の半径方向成分が小さく、溶湯に対する冷却体外周面の相対速度を大きくできないし、不純物濃化層の外側への拡散促進効果も十分でない。望ましくは、LI/L2≦0.4に設定するのがよい。
また、溶湯10の存在部分において、坩堝1の開口部の最大内径Dに対し、前記Dを含む水平面内における冷却体2の外径dの比率d/Dは、0.2以上であるのが望ましい。d/Dが0.2未満では、上述したLI/L2≦1/2に設定した効果を発揮するための溶湯10の流速そのものが大きくならない恐れがあり、冷却体2の外周面と坩堝1の内周面との距離が狭い場所と広い場所との流速の差による効果を期待できない恐れがある。特に好ましくは、d/D≧0.3に設定するのがよい。ただし、d/Dが大きすぎると、冷却体2の外周面と坩堝1の内周面の距離が短い場所と長い場所との流速の変化が緩慢になってしまい、半径方向成分の流速が大きくならず、従って、不純物濃化層の外側への拡散効果を十分発揮できない恐れがあるため、d/D≦0.7に設定するのがよい。なお、坩堝1の内部空間が断面円形でない場合や、冷却体2が断面円形でない場合は、坩堝1内の溶湯10の存在部分において、坩堝1の開口部の最大内寸Dと、前記Dを含む水平面内における冷却体2の外寸dの比率d/Dを、0.2以上に設定すればよい。
また、冷却体2の外周面に金属塊が付着して成長していくと、冷却体2の外周面と坩堝1の内周面との距離が小さくなりすぎて金属塊が坩堝の内周面に接触してしまう危険もあるので、坩堝1の内周面と冷却体2の外周面との最短距離L1を10mm以上確保するのが望ましい。
また、回転軸3そのものが水平面内で平行移動できるような機構を持たせて、冷却体2が浸漬している間に冷却体2の外周面と坩堝1の内周面との距離L1、L2を少しずつ変化させるような動作をさせることで、冷却体2の外周面と坩堝1の内周面との最短距離L1が、冷却体2の外周面に付着して成長していく金属塊によって狭まっていき、ついには坩堝1の内周面と接触してしまうという懸念も解消できる。なお、回転軸3そのものを平行移動させるのではなく、坩堝1を平行移動させることにより、冷却体2の外周面と坩堝1の内周面との距離L1、L2を少しずつ変化させてもよい。
上記のようにして金属塊の精製を開始したのち、ある一定時間経過後に、冷却体2を引き上げることで、冷却体2の外周面に付着した金属塊も同時に引き上げられる。付着した金属塊は機械的に力を加えたり、あるいは、再加熱することによって除去、回収される。精製金属としては、共晶不純物を含むアルミニウム、ケイ素、マグネシウム、鉛、亜鉛等の金属を挙げうる。
上記により精製された金属は、高純度であるから、各種の加工や用途に用いることで優れた特性や機能を発揮させることができる。一例を挙げると、精製金属を鋳造に用いて鋳造品を製作しても良いし、この鋳造品を圧延して各種の金属板や金属箔として用いても良い。また、この金属箔を例えばアルミニウム電解コンデンサの電極材として用いてもよい。
(実施例1)
まず、使用した精製装置について説明する。
坩堝1は内径Dが400mmの有低円筒状に形成されている。一方、冷却体2は外径dが150mmの円柱状のグラファイト製であり、上下運動が可能な回転軸3の下端に設置されている。回転軸3は管状になっており、また、冷却体2も内部に中空部を有している。冷媒としては、空気を用いた。空気は、回転軸3の内部に挿通された冷媒供給管4を通って冷却体2の内部中空部に噴出し、その後、回転軸3の冷媒排出管5を通って排出されるような構造となっている。
冷却体2は、回転軸3が下方に動いてアルミニウム溶湯10に浸漬、回転できるようになっており、冷却体2を内部に空気を流して冷却しながら一定時間浸漬させることで、冷却体2の外周面にアルミニウム塊が付着して成長する。その後、回転軸3を上昇させて、アルミニウム塊が付着した冷却体2を溶湯から引き上げ、アルミニウム塊を掻き取る装置のある場所に回転軸3ごと移動させ、その装置でアルミニウム塊を冷却体2から掻き取り、回収する。
このような精製装置を用い、精製すべきアルミニウム金属を坩堝1に入れ、電気加熱によって溶解してアルミニウム溶湯10とし、665℃に保持した。そのときのアルミニウム溶湯10には不純物として主にFeが510ppm、Siが180ppm含まれていた。
冷却体2は予め表面温度が550℃になるように加熱保持した上で、冷却体3を坩堝1の中のアルミニウム溶湯10に浸漬させた。その際、坩堝1の内周面と冷却体2の外周面との最短距離L1を55mmとし、坩堝1の内周面と冷却体2の外周面との最長距離L2を195mmとした。
冷却体2を溶湯10中に浸漬させた後、冷却体2の内部に冷却用の圧縮空気を2000リットル/分の流速で流しつつ、冷却体2を周速度=4.7m/秒で回転させながら5分間保持した。それによって、冷却体2の外周面に付着、成長したアルミニウム塊が得られた。得られたアルミニウム塊の重量は6.1kg、不純物としてFeが48ppm、Siが34ppm含まれていた。精製効率は冷却体2に付着したアルミニウム塊に含まれる不純物濃度の、元のアルミニウム溶湯に含まれる不純物濃度に対する比率で計算されるが、精製効率に換算すると、Feの精製効率は0.10、Siの精製効率は0.21であった。
(実施例2)
精製すべきアルミニウム金属を坩堝1に入れ、電気加熱によって溶解してアルミニウム溶湯10とし、665℃に保持した。そのときのアルミニウム溶湯10には不純物として主にFeが500ppm、Siが250ppm含まれていた。
精製装置は実施例1と同じ装置を用いた。その冷却体2は予め表面温度が550℃になるように加熱保持した上で、冷却体2を坩堝1の中のアルミニウム溶湯10に浸漬させた。その際、坩堝1の内周面と冷却体2の外周面との最短距離L1を12mmとし、坩堝1の内周面と冷却体2の外周面との最長距離L2を238mmとした。
冷却体を溶湯中に浸漬させた後、冷却体の内部に冷却用の圧縮空気を2000リットル/分の流速で流しつつ、周速度=4.7m/秒で回転させながら1分間保持した。それによって、冷却体外周面に付着、成長したアルミニウム塊が得られた。得られたアルミニウム塊の重量は1.1kg、不純物としてFeが40ppm、Siが45ppm含まれていた。精製効率に換算すると、Feの精製効率は0.08、Siの精製効率は0.18であった。
(実施例3)
精製すべきアルミニウム金属を坩堝1に入れ、電気加熱によって溶解してアルミニウム溶湯10として、665℃に保持した。そのときのアルミニウム溶湯10には不純物として主にFeが500ppm、Siが250ppm含まれていた。
精製装置は実施例1と同じ装置を用いた。その冷却体2は予め表面温度が550℃になるように加熱保持した上で、冷却体2を坩堝1の中のアルミニウム溶湯10に浸漬させた。その際、坩堝1の内周面と冷却体2の外周面との最短距離L1を33mmとし、坩堝1の内周面と冷却体2の外周面との最長距離L2を217mmとした。
冷却体2を溶湯10中に浸漬させた後、冷却体2の内部に冷却用の圧縮空気を2000リットル/分の流速で流しつつ、周速度=4.7m/秒で回転させながら3分間保持した。それによって、冷却体2の外周面に付着、成長したアルミニウム塊が得られた。得られたアルミニウム塊の重量は3.4kg、不純物としてFeが47ppm、Siが49ppm含まれていた。精製効率に換算すると、Feの精製効率は0.09、Siの精製効率は0.20であった。
(実施例4)
精製すべきアルミニウム金属を坩堝1に入れ、電気加熱によって溶解してアルミニウム溶湯10として、665℃に保持した。そのときのアルミニウム溶湯10には不純物として主にFeが500ppm、Siが250ppm含まれていた。
精製装置は実施例1と同じ装置を用いた。その冷却体2は予め表面温度が550℃になるように加熱保持した上で、冷却体2を坩堝1の中のアルミニウム溶湯10に浸漬させた。その際、坩堝1の内周面と冷却体2の外周面との最短距離L1を55mmとし、坩堝1の内周面と冷却体2の外周面との最長距離L2を195mmとした。
冷却体2を溶湯10中に浸漬させた後、冷却体2の内部に冷却用の圧縮空気を2000リットル/分の流速で流しつつ、周速度=2.7m/秒で回転させながら5分間保持した。それによって、冷却体2の外周面に付着、成長したアルミニウム塊が得られた。得られたアルミニウム塊の重量は6.2kg、不純物としてFeが80ppm、Siが60ppm含まれていた。精製効率に換算すると、Feの精製効率は0.16、Siの精製効率は0.24であった。
(実施例5)
精製すべきアルミニウム金属を坩堝1に入れ、電気加熱によって溶解してアルミニウム溶湯10として、665℃に保持した。そのときのアルミニウム溶湯10には不純物として主にFeが500ppm、Siが250ppm含まれていた。
精製装置は実施例1とほぼ同じものであるが、冷却体2を内部に空気を導入して冷却しながら一定時間浸漬させる間、坩堝1の内週面と冷却体2の外周面との最短距離L1を可変制御できるように、回転軸3が水平面内で平行移動する機構を追加した装置を用いた。その冷却体2は予め表面温度が550℃になるように加熱保持した上で、冷却体2を坩堝1の中のアルミニウム溶湯10に浸漬させた。その際、坩堝1の内周面と冷却体2の外周面との最短距離L1を12mmとし、坩堝1の内周面と冷却体2の外周面との最長距離L2を238mmとし、回転軸3の平行移動速度を0.143mm/秒として、5分後には坩堝1の内周面と冷却体2の外周面との最短距離L1が55mm、坩堝1の内周面と冷却体2の外周面との最長距離L2が195mmとなるように設定した。
冷却体2を溶湯10中に浸漬させた後、冷却体2の内部に冷却用の圧縮空気を2000リットル/分の流速で流しつつ、周速度=4.7m/秒で回転させながら5分間保持した。それによって、冷却体2の外周面に付着、成長したアルミニウム塊が得られた。得られたアルミニウム塊の重量は6.0kg、不純物としてFeが40ppm、Siが44ppm含まれていた。精製効率に換算すると、Feの精製効率は0.08、Siの精製効率は0.18であった。
(実施例6)
精製すべきアルミニウム金属を坩堝1に入れ、電気加熱によって溶解してアルミニウム溶湯10として、665℃に保持した。そのときのアルミニウム溶湯10には不純物として主にFeが500ppm、Siが250ppm含まれていた。
精製装置は、冷却体2の外径を250mmとした以外は、実施例1と同じ装置を用いた。その冷却体2は予め表面温度が550℃になるように加熱保持した上で、冷却体2を坩堝1の中のアルミニウム溶湯10に浸漬させた。その際、坩堝1の内周面と冷却体2の外周面との最短距離L1を50mmとし、坩堝1の内周面と冷却体2の外周面との最長距離L2を100mmとした。
冷却体2を溶湯10中に浸漬させた後、冷却体2の内部に冷却用の圧縮空気を2000リットル/分の流速で流しつつ、周速度=4.7m/秒で回転させながら5分間保持した。それによって、冷却体2の外周面に付着、成長したアルミニウム塊が得られた。得られたアルミニウム塊の重量は9.8kg、不純物としてFeが52ppm、Siが55ppm含まれていた。精製効率に換算すると、Feの精製効率は0.10、Siの精製効率は0.22であった。
(実施例7)
精製すべきアルミニウム金属を坩堝1に入れ、電気加熱によって溶解してアルミニウム溶湯10として、665℃に保持した。そのときのアルミニウム溶湯10には不純物として主にFeが500ppm、Siが250ppm含まれていた。
精製装置は、冷却体2の外径を40mmとした以外は、実施例1と同じ装置を用いた。その冷却体2は予め表面温度が550℃になるように加熱保持した上で、冷却体2を坩堝1の中のアルミニウム溶湯10に浸漬させた。その際、坩堝1の内周面と冷却体2の外周面との最短距離L1を80mmとし、坩堝1の内周面と冷却体2の外周面との最長距離L2を280mmとした。
冷却体2を溶湯10中に浸漬させた後、冷却体2の内部に冷却用の圧縮空気を2000リットル/分の流速で流しつつ、周速度=2.5m/秒(装置の都合上、得られる最大の周速度)で回転させながら5分間保持した。それによって、冷却体2の外周面に付着、成長したアルミニウム塊が得られた。得られたアルミニウム塊の重量は1.6kg、不純物としてFeが80ppm、Siが63ppm含まれていた。精製効率に換算すると、Feの精製効率は0.16、Siの精製効率は0.25であった。
(実施例8)
精製すべきアルミニウム金属を坩堝1に入れ、電気加熱によって溶解してアルミニウム溶湯10として、665℃に保持した。そのときのアルミニウム溶湯10には不純物として主にFeが500ppm、Siが250ppm含まれていた。
精製装置は、冷却体2の外径を300mmとした以外は、実施例1と同じ装置を用いた。その冷却体2は予め表面温度が550℃になるように加熱保持した上で、冷却体2を坩堝1の中のアルミニウム溶湯10に浸漬させた。その際、坩堝1の内周面と冷却体2の外周面との最短距離L1を22mmとし、坩堝1の内周面と冷却体2の外周面との最長距離L2を78mmとした。
冷却体2を溶湯10中に浸漬させた後、冷却体2の内部に冷却用の圧縮空気を2000リットル/分の流速で流しつつ、周速度=4.7m/秒で回転させながら1分間保持した。それによって、冷却体2の外周面に付着、成長したアルミニウム塊が得られた。得られたアルミニウム塊の重量は1.2kg、不純物としてFeが52ppm、Siが54ppm含まれていた。精製効率に換算すると、Feの精製効率は0.10、Siの精製効率は0.22であった。
(比較例1)
精製すべきアルミニウム金属を坩堝1に入れ、電気加熱によって溶解してアルミニウム溶湯10として、665℃に保持した。そのときのアルミニウム溶湯10には不純物として主にFeが500ppm、Siが250ppm含まれていた。
精製装置は実施例1と同じ装置を用いた。その冷却体2は予め表面温度が550℃になるように加熱保持した上で、冷却体2を坩堝1の中のアルミニウム溶湯10に浸漬させた。その際、坩堝1の内周面と冷却体2の外周面との距離が125mmになるように、冷却体2の中心を坩堝1の中央に位置するように合わせた。
冷却体2を溶湯10中に浸漬させた後、冷却体2の内部に冷却用の圧縮空気を2000リットル/分の流速で流しつつ、周速度=4.7m/秒で回転させながら5分間保持した。それによって、冷却体2の外周面に付着、成長したアルミニウム塊が得られた。得られたアルミニウム塊の重量は6.3kg、不純物としてFeが70ppm、Siが58ppm含まれていた。精製効率に換算すると、Feの精製効率は0.14、Siの精製効率は0.23であった。
(比較例2)
精製すべきアルミニウム金属を坩堝1に入れ、電気加熱によって溶解してアルミニウム溶湯10として、665℃に保持した。そのときのアルミニウム溶湯10には不純物として主にFeが500ppm、Siが250ppm含まれていた。
精製装置は実施例1と同じ装置を用いた。その冷却体2は予め表面温度が550℃になるように加熱保持した上で、冷却体2を坩堝1の中のアルミニウム溶湯10に浸漬させた。その際、坩堝1の内周面と冷却体2の外周面との距離が125mmになるように、冷却体中心を坩堝1の中央に位置するように合わせた。
冷却体2を溶湯10中に浸漬させた後、冷却体2の内部に冷却用の圧縮空気を2000リットル/分の流速で流しつつ、周速度=2.7m/秒で回転させながら5分間保持した。それによって、冷却体2の外周面に付着、成長したアルミニウム塊が得られた。得られたアルミニウム塊の重量は6.3kg、不純物としてFeが90ppm、Siが70ppm含まれていた。精製効率に換算すると、Feの精製効率は0.18、Siの精製効率は0.28であった。
以上の実施例、比較例の条件及び結果を表1にまとめて示す。
Figure 2008163420
表1の結果から、本実施形態によれば、精製効率を向上できることを確認し得た。
本発明の一実施形態に係る生成装置の概略構成図である。 図1のII線断面図である。
符号の説明
1 坩堝
2 冷却体
3 回転軸
10 溶湯

Claims (13)

  1. 坩堝に収容した精製すべき溶融金属中に冷却体を浸漬し、この冷却体を回転させながら冷却体表面に高純度金属を晶出させる金属精製方法において、
    坩堝内の溶融金属の存在部分における坩堝の内周面と冷却体外周面との最短距離を、坩堝内周面と冷却体外周面との最長距離の2分の1以下に設定して精製を行うことを特徴とする金属精製方法。
  2. 坩堝の内周面と冷却体外周面との最短距離が10mm以上である請求項1に記載の金属精製方法。
  3. 坩堝内の溶融金属の存在部分において、坩堝の開口部の最大内寸Dに対し、前記Dを含む水平面内における冷却体の外寸dの比率d/Dが、0.2以上である請求項1または2に記載の金属精製方法。
  4. 冷却体に付着する精製塊の形成に伴って、坩堝の内周面と冷却体外周面との最短距離を変化させる請求項1〜3のいずれかに記載の金属精製方法。
  5. 溶融金属がアルミニウムである請求項1〜4のいずれかに記載の金属精製方法。
  6. 精製すべき溶融金属を収容する坩堝と、
    前記坩堝に収容された溶融金属中に浸漬される回転可能な冷却体と、
    を備え、
    坩堝内の溶融金属の存在部分において、坩堝の内周面と冷却体外周面との最短距離が、坩堝の内周面と冷却体外周面との最長距離の2分の1以下に設定されてなることを特徴とする金属精製装置。
  7. 坩堝の内周面と冷却体外周面との最短距離が10mm以上に設定されている請求項6に記載の金属精製装置。
  8. 坩堝内の溶融金属の存在部分において、坩堝の開口部の最大内寸Dに対し、前記Dを含む水平面内における冷却体の外寸dの比率d/Dが、0.2以上である請求項6または7に記載の金属精製装置。
  9. 冷却体に付着する精製塊の形成に伴って、坩堝の内周面と冷却体外周面との最短距離が変化するものとなされている請求項6〜8のいずれかに記載の金属精製装置。
  10. 請求項1ないし5のいずれかに記載の方法で精製された精製金属。
  11. 請求項10に記載の精製金属から製造された鋳造品。
  12. 請求項11に記載の鋳造品が圧延されてなる金属製品。
  13. 請求項12に記載の金属製品が電極材として用いられている電解コンデンサ。
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