JP2021110003A - 高純度金属の製造方法及び製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】優れた精製効率を実現できるとともに溶融金属の飛散を抑制できる高純度金属の製造方法及び製造装置を提供する。【解決手段】溶湯保持容器1に収容した精製すべき溶融金属10中に冷却体2を浸漬し、この冷却体2を回転させながら冷却体2の表面に高純度金属を晶出させる高純度金属の製造方法において、溶湯保持容器1内の溶融金属2の存在部分における溶湯保持容器1の内周面と冷却体外周面との最短距離L1と、溶湯保持容器1の内周面と冷却体外周面との最長距離L2の比率を0.5<L1/L2<0.95に設定して精製を行う。【選択図】図1

Description

この発明は高純度金属の製造方法及び製造装置に関し,更に詳しく言えば、偏析凝固法の原理を利用して共晶不純物を含むアルミニウム、マグネシウム、鉛、亜鉛等の金属から、共晶不純物の含有量を元の金属よりも少なくし,高純度の金属を製造する方法及び装置に関するものである。
金属中に金属と共晶を生成するFe、Si、Cu等の不純物が含まれている場合、これらの不純物を除去して高純度の金属を得るためには、この金属を溶融し、これを冷却して凝固させる際の初晶を選択的に取り出すことが効果的であるという原理は周知である。
従来から上記原理を利用した種々の精製法が提案されている。例えば、特許文献1では、るつぼ内の溶融金属に冷却体を浸漬し、この冷却体を回転させながら冷却体表面に高純度金属を晶出させる精製方法において、るつぼ内の溶融金属の存在部分におけるるつぼの内周面と冷却体外周面との最短距離をるつぼ内周面と冷却体外周面との最長距離の1/2以下に設定して、精製を行うことで、溶湯の流路の狭い箇所、広い箇所を意図的に設定し、溶湯に円周方向の流れを発生させることにより、溶湯の周方向の流速を遅くし、相対速度を高めることが提案されている。
特開2008−163420号公報
しかしながら、特許文献1に開示された方法では、流路の狭い箇所において流速が速くなり、且つ遠心力による局部的な湯面上昇が発生し、溶融金属の飛散(湯跳ね)が起こるというトラブルが発生しやすい。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、優れた精製効率を実現できるとともに溶融金属の飛散を抑制できる高純度金属の製造方法及び製造装置の提供を目的とする。
上記目的は以下の手段によって達成される。
(1)溶湯保持容器に収容した精製すべき溶融金属中に冷却体を浸漬し、この冷却体を回転させながら冷却体の表面に高純度金属を晶出させる高純度金属の製造方法において、
溶湯保持容器内の溶融金属の存在部分における溶湯保持容器の内周面と冷却体外周面との最短距離L1と、溶湯保持容器の内周面と冷却体外周面との最長距離L2の比率を0.5<L1/L2<0.95に設定して精製を行うことを特徴とする高純度金属の製造方法。
(2)溶湯保持容器の内周面と冷却体外周面との最短距離L1が10mm以上である前項1に記載の高純度金属の製造方法。
(3)溶湯保持容器の内周面と冷却体外周面との最短距離L1と、溶湯保持容器の内周面と冷却体外周面との最長距離L2の比率が0.5<L1/L2<0.8である前項1または前項2に記載の高純度金属の製造方法。
(4)前記冷却体の表面に付着する精製塊の形成に伴って、前記溶湯保持容器の内周面と冷却体外周面との最短距離L1を変化させる前項1ないし前項3のいずれか一項に記載の高純度金属の製造方法。
(5)前記溶融金属がアルミニウムである前項1ないし前項4のいずれか一項に記載の高純度金属の製造方法。
(6)精製すべき溶融金属を収容する溶湯保持容器と、
前記溶湯保持容器に収容された溶融金属中に浸漬される回転可能な冷却体と、
を備え、
前記溶湯保持容器内の溶融金属の存在部分において、溶湯保持容器の内周面と冷却体外周面との最短距離L1と、溶湯保持容器の内周面と冷却体外周面との最長距離L2の比率が0.5<L1/L2<0.95に設定されていることを特徴とする高純度金属の製造装置。
(7)溶湯保持容器の内周面と冷却体外周面との最短距離L1が10mm以上である前項6に記載の高純度金属の製造装置。
(8)溶湯保持容器の内周面と冷却体外周面との最短距離L1と、溶湯保持容器の内周面と冷却体外周面との最長距離L2の比率が0.5<L1/L2<0.8である前項6または前項7に記載の高純度金属の製造装置。
(9)前記冷却体の表面に付着する精製塊の形成に伴って、前記溶湯保持容器の内周面と冷却体外周面との最短距離L1を変化させる前項6ないし前項8のいずれか一項に記載の高純度金属の製造装置。
前項(1)に記載の発明によれば、溶湯保持容器内の溶融金属の存在部分における溶湯保持容器の内周面と冷却体外周面との最短距離L1と、溶湯保持容器の内周面と冷却体外周面との最長距離L2の比率を0.5<L1/L2<0.95に設定して精製を行うので、溶湯保持容器の内周面と冷却体外周面の間隔が狭い箇所から広い箇所に溶融金属が流れていくと、幅が広がっていくことで冷却体の周方向に加えて、半径方向への流れが生じるため、溶融金属の流速の周方向成分が小さくなる。その結果、溶融金属に対する冷却体外周面の相対速度を大きくでき、精製効率を向上させることができる。且つ、0.5<L1/L2<0.95に設定されているので、溶融金属の流路の著しく狭い箇所が無く、溶融金属の飛散を抑制した精製を行うことができ、操業上の問題を抑制できる。
前項(2)に記載の発明によれば、溶湯保持容器の内周面と冷却体外周面との最短距離L1が10mm以上であるので、冷却体の外周面と溶湯保持容器の内周面との距離が小さくなりすぎて、精製された金属塊が溶湯保持容器の内周面に接触してしまう恐れを回避できる。
前項(3)に記載の発明によれば、溶湯保持容器の内周面と冷却体外周面との最短距離L1と、溶湯保持容器の内周面と冷却体外周面との最長距離L2の比率が0.5<L1/L2<0.8であるから、溶融金属の飛散をより確実に抑えつつ、より高純度の金属塊を得ることができる。
前項(4)に記載の発明によれば、冷却体の表面に付着する精製塊の形成に伴って、前記溶湯保持容器の内周面と冷却体外周面との最短距離L1を変化させるから、冷却体の外周面に付着した金属塊と溶湯保持容器の内周面との最短距離が狭くなっていき、ついには溶湯保持容器の内周面と接触してしまう懸念を解消できる。
前項(5)に記載の発明によれば、純度の高いアルミニウムを精製することができる。
前項(6)に記載の発明によれば、溶融金属に対する冷却体外周面の相対速度を大きくでき、精製効率を向上させることができるとともに、溶融金属の飛散を抑制した精製を行うことができる製造装置となる。
前項(7)に記載の発明によれば、冷却体の外周面と溶湯保持容器の内周面との距離が小さくなりすぎて、精製された金属塊が溶湯保持容器の内周面に接触してしまう恐れを回避できる製造装置となる。
前項(8)に記載の発明によれば、溶融金属の飛散をより確実に抑えつつ、より高純度の金属塊を得ることができる製造装置となる。
前項(9)に記載の発明によれば、冷却体の外周面と溶湯保持容器の内周面との最短距離L1が変化するので、冷却体の外周面に付着して成長する金属塊が溶湯保持容器の内周面と接触してしまう懸念を解消できる製造装置となる。
この発明の一実施形態に係る高純度金属の製造装置の概略構成図である。 図1のII-II線断面図である。
以下、本発明の一実施の形態について詳細に説明する。
図1はこの発明の一実施形態に係る金属精製装置の概略構成と、これを用いた金属精製方法を説明するための図である。
図1において、1は有低円筒状の溶湯保持容器であるるつぼであり、このるつぼ1の内部に溶融金属(溶湯ともいう)10が収容保持されている。るつぼ1は加熱炉で構成され、溶湯10が一定の温度となるように加熱されている。
るつぼ1の形状は円筒に限定されないが、できるだけ内周面が曲線で構成されている方が望ましい。また、るつぼ1を構成する炉の加熱方法は、電熱でもガスバーナーでも構わない。
溶湯10の温度は、凝固温度を超えていればよいが、冷却体2が溶湯10に浸漬している間は、溶湯中に固相が存在しなくなる温度よりも低い方がより望ましい。
冷却体2は、上端側が径大の円錐台形状に形成され、上下動可能な回転軸3の下端に設置されている。なお、冷却体2の形状は限定されることはなく、円柱状その他の形状であっても良い。回転軸3は管状になっており、また、冷却体2の内部にも空間が形成されている。前記回転軸3の内部には冷媒供給管4及び冷媒排出管5が挿通され、冷媒供給管4から冷媒が供給されるものとなされている。供給された冷媒は、冷媒供給管4を通って冷却体2の内部空間に噴出し、その後、回転軸3の内部の冷媒排出管5を通って排出されるようになっており、冷却体2をその内側から冷やすことができるものとなされている。冷媒は気体あるいは液体を用いる。冷却体2の表面の材質は金属あるいはグラファイトなど、熱伝導率の高い材質を用いるのが望ましい。
冷却体2は、回転軸3が下方に移動して溶湯に浸漬、回転できるようになっている。その際、溶湯10の存在部分において、るつぼ1の内周面と冷却体2の外周面との最短距離をL1とし、るつぼ1の内周面と冷却体2の外周面との最長距離をL2とすると、L1/L2を0.5<L1/L2<0.95になるように、予めるつぼ1と冷却体2の浸漬時の位置を決めておく。
このような位置関係とする理由は次の通りである。即ち、冷却体2とるつぼ1の内周面の間隔が狭い箇所から広い箇所に溶湯10が流れていくと、幅が広がっていくことで、冷却体2の周方向に加えて、半径方向への自由度が増える。そこに冷却体2による遠心力が半径方向に及ぶことで、溶湯流れの向きが変わり、流れの大きさとしては同じであっても、溶湯流速の半径方向成分が発生することで、溶湯流速の周方向成分が小さくなる。その結果、溶湯に対する冷却体外周面の相対速度を大きくすることができる。
溶湯10の流れが半径方向成分にも発生することによって、冷却体2の表面に付着、成長する金属塊の凝固界面に形成される不純物濃化層の外側への拡散が促進され、より高純度の金属塊が得られる効果も発生する。
また、L1/L2が0.5<L1/L2<0.95に設定されているので、溶湯10の流路の著しく狭い箇所が無く、溶湯10の飛散(湯跳ね)を抑制した精製を行うことができ、操業上の問題を抑制できる。
L1/L2が0.95以上であると前記した相対速度を大きくする効果と不純物濃化層の拡散効果が不十分である。0.5以下であると高純度の塊が得られるが、著しく流路の狭い場所が発生し、湯面の局部的な上昇により、溶湯10の跳ねを助長してしまい、設備が故障する等のトラブルが起こる。望ましくは0.5<L1/L2<0.8に設定するのが良い。
また、冷却体2の外周面に金属塊が付着して成長していくと、冷却体2の外周面とるつぼ1の内周面との距離が小さくなりすぎて金属塊がるつぼ1の内周面に接触してしまう危険もあるので、るつぼ1の内周面と冷却体2の外周面との最短距離L1を10mm以上確保するのが望ましい。
また、回転軸3そのものが水平面内で平行移動できるような機構を持たせて、冷却体2が浸漬している間に冷却体2の外周面とるつぼ1の内周面との距離L1、L2を少しずつ変化させるような動作をさせることで、冷却体2の外周面に付着して成長していく金属塊とるつぼ1の内周面との距離が狭まっていき、ついには金属塊がるつぼ1の内周面と接触してしまうという懸念も解消できる。なお、回転軸3そのものを平行移動させるのではなく、るつぼ1を平行移動させることにより、冷却体2の外周面とるつぼ1の内周面との距離L1、L2を少しずつ変化させてもよい。
上記のようにして金属塊の精製を開始したのち、ある一定時間経過後に、冷却体2を引き上げることで、冷却体2の外周面に付着した金属塊も同時に引き上げられる。付着した金属塊は機械的に力を加え、あるいは、再加熱することによって除去、回収される。精製金属としては、共晶不純物を含むアルミニウム、ケイ素、マグネシウム、鉛、亜鉛等の金属を挙げうる。
上記により精製された金属は、高純度であるから、各種の加工や用途に用いることで優れた特性や機能を発揮させることができる。一例を挙げると、精製金属を鋳造に用いて鋳造品を製作しても良いし、この鋳造品を圧延して各種の金属板や金属箔として用いても良い。また、この金属箔を例えばアルミニウム電解コンデンサの電極材として用いてもよい。
(実施例1)
表1に示す不純物濃度(質量ppm)のアルミニウム原料からなるアルミニウム溶湯(元溶湯)をるつぼ1に収容し、精製処理を実施した。精製装置及び精製条件は次の通りである。
るつぼ1は、図1に示すように、溶湯上面における内径(開口部の内径と同じ)Dが500mm、深さHが800mmの有底円筒状で底面が下向き円弧面に形成されたものを用いた。冷却体2は上端側が径大の円錐台形状に形成され、溶湯上面における外径dが220mmのグラファイト製のものを使用した。
そして、冷却媒体として1500リットル/分の圧縮空気を冷却体2の内部に流通させ、回転周速度:4200mm/sの一定速度で冷却体2を回転させながら6分間、精製した。このとき、るつぼ1の溶湯上面における内周面と冷却体2の外周面との水平方向の最短距離L1は135mm、最大距離は145mmであった。
(実施例2-4と比較例1-2)
L1とL2の値が表1に示すように異なる点以外は、実施例1と同じ方法で行った。
以上により得られたアルミニウム精製塊の不純物濃度、精製効率、重量を表1に示す。精製効率は、得られたアルミニウム精製塊の不純物濃度の元のアルミニウム溶湯に含まれる不純物濃度に対する比率で計算される。
また、溶湯の飛散についての良否を表1に併せて示す。溶湯の飛散(表1では溶湯跳ねと記している)の評価は、◎は全く無し、〇はほぼ無し、△は若干有りを示す。
総合評価については〇はFeの精製効率が0.15以下、Siの精製効率が0.25以下、且つ湯跳ね◎又は〇の3条件を全て満たしているものとした。一つでも満たしていないものは、総合評価は△とした。
Figure 2021110003
表1の結果から理解されるように実施例1−4は比較例1よりも精製効率が良く、湯跳ねが発生しない。また、比較例2よりも精製効率は若干劣るが、湯跳ねを抑制できる結果となった。
1 るつぼ(溶湯保持容器)
2 冷却体
3 回転軸
4 冷媒供給管
5 冷媒排出管
10 溶湯(溶融金属)

Claims (9)

  1. 溶湯保持容器に収容した精製すべき溶融金属中に冷却体を浸漬し、この冷却体を回転させながら冷却体の表面に高純度金属を晶出させる高純度金属の製造方法において、
    溶湯保持容器内の溶融金属の存在部分における溶湯保持容器の内周面と冷却体外周面との最短距離L1と、溶湯保持容器の内周面と冷却体外周面との最長距離L2の比率を0.5<L1/L2<0.95に設定して精製を行うことを特徴とする高純度金属の製造方法。
  2. 溶湯保持容器の内周面と冷却体外周面との最短距離L1が10mm以上である請求項1に記載の高純度金属の製造方法。
  3. 溶湯保持容器の内周面と冷却体外周面との最短距離L1と、溶湯保持容器の内周面と冷却体外周面との最長距離L2の比率が0.5<L1/L2<0.8である請求項1または請求項2に記載の高純度金属の製造方法。
  4. 前記冷却体の表面に付着する精製塊の形成に伴って、前記溶湯保持容器の内周面と冷却体外周面との最短距離L1を変化させる請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の高純度金属の製造方法。
  5. 前記溶融金属がアルミニウムである請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の高純度金属の製造方法。
  6. 精製すべき溶融金属を収容する溶湯保持容器と、
    前記溶湯保持容器に収容された溶融金属中に浸漬される回転可能な冷却体と、
    を備え、
    前記溶湯保持容器内の溶融金属の存在部分において、溶湯保持容器の内周面と冷却体外周面との最短距離L1と、溶湯保持容器の内周面と冷却体外周面との最長距離L2の比率が0.5<L1/L2<0.95に設定されていることを特徴とする高純度金属の製造装置。
  7. 溶湯保持容器の内周面と冷却体外周面との最短距離L1が10mm以上である請求項6に記載の高純度金属の製造装置。
  8. 溶湯保持容器の内周面と冷却体外周面との最短距離L1と、溶湯保持容器の内周面と冷却体外周面との最長距離L2の比率が0.5<L1/L2<0.8である請求項6または請求項7に記載の高純度金属の製造装置。
  9. 前記冷却体の表面に付着する精製塊の形成に伴って、前記溶湯保持容器の内周面と冷却体外周面との最短距離L1を変化させる請求項6ないし請求項8のいずれか一項に記載の高純度金属の製造装置。
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