JP6662180B2 - 薄肉鋳片の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、回転する一対の冷却ロールと一対のサイド堰によって形成された溶融金属溜まり部に浸漬ノズルを介して溶融金属を供給し、前記冷却ロールの周面に凝固シェルを形成・成長させて、薄肉鋳片を製造する薄肉鋳片の製造方法に関するものである。
金属の薄肉鋳片を製造する方法として、内部に水冷構造を有する冷却ロールを備え、回転する一対の冷却ロールと一対のサイド堰によって形成された溶融金属溜まり部に溶融金属を供給し、前記冷却ロールの周面に凝固シェルを形成・成長させ、一対の冷却ロールの外周面にそれぞれ形成された凝固シェル同士をロールキス点で圧着して所定の厚さの薄肉鋳片を製造する双ロール式連続鋳造装置が提供されている。このような双ロール式連続鋳造装置は、各種金属において適用されている。
上述の双ロール式連続鋳造装置においては、溶融金属溜まり部の湯面は、一対の冷却ロールの周面と一対のサイド堰によって四方を囲まれた矩形状をなしており、この矩形状をなす湯面の中央部に、溶融金属を供給する浸漬ノズルが配設されている。
溶融金属は、中央部に配設された浸漬ノズルから冷却ロールの周面に向けて吐出され、冷却ロールの周面に沿って一対のサイド堰側へとそれぞれ流れていく。
矩形状をなす湯面の四辺においては、(冷却ロール/溶融金属/ガス)の三重境界、あるいは、(サイド堰/溶融金属/ガス)の三重境界が形成されている。
さらに、矩形状をなす湯面の4つのコーナ部においては、溶鋼金属溜まり部の内部で冷却ロールとサイド堰とが接する(冷却ロール/サイド堰/溶融金属)の三重境界上に湯面が存在しており、(冷却ロール/サイド堰/溶融金属/ガス)の四重点を形成する。
この四重点近傍は、溶融金属の流動のデッドゾーンとなっており、溶融金属が十分に流動せずに停滞する領域(停滞域)となる。また、この四重点近傍は、周囲から抜熱されやすいため、冷却過多となる傾向にある。このため、湯面の四重点近傍においては、溶融金属が凝固して地金が発生するといった問題があった。
また、溶融金属溜まり部においては、浸漬ノズルから冷却ロールの周面に向けて吐出された溶融金属の吐出流が冷却ロールの周面に形成されている凝固シェルに衝突し、凝固シェルを構成する凝固晶の一部が凝固シェルから遊離して浮遊晶が生成することがある。この浮遊晶が、流動のデッドゾーンとなっている湯面の四重点近傍に堆積し、地金となるといった問題があった。
このように湯面のコーナ部に形成された地金は、一旦生成すると、停滞域において冷却過多の溶融金属の凝固によって成長しやすい。成長した地金が脱落すると、冷却ロール間に噛み込まれ、薄肉鋳片の板厚変動、板破断、湯漏れ等のトラブルが発生するおそれがあった。
そこで、例えば特許文献1−4には、溶融金属溜まり部のコーナ部における地金の発生を抑制する技術が提案されている。
特許文献1には、サイド堰近傍の溶融金属の湯面を、外部加熱手段(プラズマ炎等)を用いて加熱する方法が提案されている。
特許文献2には、サイド堰を導電性耐火物で構成し、サイド堰近傍の溶融金属を通電加熱する方法が提案されている。
特許文献3には、サイド堰に近接した電磁誘導コイルにより、サイド堰と溶融金属とを軟接触状態とするとともに、サイド堰近傍の溶融金属を誘導加熱する方法が提案されている。
特許文献4には、導電性耐火物で構成されたフィンを浸漬させ、溶鋼金属の流動方向を変化させるとともに、このフィンを用いて通電加熱を行う方法が提案されている。
特開昭62−009751号公報 特開平09−122837号公報 特開2000−158100号公報 特開2000−271706号公報
ところで、特許文献1に記載された方法では、プラズマ炎等で溶融金属の湯面を加熱することから、溶融金属の汚染が生じるおそれがあった。
また、特許文献2及び特許文献3に記載された方法では、設備コストが高くなり、非経済的であった。
さらに、特許文献4に記載された方法では、フィンによって溶融金属の流れを変えているが、湯面のコーナ部での溶融金属の停滞を十分に解消することができなかった。
以上のように、従来の方法では、湯面のコーナ部での地金の発生を十分に抑制することができなかった。
本発明は、前述した状況に鑑みてなされたものであって、比較的簡単な構成で、溶融金属溜まり部の湯面のコーナ部における地金の発生を抑制することが可能な薄肉鋳片の製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る薄肉鋳片の製造方法は、回転する一対の冷却ロールと一対のサイド堰によって形成された溶融金属溜まり部に浸漬ノズルを介して溶融金属を供給し、前記冷却ロールの周面に凝固シェルを形成・成長させて、薄肉鋳片を製造する薄肉鋳片の製造方法であって、前記溶融金属溜まり部の湯面は、前記冷却ロールと前記サイド堰とによって四方を囲まれた矩形状をなしており、前記溶融金属に添加した際に発熱反応するワイヤー状又は帯状の発熱部材を、前記湯面と前記冷却ロール周面の境界から10mm以上離間し、かつ、前記湯面と前記冷却ロール周面の境界及び前記サイド堰の表面に対して50mm以下の範囲内から連続添加することを特徴としている。
この構成の薄肉鋳片の製造方法によれば、前記溶融金属に添加した際に発熱反応するワイヤー状又は帯状をなす発熱部材を、前記湯面と前記冷却ロール周面の境界から10mm以上離間し、かつ、前記湯面と前記冷却ロール周面の境界及び前記サイド堰の表面に対して50mm以下の範囲内(以下、コーナー部)から連続添加する構成としているので、前記溶融金属溜まり部の湯面のコーナ部における溶融金属の温度を高く維持することができ、地金の発生及び成長を抑制することができる。また、本発明に係る薄肉鋳片の製造方法では、発熱部材がワイヤー状又は帯状をなしているので、前記溶融金属溜まり部の湯面のコーナ部に発熱部材を確実に添加することができる。なお、ワイヤー状又は帯状をなす発熱部材の断面形状には特に限定はなく、任意の形状のものを適用することができる。
また、前記湯面と前記冷却ロール周面の境界から10mm以上離間した位置に発熱部材を添加するので、発熱部材が冷却ロールの周面と接触することを抑制でき、薄肉鋳片の鋳造を安定して行うことができる。また、前記湯面と前記冷却ロール周面の境界及び前記サイド堰の表面に対して50mm以下の範囲内に発熱部材を添加するので、発熱部材の発熱反応によってコーナ部の溶融金属の温度低下をさらに抑制することができる。
ここで、本発明に係る薄肉鋳片の製造方法においては、湯面に平行な往復運動又は公転運動を付与しつつ前記発熱部材を連続添加する構成とされており、移動する前記発熱部材の軌跡の少なくとも一部が前記湯面と前記冷却ロール周面の境界及び前記サイド堰の表面に対して50mm以下の範囲内に位置することが好ましい。
この場合、湯面に平行な往復運動又は公転運動を付与しながら前記発熱部材を添加することにより、前記溶融金属溜まり部の湯面のコーナ部における溶融金属の流動を促進することができる。これにより、コーナ部における溶融金属の停滞を抑制することができ、地金の発生及び成長を抑制することができる。
また、移動する前記発熱部材の軌跡の少なくとも一部が前記湯面と前記冷却ロール周面の境界及び前記サイド堰の表面に対して50mm以下の範囲内に位置されるので、発熱部材の発熱反応によってコーナ部の溶融金属の温度低下をさらに抑制することができる。
さらに、本発明の薄肉鋳片の製造方法においては、前記溶融金属は溶鋼であり、前記発熱部材はSiを鉄材料で包んだ構成とされ、Siの含有量が40mass%以上とされていることが好ましい。
溶鋼に対してSiを添加した場合には、発熱反応によって溶融金属の温度低下を抑制することが可能となる。ここで、金属Siは硬くて脆い材料のため、ワイヤー状又は帯状に成形することが困難であることから、顆粒状のSiを鉄材料で包むことで前記発熱部材をワイヤー状又は帯状に成形することができる。また、Siの含有量が40mass%以上とされているので、鉄材料の溶解に要する熱量よりもSiの添加による発熱量が大きくなり、湯面のコーナ部における溶融金属の温度低下を抑制することができる。
また、本発明の薄肉鋳片の製造方法においては、前記溶融金属は溶鋼であり、前記発熱部材は、初晶Siを有する過共晶Al−Si合金で構成されていることが好ましい。
溶鋼に対してSi,Alを添加した場合には、発熱反応によって溶融金属の温度低下を抑制することが可能となる。特に、Si添加による効果が大きい。そこで、前記発熱部材として初晶Siを有する過共晶Al−Si合金を用いることにより、湯面のコーナ部における溶融金属の温度低下を抑制することができる。また、過共晶Al−Si合金は、ワイヤー状又は帯状に比較的簡単に成形することができる。
上述のように、本発明によれば、比較的簡単な構成で、溶融金属溜まり部の湯面のコーナ部における地金の発生を抑制することが可能な薄肉鋳片の製造方法を提供することができる。
本発明の実施形態である薄肉鋳片の製造方法に用いられる双ドラム式連続鋳造装置の一例を示す説明図である。 図1に示す双ドラム式連続鋳造装置の一部拡大説明図である。 図1に示す双ドラム式連続鋳造装置の溶鋼溜まり部の断面説明図である。 図1に示す双ドラム式連続鋳造装置における湯面の流動を示す説明図である。 発熱部材を往復移動させる往復運動付与手段の一例を示す説明図である。 発熱部材を往復移動させながら添加した場合の湯面の流動を示す説明図である。 発熱部材を公転移動させる公転運動付与手段の一例を示す説明図である。 発熱部材を公転移動させながら添加した場合の湯面の流動を示す説明図である。
以下に、本発明の実施形態である薄肉鋳片の製造方法について、添付した図面を参照して説明する。なお、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。
本実施形態において製造される薄肉鋳片1は、例えば、Siを0.5質量%以上8.0質量%以下の範囲で含むSi含有鋼とされている。
また、本実施形態では、製造される薄肉鋳片1の幅が200mm以上1800mm以下の範囲内、厚さが0.8mm以上5mm以下の範囲内とされている。
本実施形態である薄肉鋳片の製造方法に用いられる双ロール式連続鋳造装置10について、図1を用いて説明する。
図1に示す双ロール式連続鋳造装置10は、一対の冷却ロール11、11と、薄肉鋳片1を支持するピンチロール12、12、および、13、13と、一対の冷却ロール11、11の幅方向端部に配設されたサイド堰15と、これら一対の冷却ロール11、11とサイド堰15とによって画成された溶鋼溜まり部16に供給される溶鋼3を保持するタンディッシュ18と、このタンディッシュ18から溶鋼溜まり部16へと溶鋼3を供給する浸漬ノズル19と、を備えている。
この双ロール式連続鋳造装置10においては、溶鋼3が回転する冷却ロール11,11に接触して冷却されることにより、冷却ロール11,11の周面の上で凝固シェル5、5が成長し、一対の冷却ロール11,11にそれぞれ形成された凝固シェル5、5同士がロールキス点で圧着されることによって、所定厚みの薄肉鋳片1が鋳造される。
ここで、溶鋼溜まり部16の湯面20は、図4に示すように、一対の冷却ロール11,11の周面と一対のサイド堰15,15によって四方を囲まれた矩形状をなしており、この矩形状をなす湯面20の中央部に浸漬ノズル19が配設されている。
この溶鋼溜まり部16の湯面20における溶鋼3の流動は、図4に示すように、浸漬ノズル19から冷却ロール11の周面に向けて流れ、冷却ロール11の周面に沿って、一対のサイド堰15側へとそれぞれ流れていく。
矩形状をなす湯面20の4つのコーナ部21においては、図3に示すように、溶鋼溜まり部16の内部で冷却ロール11とサイド堰15とが接する(冷却ロール11/サイド堰15/溶鋼3)の三重境界L上に湯面20が存在しており、(冷却ロール11/サイド堰15/溶鋼3/ガス)の四重点Pを形成する。
この四重点P近傍は、溶鋼3の流動のデッドゾーンとなっており、溶鋼3が十分に流動せずに停滞する領域(停滞域)となる。また、この四重点P近傍は、周囲から抜熱されやすいため、冷却過多となる傾向にある。
そこで、本実施形態においては、図2に示すように、溶鋼溜まり部16の湯面20のうち冷却ロール11の周面とサイド堰15とのコーナ部21に、溶鋼3に添加した際に発熱する発熱部材30が連続的に添加される構成とされている。
この発熱部材30は、図2及び図3に示すように、断面円形のワイヤー状又は断面矩形の帯状をなしており、湯面20のコーナ部21から溶鋼溜まり部16の内部へと連続的に添加される構成とされている。
ここで、発熱部材30を湯面20上の同一位置で添加する場合には、添加位置は、湯面20と冷却ロール11周面の境界から10mm以上離間し、かつ、湯面20と冷却ロール11周面の境界及びサイド堰15の表面に対して50mm以下の範囲内とすることが好ましい。
なお、発熱部材30を自転させて添加してもよい。発熱部材30を自転させることで、コーナ部21における溶鋼3の流動が促進され、溶鋼3の停滞を抑制することが可能となる。自転させる発熱部材30は、溶鋼への流動を促進する効率を高めるため自転軸の垂直断面が矩形であるような帯状とすることが好ましい。さらに自転運動の回転数は10〜120rpmの範囲内とすることが好ましい。
一方、湯面に平行な往復運動又は公転運動を付与しながら発熱部材30を添加する場合には、添加位置は、湯面20と冷却ロール11周面の境界から10mm以上離間し、かつ、移動する発熱部材30の軌跡のうち少なくとも一部が湯面20と冷却ロール11周面の境界及びサイド堰15の表面に対して50mm以下の範囲内に位置するように設定することが好ましい。
このように、湯面に平行な往復運動又は公転運動を付与しながら発熱部材30を添加することにより、コーナ部21における溶鋼3の流動がさらに促進され、溶鋼3の停滞を抑制することが可能となる。
ここで、発熱部材30に往復運動を付与する場合には、図5及び図6に示すように、往復駆動手段35を用いて、発熱部材30をサイド堰15に沿った方向に往復移動させる。これにより、コーナ部21における溶鋼3の流動が促進される。なお、往復運動の周期は0.2〜2.0Hzの範囲内、振幅は±5〜±15mmの範囲内とすることが好ましい。
また、発熱部材30に公転運動を付与する場合には、図7及び図8に示すように、公転駆動手段37を用いて、発熱部材30を湯面20のコーナ部21で回転させる。これにより、コーナ部21における溶鋼3の流動が促進される。なお、公転方向に特に制限はないが、図8に示すように、左右にサイド堰を配置して湯面20を上方から見た場合に、ノズル吐出口側の湯溜まり中央部から高温の溶鋼を、冷却過多となる湯溜まりコーナ部の停滞域に供給してコーナ部における地金の生成を抑制するよう、図8の左上及び右下のコーナ部21においては左回り、図8の左下及び右上のコーナ部21においては右回りとすることが好ましい。なお、公転運動の回転数は10〜120rpmの範囲内、回転半径は5〜15mmの範囲内とすることが好ましい。
ここで、発熱部材30は、溶鋼3に添加した際に発熱反応する発熱材料を含有するものとされている。発熱材料としては、例えばSi,Al、V等の元素を含むものが挙げられる。この中でも、溶鋼3に添加した際の発熱量が大きいことからSiを用いることが最も好ましい。
発熱部材30としては、金属Siの粉末をFe箔で包んで断面略円形のワイヤー状に形成したものを用いることができる。この場合には、Fe箔の溶解に要する熱量よりも金属Siの添加による発熱量が多くなるように、発熱部材30のSiの含有量が40mass%以上となるように、金属Si量やFe箔の厚さ等を調整することが好ましい。
また、発熱部材30としては、初晶Siを有する過共晶Al−Si合金を用いることもできる。この場合には、加工性に優れていることから、断面形状を比較的自由に成形することができ、ワイヤー状又は帯状に成形することができる。
なお、発熱部材30を自転させて溶鋼3の流動を促進する場合には、発熱部材30の断面形状を矩形状等の溶鋼3に対して流速を与えやすい形状にすることが好ましい。
なお、発熱部材30の供給量は、薄肉鋳片1のスループット(単位時間当たりの溶鋼3の消費量に相当)に対して設定することが好ましい。以下に、発熱部材30の供給量の設定例を示す。
鋳造を始めるとまもなく鋳造装置は溶鋼による熱負荷を受けて熱的に定常に達する。この際、湯溜まり部に注湯される溶鋼の液相線温度に対する過熱度は20〜60℃程度であり、溶鋼湯溜まり部16内の平均的な溶鋼温度は一定となる。ところが、前述の通り、溶鋼溜まり部16の湯面20の4つのコーナ部21では、周囲が熱的定常状態に達した後も流動が停滞するため徐々に温度が低下していく。この際のコーナ部21における温度低下量は、毎分3〜10℃である。停滞したコーナ部21の溶鋼が液相線温度を下回ると凝固して地金の生成を招く。したがって、コーナ部溶鋼の温度低下を補償するよう、<1>発熱部材30の添加による溶鋼加熱、さらに<2>発熱部材30の往復運動又は公転運動による流動の促進によって周囲と端部の均熱化ができればよい。
<1>発熱部材30の添加による溶鋼加熱のみの場合
発熱部材30の供給量は、溶鋼3の総スループット、総スループットに対するコーナ部溶鋼の体積割合、コーナ部溶鋼の温度低下速度、発熱部材30の発熱量により決定する。ここで、発熱部材30の発熱量とは、常温の発熱部材単位質量(1kg)が溶鋼3に溶解する際、発熱部材30自身の昇温に消費される熱量を除いた正味の溶鋼加熱可能な熱量である。
溶鋼溜まり部16の総量に対するコーナ部溶鋼の体積率は、たかだか0.3%程度であるので、発熱部材30の最低限必要な供給量は、以下の2つの式の関係から求められる。
(コーナ部の抜熱量)=
(総スループット)×(コーナ部溶鋼の体積割合)×(温度低下量)×(溶鋼比熱)
(発熱材供給量)×(発熱量)≧(コーナ部の抜熱量)
例えば、総スループットを600kg/min、コーナ部溶鋼の体積割合を0.3/100、温度低下量を3℃、溶鋼比熱を0.82kJ/(kg・℃)とした場合に、コーナ部の抜熱量は、4.4kJ/minとなる。
ここで、発熱部材が純Siの場合、単位質量あたり発熱量は24kJ/kgであることから、発熱材供給量の下限は以下のように算出される。
(発熱材供給量下限)=(コーナ部の抜熱量)/(発熱量)
=(4.4kJ/min) / (24kJ/kg)
=0.18kg/min
すなわち、発熱部材である純Siを毎分180g(各コーナ45g)以上添加すればよい。
また、発熱部材が70mass%Si(残部Feワイヤー)の場合、単位質量あたり発熱量は、発熱部材中のFe成分の温度上昇(顕熱および潜熱)に消費される熱量を考慮して13kJ/kgであることから、発熱材供給量の下限は以下のように算出される。
(発熱材供給量下限)=(コーナ部の抜熱量)/(発熱量)
=(4.4kJ/min) / (13kJ/kg)
=0.34kg/min
すなわち、発熱部材である70mass%Si(残部Feワイヤー)を毎分340g(各コーナ85g)以上添加すればよい。
さらに、発熱部材が20mass%Siの過共晶Alの場合、単位質量あたり発熱量は6kJ/kgであることから、発熱材供給量の下限は以下のように算出される。
(発熱材供給量下限)=(コーナ部の抜熱量)/(発熱量)
=(4.4kJ/min) / (6kJ/kg)
=0.74kg/min
すなわち、発熱部材である20mass%Siの過共晶Alを毎分740g(各コーナ185g)以上添加すればよい。
<2>発熱部材による溶鋼加熱に加えて、往復運動又は公転運動による流動促進の付与を併用する場合
発熱部材30を往復運動又は公転運動を付与しつつコーナ部溶鋼の流動を促進させながら供給すると、発熱による加熱の効果に加えてコーナ部溶鋼の停滞が緩和され、周囲溶鋼と均熱化する効果も同時に得られる。運動付与せずに添加する場合に比べ、次のような利点がある:(1)発熱部材の添加量を低減することができる。(2)発熱部材に含有するSi含有量を小さくすることができる。(3)発熱部材の添加による溶鋼の組成変化を小さくすることができる。
往復運動又は公転運動の付与によりコーナ部溶鋼の流動を促進させる場合、少なくともコーナ部溶鋼温度を低下させることなく、わずかでもコーナ部溶鋼に熱供給できればよいので、発熱量が正値であれば、溶鋼3中への供給速度の下限は特に設けなくともよい。また、その場合は(発熱量)>0 とするのが良い。
たとえば、発熱部材30が40mass%Si(残部Feワイヤー)の場合、発熱量は2kJ/kgであり、発熱部材30が20mass%Siの過共晶Al合金製ワイヤーの場合、発熱量は6kJ/kgであり、いずれも発熱量が正値であるので、少なくとも溶鋼中でワイヤーが溶解消費する分を供給すればコーナ部溶鋼の加熱作用を安定して得ることができる。往復運動又は公転運動を併用する場合の発熱部材の供給速度は、発熱部材による加熱とコーナ部溶鋼の流動促進作用による均熱化の相乗作用が得られるよう予め試験により決定するが、好ましくは、0.02kg/min(各コーナ部毎分5g)以上とする。
(発熱部材30の供給量の上限)
一方、発熱部材30に含有するSiが溶鋼3に溶け込むため薄肉鋳片1のSi成分が増加する。この溶質Si増分(質量)は、溶鋼総量(質量)に対して0.3%以下、あるいは、発熱部材添加前の溶鋼3の初期Si量(質量%)の1/5以下(いずれか少ない方)であることが好ましい。
たとえば、Si含有量1.0質量%の溶鋼ではSi増分の許容量は0.2質量%以下である。Si含有量1.0質量%溶鋼から、厚さ2mm、幅800mm、冷却ロールの周速度50m/minにて薄肉鋳片1を製造すると、溶鋼スループットは約600kg/minとなる。このとき質量に換算したSi増分は、600×(0.2/100)=1.2kg/min以下であることが好ましい。Si含有量が50mass%の発熱部材30を用いると溶鋼溜まりの4つのコーナ部21への供給量は、各600g/min以下とするのが好ましい。
また、Si含有量2.0質量%の溶鋼ではSi増分の許容量は0.3質量%以下である。Si含有量2.0質量%溶鋼から、厚さ2mm、幅800mm、冷却ロールの周速度50m/minにて薄肉鋳片1を製造すると、溶鋼スループットは約600kg/minとなる。このとき重量に換算したSi増分は、600×(0.3/100)=1.8kg/min以下であることが好ましい。Si含有量が40mass%の発熱部材30を用いると溶鋼溜まりの4つのコーナ部21への供給量は、各1125g/min以下とするのが好ましい。
さらに、Si含有量が20mass%の過共晶Al合金製の発熱部材30を用いるときの溶鋼溜まりの4つのコーナ部21への供給量は、各2250g/min以下とするのが好ましい。
以上のような構成とされた本実施形態である薄肉鋳片1の製造方法においては、溶鋼3に添加した際に発熱反応する発熱部材30を、溶鋼溜まり部16の湯面20の4つのコーナ部21から連続添加する構成としているので、溶鋼溜まり部16の湯面20の4つのコーナ部21における溶鋼3の温度を高く維持することができ、地金の発生及び成長を抑制することができる。
また、発熱部材30がワイヤー状又は帯状をなしているので、溶鋼溜まり部16の湯面20の4つのコーナ部21に発熱部材30を確実に添加することができ、発熱反応によって4つのコーナ部21における溶鋼3の温度を高く維持することができる。
さらに、本実施形態である薄肉鋳片1の製造方法において、発熱部材30に対して自転運動を付与した場合には、溶鋼溜まり部16の湯面20の4つのコーナ部21における溶鋼3の流動を促進することができ、溶鋼3の滞留を抑制することができる。
また、本実施形態である薄肉鋳片1の製造方法において、湯面に平行な往復運動又は公転運動を付与しながら発熱部材30を添加する場合には、溶鋼溜まり部16の湯面20の4つのコーナ部21における溶鋼3の流動をさらに促進することができ、溶鋼3の滞留を抑制することができる。これにより、コーナ部21における地金の発生及び成長を抑制することができる。
また、本実施形態である薄肉鋳片1の製造方法において、発熱部材30を湯面20上の同一位置で添加する場合には、発熱部材30の添加位置は、湯面20と冷却ロール11周面の境界から10mm以上離間し、かつ、湯面20と冷却ロール11周面の境界及び前記サイド堰の表面に対して50mm以下の範囲内とされているので、発熱部材30が冷却ロール11の周面と接触することを抑制でき、薄肉鋳片1の鋳造を安定して行うことができる。また、コーナ部21の溶鋼3に対して発熱部材30を的確に添加することができ、溶鋼温度の低下をさらに抑制することができる。
一方、本実施形態である薄肉鋳片1の製造方法において、湯面に平行な往復運動又は公転運動を付与しながら発熱部材30を添加する場合には、添加位置は、湯面20と冷却ロール11周面の境界から10mm以上離間し、かつ、移動する発熱部材30の軌跡の少なくとも一部が湯面20と冷却ロール11周面の境界及び前記サイド堰の表面に対して50mm以下の範囲内に位置するように設定しているので、発熱部材30が冷却ロール11の周面と接触することを抑制でき、薄肉鋳片1の鋳造を安定して行うことができる。また、コーナ部21の溶鋼3に対して発熱部材30を的確に添加することができ、溶鋼温度の低下をさらに抑制することができる。
さらに、本実施形態において、発熱部材30として、金属Siの粉末をFe箔で包んで断面略円形のワイヤー状に形成したものを使用する場合には、発熱量が正値になるよう、発熱部材30中の金属Si含有量を、好ましくは40mass%以上とする。
また、本実施形態において、発熱部材30として、ワイヤー状又は帯状に成形したAl合金を使用する場合には、好ましくは初晶Siを有する過共晶Al−Si合金を選択する。初晶Siを有する過共晶Al−Si合金は、加工性に優れていることから、断面形状を比較的自由に成形することができ、ワイヤー状又は帯状に比較的簡単に成形することができる。また、初晶Siが溶解することにより、湯面20のコーナ部21における溶鋼3の温度低下を的確に抑制することができる。
また、本実施形態では、Siを0.5質量%以上8.0質量%以下の範囲で含むSi含有鋼を対象としているので、Siを含む発熱部材30を溶鋼中に添加しても、薄肉鋳片1の組成に大きな影響を与えることがない。
以上、本発明の実施形態である本実施形態である薄肉鋳片の製造方法について具体的に説明したが、本発明はこれに限定されることはなく、その発明の技術的思想を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本実施形態では、図1に示すように、ピンチロールを配設した双ロール式連続鋳造装置を例に挙げて説明したが、これらのロール等の配置に限定はなく、適宜設計変更してもよい。
以下に、本発明の効果を確認すべく、実施した実験結果について説明する。
冷却ロールの直径500mm、冷却ロールの幅800mm、溶鋼溜まり部における溶鋼深さ200mm、冷却ロールの周速度50m/minにて、厚さ2mmの薄肉鋳片を鋳造した。このとき、溶鋼溜まり部の湯面は、800mm×200mmの矩形状をなしている。なお、薄肉鋳片の組成は、質量%で0.05%C、0.6%Si、1.5%Mn、0.03%Al、残部Fe及び不純物である。この組成の鋼の液相線温度は1517℃であり、過熱度30〜50℃となるよう湯溜まり部に注入する溶鋼温度は1547〜1567℃とした。
(本発明例1)
発熱部材として、粒径2mm以下の顆粒状の金属SiをFe箔で包み、断面形状が直径8mmの円形をなすワイヤーを用いた。なお、このときのSi含有量を70mass%とした。
この発熱部材を、湯面の4つのコーナ部に添加した。このときの添加位置は、湯面と冷却ロール周面の境界から10mm以上離間し、かつ、湯面と冷却ロール周面の境界及びサイド堰の表面に対して50mm以下の範囲内とした。また、送り速度は600mm/minとした。
(本発明例2)
発熱部材として、粒径1mm以下の顆粒状の金属SiをFe箔で包み、断面形状が厚さ5mm×幅10mmの矩形状をなす帯状のものを用いた。なお、このときのSi含有量を60mass%とした。この発熱部材を、自転させながら湯面の4つのコーナ部に添加した。このときの回転数は60rpmとした。また、発熱部材の添加位置は、湯面と冷却ロール周面の境界から10mm以上離間し、かつ、湯面と冷却ロール周面の境界及びサイド堰の表面に対して50mm以下の範囲内とした。また、送り速度は120mm/minとした。
(本発明例3)
発熱部材として、粒径2mm以下の顆粒状の金属SiをFe箔で包み、断面形状が直径8mmの円形をなすワイヤーを用いた。なお、このときのSi含有量を40mass%以上とした。
この発熱部材を、湯面の4つのコーナ部に、湯面に平行な公転運動をさせながら添加した。なお、公転運動の条件は、回転中心位置がサイド堰の表面から20mm、湯面と冷却ロール周面の境界から20mm位置とし、回転半径を8mmとし、回転の周期を0.5Hzとした。また、送り速度は80mm/minとした。
(本発明例4)
発熱部材として、Si含有量が20mass%の過共晶Al−Si合金を、断面形状が厚さ5mm×幅10mmの矩形状をなす帯状のものを用いた。
この発熱部材を、湯面の4つのコーナ部に、湯面に平行な往復運動をさせながら添加した。なお、往復運動の条件は、往復中心位置がサイド堰の表面から10mm、湯面と冷却ロール周面の境界から20mm位置とし、振幅を±10mm、周期を1Hzとした。また、送り速度は60mm/minとした。
(従来例)
従来例では、発熱部材の添加を行わずに鋳造を実施した。
本発明例1〜4においては、18min経過後においても地金の発生が確認されずに、薄肉鋳片を安定して鋳造することができた。
一方、従来例においては、鋳造開始から3min経過後に地金の噛み込みが多発し、薄肉鋳片にも地金の巻き込みが確認された。地金は、コーナ部溶鋼温度が液相線温度を下回り、湯溜まりのコーナ部で生じた凝固によるものと推定された。
また、発熱部材の添加によって、発明例1における鋳造板のSi成分の変化は、発明例1では初期Si0.6%に対し、たかだか0.04%程度の増加に留まり問題ないことを確認した。更に発明例2〜4における鋳造板のSi成分の変化は、いずれも0.01%未満であり全く問題なかった。
以上の結果から、本発明によれば、溶融金属溜まり部のコーナ部における地金の発生を抑制することが可能であることが確認された。
1 薄肉鋳片
3 溶鋼
5 凝固シェル
11 冷却ロール
15 サイド堰
16 溶鋼溜まり部(溶融金属溜まり部)
20 湯面
21 コーナ部
30 発熱部材

Claims (4)

  1. 回転する一対の冷却ロールと一対のサイド堰によって形成された溶融金属溜まり部に浸漬ノズルを介して溶融金属を供給し、前記冷却ロールの周面に凝固シェルを形成・成長させて、薄肉鋳片を製造する薄肉鋳片の製造方法であって、
    前記溶融金属溜まり部の湯面は、前記冷却ロールと前記サイド堰とによって四方を囲まれた矩形状をなしており、
    前記溶融金属に添加した際に発熱反応するワイヤー状又は帯状の発熱部材を、前記湯面と前記冷却ロール周面の境界から10mm以上離間し、かつ、前記湯面と前記冷却ロール周面の境界及び前記サイド堰の表面に対して50mm以下の範囲内から連続添加することを特徴とする薄肉鋳片の製造方法。
  2. 湯面に平行な往復運動又は公転運動を付与しつつ前記発熱部材を連続添加する構成とされており、移動する前記発熱部材の軌跡の少なくとも一部が前記湯面と前記冷却ロール周面の境界及び前記サイド堰の表面に対して50mm以下の範囲内に位置することを特徴とする請求項1に記載の薄肉鋳片の製造方法。
  3. 前記溶融金属は溶鋼であり、前記発熱部材はSiを鉄材料で包んだ構成とされ、Siの含有量が40mass%以上とされていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の薄肉鋳片の製造方法。
  4. 前記溶融金属は溶鋼であり、前記発熱部材は、初晶Siを有する過共晶Al−Si合金で構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の薄肉鋳片の製造方法。
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