JP2008163416A - 超大入熱溶接における溶接熱影響部の靭性に優れた鋼板 - Google Patents

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Abstract

【課題】溶接入熱が60kJ/mm以上であるような超大入熱溶接を行った場合は勿論のこと、例えば溶接入熱が15kJ/mm以上であるような入熱量が比較的大きくなるような溶接を行った場合でも、優れたHAZ靭性を発揮することのできる鋼板を提供する。
【解決手段】鋼板は、化学成分組成を適切に制御すると共に、下記(1)〜(3)式で規定される関係を夫々満足するものである。 1.0≦[Ti]/[N]≦2.5 …(1) 但し、[Ti]および[N]は、夫々TiおよびNの含有量(質量%)を示す。 2.0≦1000×([Ca]+2×[S]+3×[O])≦10.0 …(2) 但し、[Ca],[S]および[O]は、夫々Ca,SおよびOの含有量(質量%)を示す。 0.1≦[1000×([Ca]+2×[S]+3×[O])]/(凝固冷却速度) ≦100.0…(3) 但し、凝固冷却速度は、鋳造時に鋼板が凝固するときの平均冷却速度(℃/秒)を示す。
【選択図】 なし

Description

本発明は、船舶、建築、海洋構造物等の溶接構造物に適用される鋼板に関するものであり、殊に超大入溶接したときに熱影響を受ける部位(以下、「HAZ」と呼ぶことがある)の靭性に優れた鋼板に関するものである。
船舶、建築、海洋構造物等の各分野における構造物は、鋼材を溶接によって接合して構築されるのが一般的であるが、こうした構造物に使用される鋼材には、安全性確保の観点から、鋼材強度は勿論、溶接部の靭性も良好であることが要求される。
近年、溶接構造物の大型化に伴い、構造物の施工効率の向上と施工コストの低減の観点から、溶接施工効率の向上が求められ、溶接入熱の増大が指向されている。特に、溶接入熱が60kJ/mm以上となるような超大入熱溶接が実施される傾向がある。
上記のような超大入熱溶接を実施するに当たっては、溶接母材(被溶接材としての鋼板)の熱影響を受けるHAZ[溶接金属と母材との界面(ボンド部)よりも母材側数mmの位置]における靭性が問題となる。このHAZは、溶接時に母材が溶融点直下の高温に晒され、金属組織におけるオーステナイト粒が粗大になり易く、しかも溶接入熱の増大によって冷却速度も遅くなるので、粗大組織が形成されやすい。こうしたことが原因して、HAZ靭性が低下しやすいという問題があった。
大入熱溶接法を採用した場合のHAZ靭性劣化を抑制する鋼板として、これまでにも様々なものが提案されており、例えば特許文献1、2には、TiNを鋼板中に微細分散させると共に、MnSを複合析出させてオーステナイト粒の粗大化防止を抑制することによって、HAZ靭性を改善する技術が提案されている。また特許文献3、4には、Ti酸化物を微細析出させることによって、フェライト変態の核生成サイトとして利用し、溶接ボンド部近傍の靭性を改善する技術が提案されている。
特許文献5には、溶接時の冷却過程でTiN等の上に析出するBNをフェライト変態の核生成サイトとして利用し、HAZ靭性を改善する技術が提案されている。
ところで、固溶Nが多過ぎるとHAZ靭性が劣化することも知られており、HAZ靭性の改善には低N化が図られるのが一般的である(例えば、非特許文献1)。また特許文献6では、固溶Nを徹底的に低減するという観点から、Tiと十分な量のAlを含有させ、更に微細酸化物としてCa酸化物を活用することによって、超大入熱溶接におけるHAZ靭性を向上させる技術も提案されている。
一方、特許文献7には、CaSを活用することによって、大入熱溶接におけるHAZ靭性の改善を図る技術も提案されている。
特開平2−250917号公報 特開平2−254118号公報 特開昭60−245768号公報 特開昭61−79745号公報 特開昭61−253344号公報 特開2001−107177号公報 特開2001−356379号公報 溶接学会論文集、vol.13,No.4,P758−766,(1985年11月発行)
しかしながら、これまで提案されてきた技術ではいずれも、HAZ靭性を根本的に改良し得るに至っておらず、夫々下記のような問題がある。
TiNを鋼中に微細分散させる技術では(前記特許文献1、2、5)、大入熱溶接を行ったときに、溶接ボンド部近傍が高温に長時間加熱されることになるので、TiNが溶解してしまい、結晶粒の粗大化を抑制することができず、良好なHAZ靭性を得ることができないのが実情である。
またTi酸化物を微細析出させる技術では(前記特許文献3、4)、酸化物を鋼中に均一に分散させる殊が困難であるので、HAZ靭性を良好にすることはできないという問題がある。固溶Nを低減する技術では(前記特許文献6、非特許文献1)、過剰のTiを含有させると固溶Ti量が増加することになって、逆に脆化組織が生成するという問題がある。
またCaSを活用する技術では(前記特許文献7)、CaSが比較的粗大なものとなって、HAZ靭性を向上させるには至っていない。尚、この技術では、TiNを併用することも考慮されているが、TiNによるフェライト生成能との相乗効果を十分に活用できておらず、大入熱溶接におけるHAZ靭性を改善する効果は十分ではないという問題もある。
本発明は、こうした従来技術における課題を解決するためになされたものであって、その目的は、溶接入熱が60kJ/mm以上であるような超大入熱溶接を行った場合は勿論のこと、例えば溶接入熱が15kJ/mm以上であるような入熱量が比較的大きくなるような溶接を行った場合でも、優れたHAZ靭性を発揮することのできる鋼板を提供することにある。
上記目的を達成し得た本発明の鋼板とは、C:0.03〜0.10%(質量%の意味、以下同じ)、Si:0.50%以下(0%を含む)、Mn:1.0〜2.0%、P:0.015%以下(0%を含まない)、S:0.0010%以下(0%を含まない)、Al:0.005〜0.060%、Ti:0.008〜0.030%、N:0.0050〜0.010%、Ca:0.0015〜0.0035%およびO:0.0015%以下(0%を含まない)を夫々含有すると共に、下記(1)〜(3)式で規定される関係を夫々満足する点に要旨を有するものである。
1.0≦[Ti]/[N]≦2.5 …(1)
但し、[Ti]および[N]は、夫々TiおよびNの含有量(質量%)を示す。
2.0≦1000×([Ca]+2×[S]+3×[O])≦10.0 …(2)
但し、[Ca],[S]および[O]は、夫々Ca,SおよびOの含有量(質量%)を示す。
0.1≦[1000×([Ca]+2×[S]+3×[O])]/(凝固冷却速度)
≦100.0…(3)
但し、凝固冷却速度:鋳造時に鋼板が凝固するときの平均冷却速度(℃/秒)を示す。
本発明の鋼板には、必要によって、(a)B:0.0035%以下(0%を含まない)、(b)Cu:2%以下(0%を含まない)、Ni:2%以下(0%を含まない)およびCr:1.50%以下(0%を含まない)よりなる群から選ばれる1種以上、(c)Mo:0.5%以下(0%を含まない)、(d)Nb:0.035%以下(0%を含まない)および/またはV:0.1%以下(0%を含まない)、(e)Mg:0.005%以下(0%を含まない)、(f)Zr:0.1%以下(0%を含まない)および/またはHf:0.05%以下(0%を含まない)、(g)Co:2.5%以下(0%を含まない)および/またはW:2.5%以下(0%を含まない)、(h)REM:0.010%以下(0を含まない)、等を含有することも有効であり、これら含有される成分に応じて鋼板の特性を更に改善させることができる。
本発明の鋼板では、HAZ靭性に影響を与える元素について、所定の関係式を満足させつつ化学成分組成を厳密に規定して適正化を図ることによって、良好なHAZ靭性を発揮する鋼板が実現でき、こうした鋼板は各種建築構造物等の素材として極めて有用である。
本発明者らは、上記した課題を達成するために、超大入熱溶接を行ったときのHAZ靭性に及ぼす要因について様々な角度から研究を重ねた。その結果、鋼板のHAZ靭性は、脆化組織の生成の有無に大きく影響されること、およびこの脆化組織の生成は、高温に加熱された領域におけるオーステナイトの粗大化抑制と、冷却時にフェライト変態を促進する変態核の微細分散により防止できるとの知見が得られた。従来では、これらが不十分であったために、HAZの靭性を安定して良好にすることができなかったものと考えられた。
そこで本発明者らは、フェライト変態核の微細分散のために、鋳造時の凝固段階におけるCaS,TiN、およびそれらを核として生成するMnSを有効に活用するという着想の下で更に検討を重ねた。CaS,TiNは単独で存在したり、MnSと複合析出したりして存在するが、それらを微細分散してフェライト生成核を多数分散させるためには、鋼板の化学成分組成を適切に調整した上で、下記(1)式および(2)式の関係を満足することが有効であることを明らかにした。またCaSは、より高温で晶出するために鋳造時間の凝固冷却速度についても考慮することが重要である。この凝固冷却速度が遅くなると、CaSが粗大化してフェライト生成核を増加させることができなくなるので、最低限必要な冷却速度を下記(3)式で規定したものである。
従来では、固溶Nによる靭性低下のため低N化が図られているのが一般的であるが(前記非特許文献1)、本発明ではCaSを併用することによって、[Ti]/[N]比を低め(積極的に高N化)にした場合に多くなる固溶Nの影響を低減でき、しかもTiN自身も微細分散され、HAZ靭性が改善した点が重要なポイントとなる。こうした観点から下記(1)〜(3)式を規定するものであるが、これらの式を規定した理由は下記の通りである。
1.0≦[Ti]/[N]≦2.5 …(1)
但し、[Ti]および[N]は、夫々TiおよびNの含有量(質量%)を示す。
TiNを微細に分散し、フェライト生成核を多数生成させるためには、TiとNの添加バランスをこの範囲にしておく必要がある。このバランスに調整することによって、CaS、MnS等とのフェライト生成核を増加させることができ、超大入熱における良好なHAZ靭性を確保することができる。[Ti]/[N]の値(以下、「P値」と呼ぶ)が2.5を超えるとTiNは粗大化し、1.0未満であればTiN生成量そのものが少なくなる。こうした観点から、上記(1)式を規定した。尚、[Ti]/[N]の値の好ましい下限は1.5であり、好ましい上限は2.0である。
2.0≦1000×([Ca]+2×[S]+3×[O])≦10.0 …(2)
但し、[Ca],[S]および[O]は、夫々Ca,SおよびOの含有量(質量%)を示す。
0.1≦[1000×([Ca]+2×[S]+3×[O])]/(凝固冷却速度)
≦100.0…(3)
但し、凝固冷却速度は、鋳造時に鋼板が凝固するときの平均冷却速度(℃/秒)を示す。
鋼板の凝固段階でCaOが生成した後、CaSを微細に分散させるための必要条件は上記(2)式且つ(3)式で表される。夫々の成分に対する「係数」は、各元素がCaSの微細化に寄与する度合いを表しており、実験によって求めたものである。
本発明で規定する化学成分の範囲のもとでは、Ca、SおよびOの順で高密度に分散させる傾向が強いことを示している。[1000×([Ca]+2×[S]+3×[O])]の値(以下、「Q値」と呼ぶ)を2.0〜10.0の範囲に設定することによって、超大入熱におけるHAZ靭性確保に有効なフェライト生成核を多数導入することができ、良好なHAZ靭性が得られるのである。
また、分散状態は冷却速度の影響も受けるため考慮する必要がある。[1000×([Ca]+2×[S]+3×[O])]/(凝固冷却速度)の値(以下、「R値」と呼ぶ)が100.0を超えるとCaSが粗大となり、必要な分散状態が得られない。そのためR値は100.0以下にする必要がある。一方、R値が0.1未満になれば、冷却速度が速すぎて、CaOやCaSが晶出する時間的余裕がなくなることになる。R値の好ましい下限は5(より好ましくは10)であり、好ましい上限は90(より好ましくは80)である。
本発明の鋼板では、その特性を発揮させるためには、その化学成分組成も適切な範囲に制御することも重要な要件である。上記(1)〜(3)式に関与する元素(Ti,N,Ca,SおよびO)も含め、その範囲限定理由は、次の通りである。
[C:0.03〜0.10%]
Cは鋼板(溶接母材)の強度を確保するために必要な元素であり、所望の強度を確保するためには0.03%以上含有させる必要がある。しかしながら、Cを過剰に含有させると、HAZ靭性が却って低下することになる。こうしたことから、その上限は0.10%とする必要がある。尚、C含有量の好ましい下限は0.05%であり、好ましい上限は0.08%である。
[Si:0.50%以下(0%を含む)]
Siは鋼板の強度を確保するために有効な元素であり、必要により含有される。しかしながら、過剰に含有されると鋼材(母材)に島状マルテンサイト相(M―A相)を多量に析出させてHAZ靭性を劣化させる。こうしたことから、その上限を0.50%とした。尚、Si含有量の好ましい下限は0.1%であり、好ましい上限は0.4%である。
[Mn:1.0〜2.0%]
Mnは焼入れ性を向上させて鋼板強度を確保する上で有効な元素であり、こうした効果を発揮させるためには、Mnは1.0%以上含有させる必要がある。しかしながらMnを過剰に含有させると、鋼板のHAZ靭性が劣化するので上限を2.0%とする。Mn含有量の好ましい下限は1.3%であり、好ましい上限は1.8%である。
[P:0.015%以下(0%を含まない)]
Pは可避的に混入してくる不純物であり、鋼板のおよびHAZの靭性に悪影響を及ぼすのでできるだけ少ない方が好ましい。こうした観点から、Pは0.015%以下に抑制するのが良い。P含有量の好ましい上限は0.01%である。
[S:0.0010%以下(0%を含まない)]
Sは、鋳造時の鋼板凝固時に鋼板中にCaSを形成することによって、溶接後にCaS上にMnSを形成させて、HAZ部におけるフェライト形成に有効に働く元素である。こうした効果はその含有量が増加するにつれて増大するが、0.0010%よりも過剰に含有されると、母材およびHAZの靭性が劣化する。尚、Sによる上記効果を発揮させるためには、0.0005%以上含有させることが好ましく、また好ましい上限は0.0007%である。このSを所定範囲に低減するには、脱硫時間を比較的長く(例えば25分以上)なるようにすればよい。
[Al:0.005〜0.060%]
Alは脱酸剤として有効な元素であると共に、鋼板のミクロ組織微細化による母材靭性向上効果も発揮する。こうした効果を発揮させるためには、Al含有量は0.005%以上とする必要がある。しかしながら、過剰に含有されると鋼板(母材)に島状マルテンサイト相(M―A相)を多量に析出させてHAZ靭性を劣化させる。こうしたことから、その上限を0.060%とした。尚、Al含有量の好ましい下限は0.01%であり(より好ましくは0.02%以上)、好ましい上限は0.04%である。
[Ti:0.008〜0.030%]
Tiは窒化物を形成し、大入熱溶接時に旧オーステナイト粒の粗大化を抑制し、HAZ靭性を向上させるのに有効な元素である。こうした効果を発揮させるためには、Ti含有量は0.008%以上とする必要がある。しかしながら、Tiを過剰に含有させると粗大な介在物を析出させ、却ってHAZ靭性を劣化させるので、その上限を0.030%とする。尚、Ti含有量の好ましい下限は0.01%であり、好ましい上限は0.025%である。
[N:0.0050〜0.010%]
大入熱溶接HAZにおいて靭性を高位に確保するためには、旧オーステナイト粒内にTiNを微細析出させて旧オーステナイト粒の粗大化を防止することが有効である。こうした効果を発揮させるためには、N含有量は0.0050%以上とする必要がある。しかしながら、Nの含有量が過剰になって0.010%を超えると粗大なTiNが析出してHAZ靭性が低下する。尚、N含有量の好ましい下限は0.006%であり、好ましい上限は0.009%(より好ましくは0.008%)である。
[Ca:0.0015〜0.0035%]
Caは硫化物の形態を制御してHAZ靭性の向上に寄与する元素である。こうした効果を発揮させるためには、0.0015%以上含有させる必要があるが、0.0035%を超えて過剰に含有させてもHAZ靭性が却って劣化する。尚、Ca含有量の好ましい下限は0.002%であり、好ましい上限は0.003%である。
[O:0.0015%以下(0を含まない)]
Oは、不可避的不純物として含有されるが、鋼中では酸化物として存在する。しかしながら、その含有量が0.0015%を超えると粗大なCaOが生成してHAZ靭性が劣化する。こうしたことから、O含有量の上限を0.0015%とする。O含有量の好ましい上限は0.0013%である。
本発明の鋼板において、上記成分の他は、Feおよび不可避的不純物(例えば、Sb,
Se,Te等)からなるものであるが、その特性を阻害しない程度の微量成分(許容成分)も含み得るものであり、こうした鋼板も本発明の範囲に含まれるものである。また必要によって、(a)B:0.0035%以下(0%を含まない)(b)Cu:2%以下(0%を含まない)、Ni:2%以下(0%を含まない)およびCr:1.50%以下(0%を含まない)よりなる群から選ばれる1種以上、(c)Mo:0.5%以下(0%を含まない)、(d)Nb:0.035%以下(0%を含まない)および/またはV:0.1%以下(0%を含まない)、(e)Mg:0.005%以下(0%を含まない)、(f)Zr:0.1%以下(0%を含まない)および/またはHf:0.05%以下(0%を含まない)、(g)Co:2.5%以下(0%を含まない)および/またはW:2.5%以下(0%を含まない)、(h)REM:0.010%以下(0を含まない)、等を含有することも有効である。これらの成分を含有させるときの範囲限定理由は、次の通りである。
[B:0.0035%以下(0%を含まない)]
Bは超大入熱HAZのボンド部付近ではBNを核とした粒内フェライトを生成させると共に、固溶Nの固定作用も有し、HAZ靭性改善に有効な元素であり、必要によって含有される。しかしながら、Bの含有量が過剰になるとボンド部の組織が粗大ベイナイト組織となるため逆にHAZ靭性を劣化させてしまう。こうしたことから、Bを含有させるときには、その上限を0.0035%とするのがよい。好ましい範囲は、0.0010〜0.0025%とする。
[Cu:2%以下(0%を含まない)、Ni:2%以下(0%を含まない)およびCr:1.50%以下(0%を含まない)よりなる群から選ばれる1種以上]
Cu、NiおよびCrは、いずれも焼入れ性を高めて強度を向上させるのに有効な元素であり、必要によって含有される。しかしながら、これらの元素の含有量が過剰になると、HAZ靭性が却って低下するのでCuおよびNiについては2%以下(より好ましくは1%以下)、Crについては1.50%以下(より好ましくは1%以下)とするのがよい。上記効果を発揮させるための好ましい下限は、いずれも0.20%(より好ましくは0.40%)である。
[Mo:0.5%以下(0%を含まない)]
Moは焼入れ性を向上させ強度確保に有効であり、焼戻し脆性を防止するために適宜利用される。こうした効果はその含有量が増加するにつれて増大するが、Mo含有量が過剰になるとHAZ靭性が劣化するので、0.5%以下とするのが好ましい。より好ましくは、0.30%以下とするのが良い。
[Nb:0.035%以下(0%を含まない)および/またはV:0.1%以下(0%を含まない)]
NbおよびVは焼入れ性を向上させて母材強度を向上させる効果を発揮する。またVは焼戻し軟化抵抗を高くする効果もある。しかしながら、多量に含有されるとHAZ靭性が劣化するため、Nbで0.035%以下(より好ましくは0.030%以下)、Vで0.1%以下(より好ましくは0.05%以下)とするのが良い。尚、これらの効果を有効に発揮させるための含有量は、Nbで0.005%以上、Vで0.01%以上である。
[Mg:0.0050%以下(0%を含まない)]
Mgは、MgOを形成して、HAZにおけるオーステナイト粒の粗大化を抑制することによって、HAZ靭性を向上させる効果を有するため、必要によって含有される。しかしながらMgの含有量が過剰になると、介在物が粗大化してHAZ靭性が劣化するため、0.0050%以下(より好ましくは0.0035%以下)にするのが良い。
[Zr:0.1%以下(0%を含まない)および/またはHf:0.05%以下(0%を含まない)]
ZrおよびHfは、Tiと同様、Nと窒化物を形成し、溶接時におけるHAZのオーステナイト粒を微細化し、HAZ靭性改善に有効な元素である。しかし、過剰に含有されるとHAZ靭性を却って低下させる。このため、これらの元素を含有するときには、Zrは0.1%以下、Hfは0.05%以下とする。
[Co:2.5%以下(0%を含まない)および/またはW:2.5%以下(0%を含まない)]
CoおよびWは、焼入れ性を向上させ母材強度を高める効果を有するので、必要により含有される。しかし、過剰に含有するとHAZ靭性が劣化するため、上限をいずれも2.5%以下とする。
[REM:0.010%以下(0を含まない)]
REM(希土類元素)は、鋼材中に不可避的に混入してくる介在物(酸化物や硫化物等)の形状を微細化・球状化することによって、HAZの靭性向上に寄与する元素であり、必要によって含有される。こうした効果は、その含有量が増加するにつれて増大するが、REMの含有量が過剰になると、介在物が粗大化してHAZ靭性が劣化するため、0.010%以下に抑えることが好ましい。尚、本発明において、REMとは、ランタノイド元素(LaからLnまでの15元素)およびSc(スカンジウム)とY(イットリウム)を含む意味である。
尚、本発明で対象とする鋼板は、基本的には板厚が60mm以上の厚鋼板を想定したものであるが、それ以下の板厚においても同等の特性を有するものとなり、本発明の対象に含まれるものである。また、本発明の鋼板を溶接するときの入熱量は60kJ/mm以上を想定したものであり、こうした超大熱量で溶接を行ったときに良好なHAZ靭性を示すものとなるが、こうした入熱量に限らず、例えば15kJ/mm以上となる入熱量であっても良好なHAZ靭性を示すものとなる。
以下、本発明を実施例によって更に詳細に説明するが、下記実施例は本発明を限定する性質のものではなく、前・後記の趣旨に徴して設計変形することはいずれも本発明の技術的範囲に含まれるものである。
下記表1〜3に示す化学成分組成の鋼を通常の溶製法によって溶製して、この溶鋼を鋳造時(鋳片表面温度:1300〜1000℃の温度範囲)における平均冷却速度(凝固冷却速度)を制御しつつ冷却してスラブとした後、950〜1300℃に加熱して熱間圧延を行い、板厚:80mmの熱間圧延板とし、必要により焼入れを行い、各種高張力鋼板(試験板)とした。尚、表1において、REMはLaを50%程度とCeを25%程度含有するミッシュメタルの形態で添加した。また表1〜3中「−」は元素を添加していないことを示している。尚、表1〜3には、本発明で規定するP値([Ti]/[N])、Q値[1000×([Ca]+2×[S]+3×[O])]についても示した。また凝固冷却速度は、冷却水量によって制御すると共に、放射温度計によって測定した。
Figure 2008163416
Figure 2008163416
Figure 2008163416
得られた各種鋼板について、下記の方法で引張特性を測定すると共に、下記の条件にて溶接を行い、溶接部を作成した。
[鋼板の引張特性]
鋼板のt/4(tは板厚)からJIS Z 2201 4号試験片を採取し、JIS Z 2241の要領で引張り試験を行ない、引張り強度(TS)を測定した。本発明では、引張強度TS:440MPa以上を合格とした。
[溶接条件]
溶接方法:エレクトロガスアーク溶接
溶接電流:400A
溶接電圧:40V
溶接速度:0.58mm/秒
入熱量:60kJ/mm
溶接ワイヤ:DWS−50GTR、DWS−50GTF
開先形状:開先角度18°(逆V開先)、ルート間隔:10mm
得られた溶接部において、図1に示すように、鋼板のt/4(tは板厚)の位置から、シャルピー衝撃試験片(JIS Z2202:高さ10mm×幅10mm×長さ55mm)を採取し、ボンド部から+0.5mm母材側位置にノッチを入れ、−55℃でのVシャルピー衝撃値(vE-55)を測定し、HAZ靭性を評価した。このときVシャルピー衝撃値(vE-55)が100J以上を合格とした。
これらの結果を、製造時の凝固冷却速度と共に、下記表4〜6に示す。尚、表4〜6には、入熱量が15kJ/mmで、下記の溶接条件で溶接したときに、上記と同様にして測定したVシャルピー衝撃値(vE-55)についても示した。
[溶接条件]
板厚:25mm
開先角度:40°
ルート幅:11mm
溶接材料(溶接ワイヤ):DWS−50G(1.6mmφ)
Figure 2008163416
Figure 2008163416
Figure 2008163416
これらの結果から、次のように考察できる。まず試験No.1〜37のものは、本発明で規定する要件を満足するものであり、鋼板(母材)の強度は目標を満足し、HAZ靭性も目標平均100J以上を十分満足するものである。またこれらは、入熱量が15kJ/mmのような溶接条件においても、十分なHAZ靭性を示していることが分かる。
これに対して、試験No.38〜67のものは、本発明で規定するいずれかの要件を欠くものであり、いずれかの特性が劣化している。このうち試験No.38〜53、67のものは、化学成分組成が本発明で規定する範囲を外れるものであり(試験No.51,67のものはP値も大きい)、試験No.54のものは、化学成分組成は満足するがP値が本発明で規定する範囲を外れるものである。試験No.55〜61、65のものは、化学成分組成は満足するがQ値が本発明で規定する範囲を外れるものである。試験No.62〜64,66のものは、化学成分組成は満足するがR値が本発明で規定する範囲を外れるものである。
溶接部からシャルピー衝撃試験片の採取位置を示す概略説明図である。

Claims (9)

  1. C:0.03〜0.10%(質量%の意味、以下同じ)、Si:0.50%以下(0%を含む)、Mn:1.0〜2.0%、P:0.015%以下(0%を含まない)、S:0.0010%以下(0%を含まない)、Al:0.005〜0.060%、Ti:0.008〜0.030%、N:0.0050〜0.010%、Ca:0.0015〜0.0035%およびO:0.0015%以下(0%を含まない)を夫々含有すると共に、下記(1)〜(3)式で規定される関係を夫々満足することを特徴とする超大入熱溶接における溶接熱影響部の靭性に優れた鋼板。
    1.0≦[Ti]/[N]≦2.5 …(1)
    但し、[Ti]および[N]は、夫々TiおよびNの含有量(質量%)を示す。
    2.0≦1000×([Ca]+2×[S]+3×[O])≦10.0 …(2)
    但し、[Ca],[S]および[O]は、夫々Ca,SおよびOの含有量(質量%)を示す。
    0.1≦[1000×([Ca]+2×[S]+3×[O])]/(凝固冷却速度)
    ≦100.0…(3)
    但し、凝固冷却速度は、鋳造時に鋼板が凝固するときの平均冷却速度(℃/秒)を示す。
  2. B:0.0035%以下(0%を含まない)を含有するものである請求項1に記載の鋼板。
  3. Cu:2%以下(0%を含まない)、Ni:2%以下(0%を含まない)およびCr:1.50%以下(0%を含まない)よりなる群から選ばれる1種以上を含有するものである請求項1または2に記載の鋼板。
  4. Mo:0.5%以下(0%を含まない)を含有するものである請求項1〜3のいずれかに記載の鋼板。
  5. Nb:0.035%以下(0%を含まない)および/またはV:0.1%以下(0%を含まない)を含有するものである請求項1〜4のいずれかに記載の鋼板。
  6. Mg:0.005%以下(0%を含まない)を含有するものである請求項1〜5のいずれかに記載の鋼板。
  7. Zr:0.1%以下(0%を含まない)および/またはHf:0.05%以下(0%を含まない)を含有するものである請求項1〜6のいずれかに記載の鋼板。
  8. Co:2.5%以下(0%を含まない)および/またはW:2.5%以下(0%を含まない)を含有するものである請求項1〜7のいずれかに記載の鋼板。
  9. REM:0.010%以下(0を含まない)を含有するものである請求項1〜8のいずれかに記載の鋼板。
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