JP2008162896A - 毛髪形状制御剤第1剤 - Google Patents

毛髪形状制御剤第1剤 Download PDF

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Abstract

【課題】縮毛・くせ毛を直毛化することができ、あるいは毛髪にウェーブ形状を与えることができ、毛髪に損傷、特に形状の異常を与えることのない毛髪形状制御剤第1剤の提供。
【解決手段】成分(A)、(B)及び(C)を含有し、成分(B)の含有量が0.8〜1.8質量%、成分(C)の含有量が2.0〜4.4質量%であり、かつ成分(A)及び(B)の含有質量の和に対する成分(C)の含有質量の比(C)/〔(A)+(B)〕が0.10〜0.74である毛髪形状制御剤第1剤。
(A) チオグリコール酸又はその塩
(B) システイン又はその塩
(C) ジチオジグリコール酸又はそのアンモニウム塩
【選択図】なし

Description

本発明は、縮毛・くせ毛を直毛化し、あるいは毛髪にウェーブ形状を与えるための毛髪形状制御剤第1剤に関する。
ヘアスタイルの多様性に応じる手段として、毛髪を還元して毛髪のケラチンのジスルフィド結合を十分に切断しながら、若干の張力を与えつつ目的の形状に固定し、酸化してジスルフィド結合を再生することにより形状を固定するパーマネントウェーブあるいは単にパーマと総称される技術が広く行われており、縮毛又はくせ毛を直毛化するストレートパーマ剤、あるいは直毛にウェーブやカール形状を与えるウェーブパーマ剤が種々開発されている。
このような形状制御剤による処理において、毛髪に強く形付けするために強く還元処理を行うと、毛髪の強度低下、手触り感の劣化、ハリ・こし感の低下、枝毛・切れ毛の発生、といったダメージを与えてしまうことが知られている。このような毛髪ダメージを低減する技術として、特定の界面活性剤や油剤及びポリマーを配合するパーマ剤組成物(例えば、特許文献1及び2参照)、タンパク質分解物又はタンパク質分解物誘導体を配合する組成物(例えば、特許文献3及び4参照)、第1剤と第2剤の間に行う中間処理剤の工夫(特許文献5参照)などが提案されている。
これらは、毛髪のダメージの中でも、毛髪の強度低下、手触り感の劣化、ハリ・コシ感の減損等に着目し、その低減を図った技術である。しかしながら、いずれの技術も、形状制御処理による毛髪ダメージの中でも深刻なダメージである過収縮、あるいは過収縮に至る形状の異常を抑制するには十分なものではない。
特開昭56-100710号公報 特開平8-291029号公報 特開2003-81785号公報 特開2000-327545号公報 特開2003-55169号公報
従って、本発明の目的は、毛髪に損傷、特に形状の異常を与えることなく、縮毛・くせ毛を直毛化することができ、あるいは毛髪にウェーブ形状を与えることができる毛髪形状制御剤第1剤を提供することにある。
本発明者は、チオグリコール酸又はその塩と、システイン又はその塩と、ジチオジグリコール酸又はそのアンモニウム塩を特定の割合で使用した場合に、損傷、特に形状の異常を与えることがなく、しかもパーマ形付け効果に優れる毛髪形状制御剤第1剤が得られることを見出した。
すなわち本発明は、成分(A)、(B)及び(C)を含有し、成分(B)の含有量が0.8〜1.8質量%、成分(C)の含有量が2.0〜4.4質量%であり、かつ成分(A)及び(B)の含有質量の和に対する成分(C)の含有質量の比(C)/〔(A)+(B)〕が0.10〜0.74である毛髪形状制御剤第1剤を提供するものである。
(A) チオグリコール酸又はその塩
(B) システイン又はその塩
(C) ジチオジグリコール酸又はそのアンモニウム塩
また本発明は、上記毛髪形状制御剤第1剤をストレートパーマに用いる方法を提供するものである。
本発明の毛髪形状制御剤第1剤は、毛髪に損傷、特に形状の異常を与えることなく、縮毛・くせ毛を直毛化することができ、あるいは毛髪にウェーブ形状を与えることができる。
成分(A)は、チオグリコール酸又はその塩である。チオグリコール酸の塩としては、アンモニウム塩、モノエタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩、トリエタノールアミン塩、ナトリウム塩、カリウム塩等が挙げられる。これらのうち、特にチオグリコール酸アンモニウム、チオグリコール酸モノエタノールアミンが好ましい。
チオグリコール酸又はその塩は、単独で又は2種類以上を組み合わせて使用することができる。本発明の毛髪形状制御剤第1剤中の成分(A)の含有量は、施術時の臭い立ちを抑制する観点から0.5〜12.0質量%が好ましく、処理時間の短縮化の点からは、3.0〜12.0質量%がより好ましい
成分(B)は、システイン又はその塩である。システインの塩としては、塩酸塩が好ましい。
システイン又はその塩は、単独で又は2種類以上を組み合わせて使用することができる。本発明の毛髪形状制御剤第1剤中の成分(B)の含有量は、0.8〜1.8質量%であり、組成物安定性の観点から、0.8〜1.5質量%が好ましい。
成分(C)は、ジチオジグリコール酸又はそのアンモニウム塩であり、単独で又は2種類を組み合わせて使用することができる。本発明の毛髪形状制御剤第1剤中の成分(C)の含有量は、2.0〜4.4質量%であり、施術時間を短くしつつ十分な形付けを行うという観点から、2.3〜4.0質量%が好ましい。
本発明においては、成分(A)と成分(B)の含有質量の和に対する成分(C)の含有質量の比(C)/〔(A)+(B)〕が、0.10〜0.74であることが必要であるが、施術時間を短くしつつ十分な形付けを行うという観点から、0.20〜0.70であることが好ましい。
また、成分(A)のチオグリコレートアニオンとしての含有質量(Aa)に対する成分(C)のジチオジグリコレートアニオンとしての含有質量(Ca)の比(Ca)/(Aa)は、施術時間を短くしつつ十分な形付けを行うという観点から、0.50〜1.00、特に0.50〜0.90であることが好ましい。
本発明の毛髪形状制御剤第1剤は、アンモニア、アンモニウム塩又はアルカノールアミン類等のアルカリ剤を配合することができるが、アンモニア、アンモニウム塩又はモノエタノールアミンを単独で又は2種類以上を組み合わせて用いることが望ましい。特にアンモニア、炭酸水素アンモニウム及びモノエタノールアミンが好ましい。
本発明の毛髪形状制御剤第1剤のpHは5〜11に調整されるのが好ましく、更には6〜10、特に7〜9.6に調整されることが好ましい。
本発明の毛髪形状制御剤第1剤は、操作性を向上させるため、非イオン界面活性剤、両性界面活性剤、カチオン界面活性剤、アニオン界面活性剤等の界面活性剤を含むことができる。
非イオン界面活性剤としては、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンアルケニルエーテル、高級脂肪酸ショ糖エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、高級脂肪酸モノ又はジエタノールアミド、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、アルキルサッカライド系界面活性剤、アルキルアミンオキサイド、アルキルアミドアミンオキサイド等が挙げられる。これらのうち、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油が好ましく、ポリオキシエチレンアルキルエーテルが特に好ましい。ポリオキシエチレンアルキルエーテルとしては、下記一般式(1)で表されるものが好ましい。
Figure 2008162896
〔式中、Rは炭素数8〜18の直鎖又は分岐鎖のアルキル基を示し、nは1〜25の数を示す。〕
両性界面活性剤としてはイミダゾリン系、カルボベタイン系、アミドベタイン系、スルホベタイン系、ヒドロキシスルホベタイン系、アミドスルホベタイン系等が挙げられる。特に、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、脂肪酸アミドプロピルベタイン等のベタイン系界面活性剤がより好ましく、脂肪酸アミドプロピルベタインが特に好ましい。脂肪酸アミドプロピルベタインは、炭素数8〜18、特に炭素数10〜16のアシル基を有するものが好ましく、特にラウリン酸アミドプロピルベタイン、パーム核油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン等が好ましい。
カチオン界面活性剤としては、炭素数16以上のモノ又はジ長鎖アルキル四級アンモニウム塩が好ましく、具体的には、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化アラキルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩化アルキルベンザルコニウム等が挙げられ、特に塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウムが好ましい。
アニオン界面活性剤としては、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル又はアルケニルエーテル硫酸塩、アルキル又はアルケニル硫酸塩、オレフィンスルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩、飽和又は不飽和脂肪酸塩、アルキル又はアルケニルエーテルカルボン酸塩、α-スルホン脂肪酸塩、N-アシルアミノ酸型界面活性剤、リン酸モノ又はジエステル型界面活性剤、スルホコハク酸エステル等が挙げられる。これらのアニオン界面活性剤のアニオン性残基の対イオンとしては、ナトリウムイオン、カリウムイオン等のアルカリ金属イオン;カルシウムイオン、マグネシウムイオン等のアルカリ土類金属イオン;アンモニウムイオン;炭素数2又は3のアルカノール基を1〜3個有するアルカノールアミン(例えばモノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、トリイソプロパノールアミン等)を挙げることができる。
これらの界面活性剤は、単独で又は2種類以上を組み合わせて使用することができ、全含有量は、良好な感触、毛髪形状制御効果の観点から、本発明の毛髪形状制御剤第1剤中の0.1〜20質量%が好ましく、更には0.1〜18質量%、特に1〜15質量%が好ましい。
本発明の毛髪形状制御剤第1剤は、合成高分子又は天然高分子を用いて粘性を持たせることも好ましい。この際用いることができる天然高分子及び合成高分子としては、塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体(例えば、Nalco社マーコート100、マーコート550)、ビニルピロリドン・ジメチルアミノエチルメタクリレート共重合体(例えば、ISP社コポリマー845、コポリマー937、コポリマー958)、塩化o-[2-ヒドロキシ-3-(ラウリルジメチルアンモニオ)プロピル]ヒドロキシエチルセルロース(例えば、ザ・ダウ・ケミカル社ポリマーJR-125、JR-30M、JR-400、ライオン社レオガードG)、塩化o-[2-ヒドロキシ-3-(トリメチルアンモニオ)プロピル]グアーガム(例えば、大日本住友製薬社ラボールガムCG-M、ラボールガムCG-6L、ラボールガムCG-M7、ラボールガムCG-M8M、ローディア社ジャガーC-13S、ジャガーC-14S、ジャガーC-17、ジャガーC-210、ジャガーC-162、HI-CARE1000)、カチオン化デキストラン、メチルセルロース(例えば、信越化学社メトローズSM)、エチルセルロース(例えば、Gattefosse社ブリリアンス515)、ヒドロキシエチルセルロース(例えば、ザ・ダウ・ケミカル・カンパニー社セロサイズQP4400H、QP52000H、ダイセル化学工業社SE-600、SE-850)、ヒドロキシプロピルセルロース(例えば、日本曹達社日曹HPC-H、HPC-M)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(例えば、信越化学社メトローズ60SHシリーズ、メトローズ65SHシリーズ、メトローズ90SHシリーズ)、プルラン(例えば、林原社プルランPF-20、プルランPI-20)、プルラン脂肪酸エステル、キサンタンガム(例えば、大日本住友製薬社エコーガム)、ヒドロキシプロピルキサンタンガム(例えば、大日本住友製薬社ラボールガムEX)等が挙げられる。
これら天然高分子及び合成高分子は、単独で又は2種類以上を組み合わせて使用することができ、またその含有量は、本発明の毛髪形状制御剤第1剤中の0.05〜20質量%、更には0.1〜10質量%、特に0.5〜5質量%が好ましい。
また、本発明の毛髪形状制御剤第1剤には、有機溶剤を含有させることもできる。有機溶剤としては、エタノール、1-プロパノール、2-プロパノール、n-ブタノール、1,3-ブタンジオール等の1価又は多価の脂肪族アルコール;2-フェノキシエタノール、ベンジルアルコール、2-フェニルエタノール、2-ベンジルオキシエタノール等の芳香族アルコール;トリエチレングリコール、1,3-ブチレングリコール、プロピレングリコール、ヘキシレングリコール、ジエチレングリコール等のグリコール類;エチレングリコールメチルエーテル、エチレングリコールエチルエーテル、エチレングリコールモノn-ブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールエチルエーテル、ジエチレングリコールモノn-ブチルエーテル等のグリコールエーテル類;N-メチルピロリドン、N-エチルピロリドン等のN-アルキルピロリドン;炭酸エチレン、炭酸プロピレン等の炭酸アルキレン;γ-ブチロラクトン、γ-バレロラクトン、γ-カプロラクトン等のラクトン類が挙げられる。
これら有機溶剤は、単独で又は2種類以上を組み合わせて使用することができ、またその含有量は、本発明の毛髪形状制御剤第1剤中の0.05〜20質量%、更には0.1〜10質量%、特に0.5〜5質量%が好ましい。
本発明の毛髪形状制御剤第1剤には、上記成分以外に、通常のパーマ液第1剤に用いられている成分や化粧品分野で用いられる成分を、目的に応じて加えることができる。このような任意成分としては、無機アルカリ、高級脂肪酸、油脂、炭化水素、シリコーン誘導体、アミノ酸誘導体、タンパク質誘導体、キレート剤、防腐剤、酸化防止剤、植物抽出物、ビタミン類、紫外線吸収剤、pH調整剤、香料等が挙げられる。
本発明の毛髪形状制御剤第1剤を用いたカール形状付与や縮毛矯正は、従来のパーマ(ストレート、ウェーブ、アイロン)と同様にして行うことができる。例えば、ウェーブパーマの場合には、カーラーやロッドに毛髪を巻き付け、第1剤を毛髪に含浸させて所定時間放置する第1剤処理工程に続き、酸化剤を含む第2剤を毛髪に含浸させて所定時間放置する第2剤処理工程を経た上で、毛髪をカーラーやロッドから外して水洗、乾燥させる。第1剤と第2剤の問に、水洗あるいは酸性処理液で毛髪をすすぐ中間処理工程を経ることが望ましい。
くせ毛を矯正して直毛状にするストレートパーマの場合には、第1剤処理工程において、くしやブラシを使って第1剤をくせ毛に塗付しつつ直毛形状に整えて所定時間放置し、引き続く第2剤処理工程においても、くしやブラシを使って第2剤を毛髪に塗付する。第1剤処理工程と第2剤処理工程の間に水あるいは酸性処理液で毛髪をすすぐ中間処理工程を経ることが望ましい。所定時間の第2剤処理工程の後、毛髪を水洗、乾燥させる。
本発明の毛髪形状制御剤第1剤の塗布量は、処理する毛髪に対して0.1〜4質量倍、特に0.5〜2.5質量倍が好ましい。また、本発明の毛髪形状制御剤第1剤による毛髪の処理時間は、処理する毛髪のくせの強さ、太さ、傷み具合に応じて、1〜120分の範囲で適宜調節される。この際、必要であれば、加温してもよく、30〜55℃、特に35〜50℃になるようにするのが好ましい。
本発明の毛髪形状制御剤第1剤に引き続いて使用する第2剤は、酸化剤を含有する。酸化剤としては、臭素酸塩、過ホウ素酸塩、過酸化水素等が挙げられ、臭素酸塩及び過ホウ素酸塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩が挙げられる。酸化剤の含有量は、縮毛矯正効果及び毛髪損傷防止の観点から、過酸化水素の場合、第2剤中に0.8〜2.5質量%が好ましく、臭素酸塩の場合、第2剤中に3〜10質量%が好ましい。また、通常の第2剤に用いられている成分や化粧品分野で用いられる成分を、目的に応じて加えることができる。その処理時の放置時間は、1〜30分の間で適宜調整される。更に、本発明の第1剤や酸化剤を含有する第2剤以外に、別途毛髪保護成分等を含有する処理剤を併用することもできる。
実施例1〜6及び比較例1〜4
表1に示す処方の毛髪形状制御剤第1剤及び表2に示す処方の第2剤を調製し、それらを用いて毛髪を処理したときの縮毛矯正効果及び異常形状発生の様子を観察した。
Figure 2008162896
Figure 2008162896
<未化学処理毛に対する縮毛矯正効果>
日本人の未化学処理毛のうちカール半径φが5mm〜8mmのくせ毛10本を用いてトレスを作製した。このトレスに、表1に示す毛髪形状制御剤第1剤を塗布し、20分間静置した後、水洗した。更に表2に示す第2剤を塗布し、トレスの毛髪を直線形状に整え、20分間静置した後、水洗し、ウォーターセットがつかないように乾燥した。この処理を通じて得たトレスのカール半径を計測した。計測結果の平均をもって次の基準により縮毛矯正効果を判定した結果を表3に示す。
○:高い矯正効果(φ25mm以上)
△:弱い矯正効果(φ15mm以上25mm未満)
×:くせがほとんど取れない(φ15mm未満)
<ブリーチ毛における異常形状発生の有無>
日本人の未化学処理くせ毛にブリーチを4回処理した。この毛髪を用いてトレスを作製した。トレスに、表1に示す毛髪形状制御剤第1剤を塗布し、20分間静置した後、水洗した。更に表2に示す第2剤を塗布し、トレス毛髪を直線形状に整え、20分間静置した後、水洗し、ウォーターセットがつかないように乾燥した。この処理を通じて得たトレスの異常形状発生の様子を以下の基準に従って判定した結果を表3に示す。
○:異常形状の発生がない
×:処理前にはなかった異常形状が現れる
Figure 2008162896

Claims (3)

  1. 成分(A)、(B)及び(C)を含有し、成分(B)の含有量が0.8〜1.8質量%、成分(C)の含有量が2.0〜4.4質量%であり、かつ成分(A)及び(B)の含有質量の和に対する成分(C)の含有質量の比(C)/〔(A)+(B)〕が0.10〜0.74である毛髪形状制御剤第1剤。
    (A) チオグリコール酸又はその塩
    (B) システイン又はその塩
    (C) ジチオジグリコール酸又はそのアンモニウム塩
  2. 成分(A)のチオグリコレートアニオンとしての含有質量(Aa)に対する成分(C)のジチオジグリコレートアニオンとしての含有質量(Ca)の比(Ca)/(Aa)が0.50〜1.00である請求項1記載の毛髪形状制御剤第1剤。
  3. 請求項1又は2記載の毛髪形状制御剤第1剤をストレートパーマに用いる方法。
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