JP2008162247A - 印刷装置及びテープ印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】テープ等の印刷部材に、印刷すべきデータ列等の内容を比較的簡易な方法で効率
よく収めることができる印刷装置及びこれを用いたテープ印刷装置を提供すること。
【解決手段】CPU78により、印刷長を定長内に収めるために必要となる圧縮量を換算
する処理を行い、さらに、算出された圧縮量に応じて圧縮変換処理を選定する処理を行う
。この際、キャラクタデータに対応する像を印刷方向に関して間引いて修正印刷画像を形
成するため、当該修正印刷画像に対応する修正印刷データを作成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、入力されたデータに基づいて各種印刷を行う印刷装置及びこれを用いてテー
プ状の部材に印刷を行うテープ印刷装置に関する。
従来のテープ印刷装置において、文字等のキャラクタがテープからはみ出す場合、印刷
を行う前に、はみ出す部分をイメージ画像により表示するものが知られている(特許文献
1参照)。さらに、文字等のキャラクタによる文字列がテープの印字幅に収まらない場合
に、文字列を縮小する、あるいは、文字列を再構築することでサイズ調整を行う印字サイ
ズ調整手段を有するものが知られている(特許文献2参照)。
特開平6−115224号公報 特開2004−130675号公報
しかしながら、文字列を小さくしてもテープの印字幅に収まらない場合には、指定した
テープ長で印刷できない可能性がある。また、文字列を再構築する場合、再構築のための
処理が必要となり、処理が複雑になる可能性がある。
そこで、本発明は、テープ等の印刷部材に、印刷すべきデータ列等の内容を比較的簡易
な方法で効率よく収めることができる印刷装置及びこれを用いたテープ印刷装置を提供す
ることを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る印刷装置は、(a)印刷部材に印刷されるべ
きキャラクタについてのキャラクタデータを保持するデータ記憶部と、(b)印刷部材上
にキャラクタの印刷を行うための定長印刷領域が指定される定長モードを設定するモード
設定手段と、(c)印刷部材上にキャラクタデータに対応する画像を標準的に印刷するた
めに必要なキャラクタ印字領域が定長印刷領域を越えたか否かを判断する領域判断部と、
(d)領域判断部によりキャラクタ印字領域が定長印刷領域を越えたと判断された場合に
、キャラクタデータに対応する画像を印刷方向に関して間引いた修正印刷画像に対応する
修正印刷データを作成することにより、キャラクタ印字領域を定長印刷領域内に収める圧
縮変換処理を行う印刷データ処理部と、(e)印刷部材上にデータ処理部による修正印刷
データに基づいて修正印刷画像の印刷を行う印刷手段とを備える。
上記印刷装置では、まず、領域判断部により、印刷部材上にキャラクタデータに対応す
る画像を標準的に印刷するために必要なキャラクタ印字領域が定長印刷領域を越えたか否
かが判断される。さらに、印刷データ処理部により、キャラクタデータに対応する画像を
印刷方向に関して間引く比較的簡易な処理により修正印刷画像に対応する修正印刷データ
が作成される。この際、修正印刷データによる修正印刷画像は、定長印刷領域に収まるも
のとなっている。従って、印刷すべきデータ列等の内容をユーザの意図する定長印刷領域
に効率よく収めることができる。
また、本発明の具体的な態様として、印刷データ処理部が、キャラクタ印字領域の全体
から均等にキャラクタデータを間引くことにより圧縮変換処理を行う。この場合、キャラ
クタ全体の識別性を最大限維持しながら圧縮を行うことができる。また、均等にキャラク
タデータを間引いているので、画一的で、かつ、必要な量に応じて圧縮量の調整された処
理が可能である。従って、データ列等の内容を比較的簡易かつ、圧縮において無駄のない
処理を行うことができる。
また、本発明の具体的な態様として、モード設定手段が、修正印刷データの作成のため
にキャラクタ印字領域のうち特定領域が指定される特定領域モードを設定し、印刷データ
処理部は、特定領域モードにおいて指定された特定領域に対応するキャラクタデータを間
引くことにより圧縮変換処理を行う。この場合、指定された特定領域についてのみ圧縮変
換処理を行えるので、例えばユーザの希望に応じて所望の部分のみを圧縮することが可能
となる。
また、本発明の具体的な態様として、データ記憶部が、キャラクタデータをビットマッ
プデータとして表現可能な形式の情報として保持する。この場合、圧縮変換処理において
、ドットの数を基準として行うことができる。
また、本発明の具体的な態様として、印刷データ処理部が、圧縮変換処理において、キ
ャラクタデータを1ドット幅の帯形状のラインデータに区分し、区分されたラインデータ
のうち、隣接するラインデータにおいて同じデータが連続する部分を優先して間引くこと
により圧縮変換処理を行う。この場合、キャラクタの意味内容を損なう可能性が少ないと
考えられるデータを優先して間引くので、各キャラクタの文字等としての情報性を保ちな
がら効率的な圧縮を行うことができる。
上記課題を解決するために、本発明に係るテープ印刷装置は、上記いずれかの印刷装置
を備え、印刷手段が、印刷部材であるテープ状部材に印刷を行う。
上記テープ印刷装置では、キャラクタ印字領域が定長印刷領域を越えたか否かが判断さ
れ、キャラクタデータに対応する画像を印刷方向に関して間引く比較的簡易な処理により
修正印刷画像が定長印刷領域に収まるような修正印刷データが作成される。従って、印刷
すべきデータ列等の内容をテープ状部材に、比較的簡易な方法で効率よく収めることがで
きる。
また、本発明の具体的な態様として、印刷データ処理部が、テープ状部材の長手方向に
圧縮変換処理を行う。この場合、定長印刷領域が指定される定長モードでの印刷において
、効果的な圧縮を行うことができる。
〔第1実施形態〕
図1は、本実施形態に係る印刷装置であるテープ印刷装置の全体を示した斜視図である
。また、図2(a)は、図1のテープ印刷装置の開閉蓋を開蓋したときの斜視図であり、
図2(b)は、テープ印刷装置に装填されるテープカートリッジを示す斜視図である。
図1及び図2に示すように、このテープ印刷装置10は、上下2分割の装置ケース20
により外郭が形成され、開閉蓋となる上側ケース21と、テープカートリッジCが装填さ
れるポケット41等の機構部が配設された下側ケース22とにより構成されている。
上側ケース21の上面には、その手前側にキーボード33が、中央部右側にディスプレ
イ34がそれぞれ配設されており、テープカートリッジCの着脱時以外は、閉蓋状態で使
用される。
キーボード33は、下側ケース22内に内蔵された制御系であるマイコンチップ等に対
するデータ、指令等の情報を入力するためのものとなっている。このキーボード33には
、文字、記号、数字等を含むテキスト情報を入力するための文字キー群31の他、各種の
動作モードなどを指定するための機能キー群32等が配列されている。また、機能キー群
32には、図外の〔電源〕キー、印刷動作を指示するための〔印刷〕キー、テキスト情報
入力時のデータ確定や改行および選択画面における各種モードの選択指示のための〔選択
〕キー、並びに、それぞれ上(「↑」)、下(「↓」)、左(「←」)、右(「→」)方
向へのカーソル移動や表示画面36の表示範囲を移動させるための〔カーソル〕キーの他
、予め装置内に記憶されていない文字や記号等を「外字」として作成するための〔外字〕
キーなどが含まれる。以下、上述のような文字、記号、数字等に加え、「外字」等(例え
ば、絵文字のようなもの)を含めた総称として「キャラクタ」ということとする。
尚、上述した選択画面において設定される各種モードとして、例えば印刷部材上におい
て、キャラクタの印刷を行う定長印刷領域を指定できる定長モードがある。ユーザの機能
キー群32等の操作により、各種モードの指定が可能になり、定長モードの設定もなされ
る(詳しくは後述する)。
ディスプレイ34は、任意のキャラクタを横方向及び縦方向にn列×m行(n,mは適
当な自然数)で表示可能な表示画面36を有し、下側ケース22内に内蔵された制御系で
あるマイコンチップ等による処理結果や指令等を表示できるようになっている。すなわち
、ディスプレイ34は、処理対象となるキャラクタ列を選択したり、ユーザがキーボード
33からデータや各種指令・指示等を入力してキャラクタ列を編集したり、その結果等を
視認したりする際などに用いられる。
下側ケース22には、テープカートリッジCを装着するためのポケット41が設けられ
ており、テープカートリッジCは、上側ケース(開閉蓋)21を開放した状態でポケット
41に対して着脱される。テープカートリッジCにおいて、カートリッジケース51の内
部に一定の幅のテープTとインクリボンRとが収容されている他、ポケット41に配設さ
れたヘッドユニット42を差し込むための貫通孔53が形成されている。また、相異なる
幅等のテープTの種別を識別できるように、ポケット41には、マイクロスイッチ等のテ
ープ識別センサ43が設けられており、テープTの種別や設定情報を検出できるようにな
っている。
また、テープTは、印刷部材であるテープ状部材に相当するものであり、裏面に接着面
が形成され、それが剥離紙によって覆われた構成になっている。テープTとインクリボン
Rは、貫通孔53の位置で相互に重なり合った状態で走行するとともに、テープTのみが
外部に排出され、インクリボンRは内部で巻き取られるようになっている。
ポケット41の適所に設けたヘッドユニット42には、サーマルヘッドから成る印刷ヘ
ッド42aが内蔵されており、テープカートリッジCがポケット41に装填された状態で
、印刷ヘッド42aが、テープカートリッジCの貫通孔53から露出しているインクリボ
ンRの裏面に当接するようになっている。そして、印刷ヘッド42aを発熱駆動すること
により、所望の文字などのキャラクタがテープTの表面に印刷される。
また、下側ケース22の左側部には、ポケット41と装置外部とを連通するテープ排出
口44が形成され、このテープ排出口44には、送り出したテープTを切断するテープカ
ッタ45が臨んでいる。また、ポケット41には、装着されたテープカートリッジCの被
駆動部が係合する駆動軸47,48等が設けられており、内蔵された送りモータ(不図示
)を駆動源として、これらの駆動軸47,48により、テープカートリッジC内のテープ
TおよびインクリボンRの送りが行われ、かつ、これらに同期して印刷ヘッド42aを駆
動することで、印刷が行われる。また、印刷完了後、テープTの送りが続行されテープT
に設定された切断位置がテープカッタ45の位置まで送られる。
下側ケース22の前側部には、カード状の携帯メモリデバイス61を差し込むためのス
ロット49が形成されている。このスロット49の狭い空間に携帯メモリデバイス61を
挿入して一定の力で押し込むことにより、内蔵されたコネクタ(不図示)を介して、携帯
メモリデバイス61が下側ケース22内の制御系であるマイコンチップ等に接続される。
なお、スロット49に装着される携帯メモリデバイス61は、着脱自在となっており、ス
ロット49の開口に露出している携帯メモリデバイス61の先端部を一定の力で引っ張る
ことにより、携帯メモリデバイス61を上記コネクタから切り離してスロット49外に引
き出すことができる。
尚、スロット49に挿入される携帯メモリデバイス61は、複数の装置間で互換性のあ
るデータを保持することができる汎用型のメモリカードであり、例えばSDカード、メモ
リスティック等がこれに該当する。この携帯メモリデバイス61には、印字データや印字
プログラムが汎用のフォーマットで記録されている。ここで、印字データは、テープ印刷
装置10のディスプレイ34に表示させたり、ヘッドユニット42によってテープTに印
刷させるべきキャラクタ等の情報を含んでおり、印字プログラムは、テープ印刷装置10
のヘッドユニット42等によってテープTに印刷させるための手順、印刷データ等を含ん
でいる。テープ印刷装置10は、キャラクタに関するデータやその制御・処理機構を内蔵
しており(詳しくは図3を用いて後述する)、単独でテープ印刷が可能であるが、上述の
ように、携帯メモリデバイス61が挿入でき、外部からのデータに基づいて装置内に記憶
されていない外字等のキャラクタについてテープ印刷を行うことも可能となっている。
このように構成されたテープ印刷装置10の一般的な使用方法は、ユーザが、ポケット
41にテープカートリッジCを装填した後、ディスプレイ34により入力・編集結果を確
認しながらキーボード33を用いて所望の文字や記号等の印刷情報を入力し、印刷を指示
する。この指示により、テープカートリッジCからテープTが繰り出され、印刷ヘッド4
2aによりテープTに所望の印刷が行われた後、印刷済み部分はテープ排出口44から随
時外部に送り出される。そして、印刷が完了すると、余白分を含むテープ長さの位置まで
テープ送りが行われ、この位置でテープTがカットされることによりラベルが作成される
次に、図3を参照して、図1等に示すテープ印刷装置10の制御系の構成について説明
する。テープ印刷装置10は、ユーザとのインタフェースになるキーボード33やディス
プレイ34、テープ種類の検出を行うためのテープ識別センサ43のほかに、印刷ヘッド
42aや送りモータ55を駆動する印刷部駆動回路71と、テープカッタ45に切断動作
を行わせるカッタモータ56を駆動する切断部駆動回路72と、携帯メモリデバイス61
との間でデータの送受信を行うためのインタフェース部74と、以上の回路部分を制御し
つつ適宜動作させる制御処理部77とを備える。以上において、印刷ヘッド42a及び印
刷部駆動回路71は、テープTに印刷を行うための印刷手段として機能し、テープカッタ
45、カッタモータ56、及び切断部駆動回路72は、テープTを切断するカッタ機構と
して機能する。
制御処理部77は、マイコンチップ等のICで構成される制御手段であり、データや演
算結果等を保管するためのデータ記憶部である記憶部73と、記憶部73内に蓄積されて
いる各種データを読み出す読出部76と、読出部76から読み出されたデータに基づきキ
ャラクタデータを処理するキャラクタ処理部77bと、ディスプレイ34への出力データ
送信を行う出力ポート75と、キャラクタ印刷のための演算処理を行うCPU78とを備
える。
記憶部73は、ROM73aやRAM73bで構成される。ROM73aは、制御処理
部77で処理する制御プログラムを記憶する制御プログラム領域と、文字修飾テーブルな
どを含む制御データを記憶する制御データ領域と、テープ印刷装置10に用意されている
キャラクタのフォントデータを記憶するCGデータ領域とを有する。また、RAM73b
は、電源がオフにされても、記憶したデータを保持しておくように図外のバックアップ回
路によって電源の供給を受けており、各種レジスタ群のほか、ユーザがキーボード33か
ら入力したキャラクタ等のテキストデータを記憶するテキストデータ領域、テキストデー
タを印字する際のフォーマットを記憶するフォーマットデータ領域、携帯メモリデバイス
61から読み取った印字データや印字プログラムを一旦保管する外部データ導入領域、バ
ッファ領域等の各種記憶領域等を有し、制御処理のための作業領域として使用される。尚
、ここでは、記憶部73が有するキャラクタについてのデータ(以下キャラクタデータ)
等は全てビットマップデータとして表現可能な形式の情報となっている。これにより、例
えば、印刷処理での圧縮変換処理において、ドットの数を基準として行うことができる。
そして、制御処理部77は、記憶部73に設けたROM73a内の制御プログラムに従
って動作し、キーボード33等から各種指令、各種データ、各種検出信号等の入力を受け
、記憶部73に設けたRAM73bに保管された各種データ等を処理し、ディスプレイ3
4、印刷部駆動回路71、切断部駆動回路72等に制御信号を出力することにより、表示
画面36に必要な表示を行わせるとともに、印刷ヘッド42aを制御して所定の印刷条件
でテープTに印刷するなど、テープ印刷装置10全体を制御している。このような処理の
うち、本実施形態の特徴的な動作は、印刷されるキャラクタからなるキャラクタ列の占め
る領域であるキャラクタ印字領域を所定のテープ長に収めるために、当該キャラクタ列に
ついてのデータを間引いて修正する圧縮変換処理である。尚、当該圧縮変換処理に際して
、CPU78は、RAM73bに保管された各種データを読み出し、これに基づいて演算
処理をする。
ここで、RAM73bには、上述のテキストデータ領域等の各種記憶領域において印刷
処理に必要な各種データが保管されるが、本実施形態に特徴的な情報を確保すべく、図4
に示すような一連の記憶領域が確保されている。即ち、RAM73bの各記憶領域のうち
、印刷レイアウト画像情報記憶領域80a(テキストデータ領域を含む)には、印刷され
るべきキャラクタ列のデータについての情報が保管されており、圧縮変換処理により変換
された各キャラクタのキャラクタデータが保管される。また、定長印刷情報記憶領域80
bには、テープT上の所定の印刷領域である定長印刷領域についての情報が保管され、キ
ャラクタ印刷情報記憶領域80cには、キャラクタ印字領域についての情報が保管され、
キャラクタ情報記憶領域80dには、圧縮変換処理される前の各キャラクタのキャラクタ
データが保管されている。
以下、制御処理部77による印刷処理のための動作について図5のフローチャートを用
いて説明する。ユーザによる入力操作に伴って、制御処理部77は、入力されたキャラク
タ列による印刷画像を取り込む処理を行う(ステップS1)。つまり、RAM73bのキ
ャラクタ情報記憶領域80dに、印刷されるべきキャラクタ列についてのキャラクタデー
タが保管される。尚、この際、当該キャラクタデータは、印刷レイアウト画像情報記憶領
域80aにおいても初期の印刷画像のデータとして保管される。
次に、制御処理部77は、定長モードが設定されているか否かについての判断を行う(
ステップS2)。ここで、定長モードとは、テープT上で実際に印刷を行う所定の印刷領
域として、定長印刷領域(以下単に「定長」という。)を予め定めるモードをいう。より
具体的には、ユーザが、モード設定手段としての機能キー群32等の操作により、定長モ
ードの設定の有無及び設定を行った場合の定長の長さについて指定を行い、これに応じて
、モード設定手段としての制御処理部77が、定長モードの設定を受け付ける。以上によ
り定長モードが設定される。尚、設定された定長モードについての情報(設定の有無につ
いての情報を含む)は、図4の定長印刷情報記憶領域80bに保管されており、ステップ
S2での判断は、制御処理部77がからRAM73bの定長印刷情報記憶領域80bから
当該情報を読み出すことにより行われる。
ステップS2により、定長モードが設定されていないと判断した場合、ユーザによる入
力操作が完了し、さらにユーザが図1の機能キー群32等を操作して印刷処理のための操
作指示がなされると、当該キャラクタ列についてのキャラクタデータは加工等されること
なく、キャラクタデータに対応した長さのテープTに印刷を行う印刷処理がなされる(ス
テップS3)。
一方、ステップS2において、定長モードが設定されていると判断された場合、CPU
78において、印刷されるキャラクタ列の長さに相当する印刷長と、定長との比較が行わ
れる(ステップS4)。
ここで、図6は、印刷されるキャラクタ列の印刷長と、定長モードが設定された場合の
定長との一例を仮想的に示すための模式図である。図6の場合、テープTの長手方向につ
いての全長のうち、定長DLは、左右のマージンとして必要な余白長BLを除いた長さで
あり、例えば図6では50mmとする。一方、印刷長PLは、図中「A〜L」の文字から
なるキャラクタ列のキャラクタデータに対応する画像の像を標準的に印刷するために必要
なキャラクタ印字領域CDについてのテープTの長手方向についての長さであり、例えば
図6では60mmとする。つまり、この場合、キャラクタ印字領域CDの印刷長PLを圧
縮して定長DL内に収めた印刷を行うには、印刷長PLを5/6以下にするためにキャラ
クタデータの圧縮変換処理を行う必要がある。尚、キャラクタ印字領域CDについての情
報は、ユーザによるキャラクタの入力操作に応じて随時図4のキャラクタ印刷情報記憶領
域80cに保管される。
ステップS4での比較は、CPU78において、例えば図6のような定長DLと印刷長
PLとについての情報を比較することで行われる。つまり、領域判断部としてのCPU7
8により、キャラクタ印字領域に相当する印刷長PLが定長DLを越えたか否かの判断が
行われる。これについて、より具体的には、まず、定長モードの設定が行われた際に図4
の定長印刷情報記憶領域80bに保管された定長DLについての情報が読み出される。ま
た、これとともに、図4のキャラクタ印刷情報記憶領域80cに保管されたキャラクタ印
字領域CDについての情報から印刷長PLについての情報が読み出される。次に、CPU
78は、定長DLと印刷長PLとを比較するための制御プログラムに従って、読み出され
た定長DL及び印刷長PLについての情報から所定の演算処理を行い、両者を比較する。
以上により印刷長PLが定長DLを越えたか否かの判断が行われる。
ステップS4において、図6の例とは異なり、印刷長PLの値が定長DLの値を越えて
いないと判断された場合には、圧縮変換処理は行われず、ユーザによる入力操作が完了し
、さらにユーザが図1の機能キー群32等を操作して印刷処理のための操作指示がなされ
ると、通常の定長印刷処理が行われる(ステップS5)。
一方、ステップS4において、印刷長PLの値が定長DLの値以上であると判断された
場合には、制御処理部77は、その旨を図1の表示画面36内に表示させ、さらに、ユー
ザの機能キー群32等の操作による選択指示に対応して制御処理部77は、キャラクタデ
ータの圧縮を行うか否かの判断を行う(ステップS6)。
ステップS6において、キャラクタデータの圧縮を行わないと判断した場合、制御処理
部77は、定長オーバー処理を行う(ステップS7)。つまり、ユーザの指示に従って定
長モードを解除して、例えば通常の印刷を行う。
一方、ステップS6において、キャラクタデータの圧縮を行うと判断された場合には、
CPU78により、印刷長PLを定長DL内に収めるために必要となる圧縮量を換算する
処理が行われる(ステップS8)。さらに、ステップS8で算出された圧縮量に応じて圧
縮変換処理の方法を選定する処理が行われる(ステップS9)。尚、ここでの圧縮変換処
理では、キャラクタデータに対応する像を印刷方向に関して間引いて修正印刷画像を形成
するものとする。このために、本圧縮変換処理では、当該修正印刷画像に対応する修正印
刷データを、図6のキャラクタ印字領域CDの印刷長PLを定長DLに収めるように作成
する。また、ここでは、一例として、印刷方向に関して均等に間引いて修正印刷画像を形
成するものとする。従って、この場合、ステップS9における圧縮変換処理の方法は、ス
テップS8において算出された圧縮量から画一的に定まる(詳しくは後述する)。
ステップS9により圧縮変換処理が定まると、ユーザの機能キー群32等の操作による
選択指示に対応して制御処理部77は、当該圧縮変換処理によるキャラクタデータの圧縮
を行うか否かの判断を行う(ステップS10)。尚、この際、修正されたキャラクタデー
タに基づく印刷画像のイメージを図1の表示画面36内に表示させることによって視覚的
な情報を提供し、ユーザに修正した画像による印刷を実行するか否かを判断させてもよい
ステップS10において、キャラクタデータの圧縮を行わないと判断した場合、制御処
理部77は、ユーザの指示に従って定長オーバー処理を行う(ステップS7)。
一方、ステップS10において、キャラクタデータの圧縮を行うと判断した場合、印刷
データ処理部としての制御処理部77は、選定された圧縮変換処理に従ってキャラクタデ
ータの圧縮変換を行い、圧縮変換されたキャラクタデータに基づくキャラクタ列の印刷処
理を行う(ステップS11)。
ステップS11における印刷処理により、印刷手段である印刷ヘッド42a等は、テー
プT上に制御処理部77による修正印刷データに基づいて修正印刷画像の印刷を行う。
図7(a)、(b)は、キャラクタデータの圧縮変換の一例を説明するための図である
。本実施形態におけるキャラクタデータはビットマップデータとして表現可能な形式の情
報となっており、当該圧縮変換処理は、ドットの数を基準として行うことができる。従っ
て、図7(a)、(b)では、ビットマップデータに対応する各ドットを一定の割合で間
引くことによりキャラクタデータを圧縮するものとする。
図7(a)は、圧縮変換処理を行う前のビットマップデータにより表現されたキャラク
タデータに対応する各ドットを示したものである。ここで、図中縦方向は、印字方向に対
して垂直方向であり、本圧縮変換処理においては、この方向についてキャラクタデータを
1ドット幅の帯形状のラインデータに区分し、これを基準としてデータを間引いて修正を
行うものとする。ラインデータの区分は、図のように横方向のドットごとにナンバリング
をした縦方向の1ラインを一つのラインデータとすることによって行う。
ここで、本圧縮変換処理では、上述の各ラインデータの単位でキャラクタデータを均等
に間引くことによって、修正印刷データを作成する。より具体的には、例えば、図6のよ
うな場合、上述のようにキャラクタデータを印刷方向に対して5/6以下とする必要があ
る。この場合、例えば、図7(a)において矢印で示した各ラインデータのうち、第1の
ラインデータL1、第7のラインデータL7、第13のラインデータL13というように
、6行毎にラインデータを間引くものとする。尚、図示は省略しているが、以下同様にし
て6行毎にラインデータを間引く。この場合、6行毎にラインデータが間引かれるため、
図6のキャラクタ印字領域CDの印刷長PLを定長DLに収めるべく印字方向に関して5
/6以下の圧縮を行うことが可能となる。
以上により、図7(b)のような第1のラインデータL1等が間引かれた修正印刷画像
に対応する修正印刷データが作成され、当該修正印刷データにより、キャラクタデータに
対応する像を印刷方向に関して間引いて修正印刷画像を形成することができる。作成され
た修正印刷データは、修正印刷画像に対応するデータとして、図4の印刷レイアウト画像
情報記憶領域80aに保管される。印刷処理時には、印刷レイアウト画像情報記憶領域8
0aから修正印刷画像としての情報が読み出される。
尚、図7(a)、(b)では、例示として、間引くラインデータを第(6n+1)のラ
インデータ(nは0以上の整数)としているが、6行につき1行の割合で間引くものであ
ればこれ以外のラインデータを間引いていくものであってもよい。いずれにおいても、こ
の場合の圧縮変換処理では、図6に例示したキャラクタ印字領域CDの全体から均等にキ
ャラクタデータを間引くものとなる。
以上の説明では、図6の場合を一例として圧縮処理について説明したが、より一般には
、図5のステップS8において算出された圧縮量に基づいてステップS9において間引く
ラインデータの比率が定まることとなる。つまり、図6については、圧縮量を全体の1/
6にする必要があったため、間引くべきラインデータの本数が全体の1/6となるように
6行につき1行の割合で間引いたが、ステップS8において算出された圧縮量が異なるも
のであれば、ステップS9において、ステップS8で算出された圧縮量に応じて最適な圧
縮変換処理の方法を定める。尚、本実施形態において説明した例では、ステップS9で圧
縮変換処理の方法は、ステップS8での算出結果から画一的に定まるものとなる。
本実施形態の場合、キャラクタ印字領域全体から均等に間引くので、全てのキャラクタ
の識別性を維持しながら圧縮を行うことができる。また、画一的な圧縮変換処理であるた
め、簡易であり、かつ、あらゆるキャラクタに対して圧縮変換が可能であり、例えば、携
帯メモリデバイス61による外部からのデータに基づいた外字等のキャラクタについても
同様の圧縮変換が可能である。また、圧縮量も無駄のないように設定することができる。
図8(a)〜(h)は、本実施形態におけるテープ印刷装置10の表示動作及び印刷結
果の一例について説明するための図である。
まず、ユーザがテープ印刷装置10の電源を入れることにより、図8(a)のような初
期状態を示す表示が図1の表示画面36内に表示される。適宜機能キー群32等を操作す
るか、あるいは一定時間経過することにより、印刷設定のための選択メニューが表示され
る。
この場合において、まず、機能キー群32等の操作により、例えば、表示画面36内に
図8(b)のような飾り字を選択するための表示がなされる。ユーザは、機能キー群32
等を操作することにより、「飾り字メニュー選択肢」から適宜装飾パターンを設定するこ
とができる。
「飾り字メニュー選択肢」としては、例えば、「ふつう」(変化なし)、「白抜」(文
字を白く抜く)、「強調」(文字を強調する)、「斜体」(文字を斜体にする)、「横縞
」(横の縞模様文字に変形する)、「縦縞」(縦の縞模様文字に変形する)及び「格子」
(横縞と縦縞の両変形を行う)といった選択肢がある。
また、ユーザが、機能キー群32等を操作することにより、例えば、図8(c)のよう
な定長モードの設定のための表示がなされる。ユーザが、モード設定手段としての機能キ
ー群32等の操作により定長の指定を行うと、モード設定手段としての制御処理部77が
、定長モードの設定を受け付ける。ここでは、例えば定長50mm割付を選択するものと
する。この場合、図6のように定長DLが50mmと設定される。尚、設定された定長モ
ードについての情報(この場合、定長DLが50mmである旨の情報)は、図4の定長印
刷情報記憶領域80bに保管される。
以上のような各種モードの設定が行われた後、ユーザは、キーボード33の操作により
、図8(d)に示すように、印刷を行うためのキャラクタの入力を適宜行う。この場合に
おいて、図5のステップS4により、印刷長PLの値が定長DLの値以上であると判断さ
れる、つまり、キャラクタの入力が定長をオーバーすると図8(d)のように「字余り」
である旨表示される。
入力が終了し、ユーザが印刷を行う旨の操作をする際に、「字余り」である旨表示され
ている場合、図8(e)のような表示がなされる。つまり、この場合、定長モードで印刷
するには上述した圧縮変換処理によってキャラクタが間引かれた状態で印刷する強行印刷
を行うか否かの選択をする旨表示する。ここで、ユーザが、機能キー群32の操作を行い
、強行印刷を行う旨を決定すると、図8(f)のような表示がなされる。この際、制御処
理部77では、図5のステップS8以降の処理が行われ、圧縮変換処理がなされる。
圧縮変換処理によって作成された修正印刷データに基づく修正印刷画像による印刷物は
、例えば、図8(g)のようなものとなる。尚、図5のステップS10で示したように、
強行印刷を行う前に圧縮変換処理によってキャラクタが間引かれた状態の印刷イメージを
表示画面36内に表示させてから強行印刷を行うか否かの決定を行うものとしてもよい。
また、圧縮変換処理を行わず、定長モードを解除して通常の印刷処理を行った場合には
、印刷物は、例えば、図8(h)のようなものとなる。
以上、本実施形態について説明を行ったが、以上は本願に係る発明の一例であり、この
他にも種々の実施形態が考えられる。例えば、本実施形態では、印刷装置としてテープ状
の印刷部材を用いたテープ印刷装置を用いているが、印刷装置は、これに限らず、例えば
、ラベル型の印刷部材や通常の印刷用紙に印刷を行う種々の印刷装置に対しても利用可能
である。尚、テープ状部材を用いた場合、本実施形態の圧縮変換処理による圧縮の方向は
テープ状部材の長手方向となる。
〔第2実施形態〕
第1実施形態では、圧縮変換処理では、キャラクタ印字領域の全体から均等にキャラク
タデータを間引くものであったが、圧縮変換処理は、これ以外にも種々のものが考えられ
る。第2実施形態では、キャラクタ印字領域の特定領域を設定し、当該特定領域において
キャラクタデータを間引く圧縮変換処理について説明する。
図9(a)〜(d)は、キャラクタ印字領域の特定領域に対応するキャラクタデータを
間引く圧縮変換処理について説明するための図である。図9(a)は、圧縮変換処理を行
わず、キャラクタデータに対応する像を標準的に印刷した場合の印刷物の例である。これ
に対し、図9(b)〜(d)は、いずれも圧縮変換処理を行った場合の印刷物の例である
本実施形態では、キャラクタ印字領域のうち、設定された特定領域のみを圧縮変換処理
している。つまり、図9(a)のキャラクタ印字領域を、前側部分領域HP、前側部分領
域CP及び前側部分領域TPの3つの特定領域に分類し、図9(b)では前側部分領域H
Pについて、図9(c)では前側部分領域CPについて、図9(d)では前側部分領域T
Pについてのみ圧縮変換を行っている。
このような圧縮変換処理を可能とするために、例えば、各種モードの一つとして、修正
印刷データの作成のためにキャラクタ印字領域から圧縮変換処理を行う特定領域として各
部分領域HP、CP、TPのいずれかを指定するための特定領域モードを設けるものとす
る。つまり、圧縮変換処理を行うにあたって、例えば、機能キー群32の操作によりユー
ザが、圧縮させる特定領域をキャラクタ列の「前側」、「中央」又は「後側」のいずれか
1つを選択できるためのモードが設定されているものとする。ここで、ユーザの機能キー
群32の操作により選択された特定領域モードについての情報は、RAM73bの記憶領
域に適宜保管される。制御処理部77は、図5のステップS9において、当該特定領域モ
ードについての情報を読み出すことにより圧縮変換処理の方法の選定を行う。つまり、ス
テップS9では、RAM73bから圧縮変換処理を行う領域が、部分領域HP、CP、T
Pのいずれかから特定され、該当する特定領域に対して、図5のステップS8で算出され
た圧縮量に応じた圧縮変換処理の選択がなされる。尚、特定領域モードの設定を行うタイ
ミングは、図5のステップS9の処理に入る前であればよい。従って、例えば、第1実施
形態において図8(b)、(c)により例示した各種モードの設定等と同じくキャラクタ
の入力操作の前であってもよいが、この他にも、例えば、図8(e)によって例示した強
行印刷を行う際に合わせて選択できるものとしてもよい。
以上により、図9(b)〜(d)のいずれかのように特定の箇所のみが部分的に圧縮さ
れ、他の箇所は通常の印刷状態を保ったものとなるための圧縮変換処理が行われる。
以上、本実施形態について説明を行ったが、以上は本願に係る発明の一例であり、この
他にも種々の実施形態が考えられる。例えば、上述の説明では、圧縮させる特定領域を「
前側」、「中央部分」又は「後側」のキャラクタ列としたが、特定領域は、これに限らず
、例えば、キャラクタ列のうち、特定のキャラクタを特定領域として指定するものであっ
てもよい。この場合、例えばキャラクタ列に含まれるキャラクタのうち、数字のみを圧縮
する、あるいはキャラクタ列のうちひらがな等特定の語句だけを圧縮する、又は、逆にキ
ャラクタ列のうち漢字等特定の語句以外を圧縮するといった特定領域の指定も可能である
。以上のように、本実施形態では、例えばユーザの希望に応じて所望の部分のみを圧縮す
ることも可能となる。
〔第3実施形態〕
第3実施形態では、各キャラクタの特性に応じてキャラクタの特性に応じてキャラクタ
データを間引く圧縮変換処理について説明する。
図10(a)、(b)は、本実施形態における圧縮変換処理の一例を説明するための図
である。図10(a)は、圧縮変換処理を行う前のキャラクタの例である。ここでは、説
明を簡単にするために、16×16ドットのキャラクタ「H」を用いて説明する。この場
合、縦の各キャラクタデータを1ドット幅の帯形状のラインデータに区分している。これ
ら区分されたラインデータのうち、隣接する第2から第4ラインデータは、いずれのデー
タも全てのドットが黒表示であり同一のデータである。同様に、第6から第11ラインデ
ータ、第13から第15ラインデータが、それぞれ隣接するラインデータにおいて同じデ
ータが連続するものとなっている。本実施形態では、このようなデータについては、キャ
ラクタの認識をする上で間引いたときの影響が少ないものであるから、優先して間引くも
のとする。
例えば、図10(a)の第2から第4ラインデータを第1のラインデータ群G1、第6
から第11ラインデータを第2のラインデータ群G2、第13から第15ラインデータを
第3のラインデータ群G3とし、各ラインデータ群G1、G2、G3の一部を間引き、図
10(b)のように、変換してもよい。つまり、図10(b)の場合、矢印で示した箇所
では、図10(a)でのラインデータ群G1、G3がそれぞれ1ドット幅のラインデータ
に圧縮され、ラインデータ群G2が2ドット幅のラインデータに圧縮されている。以上に
より、16ドット幅のキャラクタ「H」が8ドット幅のキャラクタ「H」に圧縮される。
この場合、キャラクタの意味内容を損なう可能性が少ないと考えられるデータを優先して
間引くので各キャラクタの文字等としての情報性を保ちながら効率的な圧縮を行うことが
できる。
尚、当該圧縮変換は、各キャラクタの特性に応じて変換することも可能であり、また、
隣接するラインデータにおいて同じデータが連続する箇所での間引き率を予め固定的に設
定しておくことで画一的に行うことも可能である。間引き率を予め固定的に設定しておく
場合、あらゆるキャラクタに対して圧縮変換が可能であり、例えば、携帯メモリデバイス
61による外部からのデータに基づいた外字等のキャラクタについても圧縮変換が可能で
ある。
以上、本実施形態について説明を行ったが、以上は本願に係る発明の一例であり、この
他にも種々の実施形態が考えられる。例えば、上述したキャラクタ印字領域の特定領域や
、キャラクタの特性に応じてキャラクタデータを間引く処理を組み合わせて、キャラクタ
印字領域を定長に収めるための圧縮変換処理について、図4のステップS9での圧縮変換
の選定処理において、最適なものを自動選択させてもよい。あるいは選択パターンをいく
つか設け、ユーザに選択させるモードを設けてもよい。
第1実施形態に係るテープ印刷装置の外観斜視図である。 (a)は、図1のテープ印刷装置の開蓋状態を示す外観斜視図であり、(b)は、テープ印刷装置に装填されるテープカートリッジを示す外観斜視図である。 図1のテープ印刷装置の制御系のブロック図である 図1のデータ記憶部について説明するための図である。 印刷処理のための動作を説明するフローチャート図である。 印刷長についての一例を示すための模式図である。 (a)、(b)は、圧縮変換処理について説明するための図である。 (a)〜(h)は、テープ印刷装置の操作を説明する図である。 第2実施形態に係る圧縮変換処理について説明する図である。 第3実施形態に係る圧縮変換処理について説明する図である。
符号の説明
10…テープ印刷装置、 20…装置ケース、 21…上側ケース、 22…下側ケー
ス、 33…キーボード、 34…ディスプレイ、 36…表示画面、 42…ヘッドユ
ニット、 42a…印刷ヘッド、 44…テープ排出口、 45…テープカッタ、 77
…制御処理部、 78…CPU、 DL…定長、 PL…印刷長、 CD…キャラクタ印
字領域、 C…テープカートリッジ、 R…インクリボン、 T…テープ

Claims (7)

  1. 印刷部材に印刷されるべきキャラクタについてのキャラクタデータを保持するデータ記
    憶部と、
    前記印刷部材上に前記キャラクタの印刷を行うための定長印刷領域が指定される定長モ
    ードを設定するモード設定手段と、
    前記印刷部材上に前記キャラクタデータに対応する画像を標準的に印刷するために必要
    なキャラクタ印字領域が前記定長印刷領域を越えたか否かを判断する領域判断部と、
    前記領域判断部により前記キャラクタ印字領域が前記定長印刷領域を越えたと判断され
    た場合に、前記キャラクタデータに対応する画像を印刷方向に関して間引いた修正印刷画
    像に対応する修正印刷データを作成することにより、前記キャラクタ印字領域を前記定長
    印刷領域内に収める圧縮変換処理を行う印刷データ処理部と、
    前記印刷部材上に前記データ処理部による前記修正印刷データに基づいて前記修正印刷
    画像の印刷を行う印刷手段と
    を備える印刷装置。
  2. 前記印刷データ処理部は、前記キャラクタ印字領域の全体から均等に前記キャラクタデ
    ータを間引くことにより前記圧縮変換処理を行う請求項1記載の印刷装置。
  3. 前記モード設定手段は、前記修正印刷データの作成のために前記キャラクタ印字領域の
    うち特定領域が指定される特定領域モードを設定し、前記印刷データ処理部は、前記特定
    領域モードにおいて指定された前記特定領域に対応する前記キャラクタデータを間引くこ
    とにより前記圧縮変換処理を行う請求項1記載の印刷装置。
  4. 前記データ記憶部は、前記キャラクタデータをビットマップデータとして表現可能な形
    式の情報として保持する請求項1から請求項3のいずれか一項記載の印刷装置。
  5. 前記印刷データ処理部は、前記圧縮変換処理において、前記キャラクタデータを1ドッ
    ト幅の帯形状のラインデータに区分し、区分されたラインデータのうち、隣接するライン
    データにおいて同じデータが連続する部分を優先して間引くことにより前記圧縮変換処理
    を行う請求項4記載の印刷装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項記載の印刷装置を備え、
    前記印刷手段は、前記印刷部材であるテープ状部材に印刷を行うテープ印刷装置。
  7. 前記印刷データ処理部は、前記テープ状部材の長手方向に前記圧縮変換処理を行う請求
    項6記載のテープ印刷装置。
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