JP2008160961A - 避雷器および避雷器内蔵型電気機器 - Google Patents

避雷器および避雷器内蔵型電気機器 Download PDF

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Abstract

【課題】 避雷器内蔵型電気機器の機器ケース内でのリード線引き回しによる配線自由度に優れた避雷器の提供。
【解決手段】 避雷器内蔵型電気機器の機器ケース内の絶縁油中に浸漬される避雷器20で、非直線抵抗素子である円筒状の酸化亜鉛素子21の両端部に第一導体30と第二導体40を配置し、酸化亜鉛素子21の貫通孔22に非接触で導電軸体60を挿通する。導電軸体60はその片端部で第二導体40に取り付けられ、他端部が絶縁部材50を介在させて第一導体30に絶縁された状態でねじ止め等の方法で取り付けられている。第一導体30と、導電軸体60の第一導体側の端部を電極端子として使用可能にする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、酸化亜鉛素子などの非直線性抵抗素子を使用した避雷器と、この避雷器を内蔵した変圧器や開閉器などの電気機器に関する。
酸化亜鉛素子を使用した避雷器を内蔵する柱上変圧器は、その機器ケース内に収容した絶縁油(絶縁媒体)に変圧器巻線と避雷器とを浸漬した構造が一般的である。この柱上変圧器のような絶縁油入電気機器に使用される避雷器の具体例を図11に示し、この避雷器を内蔵した避雷器内蔵型変圧器の具体例を図12に示す。
図11に示す避雷器1は、ハウジング型である(例えば、特許文献1参照)。縦長のハウジング2内に円柱状の酸化亜鉛素子3が積重ねられて収納される。ハウジング2の上下両端部に固定して配置された電極端子4,5によって、酸化亜鉛素子3がばね材6を介して挟持される。ハウジング2の上部と下部の電極端子5のそれぞれに、絶縁油流通用の通路孔7,8が形成されている。
図12に示す変圧器10は、絶縁油入型柱上変圧器で、その機器ケース11内に収容した絶縁油12に変圧器巻線13と避雷器1とが浸漬される(例えば、特許文献2参照)。変圧器巻線13の端部は機器ケース11の上部のブッシング15を通してそれぞれケース11外に引き出されている。避雷器1は、一方の電極端子4が変圧器巻線13の一次側に接続され、他方の電極端子5が機器ケース11に接続され接地される。機器ケース11の上端開口には、蓋14が設置される。
図12の、変圧器10に内蔵した避雷器1は、絶縁油12に浸漬されることで全体が絶縁される。変圧器10が作動し、酸化亜鉛素子3が漏れ電流やさらにはサージによって発熱すると、ハウジング2内部の絶縁油12が暖められて対流を生じ、それによってハウジング2が絶縁油12からの熱伝導によって温度上昇するが、ハウジング外壁面に沿って流動する機器ケース11内の絶縁油12によって冷やされることから、素子3が間接的に冷却される。同時に、ハウジング2内の絶縁油1は、暖められることによって、通路孔7,8のうちの上方に位置する例えば通路孔7からハウジング2外へ流れ出し、下方にある通路孔8からハウジング2内に流入する。これによって、素子3に沿った絶縁油12の流れも生じ、素子3が直接的に冷却される。このような冷却で、酸化亜鉛素子3に大きなサージが印加されても、それによる温度上昇を抑え、素子3自体の熱劣化を抑制している。
特開平08−31543号公報 特開平07−201534号公報 特開2000−114007号公報
図12のような避雷器内蔵型変圧器に使用される避雷器は、変圧器の機器ケース内の絶縁油が収容された狭いスペースに設置されることから、より小形のものが要求される。しかし、図11に示すようなハウジング型避雷器は、ハウジングのために、現状より小形化することが難しい。そのため、機器ケース内での避雷器配置部所が限られ、配置部所の変更や、配置部所での避雷器の姿勢(縦置き姿勢、横置き姿勢)の変更が難しい。また、機器ケース内での避雷器の配置部所や姿勢の制約で、避雷器と変圧器巻線や、避雷器と機器ケース接地部とのリード線引き回しによる配線の自由度が小さい。
避雷器内蔵型変圧器に使用される避雷器に、ハウジングを備えていない構造のハウジングレス型避雷器が知られている(例えば、特許文献3参照)。このハウジングレス型避雷器は、ハウジングが省略された分、小形化が可能であり、避雷器内蔵型変圧器の機器ケース内での配置部所や姿勢の変更の自由度が増す。しかし、この構造が特許文献1,2による避雷器のハウジング内の部分と実質的に同じであることから、機器ケース内でのリード線引き回しによる配線の自由度がハウジング型避雷器と大差なく、適正な避雷器配線が難しい。
本発明の目的とするところは、避雷器内蔵型電気機器の機器ケース内でのリード線引き回しによる配線の自由度が大きくできる避雷器と、この避雷器を内蔵させた避雷器内蔵型電気機器を提供することにある。
本発明の上記目的を達成する技術的手段は、軸方向に形成された貫通孔を有する非直線抵抗素子と、この素子の軸方向一端側に配設した、貫通孔の径と等しいかまたはそれより若干小さい径の透孔を有する第一導体と、軸方向他端側に配設した第二導体と、さらに軸方向一端側に第一導体を介在させて配設した絶縁部材と、非直線抵抗素子の貫通孔に壁面および第一導体から離隔させて挿通され、片端側が絶縁部材から突出し、他端側が第二導体に電気的に接続された導電軸体とを備え、第一導体を一方の電極とし、第二導体および導電軸体のいずれか一方を他方の電極とする避雷器である。
ここで、非直線抵抗素子には、円筒状または環状の素子単体のほか、複数の素子を、中心軸が同一軸上に位置するよう積重ねた素子複合体を適用することができる。非直線抵抗素子の軸方向両端の第一導体と第二導体、この両導体と端部で接続される導電軸体のそれぞれには、電極端子として使用可能な金属部品が適用できる。導電軸体は、非直線抵抗素子の貫通孔の径より小さい外径の円柱体、円筒体または棒状体である。導電軸体が非直線抵抗素子の貫通孔に挿通され、貫通孔壁面との間に間隙部を形成する。この間隙部は、非直線抵抗素子と導電軸体とを絶縁する絶縁空間として、または絶縁油あるいは絶縁ガスの絶縁媒体を流通させるための絶縁媒体流路として使用できる。導電軸体と第一導体との間に介在させる絶縁部材は、セラミックスなどの耐熱性の絶縁材からなり、導電軸体と第一導体とを絶縁する。導電軸体と第二導体とは当接、もしくは圧接または溶接などの方法で電気的に接続される。導電軸体の両端側の第一導体と第二導体との間に非直線抵抗素子が配置され、導電軸体を利用して第一導体と第二導体を互いに接近する方向に締め付けることで、非直線抵抗素子を第一、第二導体間に強固に挟持することができる。
かかる避雷器においては、第一導体が避雷器の一方の電極端子として使用でき、導電軸体と第二導体のいずれか一方または両方が避雷器の他方の電極端子として使用できる。避雷器の電極端子として第一導体と第二導体とを使用した場合と、第一導体と導電軸体の第一導体側の端部を使用した場合とでは、リード線を使った電極引出しの際のリード線の引出し位置が相違する。従って、避雷器内蔵型電気機器の機器ケース内に避雷器を設置して配線する場合、機器ケースの内部構造に合わせてリード線引出し位置を選択することができ、機器ケースの内部構造に、より適合したリード線引き回しによる配線ができる。
本発明においては、避雷器の一対の電極端子として、第一導体と、導電軸体の第一導体側の片端部分とを使用することが望ましい。これによれば第一導体と導電軸体の第一導体側の端部とが、非直線抵抗素子の片端部に位置することから、両極のリード線引出し回しによる配線が非直線抵抗素子の同じ片端部側で可能となる。
また、本発明においては、絶縁部材と第二導体に、非直線抵抗素子の貫通孔壁面と導電軸体との間の間隙部に連通する絶縁媒体流通用通路孔をそれぞれ形成し、間隙部と通路孔とを通して絶縁油または六フッ素化硫黄ガスなどの絶縁ガスからなる絶縁媒体を流通させることができる。
ここでの避雷器は、避雷器内蔵型電気機器の機器ケース内に収容された絶縁油または絶縁ガスの絶縁媒体内に配設される。電気機器は絶縁油入型変圧器や、絶縁ガス入型変圧器、絶縁ガス入型開閉器などで、密閉構造の機器ケースに絶縁媒体を収容する。電気機器が作動すると、機器ケース内の絶縁媒体が温度差で対流する。この対流で絶縁媒体内に配置した避雷器の非直線抵抗素子の外壁面に沿って流れ、その外壁面側から冷却される。また、避雷器を縦置き姿勢に配置することで、その貫通孔壁面と導電軸との間の間隙部を絶縁媒体が流れ、非直線抵抗素子が内面からも冷却される。また、間隙部に充填された絶縁媒体が、間隙部の絶縁性を確保する。
絶縁媒体内に配置される避雷器においては、非直線抵抗素子の貫通孔壁面と導電軸体との間の間隙部に、この間隙部を軸方向に絶縁媒体を流通させる流通溝を有する絶縁スペーサを配設することができる。ここでの絶縁スペーサは、第一導体と導電軸体との間に配置され、それらを絶縁する絶縁部材と同様な絶縁材からなる筒状体で、絶縁部材と別体のものか、または絶縁部材と一体にしたものが適用できる。絶縁スペーサに導電軸体を嵌挿した状態で、非直線抵抗素子の貫通孔に挿通する。絶縁スペーサは、複数の非直線抵抗素子を積重ねた形態の場合には、各素子を相互に位置合わせして、避雷器組立性を良好なものにする。また、絶縁スペーサは、貫通孔壁面と導電軸体との間の間隙部を安定した形状に保ち、かつ、間隙部の絶縁性をより安定したものにする。
本発明の避雷器によれば、避雷器の両電極端子として第一導体と第二導体、もしくは第一導体と導電軸体の組合わせのいずれかを選択でき、避雷器内蔵型電気機器の機器ケース内に避雷器を設置して電極リード線の引き回しで配線する場合、機器ケースの内部構造に合わせてリード線引出し位置を適宜に選択することができ、機器ケースの内部構造に、より適合した、従って、より適正なリード線引き回しによる配線ができるという優れた効果を奏し得る。
また、絶縁部材と第二導体とに、非直線抵抗素子の貫通孔内壁と導電軸体との間の間隙部に連通する絶縁媒体流通用通路孔をそれぞれ形成することで、電気機器内での避雷器の配置姿勢に応じて、間隙部および通路孔を通して絶縁油または絶縁ガスの絶縁媒体を流通させることができ、絶縁媒体による絶縁効果と冷却効果に優れた避雷器が提供できる。
さらに、機器ケースに収容した絶縁媒体内に避雷器を設置した避雷器内蔵型電気機器においては、避雷器の熱劣化抑制効果に優れ、電気機器自体の耐雷性能が向上するという効果を奏し得る。
以下、本発明の実施の形態を図1〜図10を参照して説明する。
図1〜図3は、第1の実施形態のハウジングレス型避雷器20を示す。図4は、避雷器20を内蔵した避雷器内蔵型電気機器100の一例を示す。図4の電気機器100は、図12と同様な絶縁油入型柱上変圧器で、図12と同一または相当部分には同一符号を付している。
図1の避雷器20は、ハウジングレス型避雷器である。避雷器20は、非直線抵抗素子である円筒状の酸化亜鉛素子21を備える。ここで酸化亜鉛素子とは、酸化亜鉛を主成分とし、電流−電圧非直線性を発現させるための成分を含む焼結体を特性要素とした素子をいう。図1の酸化亜鉛素子21は、2個の円筒状酸化亜鉛素子21a、21bを軸方向に積重ねて構成している。その素子数は、避雷器20としての動作電圧や要求されるサージ耐量などに応じて選定されるもので、3個以上を積重ねて使用することも可能であり、積層しない単体の酸化亜鉛素子で構成することも可能である。このような酸化亜鉛素子21は、その中心軸に沿って形成された貫通孔22を有する。酸化亜鉛素子21の軸方向端面に、または端面電極が形成されているときにはその電極に、第一導体30および第二導体40がそれぞれ接するよう配設される。酸化亜鉛素子21の貫通孔22内には、孔壁面から離隔させて金属製の導電軸体60が挿通される。導電軸体60の図1における下端部が、第二導体40に電気的に接続されて連接される。導電軸体60の図1における上端部が、酸化亜鉛素子21の上側端面上に第一導体30を介在させて配設された円形ブロック状の絶縁部材50を貫通し、絶縁部材50を介在させて素子21、および第一,第二導体30,40を後述するように例えばねじ止めなどの方法によって一体化する。
第一導体30は、酸化亜鉛素子21の上側端面上に当接する円環状の素子接合部30aと、素子接合部30aと一体で、素子接合部30aの一側方に延在する平板状の電極端子30bを有する。素子接合部30aの透孔は、酸化亜鉛素子21の貫通孔の径と等しいか、それより若干小さい径を有し、導電軸体60とは離隔して配設される。図2および図3に示すように、電極端子30bの先端部に電極引き回し用のリード線(図示せず)を接続する取付孔31を形成している。なお、第一導体30をリードレス対応導体とすることも可能である。
第二導体40は、酸化亜鉛素子21の下端面に接合される円環状の素子接合部40aと、素子接合部40aの内周から貫通孔22内へと盛り上がる逆皿状の中央部40bを有する。逆皿状中央部40bの平坦な天板部40cに軸挿通孔が形成され、この軸挿通孔に導電軸体60が挿通される。逆皿状中央部40bの円錐台状の起立部40dの複数箇所、例えば図3に示すような同一円周上に等間隔で4箇所に絶縁媒体流通用通路孔41が形成される。素子接合部40aと起立部40dの上面側での境界部分に、酸化亜鉛素子21の貫通孔22の下端内周エッジ部分が当接する。これにより酸化亜鉛素子21と第二導体40が相互に位置決めされ、位置ずれのない組立が容易になる。
導電軸体60は丸棒状の金属軸で、図1に示すようにその下端部にねじ頭部60aが一体に形成され、上端部の外周にねじ溝部60bが形成されている。ねじ溝部60bに絶縁部材50とワッシャ63が挿通され、ナット64が螺合される。導電軸体60の外径は、酸化亜鉛素子21の貫通孔22の径の1/2〜1/3程度と小さく設定される。導電軸体60を貫通孔22の中心軸に沿わせて挿入すると、導電軸体60の外周と貫通孔22の壁面との間に、酸化亜鉛素子21の中心軸に沿った間隙部Gが形成される。この間隙部Gは、酸化亜鉛素子21と導電軸体60とを絶縁する絶縁空間であり、また、後述のように絶縁媒体を流通させる流通路としても利用される。
絶縁部材50は、第一導体30の素子接合部30aの上面を押圧する円盤状の押圧部50aと、押圧部50aの中央部から下方に延在させた筒状のスペーサ部50bを有し、さらに図2に示すようにその中心軸の周囲に等間隔に、絶縁媒体を流通させるための通路孔51が4個、等間隔に貫通させて形成されている。スペーサ部50bに導電軸体60の上端部分が挿通されて、押圧部50aより下方に突出するスペーサ部50bが酸化亜鉛素子21の貫通孔22の上端部分に嵌挿される。貫通孔22に嵌挿されたスペーサ部50bの外周が、貫通孔22の壁面上端部分に接触して、絶縁部材50と酸化亜鉛素子21、第一導体30の三者相互の位置決めが行われ、三者の位置ずれのない組立が容易になる。導電軸体60の上端部に嵌挿されたスペーサ部50bは、第一導体30と導電軸体60との間にあって、スペーサ部50bによる沿面距離の作用で第一導体30と導電軸体60との間の絶縁を良好なものにする。スペーサ部50bの押圧部50aから下方への延在長さは、避雷器の使用目的に対応して適宜に設定される。このスペーサ部50bの延在長さは、後述する図9の絶縁スペーサ70に達する長さにすることが可能であり、この場合、スペーサ部50bと絶縁スペーサ70を一体とすることができる。また、スペーサ部50bの複数箇の通路孔51はそれぞれ第二導体40の通路孔41と対応する位置にあり、間隙部Gにおける絶縁媒体の流通性が良好になるように配置されている。
図1の避雷器20は、次のように組付けることができる。第二導体40の天板部40cに導電軸体60を挿通し、ねじ頭部60aを天板部40cに係止させる。第二導体40から突出する導電軸体60を酸化亜鉛素子21の貫通孔22に挿通させ、酸化亜鉛素子21の下端エッジ部分を第二導体40の起立部40dに係止させて位置決めする。図1において酸化亜鉛素子21の上端面に第一導体30の素子接合部30aを配置し、導電軸体60の上端部分を絶縁部材50のスペーサ部50bに挿通させる。スペーサ部50bを貫通孔22の上端部に嵌挿して、絶縁部材50の押圧部50aを第一導体30の素子接合部30a上に載置する。この状態で、絶縁部材50のスペーサ部50bから上方に突出する導電軸体60のねじ溝部60bにワッシャ63を装着し、ナット64を螺合する。導電軸体60のねじ頭部60aを第二導体40に係止させて、ねじ溝部60bにナット64を締め付け、絶縁部材50の押圧部50aを第一導体30に押圧することで、酸化亜鉛素子21が第一導体30と第二導体40で強固に挟持され、組付けが完了する。
図1の避雷器20における避雷器特有の二極の電極端子は、第一導体30の電極端子30bと、絶縁部材50から突出する導電軸体60の突出端部である。この突出端部は、ねじ溝部60bとナット64を含み、以下、このような突出端部を電極端子60cと称する。避雷器20は、ハウジングレス型ゆえに小形軽量化が容易であり、また、一方の端部側から電気的な導出が可能となることもあって、図4の電気機器100の機器ケース11内の狭いスペースに設置することが容易になる。
図4は、機器ケース11に収容された絶縁油12に避雷器20を縦置き仕様で浸漬している。この避雷器20においては、上端部に二極の電極端子30bおよび電極端子60cが同程度の高さ位置で並列的に並び、一方の電極端子60cが変圧器巻線13側にリード線引き回しで配線され、他方の電極端子30bが機器ケース11の接地部に配線される。電極端子30bと機器ケース11の配線は、リード線引き回しで行うほか、図4に示すように電極端子30bを機器ケース11の接地部30dにねじ部品30eで直接配線してもよい。このようなリード線引き回しによる避雷器配線は、機器ケース11の内部構造にもよるが、作業的に容易であり、電極引き回しのリード線を適正な長さ、形態にしての配線が容易となり、電気機器100の性能を安定させる上で効果的である。
また、図4に示す避雷器20においては、電気機器作動で変圧器巻線13の発熱によって絶縁油12が対流すると、縦置きされた避雷器20の酸化亜鉛素子21の外周に沿って絶縁油12が流動し、避雷器20、さらには間隙部Gを満たす絶縁油12、酸化亜鉛素子21の温度上昇を抑制する。
避雷器20が、機器ケース11内の絶縁油12の上昇流域内に配置された場合には、下方にある第二導体40の通路孔41から絶縁油12が間隙部Gに流入し、上昇して、上方に位置する絶縁部材50の通路孔51から素子21外へ流出することで、酸化亜鉛素子21をその内壁面側からも冷却する。
また、避雷器20が絶縁油12の下降流域内に配置された場合、間隙部G内の絶縁油12の温度が比較的低いときには、間隙部G内にケース11内の下降流が分流し、それによって酸化亜鉛素子21を内壁面側からも冷却する。サージ等によって酸化亜鉛素子21が一時的に発熱し、間隙部Gの絶縁油12が外部の絶縁油温度よりもある程度高くなると、絶縁部材50の通路孔51から素子21外へ流出するようになり、それに伴って第二導体40の通路孔41から間隙部Gに絶縁油12が流入して、間隙部G内を上昇する。これによって間隙部Gで絶縁油12が滞留することがなく、酸化亜鉛素子21はその内周側からも冷却される。このように酸化亜鉛素子21は内外周から同時に冷却されることで、熱劣化が効果的に抑制され、素子性能が長期に亘り安定する。従って、避雷器20を内蔵した電気機器100の性能が安定し、信頼性が増す。
図4では避雷器20を機器ケース11内の絶縁油12に縦置き仕様で浸漬しているが、ケース内部構造変更に対応させて横置き仕様で浸漬することもできる。この場合も、各電極端子30b、60cが並列的に並ぶことから、リード線引き回しによる避雷器配線作業が容易になる。
次に、他の実施形態の避雷器について、図5〜図10を用いて説明する。なお、これら図において、図1に示した避雷器における構成要素と対応する要素には同じ符号を付している。
図5に示す第2の実施形態の避雷器20は、二極の電極端子30c、60cの引出し方向を同一方向に揃えている。これは、図1の避雷器20における第一導体30の電極端子30bを90°折曲して、他極の電極端子60cと方向を揃えたものに相当する。このように二極の電極端子30c、60cの引出し方向を同一方向に揃えることで、避雷器20が幅方向で小形化できる。また、リード線引き回しによる配線形態が、図1の場合と別の形態に選択できる。
図6に示す第3の実施形態の避雷器20は、二極の電極端子30d、60cの引出し方向を同一方向に揃え、第一導体30における電極端子30dを導電軸体60に形成した電極端子60cと同様なねじ軸とナットの螺合構造としている。図6の電極端子30dの場合、絶縁部材50に延長部を設け、この延長部上に電極端子30dを取り付けるようにして、両端子間の絶縁距離を確保している。
図7と図8に示す第4の実施形態の避雷器20は、第二導体40の逆皿状中央部40bにおける円錐台状の起立部40dの中間位置に酸化亜鉛素子21の下端内周エッジを当接させている。この場合、第二導体40の円環状の素子接合部40aの内周部を下方に少し変形させた凹段部40eから円錐状に起立部40dを形成する。このようにすることで、避雷器製造組立時において、酸化亜鉛素子21の下端内周エッジが起立部40dに係止して位置決めされ、製造組立が容易になる。また、避雷器製造組立時や運搬時などにおいて、酸化亜鉛素子21の下端内周エッジが第二導体40を介して受ける衝撃力が緩和されて、酸化亜鉛素子21の下端内周エッジ部分の損傷が抑制され、素子性能が安定する。
図9と図10に示す第5の実施の形態の避雷器20は、酸化亜鉛素子21の貫通孔22内壁面と導電軸体60との間の間隙部Gに、筒状の絶縁スペーサ70を介挿している。絶縁スペーサ70は、絶縁部材50と同様な絶縁材の筒状体で、導電軸体60に嵌挿される。絶縁スペーサ70は、外周に部分的に軸方向に絶縁媒体を流通させる流通溝71を有する。絶縁スペーサ70は、導電軸体60に嵌挿した状態で酸化亜鉛素子21の貫通孔22の内周に摺接させて挿入される。
酸化亜鉛素子21が2個の素子を積重ねた構造の場合、これら素子2個にわたって貫通孔壁面に接触する長さの絶縁スペーサ70が使用される。2個の素子は、共に絶縁スペーサ70で位置決めされて、相互に位置ずれすることなく積重ねられて、素子性能が安定する。図9の避雷器20を図4の機器ケース11内の変圧器巻線13近傍に縦置き姿勢で配漬すると、ケース11内における絶縁油12の流動によって図9の矢印で示すよう間隙部G内を絶縁油12の一部が図示上方へ流れる。また、巻線13から離れたケース11壁面近傍に配置した場合には、通常状態では主として下方向へ流れ、サージの印加によって間隙部G内の絶縁油が熱せられて温度上昇すると逆方向の流れが生じる。このようにして、絶縁油12は絶縁スペーサ70の流通溝71内を流れて酸化亜鉛素子21を内周壁面側から冷却すると共に絶縁スペーサ70も冷却する。
なお、以上の実施の形態は、避雷器内蔵型で、かつ、絶縁油入型の電気機器に適用される避雷器であるが、本発明は、避雷器内蔵型で、かつ、絶縁ガス入型の電気機器に適用される避雷器においても、上記実施の形態と同様に適用可能である。また、電気機器内に内蔵可能な空間がある場合には、本発明の避雷器を後付けして内蔵させることができるのは言うまでもないことである。また、避雷器を横置き姿勢で機器内に設置しても、その内部を流動する絶縁媒体によって非直線抵抗素子を効果的に冷却することができる。
第1の実施の形態を示す避雷器の断面図である。 図1の避雷器の平面図である。 図1の避雷器の下面図である。 図1の避雷器を内蔵した絶縁油入型電気機器の概要を示す断面図である。 第2の実施の形態を示す避雷器の側面図である。 第3の実施の形態を示す避雷器の側面図である。 第4の実施の形態を示す避雷器の部分断面を含む側面図である。 図7の避雷器の下面図である。 第5の実施の形態を示す避雷器の断面図である。 図9のT−T線に沿う拡大断面図である。 従来の避雷器の部分断面を含む側面図である。 図11の避雷器を内蔵した絶縁油入型変圧器の概要を示す断面図である。
符号の説明
11 機器ケース
12 絶縁油
13 変圧器巻線
14 蓋
15 ブッシング
20 避雷器
21 非直線抵抗素子、酸化亜鉛素子
22 貫通孔
30 第一導体
30a 素子接合部
30b 電極端子
30c 電極端子
30d 接地部
30e ねじ部品
40 第二導体
40a 素子接合部
40b 中央部
40c 天板部
40d 円錐状起立部
40e 凹段部
41 絶縁媒体流通用通路孔
50 絶縁部材
50a 押圧部
50b スペーサ部
51 絶縁媒体流通用通路孔
60 導電軸体
60a ねじ頭部
60b ねじ溝部
60c 電極端子
70 絶縁スペーサ
71 流通溝
100 避雷器内蔵型電気機器

Claims (5)

  1. 軸方向に形成された貫通孔を有する非直線抵抗素子と、前記非直線抵抗素子の軸方向一端側に配設された、前記貫通孔の径と等しいかまたはそれより若干小さい径の透孔を有する第一導体と、前記非直線抵抗素子の軸方向他端側に配設された第二導体と、さらに前記非直線抵抗素子の軸方向一端側に前記第一導体を介在させて配設された絶縁部材と、前記非直線抵抗素子の前記貫通孔に壁面および前記第一導体から離隔させて挿通され、片端側が前記絶縁部材から突出し、他端側が前記第二導体に電気的に接続された導電軸体とを備え、前記第一導体を一方の電極とし、前記第二導体および前記導電軸体のいずれか一方を他方の電極とすることを特徴とする避雷器。
  2. 前記第一導体と、前記絶縁部材から突出する前記導電軸体の片端部とで、異なる二極の電極端子を構成したことを特徴とする請求項1に記載の避雷器。
  3. 前記絶縁部材と前記第二導体に、前記非直線抵抗素子の貫通孔壁面と前記導電軸体との間の間隙部に連通する、絶縁油または絶縁ガスからなる絶縁媒体の流通用通路孔をそれぞれ形成し、前記間隙部と前記通路孔とを通して前記絶縁媒体が流通し得るようにしたことを特徴とする請求項1または2に記載の避雷器。
  4. 前記間隙部に、前記軸方向に前記絶縁媒体が流通し得る流通溝を有する絶縁スペーサを配設したことを特徴とする請求項3に記載の避雷器。
  5. 軸方向に形成された貫通孔を有する非直線抵抗素子と、前記非直線抵抗素子の軸方向一端側に配設された、前記貫通孔の径と等しいかまたはそれより若干小さい径の透孔を有する第一導体と、前記非直線抵抗素子の軸方向他端側に配設された第二導体と、さらに前記非直線抵抗素子の軸方向一端側に前記第一導体を介在させて配設された絶縁部材と、前記非直線抵抗素子の前記貫通孔に壁面および前記第一導体から離隔させて挿通され、片端側が前記絶縁部材から突出し、他端側が前記第二導体に電気的に接続された導電軸体とを備え、前記第一導体を一方の電極とし、前記第二導体および前記導電軸体のいずれか一方を他方の電極とした避雷器を機器ケースに収納した電気機器であって、前記機器ケースに収容した絶縁油または絶縁ガスからなる絶縁媒体中に前記避雷器を配置したことを特徴とする避雷器内蔵型電気機器。
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