JPH06325908A - 避雷器 - Google Patents
避雷器Info
- Publication number
- JPH06325908A JPH06325908A JP10969393A JP10969393A JPH06325908A JP H06325908 A JPH06325908 A JP H06325908A JP 10969393 A JP10969393 A JP 10969393A JP 10969393 A JP10969393 A JP 10969393A JP H06325908 A JPH06325908 A JP H06325908A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lightning arrester
- linear resistor
- elements
- arrester
- laminated
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Thermistors And Varistors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 碍管の内部に積層した非直線抵抗体素子どう
しが相対的に水平方向へ滑るのを防止する。 【構成】 接続板13,14の間に非直線抵抗体素子1
1を積層するとともに非直線抵抗体素子11どうしの間
に接続導体12を介在させ、非直線抵抗体素子11の上
下面に凹部11aを形成し、接続導体12の両面と接続
板13,14の片面には凹部11aに嵌まり込む凸部1
2a,13a,14aを形成する。
しが相対的に水平方向へ滑るのを防止する。 【構成】 接続板13,14の間に非直線抵抗体素子1
1を積層するとともに非直線抵抗体素子11どうしの間
に接続導体12を介在させ、非直線抵抗体素子11の上
下面に凹部11aを形成し、接続導体12の両面と接続
板13,14の片面には凹部11aに嵌まり込む凸部1
2a,13a,14aを形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は避雷器に関し、積層され
る素子の支持構造を改良したものである。
る素子の支持構造を改良したものである。
【0002】
【従来の技術】送変電系統では雷サージや開閉サージか
ら電器機器を保護するために避雷器が用いられる。避雷
器は、碍管の内部に円柱形の非直線抵抗体素子を積層す
るとともに積層した非直線抵抗体素子のまわりに複数の
絶縁支持棒を立てて設けることによって非直線抵抗体素
子を支持するのが一般的である。
ら電器機器を保護するために避雷器が用いられる。避雷
器は、碍管の内部に円柱形の非直線抵抗体素子を積層す
るとともに積層した非直線抵抗体素子のまわりに複数の
絶縁支持棒を立てて設けることによって非直線抵抗体素
子を支持するのが一般的である。
【0003】しかし、上記のように絶縁支持棒で支持す
ると避雷器の外径寸法が大きくなって構造も複雑になる
ことから、特公昭59−19448号公報に開示された
避雷器が発明されている。この避雷器の構造を図3,4
に基づいて簡単に説明する。図3のように、碍管1の内
部に接続板2,3が設けられ、接続板2,3の間に非直
線抵抗体素子4が積層して設けられる。非直線抵抗体素
子4は図4に示すように中心部に貫通孔4aを設けると
ともに、上下面における貫通孔4aのまわりには非直線
抵抗体素子4どうしの間での導通を確実なものにするた
めにメタリコン層4bを形成し、貫通孔4aの内周面に
絶縁層を形成して構成される。そして、積層された非直
線抵抗体素子4の貫通孔4a内にFRP等によって形成
した絶縁支持棒5が挿通されている。
ると避雷器の外径寸法が大きくなって構造も複雑になる
ことから、特公昭59−19448号公報に開示された
避雷器が発明されている。この避雷器の構造を図3,4
に基づいて簡単に説明する。図3のように、碍管1の内
部に接続板2,3が設けられ、接続板2,3の間に非直
線抵抗体素子4が積層して設けられる。非直線抵抗体素
子4は図4に示すように中心部に貫通孔4aを設けると
ともに、上下面における貫通孔4aのまわりには非直線
抵抗体素子4どうしの間での導通を確実なものにするた
めにメタリコン層4bを形成し、貫通孔4aの内周面に
絶縁層を形成して構成される。そして、積層された非直
線抵抗体素子4の貫通孔4a内にFRP等によって形成
した絶縁支持棒5が挿通されている。
【0004】斯かる構成であるため、避雷器の構造が簡
単なだけでなく部品数も減り、避雷器を半径方向に縮小
化できる。
単なだけでなく部品数も減り、避雷器を半径方向に縮小
化できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、貫通孔を設
けているため、水平面上での貫通孔の分だけ水平面で切
断したときの断面積を大きくしなければならず、貫通孔
を形成するために非直線抵抗体素子を製造する上での歩
留りが悪い。また、貫通孔の内周面に絶縁層を形成する
際に絶縁の不均一が生じ易い。
けているため、水平面上での貫通孔の分だけ水平面で切
断したときの断面積を大きくしなければならず、貫通孔
を形成するために非直線抵抗体素子を製造する上での歩
留りが悪い。また、貫通孔の内周面に絶縁層を形成する
際に絶縁の不均一が生じ易い。
【0006】そこで本発明は、斯る課題を解決した避雷
器を提供することを目的とする。
器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】斯る目的を達成するため
の本発明の構成は、碍管の内部に設けた上下の接続板ど
うしの間に略円柱形の素子を積層して構成される避雷器
において、略円柱形の素子の両端面に凹部を形成すると
ともに素子どうしの間には接続導体を介在させ、上部の
接続板の下面と、下部の接続板の上面と、接続導体の上
下面とに、前記凹部へ嵌合するための凸部を形成したこ
とを特徴とする。
の本発明の構成は、碍管の内部に設けた上下の接続板ど
うしの間に略円柱形の素子を積層して構成される避雷器
において、略円柱形の素子の両端面に凹部を形成すると
ともに素子どうしの間には接続導体を介在させ、上部の
接続板の下面と、下部の接続板の上面と、接続導体の上
下面とに、前記凹部へ嵌合するための凸部を形成したこ
とを特徴とする。
【0008】
【作用】積層された素子と接続導体及び接続板との間
は、凹部に凸部を嵌め込むことによって隣り合う部品ど
うしが相対的に水平方向へ滑ることはない。このため、
絶縁支持棒を用いることなく素子が支持されることにな
る。
は、凹部に凸部を嵌め込むことによって隣り合う部品ど
うしが相対的に水平方向へ滑ることはない。このため、
絶縁支持棒を用いることなく素子が支持されることにな
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。なお、本実施例は従来の避雷器の一部
を改良したものなので、従来と同一部分には同一符号を
付して説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
詳細に説明する。なお、本実施例は従来の避雷器の一部
を改良したものなので、従来と同一部分には同一符号を
付して説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
【0010】本発明による避雷器の要部の構成を、図1
に示す。図のように、図示しない碍管の内部であって上
部の接続板13と下部の接続板14との間に複数の非直
線抵抗体素子11が積層して設けられ、非直線抵抗体素
子11どうしの間には接続導体12が挟んで設けられ
る。
に示す。図のように、図示しない碍管の内部であって上
部の接続板13と下部の接続板14との間に複数の非直
線抵抗体素子11が積層して設けられ、非直線抵抗体素
子11どうしの間には接続導体12が挟んで設けられ
る。
【0011】非直線抵抗体11どうしの間に水平方向で
の滑りが生じないようにするために、略円柱形の非直線
抵抗体素子1の上下面の中央には図2(a)にも示すよ
うに円形であって深くなるにつれて内径寸法が小さくな
る凹部11aが形成される一方、接続導体12は図2
(b)にも示すように非直線抵抗体素子11の外径寸法
と略同一の外径寸法の円板状に形成されるとともにその
上下面には凹部11aに隙間なく嵌まり込むように、外
径寸法が徐々に小さくなる円すい台形の凸部12aが形
成される。このほか、接続板13,14と非直線抵抗体
素子11との間に水平方向での滑りが生じないようにす
るために、図2(c)にも示すように接続板13の下面
の中央と接続板14の上面の中央とには前記凸部12a
と同一形状の凸部13a,14aが形成される。
の滑りが生じないようにするために、略円柱形の非直線
抵抗体素子1の上下面の中央には図2(a)にも示すよ
うに円形であって深くなるにつれて内径寸法が小さくな
る凹部11aが形成される一方、接続導体12は図2
(b)にも示すように非直線抵抗体素子11の外径寸法
と略同一の外径寸法の円板状に形成されるとともにその
上下面には凹部11aに隙間なく嵌まり込むように、外
径寸法が徐々に小さくなる円すい台形の凸部12aが形
成される。このほか、接続板13,14と非直線抵抗体
素子11との間に水平方向での滑りが生じないようにす
るために、図2(c)にも示すように接続板13の下面
の中央と接続板14の上面の中央とには前記凸部12a
と同一形状の凸部13a,14aが形成される。
【0012】次に、斯かる避雷器の作用を説明する。非
直線抵抗体素子11に図1中の水平方向の力が加わる
と、非直線抵抗体素子11と接続導体12との間は凸部
12aが凹部11aに嵌合されているために水平方向で
の相対的な滑りが生じず、非直線抵抗体素子11と上部
の接続板13又は下部の接続板14との間は凸部13a
又は凸部14aが凹部11aに嵌合されているために水
平方向での相対的な滑りは生じない。つまり、上部の接
続板13から下部の接続板14までの部分での、水平方
向での滑りは確実に防止されることになる。
直線抵抗体素子11に図1中の水平方向の力が加わる
と、非直線抵抗体素子11と接続導体12との間は凸部
12aが凹部11aに嵌合されているために水平方向で
の相対的な滑りが生じず、非直線抵抗体素子11と上部
の接続板13又は下部の接続板14との間は凸部13a
又は凸部14aが凹部11aに嵌合されているために水
平方向での相対的な滑りは生じない。つまり、上部の接
続板13から下部の接続板14までの部分での、水平方
向での滑りは確実に防止されることになる。
【0013】
【発明の効果】以上の説明からわかるように、本発明に
よる避雷器によれば素子どうしの間に接続導体を介在さ
せるとともに素子と接続導体又は接続板との間は凹部に
凸部を嵌め込む構成にしたので、従来より素子に形成し
ていた貫通孔や絶縁支持棒が不要であり、素子の半径方
向での寸法を小さくして避雷器の半径方向での寸法を縮
小化できる。また、貫通孔が存在しないため、圧縮成形
や焼成時の素子の歩留りが高く経済的である。更に、素
子に貫通孔を設けないため、貫通孔の内周面に形成する
絶縁被膜が不要となり絶縁性能が低下するようなことも
ない。
よる避雷器によれば素子どうしの間に接続導体を介在さ
せるとともに素子と接続導体又は接続板との間は凹部に
凸部を嵌め込む構成にしたので、従来より素子に形成し
ていた貫通孔や絶縁支持棒が不要であり、素子の半径方
向での寸法を小さくして避雷器の半径方向での寸法を縮
小化できる。また、貫通孔が存在しないため、圧縮成形
や焼成時の素子の歩留りが高く経済的である。更に、素
子に貫通孔を設けないため、貫通孔の内周面に形成する
絶縁被膜が不要となり絶縁性能が低下するようなことも
ない。
【図1】本発明による避雷器の要部を示す断面図。
【図2】本発明による避雷器の部品を示す斜視図。
【図3】従来の避雷器の断面図。
【図4】従来の避雷器に用いる素子の斜視図。
11…非直線抵抗体素子 12…接続導体 13,14…接続板 11a…凹部 12a,13a,14a…凸部
Claims (1)
- 【請求項1】 碍管の内部に設けた上下の接続板どうし
の間に略円柱形の素子を積層して構成される避雷器にお
いて、 略円柱形の素子の両端面に凹部を形成するとともに素子
どうしの間には接続導体を介在させ、上部の接続板の下
面と、下部の接続板の上面と、接続導体の上下面とに、
前記凹部へ嵌合するための凸部を形成したことを特徴と
する避雷器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10969393A JPH06325908A (ja) | 1993-05-12 | 1993-05-12 | 避雷器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10969393A JPH06325908A (ja) | 1993-05-12 | 1993-05-12 | 避雷器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06325908A true JPH06325908A (ja) | 1994-11-25 |
Family
ID=14516809
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10969393A Pending JPH06325908A (ja) | 1993-05-12 | 1993-05-12 | 避雷器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06325908A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008160961A (ja) * | 2006-12-22 | 2008-07-10 | Hokkaido Electric Power Co Inc:The | 避雷器および避雷器内蔵型電気機器 |
-
1993
- 1993-05-12 JP JP10969393A patent/JPH06325908A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008160961A (ja) * | 2006-12-22 | 2008-07-10 | Hokkaido Electric Power Co Inc:The | 避雷器および避雷器内蔵型電気機器 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7990248B2 (en) | Insulation alement and toroidal core throttle | |
JPS5919448B2 (ja) | 避雷器 | |
EP3857680A1 (de) | Isoliereinheit für eine elektrische maschine | |
JPH06325908A (ja) | 避雷器 | |
US7154728B2 (en) | Active part for a surge arrester | |
JPH0745405A (ja) | 避雷器 | |
JP2006344851A (ja) | 避雷器 | |
US11120924B2 (en) | Cable and a combined cable | |
EP0268936B1 (en) | Insulating spacers for use in gas-insulated electric apparatus | |
JP3382094B2 (ja) | 避雷器 | |
JPH0513142A (ja) | 避雷器 | |
JP3933347B2 (ja) | 静止誘導機器用巻線 | |
AU2016424708B2 (en) | Surge arrester and associated manufacturing method | |
US4220940A (en) | Spider assembly for a high voltage fuse | |
JP3299400B2 (ja) | 避雷器における避雷素子の積層体 | |
JP2020135971A (ja) | 碍子 | |
JP3461889B2 (ja) | ガス絶縁変圧器 | |
EP1466334B1 (de) | Überspannungsableiter | |
JP2983652B2 (ja) | 避雷碍子 | |
JP2949537B2 (ja) | 強化型耐雷コイル | |
JPH07272823A (ja) | 避雷器 | |
JPH033995Y2 (ja) | ||
JPH0364968B2 (ja) | ||
JP3671823B2 (ja) | 均熱用アルミシート付き面状ptcヒータ | |
JPS6131931B2 (ja) |