JP2008159654A - 半導体装置及び電子機器 - Google Patents

半導体装置及び電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2008159654A
JP2008159654A JP2006343927A JP2006343927A JP2008159654A JP 2008159654 A JP2008159654 A JP 2008159654A JP 2006343927 A JP2006343927 A JP 2006343927A JP 2006343927 A JP2006343927 A JP 2006343927A JP 2008159654 A JP2008159654 A JP 2008159654A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
substrate
inductor element
inductor
semiconductor device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006343927A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008159654A5 (ja
Inventor
Tomonaga Kobayashi
知永 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2006343927A priority Critical patent/JP2008159654A/ja
Publication of JP2008159654A publication Critical patent/JP2008159654A/ja
Publication of JP2008159654A5 publication Critical patent/JP2008159654A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/10Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/15Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process
    • H01L2224/16Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process of an individual bump connector
    • H01L2224/161Disposition
    • H01L2224/16151Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive
    • H01L2224/16221Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked
    • H01L2224/16225Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being non-metallic, e.g. insulating substrate with or without metallisation

Landscapes

  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

【課題】コスト増を招くことなく、高いインダクタンス値を得ることができる半導体装置を提供する。
【解決手段】基板10上にインダクタ素子40を備えたICチップであって、インダクタ素子40を覆う磁性樹脂層36を備え、磁性樹脂層36は粉末状の磁性粒子38が分散された樹脂膜37で形成され、磁性粒子38の中心粒径が、インダクタ素子40の巻き線41間隔よりも大きく形成されていることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、半導体装置及び電子機器に関するものである。
近年、携帯情報端末をはじめ、各種の携帯型電子機器の普及が著しい。このような電子機器においては、携帯性の向上や高機能化が強く求められる技術傾向にあることから、電子機器に実装される半導体装置においても、一層の小型、軽量、薄型化が要望されている。このような傾向、要望に対応するための半導体装置のパッケージ構造(封止構造)として、パッケージの外形寸法を集積回路が形成された半導体装置(半導体チップ)の寸法とほぼ等しくすることができるチップサイズパッケージ(Chip Size Package)が知られている。
このように、電子機器の小型化が進む中で、半導体装置に高性能なコンデンサ及びインダクタを集積化することが求められている。半導体基板上に形成されるインダクタの多くはスパイラル形状をなしている。また、このインダクタの特性を現すパラメータとしては、Q値(インダクタンスと抵抗値との比)がある。
インダクタのQ値を向上させるため、従来から種々の構造上の工夫がなされている。例えば、特許文献1には、磁性薄膜を用いて単位面積当たりのインダクタンスを増加させる構成が開示されている。また、特許文献2には、アンテナ特性向上の用途でウエハに磁性体を形成した構成が開示されている。
特開平11−354323号公報 特開2005−228785号公報
しかしながら、上述したような従来技術には以下のような問題が存在する。
特許文献1にあっては、インダクタの上側にのみに磁性薄膜が形成されているため、インダクタの配線間を磁力線が通過する。ここで、隣接する配線からは逆方向の磁力線が発生するので、配線間で磁束が相殺されてしまい、インダクタンス値の向上を多く望めないという問題がある。インダクタンス値を向上させるためには、インダクタの配線間に透磁率の低い非磁性材料を充填する必要があるが、インダクタの製造工程において、非磁性材料を充填する工程が加わるため、製造プロセス及び製造コストが増加してしまうという問題がある。
また、特許文献2にあっては、コイル状アンテナの内側のみに磁性体が形成されているため、上述の特許文献1と同様にインダクタンス値の向上を多く望めないという問題がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、コスト増を招くことなく、高いインダクタンス値を得ることができる半導体装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る半導体装置は、基板上にインダクタ素子を備えた半導体装置であって、前記インダクタ素子を覆う磁性樹脂体を備え、前記磁性樹脂体は粉末状の磁性体が分散された樹脂材で形成され、前記粉末状の磁性体の中心粒径が、前記インダクタ素子の巻き線間隔よりも大きく形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、磁性体の中心粒径がインダクタ素子の巻き線間隔よりも大きく形成されているため、巻き線間には磁性体が入り込まず、樹脂材のみが充填され、インダクタ素子の周囲に磁性体が分散されることとなる。したがって、配線間における磁力線の通過を抑制するとともに、インダクタ素子の周囲であって磁性樹脂体の内部に磁力線を集中させ、インダクタ素子のインダクタンス値およびQ値を向上させることができる。
さらに、インダクタ素子に、磁性体が分散された樹脂材を塗布するという簡単な工法で磁性樹脂体を形成することができるため、製造プロセス及び製造コストを抑えた上で、半導体装置の電気的特性を向上させることができる。
また、前記基板の第一面側に配置された第一インダクタ素子と、この第一インダクタ素子を覆う前記磁性樹脂体からなる第一磁性樹脂層と、前記基板の第二面側に配置された第二インダクタ素子と、この第二インダクタ素子を覆う前記磁性樹脂層からなる第二磁性樹脂層とが形成され、前記第一インダクタ素子および前記第二インダクタ素子は、前記基板を挟んで面対称となる位置に形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、基板の両面にインダクタ素子を配置しているので、双方のインダクタ素子で磁力線を生じさせ、磁束密度を向上させることができるため、インダクタンス値およびQ値の高いインダクタ素子を形成することができる。
また、前記基板には、前記第一磁性樹脂層と前記第二磁性樹脂層とを前記磁性樹脂体で接続する少なくとも二箇所の接続部が形成され、前記第一インダクタ素子および前記第二インダクタ素子の周囲に閉磁路が形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、インダクタ素子から発生する磁力線が閉磁路の内部を通過するため、磁束密度が向上し、より高いインダクタンス値およびQ値を得ることができる。
また、前記インダクタ素子は、渦巻き状の巻き線が平面内に形成されたスパイラルインダクタ素子であることが望ましい。
この構成によれば、薄型で高効率のインダクタ素子を形成することができる。
また、前記渦巻き状の巻き線が、非磁性材料を間に挟んで複数層にわたって積層形成されていることが望ましい。
この構成によれば、磁束密度を向上させることができるため、インダクタンス値およびQ値の高いインダクタ素子を形成することができる。
一方、本発明に係る電子機器は、上述した半導体装置を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、電気的特性に優れた小型の半導体装置を備えているので、電気的特性に優れた小型の電子機器を提供することができる。
以下、本発明の実施形態につき、図面を参照して説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜変更している。 ここでは、W−CSP(Wafer level Chip Scale Package)技術により半導体基板上にインダクタ素子が形成された半導体装置について説明する。
(第1実施形態)
図1は第1実施形態に係るICチップ1の平面図である。
ICチップ(半導体装置)1は、シリコンやガラス、石英、水晶等からなる基板10を備えている。その基板10の能動面には、図示しない電子回路が形成されている。その電子回路は、少なくとも配線パターンが形成されたものであり、複数の薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor;TFT)等の半導体素子や、複数のパッシブコンポーネント(受動部品)、それらを相互に接続する配線等によって構成されている。
基板10の能動面の周縁部には、電子回路を外部に電気的接続するための電極21と、外部から電力供給を受けるための複数の電極62とが整列配置されている。電極21から、基板10の表面にかけて、インダクタ素子40が形成されている。
図2はインダクタ素子の説明図であり、図2(a)は平面図であり、図2(b)は図2(a)のB−B線における断面図である。
図2(b)に示すように、基板10の能動面10aには、電子回路を保護するため、SiN等の電気絶縁性材料からなるパッシベーション膜8が形成されている。また基板10の能動面10aの周縁部には、電子回路を外部に電気的接続するための電極21が形成されている。その電極21の表面には、パッシベーション膜8の開口部が形成されている。
その開口部からパッシベーション膜8の表面にかけて、インダクタ素子40の巻き線41がパターニングして形成されている。本実施形態において、巻き線41の寸法は、例えば幅約20μm、高さ約6μm、隣接する巻き線41の間隔約20μmで形成されている。巻き線41の構成材料は、銅(Cu)、金(Au)、銀(Ag)、チタン(Ti)、タングステン(W)、チタンタングステン(TiW)、窒化チタン(TiN)、ニッケル(Ni)、ニッケルバナジウム(NiV)、クロム(Cr)、アルミニウム(Al)、パラジウム(Pd)等の導電性材料の単体または複合材料により、単層もしくは複数層に形成されている。なお電解メッキ法により巻き線41を形成する場合には、巻き線41は下地層の表面に形成されることが多いが、図2では下地層の記載を省略している。これらの構成材料は、巻き線41として必要な抵抗レンジや耐許容電流値等の特性に応じて適宜選択することができる。
図2(a)に示すように、巻き線41は平面視において略矩形の渦巻状(スパイラル状)に形成されているが、略円形や略多角形の渦巻状に形成されていてもよい。また図2(b)に示すように、巻き線41は側面視において同一平面状に形成されている。すなわち、本実施形態のインダクタ素子40として、平面型インダクタ素子が採用されている。このように、平面型インダクタ素子を採用することで薄型で高効率のインダクタ素子40を形成することができる。
図2(a)に示すように、巻き線41の外側端部は、連結配線22aを介して電極21に連結されている。また巻き線41の内側端部は、巻き線41の中央部で連結配線11aを介して電極11に連結されている。そして、電極11、21からインダクタ素子40に通電することにより、受動素子として利用することができる。
ここで、インダクタ素子40を覆うように、磁性樹脂層36(磁性樹脂体)が形成されている。
この磁性樹脂層36は、アクリル樹脂や感光性ポリイミド、BCB(ベンゾシクロブテン)、フェノールノボラック樹脂等の非磁性材料の感光性樹脂からなる樹脂膜37(樹脂材)に、センダストやアモルファス金属、フェライト等の粉末状の磁性体材料からなる磁性粒子38(磁性体)が分散されたものである。この磁性粒子38の中心粒径は、前述した巻き線41の間隔(例えば20μm)に対して、例えば30μmで形成されており、インダクタ素子40の巻き線41の間隔より大きく形成されている。また、磁性樹脂層36の膜厚は、例えば40μmで形成され、磁性粒子38が導電性を有さない程度の量で添加され分散されていることが望ましい。
磁性粒子38の磁性材料として、センダストを採用することにより、磁性体材料を低コストで導入することができる。センダスト(Sendust)は、飽和磁束密度・透磁率が高く、鉄損が小さく、耐摩耗性に優れている。センダストの成分の例は、例えばFe−9.5%Si−5.5%Alであり、この組成領域の近傍で磁歪定数、磁気異方性定数がともにほぼ0となる。そのため、高い透磁率と低い保磁力が得ることができる。また金属間化合物としての性格が強く(FeSiとFeAlの混晶)、硬く脆いため加工は困難であるが、粉砕して粉末にすることは容易である。
図1に戻り、電極62には、電極62間のピッチを広げことを主たる目的として、再配置配線64が接続されている。具体的には、ICチップ1の表面中央部に、接続端子63を構成する複数のパッドが形成されている。その接続端子63に対して、電極62から引き出された再配置配線64が連結されている。これにより、狭ピッチの電極62が中央部に引き出されて広ピッチ化されている。
接続端子63の表面にはバンプ78が形成されている。このバンプ78は、例えばハンダバンプであり、印刷法等によって形成されている。このバンプ78がリフロー等により溶解されて、相手側部材の接続端子に連結されるようになっている。なお、基板10と接続端子63との間に、樹脂材料等からなる応力緩和層等を形成してもよい。さらに、この応力緩和層をインダクタ素子40と基板10との間に延設させることで、基板10における渦電流の発生を抑制することができる。
(ICチップの製造方法)
次にICチップの製造方法について説明する。
図3は、ICチップの製造方法の工程図であり、図2(a)のB−B線に相当する部分における断面図である。なお半導体装置の製造には、W−CSP技術を利用する。すなわち、ウエハに対し一括して以下の各工程を行い、最後に個々の半導体装置に分離する。
まず図3(a)に示すように、基板10のパッシベーション膜8の表面に連結配線11a、22a及び巻き線41を形成する。その前提として、パッシベーション膜8の表面全体に下地膜(不図示)を形成する。この下地膜は、下層のバリア層と上層のシード層とで構成される。バリア層は、連結配線11a、22a及び巻き線41を構成するCuの拡散を防止するものであり、TiWやTiN等により厚さ100nm程度に形成する。シード層は、連結配線11a、22a及び巻き線41を電解メッキ法で形成する際の電極として機能するものであり、Cu等により厚さ数100nm程度に続けて形成する。それらはスパッタ法、CVD法、無電解メッキ法などで形成されることが多い。
次に、連結配線11a、22a及び巻き線41の形成領域に開口部を有するマスクを形成する。次に、下地膜のシード層を電極として電解Cuメッキを行い、マスクの開口部にCuを埋め込んで連結配線11a、22a及び巻き線41を形成する。これは、無電解メッキ法などで形成しても良い。マスクを除去した後に、連結配線11a、22a及び巻き線41をマスクとして下地膜をエッチングする。
この連結配線11a、22a及び巻き線41の形成工程において、パッシベーション膜8の表面に再配置配線および接続端子(以下「接続端子等」という。)を形成する。その具体的な方法は、上述した連結配線11a、22a及び巻き線41の形成方法と同様である。このように、連結配線11a、22a及び巻き線41と同時に接続端子等を形成することにより、製造工程を簡略化して製造コストを低減することができる。また、メッキやフォトリソグラフィ等を利用して正確に巻き線41を形成することが可能になり、所望の特性を備えたインダクタ素子を形成することができる。なお、パッシベーション膜8の表面に形成された巻き線41をレーザ等でトリミングすることにより、パッシベーション膜8の特性のチューニング(特性調整)を行うことも可能である。
続いて、図3(b)に示すように、インダクタ素子40を覆うように、磁性樹脂層36を形成する。この磁性樹脂層36の形成は、印刷法やディスペンサ法、トランスファーモールド法、スピンコート法、液滴吐出法、フォトリソグラフィ等を用いて行うことが可能である。特に、磁性樹脂層36の構成材料として感光性を有する樹脂材料を採用すれば、フォトリソグラフィを用いて簡単かつ正確に磁性樹脂層36をパターニングすることができる。この後、磁性樹脂層36を乾燥・焼成して硬化させる。
そして、接続端子の表面に、バンプを形成する(図1参照)。
その後、ウエハから個々の基板10を分離する。基板10の分離は、ダイシング等によって行うことができる。以上により、本実施形態に係るICチップ1が完成する。
したがって、本実施形態によれば、インダクタ素子40を覆う磁性樹脂層36が形成され、この磁性樹脂層36は、樹脂膜37に粉末状の磁性粒子38が分散され、この磁性粒子38の中心粒径が、インダクタ素子40の巻き線41間隔よりも大きく形成される構成とした。この構成によれば、磁性粒子38の中心粒径がインダクタ素子40の巻き線41間隔よりも大きく形成されているため、巻き線41間には磁性粒子38が入り込まず、透磁率が低い樹脂膜37のみが充填されることとなる。そして、透磁率の高い磁性粒子38は、インダクタ素子40の周囲に集中することとなる。
したがって、インダクタ素子40の巻き線41間における磁力線の通過を抑制し、隣接する配線から発生した逆方向の磁力線が相殺されることを防ぐとともに、インダクタ素子40の周囲であって磁性樹脂層36の内部に磁力線を集中させ、インダクタ素子40のインダクタンス値およびQ値を向上させることができる。
さらに、インダクタ素子40に、磁性粒子38が分散された樹脂膜37を塗布するという簡単な工法で磁性樹脂層36を形成することができるため、コストの増加を回避することができるとともに、厚さの大きい磁性層を容易、且つ短時間に形成することができる。したがって、高いインダクタ特性が得られるとともに、生産性の向上に寄与できる。
さらに、本実施形態では、磁力線が磁性樹脂層36内で閉じてシールドされることから、基板10に含まれるトランジスタ回路等の電子回路に悪影響を及ぼすことを防止でき、高品質のICチップ1を得ることが可能になる。
(第1変形例)
続いて、図4に基づいてICチップ1の第1変形例について説明する。図4は、図2(a)のB−B線に相当する部分における断面図である。
本変形例では、基板10上に2層のインダクタ素子(スパイラルインダクタ素子)40A、40Bを積層形成する点で第1実施形態と相違している。
なお、本変形例において、第1実施形態の構成要素と同一の要素については同一符号を付し、その説明を省略する。
図4に示すように、パッシベ−ション膜8の表面にインダクタ素子40Aの巻き線41Aが形成され、この巻き線41Aの配線間および配線上には非磁性材料層が形成されている。非磁性材料層として、前述した樹脂膜37と同様の材料により樹脂層39が形成されている。樹脂層39上には、インダクタ素子40Bの巻き線41Bが形成されている。これら巻き線41A、41Bは、平面視で重なるように形成されている。また、巻き線41Bは、図示しない電極により、基板10の電子回路に接続されている。
ここで、巻き線41A、41Bを覆うように、樹脂膜37と磁性粒子38からなる磁性樹脂層36が形成されている。この磁性樹脂層36は、第1実施形態と同様の材料により形成されている。
(ICチップの製造方法)
次に、第1変形例に係るインダクタ素子の製造方法について、図5を用いるとともに、図3を援用して説明する。なお、第1実施形態と同様となる部分については、その詳細な説明を省略する。
まず、パッシベーション膜8の表面に巻き線41Aを形成する工程までは、図3(b)に示す第1実施形態における巻き線41を形成する工程と同様の方法で形成する。
次に、図5(a)に示すように、巻き線41Aの表面および配線間に樹脂層39を形成する。この時、巻き線41Aの表面および配線間のスペースに感光性樹脂を残して、他の領域の感光性樹脂を除去する。そして、パターニングされた樹脂層39の表面をエッチング等により平坦化する。
次に、図5(b)に示すように、平坦化された樹脂層39の表面に、さらに巻き線41Bを形成する。
次に、巻き線41A、41Bを覆うように磁性樹脂層36を形成する(図4参照)。
以上により、本変形例に係るインダクタ素子40A、40Bを基板10上に形成できる。
本変形例では、上述の第1実施形態と同様の効果を奏することに加えて、基板10上に2層のインダクタ素子240A、240Bを積層形成するため、多くの磁束を発生させることができるので、インダクタ素子のインダクタンス値およびQ値を向上させることができる。
また、巻き線41Aの配線間および配線上には、非磁性材料からなる樹脂層39が形成され、この樹脂層39を間に挟んでインダクタ素子40A、40Bが積層形成されるため、各インダクタ素子40A、40Bの巻き線41A、41Bから発生する磁力線が、巻き線41Aの配線間および配線上を通過しない。したがって、磁力線の短絡を抑制しつつ、インダクタンス値を大幅に向上させることが可能になる。
加えて、磁性樹脂層36の樹脂膜37の構成材料と樹脂層39の構成材料が同一材料であるため、塗布条件等の設定が容易になるとともに、使用する材料の種類を減らすことが可能になり、生産性の向上を一層図ることができる。
(第2実施形態)
次に、図6に基づいて本発明の第2実施形態について説明する。図6は、図1のF−F線に相当する部分における断面図である。
本実施形態では、基板10に実装される素子基板12の両面にインダクタ素子140A、140Bが形成されている点で第1実施形態と相違している。なお、基板10上には、第1実施形態のインダクタ素子40は形成されていないものとする。
図6に示すように、素子基板12は平面視矩形状を呈し、基板10の能動面10a側の略中央にその主面(一方の面)12aを対向させ、能動面10a及び主面12a間に介在するバンプ15によって、接続・実装されている。
素子基板12は、ここでは例えばガラス繊維を含んだエポキシ樹脂(ガラス・エポキシ樹脂)のような透磁率の低い汎用樹脂を主体として構成された配線基板である。なお、素子基板12としては、フレキシブル基板であってもよい。
素子基板12の主面12aには、インダクタ素子140A(第一インダクタ素子)が形成されている。さらに、素子基板12の裏面(他方の面)12bには、インダクタ素子140Aと平面視で同一形状にインダクタ素子140B(第二インダクタ素子)が形成されている。つまり、インダクタ素子140A,140Bは、素子基板12を挟んで面対称となるように配置されている。
インダクタ素子140Aの外側端部(配線の外側端部)は、主面12aに形成された接続配線45に接続され、バンプ15及び電極13を介して基板10と接続されている。また、インダクタ素子140Bの外側端部は、裏面12bに形成された接続配線81に接続され、素子基板12を貫通する貫通電極82、主面12aに形成された電極83、バンプ15及び電極13を介して基板10と接続されている。インダクタ素子140A、140Bの中心側の端部は、図示しない配線により接続されている。
素子基板12の主面12aには、インダクタ素子140Aを覆う領域に第一磁性樹脂層136Aが形成されている。また、素子基板12の裏面12bには、インダクタ素子140Bを覆う領域に第二磁性樹脂層136Bが形成されている。各磁性樹脂層136A、136Bは、第1実施形態の磁性樹脂層36と同一の材料で形成されている。また、各磁性樹脂層136A、136Bの厚さは、基板10及び接続端子63を介して接続される後述する外部基板Pと接触しないように成膜される。
基板10に形成された接続端子63は、実装された素子基板12よりも外側に位置して、プリント配線板等の外部基板Pと接続される。つまり、素子基板12は、基板10の接続端子63が外部基板Pに接続されたときに、基板10と外部基板Pとで形成される空間Kに配置される。なお、基板10に素子基板12を実装する際、通常基板10と素子基板12との間にソルダーレジスト又はアンダーフィルが形成される場合があるが、図6ではこれらの記載を省略している。また、磁性樹脂層136A、136Bが、基板10や外部基板Pと接触しないようであれば、本実施形態においても第1変形例のようにインダクタ素子を積層形成することも可能である。
(ICチップの製造方法)
次に、図7に基づいて本実施形態のICチップの製造方法について説明する。ここでは、主として素子基板12にインダクタ素子を製造する手順について説明する。なお、第1実施形態と同様となる部分については、その詳細な説明を省略する。
図7(a)に示すように、素子基板12に対してエッチング等により貫通電極82が形成される貫通孔82aを形成するとともに、第1実施形態と同様の方法により、インダクタ素子140A、140Bや接続配線45、81、電極83、貫通電極82の配線等を形成する。
続いて、図7(b)に示すように、素子基板12の裏面12b上でインダクタ素子140Bを覆う領域に第二磁性樹脂層136Bを形成する。そして、磁性樹脂層136Bを硬化させた後に、図7(c)に示すように、素子基板12の主面12a上でインダクタ素子140Aを覆う領域に第一磁性樹脂層136Aを形成する。
この後、素子基板12の主面12a上の電極部に、図7(d)に示すように、バンプ15をはんだ等により形成する。これにより、素子基板12が製造される。
そして、W−CSP技術を用いて形成された基板10と、素子基板12とを電極13及びバンプ15において接続する。この基板10と素子基板12との接合においては、バンプ15が、リフロー等により溶解されて、相手側部材の接続端子に連結されるようになっている。なお、基板10と素子基板12との接合においては、異方性導電フィルム(ACF:Anisotropic Conductive Film)、異方性導電ペースト(ACP:Anisotropic Conductive Paste)等の接合材も用いることができる。
本実施形態では、上述の第1実施形態と同様の効果を奏することに加えて、素子基板12の両面12a、12bにインダクタ素子140A、140Bを形成しているので、双方のインダクタ素子140A、140Bで磁力線を生じさせることができ、インダクタ素子140A、140Bが少ない巻き数であっても、より大容量のインダクタンス値を得ることが可能になる。加えて本実施形態では、磁性樹脂層136A、136B間に透磁率が低い素子基板12が介在しているため、磁力線が短絡することを抑制でき、より磁力線を集中させることが可能になることから、より高いインダクタンス値を得ることができる。
さらに、基板10のバンプ78の先端部を結ぶ平面と基板10とで形成される空間Kに素子基板12が配置されるため、ICチップ1の厚さを増加させることなくインダクタ素子140A、140Bを付設することができ、ICチップ1の高機能化及び薄型化に寄与できる。また、基板10の能動面10a上に素子基板12を実装するため、基板10の裏面を平滑とすることができ、ICチップ1を外部基板Pに実装する際にも、容易なハンドリングを実現することができる。
(第3実施形態)
次に、図8に基づいて、本発明の第3実施形態について説明する。図8(a)は、本実施の形態における半導体装置の構成を示す平面図であって、図8(b)は、半導体装置の概略構成を示す正面断面図である。
本実施形態では、インダクタ素子240Aと240Bとが両面に形成されたインターポーザー200に、インダクタ素子240Aとインダクタ素子240Bが相互に接続される接続部27〜29が形成されている点で第2実施形態と相違している。
本実施形態のICチップ1は、図8に示すように、インターポーザー200と、基板100(図8(a)では図示せず、図8(b)参照)と、基板100を埋め込むようにして、インターポーザー200の主面200a全体に形成されるモールド材16とからなるシステムインパッケージ(SiP)の構成をなすものである。
インターポーザー200は平面視矩形状を呈し、その主面(一方の面)200aの略中央に、能動面100a側を対向させた基板100が実装されている。基板100は、上述したように、その能動面100aをインターポーザー200の主面200aと対向させた状態でフリップチップ実装され、能動面100a及び主面200a間に介在するバンプ150によって、インターポーザー200上へと実装されている。
インターポーザー200は、ここでは例えばガラス繊維を含んだエポキシ樹脂(ガラス・エポキシ樹脂)のような透磁率の低い汎用樹脂を主体として構成された配線基板であって、各種電子機器のマザーボードに実装する際の中継基板として機能するものである。なお、インターポーザー200としては、フレキシブル基板であってもよい。
また、インターポーザー200の裏面(他方の面)200b側には、主面200a側における所定のインターポーザー側接続パッド部に接続された電極部が形成されており、それぞれの電極部上にバンプボール等を接続することで構成される電極端子26を複数(ここでは、図8中、左右方向の端縁近傍にそれぞれ4つ)有している。このインターポーザー200の電極端子26が、ICチップ1の外部接続端子として機能することになる。
インターポーザー200の主面200aには、インダクタ素子240A(第一インダクタ素子)が形成されている。さらに、インターポーザー200の裏面200bには、インダクタ素子240Aと平面視で同一形状にインダクタ素子240B(第二インダクタ素子)が形成されている。
インダクタ素子240A、240Bの周囲には、インターポーザー200の長辺及び短辺と平行に延び、インターポーザー200を貫通する平面視矩形の貫通孔17、18がそれぞれ形成されている。また、インダクタ素子240A、240Bの中心部には平面視円形状の貫通孔19が形成されている。インダクタ素子240Aの外側端部(配線の外側端部)は、図示しない電極を介して、例えば基板100と接続されている。また、インダクタ素子240Bの外側端部(配線の外側端部)は上記の電極部を介して電極端子26と接続されている。
また、インダクタ素子240A、240Bの中心側の端部は、貫通孔19の壁面に形成された図示しない配線により接続されている。
また、インターポーザー200には、インダクタ素子240A及び貫通孔17〜19を覆う領域に第一磁性樹脂層236Aが主面12aに形成されている。また、インターポーザー200の裏面12bには、インダクタ素子240B及び貫通孔17〜19を覆う領域に第二磁性樹脂層236Bが形成されている。各磁性樹脂層236A、236bの厚さは、電極端子26を介して接続される外部基板と接触しないように、電極端子26の厚さよりも薄く成膜される。
これら磁性樹脂層236A、236Bは、当該磁性樹脂層236A、236Bを形成する磁性樹脂材料を貫通孔17〜19に装填することで設けられた接続部27〜29によって、互いに接続されている。つまり、インダクタ素子240A、240Bの周囲には、磁性樹脂層236A,236Bにより閉磁路が形成される(図10参照)。
モールド材16としては、例えば所定の粒径のシリカを分散させた熱硬化型エポキシ系樹脂からなるものが使用される。このように、モールド材16によって、基板100、インターポーザー200を封止することにより、これら基板100、インターポーザー200に対する機械的又は化学的な保護を得ることができる。なお、磁性樹脂層236A、236Bが、基板100や外部基板と接触しないようであれば、本実施形態においても第1変形例のようにインダクタ素子を積層形成することが可能である。
(ICチップの製造方法)
次に、図9に基づいて、本実施形態のICチップの製造方法について説明する。なお、第1実施形態又は第2実施形態と同様となる部分については、その詳細な説明を省略する。
まず、図9(a)に示すように、インターポーザー200に対してエッチング等により貫通孔17〜19(図9(a)では貫通孔17は図示せず、図8(a)参照)を形成するとともに、電解メッキ法等により、インダクタ素子236A、236Bや上述した電極、電極部、貫通孔19内の配線等を形成する。
続いて、図9(b)に示すように、印刷法やディスペンサ法、トランスファーモールド法、スピンコート法、液滴吐出法、フォトリソグラフィ等を用いて磁性樹脂材料を貫通孔17〜19に装填する。この後、磁性樹脂材料を乾燥・焼成して硬化させることにより、接続部27〜29が形成される。なお、この工程は、後述する第二磁性樹脂層236Bおよび/または第一磁性樹脂層236Aの形成工程と同時に行ってもよい。
続いて、図9(c)に示すように、インターポーザー200の裏面200b上でインダクタ素子240B及び貫通孔17〜19を覆う領域に第二磁性樹脂層236Bを形成する。
そして、第二磁性樹脂層236Bを硬化させた後に、図9(d)に示すように、インターポーザー200の主面200a上でインダクタ素子240A及び貫通孔17〜19を覆う領域に第一磁性樹脂層236Aを形成する。
この後、インターポーザー200の主面200a上の電極部に、図9(e)に示すように、電極端子26をはんだ等により形成する。
この後、図8(b)に示すように、W−CSP技術を用いて形成された基板10と、上記のインターポーザー200とをバンプ150において接続する。
次に、金型を用いて、基板100を埋め込むようにして、インターポーザー200の主面200a上をモールド材16で封止する。モールド金型へモールド材16を注入させる方法は、サイドゲートとよばれる通路から溶融しながら流し込むトランスファーモールド方式が一般的であって、このような方式を用いて基板100をモールド材16で封止してパッケージ化する。モールド材16としては、所定の粒径のシリカを分散させた熱硬化型エポキシ系樹脂からなるものを使用する。
モールド材16の形成方法としては、上記したモールド金型によるものではなく、スピンコートによる成膜やドライフィルム等を貼着することによっても可能である。
以上により、本実施形態に係るICチップ1が完成する。
本実施形態においては、上述の第1実施形態と同様の効果を奏することに加えて、インターポーザー200の両面200a、200bに配置されたインダクタ素子240A、240Bを覆う磁性樹脂層236A、236Bが形成されている。さらに上記実施形態では、インダクタ素子240A、240Bの外側及び中心部の貫通孔17〜19に磁性樹脂層236A、236Bを装填することで設けられた接続部27〜29により、インダクタ素子240A、240Bの周囲には、図10に示すような閉磁路が形成される。閉磁路タイプにおいては、インダクタ素子240A、240Bで発生する磁束が透磁率の高い磁性樹脂層236A、236Bの磁性粒子238A、238B中を主に通るため、インダクタ素子240A、240Bの周囲を遮蔽していない開磁路タイプと比して、外部への磁束の漏れが少ない。そのため、インダクタ素子240A、240Bに隣接する基板100等の周辺部材との干渉により発生する漏れ電流を防ぐことができる。また、磁束密度をさらに増加させ、インダクタ素子240A、240Bのインダクタンス値およびQ値を向上させることができる。
(電子機器)
次に、上述したICチップを備えた電子機器の例について説明する。
図11は、携帯電話の斜視図である。上述したICチップは、携帯電話1300の筐体内部に配置されている。この構成によれば、高いインダクタンス値を有し、またコスト増が抑制されたICチップを備えているので、低コストで高品質の携帯電話を提供することができる。
なお、上述したICチップは、携帯電話以外にも種々の電子機器に適用することができる。例えば、液晶プロジェクタ、マルチメディア対応のパーソナルコンピュータ(PC)およびエンジニアリング・ワークステーション(EWS)、ページャ、ワードプロセッサ、テレビ、ビューファインダ型またはモニタ直視型のビデオテープレコーダ、電子手帳、電子卓上計算機、カーナビゲーション装置、POS端末、タッチパネルを備えた装置などの電子機器に適用することが可能である。いずれの場合でも、低コスト、高品質の電子機器を提供することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。上述した例において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
また、巻き線の二層を積層する構成を例示したが、三層以上に積層する構成としてもよいことは言うまでもない。
ICチップの説明図である。 第1実施形態に係るインダクタ素子の説明図である。 第1実施形態に係るICチップの製造方法の工程図である。 第1変形例に係るICチップの説明図である。 第1変形例に係るICチップの製造方法の工程図である。 第2実施形態に係るICチップの実装構造の説明図である。 第2実施形態に係るICチップの製造方法の工程図である。 第3実施形態に係るICチップの説明図である。 第3実施形態に係るICチップの製造方法の工程図である。 第3実施形態に係るICチップの説明図である。 携帯電話の斜視図である。
符号の説明
1…ICチップ(半導体装置) 10、100…基板 36…磁性樹脂層 36A、136A、236A…第一磁性樹脂層 36B、136B、236B…第二磁性樹脂層 37…樹脂膜(樹脂材) 38、238A、238B…磁性体(磁性粒子) 40、40A、40B、140A、140B、240A、240B…インダクタ素子 41、41A、41B…巻き線 1300…電子機器

Claims (6)

  1. 基板上にインダクタ素子を備えた半導体装置であって、
    前記インダクタ素子を覆う磁性樹脂体を備え、
    前記磁性樹脂体は粉末状の磁性体が分散された樹脂材で形成され、前記粉末状の磁性体の中心粒径が、前記インダクタ素子の巻き線間隔よりも大きく形成されていることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記基板の第一面側に配置された第一インダクタ素子と、この第一インダクタ素子を覆う前記磁性樹脂体からなる第一磁性樹脂層と、
    前記基板の第二面側に配置された第二インダクタ素子と、この第二インダクタ素子を覆う前記磁性樹脂層からなる第二磁性樹脂層とが形成され、
    前記第一インダクタ素子および前記第二インダクタ素子は、前記基板を挟んで面対称となる位置に形成されていることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記基板には、前記第一磁性樹脂層と前記第二磁性樹脂層とを前記磁性樹脂体で接続する少なくとも二箇所の接続部が形成され、前記第一インダクタ素子および前記第二インダクタ素子の周囲に閉磁路が形成されていることを特徴とする請求項2記載の半導体装置。
  4. 前記インダクタ素子は、渦巻き状の巻き線が平面内に形成されたスパイラルインダクタ素子であることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の半導体装置。
  5. 前記渦巻き状の巻き線が、非磁性材料を間に挟んで複数層に亘って積層されることを特徴とする請求項4記載の半導体装置。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の半導体装置を備えたことを特徴とする電子機器。
JP2006343927A 2006-12-21 2006-12-21 半導体装置及び電子機器 Pending JP2008159654A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006343927A JP2008159654A (ja) 2006-12-21 2006-12-21 半導体装置及び電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006343927A JP2008159654A (ja) 2006-12-21 2006-12-21 半導体装置及び電子機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008159654A true JP2008159654A (ja) 2008-07-10
JP2008159654A5 JP2008159654A5 (ja) 2010-02-12

Family

ID=39660277

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006343927A Pending JP2008159654A (ja) 2006-12-21 2006-12-21 半導体装置及び電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008159654A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20120212919A1 (en) * 2011-02-18 2012-08-23 Ibiden Co., Ltd. Inductor component and printed wiring board incorporating inductor component and method for manufacturing inductor component
US9852836B2 (en) 2013-03-15 2017-12-26 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Inductor and method for manufacturing the same

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5750410A (en) * 1980-09-11 1982-03-24 Asahi Chem Ind Co Ltd Micro-coil
JPS59175108A (ja) * 1983-03-24 1984-10-03 Omron Tateisi Electronics Co 扁平コイル
JPH03291904A (ja) * 1990-04-09 1991-12-24 Murata Mfg Co Ltd インダクタンス素子及びその製造方法
JP2003068941A (ja) * 2001-08-23 2003-03-07 Sony Corp 半導体装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5750410A (en) * 1980-09-11 1982-03-24 Asahi Chem Ind Co Ltd Micro-coil
JPS59175108A (ja) * 1983-03-24 1984-10-03 Omron Tateisi Electronics Co 扁平コイル
JPH03291904A (ja) * 1990-04-09 1991-12-24 Murata Mfg Co Ltd インダクタンス素子及びその製造方法
JP2003068941A (ja) * 2001-08-23 2003-03-07 Sony Corp 半導体装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20120212919A1 (en) * 2011-02-18 2012-08-23 Ibiden Co., Ltd. Inductor component and printed wiring board incorporating inductor component and method for manufacturing inductor component
US9265158B2 (en) * 2011-02-18 2016-02-16 Ibiden Co., Ltd. Inductor component and printed wiring board incorporating inductor component and method for manufacturing inductor component
US9852836B2 (en) 2013-03-15 2017-12-26 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Inductor and method for manufacturing the same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20230260696A1 (en) Inductor component
CN110136921B (zh) 电感器部件以及其制造方法
US20220277878A1 (en) Inductor component
TW464996B (en) Semiconductor device and its manufacturing process
CN102479774B (zh) 半导体封装
JP4764668B2 (ja) 電子基板の製造方法および電子基板
JP2007053311A (ja) コイル構造体及びその製造方法ならびに半導体パッケージ
US20170290156A1 (en) Integrated Passive Devices and Assemblies Including Same
JP2007150022A (ja) 電子基板、その製造方法および電子機器
JP4978184B2 (ja) 半導体装置及び電子機器
JP2008159654A (ja) 半導体装置及び電子機器
JP4929905B2 (ja) 半導体モジュール
CN112652445B (zh) 电感器部件
JP4779606B2 (ja) 電子基板、その製造方法および電子機器
JP2008103397A (ja) 電子基板とその製造方法及び電子機器
JP2008034507A (ja) 半導体装置とその製造方法
JP7414082B2 (ja) インダクタ部品
JP2008118021A (ja) 半導体モジュールとその製造方法
JP7411590B2 (ja) インダクタ部品およびその製造方法
JP2008103602A (ja) 電子基板、その製造方法および電子機器
JP4779605B2 (ja) 電子基板および電子機器
JP2008103399A (ja) 電子基板、その製造方法および電子機器
JP2008103398A (ja) 電子基板、その製造方法および電子機器
TW200845247A (en) High-density fine line package structure and method for fabricating the same

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091218

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20091218

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091218

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20120123

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20120402

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20120801

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120904

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120913

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121102

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20121127