JP2008159567A - 電気コネクタ組立体 - Google Patents

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Abstract

【課題】コネクタのオス型部材とメス型部材とを確実に嵌合させ、コンタクトどうしを確実に接続できる電気コネクタ組立体を提供することを目的とする。
【解決手段】スライド部材60をプラグハウジング31に備え、プラグハウジング31とリセプタクルハウジング21との嵌合状態が不完全であるときにスライド部材60を押し込むことによって、プラグハウジング31をリセプタクルハウジング21に完全に嵌合させる。ここで、係合爪66がリセプタクルハウジング21の突起44に引っ掛かってプラグハウジング31から浮き上がった状態では、スライド部材60の上端部がプラグハウジング31の上面よりも上方に突出しないようするのが好ましい。
【選択図】図10

Description

本発明は、プリント配線板とケーブルとを電気的に接続する電気コネクタ組立体に関し、特にコネクタの不完全嵌合を防止するための電気コネクタ組立体に関する。
電気コネクタ(以下、単にコネクタと称する)のオス型部材とメス型部材とを嵌合させるに際し、オス型部材のコンタクトとメス型部材のコンタクトとを、確実に電気的に接続させる必要がある。そこで、オス型部材のハウジングとメス型部材のハウジングの一方に突起を形成し、オス型部材のハウジングとメス型部材のハウジングの他方に係合爪を形成し、これら突起と係合爪とを係合させることで、オス型部材のハウジングとメス型部材とのハウジングの嵌合状態を維持する機構が広く用いられている(例えば、特許文献1参照。)。
このような機構を有するコネクタにおいては、作業者は、一方のハウジングを他方のハウジングに押し込んでいき、突起と係合爪とが係合するときの感触によって、オス型部材とメス型部材とを確実に嵌合させることができたことを認識できる。
特開2001−68209号公報
近年、携帯型通信端末をはじめとする各種機器の小型化にともない、コネクタにも小型化が要求されている。コネクタの小型化が図られた結果、製造や修理等を行う現場においてコネクタのオス型部材とメス型部材とを確実に接続できない、という不具合が生じた。
コネクタのオス型部材とメス型部材との嵌合・分離作業は作業者の指先によって行われるが、オス型部材、メス型部材が作業者の指先よりも小さい場合においては、コネクタのオス型部材とメス型部材とを嵌合・分離させるための作業自体がしにくくなる。また、コネクタの小型化にともなって突起と係合爪も小さくなり、これらが係合するときの感触が作業者の指先によって認識しにくくなることも考えられる。
コネクタのオス型部材とメス型部材との嵌合が不確実であると、コンタクトどうしの電気的な接続に障害が生じてしまう。このため、小型なコネクタであっても、コネクタのオス型部材とメス型部材とを確実に嵌合させ、コンタクトどうしを確実に接続できる機構が要求されている。
本発明は、このような技術的課題に基づいてなされたもので、コネクタのオス型部材とメス型部材とを確実に嵌合させ、コンタクトどうしを確実に接続できる電気コネクタ組立体を提供することを目的とする。
かかる目的のもとになされた本発明の電気コネクタ組立体は、プリント配線板と電線とを電気的に接続する電気コネクタ組立体であって、プリント配線板に固定される第一のハウジングと、第一のハウジングに嵌合する第二のハウジングと、第一のハウジングに保持され、プリント配線板に電気的に接続される第一のコンタクトと、第二のハウジングに保持され、第一のコンタクトおよび電線に接続される第二のコンタクトと、第二のハウジングに、第二のハウジングの第一のハウジングへの挿抜方向に沿って移動可能に保持されたスライド部材と、を備える。このような電気コネクタ組立体は、第一のハウジングと第二のハウジングとを嵌合させると、第一のコンタクトと第二のコンタクトとを電気的に接続することができ、これら第一のコンタクトおよび第二のコンタクトを介し、プリント配線板と電線とが電気的に接続される。
このような構成の電気コネクタ組立体において、第一のハウジングと第二のハウジングとの嵌合が不完全であるときには、スライド部材を挿抜方向に沿って第一のハウジング側にスライドさせることで、第二のハウジングを押圧することができる。その結果、第一のハウジングと第二のハウジングとを完全に嵌合させることが可能となる。
ここで、第一のハウジングと第二のハウジングとを嵌合させるためには、第一のハウジングに凸部を形成し、第二のハウジングには前記の凸部に係合する係合爪を有するプレート部を形成することができる。このような構成を有する場合、第一のハウジングと第二のハウジングとの嵌合が不完全であるときには、係合爪が凸部に乗り上げることでプレート部が凸部から離間する向きに変位する。スライド部材により、この変位したプレート部を押圧すれば、第二のハウジングを挿抜方向に沿って第一のハウジング側に押圧することができ、第一のハウジングと第二のハウジングとを完全に嵌合させることが可能となる。
なお、本発明において、「電線」という概念には、FFC(Flexible Flat Cable)やFPC(Flexible Print Cable)等までを含むものとする。
ところで、スライド部材は、第二のハウジングを第一のハウジングに嵌合させるときの押圧面と同一面内、または押圧面よりも第二のハウジングの内方側に位置するように設けられているのが好ましい。スライド部材を第二のハウジングから突出しないように設けることで、第二のハウジングと第一のハウジングとを嵌合させるために第二のハウジングの押圧面を押圧したときに、指でスライド部材を誤って押すのを防ぐことができる。
なお、スライド部材は、第一のハウジングに係合する係合部を備える構成とするのも好ましい。スライド部材自体を第一のハウジングに係合させることで、スライド部材は、単に第二のハウジングを押圧して第一のハウジングと第二のハウジングとを確実に嵌合させるだけではなく、第一のハウジングへの第二のハウジングの嵌合状態を拘束する機能を発揮することが可能となる。
また、第一のハウジングに凸部を形成するとともに、第二のハウジングには前記の凸部に係合する係合爪を有する第一のプレート部を形成し、係合部をスライド部材に設けられた第二のプレート部に形成することができる。この構成において、係合爪を凸部に係合させるとともに、係合部を第一のハウジングに係合させた状態で、第一のプレート部と第二のプレート部は互いに重なるように配置するのが好ましい。係合部の第一のハウジングへの係合を解除するため第二のプレート部を押圧すると第二のプレート部を介して第一のプレート部も押圧されて、スライド部材と第一のハウジングとの係合、および第二のハウジングと第一のハウジングとの係合を同時に解除することができる。これによって、スライド部材および第二のハウジングの第一のハウジングへの嵌合状態を一つの動作で解除することが可能となる。
また、スライド部材の第二のプレート部の両側に突起が形成され、第二のハウジングに、係合部の第一のハウジングへの係合を解除するため第二のプレート部を押圧したときに、突起が入り込む凹部と、突起が凹部に入り込んだときに、突起に対し、第二のハウジングを第一のハウジングから引き抜く方向側に位置する張り出し部とが形成されていることを特徴とすることもできる。係合部の第一のハウジングへの係合を解除するため第二のプレート部を押圧すると、スライド部材の突起が第二のハウジングの凹部に入り込む。この状態で、突起に対し、第二のハウジングを第一のハウジングから引き抜く方向側には、第二のハウジングに形成された張り出し部が位置している。したがって、第二のハウジングを第一のハウジングから引き抜こうとすると、突起が張り出し部に当たる。係合部の第一のハウジングへの係合を解除するため第二のプレート部を押圧することによって第二のプレート部を介して第一のプレート部も押圧され、スライド部材と第一のハウジングとの係合、および第二のハウジングと第一のハウジングとの係合が同時に解除されていれば、スライド部材および第二のハウジングを第一のハウジングから引き抜くことができる。スライド部材と第一のハウジングとの係合が解除され、第二のハウジングと第一のハウジングとの係合が解除されていない場合には、スライド部材は、第一のハウジングに係合した第二のハウジングに形成された張り出し部に突起が干渉するため、スライド部材のみをスライドさせることができない。
本発明によれば、スライド部材を備えることで、第一のハウジングと第二のハウジングとの嵌合が不完全である場合にも、スライド部材によって第二のハウジングを第一のハウジング側に押圧することができる。その結果、第一のハウジングと第二のハウジングとを完全に嵌合させ、第一のコンタクトと第二のコンタクトとを確実に電気的に接続することが可能となる。
また、スライド部材の係合部を第一のハウジングに係合させることで、スライド部材によって第一のハウジングへの第二のハウジングの嵌合を拘束することが可能となり、第一のハウジングと第二のハウジングとの完全な嵌合状態を確実に維持できる。
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいてこの発明を詳細に説明する。
図1は、本実施の形態におけるコネクタの構成を示す図であり、リセプタクルコネクタに対し、プラグコネクタを嵌合させる前の状態を示す断面図である。図2は、リセプタクルハウジングを示す斜視図である。図3は、プラグコネクタを示す斜視断面図である。図4は、プラグコネクタ側のコンタクトを示す斜視図である。図5は、リセプタクルコネクタにプラグコネクタおよびスライド部材を嵌合させた状態を示す図であり、(a)はプラグハウジングとリセプタクルハウジングとの嵌合状態を示す断面図、(b)はスライド部材とリセプタクルハウジングとの嵌合状態を示す断面図である。図6(a)は、プラグハウジングを示す斜視図であり、図6(b)は(a)をさらに上方から見た状態の図である。図7は、スライド部材を示す斜視図であり、(a)はスライド部材を表側から見た状態の図、(b)はスライド部材を裏側から見た状態の図である。図8は、スライド部材を装着したプラグハウジングを示す斜視図であり、(a)はスライド部材を上昇させた状態の図、(b)はスライド部材を下降させた状態の図である。図9は、リセプタクルハウジングにプラグハウジングのみを嵌合させた状態を示す図であり、(a)はプラグハウジングとリセプタクルハウジングとの嵌合状態を示す断面図、(b)は(a)の状態におけるスライド部材とリセプタクルハウジングとの位置関係を示す断面図である。図10は、プラグハウジングがリセプタクルハウジングに完全に嵌合していないときに、スライド部材によってプラグハウジングを押し下げる状態を示すための図であり、(a)はプラグハウジングがリセプタクルハウジングに完全に嵌合していない状態を示す断面図、(b)はスライド部材によってプラグハウジングを押し下げる状態を示す断面図である。図11は、スライド部材およびプラグハウジングをリセプタクルハウジングから取り外すため、スライド部材のプレート部を押圧したときの状態を示す図であり、(a)はプラグハウジングとリセプタクルハウジングとの関係を示す断面図、(b)はスライド部材とリセプタクルハウジングとの関係を示す断面図である。図12は、本発明のコネクタにおいて、スライド部材およびプラグハウジングをリセプタクルハウジングから取り外そうとしたときに、スライド部材のみがスライドしてしまった状態を示す断面図である。図13は、本発明のコネクタの他の形態を示す図であり、突起が設けられたスライド部材と、スライド部材の突起が入り込む凹部が形成されたプラグハウジングとを示す斜視図である。図14(a)は図13に示したスライド部材を示す斜視図であり、図14(b)は図13に示したプラグハウジングを示す斜視図である。図15はスライド部材のプレート部を押圧したときの状態を示す図であり、(a)は押圧することで突起がプラグハウジングの凹部に入り込んだ状態を示す断面図、(b)はスライド部材が持ち上がった状態でプレート部を押圧したときの状態を示す断面図である。図16はプラグハウジングに対し、スライド部材をスライドさせたときの状態を示す図であり、(a)はプラグハウジングを下げた状態の断面図、(b)はプラグハウジングを上げた状態の断面図である。図17は、本発明のコネクタの他の形態を示す図であり、プラグハウジングを配線側に長く延ばした例を示す断面図である。図18は、本発明のコネクタの他の形態を示す図であり、配線をプラグハウジングのリセプタクルハウジングへの挿抜方向と同一方向とした場合の例を示す断面図である。
図1に示すように、コネクタ(電気コネクタ組立体)10は、プリント配線板11側に固定されるリセプタクルコネクタ20と、このリセプタクルコネクタ20に結合可能なプラグコネクタ30とから構成される。ここで以下においては、リセプタクルコネクタ20のプリント配線板11側を下方、プラグコネクタ30側を上方として説明を行う。
リセプタクルコネクタ20は、樹脂製のリセプタクルハウジング(第一のハウジング)21と、銅系材料等の導電性材料から形成されたコンタクト(第一のコンタクト)22とから構成される。
図2に示すように、リセプタクルハウジング21は、その外周面に設けられたペグ21aによってプリント配線板11に固定される。
リセプタクルハウジング21の上面側には、プラグコネクタ30を挿入するための凹部23が形成されている。このリセプタクルハウジング21に対し、複数のコンタクト22が互いに間隔を隔てて配列された状態で保持されている。このため、図1に示したように、リセプタクルハウジング21の下面側に、コンタクト22を固定するための固定溝24および固定凹部25が形成されている。さらに、コンタクト22のコンタクトビーム22a、22bを凹部23に通すための挿通孔26がリセプタクルハウジング21の下面側から凹部23内に貫通して形成されている。また、凹部23の内壁面には、コンタクト22のコンタクトビーム22a、22bを収容する溝23aが、それぞれのコンタクト22の位置に形成されている。
コンタクト22は、銅合金等の導電性材料からなる薄板を打ち抜き加工(stamping)することで形成されている。
このコンタクト22は、予め定められた間隔を隔てて対向する一対のコンタクトビーム22a、22bが、ベース部22cから上方に向けて延びて形成された略U字状とされている。また、ベース部22cの一端側には接続部22dが形成されている。この接続部22dは、コンタクト22がリセプタクルハウジング21に装着された状態でコンタクト22とプリント配線板11の導電パターン部(図示無し)とが電気的に接続されるよう、リセプタクルハウジング21の下面とほぼ同一面内あるいはリセプタクルハウジング21の下面よりも下方に突出して形成されている。さらに、ベース部22cには、互いに対向するコンタクトビーム22a、22bの外側に、リセプタクルハウジング21の固定凹部25に挿入される突起22e、22fが形成されている。
コンタクト22は、ベース部22cがリセプタクルハウジング21の下面の固定溝24内に位置した状態で、突起22e、22fがリセプタクルハウジング21の固定凹部25に圧入されることでリセプタクルハウジング21に固定されている。
コンタクト22のコンタクトビーム22a、22bは、コンタクト22が上記のようにしてリセプタクルハウジング21に保持された状態で、凹部23内において上方に向けて突出している。このとき、コンタクトビーム22a、22bは、凹部23の内壁面に形成された溝23a内に位置している。
図3に示すように、プラグコネクタ30は、リセプタクルハウジング21に嵌合する樹脂製のプラグハウジング(第二のハウジング)31と、銅合金等の導電性材料からなるコンタクト(第二のコンタクト)32とから構成されている。
プラグハウジング31には、その下面側に、リセプタクルハウジング21の凹部23に嵌め合う凸部33が形成されている。プラグハウジング31には、リセプタクルコネクタ20の複数のコンタクト22に対応して、複数のコンタクト32が互いに間隔を隔てて配列された状態で保持されている。それぞれのコンタクト32は、凸部33の側面に形成された開口からコンタクト部32a、32bが露出している。
ここで、コンタクト32は、コンタクト22に電気的に接続できるのであればいかなる構成であっても良いが、本実施の形態においては、図1に示したように、コンタクト32に接続される電線100が、リセプタクルハウジング21へのプラグハウジング31の挿抜方向に対し、直交する方向に延びるように配置された構成のコンタクト32を一例として挙げる。
図4に示すように、コンタクト32は、電線100に圧着されるバレル部34と、バレル部34に連続し、バレル部34に直交して下方に延びるように形成されたプレート部35とを有し、略L字状の形状とされている。バレル部34は、電線100の芯線に圧着されるワイヤバレル34aと、電線100の被覆に圧着されるインシュレーションバレル34bとを有する。そして、プレート部35の下部に、コンタクト部32a、32bがプレート部35に直交して折り曲げ形成されている。
図1、図3に示したように、このようなコンタクト32は、プラグハウジング31に形成されたキャビティ36に収容され、前述したように、コンタクト部32a、32bがプラグハウジング31の凸部33の側面に形成された開口から露出して保持されている。ここで、コンタクト32のプラグハウジング31での保持方法は、図1に示したように、コンタクト32に形成したランス32cを用い、コンタクト32をプラグハウジング31に係合させる方法としても良いし、圧入やモールド等の手法を用いても良い。
図5に示すように、このようなプラグコネクタ30は、プラグハウジング31の凸部33をリセプタクルハウジング21の凹部23に挿入することでリセプタクルコネクタ20に嵌合される。すると、プラグコネクタ30側のコンタクト32のコンタクト部32a、32bが、リセプタクルハウジング21の凹部23内に位置するコンタクト22のコンタクトビーム22a、22bに電気的に接続される。
プラグハウジング31とリセプタクルハウジング21との嵌合状態を維持するために、リセプタクルハウジング21の側面には突起(凸部)41が形成され、プラグハウジング31にはこの突起41に係合する係合爪51が形成されている。
図2に示したように、突起41は、リセプタクルハウジング21の側面に形成された上下方向に連続する溝42に設けられている。
一方、図6(a)に示すように、係合爪51は、プラグハウジング31の側部に設けられたロックプレート(プレート部、第一のプレート部)52の下端部に形成されている。ロックプレート52は、プラグハウジング31をリセプタクルハウジング21に嵌合させた状態で溝42に沿うように形成されている。このロックプレート52は、プラグハウジング31から側方に突出して形成された断面L字状のサポート部52aによってプラグハウジング31に一体に成形されている。ロックプレート52には、サポート部52aの近傍に切り欠き52c、52cが形成されており、これによってロックプレート52は、先端部側がプラグハウジング31から離間・接近する方向に弾性変位可能となっている。図5(a)に示したように、係合爪51は、このロックプレート52の下端部に、プラグハウジング31をリセプタクルハウジング21に嵌合させた状態でリセプタクルハウジング21の側面の突起41に対向するように形成されている。そして、これら係合爪51と突起41とが係合することで、プラグハウジング31とリセプタクルハウジング21との嵌合状態が維持される。
プラグハウジング31とリセプタクルハウジング21との嵌合を確実に行うため、コネクタ10は、さらに、図7に示すようなスライド部材60を備えている。
スライド部材60は、ベース部61と、一対の柱状のガイド部62と、支持部63と、プレート部(第二のプレート部)64とが一体に形成された構成となっている。
ガイド部62は、プラグハウジング31に装着した状態でベース部61から下方に向けて延びて形成されている。支持部63は、ベース部61から側方に突出して形成されている。プレート部64は、支持部63から上下に延びて形成されており、これによってスライド部材60は側断面視略H字状をなしている。
このスライド部材60を保持するため、図6(b)に示したように、プラグハウジング31には、ロックプレート52の両側にガイドポスト53が設けられている。このガイドポスト53とロックプレート52のサポート部52aとから、一対の柱状のガイド部62を保持するための凹部54が形成されている。この凹部54によって、一対の柱状のガイド部62は、リセプタクルハウジング21へのプラグハウジング31の挿抜方向に沿って(言い換えれば上下方向に)スライド可能に保持される。つまりこれにより、図8(a)、(b)に示すように、スライド部材60は、上下方向にスライド移動可能な状態でプラグハウジング31に支持されている。このとき、図8(a)に示したように、スライド部材60の下方への移動は、ベース部61がプラグハウジング31の上面に当たることによって規制される。また、図8(b)に示したように、スライド部材60の上方への移動は、プレート部64の両側に形成された突起65がプラグハウジング31のガイドポスト53に当たることで規制される。
なお、スライド部材60のガイド部62は、プラグハウジング31をリセプタクルハウジング21に嵌合させた状態で、図2に示したリセプタクルハウジング21に形成された穴43に挿入される。
さて、図8に示したスライド部材60のプレート部64は、プレート部64の下端部がプラグハウジング31から離間・接近する方向に弾性変位可能となっている。
このプレート部64の幅方向における両端部64a、64aは、中央部64bよりも下方に突出して形成されている。図7(b)に示したように、プレート部64の両端部64a、64aには、プラグハウジング31に装着した状態でプラグハウジング31側となる面に係合爪(係合部)66が形成されている。
図2に示したように、リセプタクルハウジング21側には、この係合爪66に対応して、溝42の両側に突起44が形成されている。この突起44は、図5(b)に示したように、プラグハウジング31がリセプタクルハウジング21に嵌合し、かつ、スライド部材60のベース部61がプラグハウジング31の上面に当たった状態で、係合爪66に係合する。
このようなスライド部材60は、スライド部材60の係合爪66とプラグハウジング31の突起44とが係合することで、突起41と係合爪51との係合によるプラグハウジング31とリセプタクルハウジング21との嵌合状態を拘束する機能を有している。
図9(a)に示すように、プラグハウジング31をリセプタクルハウジング21に嵌合させるときには、プラグハウジング31を押し込んで係合爪51と突起41とを係合させる。この状態では、図9(b)に示すように、スライド部材60の係合爪66とリセプタクルハウジング21の突起44とは係合せず、係合爪66が突起44に引っ掛かった状態となる。これにより、スライド部材60がプラグハウジング31から浮き上がった状態となる。
この後、スライド部材60のみを押し込むことで、図5(b)に示したように、スライド部材60の係合爪66とリセプタクルハウジング21の突起44とを係合させて、プラグハウジング31とリセプタクルハウジング21との嵌合状態を拘束する。
このとき、図9(b)に示したように、係合爪66がリセプタクルハウジング21の突起44に引っ掛かって、スライド部材60がプラグハウジング31から浮き上がった状態では、スライド部材60は、その上端部60aがプラグハウジング31の上面(押圧面)31aよりも上方に突出しないようになっている。この状態でスライド部材60の上端部60aがプラグハウジング31の上面31aよりも上方に突出していると、プラグハウジング31を押し込むときに指が当たってプラグハウジング31とともにスライド部材60も押し込んでしまうことがあるからである。
また、このスライド部材60は、図10(a)に示すように、プラグハウジング31とリセプタクルハウジング21との嵌合状態、つまり突起41と係合爪51との係合が不完全であるときに、これらを完全に係合させるための機能を有している。
このため、プレート部64の中央部64bは、その下端部のプラグハウジング31側に面する角部が押圧部67とされている。プラグハウジング31の係合爪51が、リセプタクルハウジング21の突起41に係合せず突起41に乗り上げた状態になっているとき、プラグハウジング31のロックプレート52は、先端部がリセプタクルハウジング21から離間する側に張り出した状態に弾性変位している。この状態のときにスライド部材60を押し下げると、図10(b)に示すように、押圧部67が、張り出したロックプレート52の先端部に接触して、ロックプレート52、つまりプラグハウジング31を下方に押圧できる。これにより、プラグハウジング31の係合爪51とリセプタクルハウジング21の突起41とが完全に係合していないときに、スライド部材60はプラグハウジング31を押し下げ、図5に示したように、プラグハウジング31とリセプタクルハウジング21とを完全に係合させることができる。このような機能を確実に発揮させるため、ロックプレート52には、係合爪51とは反対側の面に突起55を設けるのが好ましい。図10(b)に示すように、この突起55にスライド部材60の押圧部67が当たることによって、スライド部材60でプラグハウジング31を確実に押し下げるのである。
ところで、スライド部材60は、その下方への移動が、ベース部61がプラグハウジング31に当たることで規制される。このとき、ベース部61は、前記の押圧部67が突起55に当たると同時に、ベース部61がプラグハウジング31に当たるように形成するのが好ましい。これにより、スライド部材60を押し下げたときには押圧部67とベース部61とでプラグハウジング31を押し下げることができ、プラグハウジング31を確実に押圧してリセプタクルハウジング21に嵌合させることができる。
さて、プラグハウジング31とリセプタクルハウジング21との嵌合状態をスライド部材60によって拘束している状態から、これを解除するには、図11(a)、(b)に示すように、スライド部材60のプレート部64の上端部を、プラグハウジング31側に押圧する。プラグハウジング31とリセプタクルハウジング21との嵌合状態をスライド部材60によって拘束している状態では、プレート部64の背後に、プラグハウジング31のロックプレート52が位置するようになっており、プレート部64の上端部を押圧すると、同時にロックプレート52の上端部が押圧される。すると、プレート部64の下端部およびロックプレート52の下端部がリセプタクルハウジング21から離間する向きに弾性変位し、係合爪51と突起41との係合、係合爪66と突起44の係合が解除される。この状態で、プラグハウジング31をリセプタクルハウジング21から離間する向きに引き抜けば、プラグハウジング31およびスライド部材60をリセプタクルハウジング21から取り外し、プラグコネクタ30とリセプタクルコネクタ20との嵌合を解除することができる。
このようにして、スライド部材60およびプラグハウジング31は、それぞれを別々に引き抜くのではなく、プレート部64の上端部の押圧という一つの動作で引き抜くことができる。
上述したように、コネクタ10においては、プラグハウジング31とリセプタクルハウジング21との嵌合に加え、スライド部材60とリセプタクルハウジング21とを嵌合させることで、プラグハウジング31とリセプタクルハウジング21との嵌合を確実に行うことができる。また、プラグハウジング31とリセプタクルハウジング21との嵌合が不完全であるときに、スライド部材60を押し込む動作によってプラグハウジング31を押し込むことができ、プラグハウジング31とリセプタクルハウジング21とを完全に嵌合させることが可能となる。
さらに、スライド部材60は、係合爪66がリセプタクルハウジング21の突起44に引っ掛かってプラグハウジング31から浮き上がった状態では、上端部60aがプラグハウジング31の上面31aよりも上方に突出しない。したがって、プラグハウジング31を押し込むときにプラグハウジング31とともにスライド部材60を押し込んでしまうのを防ぎ、確実にスライド部材60の押し込み動作を実施できる。
加えて、スライド部材60およびプラグハウジング31をリセプタクルハウジング21から引き抜くときには、スライド部材60のプレート部64の上端部の押圧という一つの動作で、スライド部材60およびプラグハウジング31のリセプタクルハウジング21への係合を解除することができる。したがって、スライド部材60およびプラグハウジング31の取り外しを容易に行うことが可能となっている。
ここで、図11(a)、(b)に示したように、プラグコネクタ30とリセプタクルコネクタ20との嵌合を解除するときには、スライド部材60のプレート部64の上端部をプラグハウジング31側に押圧する動作を行った後、プラグハウジング31をリセプタクルハウジング21から離間する向きに引き抜く動作を行う必要がある。しかし、正しい手順を知らない者がプラグコネクタ30とリセプタクルコネクタ20との嵌合を解除しようとした場合、スライド部材60のプレート部64の上端部をプラグハウジング31側に押圧する動作と、プラグハウジング31をリセプタクルハウジング21から離間する向きに引き抜く動作とを同時に行ってしまうことがある。すると、図12に示すように、プラグコネクタ30は引き上げられず、スライド部材60のみが引き上げられてしまう。その結果、ロックプレート52の下端部の係合爪51が突起41に係合したままの状態となり、プラグコネクタ30をリセプタクルコネクタ20から引き抜くことができなくなってしまう。したがって、正しい取り外し手順を熟知していない者しか、プラグコネクタ30をリセプタクルコネクタ20から取り外すことができず、支障が生じることがある。
そこで、以下のような構成を採用するのが有効である。
図13、図14(a)に示すように、スライド部材60のプレート部64の両側に、突起70が形成されている。一方、図13、図14(b)に示すように、プラグコネクタ30には、プラグコネクタ30とリセプタクルコネクタ20との嵌合を解除するため、スライド部材60のプレート部64の上端部をプラグハウジング31側に押圧してプレート部64を弾性変位させたときに突起70が入り込む凹部71が形成されている。この凹部71の上方には、スライド部材60側に張り出した張り出し部72が形成されている。図15(a)に示すように、張り出し部72は、係合爪66と突起44とが係合した状態からプレート部64の上端部がプラグハウジング31側に押圧されて突起70が凹部71に入り込んだときに突起70の上方に位置するよう、形成されている。また、図16(a)、(b)に示すように、張り出し部72と突起70とは、スライド部材60をプラグハウジング31に対してスライドさせたときに互いに干渉しない位置に形成されている。
プラグコネクタ30とリセプタクルコネクタ20との嵌合を解除するときには、図11に示した場合と同様、スライド部材60のプレート部64の上端部をプラグハウジング31側に押圧する動作を行った後、プラグハウジング31をリセプタクルハウジング21から離間する向きに引き抜く動作を行う。図15(a)に示したように、スライド部材60のプレート部64の上端部をプラグハウジング31側に押圧する動作を行うと、突起70が凹部71に入り込む。この状態で、プラグハウジング31をリセプタクルハウジング21から離間する向きに引き抜く動作を行うと、プラグハウジング31およびスライド部材60がリセプタクルハウジング21から取り外され、プラグコネクタ30とリセプタクルコネクタ20との嵌合が解除される。
作業者がスライド部材60のプレート部64の上端部をプラグハウジング31側に押圧する動作と、プラグハウジング31をリセプタクルハウジング21から離間する向きに引き抜く動作とを同時に行ってしまった場合、凹部71に入り込んだ突起70が張り出し部72に当たる。ロックプレート52の下端部の係合爪51が突起41に係合したままの状態であれば、プラグコネクタ30はリセプタクルコネクタ20から上方に引き抜くことができないため、スライド部材60も上方に移動させることができない。スライド部材60のプレート部64の上端部をプラグハウジング31側に押圧する動作を確実に行なって、係合爪51と突起41との係合および係合爪66と突起44の係合を解除しない限り、スライド部材60が上方に移動することはない。しかも、スライド部材60のプレート部64の上端部をプラグハウジング31側に押圧する動作を行なうことで、係合爪51と突起41との係合および係合爪66と突起44の係合を解除した後、プラグハウジング31をリセプタクルハウジング21から離間する向きに引き抜く動作を行えば、凹部71に入り込んだ突起70が張り出し部72に当たることで、スライド部材60とプラグコネクタ30とを一体的に引き抜くことができる。つまり、スライド部材60のプレート部64の上端部をプラグハウジング31側に押圧する動作を行って、係合爪51と突起41との係合および係合爪66と突起44の係合を解除しさえすれば、スライド部材60とプラグコネクタ30を引き抜くことが可能であり、これらの動作を連続的にあるいは並行して行うことも可能である。
また、例えば、プラグハウジング31をリセプタクルハウジング21に嵌合させるときに、図9(b)に示したように、スライド部材60の係合爪66とリセプタクルハウジング21の突起44とが係合せずに係合爪66が突起44に引っ掛かった状態から、スライド部材60を押し込まずにプラグハウジング31をリセプタクルハウジング21から引き抜くこともある。この場合、図15(b)に示すように、スライド部材60のプレート部64の上端部をプラグハウジング31側に押圧する。すると、プレート部64によって、プレート部64の背後に位置するロックプレート52の上端部が押圧され、ロックプレート52の下端部がリセプタクルハウジング21から離間する向きに弾性変位して、係合爪51と突起41との係合を解除することができる。この状態で、プラグハウジング31をリセプタクルハウジング21から離間する向きに引き抜く動作を行えば、プラグコネクタ30とリセプタクルコネクタ20との嵌合を解除することができる。
上記のように、スライド部材60の係合爪66とリセプタクルハウジング21の突起44とが係合せず、係合爪66が突起44に引っ掛かってスライド部材60が持ち上がっている状態から、ロックプレート52の上端部を押圧するためにスライド部材60のプレート部64の上端部をプラグハウジング31側に押圧できるよう、突起70と張り出し部72とは互いに干渉しない位置関係に形成する必要がある。
なお、上記実施の形態では、プラグハウジング31をリセプタクルハウジング21に押し込むときにスライド部材60を誤って同時に押さないよう、スライド部材60の上端部60aがプラグハウジング31よりも上方に突出しないような構成とした。同様の目的で、図17に示すように、プラグハウジング31をスライド部材60から離れる側に延長し、指がスライド部材60に触れない位置でプラグハウジング31を押し込むことのできる構成とするのも有効である。図17に示すような構成とすることで指の誤接触を防ぐことができるならば、スライド部材60の上端部60aは、上方にスライドした状態でプラグハウジング31の上面31aよりも上方に突出する構成とすることも可能である。このような構成とすれば、プラグハウジング31の低背化が可能となる。
また、上記実施の形態では、プラグコネクタ30のコンタクト32を、電線100がコンタクト32の挿抜方向とは直交して位置する略L字状の構成としたが、このような構成に限るものではなく、図18に示すように、電線100がコンタクト32の挿抜方向に延びるタイプのプラグコネクタ30としても良い。この場合においても、上記実施の形態のような構成を採用してスライド部材60を備えることで、上記と同様の効果を得ることが可能となる。
さらにリセプタクルコネクタ20のコンタクト22、プラグコネクタ30のコンタクト32のコンタクト形状・方式についても上記したようなものに限らず、他のいかなる形状、方式のコンタクトであっても良い。
加えて、リセプタクルハウジング21を、凹部23を有するメスハウジング、プラグハウジング31を凸部33を有するオスハウジングとしたが、これに限るものではなく、オスハウジングとメスハウジングとを入れ替えた構成とすることも可能である。同様に、リセプタクルコネクタ20のコンタクト22をメスコンタクト、プラグコネクタ30のコンタクト32をオスコンタクトとしたが、これについてもオスコンタクトとメスコンタクトとを入れ替えた構成とすることも可能である。その場合、リセプタクルコネクタ20、プラグコネクタ30においては、メスハウジングとオスコンタクト、あるいはオスハウジングとメスコンタクトとを組み合わせる構成とすることも可能である。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更することが可能である。
本実施の形態におけるコネクタの構成を示す図であり、リセプタクルコネクタに対し、プラグコネクタを接続する前の状態を示す断面図である。 リセプタクルハウジングを示す斜視図である。 プラグコネクタを示す斜視断面図である。 プラグコネクタ側のコンタクトを示す斜視図である。 リセプタクルコネクタにプラグコネクタおよびスライド部材を嵌合させた状態を示す図であり、(a)はプラグハウジングとリセプタクルハウジングとの係合状態を示す断面図、(b)はスライド部材とリセプタクルハウジングとの係合状態を示す断面図である。 (a)は、プラグハウジングを示す斜視図であり、(b)は(a)をさらに上方から見た状態の図である。 スライド部材を示す斜視図であり、(a)はスライド部材を表側から見た状態の図、(b)はスライド部材を裏側から見た状態の図である。 スライド部材を装着したプラグハウジングを示す斜視図であり、(a)はスライド部材を上昇させた状態の図、(b)はスライド部材を下降させた状態の図である。 リセプタクルハウジングにプラグハウジングのみを係合させた状態を示す図であり、(a)はプラグハウジングとリセプタクルハウジングとの係合状態を示す断面図、(b)は(a)の状態におけるスライド部材とリセプタクルハウジングとの位置関係を示す断面図である。 プラグハウジングがリセプタクルハウジングに完全に嵌合していないときに、スライド部材によってプラグハウジングを押し下げる状態を示すための図であり、(a)はプラグハウジングがリセプタクルハウジングに完全に嵌合していない状態を示す断面図、(b)はスライド部材によってプラグハウジングを押し下げる状態を示す断面図である。 スライド部材およびプラグハウジングをリセプタクルハウジングから取り外すため、スライド部材のプレート部を押圧したときの状態を示す図であり、(a)はプラグハウジングとリセプタクルハウジングとの関係を示す断面図、(b)はスライド部材とリセプタクルハウジングとの関係を示す断面図である。 本発明のコネクタにおいて、スライド部材およびプラグハウジングをリセプタクルハウジングから取り外そうとしたときに、スライド部材のみがスライドしてしまった状態を示す断面図である。 本発明のコネクタの他の形態を示す図であり、突起が設けられたスライド部材と、スライド部材の突起が入り込む凹部が形成されたプラグハウジングとを示す斜視図である。 (a)は図13に示したスライド部材を示す斜視図であり、(b)は図13に示したプラグハウジングを示す斜視図である。 スライド部材のプレート部を押圧したときの状態を示す図であり、(a)は押圧することで突起がプラグハウジングの凹部に入り込んだ状態を示す断面図、(b)はスライド部材が持ち上がった状態でプレート部を押圧したときの状態を示す断面図である。 プラグハウジングに対し、スライド部材をスライドさせたときの状態を示す図であり、(a)はプラグハウジングを下げた状態の断面図、(b)はプラグハウジングを上げた状態の断面図である。 本発明のコネクタの他の形態を示す図であり、プラグハウジングを配線側に長く延ばした例を示す断面図である。 本発明のコネクタの他の形態を示す図であり、配線をプラグハウジングのリセプタクルハウジングへの挿抜方向と同一方向とした場合の例を示す断面図である。
符号の説明
10…コネクタ(電気コネクタ組立体)、11…プリント配線板、20…リセプタクルコネクタ、21…リセプタクルハウジング(第一のハウジング)、22…コンタクト(第一のコンタクト)、23…凹部、30…プラグコネクタ、31…プラグハウジング(第二のハウジング)、31a…上面(押圧面)、32…コンタクト(第二のコンタクト)、41…突起(凸部)、44…突起、51…係合爪、52…ロックプレート(プレート部、第一のプレート部)、55…突起、60…スライド部材、60a…上端部、64…プレート部(第二のプレート部)、64a…両端部、64b…中央部、65…突起、66…係合爪(係合部)、67…押圧部、70…突起、71…凹部、72…張り出し部、100…電線

Claims (6)

  1. プリント配線板と電線とを電気的に接続する電気コネクタ組立体であって、
    前記プリント配線板に固定される第一のハウジングと、
    前記第一のハウジングに嵌合する第二のハウジングと、
    前記第一のハウジングに保持され、前記プリント配線板に電気的に接続される第一のコンタクトと、
    前記第二のハウジングに保持され、前記第一のコンタクトおよび前記電線に接続される第二のコンタクトと、
    前記第二のハウジングに、前記第二のハウジングの前記第一のハウジングに対する挿抜方向に沿って移動可能に保持されたスライド部材と、を備え、
    前記スライド部材は、前記第一のハウジングと前記第二のハウジングとの嵌合が不完全であるときに、前記スライド部材を前記挿抜方向に沿って前記第一のハウジング側にスライドさせることで前記第二のハウジングを押圧して、前記第一のハウジングと前記第二のハウジングとを完全に嵌合させることを特徴とする電気コネクタ組立体。
  2. 前記第一のハウジングには凸部が形成されるとともに、前記第二のハウジングには前記凸部に係合する係合爪を有するプレート部が形成され、
    前記スライド部材は、前記第一のハウジングと前記第二のハウジングとの嵌合が不完全であるときに、前記係合爪が前記凸部に乗り上げることで前記凸部から離間する向きに変形した前記プレート部を押圧して、前記第二のハウジングを前記挿抜方向に沿って前記第一のハウジング側に押圧することを特徴とする請求項1に記載の電気コネクタ組立体。
  3. 前記スライド部材は、前記第二のハウジングを前記第一のハウジングに嵌合させるときの押圧面と同一面内、または前記押圧面よりも前記第二ハウジングの内方側に位置するように設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の電気コネクタ組立体。
  4. 前記スライド部材は、前記第一のハウジングに係合する係合部を備えていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の電気コネクタ組立体。
  5. 前記第一のハウジングに凸部が形成されるとともに、前記第二のハウジングには前記凸部に係合する係合爪を有する第一のプレート部が形成され、
    前記係合部は前記スライド部材に設けられた第二のプレート部に形成され、
    前記係合爪を前記凸部に係合させるとともに、前記係合部を前記第一のハウジングに係合させた状態で、前記第一のプレート部と前記第二のプレート部は互いに重なるように配置され、前記係合部の前記第一のハウジングへの係合を解除するため前記第二のプレート部を押圧すると、前記第二のプレート部を介して前記第一のプレートも押圧されて、前記スライド部材と前記第一のハウジングとの係合、および前記第二のハウジングと前記第一のハウジングとの係合が解除されることを特徴とする請求項4に記載の電気コネクタ組立体。
  6. 前記スライド部材の前記第二のプレート部の両側に突起が形成され、
    前記第二のハウジングに、前記係合部の前記第一のハウジングへの係合を解除するため前記第二のプレート部を押圧したときに、前記突起が入り込む凹部と、
    前記突起が前記凹部に入り込んだときに、前記突起に対し、前記第二のハウジングを前記第一のハウジングから引き抜く方向側に位置する張り出し部とが形成されていることを特徴とする請求項5に記載の電気コネクタ組立体。
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