JP2008159219A - 記録媒体処理装置、撮像装置、記録媒体処理方法、記録媒体処理プログラム、および記録媒体処理プログラムを記録したプログラム記録媒体 - Google Patents

記録媒体処理装置、撮像装置、記録媒体処理方法、記録媒体処理プログラム、および記録媒体処理プログラムを記録したプログラム記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】安定した情報処理を実施可能なディスクカメラレコーダを提供する。
【解決手段】ディスクカメラレコーダは、衝撃判断手段41にて外部からの衝撃があったことが認識されると、ピックアップ移動制御手段42は、ステッピングモータ232に所定の電圧を印加して静止励磁状態にしてホールディングトルクを発生させる。これにより、ホールディングトルクによって光ピックアップ220の移動が規制され、衝撃に対して抗することができ、光ピックアップ220の位置ずれを防止することができる。したがって、衝撃により発生する位置ずれにより光ピックアップ220における情報処理動作が停止されず、安定して光ディスクDに対して情報処理動作を実施することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、記録媒体に所定の処理を実施する記録媒体処理装置、撮像装置、記録媒体処理方法、記録媒体処理プログラム、および記録媒体処理プログラムを記録したプログラム記録媒体に関する。
従来、所定位置に保持された記録媒体に対して相対的に移動可能に設けられ、記録媒体に対して所定の処理を実施するピックアップ機構を有する記録媒体処理装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載のものは、ディスクを載置して一定速度で回転駆動させるターンテーブルと、ディスクにレーザ光を射出するとともに、反射光を受光して所定の処理を実施するピックアップと、ディスクからの反射光に基づいてフォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号を生成するRFアンプと、データを蓄積するバッファメモリと、振動や衝撃を検出するGセンサなどを備えたディスク装置である。このディスク装置では、RFアンプからフォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号が出力されたり、Gセンサで振動や衝撃を検出したりすると、システムコントローラに対して割込信号を出力する。そして、ピックアップからのレーザ光の出力、およびバッファメモリの読出しを停止し、バッファメモリのオーバーフローが検出されると、バッファメモリに記録されたデータの一部に選択的にオーバーフロー発生後の情報を上書きする処理を実施する構成が採られている。
特開2002−298496号公報
ところで、近年、ディスク装置のピックアップを移動させる機構として、移動精度が良好なステッピングモータを用いる構成が知られている。また、ディスク装置の省電力化などのために、ピックアップ移動時以外では、ステッピングモータへの電圧印加が停止することが一般的である。しかしながら、上記特許文献1のような従来の構成で、ピックアップの移動にステッピングモータを用いた場合、ステッピングモータへの電力供給が停止されているため、振動や衝撃が加わった際に、衝撃などによりピックアップが所定の書き込み位置から移動してしまうおそれがある。このようにピックアップが移動してしまうと、次にディスクに所定の情報処理を実施する際に、ピックアップを元の位置に移動させる復帰動作が必要となり、この復帰動作時に動作音などが発生したり、復帰までの時間がかかったりして、安定した情報処理が実施できないという問題が一例として挙げられる。
本発明は、上記問題に鑑みて、安定した情報処理を実施可能な記録媒体処理装置、撮像装置、記録媒体処理方法、記録媒体処理プログラム、および記録媒体処理プログラムを記録したプログラム記録媒体を提供することを1つの目的とする。
請求項1に記載の発明は、記録媒体を保持する保持手段と、前記保持手段に保持された前記記録媒体に対して相対移動可能に設けられるとともに、前記記録媒体に記録された情報を読み込む読込処理および前記記録媒体に情報を書き込む書込処理のうち少なくともいずれか一方の処理を実施する情報処理部と、電圧印加手段からの電圧印加により励磁されて前記情報処理部を移動させるとともに、前記情報処理部にて前記記録媒体に所定の前記処理を実施する状態で、前記電圧印加手段からの電圧印加が停止されて停止状態となる駆動手段と、を備えた記録媒体処理装置であって、外部からの衝撃を検知する検知手段と、前記検知手段にて外部からの衝撃を検知した際に、前記駆動手段に所定電圧を印加して励磁状態とし、前記情報処理部の移動を規制する駆動制御手段と、を具備したことを特徴とした記録媒体処理装置である。
請求項8に記載の発明は、レンズを有する撮像部と、この撮像部にて取得した撮像データを前記記録媒体に記録する請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の情報処理装置と、を具備したことを特徴とした撮像装置である。
請求項9に記載の発明は、記録媒体を保持する保持手段と、前記保持手段に保持された前記記録媒体に対して相対移動可能に設けられるとともに、前記記録媒体に記録された情報を読み込む読込処理および前記記録媒体に情報を書き込む書込処理のうち少なくともいずれか一方の処理を実施する情報処理部と、電力供給手段からの電力の供給により励磁されて前記情報処理部を移動させるとともに、前記情報処理部にて前記記録媒体に所定の前記処理を実施する状態で、前記電力供給手段からの電力供給が停止されて停止状態となる駆動手段と、を備えた記録媒体処理装置における記録媒体処理方法であって、検知手段にて外部からの衝撃を検知し、外部からの衝撃を検知した際に、前記移動手段に励磁をかけて、静止状態にする制御をすることを特徴とする記録媒体処理方法である。
請求項10に記載の発明は、演算手段を、請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の記録媒体処理装置として機能させることを特徴とした記録媒体処理プログラムである。
請求項11に記載の発明は、請求項9に記載の記録媒体処理方法を演算手段に実行させることを特徴とした記録媒体処理プログラムである。
請求項12に記載の発明は、請求項10または請求項11に記載の記録媒体処理プログラムが演算手段にて読取可能に記録されたことを特徴とした記録媒体処理プログラムを記録したプログラム記録媒体である。
〔第一の実施の形態〕
以下、本発明に係る一実施の形態に係る撮像装置としてのディスクカメラレコーダを図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の第一の実施の形態に係るディスクカメレレコーダの概略を示す斜視図である。図2は、第一の実施の形態におけるディスクカメラレコーダの構成の概略を示すブロック図である。図3は、第一の実施の形態におけるディスク処理部の内部構成の一部を示す平面図である。図4は、一般的なステッピングモータの構成を模式的に示す図である。図5は、ステッピングモータの回路図の概略を示す図である。図6は、ステッピングモータの駆動励磁状態における駆動パルス電圧の印加状態を示す図である。
〔ディスクカメラレコーダの構成〕
図1および図2において、1は、本発明の一実施の形態に係る撮像装置としてのディスクカメラレコーダであり、このディスクカメラレコーダ1は、動画情報、音声情報、画像情報などの各種情報を録画して記録媒体としての光ディスクDに記録したり、光ディスクDに記録された各種情報を再生したりする装置である。このディスクカメラレコーダ1に利用できる光ディスクDとしては、例えばCD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、BD(Blu-ray Disc)などの各種ディスク状記録媒体が利用できる。
このディスクカメラレコーダ1は、外部ケース11と、レンズとしての撮影レンズ12と、撮影窓13と、記録媒体処理装置としてのディスク処理部20と、外部ケース11の内部に設けられる検知手段を構成する加速度検出手段としての加速度センサ30と、外部ケース11の内部に設けられる演算手段および撮像部としても機能する制御回路部40(図2参照)と、図示しないコントローラ部と、図示しない小型ディスプレイと、などを備えている。
外部ケース11は、内部空間を有する箱状に形成されている。この外部ケース11の各面には、それぞれ内部と外部とを連通する窓部が形成され、この窓部に臨んで前述した撮影レンズ12、撮影窓13、コントローラ部およびディスク処理部20が設けられている。
撮影レンズ12は、外部ケース11の前面の窓部に臨んで設けられている。この撮影レンズ12は、外部の画像光を取り込む。ここで取り込まれた画像光は、図示しない画像変換処理部にて画像信号に変換され、外部ケース11内部の制御回路部に入力される。
撮影窓13は、外部ケース11の背面の窓部に臨んで設けられている。この撮影窓13は、例えば光学的に撮影レンズ12に接続されており、この撮影窓13から撮影レンズ12に取り込まれる外部画像を確認することが可能となる。
コントローラ部は、例えば外部ケース11の天面、背面、および側面に配置される複数の操作ボタンを備えている。これらの操作ボタンはそれぞれ外部ケース11内部の制御回路部に電気的に接続されており、これらの操作ボタンを操作することで所定の操作信号を制御回路部40に出力する。
小型ディスプレイは、外部ケース11のディスク処理部20が設けられた側面とは反対側面に、外部ケース11に対して回動可能に設けられている。この小型ディスプレイは、外部ケース11内部の制御回路部40に電気的に接続され、制御回路部40から出力される各種画像情報を表示させる。
ディスク処理部20は、外部ケース11の一側面に設けられている。このディスク処理部20は、外部ケース11の一側面から突出開口するディスク設置部21に設置されている。また、ディスク処理部20の外装部には、カバー22が設けられ、このカバー22には、ディスク処理部20の内部に光ディスクDを挿入可能なスリット22Aが設けられている。ディスク処理部20の内部における詳細な説明は後述する。
加速度センサ30は、ディスクカメラレコーダ1の加速度を検出する。また、加速度センサ30は、例えばジャイロセンサを備え、ディスクカメラレコーダ1の加速方向を検出する。そして、加速度センサ30は、制御回路部40に電気的に接続されており、検出した加速度および加速方向を所定の加速度信号に変換して制御回路部40に出力する。なお、加速度センサ30は、少なくともディスク処理部20の後述する情報処理部としての光ピックアップ220の移動方向に沿う加速度および加速方向を検出するものであればよい。
制御回路部40は、ディスクカメラレコーダ1全体の動作を制御する。制御回路部40の詳細な説明は後述する。
〔ディスク処理部の構成〕
次に、ディスク処理部20の内部構成について、図3に基づいて説明する。
ディスク処理部20は、着脱可能に装着されるディスク状記録媒体としての円板状の光ディスクDにおける少なくとも一面に設けられた図示しない記録面に記録された情報を読み出す情報処理である読取処理、および記録面へ各種情報を記録する情報処理である記録処理を実施する。
そして、ディスク処理部20は、スリット22Aから挿入された光ディスクを搬送する図示しない搬送部と、スリット22Aから挿入された光ディスクDを回転可能に保持して、所定の情報処理を実施するディスク処理機構200と、などを備えている。
搬送部は、開口部を介してケース体の内外に光ディスクDを搬送する。この搬送部は、例えば制御回路部40に接続され、開口部に光ディスクDの一部が挿入されたことを検出すると、例えば図示しないローラが回転して光ディスクDをケース体内にディスク処理機構200にて処理可能な位置まで搬送する。
また、搬送部は、例えばイジェクトボタンの操作など、ケース体内に装着されている光ディスクDの排出を要求する旨の信号を制御回路部40が認識すると、この制御回路部40の制御によりディスク処理機構200に処理可能に保持されている光ディスクDを例えば図示しないローラの回転により開口部を介してケース体外へ搬送する。
ディスク処理機構200は、光ディスクDを回転させるディスク回転駆動手段210と、情報処理部としての光ピックアップ220と、光ピックアップ220を光ディスクDの記録面に略沿って径方向で移動させる移動手段230と、を備えている。
そして、ディスク処理機構200は、制御回路部40による制御にて、ディスク回転駆動手段210で光ディスクDを所定の回転速度で回転させ、この回転する光ディスクDの記録面に沿って移動手段230が光ピックアップ220を適宜移動させ、光ピックアップ220で記録面に記録された情報を読み取ったり記録面に情報を記録したりする。
具体的には、ディスク処理機構200は、図3に示すように、台座部201を有している。台座部201は、ケース体内に配設されている。そして、台座部201には、図示しない回転子とともにディスク回転駆動手段210を構成する回転駆動手段211が配設されている。
この回転駆動手段211は、一方の台座部201に配設された図2に示すスピンドルモータ212と、このスピンドルモータ212の出力軸212Aに一体的に設けられた図2に示す保持手段としてのターンテーブル213と、を備えている。
スピンドルモータ212は、制御回路部40に制御可能に接続され、制御回路部40から供給される電力により駆動する。このスピンドルモータ212は、最高回転数が例えば4500rpm〜5600rpmで、制御回路部40により、任意の回転数で回転可能に制御されている。
ターンテーブル213は、光ディスクDの中心に開口形成された図示しない軸孔に嵌挿して軸支する軸支部である略円柱状の回転軸213Aと、この回転軸213Aの外周面にフランジ状に突設され光ディスクDの軸孔の周縁が載置されて支持する鍔部213Bと、を備えている。そして、ターンテーブル213は、互いに対向する方向に台座部が回動されることで、他方の台座部に支持された図示しない回転子とにより光ディスクDを挾持する。この挾持された光ディスクDは、スピンドルモータ212の駆動により回転するターンテーブル213および挾持する回転子とともに回転される。
また、一方の台座部201には、光ピックアップ220を移動させる移動手段230が配設されている。この移動手段230は、一対のガイドシャフト231および駆動手段としてのステッピングモータ232を備えている。
そして、一対のガイドシャフト231は、例えば金属製の細長棒状に形成され、台座部201に略平行に配設されている。
また、ステッピングモータ232は、制御回路部40に制御可能に接続され、制御回路部40から供給される電力により駆動する。そして、ステッピングモータ232の図示しない出力軸には、例えば金属製の細長棒状のリードスクリュ232Aが同軸上に一体に連結されている。このリードスクリュ232Aの外周面には、螺旋状に係合溝232Bが設けられている。
ここで、一般的なステッピングモータ232の構成および駆動動作を説明をする。ステッピングモータ232は、図4に示すように、中心に回転可能に保持されるロータ232Cと、このロータ232Cの周囲に所定間隔を開けて複数配置される固定子232Dとを備えている。固定子232Dは、図5に示すように、例えばA−Bを結ぶコイル、C−Dを結ぶコイルの2つのコイルを備え、これらのコイルの中間位置に制御回路部40と接続されて電力が供給されるDC線が接続されている。
このようなステッピングモータ232は、例えば図6に示すように、A,C,B,Dの順に駆動パルス電圧を順次印加することで、駆動励磁状態となり、ロータ232Cが固定子232Dに引き付けられて回転する。なお、ここでは、一般的な例として、図6に示す1相励磁タイプの駆動パルス電圧の印加方法を例示したが、これに限定されず、例えば、パルス幅が1相励磁タイプの駆動パルス電圧印加方法の2倍である2相励磁タイプの電圧印加方法や、パルス幅が1相励磁タイプの駆動パルス電圧印加方法の3倍で、2パルス分だけずらして順次励磁させる1−2相励磁タイプの駆動パルス電圧印加方法などとしてもよい。また、マイクロステップ方式の駆動方法を採ってもよい。
また、ステッピングモータ232は、上記固定子232DのA,B,C,Dの全ての端子に対して同時に所定電圧を印加することで、ロータ232Cが磁力によりホールドされる静止励磁状態となる。この静止励磁状態では、駆動励磁状態よりも大きいトルク力(ホールディングトルク)が発生し、ステッピングモータ232により光ピックアップ220の移動が規制される。
そして、一対のガイドシャフト231には、光ピックアップ220が移動可能に支持されている。光ピックアップ220は、一対のガイドシャフト231間に架橋する状態で保持される保持部221を備えている。
この保持部221には、移動手段230のリードスクリュ232Aの係合溝232Bに係合する移動規制爪部221Bが設けられている。そして、光ピックアップ220は、保持部221に配設された、図示しない光源と、この光源からの光を光ディスクDに照射させる対物レンズ222Aを有する図示しない複数の光学素子と、光ディスクDから反射された光を検出する図示しない光センサなどを有している。なお、これらの光源、対物レンズ222A、複数の光学素子、および光センサにより本発明の光処理部が構成される。この光ピックアップ220は、制御回路部40に信号を送受信可能に接続され、制御回路部40の制御により、光ディスクDの記録面に記録された各種情報を読み取って制御回路部40へ出力する読取処理や、制御回路部40からの各種情報を記録面に記録する記録処理を実施する。
〔制御回路部の構成〕
次に、第一の実施の形態のディスクカメラレコーダ1における制御回路部40の説明をする。
制御回路部40は、ディスクカメラレコーダ1の全体的な動作を制御する各種処理を実施する。
具体的には、制御回路部40は、例えば各種電気部品が搭載された回路基板に回路構成として構成されている。そして、制御回路部40は、例えば、画像変換部における撮影レンズ12から取り込まれた画像光を画像信号に変換する処理、小型ディスプレイから画像情報を出力させる処理、回転駆動手段211を駆動させて光ディスクDを所定の回転速度で回転させる処理、光ピックアップ220を制御して取り込まれた画像をディスク処理部に設置された光ディスクDに録画させる録画処理、光ピックアップ220を制御して光ディスクDから情報を読み込む処理などを実施する各種プログラムを備えている。さらに、制御回路部40は、各種プログラムとして、図2に示すように、検知手段を構成する衝撃認識手段としての衝撃判断手段41と、静止制御手段としてのピックアップ移動制御手段42と、などを備えている。
衝撃判断手段41は、加速度センサ30から入力される加速度信号を認識し、ディスクカメラレコーダ1に衝撃が加えられたか否かを判断する。
具体的には、衝撃判断手段41は、入力された加速度信号に基づいて、ディスクカメラレコーダ1に加えられた加速度および加速度の方向を認識する。また、衝撃判断手段41は、光ピックアップ220の移動方向に沿う加速度成分を演算する。そして、演算した光ピックアップ220の移動方向に沿う加速度成分の大きさが予め設定された所定値以上である場合、ディスクカメラレコーダ1に衝撃が加えられたと判断する。なお、この所定値としては、光ピックアップ220が衝撃による加速度により移動する限界値以下であることが好ましく、例えば光ピックアップ220の質量などの要素により適宜設定される。一方、衝撃判断手段41は、認識した加速度が予め設定された所定値より小さい場合、衝撃がないと判断する。
ピックアップ移動制御手段42は、例えば制御回路部40に光ディスクDから情報を読み込む旨の命令信号、または光ディスクDに情報を記録する旨の命令信号が入力された場合に、移動手段230を制御して光ピックアップ220を所定のトラッキング位置に移動させる制御をする。
具体的には、ピックアップ移動制御手段42は、移動手段230のステッピングモータ232に所定の駆動パルス電圧を印加して光ピックアップ220をガイドシャフト231に沿って移動させる制御をする。すなわち、ピックアップ移動制御手段42は、ステッピングモータ232の固定子232Dの各端子A,B,C,Dに、例えば図6に示すように順次駆動パルス電圧を印加して、ステッピングモータ232を駆動励磁状態にし、リードスクリュ232Aを回転駆動させて光ピックアップ220を移動させる制御をする。
また、ピックアップ移動制御手段42は、光ピックアップ220にて光ディスクDに所定の情報処理を実施している状態において、ステッピングモータ232への電圧印加を停止する制御をする。
さらに、ピックアップ移動制御手段42は、衝撃判断手段41にて衝撃が加えられたと判断された際、ステッピングモータ232に所定の電圧を印加して光ピックアップ220の移動を規制する。具体的には、ピックアップ移動制御手段42は、ステッピングモータ232の固定子232Dの各端子A,B,C,Dに同時に所定の電圧を印加して静止励磁状態にしてホールディングトルクを発生させ、光ピックアップ220の移動を規制する制御をする。
〔ディスクカメラレコーダの動作〕
次に、上記ディスクカメラレコーダ1の動作における衝撃時のピックアップ静止処理について図面に基づいて説明する。図7は、第一の実施の形態のディスクカメラレコーダにおける衝撃時のピックアップ静止処置のフローチャートである。
まず、電気機器の電源の投入により、ディスクカメラレコーダ1に電力が供給される。そして、ディスクカメラレコーダ1のスリット22Aから光ディスクDが挿入されると、制御回路部40は搬送部を制御して光ディスクDをディスク処理部20内部に搬入し、ターンテーブル213上に保持させる。
この後、制御回路部40は、例えば利用者によりコントロール部が操作されるなどして、光ディスクDに撮影レンズ12から取り込んで画像信号に変換された画像情報などを記録する記録要求信号、光ディスクDから所定の情報を読み込んで小型ディスプレイに表示させる再生要求信号が設定入力されると、ディスク処理機構200に情報処理動作を実施させる(ステップS101)。
具体的には、制御回路部40は、ディスク回転駆動手段210を制御して、光ディスクDを所定回転速度で回転させる。また、制御回路部40のピックアップ移動制御手段42は、ステッピングモータ232に所定の駆動パルス電圧を印加して、駆動励磁状態とし、光ディスクDの記録面における情報処理の対象アドレス位置に対物レンズ222Aが対向する状態に、光ピックアップ220を移動させる制御をする。
また、制御回路部40のピックアップ移動制御手段42は、対物レンズ222Aから所定の光が射出され、光ディスクDに所定の情報処理操作が実施されている状態で、ステッピングモータ232への電圧印加を停止させる制御をする。
また、制御回路部40の衝撃判断手段41は、加速度センサ30から入力される加速度信号を認識し、ディスクカメラレコーダ1の加速度のうち、光ピックアップ220の移動方向に沿う加速度成分を認識する(ステップS102)。
そして、衝撃判断手段41は、光ピックアップ220の移動方向に沿う加速度が、所定値以上であるか否かを判断する(ステップS103)。
このステップS103において、衝撃判断手段41は、ステップS102にて認識した加速度が所定値よりも小さい場合、衝撃がないと判断する。そして、制御回路部40は、光ピックアップ220により光ディスクDの情報処理動作を続行させるか否かを判断し(ステップS104)、例えば情報処理動作の実行する旨の命令信号を認識した場合、ステップS101の情報処理動作を続行させる処理をする。また、ステップS104において、制御回路部40は、例えば利用者によるコントロール部の操作により、情報処理動作を停止させる旨の要求信号を認識すると、一連の情報処理動作を終了させる処理をする。
一方、ステップS103において、衝撃判断手段41は、光ピックアップ220の移動方向に沿う加速度が所定値以上である場合、ディスクカメラレコーダ1に衝撃が加えられたと判断し、制御回路部40は、光ピックアップ220をホールド状態にする制御を実施する。
具体的には、制御回路部40のピックアップ移動制御手段42は、ステッピングモータ232の各固定子232Dの各端子A,B,C,Dに位置に応じて所定電圧を印加し、ステッピングモータ232を静止励磁状態にする(ステップS105)。これによりステッピングモータ232にホールディングトルクが作用し、光ピックアップ220の移動が規制される。
そして、ステップS105の後、衝撃判断手段41は、光ピックアップ220の移動方向に沿う加速度が所定値よりも小さい値となったか否かを判断する(ステップS106)。このステップS106において、加速度が所定値よりも大きい場合、ステップS105の処理を実施し、すなわち、光ピックアップ220をホールド状態に維持し、移動を規制する。
一方、ステップS106において、衝撃判断手段41は、加速度が所定値より小さくなったことを認識すると、衝撃がなくなったと判断し、ステップS104の処理を実施する。
〔ディスクカメラレコーダの作用効果〕
上述したように、上記第一の実施の形態のディスクカメラレコーダ1では、衝撃判断手段41にて外部からの衝撃があったことが認識されると、ピックアップ移動制御手段42は、ステッピングモータ232に所定の電圧を印加して静止励磁状態にしてホールディングトルクを発生させる。
このため、このホールディングトルクにより光ピックアップ220の移動が規制され、衝撃に対して抗することができ、光ピックアップ220の位置ずれを防止することができる。したがって、衝撃により発生する位置ずれにより光ピックアップ220における情報処理動作が停止されず、安定して光ディスクDに対して情報処理動作を実施することができる。
また、過度の衝撃により仮に光ピックアップ220が位置ずれしたとしても、ホールディングトルクにより位置ずれ量が小さくなるので、復帰に要する光ピックアップ220の移動量を少なくすることができる。したがって、復帰時における動作音なども軽減でき、また復帰に要する時間も短くすることができる。
また、衝撃判断手段41は、加速度センサ30からの入力信号により、ディスクカメラレコーダ1に作用する加速度を検知し、この加速度が所定加速度以上である場合に衝撃が加わったことと認識する。
このため、加速度センサにより衝撃の度合いを容易に認識することができる。したがって、所定の加速度以上が作用した際に即座に衝撃があったと認識し、ピックアップ移動制御手段42にて光ピックアップ220の移動を規制する動作を実施することができ、光ピックアップ220の衝撃による位置ずれを良好に防止することができる。
この時、衝撃判断手段41にて、衝撃があると認識する加速度を、衝撃により光ピックアップ220が移動する加速度よりも小さくすることで、衝撃により光ピックアップ220が位置ずれする前にステッピングモータ232にホールディングトルクを発生させて移動を規制することができ、良好に光ピックアップ220の位置ずれを防止することができる。
さらに、衝撃判断手段41は、加速度センサ30から入力される加速度信号に基づいて、ディスクカメラレコーダ1に作用する加速度、および加速度が加えられた方向を認識し、この加速度の成分のうち光ピックアップ220の移動方向に沿う加速度成分を演算する。そして、衝撃判断手段41は、この光ピックアップ220の移動方向に沿う加速度成分が所定値以上である場合に衝撃があると認識する。
このため、衝撃判断手段41は、加えられた加速度が、光ピックアップ220の位置ずれに作用するか否かをより正確に判断することができる。従って、例えば過度にステッピングモータ232を静止励磁状態にすることがなく、省電力化に貢献することができる。
また、上記実施の形態のように、ディスクカメラレコーダ1に、衝撃判断手段41およびピックアップ移動制御手段42を設けている。このため、撮影時に頻繁に加速度が発生し、衝撃が加えられる回数も多い環境で使用されるディスクカメラレコーダ1でも、上記のように、良好に衝撃による光ピックアップ220の位置ずれを防止することができる。また、ディスクカメラレコーダ1は、例えばバッテリなどの電力供給手段により電力が供給されるが、上記したように、衝撃判断手段41にて衝撃が加わっていないと判断された場合は、情報処理動作時においてステッピングモータ232への電圧印加を停止しているので、過剰な電力消費を抑えることができ、バッテリ電力の減少を良好に抑えることができる。
〔第二の実施の形態〕
次に、本発明における第二の実施の形態の撮像装置としてのディスクカメラレコーダについて説明する。
図8は、第二の実施の形態のディスクカメラレコーダの概略を示すブロック図である。図9は、トラッキングエラー信号を生成するディテクタを示す図である。図10は、ノーマル時、傷およびゴミ付着時、および衝撃時におけるトラッキングエラー信号の波形およびSUM値の波形を示す図である。図11は、衝撃が加えられた方向によるトラッキングエラー信号の違いを示す図である。なお、第一の実施の形態と略同一の構成については同符号を付し、その説明を簡略もしくは省略する。
第二の実施の形態のディスクカメラレコーダ1は、第一の実施の形態と同様に、図1に示すような外部ケース11と、撮影レンズ12と、撮影窓13と、記録媒体処理装置としてのディスク処理部20と、外部ケース11の内部に設けられる制御回路部40A(図8参照)と、図示しないコントローラ部と、図示しない小型ディスプレイと、などを備えている。
外部ケース11は、第一の実施の形態のディスクカメラレコーダ1と同様に、内部空間を有する箱状に形成されている。この外部ケース11の各面には、それぞれ内部と外部とを連通する窓部が形成され、この窓部に臨んで前述した撮影レンズ12、撮影窓13、コントローラ部およびディスク処理部20が設けられている。
撮影レンズ12は、第一の実施の形態のディスクカメラレコーダ1と同様に、外部ケース11の前面の窓部に臨んで設けられている。この撮影レンズ12は、外部の画像光を取り込む。
撮影窓13は、第一の実施の形態のディスクカメラレコーダ1と同様に、外部ケース11の背面の窓部に臨んで設けられている。この撮影窓13は、例えば光学的に撮影レンズ12に接続されており、この撮影窓13から撮影レンズ12に取り込まれる外部画像を確認することが可能となる。
コントローラ部は、第一の実施の形態のディスクカメラレコーダ1と同様に、例えば外部ケース11の天面、背面、および側面に配置される複数の操作ボタンを備えている。これらの操作ボタンはそれぞれ外部ケース11内部の制御回路部40Aに電気的に接続されており、これらの操作ボタンを操作することで所定の操作信号を制御回路部40に出力する。
小型ディスプレイは、第一の実施の形態のディスクカメラレコーダ1と同様に、外部ケース11のディスク処理部20が設けられた側面とは反対側面に、外部ケース11に対して回動可能に設けられている。この小型ディスプレイは、外部ケース11内部の制御回路部40Aに電気的に接続され、制御回路部40Aから出力される各種画像情報を表示させる。
ディスク処理部20は、第一の実施の形態のディスクカメラレコーダ1と同様に、外部ケース11の一側面に設けられている。このディスク処理部20は、外部ケース11の一側面から突出開口するディスク設置部21に設置されている。また、ディスク処理部20の外装部には、カバー22が設けられ、このカバー22には、ディスク処理部20の内部に光ディスクDを挿入可能なスリット22Aが設けられている。
このディスク処理部20の内部には、第一の実施の形態のディスクカメラレコーダ1と同様に、スリット22Aから挿入された光ディスクを搬送する図示しない搬送部と、スリット22Aから挿入された光ディスクDを回転可能に保持して、所定の情報処理を実施するディスク処理機構200と、などが設けられている。搬送部は、開口部を介してケース体の内外に光ディスクDを搬送する。ディスク処理機構200は、第一の実施の形態のディスクカメラレコーダ1と同様に、ディスクDを回転させるディスク回転駆動手段210と、情報処理部としての光ピックアップ220と、ステッピングモータ232を備えた移動手段230と、を備えている。
また、光ピックアップ220の光センサには、光ディスクDからの反射光に基づいて、トラッキングエラー信号を生成するディテクタ222B(図8および図9参照)が設けられている。
具体的には、ディテクタ222Bは、例えば、図9に示すように、光ディスクDの内径側で光ディスクDの周方向における反時計回り方向側における変位を検出するE領域、光ディスクDの外径側で光ディスクDの周方向における反時計回り方向側における変位を検出するF領域、光ディスクDの外径側で光ディスクDの周方向における時計回り方向側における変位を検出するG領域、および光ディスクDの内径側で光ディスクDの周方向における時計回り方向側における変位を検出するH領域における各変位に基づいて、次の演算式(1)によりトラッキングエラー信号を生成する。
トラッキングエラー信号:PP={(E領域における変位レベル)+(H領域における変位レベル)}―(F領域における変位レベル)+(G領域における変位レベル)} …(1)
また、光ピックアップのトータル変位量であるSUM値は、次の演算式(2)により演算される。
SUM値:SUM=(E領域における変位レベル)+(F領域における変位レベル)+(G領域における変位レベル)+(H領域における変位レベル) …(2)
ここで、上記のように演算されたトラッキングエラー信号の波形について説明する。
ディテクタ222Bは、衝撃による位置ずれがない場合などのノーマル時には、図10(A)に示すように、振幅および波長が略一定であるトラッキングエラー信号が生成される。
また、光ディスクDの記録面に傷やゴミなどの付着がある場合、図10(B)に示すように、ノーマル時に比べて、振幅(レベル値)および波長が大きく変動するトラッキングエラー信号が生成され、さらにSUM値もノーマル時に比べて低下する。
さらに、衝撃などにより光ピックアップ220に位置ずれが生じた場合、図10(C)に示すように、光ピックアップ220の光センサに振幅(レベル値)および波長がノーマル時よりも大きいトラッキング信号が入力される。この時、SUM値は、ノーマル時と略同一の値となる。
また、ディテクタ222Bは、衝撃が加えられた方向により、図11に示すように、異なる波形のトラッキングエラー信号を生成する。例えば、光ピックアップ220がターンテーブル213に近接する方向、すなわち内周方向に衝撃が加えられた場合と、光ピックアップ220がターンテーブル213から離隔する方向、すなわち外周方向に衝撃が加えられた場合とでは、トラッキングエラー信号の位相が逆転する。
また、ディテクタ222Bは、制御回路部40Aに電気的に接続されており、上記のように生成したトラッキングエラー信号を制御回路部40Aに出力する。
〔制御回路部の構成〕
次に、第二の実施の形態のディスクカメラレコーダ1における制御回路部40Aの構成について説明する。
制御回路部40Aは、ディスクカメラレコーダ1の動作を制御する各種処理を実施する。
具体的には、制御回路部40Aは、例えば各種電気部品が搭載された回路基板に回路構成として構成されており、第一の実施の形態の制御回路部40と略同様に、例えば、画像変換部における撮影レンズ12から取り込まれた画像光を画像信号に変換する処理、小型ディスプレイから画像情報を出力させる処理、回転駆動手段211を駆動させて光ディスクDを所定の回転速度で回転させる処理、光ピックアップ220を制御して取り込まれた画像をディスク処理部に設置された光ディスクDに録画させる録画処理、光ピックアップ220を制御して光ディスクDから情報を読み込む処理などを実施する各種プログラムを備えている。さらに、制御回路部40Aは、各種プログラムとして、図8に示すように、検知手段を構成するトラッキングエラー検出手段および衝撃認識手段としても機能する衝撃判断手段41Aと、ピックアップ移動制御手段42と、などを備えている。
衝撃判断手段41Aは、光ピックアップ220の光センサにて認識される光ディスクDのディテクタ222Bにて検出されるトラッキングエラー信号に基づいて、ディスクカメラレコーダ1に衝撃が加えられたか否かを判断する。
具体的には、ディテクタ222Bから入力されたトラッキングエラー信号を認識し、衝撃の有無を判断する。すなわち、衝撃判断手段41Aは、図10(A)に示すような、一定振幅、一定波長のトラッキングエラー信号が入力された場合は、衝撃がないと判断する。一方、衝撃判断手段41Aは、図10(C)に示すように、ノーマル時と比べて、振幅が所定レベル値以上変動するとともに、SUM値がノーマル時と略同一である場合、衝撃が加えられたと判断する。なお、この所定レベル値としては、光ピックアップ220の対物レンズ222Aの移動可能範囲となる値を設定することが好ましい。すなわち、衝撃判断手段41Aは、ディテクタ222Bから入力されるトラッキングエラー信号に基づいて、対物レンズ222Aの移動可能範囲を超えて光ピックアップ220が移動したことを検出すると、衝撃が加えられたと判断する。
また、衝撃判断手段41Aは、図10(B)に示すように、ノーマル時と比べて振幅、波長、およびSUM値の変動量が大きい場合、光ディスクDの傷やゴミの付着があると判断し、この場合は衝撃はないと判断する。
また、衝撃判断手段41Aは、トラッキングエラー信号を例えば図示しない微分回路などにより微分演算処理し、トラッキングエラー信号の変化率を演算する。そして、衝撃判断手段41Aは、トラッキングエラー信号の変化率が小さくなったことを認識し、衝撃が収まったことを認識する。
ピックアップ移動制御手段42は、第一の実施の形態と同様に、制御回路部40Aにて光ディスクDから情報を読み込む旨の命令信号、または光ディスクDに情報を記録する旨の命令信号が認識された場合に、ステッピングモータ232に所定の駆動パルス電圧を印加して駆動励磁状態とし、光ピックアップ220を所定のトラッキング位置に移動させる制御を実施する。また、ピックアップ移動制御手段42は、光ピックアップ220にて光ディスクDに所定の情報処理を実施している状態では、ステッピングモータ232への電圧印加を停止する。
また、ピックアップ移動制御手段42は、衝撃判断手段41Aにて衝撃が加えられたと判断された場合、第一の実施の形態と同様に、ステッピングモータ232に所定の電圧を印加して光ピックアップ220の移動を規制する。具体的には、ピックアップ移動制御手段42は、ステッピングモータ232の固定子232Dの各端子A,B,C,Dに同時に所定の電圧を印加して静止励磁状態にし、ステッピングモータ232をホールド状態とする。
〔ディスクカメラレコーダの動作〕
次に、上記第二の実施の形態のディスクカメラレコーダ1の動作における衝撃時のピックアップ静止処理について図面に基づいて説明する。図12は、第二の実施の形態のディスクカメラレコーダにおける衝撃時のピックアップ静止処理のフローチャートである。
まず、電気機器の電源の投入により、ディスクカメラレコーダ1に電力が供給される。そして、ディスクカメラレコーダ1のスリット22Aから光ディスクDが挿入されると、制御回路部40Aは搬送部を制御して光ディスクDをディスク処理部20内部に搬入し、ターンテーブル213上に保持させる。
この後、制御回路部40Aは、例えば利用者によりコントロール部が操作されるなどして、光ディスクDに撮影レンズ12から取り込んで画像信号に変換された画像情報などを記録する記録要求信号、光ディスクDから所定の情報を読み込んで小型ディスプレイに表示させる再生要求信号が設定入力されると、ディスク処理機構200に情報処理動作を実施させる(ステップS201)。
具体的には、制御回路部40Aは、ディスク回転駆動手段210を制御して、光ディスクDを所定回転速度で回転させる。また、制御回路部40Aのピックアップ移動制御手段42は、ステッピングモータ232に所定の駆動パルス電圧を印加して、駆動励磁状態とし、光ディスクDの記録面における情報処理を実施する所定アドレス位置に対物レンズ222Aが対向する状態に、光ピックアップ220を移動させる制御をする。
また、制御回路部40Aのピックアップ移動制御手段42は、対物レンズ222Aから所定の光が射出され、光ディスクDに所定の情報処理操作が実施されている状態で、ステッピングモータ232への電圧印加を停止させる制御をする。
また、制御回路部40Aの衝撃判断手段41Aは、光ピックアップ220のディテクタ222Bから入力されるトラッキングエラー信号を認識する(ステップS202)。
そして、ステップS202にて認識したされたトラッキングエラー信号に基づいて、衝撃の有無を判断する(ステップS203)。
具体的には、衝撃判断手段41Aは、例えば図10(A)に示すようなノーマル時のトラッキングエラー信号に比べて、図10(C)に示すように、振幅および波長が大きく変動し、かつSUM値の変動が見られないトラッキングエラー信号が入力されたことを認識すると、衝撃が加えられたと判断する。一方、図10(A)に示すようなノーマル時のトラッキングエラー信号、および図10(B)に示すように、振幅、波長、およびSUM値がノーマル時と比べて大きく変動するトラッキングエラー信号を認識した場合、衝撃がないと判断する。
このステップS203において、衝撃判断手段41Aにて衝撃がないと判断された場合、制御回路部40Aは、光ピックアップ220により光ディスクDの情報処理動作を続行させるか否かを判断し(ステップS204)、例えば情報処理動作の実行する旨の命令信号を認識した場合、ステップS201の情報処理動作を続行させる処理をする。また、ステップS204において、制御回路部40Aは、例えば利用者によるコントロール部の操作により、情報処理動作を停止させる旨の要求信号を認識すると、一連の情報処理動作を終了させる処理をする。
一方、ステップS203において、衝撃判断手段41Aにて衝撃が加えられたと判断された場合、制御回路部40Aは、光ピックアップ220をホールド状態にする制御を実施する。
具体的には、制御回路部40Aのピックアップ移動制御手段42は、ステッピングモータ232の各固定子232Dの各端子A,B,C,Dに同時に所定電圧を印加し、ステッピングモータ232を静止励磁状態にする(ステップS205)。これによりステッピングモータ232にホールディングトルクが作用し、光ピックアップ220の移動が規制される。
そして、ステップS205の後、衝撃判断手段41Aは、ディテクタ222Bから入力されるトラッキングエラー信号の変化率を演算し、この変化率が所定レベル値より小さくなったか、もしくは0となったか否かを判断する(ステップS206)。このステップS206において、制御回路部40Aは、衝撃判断手段41Aにてトラッキングエラー信号の変化率が所定レベル値以上であると認識され、衝撃が収まっていないと判断されると、ステップS205の処理を実施する。すなわち、制御回路部40Aのピックアップ移動制御手段42は、ステッピングモータ232を静止励磁状態に維持し、ホールディングトルクを発生させて光ピックアップ220の移動を規制する。
一方、このステップS206において、衝撃判断手段41Aは、ディテクタ222Bから入力されるトラッキングエラー信号の変化率が所定レベル値より小さくなった、または0になったことを認識すると、衝撃が収まったと判断し、ステップS204の処理を実施する。
また、この時、制御回路部40Aは、衝撃判断手段41Aにて認識したトラッキングエラー信号に基づいて、光ピックアップ220の位置ずれ量および位置ずれ方向を認識する。すなわち、制御回路部40Aは、例えば図11に示すように、トラッキングエラー信号の波形の位相状態により、光ピックアップ220が受けた衝撃の方向を認識し、トラッキングエラー信号の振幅(レベル値)により、位置ずれ量を認識する。そして、制御回路部40Aは、ステップS201の情報処理動作に戻る前に、ピックアップ移動制御手段42にて、位置ずれした分だけ光ピックアップ220を復帰させる制御をさせる。なお、トラッキングエラー信号の波形に基づいて、光ピックアップ220を復帰させる方法に限らず、例えば対物レンズ222Aに対向する光ディスクDのアドレス値を認識し、衝撃前に認識したアドレス値と衝撃後に認識したアドレス値との差を演算して、この差分だけ光ピックアップ220を移動させて復帰させる方法などを採ってもよい。
〔ディスクカメラレコーダの作用効果〕
上述したように、上記第二の実施の形態のディスクカメラレコーダ1では、衝撃判断手段41Aは、ディテクタ222Bから入力されたトラッキングエラー信号を認識し、トラッキングエラー信号の振幅が所定レベル値以上である場合に、衝撃が発生したと判断する。そして、ピックアップ移動制御手段42は、衝撃判断手段41Aにて衝撃が加えられたと判断されると、ステッピングモータ232を静止励磁状態にしてホールディングトルクを発生させている。
このため、衝撃判断手段41Aは、衝撃の度合いにより変化するトラッキングエラー信号に基づいて、トラッキングエラー信号の振幅が所定レベル値以上である場合に衝撃が加えられたと判断できる。したがって、衝撃判断手段41Aは、上記第一の実施の形態と同様に、衝撃を検出した際に、ピックアップ移動制御手段42にて光ピックアップ220の移動を規制することができ、衝撃による光ピックアップ220の位置ずれを防止できる。また、第一の実施の形態に比べて、光ピックアップ220のトラッキングエラー信号を認識し、トラッキングエラー信号に生じる波形の乱れにより衝撃を検出するため、衝撃が加えられていない状態でステッピングモータ232に電圧が印加されることがなく、より省電力化を良好に図ることができる。
また、衝撃判断手段41Aは、トラッキングエラー信号の変動量が、対物レンズ222Aの移動可能範囲を超える値である場合に、衝撃が加えられたと判断する。
このため、対物レンズ222Aの揺動によりカバーできる範囲の光ピックアップ220の位置ずれでは、光ピックアップ220の移動が規制されず、ステッピングモータ232に静止励磁状態に対応する電圧も印加されない。したがって、情報処理動作における省電力化を図ることができる。
さらに、衝撃判断手段41Aは、トラッキングエラー信号の位相状態により、衝撃が加えられた方向を認識する。
このため、衝撃判断手段41Aは、衝撃を加えられた方向と、トラッキングエラー信号の振幅により演算される光ピックアップ220の位置ずれ量とを認識するので、仮に光ピックアップ220が衝撃により位置ずれを起こしたとしてもピックアップ移動制御手段42にて、衝撃が加わった方向と逆方向に光ピックアップを位置ずれ量と同一量だけ移動させるだけで、光ピックアップ220を衝撃が加わる前の位置に容易に復帰させることができる。この際、上記したように、衝撃時に光ピックアップ220の移動が規制されているため、光ピックアップ220の復帰に要する移動量、復帰時間を小さくでき、動作音などの異音を発生させることなく、容易に復帰動作を実施できる。
そして、衝撃判断手段41Aは、トラッキングエラー信号の変化率を認識し、衝撃が収まったか否かを判断し、衝撃判断手段41Aで衝撃が収まったことと判断された際にピックアップ移動制御手段は、光ピックアップ220の復帰動作、またはステッピングモータ232を停止状態にする動作を実施する。
このため、衝撃が発生している状態で、光ピックアップ220の静止励磁状態が解除されることがなく、良好に衝撃による光ピックアップ220の位置ずれを防止することができる。
〔実施形態の変形〕
なお、本発明は、上述した各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲で以下に示される変形をも含むものである。
例えば、上記実施の形態では、撮像手段にて撮像した撮像画像などを、光ディスクDに記録し、光ディスクDに記録された情報を再生するディスクカメラレコーダ1を例示したが、これに限られず、情報の読み出しあるいは記録のみでもよい。
また、ディスクカメラレコーダ1に限られず、例えばノート型パーソナルコンピュータなどに搭載可能な薄型ディスクドライブ装置や、デスクトップ型パーソナルコンピュータに搭載されるディスクドライブ装置、車両などに搭載されるディスク装置、携帯型CD再生装置や、DVD再生装置、ゲーム機や映像データの録画などの記録や再生のための処理をする再生装置などの単体の構成などに適用されるものであってもよい。
さらに、記録媒体として、光ディスクDに限らず、磁気ディスク、光磁気ディスクなどのいずれのディスク状記録媒体を対象とすることができ、さらには、これらのディスクがカートリッジなどに格納されたカートリッジタイプのディスクにも適用することができる。
さらには、スリット22Aから光ディスクDを挿入する、いわゆるスロットインタイプのディスク処理部20を示したが、例えばトレイに一体的に光ピックアップ220が配設されるディスク処理機構200に適用されてもよい。
また、上述したように、ピックアップ移動制御手段42は、衝撃判断手段41,41Aにて衝撃が加えられたと判断された際に、光ピックアップ220の移動を規制した後、光ピックアップ220の対物レンズ222Aの位置を認識し、衝撃前の光ピックアップ220の対物レンズ222Aの位置に復帰させる制御をしてもよい。
この場合、制御回路部40,40Aは、光ディスクDに所定の情報処理を実施すると同時に現在処理を実施している光ディスクDの記録面におけるアドレス情報を随時図示しないメモリに記憶する。そして、衝撃判断手段41,41Aにて衝撃があったと判断されると、ピックアップ移動制御手段42は、ステッピングモータ232を静止励磁状態とし、光ピックアップ220をホールド状態とする。
また、ピックアップ移動制御手段42は、このホールド状態の光ピックアップ220の位置、すなわち光ディスクDの記録面における対物レンズ222Aに対向する位置のアドレス情報を検出し、メモリに記憶した衝撃前のアドレス位置との差を演算する。そして、ピックアップ移動制御手段42は、このアドレス位置の差に基づいて、ステッピングモータ232を駆動励磁状態とし、衝撃前のアドレス位置に移動させる制御を実施する。
このような構成では、仮に光ピックアップ220が衝撃により移動したとしても、元の位置に復帰させることができる。また、衝撃時に光ピックアップ220をホールド状態にしているため、光ピックアップ220のずれ込み量を少なく、光ピックアップ220の復帰に要する移動量も少なくなる。したがって、光ピックアップ220の復帰時に生じる異音などをも抑えることができ、復帰に要する時間も少なくすることができる。
第二の実施の形態において、衝撃判断手段41Aは、ディテクタ222Bから入力されるトラッキングエラー信号に基づいて、所定レベル値以上の振幅を有するトラッキングエラー信号を認識して、衝撃により光ピックアップ220が位置ずれを起こす前に光ピックアップ220の移動を規制する構成を示したが、これに限らない。
例えば、衝撃判断手段41Aを光ピックアップ220のトラッキング方向への変位量を検出する変位検出手段として機能させる構成としてもよい。この場合、トラッキングエラー信号の振幅が0となった位置におけるトラッキングゼロクロスを検出することで、光ピックアップ220の位置ずれおよび位置ずれ量を検出し、光ピックアップ220に位置ずれ量が所定値以上となった場合にピックアップ移動制御手段42にてステッピングモータ232に所定の静止励磁状態に対応する電圧を印加する。
このような構成でも、光ピックアップ220の過剰な位置ずれを防止でき、復帰動作に要する電力や時間を縮小することができる。
また、衝撃判断手段41Aは、光ピックアップ220の位置ずれ量が、対物レンズ222Aの移動可能範囲を超える量となったことを認識して、衝撃が加えられたと判断する構成としてもよい。この構成では、光ピックアップ220の位置ずれ量が対物レンズ222Aの移動可能範囲内である場合は、対物レンズ222Aの移動により光ピックアップ220の位置ずれをカバーすることができ、光ピックアップ220の位置ずれ量が対物レンズ222Aの移動可能範囲外となった場合に、光ピックアップ220をホールド状態にして位置ずれを防止することができる。
その他、本発明の実施の際の具体的な構造および手順は、本発明の目的を達成できる範囲で他の構造などに適宜変更できる。
〔実施の形態の効果〕
上述したように、上記ディスクカメラレコーダ1では、衝撃判断手段41にて外部からの衝撃があったことが認識されると、ピックアップ移動制御手段42は、ステッピングモータ232に所定の電圧を印加して静止励磁状態にしてホールディングトルクを発生させている。
このため、このホールディングトルクにより光ピックアップ220の移動が規制され、衝撃に対して抗することができ、光ピックアップ220の位置ずれを防止することができる。したがって、衝撃により発生する位置ずれにより光ピックアップ220における情報処理動作が停止されず、安定して光ディスクDに対して情報処理動作を実施することができる。
本発明の第一の実施の形態に係るディスクカメレレコーダの概略を示す斜視図である。 前記第一の実施の形態のディスクカメラレコーダの構成の概略を示すブロック図である。 前記第一の実施の形態におけるディスク処理部の内部構成の一部を示す平面図である。 一般的なステッピングモータの構成を模式的に示す図である。 ステッピングモータの回路図の概略を示す図である。 ステッピングモータの駆動励磁状態における駆動パルス電圧の印加状態を示す図である。 前記第一の実施の形態のディスクカメラレコーダにおける衝撃時のピックアップ静止処置のフローチャートである。 本発明の第二の実施の形態のディスクカメラレコーダの概略を示すブロック図である。 トラッキングエラー信号を生成するディテクタの概略を示す図である。 ノーマル時、傷およびゴミ付着時、および衝撃時におけるトラッキングエラー信号の波形およびSUM値の波形を示す図である。 衝撃が加えられた方向によるトラッキングエラー信号の違いを示す図である。 第二の実施の形態のディスクカメラレコーダにおける衝撃時のピックアップ静止処理のフローチャートである。
符号の説明
D …記録媒体としての光ディスク
1 …撮像装置としてのディスクカメラレコーダ
12 …撮影レンズ
20 …記録媒体処理装置としてのディスク処理部
30 …検知手段を構成する加速度検出手段としての加速度センサ
40,40A…演算手段および撮像部としても機能する制御回路部
41 …検知手段を構成する衝撃認識手段としての衝撃判断手段
41A …検知手段を構成するトラッキングエラー検出手段および衝撃認識手段としても機能する衝撃判断手段
42 …静止制御手段としてのピックアップ移動制御手段
213 …保持手段としてのターンテーブル
220 …情報処理部としての光ピックアップ
222A…光処理部を構成する対物レンズ
232 …駆動手段としてのステッピングモータ

Claims (12)

  1. 記録媒体を保持する保持手段と、前記保持手段に保持された前記記録媒体に対して相対移動可能に設けられるとともに、前記記録媒体に記録された情報を読み込む読込処理および前記記録媒体に情報を書き込む書込処理のうち少なくともいずれか一方の処理を実施する情報処理部と、電圧印加手段からの電圧印加により励磁されて前記情報処理部を移動させるとともに、前記情報処理部にて前記記録媒体に所定の前記処理を実施する状態で、前記電圧印加手段からの電圧印加が停止されて停止状態となる駆動手段と、を備えた記録媒体処理装置であって、
    外部からの衝撃を検知する検知手段と、
    前記検知手段にて外部からの衝撃を検知した際に、前記駆動手段に所定電圧を印加して励磁状態とし、前記情報処理部の移動を規制する静止制御手段と、
    を具備したことを特徴とした記録媒体処理装置。
  2. 請求項1に記載の記録媒体処理装置であって、
    前記検知手段は、加速度を検出する加速度検出手段と、前記加速度検出手段にて検出される加速度が所定加速度値以上である場合に、衝撃が加えられたと認識する衝撃認識手段と、を備えた
    ことを特徴とした記録媒体処理装置。
  3. 請求項2に記載の記録媒体処理装置であって、
    前記加速度検出手段は、前記情報処理部の移動方向に沿う加速度を検出する
    ことを特徴とした記録媒体処理装置。
  4. 請求項1に記載の記録媒体処理装置であって、
    前記情報処理部は、前記記録媒体の径方向であるトラッキング方向に移動可能に設けられ、
    前記検知手段は、外部衝撃による前記情報処理部のトラッキング方向の変位に関するトラッキングエラー信号を検出するトラッキングエラー検出手段と、トラッキングエラー検出手段にて検出されるトラッキングエラー信号のレベル値が所定レベル値以上である場合に衝撃が加えられたと認識する衝撃認識手段と、を備えた
    ことを特徴とした記録媒体処理装置。
  5. 請求項4に記載の記録媒体処理装置であって、
    前記情報処理部は、少なくとも前記トラッキング方向に所定範囲内で移動可能に設けられるとともに、前記記録媒体に対して所定波長の光を射出し、前記記録媒体にて反射された光を受光する光処置部を備え、
    前記衝撃認識手段は、前記トラッキングエラー検出手段にて検出された前記トラッキングエラー信号のレベル値に基づいて前記情報処理部の変位量を認識するとともに、前記情報処理部が前記光処理部の移動範囲を越えて変位する変位量を認識した場合に、衝撃が加えられたと認識する
    ことを特徴とした記録媒体処理装置。
  6. 請求項1に記載の記録媒体処理装置であって、
    前記情報処理部は、前記記録媒体の径方向であるトラッキング方向に移動可能に設けられ、
    前記検知手段は、前記外部衝撃による前記情報処理部のトラッキング方向の変位量を検出する変位検出手段と、変位検出手段にて検出される変位量が所定値以上である場合に衝撃が加わったことを認識する衝撃認識手段と、を備えた
    ことを特徴とした記録媒体処理装置。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の記録媒体処理装置であって、
    前記駆動手段は、所定の駆動パルス電圧により駆動されるステッピングモータである
    ことを特徴とした記録媒体処理装置。
  8. レンズを有する撮像部と、
    この撮像部にて取得した撮像データを前記記録媒体に記録する請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の記録媒体処理装置と、
    を具備したことを特徴とした撮像装置。
  9. 記録媒体を保持する保持手段と、前記保持手段に保持された前記記録媒体に対して相対移動可能に設けられるとともに、前記記録媒体に記録された情報を読み込む読込処理および前記記録媒体に情報を書き込む書込処理のうち少なくともいずれか一方の処理を実施する情報処理部と、電力供給手段からの電力の供給により励磁されて前記情報処理部を移動させるとともに、前記情報処理部にて前記記録媒体に所定の前記処理を実施する状態で、前記電力供給手段からの電力供給が停止されて停止状態となる駆動手段と、を備えた記録媒体処理装置における記録媒体処理方法であって、
    検知手段にて外部からの衝撃を検知し、
    外部からの衝撃を検知した際に、前記移動手段に励磁をかけて、静止状態にする制御をする
    ことを特徴とする記録媒体処理方法。
  10. 演算手段を、請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の記録媒体処理装置として機能させる
    ことを特徴とした記録媒体処理プログラム。
  11. 請求項9に記載の記録媒体処理方法を演算手段に実行させる
    ことを特徴とした記録媒体処理プログラム。
  12. 請求項10または請求項11に記載の記録媒体処理プログラムが演算手段にて読取可能に記録された
    ことを特徴とした記録媒体処理プログラムを記録したプログラム記録媒体。
JP2006349948A 2006-12-26 2006-12-26 記録媒体処理装置、撮像装置、記録媒体処理方法、記録媒体処理プログラム、および記録媒体処理プログラムを記録したプログラム記録媒体 Withdrawn JP2008159219A (ja)

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