JP2005100484A - 光ディスク装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 光ディスクの偏心や面振れが大きい場合に、記録されている情報を他の光ディスクに記録させることを促す光ディスク装置を提供する。
【解決手段】 光ディスク装置に光ディスク100が装着されると、スピンドルモータ2が回転して光ディスク100を回転させる(S1→S2)。次に、光ピックアップ1で光ディスク100からの反射光を電気信号に変換し、エラー信号検出部4でフォーカスエラー信号を検出して(S3)、フォーカスエラー信号の振幅に基づく振幅データを生成する。マイコン5は、この振幅データと予め記憶されている第1基準値と比較し(S4)、振幅データが第1基準値よりも大きければ、光ディスク100に記録されている情報の複写を促す内容の書換推奨表示を出力する(S5)。
【選択図】 図3

Description

この発明は、CD等の光ディスクの情報を再生したり、光ディスクに情報を記録する光ディスク装置に関するものである。
光ディスクの再生記録を行う場合、光ディスクはスピンドルモータにより回転するターンテーブル上に載置されてチャッキングされ、ターンテーブルとともに回転する。
この際、光ディスクが偏心していたり、光ディスクを回転させる回転軸のブレが生じると、光ディスクのトラック位置と光ピックアップから照射されるレーザ光の照射位置は、光ディスクの回転に応じてずれる。このため、光ディスク装置にはトラッキング制御機能が備えられており、レーザ光が情報が記録されているトラック位置に照射される制御が行われている。
トラッキング制御とは、光ディスクに照射するレーザ光の反射光からトラッキングエラー信号を検出し、このトラッキングエラー信号に基づいて、光ピックアップやスピンドルモータの動作を制御するものである(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3参照。)。
また、光ディスクが完全な平板状でなかったり、光ディスクを回転させる回転軸のブレが生じると、光ディスクと光ピックアップとの間の距離が一定ではなくなる。すなわち、面振れ状態が生じる。このため、光ディスク装置にはフォーカス制御機能が備えられており、光ディスクの表面にレーザ光の焦点が一致する制御が行われている。
フォーカス制御とは、光ディスクに照射するレーザ光の反射光を用いてフォーカスエラー信号を検出し、このフォーカスエラー信号に基づいて、光ピックアップやスピンドルモータの動作を制御するものである(例えば、特許文献4、特許文献5、特許文献6、特許文献7参照。)。
特開2001−307342公報 特開平10−143894号公報 特開平3−269844号公報 特開2002−251760公報 特開2002−170251公報 特開2000−48384公報 特開平10−232108号公報
しかしながら、前述の偏心や面振れが大きいと、トラッキング制御やフォーカス制御が適正に行えず、光ディスクに記録されている情報を確実に読み出すことができなかったり、光ディスクに確実に情報を書き込むことができない場合が生じる。このため、偏心や面振れが大きい光ディスクでは、光ディスク装置によって、読み出したり、書き込めなくなる可能性が生じる。
この発明の目的は、光ディスクの偏心や面振れが大きい場合に、記録されている情報を他の光ディスクに複写させることを促し、光ディスク装置によらず再生が可能となる光ディスクをユーザが常時保持することができるようにする光ディスク装置を提供することにある。
この発明は、光ディスクに照射されたレーザ光の反射光を受光してフォーカスエラー信号またはトラッキングエラー信号を検出し、フォーカス制御およびトラッキング制御を行う光ディスク装置において、フォーカスエラー信号から光ディスクの面振れ量を検出し、トラッキング信号から光ディスクの偏心量を検出するディスク状態検出手段と、面振れ量または偏心量がそれぞれ所定基準値よりも大きいかどうかを判定する判定手段とを備え、面振れ量または偏心量が所定基準値よりも大きい場合に、光ディスクに記録されている情報の複写を促す表示を出力することを特徴としている。
この構成では、装置に光ディスクがセットされると、装置は光ディスクを回転させるとともに、光ピックアップが光ディスクにレーザ光を照射する。このレーザ光の反射光は光ピックアップで電気信号に変換されてディスク状態検出手段に入力される。ディスク状態検出手段は、入力された電気信号に基づいてフォーカスエラー信号またはトラッキングエラー信号を検出する。これらフォーカスエラー信号およびトラッキングエラー信号に基づいて、フォーカス制御やトラッキング制御を行い光ピックアップを所定位置に移動させた後、トラッキング制御を解除し、光ピックアップの位置を固定する。次に、ディスク状態検出部は、フォーカスエラー信号から面振れ量を検出し、トラッキングエラー信号から偏心量を検出する。そして、面振れ量や偏心量が所定基準値よりも大きければ、セットされている光ディスクは他の光ディスク装置では再生できない可能性があること、および、他の光ディスクに情報を複写した方がよいことを表示する。
また、この発明は、情報を記憶する記憶手段を備え、面振れ量または偏心量が所定基準値よりも大きく、且つ光ディスクの複写操作入力がされた場合に、光ディスクに記録されている情報を記憶手段に記憶し、装着された新たな光ディスクに情報を書き込むことを特徴としている。
この構成では、記憶手段としてハードディスク等を備えることにより、前述のように面振れ量や偏心量が大きい光ディスクがセットされた際に、この光ディスクの情報を読み取り、記憶手段に記憶しておく。また、光ディスク装置は前述の他の光ディスク装置では再生できない可能性があることを表示する。この際、記憶されている情報を複写する操作が入力されれば、新しい光ディスクがセットされた後に記憶手段に記憶されている情報をこの新しい光ディスクに書き込む。
また、この発明は、光ディスクの再生操作入力がされた場合、面振れ量および偏心量が所定基準値よりも大きいかどうかを判定した後、光ディスクの再生動作を行うことを特徴としている。
この構成では、通常の光ディスク再生が選択されても面振れ量や偏心量は測定される。すなわち、通常の再生動作で光ディスクの状態が確認される。この際、面振れ量や偏心量が所定基準値より大きければ、再生と同時に前記複写を促す表示を行う。
また、この発明は、装置に依存する面振れ量および偏心量を記憶しておき、判定手段で、検出された面振れ量と装置に依存する面振れ量とに基づき、または検出された偏心量と装置に依存する偏心量とに基づいて、判定を行うことを特徴としている。
この構成では、光ディスク装置の駆動系のブレ等により観測される装置固有の面振れ量と偏心量とを予め測定しておき、光ディスクがセットされ、フォーカスエラー信号やトラッキングエラー信号の測定された時点での判定に用いる。これにより、光ディスクがセットされた状態で測定されるフォーカスエラー信号およびトラッキングエラー信号は光ディスクに固有なものなので、光ディスクに固有の面振れや偏心が正確に測定される。
この発明によれば、セットされている光ディスクの面振れ量や偏心量が大きく、他の光ディスク装置では再生できない可能性があること、および他の光ディスクに複写を促すことを表示することができる。このため、ユーザはセットした光ディスクの状態を容易に且つ正確に知ることができるとともに、この光ディスクに記録されている情報を他の光ディスク装置に複写すべきであることを認識することができる。さらに、必要に応じて測定を行った光ディスクの情報を新たな光ディスクに書き込むことができる。これにより、ユーザは光ディスク装置によらず確実に再生できる光ディスクを常に保有することができる。
本発明の実施形態に係る光ディスク装置について、図を参照して説明する。
図1は本実施形態の光ディスク装置の概略ブロック図である。
図1に示すように、スピンドルモータ2の回転軸には光ディスク100を載置するターンテーブル3を設置している。また、光ディスク100の記録面側には、光ピックアップ1を設置しており、この光ピックアップ1は本発明のディスク状態検出部に相当するエラー信号検出部4に接続している。エラー信号検出部4はサーボIC7と本発明の判定手段に相当するマイコン5とに接続しており、サーボIC7はドライバIC8に接続しており、ドライバIC8は光ピックアップ1およびスピンドルモータ2に接続している。マイコン5は表示部6と本発明の記憶手段に相当するハードディスク(以下、「HD」という。)9とに接続している。
光ピックアップ1は、光ディスクの仕様に応じたレーザ光を光ディスクに照射し、その反射光を受光して電気信号に変換し、エラー信号検出部4に出力する。
エラー信号検出部4は図2に示す構成を備えている。図2はエラー信号検出部4の概略ブロック図である。
RFアンプ41は、光ピックアップ1に接続するとともに、振幅検出部42および波形整形部44に接続している。振幅検出部42はA/D変換部43に接続し、波形整形部44はカウンタ45に接続している。A/D変換部43とカウンタ45とはマイコン5に接続している。
RFアンプ41は、光ピックアップ1から入力された電気信号に基づいて、既知の非点収差法や差動非点収差法等を用いてフォーカスエラー信号とトラッキングエラー信号とを生成して、フォーカスエラー信号を振幅検出部42に、トラッキングエラー信号を波形整形部44に出力する。
振幅検出部42は、フォーカスエラー信号の振幅を検出して、そのアナログの振幅量をA/D変換部43に出力する。A/D変換部43は入力されたアナログの振幅量をディジタルの振幅データに変換してマイコン5に出力する。
一方、波形整形部44は、トラッキングエラー信号を入力してパルス波形化処理を行い、このパルス信号をカウンタ45に出力する。
カウンタ45は入力されたパルス信号に基づいて、所定周期内のパルス数を計測して、パルス個数データをマイコン5に出力する。
マイコン5は、A/D変換部43から入力された振幅データと予め記憶されているフォーカスエラー信号すなわち光ディスクの面振れ量に関する振幅データの基準値(以下、「第1基準値」と称す。)とを比較する。ここで、第1基準値は、光ディスクの規格上許容される最大面振れ量の場合のフォーカスエラー信号の振幅値に基づく振幅データ等により設定する。そして、入力された振幅データがこの第1基準値より大きければ、表示部6を介して、装着されている光ディスクの面振れ量が大きく、この光ディスクは装置によっては再生できない可能性があることおよび複写の必要があることを出力する。
また、マイコン5は、カウンタ45から入力されたパルス個数データと予め記憶されているトラッキングエラー信号すなわち光ディスクの偏心量に関するパルス個数データの基準値(以下、「第2基準値」と称す。)とを比較する。ここで、第2基準値は、光ディスクの規格上許容される最大偏心量の場合のトラッキングエラー信号の所定周期内のパルス数に基づくパルス個数データ等により設定する。そして、入力されたパルス個数データが第2基準値よりも大きければ、表示部6を介して装着されている光ディスクの偏心量が大きく、この光ディスクは装置によっては再生できない可能性があることおよび複写の必要があることを出力する。
サーボIC7は、フォーカス制御がON状態にある場合に、ドライバIC8を介してスピンドルモータ3および光ピックアップ1のサーボ動作を制御する。また、サーボIC7は、トラッキング制御がON状態にある場合に、ドライバIC8を介してスピンドルモータ3および光ピックアップ1のサーボ動作を制御する。
ハードディスクHD9は、少なくとも光ディスク1枚分の記憶容量を備え、マイコン5からの処理命令に従い、光ディスクに記録されている情報を記憶したり、記憶した情報を出力する。
次に、前述の構成の光ディスク装置における光ディスクの状態の測定動作を図3〜図7を用いて説明する。
図3は面振れ量の測定動作に関するフローチャートであり、図4は偏心量の測定動作に関するフローチャートである。また、図5、図6は面振れ量と偏心量とを共に測定する動作に関するフローチャートである。また、図7は面振れ量と偏心量とを測定した後、装着された光ディスクの情報を複写する動作に関するフローチャートである。
なお、以下の説明では、光ディスク装置に光ディスクの状態を測定する測定モードを光ディスクの再生とは別に設け、この光ディスクの状態を測定するモードの場合の動作を示す。
(1)面振れ量の測定動作の場合
光ディスク装置に光ディスク100が装着されると、スピンドルモータ2が回転して光ディスク100を回転させる(S1→S2)。この際、サーボIC7でフォーカスサーボ制御およびトラッキング制御を行い光ピックアップを所定位置に移動させる。ここで、光ピックアップの位置は光ディスク100の外周付近に設定することで、光ディスクの面振れ量を大きく測定することができる。この状態で、光ピックアップ1はレーザ光を光ディスク100に照射し、反射光を受光する。光ピックアップ1は受光した反射光を電気信号に変換してエラー信号検出部4に出力し、エラー信号検出部4は入力された電気信号に基づいてフォーカスエラー信号を検出する(S3)。
光ディスク100に面振れがあると、フォーカスエラー信号は所定周期で振幅し、この振幅量が面振れ量に比例する。これを利用し、フォーカスエラー信号の振幅量に基づく振幅データを生成し、予め記憶されている第1基準値と比較する(S4)。ここで、振幅データが第1基準値よりも大きければ、装着された光ディスク100の面振れ量が大きいため、装置によっては再生できない可能性があることおよび光ディスクに記録されている情報の複写を促す内容の書換推奨表示を出力する(S5)。なお、この時に前記表示を行うとともに、実際の面振れ量を表示させてもよい。さらに、振幅データが第1基準値よりも小さくても面振れ量を表示させてもよい。
(2)偏心量の測定動作の場合
光ディスク装置に光ディスク100が装着されると、スピンドルモータ2が回転して光ディスク100を回転させる(S11→S12)。この際、サーボIC7でフォーカスサーボ制御およびトラッキング制御を行い光ピックアップを所定位置に移動させる。そして、サーボIC7がトラッキング制御をOFF状態にすることで(S13)、スピンドルモータ2の回転数が一定になるとともに、光ピックアップ1のトラッキング方向の位置が固定される。この状態で、光ピックアップ1はレーザ光を光ディスク100に照射し、反射光を受光する。光ピックアップ1は受光した反射光を電気信号に変換してエラー信号検出部4に出力し、エラー信号検出部4は入力された電気信号に基づいてトラッキングエラー信号を検出する(S14)。
光ディスク100に偏心があると、光ピックアップ1からのレーザ光の照射位置と光ディスク100のトラック(データ記録領域)との位置関係が一定でなくなり、レーザ光が光ディスクの径方向に移動して複数のトラックを横切る。このようにトラックとトラック以外の部分とを順にレーザ光が横切るとトラッキングエラー信号が振幅する。この振幅の回数は、観測時間を一定にすると、横切ったトラック数に応じて変化する。すなわち、光ディスクの偏心量に応じて振幅回数が変化する。これを利用して、トラッキングエラー信号内の各振幅をパルスに変換し、振幅回数に基づいてパルス個数データを生成して予め記憶されている第2基準値と比較する(S15)。ここで、パルス個数データが第2基準値よりも大きければ、装着された光ディスク100の偏心量が大きいため装置によっては再生できない可能性があることおよび光ディスクに記録されている情報の複写を促す内容の書換推奨表示を出力する(S16)。なお、この時に前記表示を行うとともに、実際の偏心量を表示させてもよい。さらに、パルス個数データが第2基準値よりも小さくても偏心量を表示させてもよい。
(3)面振れ量と偏心量との測定動作の場合
(3a)面振れ量と偏心量とを同時に測定する場合
光ディスク装置に光ディスク100が装着されると、スピンドルモータ2が回転して光ディスク100を回転させる(S21→S22)。この際、サーボIC7でフォーカスサーボ制御およびトラッキング制御を行い光ピックアップを所定位置に移動させる。そして、サーボIC7がトラッキング制御をOFF状態にすることで(S23)、スピンドルモータ2の回転数が一定になるとともに、光ピックアップ1の位置が固定される。この際、光ピックアップの位置は光ディスク100の外周付近にする。この状態で、光ピックアップ1はレーザ光を光ディスク100に照射し、反射光を受光する。光ピックアップ1は受光した反射光を電気信号に変換してエラー信号検出部4に出力し、エラー信号検出部4は入力された電気信号に基づいてフォーカスエラー信号およびトラッキングエラー信号を検出する(S24)。
そして、フォーカスエラー信号の振幅量に基づく振幅データを生成し、予め記憶されている第1基準値と比較する(S25)とともに、トラッキングエラー信号に基づくパルス個数データを生成し、予め記憶されている第2基準値と比較する(S26)。ここで、振幅データが第1基準値よりも大きいか、パルス個数データが第2基準値よりも大きければ、装着された光ディスク100の面振れ量や偏心量が大きいため装置によっては再生できない可能性があることおよび光ディスクに記録されている情報の複写を促す内容の書換推奨表示を出力する(S27)。
なお、前記説明では、面振れ量または偏心量のいずれかが大きく、基準値を超える場合に前記表示を行っているが、面振れ量、偏心量のいずれが基準値を超えたのかを同時に表示してもよい。さらには、面振れ量と偏心量とを必ず判定し、両方が基準値を超えた場合には、面振れ量と偏心量との両方が基準値を超えていることが表示してもよい。
(3b)面振れ量と偏心量とを順に測定する場合
光ディスク装置に光ディスク100が装着されると、スピンドルモータ2が回転して光ディスク100を回転させる(S31→S32)。この際、サーボIC7でフォーカスサーボ制御およびトラッキング制御を行い光ピックアップを所定位置に移動させる。ここで、光ピックアップの位置は光ディスク100の外周付近にする。この状態で、光ピックアップ1はレーザ光を光ディスク100に照射し、反射光を受光する。光ピックアップ1は受光した反射光を電気信号に変換してエラー信号検出部4に出力し、エラー信号検出部4は入力された電気信号に基づいてフォーカスエラー信号を検出する(S33)。そして、フォーカスエラー信号の振幅量に基づく振幅データを生成し、予め記憶されている第1基準値と比較する(S34)。
次に、振幅データが第1基準値以下であれば、サーボIC7はトラッキング制御をOFF状態にし、フォーカスサーボ制御のみを行いながらトラッキングエラー信号の検出を行う(S35→S36)。そして、トラッキングエラー信号内の各振幅をパルスに変換し、振幅回数に基づいてパルス個数データを生成し、予め記憶されている第2基準値と比較する(S37)。
ここで、振幅データが第1基準値よりも大きいか、パルス個数データが第2基準値よりも大きければ、装着された光ディスク100の面振れ量や偏心量が大きいため装置によっては再生できない可能性があることおよび光ディスクに記録されている情報の複写を促す内容の書換推奨表示を出力する(S38)。
このような構成とすることで、ユーザは装着した光ディスクの面振れ量や偏心量を正確に把握することができる。また、ユーザは装着した光ディスクの面振れ量や偏心量が大きく、複写が必要であることを容易に認識することができる。
(4)面振れ量または偏心量が基準値よりも大きい場合に情報の複写を行う場合
フォーカスエラー信号やトラッキングエラー信号を検出し、振幅データやパルス個数データを基準値と比較し、少なくともいずれかが基準値を超えることを判別し、書込推奨表示出力するまでは、図5に示したフロート同じである(S21→S27)。
次に、いずれかのデータが基準値よりも大きく、且つ複写操作入力がされている場合(S50)、サーボIC7はトラッキングサーボ制御をON状態にし(S51)、光ピックアップ1が最適位置となるように制御するとともに、光ディスク100から情報が読み取れる速度までスピンドルモータ2の回転速度を低下させる。この状態で、光ディスク100から情報を読み取り、読み取られた情報はHD9に記憶される(S52→S53)。そして、新たな光ディスク(書き込み用)が装着されるまで待機し(S54)、新たな光ディスクが入力されるとHD9に記憶されている情報を読み出し、光ディスクに書き込む(S55)。
このような構成とすることで、装着した光ディスクの面振れ量や偏心量が大きければ、新たな光ディスクに情報を複写することが容易にできる。これにより、ユーザは光ディスク装置によらず確実に再生を行うことができる光ディスクを常時保持することができる。
なお、前述の各実施形態では、状態測定を行う光ディスクを装着した状態でのフォーカスエラー信号に基づく振幅データおよびトラッキングエラー信号に基づくパルス個数データと各基準値とを比較して判定した。しかし、フォーカスエラー信号およびトラッキングエラー信号は、光ディスク要因と装置要因とにより決まる。このため、予め装置固有の要因による振幅データおよびパルス個数データを観測して記憶しておき、光ディスクを装着した時点で測定する振幅データおよびパルス個数データに反映させることで、装置固有の要因を除去し、単に光ディスクの面振れおよび偏心のみによる振幅データおよびパルス個数データを検出することできる。これにより、光ディスクの面振れ量および偏心量をさらに正確に検出することができる。
また、前述の実施形態では、光ディスクの状態測定モードを用いた場合について説明したが、通常の再生操作が行われた場合にも、ディスク装着時に前述の状態測定を行い、引き続き再生動作を開始してもよい。
また、前述の実施形態では、記憶手段としてHDを例に説明したが、光ディスクに記録されている情報を記憶し得る容量を備える記憶媒体であればHD以外の記憶媒体であってもよい。
また、前述の実施形態では、記憶手段HDを備えた光ディスク装置を説明したが、パソコン等に装着する光ディスク装置など、外部に記憶手段が備えられている場合でも、前述の方法を適用することができる。
また、前述の実施形態では、第1基準値および第2基準値を光ディスクの規格上の最大面振れ量や最大偏心量に応じて設定したが、光ディスク装置個々のバラツキによる面振れ量や偏心量を考慮した上で、再生可能な光ディスクとなる面振れ量や偏心量を予め算定しておき、これに基づいて前記基準値を設定してもよい。
本実施形態の光ディスク装置の概略ブロック図 エラー信号検出部4の概略ブロック図 面振れ量の測定動作に関するフローチャート 偏心量の測定動作に関するフローチャート 面振れ量と偏心量とを共に測定する動作に関するフローチャート 面振れ量と偏心量とを共に測定する動作に関するフローチャート 面振れ量と偏心量とを測定した後、装着された光ディスクの情報を複写する動作に関するフローチャート
符号の説明
1−光ピックアップ
2−スピンドルモータ
3−ターンテーブル
4−エラー信号検出部
5−マイコン
6−表示部
7−サーボIC
8−ドライバIC
9−HD
41−RFアンプ
42−振幅検出部
43−A/D変換部
44−波形整形部
45−カウンタ

Claims (5)

  1. 光ディスクに照射されたレーザ光の反射光を受光してフォーカスエラー信号またはトラッキングエラー信号を検出し、フォーカス制御およびトラッキング制御を行う光ディスク装置において、
    前記フォーカスエラー信号から前記光ディスクの面振れ量を検出し、前記トラッキング信号から前記光ディスクの偏心量を検出するディスク状態検出手段と、
    検出された面振れ量と装置に依存する面振れ量とを用い、または検出された偏心量と装置に依存する偏心量とを用いて、検出された面振れ量または検出された偏心量がそれぞれ所定基準値よりも大きいかどうかを判定する判定手段と、
    情報を記憶する記憶手段とを備え、
    前記検出された面振れ量または前記検出された偏心量が前記所定基準値よりも大きい場合に、前記光ディスクに記録されている情報の複写を促す表示を出力し、さらに光ディスクの複写操作入力がされた場合に、前記光ディスクに記録されている情報を前記記憶手段に記憶し、装着された新たな光ディスクに前記情報を書き込むことを特徴とする光ディスク装置。
  2. 光ディスクに照射されたレーザ光の反射光を受光してフォーカスエラー信号またはトラッキングエラー信号を検出し、フォーカス制御およびトラッキング制御を行う光ディスク装置において、
    前記フォーカスエラー信号から前記光ディスクの面振れ量を検出し、前記トラッキング信号から前記光ディスクの偏心量を検出するディスク状態検出手段と、
    前記面振れ量または前記偏心量がそれぞれ所定基準値よりも大きいかどうかを判定する判定手段とを備え、
    前記面振れ量または偏心量が前記所定基準値よりも大きい場合に、前記光ディスクに記録されている情報の複写を促す表示を出力することを特徴とする光ディスク装置。
  3. 情報を記憶する記憶手段を備え、
    前記面振れ量または前記偏心量が前記所定基準値よりも大きく、且つ光ディスクの複写操作入力がされた場合に、前記光ディスクに記録されている情報を前記記憶手段に記憶し、装着された新たな光ディスクに前記情報を書き込む請求項2に記載の光ディスク装置。
  4. 光ディスクの再生操作入力がされた場合、前記面振れ量および前記偏心量が前記所定基準値よりも大きいかどうかを判定した後、光ディスクの再生動作を行う請求項2または請求項3に記載の光ディスク装置。
  5. 装置に依存する面振れ量および偏心量を記憶しておき、
    前記判定手段は、検出された面振れ量と装置に依存する面振れ量とに基づき、または検出された偏心量と装置に依存する偏心量とに基づいて、判定を行う請求項2〜4のいずれかに記載の光ディスク装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009004011A (ja) * 2007-06-20 2009-01-08 Panasonic Corp 光ディスク装置
JP2009015942A (ja) * 2007-07-03 2009-01-22 Funai Electric Co Ltd 光ディスク装置

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