JP2008157808A - 組電池システム - Google Patents

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Abstract

【課題】組電池から引き出された電圧検出線の異常を検出できる組電池システムを提供する。
【解決手段】複数の単位二次電池セル11〜11が直列に接続された組電池1と、複数の単位二次電池セルの各々から電圧検出線4〜4x+1を介して送られてくる端子間電圧を同一タイミングで検出し、検出した端子間電圧に各単位二次電池セルに割り当てられたIDを付して出力する電圧検出手段2と、電圧検出手段2から送られてくる複数の単位二次電池セルの端子間電圧およびIDに基づいて複数の単位二次電池セルの異常および複数の単位二次電池セルの各々から引き出されている電圧検出線の断線を検出して出力する組電池管理手段3とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の単位二次電池セルを直列に接続してなる組電池システムに関し、特に、複数の単位二次電池セルの各々から引き出されている電圧検出線の異常を検出する技術に関する。
従来、直流の高電圧を出力するために、複数の単位二次電池セル(以下、単に「セル」という)を直列に接続した組電池が知られている。この組電池は、1つのセルが過充電状態または過放電状態になると全体の性能が低下することから、各セルの端子間電圧を検出し、この検出結果に基づき異常の有無を判断して外部に知らせる機能を付加した組電池システムとして提供される場合が多い。
このような組電池システムでは、組電池の異常の有無は、図10のフローチャートに示す手順で判断される。すなわち、まず、組電池を構成するすべてのセルの端子間電圧(以下、「セル電圧」という)が取得される(ステップS51)。次いで、予め設定された上限電圧以上のセル電圧を出力するセルが存在するかどうかが判定される(ステップS52)。ステップS52において、上限電圧以上のセル電圧を出力するセルが存在しないことが判断されると、次いで、予め設定された下限電圧以下のセル電圧を出力するセルが存在するかどうかが判定される(ステップS53)。ステップS53で、下限電圧以下のセル電圧を出力するセルが存在しないことが判断されると、組電池システムの状態は正常であると判断され、ステップS51に戻って上述した動作が繰り返される。
ステップS53において、下限電圧以下のセル電圧を出力するセルが存在することが判断されると、組電池システムの状態(ステータス)は過放電状態であると判断される(ステップS54)。この場合、図10では図示を省略しているが、組電池への充電が開始される。その後、ステップS51に戻って上述した動作が繰り返される。
ステップS52において、上限電圧以上のセル電圧を出力するセルが存在することが判断されると、組電池システムの状態(ステータス)は過充電状態であると判断される(ステップS55)。次いで、予め設定された下限電圧以下のセル電圧を出力するセルが存在するかどうかが判定される(ステップS56)。ステップS56で、下限電圧以下のセル電圧を出力するセルが存在しないことが判断されると、組電池への充電が停止され、その後、ステップS51に戻って上述した動作が繰り返される。
ステップS56において、下限電圧以下のセル電圧を出力するセルが存在することが判断されると、組電池システムの状態(ステータス)は過放電状態であると判断される(ステップS57)。この場合、過充電状態のセルと過放電状態のセルが混在していることになり、組電池システムの状態(ステータス)は、「組電池システム異常」であると判断され、その旨を表す異常信号が出力される(ステップS58)。
このような組電池システムの1つとして、特許文献1は、複数の単電池を直列接続した高電圧電池における複数の電圧源の電圧計測に適した積層電圧計測装置を開示している。この積層電圧計測装置は、直列接続された5個の電池モジュールに対して、直列接続された5個のコンデンサが設けられ、第1のスイッチング回路によって、各電池モジュールの電圧が、各コンデンサに、同一のタイミングでそれぞれ印加される。各コンデンサは、第2スイッチング回路によって、電圧計測回路に対してそれぞれ順番に接続されて、電圧計測回路によって、各コンデンサの電圧が、それぞれ順番に計測される。これにより、直列接続された複数の電圧源に流れる電流値の変動に影響されることなく、同時刻の各電圧源の電圧をそれぞれ正確に計測することができる。
特開2002−139523号公報
上述した従来の組電池システムでは、各セルの両端子間から引き出されているセル電圧を検出するための電圧検出線が断線した場合、隣り合う2つのセルの各々の一方の電位が固定されず、通常の使用範囲を超えた高電圧または低電圧が検出される。なお、本明細書でいう「断線」には、電圧検出線自体が切断された場合の他に、電圧検出線がセルの端子からはずれた場合を含む。
充放電が可能な二次電池の場合、上述したように、セル電圧として高電圧が検出されたときは「過充電状態」と判断され、低電圧が検出されたときは「過放電状態」と判断されて組電池の異常と判断されるので、電圧検出線の断線と、組電池自体の異常とを切り分けることができない。その結果、組電池が正常であっても、電圧検出線の断線によって組電池の異常と判断されてしまうという問題がある。
本発明の課題は、組電池から引き出された電圧検出線の異常を検出できる組電池システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、複数の単位二次電池セルが直列に接続された組電池と、前記複数の単位二次電池セルの各々から電圧検出線を介して送られてくる端子間電圧を同一タイミングで検出し、検出した端子間電圧に各単位二次電池セルに割り当てられたIDを付して出力する電圧検出手段と、前記電圧検出手段から送られてくる複数の単位二次電池セルの端子間電圧およびIDに基づいて前記複数の単位二次電池セルの異常および複数の単位二次電池セルの各々から引き出されている電圧検出線の断線を検出して出力する組電池管理手段とを備えたことを特徴とする。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記組電池管理手段は、前記電圧検出手段から送られてくる単位二次電池セルの端子間電圧が所定の上限電圧以上である場合に過充電状態と判断し、所定の下限電圧以下である場合に過放電状態と判断する充放電判断手段と、前記過充電状態の単位二次電池セルと過放電状態の単位二次電池セルとが同時に存在する場合には、前記IDに基づき過充電状態の単位二次電池セルと過放電状態の単位二次電池セルとが隣り合わせであるかどうかを判断する隣り合せ判断手段と、過充電状態の単位二次電池セルと過放電状態の単位二次電池セルとが隣り合わせでない場合には前記組電池が異常である旨を外部へ出力する外部出力手段と、過充電状態の単位二次電池セルと過放電状態の単位二次電池セルとが隣り合わせである場合には、過充電状態の単位二次電池セルの端子間電圧と過放電状態の単位二次電池セルの端子間電圧との和の電圧が、前記上限電圧の2倍の電圧と下限電圧の2倍の電圧との範囲内であるかどうかを判断する電圧判断手段とを備え、前記外部出力手段は、前記和の電圧が前記範囲内でない場合には、前記組電池が異常である旨を外部へ出力し、前記和の電圧が前記範囲内である場合には、前記電圧検出線が断線している旨を外部へ出力することを特徴とする。
また、請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記組電池を直列に複数接続し、前記電圧検出手段を前記複数の組電池に対応させて設け、前記組電池管理手段は、前記複数の電圧検出手段の各々から並列に入力される端子間電圧およびIDに基づき前記複数の組電池の各々を構成する複数の単位二次電池セルの異常および複数の単位二次電池セルの各々から引き出されている電圧検出線の断線を検出して出力することを特徴とする。
また、請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記組電池を直列に複数接続し、前記電圧検出手段を前記複数の組電池に対応させて設け、該複数の電圧検出手段のうちの特定の電圧検出手段以外の電圧検出手段は、検出した端子間電圧およびIDを前記特定の電圧検出手段に送り、前記組電池管理手段は、前記特定の電圧検出手段から出力される前記複数の電圧検出手段の端子間電圧およびIDに基づき前記複数の組電池の各々を構成する複数の単位二次電池セルの異常および複数の単位二次電池セルの各々から引き出されている電圧検出線の断線を検出して出力することを特徴とする。
また、請求項5記載の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載の発明において、前記組電池管理手段から出力される単位二次電池セルの異常および電圧検出線の断線を記憶するメモリを備えたことを特徴とする。
また、請求項6記載の発明は、複数の単位二次電池セルが直列に接続された組電池と、
前記組電池を構成する複数の単位二次電池セルの各々から電圧検出線を介して送られてくる端子間電圧を同一タイミングで検出し、検出した端子間電圧に各単位二次電池セルに割り当てられたIDを付して出力する電圧検出手段と、前記電圧検出手段から出力される端子間電圧に含まれる高周波成分を検出し、検出した高周波成分の絶対値が所定の閾値を超えたか否かを判定する高周波成分検出手段と、前記高周波成分検出手段による判定結果に基づき電圧検出線の断線の有無を判定する電圧検出線異常判定手段とを備えたことを特徴とする。
さらに、請求項7記載の発明は、請求項6記載の発明において、前記電圧検出線異常判定手段は、前記高周波成分検出手段によって高周波成分の絶対値が所定の閾値を超えたことが検出された端子間電圧に対応する単位二次電池セルが隣り合って存在する場合に、該2つの単位二次電池セルの間から引き出されている電圧検出線が断線している旨を判定することを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、単位二次電池セルの異常と電圧検出線の断線とを分けて出力するので、組電池システムの重大な異常である組電池自体の異常と、電圧検出線の断線という軽微な故障とを切り分けることができる。したがって、メンテナンス時にどのような対策を行うかの指標を得ることができる。
また、請求項2記載の発明によれば、隣り合うセルの端子間電圧の和が上限電圧の2倍の電圧と下限電圧の2倍の電圧との範囲内である場合には、電圧検出線の断線と判定し、組電池の異常とは区別して出力するので、組電池システムの重大な異常である組電池自体の異常と、電圧検出線の断線という軽微な故障とを切り分けることができる。したがって、メンテナンス時にどのような対策を行うかの指標を得ることができる。
また、請求項3記載の発明によれば、複数の組電池を直列に接続して高電圧を得る場合であっても、組電池システムの重大な異常である組電池自体の異常と、電圧検出線の断線という軽微な故障とを切り分けることができるので、メンテナンス時にどのような対策を行うかの指標を得ることができる。
また、請求項4記載の発明によれば、請求項3に係る発明と同様の効果が得られるとともに、組電池管理手段に端子間電圧およびIDを送るための線が請求項3に係る組電池システムに比べて少なくて済むので、組電池システムの構成が簡単になる。
また、請求項5記載の発明によれば、組電池管理手段から出力される単位二次電池セルの異常および電圧検出線の断線をメモリに記憶するので、メンテナンス時にメモリを参照することにより、事象を再現させることなく電圧検出線の断線の有無を確認することができる。
また、請求項6記載の発明によれば、複数の単位二次電池セルから出力される端子間電圧に含まれる高周波成分を検出し、検出した高周波成分の絶対値が所定の閾値を超えたか否かを判定し、判定結果に基づき電圧検出線の断線の有無を判定するので、組電池システムの重大な異常である組電池自体の異常とは別に、電圧検出線の断線という軽微な故障を単独で検出できる。したがって、メンテナンス時にどのような対策を行うかの指標を得ることができる。
さらに、請求項7記載の発明によれば、隣り合うセルの端子間電圧の両方に高周波成分が含まれる場合に電圧検出線の断線と認識するので、組電池システムの重大な異常である組電池自体の異常とは別に、電圧検出線の断線という軽微な故障を単独で検出できる。したがって、メンテナンス時にどのような対策を行うかの指標を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1に係る組電池システムの構成を示す図である。この組電池システムは、組電池1、電圧検出手段2および組電池管理手段3から構成されている。
組電池1は、x個(xは2以上の整数)の単位二次電池セル(以下、単に「セル」という)11〜11が直列に接続されて構成されている。各セルの正極端子および負極端子からは電圧検出線4〜4x+1が引き出され、電圧検出手段2に接続されている。なお、隣り合ったセルの正極端子と負極端子とから引き出される電圧検出線は共用されている。
電圧検出手段2は、x個のセル11〜11から電圧検出線4〜4x+1を介して送られてくる電圧に基づき、x個のセル11〜11の各々の端子間電圧(セル電圧)を同一タイミングで検出し、各セルに割り当てられた固有のIDを付して組電池管理手段3に送る。
組電池管理手段3は、電圧検出手段2から送られてくるセル電圧およびIDに基づき組電池1の状態を管理し、セル11〜11または電圧検出線4〜4x+1に異常が存在する場合には、異常信号を外部へ出力する。組電池管理手段3で行われる処理の詳細を図2のフローチャートに示す。組電池管理手段3は、図示していないが、図2に示すフローチャートの各処理のためのプログラムを記憶したメモリと、このメモリから処理プログラムを読み出して実行する中央処理装置(CPU)等からなる制御部と、異常信号を外部へ出力する外部出力部とを備える。
組電池管理手段3では、まず、組電池1を構成するすべてのセル11〜11からセル電圧が取得される(ステップS11)。すなわち、組電池管理手段3は、電圧検出手段2において同一のタイミングで検出されたすべてのセル11〜11のセル電圧をIDと一緒に、電圧検出手段2から取得する。
次いで、予め設定された上限電圧以上のセル電圧を出力するセルが存在するかどうかが判断される(ステップS12)。すなわち、組電池管理手段3は、電圧検出手段2から送られてくるすべてのセル11〜11のセル電圧を参照し、ユーザによって予め設定された上限電圧以上のセル電圧を出力するセルが存在するかどうかを判断する。
このステップS12において、上限電圧以上のセル電圧を出力するセルが存在しないことが判断されると、次いで、予め設定された下限電圧以下のセル電圧を出力するセルが存在するかどうかが制御部により判断される(ステップS13)。すなわち、組電池管理手段3は、電圧検出手段2から送られてくるすべてのセル11〜11のセル電圧を参照し、ユーザによって予め設定された下限電圧以下のセル電圧を出力するセルが存在するかどうかを判断する。
ステップS13において、下限電圧以下のセル電圧を出力するセルが存在しないことが判断されると、図3に示すように、すべてのセル11〜11のセル電圧は、予め設定された上限電圧(設定上限電圧)と予め設定された下限電圧(設定下限電圧)とにより規定される定格電圧の範囲内にあり、組電池システムの状態は正常であると判断される。その後、ステップS11に戻って上述した動作が繰り返される。
ステップS13において、下限電圧以下のセル電圧を出力するセルが存在することが判断されると、組電池システムの状態(ステータス)は過放電状態であると判断される(ステップS14)。この場合、組電池管理手段3は、図示しない制御回路を制御することにより、図示しない定電圧源から組電池1への充電を開始させる。その後、ステップS11に戻って上述した動作が繰り返される。
ステップS12において、上限電圧以上のセル電圧を出力するセルが存在することが判断されると、組電池システムの状態(ステータス)は過充電状態であると判断される(ステップS15)。次いで、上述したステップS13と同様にして、予め設定された下限電圧以下のセル電圧を出力するセルが存在するかどうかが判断される(ステップS16)。ステップS13で、下限電圧以下のセル電圧を出力するセルが存在しないことが判断されると、図示しない制御回路は、図示しない定電圧源から組電池1への充電を停止させる。その後、ステップS11に戻って上述した動作が繰り返される。
ステップS16において、下限電圧以下のセル電圧を出力するセルが存在することが判断されると、組電池システムの状態(ステータス)は過放電状態であると判断される(ステップS17)。この場合、組電池管理手段3は、過充電状態のセルと過放電状態のセルが混在していることを認識する。そして、上限電圧以上のセル電圧を出力するセル(以下、「最大電圧セル」という)と下限電圧以下のセル電圧を出力するセル(以下、「最小電圧セル」という)とが隣り合っているかどうかが判断される(ステップS18)。すなわち、組電池管理手段3は、最大電圧セルのIDと最小電圧セルのIDとを照合することにより、これら両セルが隣り合っているかどうかを判断する。
ステップS18において、最大電圧セルと最小電圧セルとが隣り合っていないことが判断されると、組電池システムの状態(ステータス)は、「組電池異常」であると認識され、その旨を表す異常信号が出力される(ステップS19)。すなわち、組電池管理手段3は、組電池1に異常が存在する旨を認識し、異常信号を外部に出力する。
ステップS18において、最大電圧セルと最小電圧セルとが隣り合っていることが判断されると、次いで、最大電圧セルから出力される最大電圧と最小電圧セルから出力される最小電圧との和が、定格電圧の2倍以下であるかどうかが判断される(ステップS20)。すなわち、組電池管理手段3は、最大電圧と最小電圧との和が、下限電圧の2倍の電圧以上であって、かつ、上限電圧の2倍の電圧以下の範囲にあるかどうかを判断する。
ステップS20において、最大電圧と最小電圧との和が、定格電圧の2倍以下でないことが判断されると、上述したステップS19に進み、組電池システムの状態(ステータス)は、「組電池異常」であると認識され、その旨を表す異常信号が出力される。一方、最大電圧と最小電圧との和が、定格電圧の2倍以下であることが判断されると、組電池システムの状態(ステータス)は、「電圧検出線の断線」であると認識され、その旨を表す異常信号が出力される(ステップS21)。すなわち、組電池管理手段3は、組電池1と電圧検出手段2とを結ぶ電圧検出線が断線している旨を認識し、その旨を表す異常信号を外部に出力する。
なお、ステップS12〜ステップS15の処理は、本発明の充放電判断手段に対応する。ステップS17〜ステップS18の処理は、本発明の隣り合せ判断手段に対応する。ステップS19、ステップS21の処理は、本発明の外部出力手段に対応する。ステップS20の処理は、本発明の電圧判断手段に対応する。
以上説明したように、本発明の実施例1に係る組電池システムによれば、隣り合うセルのセル電圧の和が定格電圧の2倍以下であれば電圧検出線の断線と認識し、組電池の異常とは区別して出力するので、組電池システムの重大な異常である組電池1自体の異常と、電圧検出線の断線という軽微な故障とを切り分けることができる。したがって、メンテナンス時にどのような対策を行うかの指標を得ることができる。
本発明の実施例2に係る組電池システムは、実施例1に係る組電池システムで使用された組電池を直列に複数接続して高電圧を得ることことを特徴とする。
図4は、本発明の実施例2に係る組電池システムの構成を示すブロック図である。この組電池システムは、n個(nは2以上の整数、以下においても同じ)の組電池1〜1、n個の電圧検出手段2〜2および1個の組電池管理手段3aとを備える。
n個の組電池1〜1は、直列に接続されている。n個の組電池1〜1の各々は、実施例1に係る組電池システムの組電池1と同じである。
n個の電圧検出手段2〜2の各々は、実施例1に係る組電池システムの電圧検出手段2と同じである。n個の電圧検出手段2〜2は、n個の組電池1〜1の出力をそれぞれ入力する。n個の電圧検出手段2〜2の各々は、入力されたx個のセル11〜11の端子間電圧(セル電圧)を同一タイミングで検出し、各セルに割り当てられた固有のIDを付して、並列に組電池管理手段3aに送る。
組電池管理手段3aは、n個の電圧検出手段2〜2から送られてくるセル電圧およびIDに基づきn個の組電池1〜1の状態を管理し、いずれかの組電池に異常が存在する場合は、その旨を表す異常信号を外部へ出力する。組電池管理手段3aの動作は、n個の組電池を対象として処理を行う点を除けば、実施例1に係る組電池システムの組電池管理手段3の動作と同じである。
以上説明したように、本発明の実施例2に係る組電池システムによれば、複数の組電池を直列に接続して高電圧を得る場合であっても、組電池システムの重大な異常である組電池1〜1自体の異常と、電圧検出線の断線という軽微な故障とを切り分けることができるので、メンテナンス時にどのような対策を行うかの指標を得ることができる。
本発明の実施例3に係る組電池システムは、実施例1に係る組電池システムで使用された組電池を直列に複数接続して高電圧を得るとともに、実施例2に係る組電池システムより構成を簡単化したことを特徴とする。
図5は、本発明の実施例3に係る組電池システムの構成を示すブロック図である。この組電池システムは、n個の組電池1〜1、n個の電圧検出手段2〜2および1個の組電池管理手段3bを備える。
n個の組電池1〜1は、直列に接続されている。n個の組電池1〜1の各々は、実施例1に係る組電池システムの組電池1と同じである。
n個の電圧検出手段2〜2の各々は、実施例1に係る組電池システムの電圧検出手段2と同じである。n個の電圧検出手段2〜2は、n個の組電池1〜1の出力をそれぞれ入力する。n個の電圧検出手段2〜2の各々は、入力されたx個のセル11〜11の端子間電圧(セル電圧)を同一タイミングで検出し、各セルに割り当てられた固有のIDを付して、直列に組電池管理手段3bに送る。具体的には、電圧検出手段2を特定の電圧検出手段とし、電圧検出手段2〜2は、電圧検出手段2を経由してセル電圧およびIDを組電池管理手段3bに送る。この場合、各電圧検出手段は、自己のセル電圧およびIDと、上流側(符号のサフィックスが大きい方の電圧検出手段)の電圧検出手段から送られてきたセル電圧およびIDとを下流側の電圧検出手段(符号のサフィックスが小さい方の電圧検出手段)に送るように構成することができる。
以上説明したように、本発明の実施例3に係る組電池システムによれば、実施例2に係る組電池システムと同様の効果を得られるとともに、組電池管理手段3bにセル電圧およびIDを送るための線が実施例2に係る組電池システムに比べて少なくて済むので、組電池システムの構成が簡単になる。
本発明の実施例4に係る組電池システムは、電圧検出線が断線すると、電圧検出手段に入力される信号は高周波成分を含むという性質を利用して、電圧検出線の断線を検出することを特徴とする。
図6は、本発明の実施例4に係る組電池システムの構成を示すブロック図である。この組電池システムは、組電池1、電圧検出手段2、高周波成分検出手段5および電圧検出線異常判定手段6から構成されている。
組電池1および電圧検出手段2は、実施例1に係る組電池システムのそれらと同じである。ここで、組電池1を構成するセル11〜11には、ID番号として「1〜x」がそれぞれ付されている。具体的には、組電池1の最も負極側のセル11のID番号を「1」とし、以下順次増加する番号を付し、組電池1の最も正極側のセル11のID番号を「x」とする。なお、組電池1の最も負極側のセル11のID番号を「x」とし、以下順次減少する番号を付し、組電池1の最も正極側のセル11のID番号を「1」とすることもできる。
高周波成分検出手段5は、例えばハイパスフィルタからなり、電圧検出手段2から送られてx個のセル電圧を表す信号に含まれる高周波成分を抽出する。セル11〜11は直流電源であるので、電圧検出線に断線がない場合には、電圧検出手段2から送られてくる信号に高周波成分は含まれない。しかし、電圧検出線に断線がある場合には、電圧検出手段2に入力される信号は不安定になる。例えば図7に示すような、高周波成分が含まれた信号になる。高周波成分検出手段5は、さらに、抽出した高周波成分の絶対値を算出し、算出した高周波成分の絶対値が所定の閾値を超えたかどうかを判定する。この判定結果は、信号b〜bとして電圧検出線異常判定手段6に送られる。
電圧検出線異常判定手段6は、例えばCPUからなり、高周波成分検出手段5から送られてくる信号b〜bに基づき電圧検出線の断線の有無を判定し、断線が存在すると判定された場合には、その旨を表す異常信号を外部へ出力する。電圧検出線異常判定手段6は、高周波成分検出手段5によって高周波成分の絶対値が所定の閾値を超えたことが検出された端子間電圧に対応する単位二次電池セルが隣り合って存在する場合に、2つの単位二次電池セルの間から引き出されている電圧検出線が断線している旨を判定する。
次に、上記のように構成される本発明の実施例4に係る組電池システムの動作を、電圧検出線異常判定処理を中心に、図8に示すフローチャートを参照しながら詳細に説明する。電圧検出線異常判定手段6は、図示していないが、図8に示すフローチャートの電圧検出線異常判定処理のためのプログラムを記憶したメモリと、このメモリから処理プログラムを読み出して実行するCPUからなる制御部と、外部に異常信号を出力する外部出力部とを備える。
電圧検出線異常判定処理では、まず、変数kが「1」に初期化される(ステップS31)。すなわち、電圧検出線異常判定手段6は、以下の処理で使用する変数k(k=1、2、・・・、x)を「1」に初期化する。
次いで、ID番号が「k」のセル11のセル電圧に含まれる高周波成分の絶対値が所定の閾値より大きいかどうかが判断される(ステップS32)。すなわち、高周波成分検出手段5は、電圧検出手段2から送られてくるセル電圧に含まれる高周波成分を抽出し、
抽出した高周波成分の絶対値が所定の閾値より大きいかどうかを判断する。
ステップS32において、高周波成分の絶対値が所定の閾値より大きくないことが判断されると、信号bが「0」にセットされる(ステップS33)。すなわち、高周波成分検出手段5は、信号bを、電圧検出線に断線がない旨を表す「0」にセットして電圧検出線異常判定手段6に送る。その後、ステップS36の処理に進む。
ステップS32において、高周波成分の絶対値が所定の閾値より大きいことが判断されると、信号bが「1」にセットされる(ステップS34)。すなわち、高周波成分検出手段5は、信号bを、電圧検出線に断線がある旨を表す「1」にセットして電圧検出線異常判定手段6に送る。
次いで、信号bと信号bk−1との乗算結果が「1」であるかどうかが判断される(ステップS35)。すなわち、電圧検出線異常判定手段6は、高周波成分検出手段5から送られてきた信号bと信号bk−1とを乗算し、その乗算結果が「1」であるかどうかを判断する。なお、変数kが「1」の場合は、信号bと信号bとの乗算が行われることになるが、この場合、信号bは存在しないので、信号bは「0」として扱われる。
ステップS35において、乗算結果が「1」であることが判断されると、ID番号が「k−1」のセル11k−1とID番号が「k」のセル11との間の電圧検出線が断線である旨が判定される(ステップS39)。すなわち、電圧検出線異常判定手段6は、セル11k−1のセル電圧およびセル11のセル電圧の両方に、所定の閾値より大きい高周波成分の絶対値が含まれるので、セル11k−1とセル11との接続点から引き出されている電圧検出線が断線である旨を判定し、その旨を表す異常信号を外部へ出力する。ステップS35において、乗算結果が「1」でないことが判断されると、ステップS36の処理に進む。
ステップS36においては、ID番号が「k−1」のセル11k−1とID番号が「k」のセル11との間の電圧検出線に断線がない旨が判定される。すなわち、電圧検出線異常判定手段6は、セル11k−1のセル電圧とセル11のセル電圧との少なくとも一方に、所定の閾値より大きい高周波成分の絶対値が含まれないので、隣り合ったセル11k−1とセル11との接続点から引き出されている電圧検出線に断線がない旨を判定する。
次いで、変数kがxになったかどうかが判定される(ステップS37)。すなわち、電圧検出線異常判定手段6は、変数kが、組電池1を構成するセルの数であるxであるかどうかを判定する。ステップS37において、変数kがxになっていないことが判断されると、変数kがインクリメント(+1)され(ステップS38)、その後、ステップS32に戻って上述した処理が繰り返される。
ステップS37において、変数kがxになったことが判断されると、組電池1の両端のセルから引き出されている電圧検出線の検査が行われる。すなわち、信号bが「1」であり、かつ、信号bが「0」であるかどうかが判断される(ステップS40)。ステップS40において、信号bが「1」であり、かつ、信号bが「0」であることが判断されると、ID番号が「1」のセル11の負極側の電圧検出線の断線である旨が判定される(ステップS41)。すなわち、電圧検出線異常判定手段6は、セル11の負極側から引き出されている電圧検出線が断線である旨を判定し、その旨を表す異常信号を外部へ出力する。
ステップS40において、信号bが「1」であり、かつ、信号bが「0」でないことが判断されると、次いで、信号bx−1が「0」であり、かつ、信号bが「1」であるかどうかが判断される(ステップS42)。ステップS42において、信号bx−1が「0」であり、かつ、信号bが「1」であることが判断されると、ID番号が「x」のセル11の正極側の電圧検出線の断線である旨が判定される(ステップS43)。すなわち、電圧検出線異常判定手段6は、セル11の正極側から引き出されている電圧検出線が断線である旨を判定し、その旨を表す異常信号を外部へ出力する。
ステップS42において、信号bx−1が「0」であり、かつ、信号bが「1」でないことが判断されると、組電池1から引き出されている電圧検出線のいずれにも断線がないことが判定される(ステップS44)。以上により、電圧検出線異常判定処理は終了する。
以上説明したように、本発明の実施例4に係る組電池システムによれば、隣り合うセルのセル電圧の両方に高周波成分が含まれる場合に電圧検出線の断線と認識するので、組電池システムの重大な異常である組電池1自体の異常とは別に、電圧検出線の断線という軽微な故障を単独で検出できる。したがって、メンテナンス時にどのような対策を行うかの指標を得ることができる。
本発明の実施例5に係る組電池システムは、実施例1〜実施例3のいずれかに係る組電池システムにおいて、異常状態を記憶するものである。
図9は、実施例5に係る組電池システムの構成を示すブロック図である。この組電池システムは、実施例1に係る組電池システムにメモリ7が追加されて構成されている。メモリ7は、組電池管理手段3から出力される異常信号を記憶する。メモリ7に記憶する異常信号は、断線の有無をビットデータまたは特定の数値で表現することができる。
実施例5に係る組電池システムの動作は、組電池管理手段3から出力される電圧検出線の断線を表す異常信号が外部に出力される他に、メモリ7に格納される点を除けば、上述した実施例1に係る組電池システムの動作と同じである。
以上説明したように、本発明の実施例5に係る組電池システムによれば、異常信号をメモリに格納するので、メンテナンス時にメモリを参照することにより、事象を再現することなく電圧検出線の断線の有無を確認することができる。
本発明は、重大な異常である組電池自体の異常と、電圧検出線の断線という軽微な故障とを切り分けることが要求される組電池システムに利用可能である。
本発明の実施例1に係る組電池システムの構成を示す図である。 本発明の実施例1に係る組電池システムの動作を示すフローチャートである。 本発明の実施例1に係る組電池システムの動作を説明するための図である。 本発明の実施例2に係る組電池システムの構成を示す図である。 本発明の実施例3に係る組電池システムの構成を示す図である。 本発明の実施例4に係る組電池システムの構成を示す図である。 本発明の実施例4に係る組電池システムの動作を説明するための図である。 本発明の実施例4に係る組電池システムの動作を示すフローチャートである。 本発明の実施例5に係る組電池システムの構成を示す図である。 従来の組電池システムを説明するための図である。
符号の説明
1、1〜1 組電池
11〜11 単位二次電池セル(セル)
2、2〜2 電圧検出手段
3、3a、3b 組電池管理手段
〜11 電圧検出線
5 高周波成分検出手段
6 電圧検出線異常判定手段
7 メモリ

Claims (7)

  1. 複数の単位二次電池セルが直列に接続された組電池と、
    前記複数の単位二次電池セルの各々から電圧検出線を介して送られてくる端子間電圧を同一タイミングで検出し、検出した端子間電圧に各単位二次電池セルに割り当てられたIDを付して出力する電圧検出手段と、
    前記電圧検出手段から送られてくる複数の単位二次電池セルの端子間電圧およびIDに基づいて前記複数の単位二次電池セルの異常および複数の単位二次電池セルの各々から引き出されている電圧検出線の断線を検出して出力する組電池管理手段と
    を備えたことを特徴とする組電池システム。
  2. 前記組電池管理手段は、
    前記電圧検出手段から送られてくる単位二次電池セルの端子間電圧が所定の上限電圧以上である場合に過充電状態と判断し、所定の下限電圧以下である場合に過放電状態と判断する充放電判断手段と、
    前記過充電状態の単位二次電池セルと過放電状態の単位二次電池セルとが同時に存在する場合には、前記IDに基づき過充電状態の単位二次電池セルと過放電状態の単位二次電池セルとが隣り合わせであるかどうかを判断する隣り合せ判断手段と、
    過充電状態の単位二次電池セルと過放電状態の単位二次電池セルとが隣り合わせでない場合には前記組電池が異常である旨を外部へ出力する外部出力手段と、
    過充電状態の単位二次電池セルと過放電状態の単位二次電池セルとが隣り合わせである場合には、過充電状態の単位二次電池セルの端子間電圧と過放電状態の単位二次電池セルの端子間電圧との和の電圧が、前記上限電圧の2倍の電圧と下限電圧の2倍の電圧との範囲内であるかどうかを判断する電圧判断手段とを備え、
    前記外部出力手段は、前記和の電圧が前記範囲内でない場合には、前記組電池が異常である旨を外部へ出力し、前記和の電圧が前記範囲内である場合には、前記電圧検出線が断線している旨を外部へ出力することを特徴とする請求項1記載の組電池システム。
  3. 前記組電池を直列に複数接続し、
    前記電圧検出手段を前記複数の組電池に対応させて設け、
    前記組電池管理手段は、
    前記複数の電圧検出手段の各々から並列に入力される端子間電圧およびIDに基づき前記複数の組電池の各々を構成する複数の単位二次電池セルの異常および複数の単位二次電池セルの各々から引き出されている電圧検出線の断線を検出して出力することを特徴とする請求項1記載の組電池システム。
  4. 前記組電池を直列に複数接続し、
    前記電圧検出手段を前記複数の組電池に対応させて設け、該複数の電圧検出手段のうちの特定の電圧検出手段以外の電圧検出手段は、検出した端子間電圧およびIDを前記特定の電圧検出手段に送り、
    前記組電池管理手段は、
    前記特定の電圧検出手段から出力される前記複数の電圧検出手段の端子間電圧およびIDに基づき前記複数の組電池の各々を構成する複数の単位二次電池セルの異常および複数の単位二次電池セルの各々から引き出されている電圧検出線の断線を検出して出力することを特徴とする請求項1記載の組電池システム。
  5. 前記組電池管理手段から出力される単位二次電池セルの異常および電圧検出線の断線を記憶するメモリを備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載の組電池システム。
  6. 複数の単位二次電池セルが直列に接続された組電池と、
    前記組電池を構成する複数の単位二次電池セルの各々から電圧検出線を介して送られてくる端子間電圧を同一タイミングで検出し、検出した端子間電圧に各単位二次電池セルに割り当てられたIDを付して出力する電圧検出手段と、
    前記電圧検出手段から出力される端子間電圧に含まれる高周波成分を検出し、検出した高周波成分の絶対値が所定の閾値を超えたか否かを判定する高周波成分検出手段と、
    前記高周波成分検出手段による判定結果に基づき電圧検出線の断線の有無を判定する電圧検出線異常判定手段と、
    を備えたことを特徴とする組電池システム。
  7. 前記電圧検出線異常判定手段は、
    前記高周波成分検出手段によって高周波成分の絶対値が所定の閾値を超えたことが検出された端子間電圧に対応する単位二次電池セルが隣り合って存在する場合に、該2つの単位二次電池セルの間から引き出されている電圧検出線が断線している旨を判定することを特徴とする請求項6記載の組電池システム。
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