JP2008157591A - 熱媒供給システム - Google Patents
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Abstract
【課題】省エネルギー性に優れた熱媒供給システムを提供する。
【解決手段】熱媒を目標温度に加熱して熱媒循環路Jを通して暖房端末2に供給し、熱媒循環路Jを開閉する開閉手段58を周期的に開閉させるための目標開閉比率として、要求熱量を変更させる形態で定めた複数段階の開閉比率のうちのいずれかを選択して設定する開閉比率設定手段Aが設けられ、その開閉比率設定手段Aが、要求熱量が大きい側の範囲の方が小さい側の範囲に較べて熱媒の目標温度を高温にして各目標温度の夫々について複数段階の開閉比率を設定する状態で、且つ、各目標温度の夫々について設定する複数段階の開閉比率の全てのものを開閉手段58を閉状態にする時間が存在する形態の開閉比率として設定する状態で開閉比率を定めるように構成される。
【選択図】図1
【解決手段】熱媒を目標温度に加熱して熱媒循環路Jを通して暖房端末2に供給し、熱媒循環路Jを開閉する開閉手段58を周期的に開閉させるための目標開閉比率として、要求熱量を変更させる形態で定めた複数段階の開閉比率のうちのいずれかを選択して設定する開閉比率設定手段Aが設けられ、その開閉比率設定手段Aが、要求熱量が大きい側の範囲の方が小さい側の範囲に較べて熱媒の目標温度を高温にして各目標温度の夫々について複数段階の開閉比率を設定する状態で、且つ、各目標温度の夫々について設定する複数段階の開閉比率の全てのものを開閉手段58を閉状態にする時間が存在する形態の開閉比率として設定する状態で開閉比率を定めるように構成される。
【選択図】図1
Description
本発明は、熱媒を目標温度に加熱して熱媒循環路を通して暖房端末に供給する熱源手段と、前記暖房端末への熱媒供給を断続するように前記熱媒循環路を開閉する開閉手段と、前記開閉手段を周期的に開閉させるための目標開閉比率として、要求熱量を変更させる形態で定めた複数段階の開閉比率のうちのいずれかを選択して設定する開閉比率設定手段と、前記熱源手段及び前記開閉手段の作動を制御する制御手段とが設けられ、前記制御手段が、前記開閉比率設定手段にて設定された目標開閉比率に基づいて前記開閉手段を開閉作動させるように構成されている熱媒供給システムに関する。
上記熱媒供給システムの一例としての床暖房用の熱媒供給システムにおいて、従来では、次のように構成されたものがあった。
すなわち、前記熱源手段にて加熱された熱媒としての湯水を循環ポンプによって熱媒循環路を通して暖房端末としての床暖房装置に循環供給するように構成され、熱媒循環路に設けられた開閉手段としての熱動弁に対して通電することにより周期的に開閉させて暖房端末に供給する熱量を調整する構成となっており、熱動弁を周期的に開閉させるための目標開閉比率を手動操作にて設定するための開閉比率設定手段が次のように構成されていた。つまり、要求熱量を変更させる形態で定めた複数段階の開閉比率として、熱媒の温度を暖房用設定温度(60℃)に一定に維持する状態で、設定周期(20分間)のうちで熱動弁を開状態にする時間の割合が15%から100%まで7段階にわたって変化する構成となっていた(特許文献1参照)。
すなわち、前記熱源手段にて加熱された熱媒としての湯水を循環ポンプによって熱媒循環路を通して暖房端末としての床暖房装置に循環供給するように構成され、熱媒循環路に設けられた開閉手段としての熱動弁に対して通電することにより周期的に開閉させて暖房端末に供給する熱量を調整する構成となっており、熱動弁を周期的に開閉させるための目標開閉比率を手動操作にて設定するための開閉比率設定手段が次のように構成されていた。つまり、要求熱量を変更させる形態で定めた複数段階の開閉比率として、熱媒の温度を暖房用設定温度(60℃)に一定に維持する状態で、設定周期(20分間)のうちで熱動弁を開状態にする時間の割合が15%から100%まで7段階にわたって変化する構成となっていた(特許文献1参照)。
上記従来構成においては、開閉比率を変更調整するとき熱媒の温度が60℃にて一定に設定されるものであり、暖房端末に熱媒を供給することにより暖房を行う場合において、配管ロスによる熱量の損失が大きくなるものであった。
説明を加えると、上記従来構成のように熱媒の温度が60℃という高い温度であれば、外気温度に対する温度差が大きいので、熱源手段から熱媒循環路を通して暖房端末に熱媒が通流されるときに、熱媒が通流される配管から外方側への放熱による配管ロスが大きくなり、熱量の損失が大きくなって省エネルギー性の面で不利となる。
本発明の目的は、省エネルギー性に優れた熱媒供給システムを提供する点にある。
本発明に係る熱媒供給システムは、熱媒を目標温度に加熱して熱媒循環路を通して暖房端末に供給する熱源手段と、前記暖房端末への熱媒供給を断続するように前記熱媒循環路を開閉する開閉手段と、前記開閉手段を周期的に開閉させるための目標開閉比率として、要求熱量を変更させる形態で定めた複数段階の開閉比率のうちのいずれかを選択して設定する開閉比率設定手段と、前記熱源手段及び前記開閉手段の作動を制御する制御手段とが設けられ、前記制御手段が、前記開閉比率設定手段にて設定された目標開閉比率に基づいて前記開閉手段を開閉作動させるように構成されているものであって、
その第1特徴構成は、前記開閉比率設定手段が、
前記要求熱量を変更させる形態で定める複数段階の開閉比率として、前記要求熱量が大きい側の範囲の方が小さい側の範囲に較べて熱媒の目標温度を高温にして各目標温度の夫々について複数段階の開閉比率を設定する状態で、且つ、前記各目標温度の夫々について設定する複数段階の開閉比率の全てのものを前記開閉手段を閉状態にする時間が存在する形態の開閉比率として設定する状態で開閉比率を定めるように構成され、
前記制御手段が、前記開閉比率設定手段にて設定された目標温度に熱媒を加熱するように前記熱源手段の作動を制御するように構成されている点にある。
その第1特徴構成は、前記開閉比率設定手段が、
前記要求熱量を変更させる形態で定める複数段階の開閉比率として、前記要求熱量が大きい側の範囲の方が小さい側の範囲に較べて熱媒の目標温度を高温にして各目標温度の夫々について複数段階の開閉比率を設定する状態で、且つ、前記各目標温度の夫々について設定する複数段階の開閉比率の全てのものを前記開閉手段を閉状態にする時間が存在する形態の開閉比率として設定する状態で開閉比率を定めるように構成され、
前記制御手段が、前記開閉比率設定手段にて設定された目標温度に熱媒を加熱するように前記熱源手段の作動を制御するように構成されている点にある。
第1特徴構成によれば、暖房端末の使用者が、要求熱量に応じて、開閉比率設定手段を手動操作して開閉比率を定めることになるが、要求熱量が大きい場合には、要求熱量が小さい場合に較べて熱媒の目標温度が高温になるから、必要な熱量が大きくてもその大きな熱量を暖房端末に供給することが可能であり、そして、要求熱量が小さい場合には、要求熱量が大きい場合に較べて熱媒の目標温度が低温になるから、低温の熱媒にて必要な熱量を供給することにより、熱媒が熱媒循環路を通して通流することにより発生する配管ロスに起因した熱量の損失を抑制することが可能となる。
特に最近では、住宅の高密度化や高断熱化が進み、住宅の暖房の負荷が低くなる傾向にあることから、熱媒の温度を低温化させるようにしても、要求する熱量を供給することが可能なものとなるのであり、配管ロスを少なくして、省エネルギー性に優れたものにすることが可能となる。
ところで、要求熱量を変更させる形態で定めた複数段階の開閉比率として、設定周期のうちで開閉手段を開状態にする時間の割合として100%に対応する開閉比率を設定する構成であれば、開閉手段を開状態にする時間の割合が100%に対応する開閉比率が設定されたときに、熱媒が熱媒循環路を通して暖房端末に対して連続して循環供給されることになり、熱動弁に対する通電や循環ポンプに対する通電が連続して行われることになるから、そのことにより電力消費量が多くなるという不利な面がある。
特に、熱媒の目標温度を高温と低温に切り換える場合においては、熱媒の目標温度を低温にして、開閉手段を開状態にする時間の割合を100%にする開閉比率が、要求熱量の変更範囲の中間域に対応する要求熱量、つまり、要求される頻度が高いことが予測される要求熱量に相当するものであるため、電力消費量が多くなる虞がある。
本発明の熱媒供給システムにおける第1特徴構成によれば、前記開閉比率設定手段が、前記要求熱量を変更させる形態で定める複数段階の開閉比率として、前記各目標温度の夫々について設定する複数段階の開閉比率の全てのものを開閉手段を閉状態にする時間が存在する形態の開閉比率として設定する状態で定めるように構成されているから、異なる目標温度の夫々について、いずれの開閉比率を選択しても、周期的に開閉手段を閉状態にする時間が存在することになる。このような開閉手段を閉状態にする時間においては熱媒を循環通流させる必要がないので、循環ポンプの作動を停止させることにより消費される電力量を少ないものに抑制することができる。又、開閉手段が、通電によって開作動させ、通電停止によって閉状態に切り換える構成のものであれば、開閉手段の電力消費量を抑制することができる。
このように電力消費を抑制するという観点からも省エネルギー性の面で有利なものにできる。
このように電力消費を抑制するという観点からも省エネルギー性の面で有利なものにできる。
従って、第1特徴構成によれば、省エネルギー性に優れた熱媒供給システムを提供できるに至った。
本発明の第2特徴構成は、第1特徴構成に加えて、前記開閉比率設定手段が、前記要求熱量を変更させる形態で定める複数段階の開閉比率として、前記目標温度が同じである複数段階の開閉比率における前記開閉手段を開状態にする時間の割合の最大値が、前記目標温度が高いほど大となる状態で開閉比率を定めるように構成されている点にある。
第2特徴構成によれば、要求熱量が大きい場合には、熱媒の目標温度を高温にして開閉手段を開状態にする時間の割合が大となる開閉比率を設定することにより、暖房端末にて必要とされる大きな熱量を供給することができる。一方、要求熱量が中間的な大きさである場合には、熱媒の目標温度を高温にして開閉手段を開状態にする時間の割合が小となる開閉比率を設定する状態と、熱媒の目標温度を低温にして開閉手段を開状態にする時間の割合が大となる開閉比率を設定する状態とのいずれかにより、暖房端末にて必要とされる中間的な大きさの熱量を供給することができる。
そして、前記目標温度が同じである複数段階の開閉比率における前記開閉手段を開状態にする時間の割合の最大値が、前記目標温度が高いほど大となる状態で開閉比率を定めるように構成されているから、要求熱量が中間的な大きさである場合において、熱媒の目標温度を低温にして開閉手段を開状態にする時間の割合が最大となる開閉比率を設定するようにしても、熱媒の目標温度を高温にする場合に較べて開閉手段を開状態にする時間の割合が小さいものになって、電力消費量を抑制することが可能となり、省エネルギー性に優れたものとなる。
ちなみに、熱媒の目標温度を低温にしたときに開閉手段を開状態にする時間の割合が最大となる開閉比率に設定しても供給する熱量が不足するときには、熱媒の目標温度が高温となる開閉比率を設定することによって、所望の熱量を供給することができるので、使い勝手が低下するおそれはない。
従って、第2特徴構成によれば、使い勝手を低下させることのない状態で、省エネルギー性に優れたものにできる。
本発明の第3特徴構成は、第1特徴構成又は第2特徴構成に加えて、前記開閉比率設定手段が、前記要求熱量を変更させる形態で定める複数段階の開閉比率として、少なくとも前記目標温度が低温であるときの複数段階の開閉比率を、前記要求熱量の変更方向に並ぶ複数段階の開閉比率の隣接するものの間の変化幅を前記要求熱量が小さい側の方が大きい側に較べて小さくなる状態で定めるように構成されている点にある。
第3特徴構成によれば、前記要求熱量を変更させる形態で定める複数段階の開閉比率として、少なくとも前記目標温度が低温であるときの複数段階の開閉比率を、前記要求熱量の変更方向に並ぶ複数段階の開閉比率の隣接するものの間の変化幅を前記要求熱量が小さい側の方が大きい側に較べて小さくなる状態で定めるようになっているから、前記要求熱量が小さい側においては、前記要求熱量の変更方向に並ぶ複数段階の開閉比率の隣接するものの間の変化幅が小さくなるので、開閉比率を1段階変化させるときにおける熱媒が循環供給されることにより供給される熱量の変化幅が少ないものになる。一方、前記要求熱量が大きい側においては、前記要求熱量の変更方向に並ぶ複数段階の開閉比率の隣接するものの間の変化幅が前記要求熱量が小さい側よりも大きいものになる。
このことについて説明を加えると、熱媒の目標温度が同じであるときに、複数段階の開閉比率のうち要求熱量が小さい側の開閉比率が設定されているときには、熱媒の供給を停止する時間が長いため、その熱媒供給の停止中に暖房端末からの放熱量が大きく低下しやすく、開閉比率を変更させたときの放熱量の変化が大きなものになり易い。これに対して、要求熱量が大きい側の開閉比率が設定されているときには、熱媒の供給を停止する時間が短いため、その熱媒供給の停止中に暖房端末からの放熱量が大きく低下するおそれは少ないので、開閉比率を変更させても放熱量の変化は少ないものになり易い。特に、熱媒の温度が低温であるときには、このような傾向が顕著に現れ易いものである。
すなわち、熱媒の目標温度が同じであるとき、特に熱媒の目標温度が低温であるときには、暖房端末における放熱量の低下量は熱媒の供給が停止される時間の長短に応じて大きな変化として表れる傾向となるものであり、開閉比率を単位量変更させたときにおける放熱量の変化幅が異なったものになり易い傾向がある。
すなわち、熱媒の目標温度が同じであるとき、特に熱媒の目標温度が低温であるときには、暖房端末における放熱量の低下量は熱媒の供給が停止される時間の長短に応じて大きな変化として表れる傾向となるものであり、開閉比率を単位量変更させたときにおける放熱量の変化幅が異なったものになり易い傾向がある。
そこで、複数段階の開閉比率を、前記要求熱量の変更方向に並ぶ複数段階の開閉比率の隣接するものの間の変化幅を前記要求熱量が小さい側の方が大きい側に較べて小さくなる状態で定めるようにしたので、要求熱量が小さい側では、開閉比率を1段階変化させたときの熱媒の供給による熱量の変化幅を少なくし、要求熱量が大きい側では、開閉比率を1段階変化させたときの熱媒の供給による熱量の変化幅を多くすることで、暖房端末による放熱量の変化幅を1段階の変更操作に対応した適切な変化幅にすることが可能となる。
その結果、熱媒の目標温度が少なくとも低温であるときにおいて、前記要求熱量が小さい側、及び、前記要求熱量が大きい側のいずれにおいても、開閉比率を1段階変化させたときにおける暖房端末による放熱量の変化幅を1段階の変更操作に対応した適切な変化幅にすることが可能となって、暖房端末の放熱量の微調整が行い易いものとなる。
従って、第3特徴構成によれば、暖房端末の放熱量の調整操作を行い易いものにして使い勝手をよくすることが可能となる熱媒供給システムを提供できるに至った。
以下、本発明に係る熱媒供給システムについて図面に基づいて説明する。
前記熱媒供給システムは、図1に示すように、熱源手段としての熱源機1より熱媒が暖房端末の一例としての床暖房装置2に循環供給されるように構成されている。
前記熱媒供給システムは、図1に示すように、熱源手段としての熱源機1より熱媒が暖房端末の一例としての床暖房装置2に循環供給されるように構成されている。
次に熱源機1の構成について説明する。
図2に示すように、熱源機1は、一般家庭用の水道管に接続された給水路5からの水を燃焼用バーナとしてのガス燃焼式のバーナ6によって加熱して、加熱後の湯水を先端に給湯栓7を備えた給湯路8に供給する給湯用加熱部9と、熱媒としての湯水をガス燃焼式のバーナ10によって加熱して循環通流させる熱媒加熱部4とを備えている。そして、これらの給湯用加熱部9と熱媒加熱部4とは、いずれも上下2段に配置した主熱交換器N1および潜熱回収熱交換器N2を備えて構成され、潜熱回収熱交換器N2にて熱交換にされた後の燃焼排ガスは排気路11を通して外部に排出されるように構成されている。又、この熱源機1には、浴槽12内の湯水を追焚きする追焚用動作部13も備えられている。
図2に示すように、熱源機1は、一般家庭用の水道管に接続された給水路5からの水を燃焼用バーナとしてのガス燃焼式のバーナ6によって加熱して、加熱後の湯水を先端に給湯栓7を備えた給湯路8に供給する給湯用加熱部9と、熱媒としての湯水をガス燃焼式のバーナ10によって加熱して循環通流させる熱媒加熱部4とを備えている。そして、これらの給湯用加熱部9と熱媒加熱部4とは、いずれも上下2段に配置した主熱交換器N1および潜熱回収熱交換器N2を備えて構成され、潜熱回収熱交換器N2にて熱交換にされた後の燃焼排ガスは排気路11を通して外部に排出されるように構成されている。又、この熱源機1には、浴槽12内の湯水を追焚きする追焚用動作部13も備えられている。
前記潜熱回収熱交換器N2からは、燃焼生成水である酸性の凝縮水が生成されるが、この凝縮水はドレンパン14によって集められて中和器15に一時貯留される構成となっている。そして、この中和器15は、詳述はしないが凝縮水に対して中和作用する中和剤(例えば、炭酸カルシウム)が装填されており、その中和した後の中和排水を貯留部16にて貯留し、貯留した中和排水は適宜外部に排出されるようになっている。
給湯用加熱部9及び熱媒加熱部4には、各バーナ6,10に一般家庭用の燃料ガスを供給するガス供給路17が接続され、燃料ガス供給量を調整する電磁式のガス比例弁18及び燃料ガスの供給断続する断続弁19が設けられている。前記バーナ6,10に燃焼用空気を供給する燃焼用ファン20も設けられ、バーナ6,10の近くには、図示しないが、バーナ6,10に対する点火動作を実行する点火用のイグナイタ及び着火されたか否かを検出するフレームロッドなどが設けられている。
前記給湯用加熱部9には、給水路5及び給湯路8が接続されており、給水路5には、給水温度を検出する給水サーミスタ21と給水量を検出する水量センサ22とが設けられ、給水路5と給湯路8とが熱交換器N1,N2を迂回するようにバイパス弁23を備えたバイパス路24を介して接続されている。さらに、給湯路8には、上流側から順に、熱交換器N1,N2の出口温度を検出する出口温サーミスタ25と、バイパス路24から供給される水が混合した後の湯水の温度を検出する出湯サーミスタ26とが設けられている。
前記熱媒加熱部4には、床暖房装置2から熱媒が戻る熱媒戻り路27と、加熱後の熱媒を床暖房装置2等に供給する熱媒往き路28とが接続され、これらの熱媒戻り路27と熱媒往き路28とにより熱媒循環路Jが構成されている。熱媒往き路28に床暖房装置2が接続され、熱媒は熱媒戻り路27から膨張タンク31内に戻されるように構成されている。
前記熱媒戻り路27と前記熱媒往き路28とは、暖房端末を迂回する状態でバイパス路32を介して接続され、そのバイパス路32には液々熱交換器からなる追焚用熱交換器33と追焚用の熱動弁34とが設けられている。前記熱媒戻り路27には、膨張タンク31内の熱媒を吸引して熱媒加熱部4に供給するとともに、加熱後の熱媒を床暖房装置2や追焚用熱交換器33に供給するための熱媒循環ポンプ35が設けられ、熱媒往き路28には、加熱後の熱媒の温度を検出する循環熱媒サーミスタ36が設けられている。
前記追焚用動作部13には、浴槽12からの浴槽用戻り路37と浴槽用往き路38が接続され、浴槽用戻り路37と浴槽用往き路38とが循環路として構成されている。浴槽用戻り路37には、上流側から順に、浴槽内の湯水の温度を検出する戻りサーミスタ39と、圧力を検出することによって浴槽内の水位を検出する水位検出手段としての水位センサ40と、水流スイッチ41と、湯水循環用の追焚循環ポンプ42とが設けられている。前記給湯路8から分岐した風呂用の湯張り路43が湯張り弁44、空気層形成用ホッパ45、湯張り逆止弁46を介して浴槽用戻り路37に接続されている。空気層形成用ホッパ45には、湯水を排水する排水路47と、その排水路47を開閉する排水弁48とが設けられている。
そして、図1に示すように、熱源機1の動作状態を制御する熱源機制御部49と、各種の動作を指令するための人為操作式の熱源機リモコン50とが、互いに情報を通信可能に接続される状態で設けられている。熱源機リモコン50には、運転の開始と停止を指令する運転スイッチ51、風呂湯張りを指令する湯張りスイッチ52、一般給湯温度を設定する温度設定スイッチ53、追焚運転を指令する追焚スイッチ54等が設けられている。
前記熱源機制御部49による熱源機1の制御について簡単に説明する。
熱源機制御部49は、熱源機リモコン50の運転スイッチ51が操作されると制御可能な状態になり、給湯栓7が開操作されると給湯栓7から湯水を給湯する一般給湯運転制御を実行する。そして、熱源機リモコン50の湯張りスイッチ52が操作されると湯張り運転を実行し、追焚スイッチ54が操作されると追焚運転を実行する。
熱源機制御部49は、熱源機リモコン50の運転スイッチ51が操作されると制御可能な状態になり、給湯栓7が開操作されると給湯栓7から湯水を給湯する一般給湯運転制御を実行する。そして、熱源機リモコン50の湯張りスイッチ52が操作されると湯張り運転を実行し、追焚スイッチ54が操作されると追焚運転を実行する。
一般給湯運転について簡単に説明すると、給湯栓7を開いて水量センサ22による検出水量が所定量以上になると、給湯用加熱部9における加熱作動を実行する。つまり、燃焼用ファン20を駆動した後、断続弁19を開弁し、ガス比例弁18の開度を調整してイグナイタによりバーナ6に点火し、温度設定スイッチ53による設定温度、給水サーミスタ21による検出水温、水量センサ22による検出水量などに基づいて、ガス比例弁18の開度が調整され給湯温度が設定温度になるように制御する。通水が検出されなくなると、燃料供給を停止してバーナ6の燃焼を停止し且つ燃焼用ファン20も停止して給湯用加熱部9における加熱作動を停止して一般給湯運転を終了する。
湯張り運転について説明すると、湯張りスイッチ52にて浴槽12への湯張りが指令されると、湯張り弁44を開弁して通水を開始させ、出湯サーミスタ26の検出値が湯張り用の目標温度になるように給湯用加熱部9における加熱作動を実行して目標給湯温度の湯を浴槽12に供給する。そして、水位センサ41にて検出される浴槽12の水位が設定水位に達すると、湯張り弁44を閉じて、給湯用加熱部9における加熱作動を停止して湯張り運転を終了する。
追焚運転について説明すると、追焚スイッチ54が操作されると、追焚循環ポンプ42を作動させて、浴槽12内の湯水を浴槽戻り路37及び浴槽往き路38を通して循環させる。そのときに水流スイッチ41によりそのことが検出されると、追焚用の熱動弁34を開弁させた状態で、前記熱媒加熱部4による熱媒循環運転を開始する。つまり、熱媒循環ポンプ35を作動して、熱媒戻り路27と熱媒往き路28とにより構成される熱媒循環路Jを通して熱媒を循環通流させ、燃焼用ファン20を駆動した後、断続弁19を開弁し、ガス比例弁18の開度を調整してイグナイタによりバーナ10に点火し、循環熱媒サーミスタ36の温度が追焚き用設定温度に維持されるように、ガス比例弁18の開度を調整する。そして、この追焚運転では、戻りサーミスタ39の検出値が目標温度に達すると、追焚循環ポンプ42を停止させ、温水循環用の循環ポンプ35の作動及びバーナ10の加熱作動も停止して、熱媒循環運転を終了する。
前記床暖房装置2に対する熱媒の循環供給について説明すると、床暖房装置2から熱媒を供給すべき要求があると、熱媒加熱部4による暖房用の熱媒循環運転を開始する。つまり、追焚用の熱動弁34を閉弁させた状態で、熱媒循環ポンプ35を作動して、熱媒戻り路27と熱媒往き路28とにより構成される熱媒循環路Jを通して床暖房装置2に熱媒を循環通流させ、燃焼用ファン20を駆動した後、断続弁19を開弁し、ガス比例弁18の開度を調整してイグナイタによりバーナ10に点火し、循環熱媒サーミスタ36の温度が床暖房装置2から要求される目標温度に維持されるように、ガス比例弁18の開度を調整する。そして、床暖房装置2からの熱媒を供給すべき要求が終了すると、温水循環用の循環ポンプ35の作動及びバーナ10の加熱作動を停止して暖房用の熱媒循環運転を終了する。
前記床暖房装置2は、居間等に備えられてマット状の基材に埋設される状態で暖房用の細長い配管から成る床暖房用熱交換器57が蛇行状に備えられて床面から室内を暖房するように構成されている。そして、熱媒往き路28から床暖房用熱交換器57に対する熱媒循環路中に開閉手段の一例としての熱動弁58が備えられ、この熱動弁58の動作を制御する床暖房制御部59と、この床暖房制御部59及び後述する熱源機制御部49に動作指令を指令する人為操作式の床暖房リモコン60とが備えられている。ちなみに、前記熱動弁58は、通電することによって開状態に切り換わり、通電を停止させると閉状態に切り換わるように構成されている。
そして、この熱媒供給システムにおいては、床暖房装置2の熱動弁58を周期的に開閉させるための目標開閉比率として、要求熱量を変更させる形態で定めた複数段階の開閉比率のうちのいずれかを選択して設定する開閉比率設定手段Aが設けられ、この開閉比率設定手段Aが、要求熱量を変更させる形態で定める複数段階の開閉比率として、要求熱量が大きい側の範囲の方が小さい側の範囲に較べて熱媒の目標温度を高温にして各目標温度の夫々について複数段階の開閉比率を設定する状態で、且つ、前記各目標温度の夫々について設定する複数段階の開閉比率の全てのものを熱動弁58を閉状態にする時間が存在する形態の開閉比率として設定する状態で開閉比率を定めるように構成されている。
又、開閉比率設定手段Aが、前記要求熱量を変更させる形態で定める複数段階の開閉比率として、前記目標温度が同じである複数段階の開閉比率における熱動弁58を開状態にする時間の割合の最大値が、前記目標温度が高いほど大となる状態で開閉比率を定めるように構成されている。更に、前記開閉比率設定手段Aは、前記要求熱量を変更させる形態で定める複数段階の開閉比率として、前記目標温度が同じである複数段階の開閉比率を、前記要求熱量の変更方向に並ぶ複数段階の開閉比率の隣接するものの間の変化幅を前記要求熱量が小さい側の方が大きい側に較べて小さくなる状態で定めるように構成されている。
以下、熱動弁58及び熱源機1を制御するための構成について具体的に説明する。
前記床暖房リモコン60は、図1に示すように、床暖房装置2の運転の入り切りを指令する運転指令手段としての運転スイッチ61、運転入り状態を表示する運転表示ランプ62、開閉比率の設定レベルを17段階に切り換え設定する開閉比率選択操作手段としての開閉比率設定スイッチ63、現在設定されている開閉比率の設定レベルを表示する開閉比率表示部64等を備えて構成されている。
前記床暖房リモコン60は、図1に示すように、床暖房装置2の運転の入り切りを指令する運転指令手段としての運転スイッチ61、運転入り状態を表示する運転表示ランプ62、開閉比率の設定レベルを17段階に切り換え設定する開閉比率選択操作手段としての開閉比率設定スイッチ63、現在設定されている開閉比率の設定レベルを表示する開閉比率表示部64等を備えて構成されている。
前記床暖房制御部59は、マイクロコンピュータを備えて構成され、図1に示すように、開閉比率設定スイッチ63にて設定される開閉比率の情報に基づいて目標開閉比率を設定する目標開閉比率設定部65と、その目標開閉比率設定部65にて設定された目標開閉比率にて熱動弁58を開閉制御する弁開閉制御部66とを備えて構成されている。又、目標開閉比率設定部65にて設定するための複数の開閉比率の情報を記憶する記憶手段としてのメモリ67が備えられている。
そして、床暖房リモコン60、目標開閉比率設定部65及びメモリ67により、前記手動操作式の開閉比率設定手段Aが構成され、弁開閉制御部66及び熱源機制御部49により、熱動弁58及び熱源機1を制御する制御手段Hが構成されている。
前記メモリ67には、図3に示すように、目標開閉比率設定部65にて設定するための複数の開閉比率の情報が記憶されている。この複数の開閉比率の情報は、床暖房装置2に対して熱媒を循環供給させる単独運転における設定内容を示すものであり、床暖房装置2への熱媒供給と追焚き運転が同時に行われる場合については、別途、開閉比率が定められることになるが、追焚き運転を行うときの熱媒の温度の違いに応じて種々異なる内容となるから、ここでは説明は省略する。
説明を加えると、複数段階の開閉比率として17段階のものが記憶され、開閉比率設定スイッチ63にて設定される開閉比率の設定レベルをそのうちのいずれかに切り換える構成となっており、設定レベル「1」が要求熱量が最も小さい開閉比率を設定するものであり、設定レベル「17」が要求熱量が最も大きい開閉比率を設定するものである。図3に示すように、前記開閉比率は、熱動弁58が設定周期(20分間)毎に開状態と閉状態とが繰り返されるときの開時間と閉時間との比率、並びに、熱媒の目標温度を定めるものである。
具体的には、設定レベル「1」から設定レベル「6」までは熱媒の目標温度が40℃に設定され、設定レベル「1」から設定レベル「6」に向かうほど前記開時間の割合が順次長くなり要求熱量が順に大きくなるように設定されている。又、設定レベル「7」から設定レベル「17」までは熱媒の目標温度が60℃に設定されており、設定レベル「7」から設定レベル「17」に向かうほど前記開時間の割合が順次長くなり要求熱量が順に大きくなるように設定されている。つまり、開閉比率設定手段Aが、要求熱量が大きい側の範囲の方が小さい側の範囲に較べて熱媒の目標温度を高温にして各目標温度の夫々について複数段階の開閉比率を設定する状態で、開閉比率を設定する構成となっている。
又、設定レベル「1」から設定レベル「6」までの開閉比率において熱動弁を閉状態にする閉時間は、夫々、「17.0分」〜「4.5分」であり、又、設定レベル「7」から設定レベル「17」までの開閉比率は、熱動弁58を閉状態にする閉時間は、夫々、「15.0分」〜「3.0分」である。従って、開閉比率設定手段Aが、前記各目標温度の夫々について設定する複数段階の開閉比率の全てのものを熱動弁58を閉状態にする時間が存在する形態の開閉比率として設定する構成となっている。
又、熱媒の目標温度が低温(40℃)であるもの、つまり、設定レベル「1」から設定レベル「6」の間において、熱動弁58を開状態にする時間の割合の最大値は、「15.5分」であり、熱媒の目標温度が高温(60℃)であるもの、つまり、設定レベル「7」から設定レベル「17」の間において、熱動弁58を開状態にする時間の割合の最大値は、「17.0分」である。従って、開閉比率設定手段Aは、前記目標温度が同じである複数段階の開閉比率における熱動弁58を開状態にする時間の割合の最大値が目標温度が高いほど大となる状態で開閉比率を定める構成となっている。
さらには、熱媒の目標温度が低温(40℃)であるもの、つまり、設定レベル「1」から設定レベル「6」の間において、1段階変化するに伴って変化する開時間の長さが、前記要求熱量が小さい側では1.5分であり、要求熱量が大きい側ほど順に2分、2.5分、4.5分と長くなっており、前記要求熱量が小さい側の方が大きい側に較べて複数段階の開閉比率の隣接するものの間の変化幅が小さくなっている。
すなわち、開閉比率設定手段Aは、少なくとも熱媒の目標温度が低温である複数段階の開閉比率を、前記要求熱量の変更方向に並ぶ複数段階の開閉比率の隣接するものの間の変化幅を前記要求熱量が小さい側の方が大きい側に較べて小さくなる状態で定めるように構成されている。
上述したように要求熱量が小さい側の範囲では、熱媒の温度が40℃に設定されるが、床暖房装置2を循環通流して熱媒加熱部4における潜熱回収熱交換器N2を通流するときには、放熱によって約30℃程度にまで低下することになる。このように潜熱回収熱交換器N2に流入する熱媒の温度が約30℃という比較的低い温度になるので、潜熱回収熱交換器N2において潜熱回収を行うときの熱回収効率が高いものとなり、熱源機全体としての熱効率が向上することになる。
そして、熱源機制御部49と床暖房制御部59とは通信線Kを介して互いに通信可能に接続され、床暖房リモコン60において運転開始が指令されると、その運転開始指令が通信線Kを介して熱源機制御部49に送信されるとともに、開閉比率設定手段Aを構成する目標開閉比率設定部65にて設定された目標開閉比率における熱媒の目標温度の情報が熱源機制御部49に送信される。そして、熱源機制御部49は、床暖房制御部59から送信される情報に基づいて、上述したような暖房用の熱媒供給運転を実行する。
前記床暖房制御部59における目標開閉比率設定部65は、床暖房リモコン60における開閉比率設定スイッチ63における設定レベルの情報から、熱動弁58を開閉制御するときの目標開閉比率を設定する。又、床暖房制御部59における弁開閉制御部66は、目標開閉比率設定部65にて設定された目標開閉比率になる状態で、熱動弁58を設定周期(20分)毎に開状態と閉状態とに切り換えるように作動を制御することになる。
又、熱源機制御部49は、床暖房制御部59から送信される情報に基づいて、開閉比率設定手段Aにて設定される設定レベルに対応する目標温度の熱媒を床暖房装置2に供給するように熱源機1の運転を制御する。しかも、そのとき、設定レベルに対応する開閉比率に応じて、熱動弁58が開状態に切り換えられている間は熱媒循環ポンプ35を作動させ、熱動弁58が閉状態に切り換えられているときは熱媒循環ポンプ35を停止させるように、熱媒循環ポンプ35の作動を制御するように構成されている。
上述したように、複数段階の開閉比率のうちのいずれの開閉比率が設定されても、設定周期の中で熱動弁58を閉状態にする時間が常に存在するので、このことにより、熱動弁58に対する通電と熱媒循環ポンプ35を作動させるための通電とを周期的に停止させる時間が存在するから、それだけ電力消費量を抑制することができる。その結果、ランニングコストを低減することができ、省エネルギー性に優れたものとなる。
図4には、熱媒の温度を40℃にして熱動弁58の開時間を変化させたとき、及び、熱媒の温度を60℃にして熱動弁の開時間を変化させたときの夫々における床上放熱量の本出願人による計測結果を示している。この図から判るように、複数段階の開閉比率を、要求熱量の変更方向に並ぶ複数の開閉比率の隣接するもの同士の間での変化幅を全て同じ変化幅にすると、複数段階の開閉比率のうち要求熱量が小さい側と要求熱量が大きい側とでは、開閉比率を1段階変化させたときの床暖房装置2の放熱量の変化量が異なった値になるが、この実施形態における床暖房装置では、図3に示すように、そのうち目標温度が低温(40℃)である複数段階の開閉比率を、前記要求熱量の変更方向に並ぶ複数段階の開閉比率の隣接するものの間の変化幅を前記要求熱量が小さい側の方が大きい側に較べて小さくなる状態で定める構成としている。
その結果、図5に示すように、要求熱量の大小の変化にかかわらず、使用者が開閉比率設定スイッチ63を切り換え操作することにより、開閉比率を1段階変化させたときの床暖房装置2による床上放熱量の変化幅がほぼ同じ値になり、使い勝手がよいものとなる。
〔別実施形態〕
以下、別実施形態を列記する。
以下、別実施形態を列記する。
(1)上記実施形態では、熱媒の目標温度として40℃と60℃とを設定するようにしたが、それ以外に、例えば80℃を設定するようにしてもよい。そして、このように熱媒の目標温度が80℃になるような場合には、前記目標温度が同じである複数段階の開閉比率における前記熱動弁を開状態にする時間の割合の最大値が60℃のときよりも大となる状態、例えば「19分」になるように開閉比率を定めることになる。
(2)上記実施形態では、前記開閉比率設定手段Aが、前記要求熱量を変更させる形態で定める複数段階の開閉比率として、熱媒の目標温度が低温である複数段階の開閉比率を、前記要求熱量の変更方向に並ぶ複数段階の開閉比率の隣接するものの間の変化幅を前記要求熱量が小さい側の方が大きい側に較べて小さくなる状態で定める構成としたが、このような構成に代えて、熱媒の目標温度が高温である場合についても、同様に、複数段階の開閉比率を、前記要求熱量の変更方向に並ぶ複数段階の開閉比率の隣接するものの間の変化幅を前記要求熱量が小さい側の方が大きい側に較べて小さくなる状態で定める構成としてもよい。又、このような構成に限らず、前記要求熱量の変更方向に並ぶ複数段階の開閉比率の隣接するものの間の変化幅を一定にするものでもよい。
(3)上記実施形態では、前記開閉比率設定手段Aが、前記要求熱量を変更させる形態で定める複数段階の開閉比率として、前記目標温度が同じである複数段階の開閉比率における前記開閉手段を開状態にする時間の割合の最大値が、前記目標温度が高いほど大となる状態で開閉比率を定める構成としたが、このような構成に代えて、前記各目標温度の夫々について、開閉手段を開状態にする時間の割合の最大値が同じになる状態で開閉比率を定める構成としてもよい。
(4)上記実施形態では、前記メモリ67に記憶される複数段階の開閉比率が17段階に設定され、開閉比率設定スイッチ63にて変更可能な設定レベルも17段階に設定されたものを示したが、開閉比率設定スイッチ63にて変更可能な設定レベルを「17」よりも少ない数にして、前記メモリ67に記憶されている17段階の開閉比率のうちで、例えば、要求熱量が大側のものをいずれか選択して用いるモードと、要求熱量が小側のものをいずれか選択して用いるモード等に切り換えるような構成としてもよい。
(5)上記実施形態では、暖房端末としての床暖房装置側に、開閉手段としての熱動弁を制御する床暖房制御部と複数段階の開閉比率を記憶するメモリとが設けられ、床暖房制御部と熱源機制御部とを通信線を介して通信する構成としたが、このような構成に代えて、床暖房装置側に床暖房リモコンだけを備え、熱源機側にメモリを備えて、床暖房リモコンの情報が熱源機制御部に送信されて、熱源機制御部が、開閉手段を切り換え制御したり、熱源機の運転を制御する構成としてもよい。
(6)上記実施形態では、前記開閉比率設定手段が開閉比率設定スイッチ63を備えて手動操作式に構成されるものを例示したが、このような構成に代えて、要求熱量の大きさの情報に基づいて自動制御にて開閉比率を選択設定するような構成としてもよい。
(7)上記実施形態では、熱源手段から暖房端末としての床暖房装置だけに熱媒を循環供給する構成としたが、このような構成に代えて、床暖房装置以外の他の熱媒消費装置、例えば、浴室暖房乾燥機や熱媒循環式温風ヒータ等にも熱媒を供給するような構成としてもよい。
4 熱源手段
58 開閉手段
A 開閉比率設定手段
H 制御手段
J 熱媒循環路
58 開閉手段
A 開閉比率設定手段
H 制御手段
J 熱媒循環路
Claims (3)
- 熱媒を目標温度に加熱して熱媒循環路を通して暖房端末に供給する熱源手段と、前記暖房端末への熱媒供給を断続するように前記熱媒循環路を開閉する開閉手段と、前記開閉手段を周期的に開閉させるための目標開閉比率として、要求熱量を変更させる形態で定めた複数段階の開閉比率のうちのいずれかを選択して設定する開閉比率設定手段と、前記熱源手段及び前記開閉手段の作動を制御する制御手段とが設けられ、
前記制御手段が、前記開閉比率設定手段にて設定された目標開閉比率に基づいて前記開閉手段を開閉作動させるように構成されている熱媒供給システムであって、
前記開閉比率設定手段が、
前記要求熱量を変更させる形態で定める複数段階の開閉比率として、前記要求熱量が大きい側の範囲の方が小さい側の範囲に較べて熱媒の目標温度を高温にして各目標温度の夫々について複数段階の開閉比率を設定する状態で、且つ、前記各目標温度の夫々について設定する複数段階の開閉比率の全てのものを前記開閉手段を閉状態にする時間が存在する形態の開閉比率として設定する状態で開閉比率を定めるように構成され、
前記制御手段が、前記開閉比率設定手段にて設定された目標温度に熱媒を加熱するように前記熱源手段の作動を制御するように構成されている熱媒供給システム。 - 前記開閉比率設定手段が、
前記要求熱量を変更させる形態で定める複数段階の開閉比率として、前記目標温度が同じである複数段階の開閉比率における前記開閉手段を開状態にする時間の割合の最大値が、前記目標温度が高いほど大となる状態で開閉比率を定めるように構成されている請求項1記載の熱媒供給システム。 - 前記開閉比率設定手段が、
前記要求熱量を変更させる形態で定める複数段階の開閉比率として、少なくとも前記目標温度が低温であるときの複数段階の開閉比率を、前記要求熱量の変更方向に並ぶ複数段階の開閉比率の隣接するものの間の変化幅を前記要求熱量が小さい側の方が大きい側に較べて小さくなる状態で定めるように構成されている請求項1又は2記載の熱媒供給システム。
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CN104215359A (zh) * | 2014-09-25 | 2014-12-17 | 吉林市宏远仪表有限责任公司 | 一种具有多种收费方式的综合热计量系统 |
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-
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- 2006-12-26 JP JP2006349782A patent/JP2008157591A/ja active Pending
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