JP2008155104A - 油水分離装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】装置構成が簡潔で、かつ、油分濃度が低い油水を処理対象とした場合でも、エマルジョン化を軽減することによって、油水分離効率を向上させる
【解決手段】油水ポンプ14によって汲み上げた油水を消波する手段を備えた油水貯留槽20と、油水貯留槽20からの油水を受け入れて下向流で流す油回収槽30と、油回収槽30の槽上部に浮上分離した油を抜き出す油回収管34と、油回収槽30の槽横断面にわたって敷設された油吸着マット36と、油吸着マット36を通過した処理水を抜き出す処理水管38とを具備している。第1の制御器40は油回収槽30の水位に基づいて油回収槽30に供給する油水量を制御する。第2の制御器46は油層検知計44の検出結果に基づいて油回収管34に配設した開閉弁48を開閉する。
【選択図】図1
【解決手段】油水ポンプ14によって汲み上げた油水を消波する手段を備えた油水貯留槽20と、油水貯留槽20からの油水を受け入れて下向流で流す油回収槽30と、油回収槽30の槽上部に浮上分離した油を抜き出す油回収管34と、油回収槽30の槽横断面にわたって敷設された油吸着マット36と、油吸着マット36を通過した処理水を抜き出す処理水管38とを具備している。第1の制御器40は油回収槽30の水位に基づいて油回収槽30に供給する油水量を制御する。第2の制御器46は油層検知計44の検出結果に基づいて油回収管34に配設した開閉弁48を開閉する。
【選択図】図1
Description
本発明は油水分離装置に係り、特に油の浮上分離手段と吸着処理手段を併用した油水分離装置に関する。
各種工場や発電所などでは回転機器の潤滑用などに各種の機械油を用いており、この機械油が機器冷却水や洗浄水などに混入する。このような油が混入した水(以下、油水という)を回収して再利用し、又は系外に排出する場合には、油水から油を分離する必要があり、油水分離装置が使用される。
この種の油水分離装置としては、水と油の比重差を利用して油を浮上分離する方式や油を吸着材によって吸着処理する方式が主に採用されており、両方式を組み合わせた油水分離装置も知られている(例えば特許文献1〜3参照)。
特開平10−174802号公報
特開2003−38902号公報
特開2003−126851号公報
しかしながら、特許文献1〜3に開示された油水分離装置は、いずれも装置構成が複雑である。また、油分濃度が低い油水を処理対象とした場合には、処理のためにポンプで汲み上げた油水中の油分がエマルジョン化し易く、油水分離効率が低下しやすいという問題点があった。
本発明の目的は前記従来技術の問題点を改善し、装置構成が簡潔で、かつ、油分濃度が低い油水を処理対象とした場合でも、エマルジョン化を軽減することによって、油水分離効率を向上させることが可能な油水分離装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る油水分離装置は、汲み上げた油水を消波する手段を備えた油水貯留槽と、該油水貯留槽からの油水を受け入れて下向流で流す油回収槽と、該油回収槽の槽上部に浮上分離した油を抜き出す油回収管と、前記油回収槽の槽横断面にわたって敷設された油吸着マットと、該吸着マットを通過した処理水を抜き出す処理水管とを具備したことを特徴とする。
上記油水分離装置は、前記油回収槽の水位に基づいて油回収槽に供給する油水量を制御する第1の制御手段と、前記油回収槽の槽上部に浮上分離した油層の有無を検出する油層検知計の検出結果に基づいて前記油回収管に配設した開閉弁を開閉する第2の制御手段とを具備したことが望ましい。
また、本発明に係る油水分離装置は、前記油回収槽はユニット化した油回収ユニットを複数基、横方向に連結することによって構成されたことを特徴とする。
また、本発明に係る油水分離装置は、前記油回収槽はユニット化した油回収ユニットを複数基、横方向に連結することによって構成されたことを特徴とする。
本発明の油水分離装置によれば、油回収槽によって浮上分離による油分の回収を行うとともに、油吸着マットによる残存油分の除去を行うようにしたので、簡潔な装置構成で油水中の油分を分離し、清澄な処理水を得ることができる。特に、油回収槽の前段に油水貯留槽を配置し、汲み上げた油水をこの油水貯留槽で消波しながら一時的に貯えるようにした。このため、油分濃度が低い油水を処理対象とした場合でも油分のエマルジョン化を軽減することが可能となり、油回収槽における浮上分離による油分の回収効率を向上させることができ、ひいては油吸着マットへの負荷を軽減させることができる。
また、本発明の油水分離装置は、油回収槽の水位に基づいて油回収槽に供給する油水量を制御する第1の制御手段と、油回収槽の槽上部に浮上分離した油層の有無を検出する油層検知計の検出結果に基づいて油回収管に配設した開閉弁を開閉する第2の制御手段とを具備している。このため、油回収槽の水位を適切に維持管理することができ、また浮上分離した油を適正なタイミングで油回収管から回収することができる。
さらに、本発明の油水分離装置は、油回収槽をユニット化した油回収ユニットを複数基、横方向に連結することによって構成されている。このため、装置の敷地条件に適合した各油回収ユニットの配置計画を任意に選択することができ、計画変更や増設にも対応しやすい。
図1は本発明に係る油水分離装置の第1実施形態を示す系統図である。本装置は主に原水槽10、油水貯留槽20、油回収槽30、処理水槽50とによって構成される。
原水槽10には被処理水である油水が油水管12から流入する。原水槽10内には油水ポンプ14が配置されており、この油水ポンプ14によって汲み上げた油水を供給管16から油水貯留槽20に送り込む。油水貯留槽20には3枚の縦状の消波板22が間隔を置いて配設されている。これらの消波板22はその上端が水面下に没するとともに、油水貯留槽20の油水流入側から油水流出側に向けて取付位置が順次高くなるように配設されている。油水貯留槽20の油水流出側には溢流管24が接続しており、油水貯留槽20を溢流した油水が溢流管24から油回収槽30に供給される。
油回収槽30の上部には槽内周に沿って溢流樋32が設けられ、溢流樋32下方の槽壁に油回収管34が接続している。油回収管34の接続位置から下方の油回収槽30内には油吸着マット36が槽横断面にわたって敷設されている。油吸着マット36下方の槽壁には油吸着マット36を通過した処理水を抜き出す処理水管38の一端が接続している。処理水管38から抜き出された処理水は処理水槽50に送り込まれる。
油水ポンプ14には原水槽10内の油水の水位を検出可能なセンサ18が取り付けられている。センサ18の検出信号は第1の制御器40に送信される。第1の制御器40ではセンサ18からの検出信号に基づいて油水ポンプ14の駆動をオン・オフに切り替える。すなわち、センサ18で検出した油水の水位が設定レベル以上の時に、第1の制御器40は油水ポンプ14を駆動条件とし、センサ18で検出した油水の水位が設定レベル未満の時に油水ポンプ14を停止させる。また、油回収槽30には槽内油水の水位を検出可能な水位計42が取り付けられている。水位計42の検出信号は第1の制御器40に送信される。第1の制御器40では水位計42の検出信号が設定レベル未満であり、かつ前記した油水ポンプ14が駆動条件である時に油水ポンプ14を駆動させ、設定レベル以上の時に油水ポンプ14を停止させる。すなわち、第1の制御器40ではセンサ18で検出した原水槽10内の油水の水位が設定レベル以上であり、かつ水位計42で検出した油回収槽30の水位が設定レベル未満の時にのみ、油水ポンプ14を駆動させ、それ以外の時には油水ポンプ14を停止させる。
油回収槽30には浮上分離した油の油層35が油回収管34のレベルに存在するか否かを検出する油層検知計44が設けられている。油層検知計44の検出信号は第2の制御器46に送信され、第2の制御器46では油層検知計44の検出信号に基づいて、油回収管34に取り付けた開閉弁48を開閉させる。
上記構成の油水分離装置において、油水管12からの油水の流入によって原水槽10の油水の水位が設定レベルに達すると、センサ18がこれを検出し、検出信号が第1の制御器40に送信される。第1の制御器40では油水ポンプ14を駆動させる。すると、油水ポンプ14は油水を汲み上げ、供給管16を介して油水貯留槽20に送り込む。油水貯留槽20では油水ポンプ14から供給された油水が消波板22によって消波され、油水中の油分がエマルジョン化しにくくなる。また、油水中の油分の一部が水面に浮上し、後段の油回収槽30における油分浮上分離の前準備として寄与する。油水貯留槽20の油水流出側には溢流管24が接続しており、油水貯留槽20は水位が一定に維持された満水状態にあるため、油水ポンプ14によって供給された流量の油水が溢流管24を介して油回収槽30の溢流樋32に流れ込み、溢流樋32の内周壁を溢流して油回収槽30内に供給される。
油回収槽30では、油水が油回収槽30内を下向流で流れる過程で油水中の油分の内、比較的粒径の大きいものが水との比重差によって浮上する。浮上した油分は油回収管34から回収される。すなわち、油分が次々に浮上することによって液面に油層35が形成されると、前記したように油層35の存在を油層検知計44が検出する。この油層検知計44の検出信号は第2の制御器46に送信され、第2の制御器46では油層検知計44の検出信号に基づいて、油回収管34に取り付けた開閉弁48を開放する。すると、油層35を形成している油分が油回収管34から排出、回収される。この油分の排出によって油層35が少なくなり、油検知計44が油層35を検知しなくなると、制御器46では開閉弁48を閉止する。
また、前記したように油吸着マット36が槽横断面にわたって敷設されており、油回収槽30内を下向流で流れる油水が油吸着マット36を通過する過程で、油水中の残存している油分が油吸着マット36に吸着される。油吸着マット36を通過した処理水は処理水管38を介して処理水槽50に送り込まれる。油吸着マット36は油吸着量の多少によって油水が通過する際の通過抵抗が変化する。
油吸着量が少ない時には通過抵抗が小さいため、油回収槽30の油水の水位が低下する傾向がある。水位の低下によって油層35が油吸着マット36の上面に達すると、油層35を形成している浮上油分が油吸着マット36に吸着され、油吸着マット36の負荷が著しく増大するという障害が発生する。このような障害を排除するために、処理水管38には流量調節弁39が設けられている。そして、第1の制御器40では水位計42で検出した油回収槽30の油水の水位が所定の好ましい値を維持するように、流量調節弁39の開度を調節する。すなわち、この制御においては油吸着マット36の油吸着量が少なく通過抵抗が小さい時には、流量調節弁39の開度が絞り気味に制御され、油吸着マット36の油吸着量が多く通過抵抗が大きい時には、流量調節弁39の開度が開放気味に制御される。油吸着マット36の油吸着量がさらに多くなり、第1の制御器40によって流量調節弁39の開度を全開にした時でも、油回収槽30の油水の水位が徐々に上昇して上限設定レベル以上になると、前記したように油水ポンプ14を停止させる。油水ポンプ14の停止によって油回収槽30への油水の供給が止まると、油水の油吸着マット36への通過が継続することによって、油回収槽30の油水の水位が低下する。第1の制御器40は水位が前記した所定の好ましい値に達した時点で、油水ポンプ14を再稼動させる。このように油吸着マット36の油吸着量が多くなり、通過抵抗が過大になった時には、油水ポンプ14の停止と再稼動を間欠的に繰り返すことによって、油回収槽30の運転が継続される。長時間の運転により、上記油水ポンプ14の間欠稼動の頻度が高くなると、油吸着マット36の交換を行う。油吸着マット36の交換は油回収槽30を空にした状態で行う。
本実施形態の油水分離装置によれば、油回収槽30によって浮上分離による油分の回収を行うとともに、油吸着マット36による残存油分の除去を行うようにしたので、簡潔な装置構成で油水中の油分を分離し、清澄な処理水を得ることができる。特に、油回収槽30の前段に油水貯留槽20を配置し、油水ポンプ14によって汲み上げた油水を、この油水貯留槽20で消波しながら一時的に貯えるようにした。このため、油分濃度が低い油水を処理対象とした場合でも油分のエマルジョン化を軽減することが可能となり、後段の油回収槽30での浮上分離による油分の回収効率を向上させることができ、ひいては油吸着マット36への負荷を軽減させることができる。
また、本実施形態の油水分離装置は、油回収槽30の水位に基づいて油回収槽30に供給する油水量を制御する第1の制御器40と、油回収槽30の槽上部に浮上分離した油層35の有無を検出する油層検知計44の検出結果に基づいて油回収管34に配設した開閉弁48を開閉する第2の制御器46とを具備している。このため、油回収槽30の水位を適切に維持管理することができ、また浮上分離した油を適正なタイミングで油回収管34から回収することができる。
図2は本発明に係る油水分離装置の第2実施形態を示す系統図である。図2において、図1と同一の符号を付した要素は上記第1実施形態と同様であり、説明を省略する。本装置では3基の油回収槽30A,30B,30Cを設置し、油吸着マットを交換するために油回収槽30Aを空にする時は、残り2基の油回収槽30B,30Cの運転を継続する。以降、同様に各油回収槽の前後に取り付けた切替弁51,52を切り替えながら、少なくとも2基の油回収槽の運転を継続しつつ、順次、油吸着マットを交換していく。なお、図2に示した装置では3基の油回収槽30A,30B,30Cに対して油水ポンプ14が共用されているため、各油回収槽での水位制御を共用の油水ポンプ14のオン・オフで制御することが困難になる。したがって、本実施形態においては各油回収槽での水位制御は、各油回収槽の油水流入口に設けた切替弁51を開閉することによって実施する。
図3は本発明に係る油水分離装置の第3実施形態を示す系統図である。図3において、図1と同一の符号を付した要素は上記第1実施形態と同様であり、説明を省略する。本実施形態の油回収槽は3基の油回収ユニット60(60A,60B,60C)を横方向に直列に連結することによって構成されている。図4は油回収ユニット60の外形図であり、図4(1)は側面図、図4(2)は平面図である。油回収ユニット60の基本構成は第1実施形態で説明した油回収槽と同一であり、平断面が正方形とされる。油回収ユニット60の各側面にはそれぞれ油水の受入排出ノズル62、浮上分離した油の受入排出ノズル64、処理水の受入排出ノズル66が形成されている。
そして、3基の油回収ユニット60(60A,60B,60C)を横方向に直列に連結する場合には、各油回収ユニット60の受入排出ノズル62,64,66をそれぞれ相互に接続する。図5は油回収ユニットの連結例を示した平面図であり、(1)は油水の受入排出ノズル62の連結状態、(2)は浮上分離した油の受入排出ノズル64(又は処理水の受入排出ノズル66)の連結状態を示している。各油回収ユニット60の連結部は図示のように切替弁a〜iが取り付けられる。また、各油回収ユニット60で連結に利用しない受入排出ノズルには、閉止フランジ70を取り付ける。
3基の油回収ユニット60A,60B,60Cをすべて運転する場合には、切替弁a〜iの内、例えば切替弁c,f,gを閉とし、その他の切替弁を開とする。すると、油水貯留槽20からの油水は溢流管24を介して、まず、油回収ユニット60Aに流入し、次いで油回収ユニット60B,60Cの順に流れ込む。また、各油回収ユニット60において浮上分離によって回収した油も油回収ユニット60A,60B,60Cの順に流れて油回収管34から系外に排出される。また、各油回収ユニット60の油吸着マット36を通過した処理水も油回収ユニット60A,60B,60Cの順に流れて、処理水管38を介して処理水槽50に送り込まれる。
油回収ユニット60Aの油吸着マット36を交換するために、油回収ユニット60Aを空とし、油回収ユニット60B,60Cの2基で運転する場合には、切替弁a〜iの内、例えば切替弁c,d,g,hを開とし、その他の切替弁を閉とする。すると、油水貯留槽20からの油水は溢流管24を介して、まず、油回収ユニット60Cに流入し、次いで油回収ユニット60Bに流れ込む。また、各油回収ユニット60において浮上分離によって回収した油も油回収ユニット60C,60Bの順に流れて油回収管34から系外に排出される。また、各油回収ユニット60の油吸着マット36を通過した処理水も油回収ユニット60C,60Bの順に流れて、処理水管38を介して処理水槽50に送り込まれる。
油回収ユニット60Bの油吸着マット36を交換するために、油回収ユニット60Bを空とし、油回収ユニット60A,60Cの2基で運転する場合には、切替弁a〜iの内、例えば切替弁a,c,f,iを開とし、その他の切替弁を閉とする。すると、油水貯留槽20からの油水は溢流管24を介して、油回収ユニット60A,60Cの双方に流れ込む。また、各油回収ユニット60において浮上分離によって回収した油は油回収ユニット60A,60Cの順に流れて油回収管34から系外に排出される。また、各油回収ユニット60の油吸着マット36を通過した処理水も油回収ユニット60A,60Cの順に流れて、処理水管38を介して処理水槽50に送り込まれる。
油回収ユニット60Cの油吸着マット36を交換するために、油回収ユニット60Cを空とし、油回収ユニット60A,60Bの2基で運転する場合には、切替弁a〜iの内、切替弁a,b,e,gを開とし、その他の切替弁を閉とする。すると、油水貯留槽20からの油水は溢流管24を介して、まず、油回収ユニット60Aに流入し、次いで油回収ユニット60Bに流れ込む。また、各油回収ユニット60において浮上分離によって回収した油も油回収ユニット60A,60Bの順に流れて油回収管34から系外に排出される。また、各油回収ユニット60の油吸着マット36を通過した処理水も油回収ユニット60A,60Bの順に流れて、処理水管38を介して処理水槽50に送り込まれる。
このように第3実施形態の油水分離装置は、油回収槽がユニット化した油回収ユニット60を3基、横方向に連結することによって構成されている。そして各油回収ユニット60の各受入排出ノズルに切替弁を取り付け、これらの切替弁を開閉させることによって、3基すべての運転を行う方法や、任意の1基をメンテナンスのために使わずに残り2基の運転を行う方法を自在に選択することができる。また、各油回収ユニット60の連結方向を変えることによって、装置の敷地条件に適合した各油回収ユニット60の配置計画を任意に選択することができる。また、油回収ユニット60はユニット化されているので、計画変更や増設にも対応しやすい。
10………原水槽、12………油水管、14………油水ポンプ、16………供給管、18………センサ、20………油水貯留槽、22………消波板、24………溢流管、30,30A,30B,30C………油回収槽、32………溢流樋、34………油回収管、35………油層、36………油吸着マット、38………処理水管、39………流量調節弁、40………第1の制御器、42………水位計、44………油層検知計、46………第2の制御器、48………開閉弁、50………処理水槽、51………切替弁、52………切替弁、60,60A,60B,60C………油回収ユニット、62………(油水の)受入排出ノズル、64………(浮上分離した油の)受入排出ノズル、66………(処理水の)受入排出ノズル、70………閉止フランジ、a〜i………切替弁。
Claims (3)
- 汲み上げた油水を消波する手段を備えた油水貯留槽と、該油水貯留槽からの油水を受け入れて下向流で流す油回収槽と、該油回収槽の槽上部に浮上分離した油を抜き出す油回収管と、前記油回収槽の槽横断面にわたって敷設された油吸着マットと、該吸着マットを通過した処理水を抜き出す処理水管とを具備したことを特徴とする油水分離装置。
- 前記油回収槽の水位に基づいて油回収槽に供給する油水量を制御する第1の制御手段と、前記油回収槽の槽上部に浮上分離した油層の有無を検出する油層検知計の検出結果に基づいて前記油回収管に配設した開閉弁を開閉する第2の制御手段とを具備したことを特徴とする請求項1に記載の油水分離装置。
- 前記油回収槽はユニット化した油回収ユニットを複数基、横方向に連結することによって構成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の油水分離装置。
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