JP4961294B2 - 液体処理装置及び液体処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、懸濁物を除去するのに好適な液体処理装置及び液体処理方法に関する。
〔非特許文献1〕に記載のように、懸濁物を含む下水や排水の処理工程においては、浮上した懸濁物の除去が行われる。下水の処理工程では、曝気槽後段の最終沈殿池,重力濃縮槽,消化タンク等で、下水中の懸濁物等や油脂類に付着した返送汚泥中の活性汚泥が、気泡の吸着や汚泥中生物の活動により水面に浮上し、蓄積する固形物(以後「スカム」と呼ぶ)が発生する。このため、水面に滞留するスカムを1カ所に掻寄せて、例えば池の端部に設けられた排出口に流入させるスカム除去装置が用いられる。
また、〔非特許文献1〕に記載されているように、排水処理では浮上分離装置が用いられる場合がある。浮上分離では、懸濁物に気泡を付着させ、浮上させて固液分離する。この場合も浮上した懸濁物を回収,排出する装置が必要である。
この浮上した懸濁物を排出する装置を備えた浮上分離処理装置として、〔特許文献1〕乃至〔特許文献3〕に記載された装置がある。
〔特許文献1〕に記載の浮上分離装置は、主に気泡注入装置を備えた浮上分離槽とスラッジタンク,スカム除去装置で構成される。運転中は浮上分離槽に被処理水を供給し、処理水を連続して排出する。原水の一部が加圧された後、再び浮上分離槽へ循環し、減圧されて気泡が発生して懸濁物に付着する。その結果、比重が軽くなった懸濁物が水面に浮上し、スカムとして蓄積する。蓄積したスカムは、掻き寄せ機により収集されたスカムが水槽横の槽に流入する。運転終了時に原水の供給を停止し、流路を切換えて処理水を加圧水として水槽へ返流する。その結果、水位が上昇し、スカムはスラッジタンクへオーバーフローして排出される。
〔特許文献2〕に記載の浮上分離装置は、浮上分離槽の上部に排出口が設けられ、水面の上部空間に気泡が充満し、集積されたスカムは気圧差により排出口から排出流路へ押し出されて、大気圧下の排出槽へ排出される。
〔特許文献3〕に記載の汚濁物除去装置は、汚濁物を含む原水に気泡水発生装置からの気泡を注入した混合水を下部から旋回するように供給して、混合水中の汚濁物を気泡と一緒に浮上させて濃縮水導入管の開口周囲からオーバーフローさせて分離するようになっている。
特開平9−234458号公報 特開2006−272201号公報 特開平11−651号公報 「泡」技術、工業調査会、2004年
〔特許文献1〕に記載の方法では、水槽上部空間に設置したスカムスキマを駆動し、スカムを掻き寄せて排出口に流入させる必要がある。このため、水槽内に機械的な駆動部を設置しなければならなく、維持管理が困難で、装置の小型化の点で支障となる可能性がある。また、スカムスキマの駆動に電力を要し、ランニングコストが高くなる問題がある。
〔特許文献2〕に記載の方法では、密閉系の水槽において、加圧浮上装置と同様に被処理水中に気体が注入され、水槽内の空間を排出先より高圧にする必要がある。このため、浮上分離以外の原因でスカムが生成する被処理水に適用できない可能性がある。また、水槽上部の空間でのスカム発生量が少ない場合、長時間排出されずに水面付近に滞留したスカムが腐敗,変質する可能性がある。
〔特許文献3〕に記載の方法は、開放系であるが、常時オーバーフローさせているもので、処理水を得る効率が悪くなるという問題があり、浮上分離以外の原因でスカムが生成する被処理水に適用できない可能性がある。また、水位差が制御できないため、十分にスカムを回収できない可能性がある。
このように、懸濁物除去装置の信頼性向上のためには、機械的な駆動部を極力低減する必要がある。また、処理コスト低減のためには、低動力で運転可能なスカム除去装置が必要である。
本発明の目的は、スカム掻寄せ機器のような機械的駆動部を用いることなく、水槽出口流路と、スカム流出流路に設けた弁の開閉動作を用いて、水位差によりスカムを回収器へ導入できる液体処理装置及び液体処理方法を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明の液体処理装置は、水槽に被処理水を供給する供給手段と、浮上した懸濁物を捕集するための回収器と、回収器から該懸濁物を排出する排出流路と、排出流路に設けられた開閉弁と、水槽から処理水を流出する流出流路と、流出流路に設けられた開閉弁と、開閉弁を開閉して液位を制御する制御装置を備え、制御装置により、液位を制御して浮上した懸濁物を回収器に捕集して水槽外に排出するものである。
又、液体処理方法は、供給手段により水槽に被処理水を供給し、被処理水から浮上した懸濁物を、制御装置により水槽から処理水を流出するための流出流路に設けられ開閉弁を開から閉に、回収器から懸濁物を排出するための排出流路に設けられた開閉弁を閉から開に切換え、水槽内の液面を上昇させて前記懸濁物を前記回収器に流入させて水槽外に排出するものである。
又、制御装置により前記水槽から処理水を流出するための流出流路に設けられ開閉弁を開に、回収器から懸濁物を排出するための排出流路に設けられた開閉弁を閉から開に切換え、供給手段を停止し、前記水槽内の液面を低下させて前記懸濁物を前記回収器に流入させて水槽外に排出するものである。
本発明によれば、水処理の過程で水槽内の水面に懸濁物が浮上する水処理装置において、弁の開閉操作により、水位差を制御して機械的な駆動部を用いることなく懸濁物を除去でき、水処理装置の信頼性と経済性を向上できる。又、回収器の開口部が下向きの場合は、スカム排出後に排出流路を空にでき、スカムの管路内固着や腐敗等を防止することができる。

以下、本発明の各実施例について図面を用いて説明する。
本発明の実施例1について図1から図3を用いて説明する。図1は、本実施例の懸濁物除去装置の構成図である。図2は本実施例の除去装置の動作を示す図、図3は本実施例の処理工程の動作を説明する図である。
本実施例の懸濁物除去装置は、図1に示すように、図示しない被処理水3の供給管口と接続された流路12と、流路12に設けられた供給ポンプ2と、供給ポンプ2に流路12を介して接続された処理水槽1と、処理水槽1の内部に設けられたスカム回収器5と、スカム回収器5の横方向で水面近くに設置されたスカム検知装置10と、スカム回収器5と図示しないスカム9の排出先を接続する排出流路11と、排出流路11に設けられた弁6と、処理水槽1から処理水4が流出する流路13と、流路13に設けられた弁7と、弁6,弁7及びスカム検知装置10に接続された制御装置8で構成される。
スカム検知装置10と制御装置8は信号線で接続され、制御装置8はスカム検知装置10からスカム蓄積高さの信号を受信する。制御装置8は、供給ポンプ2,弁6及び弁7とそれぞれ信号線で接続され、供給ポンプ2,弁6、及び弁7へそれぞれ制御信号を発信する。
スカム検知装置10は、一種のフロートスイッチであり、水面に蓄積したスカム9の蓄積高さが設定された値以上になると、接点がつながり、電気信号が発生する。また、スカム検知装置10は、超音波等で水面のスカム9の高さを検知するものを用いてもよい。
スカム回収器5は、ロート状の形状をしており、図1に示すように、通常は大部分が水面より上方に位置し、上方に開口している。スカム除去時のスカム回収器5と弁6,弁7の動作を図2により説明する。また、この時の供給ポンプ2,弁6及び弁7の動作を図3に示す。
図2(a)に示すように、処理水槽1にスカムを蓄積している時には、弁6は閉止、弁7は開放である。図2(b)に示すように、スカム嵩が設定値以上になると、制御装置8がスカム検知装置10から情報を受け取り、弁6を開け、弁7を閉める信号を発信して弁6を開放、弁7を閉止に切換える。供給ポンプ2は運転を継続しており、処理水槽1内の水位が上昇するため、水面がスカム回収器5の縁に達すると、スカム9が一部の被処理水3とともにスカム回収器5に流入する。図2(c)に示すように、スカム回収器5に流入したスカム9は、排出流路11を通り排出される。
その後、設定された時間が経過すると、制御装置8が弁6を閉め、弁7を開ける信号を発信し、弁6を閉止、弁7を開放に切換える。設定時間は、スカム9の排出後、続けて被処理水が流入することによりスカム回収器5が洗浄される時間に設定される。この他に、スカム検知装置10からスカム嵩が低下した情報を受け取り、弁6を閉止、弁7を開放に切換えてもよい。
また、スカム検知装置10を用いず、図3に示す動作をタイマーで制御することも可能である。すなわち、タイマーによる時間計測を行い、設定された時刻になると、図3に示す制御装置8から弁6,弁7の開閉信号を発信する。この場合、用いる被処理水の水質、特に発泡性成分や懸濁物濃度を考慮し、スカム9がスカム回収器5の上端を越えないような水位のままとなることがない間隔で設定時間を設定する。
ここで、水頭差を利用して処理水を排出する場合は、流路13を少なくともスカム回収器5の上面より低い位置に設けるのが好ましい。
図4に示すように、被処理水3を供給する流路12を処理水槽1の上部に設置し、流路12から分岐し壁面にそって流出するようにした流路14を設け、被処理水3を壁面に沿わせて供給することにより、壁面に付着したスカム9を洗浄することができる。
本実施例によれば、弁の開閉と水頭差を利用して、機械的な駆動部を用いることなくスカムを排出できるため、スカム排出装置及びそれを用いた水処理装置の信頼性及び経済性を向上することができる。
本発明の実施例2を図5により説明する。図5は本実施例の懸濁物除去装置の構成図である。本実施例は、実施例1と同様に構成されているが、本実施例では、スカム回収器5が水面より上方に設置され、スカム回収器5の開口部が下向きとなっている。
スカム除去時のスカム回収器5と弁6,弁7の動作を図5により説明する。図5(a)に示すように、処理水槽1にスカムが蓄積しているときは、弁6は閉止、弁7は開放である。スカム嵩が設定値以上になると、制御装置8がスカム検知装置10から情報を受け取り、弁6を開け、弁7を閉める。図5(b)に示すように、供給ポンプ2は運転を継続しているので、処理水槽1内の水位が上昇し、水面がスカム回収器5の縁に達すると、スカム9が一部の被処理水3とともにスカム回収器5に流入する。図5(c)に示すように、さらに水位が上昇し、スカム回収器5の排出流路11の高さに達すると、サイフォン作用によって、スカム9は排出流路11を通り排出される。
その後、設定された時間が経過すると、制御装置8が弁6を閉め、弁7を開ける。設定時間は、スカム9が排出流路から流出を完了する時間に設定するとよい。なお、この場合、排出流路11にサイフォンブレーカを設けると、スカム9が排出流路を流出する際に空気圧による流速の減少を防止することができる。
また、スカム検知装置10を用いず、図3で示す動作をタイマーで制御することも可能である。すなわち、タイマーによる時間計測を行い、設定された時刻になると、図3における制御装置8から弁6,弁7の開閉信号を発信する。この場合、用いる被処理水の水質、特に発泡性成分や懸濁物濃度を考慮し、水位が排出流路11の高さまで上昇しないことがないように間隔の時間に設定する。
スカム回収器5の開口部が上向きの場合は、通常運転時にはスカム9が排出流路11に排出されず、スカム回収器5の内壁に付着したスカム9と被処理水3が常に存在している。一方、本実施例のようにスカム回収器5の開口部が下向きの場合は、スカム排出後に排出流路11を空にすることができるため、スカムの管路内固着や腐敗等を防止することができる。
本発明の実施例3を図6,図7により説明する。図6は本実施例の懸濁物除去装置の構成図、図7はスカムの排出運転の供給ポンプ2,弁6、及び弁7の動作を示す図である。
本実施例は、実施例1と同様に構成されているが、本実施例では、処理水槽内の水位を低下させてスカムを排出している。
図6(a)に示すように、本実施例では、通常運転時の水位がスカム回収器5の上方にある。このとき、弁6は閉止、弁7は開放である。スカム9が蓄積し、スカム嵩が設定値以上になると、制御装置8が、図示しないスカム検知装置から情報を受け取り、図6(b)に示すように、弁6を開ける。弁7は開放のままであり、供給ポンプ2は運転を停止する。その結果、処理水槽1内の水位が低下し、スカム9が一部の被処理水3とともにスカム回収器5に流入する。図6(c)に示すように、スカム回収器5に流入したスカムは、弁6を通り排出される。その後、設定時間が経過すると、制御装置8が弁6を閉める。設定時間は、スカム9の排出後、スカム回収器5が洗浄される時間に設定するとよい。また、スカム検知手段からスカム嵩が低下、あるいは水位低下の情報を受け取り、弁6を閉めてもよい。
また、スカム検知装置を用いず、図7に示す動作をタイマーで制御することも可能である。すなわち、図7における制御装置からの信号を、タイマーによる時間計測を行い、設定された時刻になると弁6の開閉信号を発信する。この場合、用いる被処理水の水質、特に発泡性成分や懸濁物濃度を考慮し、水位がスカム回収器5の上端より低下するように間隔の時間に設定する。
本実施例によれば、弁の開閉と水頭差を利用して、機械的な駆動部を用いることなくスカムを排出できるため、スカム排出装置及びそれを用いる水処理装置の信頼性及び経済性を向上することができる。
本発明の実施例4を図8から図11により説明する。図8は本実施例の懸濁物除去装置の構成図、図9は本実施例の除去装置の動作を示す図、図10は供給ポンプ2,弁6,弁7、及び弁16の動作を説明する図である。
本実施例は、実施例1と同様に構成されているが、本実施例では、スカム排出時に被処理水をスカム回収器洗浄に利用している。
本実施例の懸濁物除去装置は、図8に示すように、供給ポンプ2からの被処理水3の供給流路が処理水槽1の上方の流路14、スカム回収器5の下方の流路15の2本設けられており、供給ポンプ2を具備する流路12,流路14,流路15とは三方弁である弁16で接続されている。
図9(a)に示すように、通常運転時は、弁16は流路15側と連通するように切換えられ、弁6は閉止、弁7は開放となっている。図9(b)に示すように、スカム9が蓄積し、スカム嵩が設定値以上になると、制御装置8がスカム検知装置10から情報を受け取り、弁6を開け、弁7を閉める。その結果、処理水槽1内の水位が上昇し、スカム9が一部の被処理水3とともにスカム回収器5に流入する。スカム回収器5に流入したスカムは、弁6を通り排出される。その後、図9(c)に示すように、弁16が流路14側と連通するように切換えられ、被処理水3がスカム回収器5内へ流入する。その結果、スカム回収器5の内面に滞っていたスカム9が、被処理水3に同伴されて排出される。
その後、設定時間が経過すると、制御装置8が弁16を流路15側と連通するように切換える。設定時間は、スカム9の排出後、スカム回収器5が洗浄される時間に設定するとよい。また、スカム検知装置10からスカム嵩低下、あるいは水位低下の情報を受け取り、弁6を閉めてもよい。
なお、図11に示すように、弁16による供給流路を切換える代わりに、上部1カ所の供給流路の先に切換えられるノズル17を設け、通常運転時は壁面に沿わせる方向、スカム排出時にはスカム回収器5に流入する方向に、制御装置8が切換えてもよい。
本実施例によれば、スカムの排出時にスカム回収器の排出流路の詰まりを防止することができる。
本発明の実施例1である懸濁物除去装置の構成図。 本実施例の除去装置の動作を示す図。 本実施例の処理工程の動作を説明する図。 実施例1の変形例である懸濁物除去装置の構成図。 本発明の実施例2である懸濁物除去工程の構成図。 本発明の本実施例3である懸濁物除去装置の構成図。 スカムの排出運転の供給ポンプ2,弁6、及び弁7の動作を示す図。 本発明の実施例4である懸濁物除去装置の構成図。 本実施例の除去装置の動作を示す図。 供給ポンプ2,弁6,弁7、及び弁16の動作を説明する図。 実施例4の変形例である懸濁物除去装置の構成図。
符号の説明
1 処理水槽
2 供給ポンプ
3 被処理水
4 処理水
5 スカム回収器
6,7,16 弁
8 制御装置
9 スカム
10 スカム検知装置
11 排出流路
12,13,14,15 流路
17 ノズル

Claims (9)

  1. 水槽に被処理水を供給する供給手段と、浮上した懸濁物を捕集するための開口部が上向きの回収器と、該回収器から該懸濁物を排出する排出流路と、該排出流路に設けられた開閉弁と、前記水槽から処理水を流出する流出流路と、該流出流路に設けられた開閉弁と、前記開閉弁を開閉して液位を制御する制御装置を備え、該制御装置により、前記排出路に設けられた開閉弁を閉じ前記流出流路の開閉弁を開いて水位が前記回収器の上方にあるように制御し、スカム検出装置からスカム嵩が設定値以上になった情報を受け取るか或いはタイマーによる時間計測を行い設定された時刻になると前記排出流路の開閉弁を開き前記供給手段を停止し、懸濁物を含む該被処理水を前記回収器内に導くことにより懸濁物を排出して浮上した懸濁物を前記回収器に捕集して水槽外に排出する液体処理装置。
  2. 水槽に被処理水を供給する供給手段と、浮上した懸濁物を捕集するための開口部が下向きの回収器と、該回収器から該懸濁物を排出する排出流路と、該排出流路に設けられた開閉弁と、前記水槽から処理水を流出する流出流路と、該流出流路に設けられた開閉弁と、前記開閉弁を開閉して液位を制御する制御装置を備え、該制御装置により、前記回収器が液面より高い位置にあるように制御し、スカム検出装置からスカム嵩が設定値以上になった情報を受け取るか或いはタイマーによる時間計測を行い設定された時刻になると前記排出流路の開閉弁を開き、前記流出流路の開閉弁を閉じ、前記被処理水の供給によって液位を前記回収器の排出流路より高い位置まで上昇させ、懸濁物を含む被処理水を前記回収器内に導くことにより懸濁物を排出して浮上した懸濁物を前記回収器に捕集して水槽外に排出する液体処理装置。
  3. 前記供給手段により供給される被処理水の供給流路を前記水槽内部の壁面に向け、前記壁面に沿って該被処理水を注入する請求項1又は2に記載の液体処理装置。
  4. 前記供給手段により供給される被処理水の供給流路を前記水槽の上部空間と水槽の水面下に設置し、前記排出流路の開閉弁と前記流出流路の開閉弁の開閉に合わせて前記供給流路を切換える請求項1に記載の液体処理装置。
  5. 水槽に被処理水を供給する供給手段と、浮上した懸濁物を捕集するための回収器と、該回収器から該懸濁物を排出する排出流路と、該排出流路に設けられた開閉弁と、前記水槽から処理水を流出する流出流路と、該流出流路に設けられた開閉弁と、前記開閉弁を開閉して液位を制御する制御装置を備え、該制御装置により、液位を制御して浮上した懸濁物を前記回収器に捕集して水槽外に排出するものであって、前記供給手段により供給される被処理水の供給流路が2つ以上の管路に分岐され、被処理水を前記水槽の壁面に沿って注入する管路と、前記回収器の上部からロート状の形状の回収器内側に注入する管路と、前記管路を切換える弁の開閉によって前記供給流路を切換える液体処理装置。
  6. 前記水槽に浮上した懸濁物の体積又は水面からの高さを測定する懸濁物計測手段を設け、該浮上懸濁物計測手段で計測された浮上懸濁物の体積又は水面からの高さの測定値に基づいて、前記制御装置は、前記開閉弁の開閉制御、又は前記供給手段の起動,停止制御を行う請求項1又は2に記載の液体処理装置。
  7. 供給手段により水槽に被処理水を供給し、制御装置により、水槽からの排出路に設けられた開閉弁を開いて、浮上した懸濁物を捕集するための開口部が上向きの回収器が液面より高い位置にあるように制御し、前記排出流路の開閉弁を開き、前記流出流路の開閉弁を閉じ、前記被処理水の供給によって液位を前記回収器の排出流路より高い位置まで上昇させ、懸濁物を含む被処理水を前記回収器内に導くことにより懸濁物を排出して浮上した懸濁物を前記回収器に捕集して水槽外に排出する液体処理方法。
  8. 供給手段により水槽に被処理水を供給し、制御装置により水槽からの排出路に設けられた開閉弁を閉じ前記流出流路の開閉弁を開いて水位が、浮上した懸濁物を捕集するための開口部が下向きの回収器の上方にあるように制御し、制御装置により前記回収器から懸濁物を排出するための排出流路に設けられた開閉弁を閉から開に切換え、前記供給手段を停止し、前記水槽内の液面を下降させて前記被処理水から浮上した懸濁物を含む該被処理水を前記回収器内に導くことにより懸濁物を排出して浮上した懸濁物を前記回収器に捕集して水槽外に排出する液体処理方法。
  9. 前記供給手段が分岐されたものであって、分岐された一方の配管からロート状の形状の前記回収器に被処理水を供給する請求項7又は8に記載の液体処理方法。
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