JP2002011464A - 浄化槽 - Google Patents
浄化槽Info
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Landscapes
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- Treatment Of Biological Wastes In General (AREA)
Abstract
抜きを行うことが可能であり、無駄な電力を消費するこ
とのない浄化槽を提供する。 【解決手段】 スカムの厚みを測定するための厚み測定
手段と、スカム除去手段と、上記厚み測定手段により測
定したスカム厚みが設定値を越えると、上記スカム除去
手段を稼働させる制御部とを備えた浄化槽。
Description
ものであり、下水道設備が整っていない地域では多用さ
れている。具体的な排水処理方法は、生物学的な処理を
行うものが多く、嫌気性微生物を用いた嫌気処理、好気
性微生物を用いた好気処理を単独で又は組み合わせて処
理している。
排水が流入するにしたがい、浄化されながら順次下流側
へと移流していく。また、浄化槽内部では、浄化槽底部
に堆積した汚泥が、何らかのガスを伴って浮上し、スポ
ンジ状の層を形成することがある。このスポンジ状の層
は、スカムと呼ばれ、そのまま放置しておくと空気との
接触面から水分が蒸発し、次第に乾燥固化して排水の移
流を妨げるため、定期的に取り除く必要がある。
時に取り除いたり、エアリフトポンプ及びタイマを使用
して、一定時間毎にエアリフトポンプを稼働させて取り
除くことが行われている。
図である。保守点検者がスカムを取り除く方法を説明す
ると、浄化槽1内には、エアリフトポンプ2が設置さ
れ、エアリフトポンプ2には、空気を供給するためのポ
ンプ4が手動バルブ10を介して接続してある。保守点
検者が、点検時にスカム8を発見した場合には、手動バ
ルブ10を開弁した後に、ポンプ4を稼働させ、スカム
8をエアリフトポンプ2により吸引して、浄化槽1の系
外へと排出させる。
図である。タイマにより一定時間毎にスカムを取り除く
方法を説明すると、浄化槽1内には、エアリフトポンプ
2が設置され、エアリフトポンプ2には、空気を供給す
るためのポンプ4が電磁弁5を介して接続してある。ま
た、電磁弁5の開弁及びポンプ4の稼働開始は、タイマ
11によりなされ、一定時間毎に電磁弁5を開弁させる
と共に、ポンプ4を稼働させて、スカム8をエアリフト
ポンプ2により吸引して、浄化槽1の系外へと排出させ
る。
検者が取り除く方法は、浄化槽の点検時にのみスカムの
除去を行うもので、点検日と点検日との間にスカムが多
く発生してもそれに気づかず、浄化槽の排水処理能力を
低下させてしまう問題点がある。
アリフトポンプを稼働させて、定期的にスカムの引き抜
き作業を行うことができるため、保守点検者の有無に係
わらず、浄化槽の排水処理能力を維持することができ
る。但し、この方法は、スカムの有無とは関係なく、定
期的にエアリフトポンプを稼働させるので、無駄な電力
を使用することが多くなるとの問題点を有している。
されたものであり、保守点検者の有無に係わらず、スカ
ムの引き抜きを行うことが可能であり、無駄な電力を消
費することのない浄化槽を提供することを目的とする。
する。 (1)スカムの厚みを測定するための厚み測定手段と、
スカム除去手段と、上記厚み測定手段により測定したス
カム厚みが設定値を越えると、上記スカム除去手段を稼
働させる制御部とを備えた浄化槽。 (2)厚み測定手段が、超音波センサである上記(1)
に記載の浄化槽。 (3)スカム除去手段が、エアリフトポンプである上記
(1)又は(2)に記載の浄化槽。
スカムの厚みを測定できるものであれば特に限定される
ものではなく、具体的には、超音波センサを用いること
が好ましい。超音波センサは、超音波を貯留排水上面か
ら出力し、その反射波からスカムの厚みを測定すること
ができるものであり、排水に直接触れることがないこと
から、保守点検を行いやすい。超音波センサの設置位置
は、特に限定されるものではないが、スカムの発生しや
すい部分に設置することが好ましく、具体的には、嫌気
処理を行う嫌気処理槽、固液分離を行う沈殿槽、排水を
一旦貯留し下流側の槽へと移流させる流量調整槽等に設
置することが特に好ましい。
に形成されたスカムを除去可能であれば特に限定される
ものではなく、具体的には、エアリフトポンプ、吸引ポ
ンプ等を用いることが好ましい。また、スカム除去手段
の設置場所は、超音波センサにてスカムの厚みを測定す
る槽と同一槽とする。
対してスカム厚み測定の指示信号を出力し、測定結果の
信号を入力される。制御部は、厚み測定手段からの入力
信号によりスカム厚みを演算し、その演算結果と予め入
力してある設定値と比較することで、スカム除去手段へ
の稼働信号出力可否を決定する。即ち、測定したスカム
厚みが設定値よりも大きい場合には、スカム除去手段へ
と稼働信号を出力し、スカムの除去を開始させ、測定し
たスカム厚みが設定値以下の場合には、スカム除去手段
への稼働信号を出力しない。
数値であり、浄化槽の形状、大きさ、季節により任意に
設定されるものであるが、50〜100mmとすること
が好ましく、70〜100mmとすることがより好まし
い。これは、設定値が50mm未満であると、薄くなる
につれて徐々にスカム除去手段の稼働回数が増加し、無
駄な電力の消費が多くなり、100mmを越えると、厚
くなるにつれ徐々にスカム除去が難しくなってくるため
である。
の停止信号により行われるが、この停止信号出力のタイ
ミングは特に限定されるものではなく、稼働信号の出力
後に所定時間隔てて停止信号を出力する方法、稼働信号
の出力後に厚み測定手段によりスカム厚みを測定し、こ
のスカム厚みが稼働信号の出力条件である設定値とは異
なる別の設定値に達したところで停止信号を出力する方
法等を用いることが好ましい。また、上記制御部は、マ
イコンを使用することが好ましい。
アリフトポンプは、通常用いられるエアリフトポンプを
そのまま使用することができるが、揚水管の先端は、上
向き開放とし、水面に浮上したスカムを吸引可能とす
る。吸引したスカムは、使用している浄化槽とは別に設
置した汚泥濃縮貯留槽へと移送することが好ましく、同
じ浄化槽へ返送するのであれば、嫌気性処理を行ってい
る槽に返送することが好ましい。
る。図1は、本発明の実施例を示す浄化槽の模式図であ
る。浄化槽1内部には、エアリフトポンプ2が、揚水管
3の吸引側先端部を上向き開放として設置されている。
また、上記エアリフトポンプ2には、空気を供給するた
めのポンプ4が、電磁弁5を介して接続されている。更
に、浄化槽1内部には、排水面に向けて超音波を出力す
る超音波センサ6が設置されており、この超音波センサ
6、電磁弁5及びポンプ4が制御部7と電気的に接続さ
れている。
浄化槽1に流入した後、固液分離を行うと共に嫌気性微
生物による嫌気処理を行い、その後、槽内を好気状態に
した好気処理槽へと移流させて好気性微生物による好気
処理を行う。好気処理が終了した処理水は、処理水中の
固形分を沈殿分離させる処理水槽へと移流し、放流する
直前に消毒槽を通して滅菌処理を施す。
行う槽にて実施しており、以下除去方法を説明する。制
御部7は、超音波センサ6を用いて、1日1回定期的に
スカム8の厚みを測定し、測定値が、予め入力してある
80mmを越えると、電磁弁5を開弁させると共に、ポ
ンプ4を稼働させてエアリフトポンプ2に空気を供給
し、スカム8の除去作業を行う。また、制御部7は、ポ
ンプ4を稼働させた後に、3分毎にスカム8の厚みを測
定し、スカムの厚みが10mm以下になると、ポンプ4
を停止させると共に、電磁弁5を閉弁する。エアリフト
ポンプ2により除去されたスカム8は、汚泥濃縮貯留槽
9へと移送され、汚泥濃縮貯留槽9が満杯になる前に、
バキュームカー等により吸い出しを行う。
音波センサを用いて測定したスカム厚みにより決定され
るために、スカムがない状態でスカム除去手段を稼働さ
せることがなく、節電をおこなうことができる。また、
スカムの除去作業は、保守点検者の有無に係わらず行わ
れるために、保守点検日と保守点検日との間に浄化槽の
処理能力を低下させることもない。
ポンプ 3.揚水管 4.ポンプ 5.電磁弁 6.超音波セン
サ 7.制御部 8.スカム 9.汚泥濃縮貯留槽 10.手動バル
ブ 11.タイマ
Claims (3)
- 【請求項1】 スカムの厚みを測定するための厚み測定
手段と、スカム除去手段と、上記厚み測定手段により測
定したスカム厚みが設定値を越えると、上記スカム除去
手段を稼働させる制御部とを備えた浄化槽。 - 【請求項2】 厚み測定手段が、超音波センサである請
求項1に記載の浄化槽。 - 【請求項3】 スカム除去手段が、エアリフトポンプで
ある請求項1又は2に記載の浄化槽。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000199157A JP2002011464A (ja) | 2000-06-30 | 2000-06-30 | 浄化槽 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000199157A JP2002011464A (ja) | 2000-06-30 | 2000-06-30 | 浄化槽 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002011464A true JP2002011464A (ja) | 2002-01-15 |
Family
ID=18697213
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000199157A Pending JP2002011464A (ja) | 2000-06-30 | 2000-06-30 | 浄化槽 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002011464A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009034558A (ja) * | 2007-07-31 | 2009-02-19 | Hitachi Ltd | 液体処理装置及び液体処理方法 |
JP2010012458A (ja) * | 2008-06-06 | 2010-01-21 | Asahi Kasei Chemicals Corp | 有機性排水の処理方法及び排水処理装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS601492U (ja) * | 1983-06-15 | 1985-01-08 | 松下電工株式会社 | 浄化槽におけるスカム除去装置 |
JPH0576590U (ja) * | 1992-03-31 | 1993-10-19 | トリニティ工業株式会社 | 廃液処理装置 |
JPH0985269A (ja) * | 1995-09-27 | 1997-03-31 | Sekisui Chem Co Ltd | 汚水処理装置 |
-
2000
- 2000-06-30 JP JP2000199157A patent/JP2002011464A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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