JP2008154791A - 身障者用ポータブルトイレ - Google Patents

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昭秀 平松
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Abstract

【課題】 介護者が楽に作業ができる身障者用ポータブルトイレを提供する。
【解決手段】 中央に後方まで連続する開口部が設けられて上面がフラットな便座と、便座を高さ調整可能に支持するフレームと、便槽を上方に抜取り可能に支持して開口部の下方で便座に吊架され、便槽が便座から外れるまで前方にスライド可能な便槽受けとからなることを特徴とする身障者用ポータブルトイレ。
【選択図】 図1

Description

本発明は、介護を必要とする身障者が使用して好適な身障者用ポータブルトイレに関するものである。
介護を必要とする身障者が用を足す場合、介護者の負担を軽減するために既設のトイレではなく、移動が可能な簡易トイレを使用させることが多い。特に、人手の乏しい施設等では、ベッド等の傍までトイレを移動し、ここで用を足させる場合が多い。したがって、これに用いられるトイレは、身障者が容易に移乗できて楽に用を足せるのはもちろんのこと、後始末等において、介護者の負担が軽減されるものでなくてはならない。身障者用トイレについては種々の提案がなされており、下記特許文献1には椅子型のトイレが提案されている。
身障者が簡易トイレで用を足すとき、介護者にとってもっとも気苦労が多いのは、排泄物の確認及び拭取り介助である。先の先行文献にも示されているように、単に孔(開口)があいた便座では、そのままでは排泄物の有無も確認できないし、拭取りができない。このため、身障者を中腰に立たせなければならないが、身障者にとってこれが苦痛であったり、できない場合もある。さらに、ベッドからトイレへの移乗も厄介である。身障者は一度便座に座ると、なかなか位置が変えられないことが多い。
特開平9−262189号公報
本発明は、このような課題を解決したものであり、身障者にとっては楽に用が足せ、介護者にとっても負担の少ない身障者用ポータブルトイレを可能にしたものである。
以上の課題の下、本発明は、請求項1に記載した、中央に後方まで連続する開口部が設けられて上面がフラットな便座と、便座を高さ調整可能に支持するフレームと、便槽を上方に抜取り可能に支持して開口部の下方で便座に吊架され、便槽が便座から外れるまで前方にスライド可能な便槽受けとからなることを特徴とする身障者用ポータブルトイレを提供したものである。
そして、本発明は、以上のポータブルトイレにおいて、請求項2に記載した、上端を便座に固定した左右のガイドバーをフレームに立設したスリーブに摺動、固定自在に嵌装した手段、請求項3に記載した、便座の後部に手押し用ハンドルが設けられ、フレームの後部に手押し用ハンドルを押し下げて前方を上げると接地するキャスターが設けられる手段、請求項4に記載した、便座の両脇に着脱可能なアームレストが設けられる手段を提供する。
請求項1の手段によると、開口部は便座の後方まで連続しているから、身障者が便座に腰を降ろしたままでも、介護者は排泄物の確認ができるし、ここから手を入れて拭取りもできる。もちろん、本人が拭取りする場合でも、後方に開口部が存在しているから、動作が楽である。また、便座はフラットであるから、座ったままで身体をずらせることができる。さらに、便槽受けは前方にスライドでき、かつ、これに支持される便槽は上方に抜取り可能であるから、簡単に取り外すことができる。
また、請求項2の手段によれば、便座の上下調整構造が簡単にでき、請求項3の手段によると、トイレの移動が容易であるし、使用時の安定性も確保できる。さらに、請求項4の手段によれば、アームレストを外しておくことで、ベッドからトイレへの移乗が容易である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1はこの発明に係る身障者用ポータブルトイレ(以下、トイレ)の斜視図、図2は側面図、図3は横断面図、図4は平面図であるが、このトイレは、使用者が腰掛ける便座1と、便座1を支持するフレーム2と、便座1に吊架される便槽受け3とからなる。これにおいて、便座1は、平面視略四角形に巡らされたステンレスやアルミの便座パイプ4の上にクッション5を載置したものである。そして、クッション5の上面はフラットに形成されており、中央には後方にまで連続(開口)している開口部6が形成されている。
また、便座1の後部からは手押し用ハンドル7が門形に起立しており、その中途にはクッション材からなる二重構造の背もたれ8も設けられている。この他、便座1の両脇にはアームレスト9が設けられており、このアームレスト9は二本の足9aを有し、便座1の表面に形成された孔(図示省略)にその足9aを差し込んで装着するものになっている(抜き出せば外れる)。
フレーム2も上記と同素材のパイプで構成され、便座1の下方で前後に延びる左右両方の縦部2aの後部を横部2bで連結した形状をしている。このフレーム2は、便座1を上下調整可能に支持するものであり、本例では、フレーム2の横部2bの中央部に左右二本のスリーブ10を立設し、便座パイプ4に上端を固定されたガイドバー11をスリーブ10に嵌装している。使用者の身長等に合わせるためであるが、これにおいて、ガイドバー11はスリーブ10内を上下に摺動できるようになっており、ガイドバー11に何カ所か孔11aをあけ、スリーブ10に設けられるロックピン12を孔11aに挿入することで固定するようにしている。
図5はロックピン12を示す要部側面図であるが、このロック12はインデックスプランジャーと称されるもので、後端のノブ12aを引くと先端のピン12bが引っ込み、ノブ12aから手を離すとピン12bはスプリング(図示省略)の作用で自動的に突出するようになっている(ノブ12aを90°回すと引いた状態にロックもできる)。したがって、ノブ12aを引いた後にこれらから手を離しておけば、ガイドバー11の孔11aと位置が合うと、ピン12bは孔11aに自動的に入り込むようになっている。操作を簡便にして力が要らないようにしたものである。
ところで、ガイドバー11の上げ下げは便座1を持って行うことになるが、これも軽い力で行えるようにしている。具体的には、便座パイプ4の四隅からバー19を降ろし、これをフレーム2の横部2bに止められたブラケット20に通すとともに、便座パイプ4とブラケット20との間をスプリング21で張っている。このスプリング21の強さは便座1の重量とバランスさせてあり、ロックピン12を緩めると、便座1は軽い力で上下できるようになっている。
さらに、フレーム2には接地する四個の脚13が設けられており、前二個の脚13aは縦部2aの下端に形成されており、後二個の脚13bは縦部2aと横部2bのコーナーからケース14を垂下させ、これに取り付けている。また、ケース14には脚13bの後方にキャスター15を取り付けている。このキャスター15はトイレを移動するためのもので、常時は地面から離れており、手押し用ハンドル7を下げて前方の脚13aを持ち上げたときに接地するようになっている(この方法で移動する)。
便槽受け3は、便座1に吊架される平板体をしているものであり、前後にスライド可能に設けられるものである。具体的には、便座パイプ4の下方の両側に固定レール16を取り付け、この固定レール16と便槽受け3に固定された取付金具17とをスライド機構22で連結している。これにより、便槽受け3を前方に引き出すと、全体が便座1から露出する。なお、スライド機構22には、コロ式、滑り式とあるが、いずれも市販されているから、適当なものを使用すればよい。
そして、便槽受け3には中央に孔3aが形成されており、この孔3aに便槽18が上方から嵌め込まれて支持されるようになっている。この場合の便槽18は、樹脂材等のカップ形をした本体18aの上面に縁18bが形成されたもので、便槽受け3の孔3aに本体18aを挿入すると、縁18bの部分で支持されるようになっている。したがって、便槽18は便槽受け3の上方に抜き出すことができるものになる。
以上の構成のトイレの使用方法について説明すると、まず、手押し用ハンドル7を押して所定の所まで移動させておくのは上述したとおりである。次に、身障者(使用者)を誘導して用足しの準備をさせ、便座1へ移乗させる。この移乗動作が容易であるのがこのトイレの特徴であり、具体的には、便座1の高さが調整できること、便座1の上面はフラットであること、アームレスト9は取外しができること、で適えている。特に、 アームレスト9が取り外せることで、使用者は前方からでも側方(左右どちらでも)からでも移乗できる。 さらに、一度便座1に腰を降ろしたとしても、位置が悪い場合には、身体をずらして正しい位置まで移動しなければならないが、便座1の上面がフラットであることはこの移動を容易にする。
この状態で使用者は用足しをすることになるが、このとき、左右はアームレスト9で、後方は背もたれ8で共に姿勢を保持されているから、安定した姿勢で用足しができる。なお、アームレスト9の側端と足9aまでの長さを内外で変えておけば、向きを変えて差し込むことでアームレスト9の内側端までの幅が異なるものになる。また、背もたれ8は二重構造であることから、一重にするか二重にするかで便座1までの長さが異なったものになる。いずれも、使用者の体格等に応じて最適に調整できるようにするためである。
用足しが終了すると、介護者は排泄物の確認と拭取りを行うことになるが、開口部6は後方まで形成されているから、使用者が便座1に座ったままでも便槽18の中がよく見え、排泄物の有無の確認ができる。加えて、拭取りに際しても、開口部6から容易に手が入るから、作業が楽である(本人が行う場合も同様であるのは上述したとおり)。
用足しが終了すると、使用者はトイレから離れるが、その後、介護者等は、便槽18を抜きだして中の排泄物を処分して洗浄等を行うことになる。このとき、便槽受け3は便槽18が完全に露出するまで前方にスライドできるから、着脱操作が容易である。また、便槽18は樹脂板等からなるカップ形をしているものであるから、洗浄も容易である。
ポータブルトイレの斜視図である。 ポータブルトイレの側面図である。 ポータブルトイレの横断面図である。 ポータブルトイレの平面図である。 便座の上下調整をする固定ピンの要部側面図である。
符号の説明
1 便座
2 フレーム
2a 〃 の縦部
2b 〃 の横部
3 便槽受け
3a 〃の孔
4 便座パイプ
5 クッション
6 開口部
7 手押し用ハンドル
8 背当て
9 アームレスト
9a 〃 の足
10 スリーブ
11 ガイドバー
11a 〃 の孔
12 ロックピン
12a 〃 のノブ
12b 〃 のピン
13 脚
13a 前脚
13b 後脚
14 ケース
15 キャスター
16 固定レール
17 取付金具
18 便槽
18a 〃の本体
18b 〃の縁
19 バー
20 ブラケット
21 スプリング
22 スライド機構

Claims (4)

  1. 中央に後方まで連続する開口部が設けられて上面がフラットな便座と、便座を高さ調整可能に支持するフレームと、便槽を上方に抜取り可能に支持して開口部の下方で便座に吊架され、便槽が便座から外れるまで前方にスライド可能な便槽受けとからなることを特徴とする身障者用ポータブルトイレ。
  2. 上端を便座に固定した左右のガイドバーをフレームに立設したスリーブに摺動、固定自在に嵌装した請求項1の身障者用ポータブルトイレ。
  3. 便座の後部に手押し用ハンドルが設けられ、フレームの後部に手押し用ハンドルを押し下げて前方を上げると接地するキャスターが設けられる請求項1又は2の身障者用ポータブルトイレ。
  4. 便座の両脇に着脱可能なアームレストが設けられる請求項1〜3いずれかの身障者用ポータブルトイレ。
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