JP2006006500A - 脚部の取付け構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】便器本体2の取付け孔11に段部19を形成し、該段部19よりも上側にねじ溝20を形成し、脚部10の下部にねじ筒27を嵌着し、該脚部10の下端部に外挿管29を嵌着した上で、該脚部10を該取付け孔11に挿入し、該ねじ筒27のねじ部26を該取付け孔11のねじ溝20に螺着して、該段部19と該ねじ筒27下端との間で該脚部10のフランジ部28を締付けることによって、該脚部10を該取付け孔11に着脱可能に固定するとともに、該外挿管29の複数個の係止孔30のうちの一つを選択して該脚部10の係止ピン24を係止させることによって、該脚部10を長さ調節可能にした。
【選択図】 図3
Description
そして、該脚部の下端部には複数個のピン孔が設けられており、該脚部の長さを調節する場合には、該複数個のピン孔の一つを選択して固定ピンを挿通することによって、該フランジの取付け高さ位置を調節する(特許文献1参照)。
該ねじ筒27の少なくとも下部の内周は下方に向かって径が漸増するテーパー形状にされ、該外挿管29の上部の外周は該ねじ筒27内周のテーパー形状に対応して上方に向かって径が漸減するテーパー形状にされていることが望ましい。
また、該ねじ筒27の上端の内周は該脚部10の外周に密接して該脚部10を支持していることが望ましい。
更に、該取付け孔11には樹脂製のスリーブ18a,18bが挿着され、該スリーブ18a,18bの中間部内周に段部19が形成され、該段部19よりも上側にねじ溝20が形成されており、また、該ねじ筒27は樹脂製であることが望ましい。
また更に、該基体は簡易便器1の便器本体2であり、該取付け孔は該便器本体2の前端両側に設けられたアームレスト取付け孔11であり、該脚部は該便器本体2の両側に取付けられるアームレスト3の脚部10であることが望ましい。
また本発明では、ねじ筒27のねじ部26を基体2の上面に設けた取付け孔11のねじ溝20に螺着したり、あるいは該ねじ溝20から取外したりすることによって、基体2の上側から脚部10を取付けたり取外したりすることができる。特に、該基体が簡易便器1の便器本体2であり、該脚部が該便器本体2の前端両側のアームレスト取付け孔11に取付けられているアームレスト3の脚部10である場合には、使用者が便器に腰掛けたままでもアームレスト3が簡単に取付け取外しでき、更に、該アームレスト3の取付け固定強度が非常に高くなり、その上、アームレスト3の高さ(脚部10の長さ)を調節する際の操作性や利便性が非常に向上する。
図1に示すように、簡易便器1の便器本体2の両側には左右一対のアームレスト3が取付けられており、該便器本体2の後端部には背もたれ4が取付けられている。更に、該便器本体2の上面の凹部(図示せず)には受板5を介して便バケツ6が懸架されており、該便器本体2の上面後部には、シャワーユニット7が台座(図示せず)を介して載置されて取付けられている。
更に、該アームレストフレーム8の後端からは背もたれ補助フレーム16がそれぞれ一体的に延設されており、該背もたれ補助フレーム16は、該背もたれ板13の背面において固定ボルト17を介して着脱可能に当接されている。本実施例では、該固定ボルト17の螺着位置を選択することによって、該背もたれ補助フレーム16は、三段階に取付け高さ位置を調節できるようにされている(図4参照)。
該別体のスリーブ18a,18bの下端部外周には係止爪21がそれぞれ突設されており、該スリーブ18a,18bを便器本体2のアームレスト取付け孔11に挿着したときに、該係止爪21が該取付け孔11内周に設けられた切欠部(図示せず)に係止することによって、該スリーブ18a,18bが便器本体2に係止固定される(図3参照)。
また、一方のスリーブ18aの中間部の所定の位置には、上側凸部22および下側凹部23が設けられており、他方のスリーブ18bの中間部の対応する位置には、上側凹部(図示せず)および下側凸部(図示せず)が設けられている。したがって、別体のスリーブ18a,18bを互いに組合わせたときに、一方のスリーブ18aの上側凸部22および下側凹部23と他方のスリーブ18bの上側凹部および下側凸部とがそれぞれ嵌合して、スリーブ18a,18bが一体となった状態で該スリーブ18a,18bが互いに摺動することが防止される(図2および図3参照)。
また、該脚部10の下部には、外周にねじ部26を形成した樹脂製のねじ筒27が嵌着されており、該ねじ筒27の下部の内周は、下方に向かって径が漸増するテーパー形状にされている。そして、該ねじ筒27の上部は上方に向かって延出しており、延出したねじ筒27の内周の上端は、該アームレスト3の脚部10の外周に密接して該脚部10を支持している。
また、該外挿管29の上部の外周は、該ねじ筒27の内周のテーパー形状に対応して、上方に向かって径が漸減するテーパー形状にされている(図3参照)。
次に、該アームレスト3の脚部10を、予めスリーブ18a,18bを挿着したアームレスト取付け孔11に挿入して、該ねじ筒27のねじ部26を該取付け孔11内のスリーブ18a,18bのねじ溝20に螺着することによって、該外挿管29を該スリーブ18a,18bの段部19に当接させるとともに、該取付け孔11内のスリーブ18a,18bの段部19と該ねじ筒27下端との間で該外挿管29を締付けて、該アームレスト3の脚部10を該便器本体2の取付け孔11に着脱可能に固定する。
このとき、該アームレストフレーム8後端の背もたれ補助フレーム16は、図4に示すように、該脚部10の高さ位置に応じて固定ボルト17の螺着位置を選択し、取付け高さ位置を調節して背もたれ板13の背面に取付け固定する。
また、該係止ピン24を屈曲ばね25の付勢力に抗して押し込んで、該脚部10を該外挿管29に対して上方または下方に摺動させ、該複数個の係止孔30のうちの一つを選択して該係止ピン24を係止させることによって、使用者の体型に応じてアームレスト3の高さ(脚部10の長さ)を容易に調節することができるため、アームレスト3の高さ(脚部10の長さ)を調節する際の操作性や利便性が非常に向上する。
更に、アームレスト3の高さ(脚部10の長さ)の調節が完了した後、係止ピン24は便器本体2のアームレスト取付け孔11の内部に取り付けられたスリーブ18a,18b内に収納されるため、該係止ピン24が不意に押し込まれることがなく、不意に該アームレスト3の高さ(脚部10の長さ)が変わることがない。
そのため、垂直方向のみならず円周方向にも締付け固定力が働き、脚部10の固定強度が大幅に向上して、アームレスト3のがたつきを防止することが出来る。
その上、該アームレスト取付け孔11には樹脂製スリーブ18a,18bが挿着され、また、該アームレスト3の脚部10に取付けられるねじ筒27が樹脂製であるので、樹脂の弾性によってテーパー形状による前記円周方向の締付け効果が更に有効に働き、アームレスト3のがたつきを更に有効に防止することが出来る。
例えば、本実施例以外、アームレストフレーム8は後端部を下方に折曲げて脚部(図示せず)としてもよく、該アームレストフレーム8後端部の脚部を便器本体2の上面後端両側に設けられたアームレスト取付け孔(図示せず)に取り付ける場合に、上記の脚部の取付け構造を適用してもよい。
また、本実施例以外、上記の脚部の取付け構造は、背もたれフレーム12の脚部14を便器本体2後端両側に設けられた背もたれ取付け孔15に着脱可能に取付ける場合に用いてもよい。
2 基体(便器本体)
10 脚部(脚部)
11 取付け孔(アームレスト取付け孔)
18a スリーブ
18b スリーブ
19 段部
20 ねじ溝
24 係止ピン
26 ねじ部
27 ねじ筒
28 フランジ部
29 外挿管
30 係止孔
Claims (5)
- 基体の上面に設けた取付け孔の中間部内周に段部を形成し、該段部よりも上側内周にねじ溝を形成し、一方、脚部の下部に外周にねじ部を形成したねじ筒を嵌着し、該脚部の下端部には該ねじ筒のねじ部よりも下側に外周にフランジ部を有する外挿管を嵌着した上で、該脚部を該取付け孔に挿入し、該ねじ筒のねじ部を該取付け孔のねじ溝に螺着して、該取付け孔の段部と該ねじ筒下端との間で該脚部のフランジ部を締付けることによって、該脚部を該取付け孔に着脱可能に固定した脚部の取付け構造において、
該脚部の下端部には突出方向に付勢された係止ピンが出没可能に設けられ、該外挿管には複数個の係止孔が縦列して設けられており、該複数個の係止孔のうちの一つを選択して該係止ピンを係止させることによって、該脚部を長さ調節可能にしたことを特徴とする脚部の取付け構造。 - 該ねじ筒の少なくとも下部の内周は下方に向かって径が漸増するテーパー形状にされ、該外挿管の上部の外周は該ねじ筒内周のテーパー形状に対応して上方に向かって径が漸減するテーパー形状にされている請求項1に記載の脚部取付け構造。
- 該ねじ筒の上端の内周は該脚部の外周に密接して該脚部を支持している請求項1または請求項2に記載の脚部取付け構造。
- 該取付け孔には樹脂製のスリーブが挿着され、該スリーブの中間部内周に段部が形成され、該段部よりも上側にねじ溝が形成されており、また、該ねじ筒は樹脂製である請求項2または請求項3に記載の脚部取付け構造。
- 該基体は簡易便器の便器本体であり、該取付け孔は該便器本体の前端両側に設けられたアームレスト取付け孔であり、該脚部は該便器本体の両側に取付けられるアームレストの脚部である請求項1〜請求項4のいずれかに記載の脚部取付け構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004185739A JP2006006500A (ja) | 2004-06-24 | 2004-06-24 | 脚部の取付け構造 |
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Publication Number | Publication Date |
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Family
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JP (1) | JP2006006500A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008154791A (ja) * | 2006-12-24 | 2008-07-10 | Akihide Hiramatsu | 身障者用ポータブルトイレ |
JP2011050600A (ja) * | 2009-09-02 | 2011-03-17 | Panasonic Electric Works Life Tech Co Ltd | 可搬便器 |
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2004
- 2004-06-24 JP JP2004185739A patent/JP2006006500A/ja active Pending
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