JP2008154351A - 分岐線取付装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】点検を容易にし、保守作業における作業時間を短縮し、コストを削減し、電力供給設備の可用性を高めることが可能な分岐線取付装置を提供することを課題とする。
【解決手段】架空電線の本線に分岐線を取り付ける分岐線取付装置を、導電性の部材で前記本線を挟持することで、該分岐線取付装置を該本線に繰り返し着脱可能に固定する本線挟持部11と、導電性の部材を用いて、該分岐線取付装置に前記分岐線を繰り返し着脱可能に取り付けることで、前記本線に対して前記分岐線を通電可能に取り付けるソケット部20と、を備える分岐線取付装置とした。
【選択図】図1
【解決手段】架空電線の本線に分岐線を取り付ける分岐線取付装置を、導電性の部材で前記本線を挟持することで、該分岐線取付装置を該本線に繰り返し着脱可能に固定する本線挟持部11と、導電性の部材を用いて、該分岐線取付装置に前記分岐線を繰り返し着脱可能に取り付けることで、前記本線に対して前記分岐線を通電可能に取り付けるソケット部20と、を備える分岐線取付装置とした。
【選択図】図1
Description
本発明は、架空電線に分岐線を取り付ける分岐線取付装置に関する。
従来、架空電線をT分岐させる技術として、一般的に圧縮型T分岐スリーブが用いられている。この圧縮型T分岐スリーブは、本線(縦母線)に配したスリーブを油圧により圧縮することでスリーブを本線に固定し、ここに分岐線を取り付けるものである。また、圧縮型クランプの改修方法として、架空電線を既設の圧縮型クランプの口元で切断し、短くなった架空電線を切断長だけ長い圧縮型クランプを介して鉄塔に引き留めて、新しい圧縮型クランプの引き留め施工を行う改修方法等がある(特許文献1および特許文献2を参照)。
特開平10−229617号公報
特開2001−016731号公報
圧縮型T分岐スリーブを用いて分岐線を取り付けた後、長時間が経過すると、雨水等の浸入によってスリーブ内面と電線間に腐食生成物等が発生し、スリーブ内面と電線との接触箇所等で熱が発生することがある。しかし、圧縮型T分岐スリーブを用いて分岐線を取り付けている場合、スリーブが圧縮により固定されているため、スリーブ内を点検することが出来ない。更に、スリーブの点検および取替え時には、本線と分岐線を外して全て張り替えることが必要となり、作業が長時間に渡り、保守コストが嵩むという問題が有る。また、この点検および取替え作業時には電力供給系統全体を停止する必要があり、作業にも時間を要するため、広範囲の電力供給停止が長時間続き、電力供給設備の可用性を低めるという問題も発生する。
本発明は、上記した問題に鑑み、点検を容易にし、保守作業における作業時間を短縮し、コストを削減し、電力供給設備の可用性を高めることが可能な分岐線取付装置を提供することを課題とする。
本発明は、上記した課題を解決するために、分岐線取付装置を本線に繰り返し着脱可能に固定することとした。
詳細には、本発明は、架空電線の本線に分岐線を取り付ける分岐線取付装置であって、導電性の部材で前記本線を挟持することで、該分岐線取付装置を該本線に繰り返し着脱可能に固定する本線挟持手段と、導電性の部材を用いて、該分岐線取付装置に前記分岐線を繰り返し着脱可能に取り付けることで、前記本線に対して前記分岐線を通電可能に取り付ける分岐線取付手段と、を備える分岐線取付装置である。
本線挟持手段および分岐線取付手段は、どちらも導電性の部材によって本線を挟持、または分岐線を取り付ける。このため、本発明に係る分岐線取付装置を用いて本線に分岐線が取り付けられた状態で、本線と分岐線は通電可能である。
ここで、本線挟持手段が分岐線取付装置を本線に繰り返し着脱可能に固定し、分岐線取付手段が分岐線取付装置に分岐線を繰り返し着脱可能に取り付けるため、従来の圧縮型T分岐スリーブと異なり、本発明に係る分岐線取付装置は、点検および保守作業時に容易に
取り外し、作業終了後に容易に再取り付けを行うことが可能である。
取り外し、作業終了後に容易に再取り付けを行うことが可能である。
即ち、本発明に拠れば、点検が容易で、且つ保守性の高い分岐線取付装置を提供することが可能となる。
また、前記本線挟持手段は、導電性の本線挟持部を有し、該本線の両側に位置する該本線挟持部同士が前記本線を挟んだ状態でボルトを用いて締結されることで、前記本線を挟持してもよい。
本発明に拠れば、ボルト締結によって本線を挟持するため、従来の圧縮型T分岐スリーブを用いた場合に本線ごと総交換する必要なく、ボルトを外すのみで点検および保守作業を行うことが可能である。
また、撚り線に圧縮型T分岐スリーブを取り付ける場合、油圧による圧縮でスリーブ前後に撚り線の撚りが緩む、いわゆる「笑い」が生じ、雨水等が撚り線内部に浸入し易くなり、撚り線の芯線である銅線の腐食が早まるという問題が発生する。ここで、本発明に拠れば、ボルト締結によって本線が保持されることで「笑い」が生じにくく、雨水等が撚り線内部に浸入しないため、撚り線の芯線を腐食しにくくすることが可能である。
また、前記本線挟持手段は、前記本線挟持部を介して前記本線と通電する導電性の被接触部を更に有し、前記分岐線取付手段は、前記分岐線の一端を保持する保持部と前記被接触部に接触する接触部とを有し、該接触部が前記本線挟持部に接触した状態でボルトを用いて固定される導電性のソケット部であってもよい。
ここで、被接触部および接触部とは、互いに接触した状態で、この接触部分を通じて通電するための構成である。このような構成とすることで、ソケット部を取り外すことで点検および保守を容易に行うことが可能となる。例えば、接触部分に腐食生成物等が発生している場合には、ソケット部を取り外して、被接触部および接触部を磨くのみで腐食生成物等を除去することが出来る。
また、ソケット部を分岐線の一端に取り付けた上で分岐線を分岐線取付装置に取り付ける構成であるため、本線から容易に分岐線を取り外すことが可能であり、作業時の電力供給停止時間を短くすることが可能である。
また、前記分岐線取付手段は、前記本線挟持部と一体に形成された導電性の分岐線挟持部を有し、該分岐線の両側に位置する該分岐線挟持部同士が前記分岐線を挟んだ状態でボルトを用いて締結されることで、前記分岐線を挟持してもよい。
このような構成とした場合にも、分岐線を容易に取り付け、取り外すことが出来るため、点検および保守を容易に行うことが可能となる。例えば、分岐線を挟持する接触部分に腐食生成物等が発生している場合には、ボルトを除去して、分岐線を挟持する接触部分および分岐線の表面を磨くのみで腐食生成物等を除去することが出来る。
本発明によって、点検を容易にし、保守作業における作業時間を短縮し、コストを削減し、電力供給設備の可用性を高めることが可能な分岐線取付装置を提供することが可能となる。
本発明に係る分岐線取付装置の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
<第一の実施形態>
図1は、本実施形態に係る分岐線取付装置1の構成を示す正面図である。また、図2は、本実施形態に係る分岐線取付装置1の構成を示す上面図である。ここで、図1および図2は、分岐線取付装置1を用いて分岐線3を本線2に取り付けた状態を示す。本実施形態に係る分岐線取付装置1は、導電性の本体部10および導電性のソケット部20を備える。
図1は、本実施形態に係る分岐線取付装置1の構成を示す正面図である。また、図2は、本実施形態に係る分岐線取付装置1の構成を示す上面図である。ここで、図1および図2は、分岐線取付装置1を用いて分岐線3を本線2に取り付けた状態を示す。本実施形態に係る分岐線取付装置1は、導電性の本体部10および導電性のソケット部20を備える。
本体部10は、導電性の本線挟持部11、および本線挟持部11を介して本線2と通電する導電性の被接触部12を有する。本線挟持部11は、本線2を挟む内側が、本線2の側面に沿う溝状に形成された二つの部材からなる。また、本線挟持部11の両側部には、これら二つの部材で本線2を挟んだ状態で、両側から本線2に付勢するように二つの部材を締結するためのボルト取付部14が設けられている。本線挟持部11は、この二つの部材で本線2を挟んだ状態で、これら二つの部材の対応する両側部同士の間に若干の隙間が生じるように形成されている(図2を参照)。これらのボルト取付部14を用いて二つの部材を締結することで、先述した本線挟持部11内側に設けられた溝で本線2に付勢し、結果的に本線挟持部11が本線2に固定される。被接触部12には、後述する接触部22が接触する通電用の面(被接触面)が形成され、更にボルト孔15が設けられる。なお、本実施形態において、本体部10はアルミ製である。但し、導電性の他の原料を用いることとしてもよい。また、分岐線3がHDCC(硬銅撚り線)である場合には、被接触部12の被接触面は銅厚メッキで仕上げられることが好ましい。
ソケット部20は、分岐線3の一端を保持する保持部21、被接触部12に接触する接触部22を有する。保持部21には、分岐線3の一端が挿入され、固定される。この固定に用いる方法としては、分岐線3の一端が保持部21に挿入された状態で保持部21を圧縮し、分岐線3を固定する方法等が用いられる。図示は省略するが、本線挟持部11と同様に、保持部21を二つの部材で構成し、ボルトを用いて部材を締結する方法を用いてもよい。接触部22には、先述した被接触部12に接触する通電用の面(接触面)が形成され、被接触部12のボルト孔15に対応する位置にボルト孔23が設けられる。なお、ソケット部20の原料は本体部10と同じであってもよいし、他の導電性の原料でもよい。また、分岐線3がHDCCである場合には、ソケット部20は銅製とし、接触部22の接触面は錫メッキで仕上げられることが好ましい。
次に、本実施形態における分岐線取付装置1を用いた分岐線3の取付作業の手順を説明する。本実施形態で分岐線3が取り付けられる本線2は、例えば、電力設備に設けられた架空送電用のACSR(鋼芯アルミ合金撚り線)の縦母線であり、分岐線3は、地中送電用のHDCCまたはACSRの分岐線3である。但し、本実施形態における分岐線取付装置1を適用可能な本線2および分岐線3は、本実施形態において示される例に限られない。
作業者は、縦母線である本線2を本体部10を構成する二つの部材で挟み、ボルト締結によって本線挟持部11内側に設けられた溝で本線2に付勢し、本体部10を本線2に固定する。また、ソケット部20の保持部21に分岐線3の一端を保持させることによって分岐線3をソケット部20に取り付ける。最後に、作業者は、本体部10の被接触部12の被接触面にソケット部20の接触部22の接触面を接触させ、ボルト孔15、23の位置を合わせて、ボルト締結によって本体部10にソケット部20を取り付ける。なお、取付作業において用いられるボルト4、5は、例えば亜鉛メッキ軟鋼のボルト4、5である。
このように設置された分岐線取付装置1は、従来の圧縮型T分岐スリーブと異なり、本
線2への取付時に圧縮工程が行われないため、撚り線に「笑い」が生じにくい。このため、雨水等の撚り線内部への浸入が少なく、撚り線の芯線が腐食しにくい。また、従来の圧縮型T分岐スリーブと異なり、本線挟持部11と本線2との間の密着度が若干低く、上から浸入した雨水等が下へ流れ出やすいことから、内部に異物が溜まりにくく、腐食生成物等の発生で発熱する問題が発生しにくい。
線2への取付時に圧縮工程が行われないため、撚り線に「笑い」が生じにくい。このため、雨水等の撚り線内部への浸入が少なく、撚り線の芯線が腐食しにくい。また、従来の圧縮型T分岐スリーブと異なり、本線挟持部11と本線2との間の密着度が若干低く、上から浸入した雨水等が下へ流れ出やすいことから、内部に異物が溜まりにくく、腐食生成物等の発生で発熱する問題が発生しにくい。
また、従来の圧縮型T分岐スリーブを取り付ける作業では、油圧によってスリーブを圧縮する必要があったため、一旦架線された本線2に取り付け箇所の目印をつけ、本線2を外し、油圧による圧縮工程を含むスリーブ取り付け作業を行い、再度本線2を架線する、という多数の工程を経て取付を行う必要があった。これに対し、本実施形態における分岐線3の取り付け作業は、本線2が架線された状態で取り付けを行うことが可能であるため、取り付けに要する作業時間が大幅に短縮される。なお、分岐線3取り付け位置の修正作業においても、本実施形態に係る分岐線取付装置1を用いた場合、本線2を一旦下ろす必要がなく、位置の修正が容易である。
次に、本実施形態における点検・保守作業の手順を説明する。本実施形態に係る分岐線取付装置1は、従来の圧縮型T分岐スリーブに比べて問題が発生しにくい特徴を有しているが、長時間使用すると、本体部10の内側や、被接触部12と接触部22の接触部分等に腐食生成物等が発生し、発熱などの問題が発生することが考えられる。このような場合にも、本実施形態に係る分岐線取付装置1によって分岐線3が取り付けられている場合、点検・保守作業等において優れた効果を発揮する。
作業者は、送電停止後、ソケット部20を本体部10に取り付けるボルト締結に使用されたボルト5を外し、ソケット部20を本体部10から取り外す。そして被接触部12および接触部22の表面を点検し、ここに腐食生成物等が発生している場合、被接触部12または接触部22の表面を磨いて、腐食生成物等を除去する。被接触部12と接触部22の接触部分のみにおいて発熱が発生している場合、異物の除去後にそのままソケット部20を本体部10に再度取り付ければ、点検・保守作業は終了する。
本線挟持部11の内側において発熱が発生している場合、更に本線挟持部11を本線2に固定するボルト締結に使用されたボルト4を外し、本線挟持部11を本線2から外す。そして本線挟持部11の表面および本線2の表面を点検し、これらに腐食生成物等が発生している場合、本線挟持部11の表面または本線2の表面(本線挟持部11の内側に設けられた溝等)を磨いて、腐食生成物等を除去する。その後、上記した取付手順と同様の手順で本体部10、ソケット部20の順に取り付け作業を行い、点検・保守作業を終了する。
本実施形態に拠れば、本線2を張り替える必要なく分岐線取付装置1を取り外すことが可能であるため、点検作業を容易に行い、保守作業における作業時間を短縮することが可能である。また、従来より作業に要する時間が短いため、短い時間で送電再開を行うことが出来、電力の供給を中断する時間を短くする(即ち、電力供給設備の可用性を高める)ことが可能である。
更に、ソケット部20の取り外し/取り付け作業や、本体部10の取り外し/取り付け作業が終了した後であれば、例えば異物の除去作業を行っている間も、従来と異なり本線2は架線されたままであるため、電力の供給を行うことが可能である。
また、本実施形態に係る分岐線取付装置1は、従来の圧縮型T分岐スリーブと異なり、点検・保守作業後にも再使用することが可能であるため、保守コストを削減することが可能である。また、従来品は取替え時に交換品を発注し、その到着を待つ必要があったが、
本実施形態に係る分岐線取付装置1によれば、交換品の発注から到着までにかかる時間のロスが発生しないため、即座に点検・保守作業を実施することが可能である。
本実施形態に係る分岐線取付装置1によれば、交換品の発注から到着までにかかる時間のロスが発生しないため、即座に点検・保守作業を実施することが可能である。
<第二の実施形態>
図3は、本実施形態に係る分岐線取付装置1bの構成を示す図である。図3は、分岐線取付装置1bを用いて分岐線3を本線2に取り付けた状態を示す。
図3は、本実施形態に係る分岐線取付装置1bの構成を示す図である。図3は、分岐線取付装置1bを用いて分岐線3を本線2に取り付けた状態を示す。
分岐線取付装置1bは、導電性の本線挟持部11b、および本線挟持部11bを介して本線2と通電する導電性の分岐線挟持部13を備える。本線挟持部11bの構成は、先述した第一の実施形態における本線挟持部11bの構成と同様であるため、説明を省略する。分岐線挟持部13は、本線挟持部11bと一体に形成され、分岐線3を挟む内側が、分岐線3の側面に沿う溝状に形成されている。また、分岐線挟持部13の両側部には、これら二つの部材で分岐線3を挟んだ状態で、両側から分岐線3に付勢するように二つの部材を締結するためのボルト取付部16が設けられている。分岐線挟持部13は、この二つの部材で分岐線3を挟んだ状態で、これら二つの部材の対応する両側部同士の間に若干の隙間が生じるように形成されている。これらのボルト取付部16を用いて二つの部材を締結することで、先述した分岐線挟持部13内側に設けられた溝で分岐線3に付勢し、結果的に分岐線3が分岐線取付装置1bに取り付けられる。なお、本実施形態において、分岐線取付装置1bはアルミ製である。但し、導電性の他の原料を用いることとしてもよい。また、分岐線3がHDCCである場合には、分岐線挟持部13内側に設けられた溝の表面は銅厚メッキで仕上げられることが好ましい。
次に、本実施形態における分岐線取付装置1bを用いた分岐線3の取付手順を説明する。作業者は、縦母線である本線2を本線挟持部11bを構成する二つの部材で挟み、更に分岐線3の一端を分岐線挟持部13を構成する二つの部材で挟み、ボルト取付部14、16を用いてボルト締結を行うことによって分岐線取付装置1bを本線2に固定し、分岐線3を分岐線取付装置1bに取り付ける。この際用いられるボルト4、4bは、例えば亜鉛メッキ軟鋼のボルト4、4bである。
本実施形態に係る分岐線取付装置1bを用いた場合にも、撚り線の芯線が腐食しにくく、腐食生成物等の発生で発熱する問題が発生しにくく、取付作業が容易であるという効果が得られることは、第一の実施形態と同様である。
次に、本実施形態における点検・保守作業の手順を説明する。作業者は、送電停止後、ボルト締結に使用されたボルト4、4bを外すことで、分岐線3を分岐線取付装置1bから取り外し、分岐線取付装置1bを本線2から外す。そして分岐線取付装置1bの表面、本線2の表面および分岐線3の表面を点検し、これらに腐食生成物等が発生している場合、分岐線取付装置1bの表面、本線2の表面または分岐線3の表面(本線挟持部11bの内側に設けられた溝等)を磨いて、腐食生成物等を除去する。その後、上記した取付手順と同様の手順で取り付け作業を行い、点検・保守作業を終了する。
本実施形態に係る分岐線取付装置1bを用いた場合にも、点検作業が容易で、保守作業時間が短縮され、電力供給設備の可用性が高まり、保守コストが削減されるという効果が得られることは、第一の実施形態と同様である。
1 分岐線取付装置
2 本線
3 分岐線
10 本体部
11 本線挟持部
12 被接触部
13 分岐線挟持部
20 ソケット部
21 保持部
22 接触部
2 本線
3 分岐線
10 本体部
11 本線挟持部
12 被接触部
13 分岐線挟持部
20 ソケット部
21 保持部
22 接触部
Claims (4)
- 架空電線の本線に分岐線を取り付ける分岐線取付装置であって、
導電性の部材で前記本線を挟持することで、該分岐線取付装置を該本線に繰り返し着脱可能に固定する本線挟持手段と、
導電性の部材を用いて、該分岐線取付装置に前記分岐線を繰り返し着脱可能に取り付けることで、前記本線に対して前記分岐線を通電可能に取り付ける分岐線取付手段と、
を備える分岐線取付装置。 - 前記本線挟持手段は、導電性の本線挟持部を有し、該本線の両側に位置する該本線挟持部同士が前記本線を挟んだ状態でボルトを用いて締結されることで、前記本線を挟持する、請求項1に記載の分岐線取付装置。
- 前記本線挟持手段は、前記本線挟持部を介して前記本線と通電する導電性の被接触部を更に有し、
前記分岐線取付手段は、前記分岐線の一端を保持する保持部と前記被接触部に接触する接触部とを有し、該接触部が前記本線挟持部に接触した状態でボルトを用いて固定される導電性のソケット部である、請求項2に記載の分岐線取付装置。 - 前記分岐線取付手段は、前記本線挟持部と一体に形成された導電性の分岐線挟持部を有し、該分岐線の両側に位置する該分岐線挟持部同士が前記分岐線を挟んだ状態でボルトを用いて締結されることで、前記分岐線を挟持する、請求項2に記載の分岐線取付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006339305A JP2008154351A (ja) | 2006-12-18 | 2006-12-18 | 分岐線取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2006339305A JP2008154351A (ja) | 2006-12-18 | 2006-12-18 | 分岐線取付装置 |
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ID=39655965
Family Applications (1)
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JP2006339305A Pending JP2008154351A (ja) | 2006-12-18 | 2006-12-18 | 分岐線取付装置 |
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JP (1) | JP2008154351A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20160074869A (ko) * | 2014-12-18 | 2016-06-29 | 주식회사 경신 | 대전류 전선의 분기장치 |
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CN107749589A (zh) * | 2017-10-09 | 2018-03-02 | 南京南瑞集团公司 | 一种用于输电线路巡检机器人耐张过桥的可变式线夹 |
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-
2006
- 2006-12-18 JP JP2006339305A patent/JP2008154351A/ja active Pending
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