JP2008152242A - 譜面台および物品保持装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】床面に載置することなく設置でき、また、倒れることがない譜面台を提供する。
【解決手段】譜面台80は、譜面載置枠82と、吸盤装置10と、譜面載置枠82と吸盤装置10とを連結するジョイント50とを含んで構成されている。吸盤装置10を用いて譜面載置枠82を被吸着面2に取り付けることができるため、従来の譜面台と異なり、床面に載置することなくピアノやキーボードなどの楽器の表面やテーブルの表面などの、吸盤12に対応した狭い面積の被吸着面2を利用して設置できる。譜面載置枠82は吸盤装置10により被吸着面2に支持されているので、従来のように人が譜面載置枠82にぶつかっても倒れることがなく、使い勝手を高める上で有利となる。
【選択図】図1
【解決手段】譜面台80は、譜面載置枠82と、吸盤装置10と、譜面載置枠82と吸盤装置10とを連結するジョイント50とを含んで構成されている。吸盤装置10を用いて譜面載置枠82を被吸着面2に取り付けることができるため、従来の譜面台と異なり、床面に載置することなくピアノやキーボードなどの楽器の表面やテーブルの表面などの、吸盤12に対応した狭い面積の被吸着面2を利用して設置できる。譜面載置枠82は吸盤装置10により被吸着面2に支持されているので、従来のように人が譜面載置枠82にぶつかっても倒れることがなく、使い勝手を高める上で有利となる。
【選択図】図1
Description
本発明は譜面台および物品保持装置に関する。
楽器の演奏などを行う際に譜面(楽譜)を見るために使用される譜面台が提供されている(特許文献1参照)。
上記の譜面台は、譜面を載置する譜面載置枠と、譜面載置枠が上端に取着された支持柱と、支持柱の下端に取着され放射状に広がる3つの脚部などを含んで構成され、各脚部を平坦な床面に設置して使用される。
特開2002−169542
上記の譜面台は、譜面を載置する譜面載置枠と、譜面載置枠が上端に取着された支持柱と、支持柱の下端に取着され放射状に広がる3つの脚部などを含んで構成され、各脚部を平坦な床面に設置して使用される。
しかしながら、このような従来の譜面台は、各脚部を平坦な床面の上に載置する必要があることから、設置場所は各脚部が安定して載置できる面積の場所に限定されてしまう不利があり、また、人がぶつかると倒れてしまう不利があった。
本発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、その目的は、床面に載置することなく設置でき、また、倒れることがない譜面台および物品保持装置を提供することにある。
本発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、その目的は、床面に載置することなく設置でき、また、倒れることがない譜面台および物品保持装置を提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明の譜面台は、譜面が載置される譜面載置枠と、前記譜面載置枠を支持する吸盤装置とを備え、前記吸盤装置は、厚さ方向の一方の面が吸着面とされ他方の面が背面とされた吸盤と、前記吸盤の背面の中央から前記厚さ方向に沿って前記背面から離れる方向に突設された中心軸と、前記吸盤の背面を覆うスカート部と、前記スカート部の中央から突出し前記中心軸が収容される外側筒部とを有する取り付け台と、前記中心軸と前記取り付け台とにわたって設けられ前記吸着面が被吸着面に吸着した状態で、前記スカート部の先端を前記吸盤の背面に押圧させる方向に、あるいは、前記スカート部の先端を前記吸盤の外側に位置する前記被吸着面の箇所に押圧させる方向に付勢するとともに前記中心軸を前記被吸着面から離れる方向に変位させる変位機構とを備え、前記譜面載置枠と前記外側筒部とが連結されていることを特徴とする。
また、本発明の物品保持装置は、物品を保持する物品保持部と、前記物品保持部を支持する吸盤装置とを備え、前記吸盤装置は、厚さ方向の一方の面が吸着面とされ他方の面が背面とされた吸盤と、前記吸盤の背面の中央から前記厚さ方向に沿って前記背面から離れる方向に突設された中心軸と、前記吸盤の背面を覆うスカート部と、前記スカート部の中央から突出し前記中心軸が収容される外側筒部とを有する取り付け台と、前記中心軸と前記取り付け台とにわたって設けられ前記吸着面が被吸着面に吸着した状態で、前記スカート部の先端を前記吸盤の背面に押圧させる方向に、あるいは、前記スカート部の先端を前記吸盤の外側に位置する前記被吸着面の箇所に押圧させる方向に付勢するとともに前記中心軸を前記被吸着面から離れる方向に変位させる変位機構とを備え、前記物品保持部は前記外側筒部に設けられていることを特徴とする。
また、本発明の物品保持装置は、物品を保持する物品保持部と、前記物品保持部を支持する吸盤装置とを備え、前記吸盤装置は、厚さ方向の一方の面が吸着面とされ他方の面が背面とされた吸盤と、前記吸盤の背面の中央から前記厚さ方向に沿って前記背面から離れる方向に突設された中心軸と、前記吸盤の背面を覆うスカート部と、前記スカート部の中央から突出し前記中心軸が収容される外側筒部とを有する取り付け台と、前記中心軸と前記取り付け台とにわたって設けられ前記吸着面が被吸着面に吸着した状態で、前記スカート部の先端を前記吸盤の背面に押圧させる方向に、あるいは、前記スカート部の先端を前記吸盤の外側に位置する前記被吸着面の箇所に押圧させる方向に付勢するとともに前記中心軸を前記被吸着面から離れる方向に変位させる変位機構とを備え、前記物品保持部は前記外側筒部に設けられていることを特徴とする。
本発明の譜面台によれば、吸盤装置を用いて譜面載置枠を被吸着面に取り付けることができるため、床面に載置することなくピアノやキーボードなどの楽器の表面やテーブルの表面などの、吸盤に対応した狭い面積の被吸着面を利用して設置できる。
また、譜面載置枠は吸盤装置により被吸着面に支持されているので、従来のように人が譜面載置枠にぶつかっても倒れることがなく、使い勝手を高める上で有利となる。
本発明の物品保持装置によれば、吸盤装置を用いて物品を被吸着面に取り付けることができるため、床面などに載置することなく物品を、吸盤に対応した狭い面積の被吸着面を利用して設置できる。
また、物品は吸盤装置により被吸着面に支持されているので、従来のように人がぶつかっても倒れることがなく、使い勝手を高める上で有利となる。
また、譜面載置枠は吸盤装置により被吸着面に支持されているので、従来のように人が譜面載置枠にぶつかっても倒れることがなく、使い勝手を高める上で有利となる。
本発明の物品保持装置によれば、吸盤装置を用いて物品を被吸着面に取り付けることができるため、床面などに載置することなく物品を、吸盤に対応した狭い面積の被吸着面を利用して設置できる。
また、物品は吸盤装置により被吸着面に支持されているので、従来のように人がぶつかっても倒れることがなく、使い勝手を高める上で有利となる。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は譜面台80の斜視図である。
譜面台80は、譜面載置枠82と、吸盤装置10と、譜面載置枠82と吸盤装置10とを連結するジョイント50とを含んで構成されている。
図1は譜面台80の斜視図である。
譜面台80は、譜面載置枠82と、吸盤装置10と、譜面載置枠82と吸盤装置10とを連結するジョイント50とを含んで構成されている。
図1に示すように、譜面載置枠82は、左右に横長の長方形の枠状に形成された枠部8202と、枠部8202の下方に位置する長辺から前方に突出し長辺に沿って延在する底片8204と、底片8204の前端から上方に屈曲された屈曲片8206とを含んで構成されている。
枠部8202の上下の長辺の中央部は上下に延在する帯板状の支持板8208で連結され、支持板8208の上部の左右両側と、枠部8202の下方に位置する長辺の左右両端とは帯板状の斜板8210で連結されている。
したがって、譜面はその背面を底片8204上で枠部8202に立てかけることでセットされる。
なお、このような譜面載置枠82の構造には、従来公知のさまざまな構成が採用可能である。
枠部8202の上下の長辺の中央部は上下に延在する帯板状の支持板8208で連結され、支持板8208の上部の左右両側と、枠部8202の下方に位置する長辺の左右両端とは帯板状の斜板8210で連結されている。
したがって、譜面はその背面を底片8204上で枠部8202に立てかけることでセットされる。
なお、このような譜面載置枠82の構造には、従来公知のさまざまな構成が採用可能である。
図2は連結具84の平面図である。
支持板8208の背面下部には、係合溝8212が形成され、この係合溝8212に連結具84が着脱可能に取着される。
図2に示すように、連結具84は、軸部8402を有し、軸部8402の一端に第1球体8404が設けられ、軸部8402の他端に係合溝8212の内側にスライド可能に挿入される係合板8406が設けられ、軸部8402の他端寄りの箇所にナット8408が螺合されている。
連結具84は、係合板8406が係合溝8212に挿入され、ナット8408が締め付けられることで譜面載置枠82の背面に取り付けられる。
なお、第1球体8404はジョイント50が取り付けられる箇所であり、第1の半径で球状に形成されている。
支持板8208の背面下部には、係合溝8212が形成され、この係合溝8212に連結具84が着脱可能に取着される。
図2に示すように、連結具84は、軸部8402を有し、軸部8402の一端に第1球体8404が設けられ、軸部8402の他端に係合溝8212の内側にスライド可能に挿入される係合板8406が設けられ、軸部8402の他端寄りの箇所にナット8408が螺合されている。
連結具84は、係合板8406が係合溝8212に挿入され、ナット8408が締め付けられることで譜面載置枠82の背面に取り付けられる。
なお、第1球体8404はジョイント50が取り付けられる箇所であり、第1の半径で球状に形成されている。
次に、吸盤装置10について説明する。
図3は吸盤装置10の非吸着状態を示す断面図、図4は吸盤装置10の初期吸着状態を示す断面図、図5は吸盤装置10の中間吸着状態を示す断面図、図6は吸盤装置10の最終吸着状態を示す断面図、図7(A)は吸盤装置10の中間吸着状態を示す斜視図、(B)は吸盤装置10の最終吸着状態を示す斜視図である。
図8は吸盤12の斜視図、図9は吸盤12の断面図、図10は取り付け台16の斜視図である。
図11(A)、(B)はロックレバー18を構成する第2の部材18Bの斜視図、(C)、(D)はロックレバー18を構成する第1の部材18Aの斜視図である。
図12はコイルスプリング20の斜視図、図13はカム機構22の動作説明図である。
図3は吸盤装置10の非吸着状態を示す断面図、図4は吸盤装置10の初期吸着状態を示す断面図、図5は吸盤装置10の中間吸着状態を示す断面図、図6は吸盤装置10の最終吸着状態を示す断面図、図7(A)は吸盤装置10の中間吸着状態を示す斜視図、(B)は吸盤装置10の最終吸着状態を示す斜視図である。
図8は吸盤12の斜視図、図9は吸盤12の断面図、図10は取り付け台16の斜視図である。
図11(A)、(B)はロックレバー18を構成する第2の部材18Bの斜視図、(C)、(D)はロックレバー18を構成する第1の部材18Aの斜視図である。
図12はコイルスプリング20の斜視図、図13はカム機構22の動作説明図である。
図3に示すように、吸盤装置10は、吸盤12と、中心軸14と、取り付け台16と、ロックレバー18と、コイルスプリング20と、カム機構22(図13参照)などを含んで構成され、本実施の形態では、ロックレバー18とコイルスプリング20とカム機構22により変位機構が構成されている。
吸盤12は、図3、図8に示すように、円盤状を呈し、厚さ方向の一方の面が凹状の吸着面24とされ他方の面が凸状の背面26とされている。
吸盤12は、弾性を有する合成樹脂材料、例えば、ウレタン系やスチレン系、シリコン樹脂系など、従来の吸盤12に用いられている従来公知の様々な弾性材料が使用可能である。
なお、吸盤12の外縁に吸盤12の径方向外方向に延在する取り外し操作用の片体12Aが設けられている。
吸盤12は、弾性を有する合成樹脂材料、例えば、ウレタン系やスチレン系、シリコン樹脂系など、従来の吸盤12に用いられている従来公知の様々な弾性材料が使用可能である。
なお、吸盤12の外縁に吸盤12の径方向外方向に延在する取り外し操作用の片体12Aが設けられている。
また、吸盤12として従来公知の様々な構成が採用可能である。
また、例えば、図3、図9に示すように、吸盤12を、背面26を構成する円盤状の吸盤本体28と、吸着面24を構成するゲル層30とを含んで構成するようにしてもよい。
吸盤本体28は、前記の吸盤12と同様に、弾性を有する合成樹脂材料、例えば、ウレタン系やスチレン系、シリコン樹脂系など、従来の吸盤12に用いられている従来公知の様々な弾性材料が使用可能である。
ゲル層30はゲルからなり、背面26と反対に位置する吸盤本体28の面に凹状の取り付け面2802が形成され、この取り付け面2802に該取り付け面2802を覆うように接合され、吸着面24はこのゲル層30の表面で形成されている。
このようなゲルとして、ポリエチレン系、スチレン系、シリコン樹脂系などの合成樹脂系のゲルが使用可能であり、ポリエチレン系のゲルとして、例えば、市販品である株式会社コスモ計器の商品名「コスモゲル」を使用可能である。スチレン系のゲルとして、例えば、市販品である株式会社イノアックコーポレーションの商品名「NAGFLEX」を使用可能である。シリコン系のゲルとして、例えば、市販品である株式会社ジェルテックの商品名「αGEL」(アルファゲル)を使用可能である。
また、取り付け面2802へのゲル層30の接合は、例えば、二色成形や接着剤による接合などの方法が採用可能である。
ゲル層30により吸着面24を構成すると、被吸着面2が皮シボ面として形成され、あるいは、こまかな凹凸面で形成され、あるいは、ざらざらな面で形成されている場合であっても、吸着面24は凹凸に追従して変形し、凹凸面との間に隙間を介在させずに凹凸面やざらざらな面に吸着面24を密着でき、吸盤12を凹凸面やざらざらな面に確実に吸着させることができ、ダッシュボードパネルの皮シボ面などの被吸着面2にも確実に取り付ける上で有利となる。
また、例えば、図3、図9に示すように、吸盤12を、背面26を構成する円盤状の吸盤本体28と、吸着面24を構成するゲル層30とを含んで構成するようにしてもよい。
吸盤本体28は、前記の吸盤12と同様に、弾性を有する合成樹脂材料、例えば、ウレタン系やスチレン系、シリコン樹脂系など、従来の吸盤12に用いられている従来公知の様々な弾性材料が使用可能である。
ゲル層30はゲルからなり、背面26と反対に位置する吸盤本体28の面に凹状の取り付け面2802が形成され、この取り付け面2802に該取り付け面2802を覆うように接合され、吸着面24はこのゲル層30の表面で形成されている。
このようなゲルとして、ポリエチレン系、スチレン系、シリコン樹脂系などの合成樹脂系のゲルが使用可能であり、ポリエチレン系のゲルとして、例えば、市販品である株式会社コスモ計器の商品名「コスモゲル」を使用可能である。スチレン系のゲルとして、例えば、市販品である株式会社イノアックコーポレーションの商品名「NAGFLEX」を使用可能である。シリコン系のゲルとして、例えば、市販品である株式会社ジェルテックの商品名「αGEL」(アルファゲル)を使用可能である。
また、取り付け面2802へのゲル層30の接合は、例えば、二色成形や接着剤による接合などの方法が採用可能である。
ゲル層30により吸着面24を構成すると、被吸着面2が皮シボ面として形成され、あるいは、こまかな凹凸面で形成され、あるいは、ざらざらな面で形成されている場合であっても、吸着面24は凹凸に追従して変形し、凹凸面との間に隙間を介在させずに凹凸面やざらざらな面に吸着面24を密着でき、吸盤12を凹凸面やざらざらな面に確実に吸着させることができ、ダッシュボードパネルの皮シボ面などの被吸着面2にも確実に取り付ける上で有利となる。
中心軸14は、図3に示すように、吸盤12の背面26の中央部から吸盤12の厚さ方向に沿って(吸着面24の中心軸に沿って)背面26から離れる方向に突設されている。
中心軸14は剛性を有する材料、例えば、金属や硬質な合成樹脂から形成され、中心軸14の下端は吸盤12の中央の膨出部に埋め込まれている。
中心軸14は剛性を有する材料、例えば、金属や硬質な合成樹脂から形成され、中心軸14の下端は吸盤12の中央の膨出部に埋め込まれている。
取り付け台16は、吸盤12上においてジョイント50および譜面載置枠82を支持するものである。
取り付け台16は、硬質な合成樹脂などのような剛性を有する材料で形成されている。
取り付け台16は、図10に示すように、スカート部32と外側筒部34と第2球体36などを有している。
取り付け台16は、硬質な合成樹脂などのような剛性を有する材料で形成されている。
取り付け台16は、図10に示すように、スカート部32と外側筒部34と第2球体36などを有している。
スカート部32は、吸盤12の背面26を覆っており、球面形状を呈している。
図3に示すように、スカート部32の先端全周に弾性部材38が設けられている。
弾性部材38は、吸盤12を構成する弾性材料よりも硬度の小さい弾性材料で形成され、被吸着面2の形状に対応して弾性部材38が変形しやすいように図られている。すなわち、被吸着面2が球面あるいは円筒面などの非平面形状を呈している場合であってもそれらの形状に追従して弾性部材38が変形し、吸盤12をそれら非平面形状の被吸着面2に確実に吸着させる上で有利となる。
より詳細には、吸盤12は、JIS−A硬度で70以上の弾性材料で形成され、弾性部材38は、JIS−A硬度で40以上70未満の弾性材料で形成されている。
このような弾性材料として、例えば、ウレタンフォームが使用可能であり、例えば、市販品である株式会社イノアックコーポレーションの商品名「PORON」が使用可能である。
弾性部材38は、図3に示すように、吸盤12の厚さ方向と平行する方向の厚さを有して吸盤12の中心を中心とした(スカート部32の中心を中心とした)環状の帯板状を呈している。
弾性部材38は、後述する初期吸着状態、中間吸着状態、最終吸着状態において吸盤12の背面26に当接されるスカート部32の箇所である。なお、弾性部材38を省略し、スカート部32の先端を吸盤12の背面26の外周部に直接当接させてもよく、あるいは、図4の符号(イ)に示すように、スカート部32の先端を吸盤12の外側に位置する被吸着面2の箇所に当接させてもよい。
図3に示すように、スカート部32の先端全周に弾性部材38が設けられている。
弾性部材38は、吸盤12を構成する弾性材料よりも硬度の小さい弾性材料で形成され、被吸着面2の形状に対応して弾性部材38が変形しやすいように図られている。すなわち、被吸着面2が球面あるいは円筒面などの非平面形状を呈している場合であってもそれらの形状に追従して弾性部材38が変形し、吸盤12をそれら非平面形状の被吸着面2に確実に吸着させる上で有利となる。
より詳細には、吸盤12は、JIS−A硬度で70以上の弾性材料で形成され、弾性部材38は、JIS−A硬度で40以上70未満の弾性材料で形成されている。
このような弾性材料として、例えば、ウレタンフォームが使用可能であり、例えば、市販品である株式会社イノアックコーポレーションの商品名「PORON」が使用可能である。
弾性部材38は、図3に示すように、吸盤12の厚さ方向と平行する方向の厚さを有して吸盤12の中心を中心とした(スカート部32の中心を中心とした)環状の帯板状を呈している。
弾性部材38は、後述する初期吸着状態、中間吸着状態、最終吸着状態において吸盤12の背面26に当接されるスカート部32の箇所である。なお、弾性部材38を省略し、スカート部32の先端を吸盤12の背面26の外周部に直接当接させてもよく、あるいは、図4の符号(イ)に示すように、スカート部32の先端を吸盤12の外側に位置する被吸着面2の箇所に当接させてもよい。
外側筒部34は、スカート部32の中央から起立し、その内側に中心軸14が収容されている。
図3、図10に示すように、外側筒部34の軸方向の中間部の内周に、半径方向内側に突出する中間壁40が設けられている。
また、中間壁40上に位置する外側筒部34の内周の180度の間隔をおいた2箇所に、外側筒部34の内周の周方向に沿って延在するカム42がそれぞれ設けられている。
各カム42は、図10、図13に示すように、中心軸14の先部方向に変位しつつ外側筒部34の内周の周方向に沿って延在する傾斜カム4202と、中心軸14の先部方向に最も変位した傾斜カム4202の上端に接続されてこの上端とほぼ同じ高さで外側筒部34の内周の周方向に沿って延在する上部カム4204と、上部カム4204の傾斜カム4202寄りの箇所に設けられた係止用凸部4206とを含んで構成されている。
また、図10に示すように、吸盤12から離れた外側筒部34の軸方向の端部に、欠部4210が外側筒部34の周方向に沿って延在形成されている。この欠部4210は、ロックレバー18を初期位置とロック位置との間で回転させるためのものである。より詳細には、後述するレバー部46が欠部4210の延在方向の一端に係止することで初期位置が決定され、レバー部46が欠部4210の延在方向の他端に係止することでロック位置が決定される。
図3、図10に示すように、外側筒部34の軸方向の中間部の内周に、半径方向内側に突出する中間壁40が設けられている。
また、中間壁40上に位置する外側筒部34の内周の180度の間隔をおいた2箇所に、外側筒部34の内周の周方向に沿って延在するカム42がそれぞれ設けられている。
各カム42は、図10、図13に示すように、中心軸14の先部方向に変位しつつ外側筒部34の内周の周方向に沿って延在する傾斜カム4202と、中心軸14の先部方向に最も変位した傾斜カム4202の上端に接続されてこの上端とほぼ同じ高さで外側筒部34の内周の周方向に沿って延在する上部カム4204と、上部カム4204の傾斜カム4202寄りの箇所に設けられた係止用凸部4206とを含んで構成されている。
また、図10に示すように、吸盤12から離れた外側筒部34の軸方向の端部に、欠部4210が外側筒部34の周方向に沿って延在形成されている。この欠部4210は、ロックレバー18を初期位置とロック位置との間で回転させるためのものである。より詳細には、後述するレバー部46が欠部4210の延在方向の一端に係止することで初期位置が決定され、レバー部46が欠部4210の延在方向の他端に係止することでロック位置が決定される。
第2球体36は、図3に示すように、吸盤12から離れた外側筒部34の軸方向の端部に設けられている。
本実施の形態では、この第2球体36が、物品を保持する物品保持部を構成している、
第2球体36は、ジョイント50が取り付けられる箇所であり、第2の半径で球状に形成されている。なお、本実施の形態では第1の半径と第2の半径は同一の寸法である。
本実施の形態では、この第2球体36が、物品を保持する物品保持部を構成している、
第2球体36は、ジョイント50が取り付けられる箇所であり、第2の半径で球状に形成されている。なお、本実施の形態では第1の半径と第2の半径は同一の寸法である。
ロックレバー18は、図3に示すように、中心軸14の先部に軸方向に移動不能にかつ中心軸14の周方向で初期位置(図7(A)参照)とロック位置(図7(B)参照)との間で回転可能に中心軸14に結合されている。
ロックレバー18は、硬質な合成樹脂などのような剛性を有する材料で形成されている。
ロックレバー18は、中心軸14の外周と外側筒部34の内周との間に挿入され中心軸14の軸方向に移動不能にかつ中心軸14の周りに回転可能に中心軸14に結合された内側筒部44と、この内側筒部44から内側筒部44の半径方向の外方に突出する回転操作用のレバー部46とを有している。
本実施の形態では、図11に示すように、ロックレバー18は第1の部材18Aと第2の部材18Bとの2つの部材で構成されている。
第1の部材18Aは、筒部1802と、この筒部1802の軸方向の一方の端部を閉塞する第1端面壁1804とを有し、レバー部46は筒部1802に突設されている。
第2の部材18Bは、筒部1812と、この筒部1812の軸方向の一方の端部を閉塞する第2端面壁1814とを有し、吸盤12寄りに位置する筒部1812の軸方向の他方の端部の180度の間隔をおいた2箇所にカム42に係合する突起1816がそれぞれ形成され、第2端面壁1814の中央に孔1818が形成されている。
本実施の形態では、図13に示すように、外側筒部34のカム42と第2の部材18Bの突起1816とによりカム機構22が構成されている。
ロックレバー18は、硬質な合成樹脂などのような剛性を有する材料で形成されている。
ロックレバー18は、中心軸14の外周と外側筒部34の内周との間に挿入され中心軸14の軸方向に移動不能にかつ中心軸14の周りに回転可能に中心軸14に結合された内側筒部44と、この内側筒部44から内側筒部44の半径方向の外方に突出する回転操作用のレバー部46とを有している。
本実施の形態では、図11に示すように、ロックレバー18は第1の部材18Aと第2の部材18Bとの2つの部材で構成されている。
第1の部材18Aは、筒部1802と、この筒部1802の軸方向の一方の端部を閉塞する第1端面壁1804とを有し、レバー部46は筒部1802に突設されている。
第2の部材18Bは、筒部1812と、この筒部1812の軸方向の一方の端部を閉塞する第2端面壁1814とを有し、吸盤12寄りに位置する筒部1812の軸方向の他方の端部の180度の間隔をおいた2箇所にカム42に係合する突起1816がそれぞれ形成され、第2端面壁1814の中央に孔1818が形成されている。
本実施の形態では、図13に示すように、外側筒部34のカム42と第2の部材18Bの突起1816とによりカム機構22が構成されている。
第1の部材18Aと第2の部材18Bの組み付けは次のように行われる。
まず、図3、図11に示すように、第2の部材18Bの筒部1812が中心軸14の外周と外側筒部34の内周との間に挿入され、孔1818に中心軸14の先部が挿入され、孔1818から突出する中心軸14の箇所にストップリング1820が取着され、第2の部材18Bが中心軸14の先部に軸方向に移動不能にかつ中心軸14の周方向に回転可能に結合される。
次に、第2の部材18Bの外側に第1の部材18Aが嵌合され、固定される。
この嵌合固定は、第2の部材18Bの筒部1812の凸部1822(図11(B)参照)が、第1の部材18Aの筒部1802の欠部1824(図11(D)参照)に嵌合され、第1の部材18Aの筒部1802の内周の凸部1826(図11(D)参照)が、第2の部材18Bの筒部1812の外周の凹部1828(図11(A)参照)に嵌合されることでなされる。
したがって、本実施の形態では、内側筒部44(図3参照)が第1の部材18Aの筒部1802と第2の部材18Bの筒部1812とで構成されている。
そして、レバー部46が欠部4210(図10参照)上に位置するように第1、第2の部材18A、18Bが中心軸14に取着され、より詳細には、レバー部46が初期位置(欠部4210の延在方向の一方の端部)に位置した状態で、突起1816が2つのカム42の間に位置するように取着される。
また、第1、第2の部材18A、18Bが中心軸14に取着された状態で第1端面壁1804と第2端面壁1814は近接し、したがって、中心軸14の先部寄りに位置する内側筒部44の軸方向の端部に該内側筒部44の端部を閉塞する第1端面壁1804が設けられ、内側筒部の内部で第1端面壁1804寄りの箇所に該内側筒部44の半径方向内側に突出する第2端面壁1814が設けられていることになる。
まず、図3、図11に示すように、第2の部材18Bの筒部1812が中心軸14の外周と外側筒部34の内周との間に挿入され、孔1818に中心軸14の先部が挿入され、孔1818から突出する中心軸14の箇所にストップリング1820が取着され、第2の部材18Bが中心軸14の先部に軸方向に移動不能にかつ中心軸14の周方向に回転可能に結合される。
次に、第2の部材18Bの外側に第1の部材18Aが嵌合され、固定される。
この嵌合固定は、第2の部材18Bの筒部1812の凸部1822(図11(B)参照)が、第1の部材18Aの筒部1802の欠部1824(図11(D)参照)に嵌合され、第1の部材18Aの筒部1802の内周の凸部1826(図11(D)参照)が、第2の部材18Bの筒部1812の外周の凹部1828(図11(A)参照)に嵌合されることでなされる。
したがって、本実施の形態では、内側筒部44(図3参照)が第1の部材18Aの筒部1802と第2の部材18Bの筒部1812とで構成されている。
そして、レバー部46が欠部4210(図10参照)上に位置するように第1、第2の部材18A、18Bが中心軸14に取着され、より詳細には、レバー部46が初期位置(欠部4210の延在方向の一方の端部)に位置した状態で、突起1816が2つのカム42の間に位置するように取着される。
また、第1、第2の部材18A、18Bが中心軸14に取着された状態で第1端面壁1804と第2端面壁1814は近接し、したがって、中心軸14の先部寄りに位置する内側筒部44の軸方向の端部に該内側筒部44の端部を閉塞する第1端面壁1804が設けられ、内側筒部の内部で第1端面壁1804寄りの箇所に該内側筒部44の半径方向内側に突出する第2端面壁1814が設けられていることになる。
図12に示すように、コイルスプリング20は、巻回部20Aと、巻回部20Aの両端にそれぞれ屈曲された一方の端部20Bと他方の端部20Cとを有している。
図3に示すように、コイルスプリング20は、その巻回部20Aが外側筒部34の内側で中心軸14の周囲に配設され、その一方の端部20Bが外側筒部34に係止されその他方の端部20Cがロックレバー18に係止されてロックレバー18を初期位置に付勢すると共に外側筒部34とロックレバー18とを中心軸14に沿って離す方向に付勢している。
より詳細には、コイルスプリング20は、図4に示すように、中心軸14の周囲で第2端面壁1814と中間壁40との間に配設されている。そして、コイルスプリング20の一方の端部20Bは中間壁40に係止され、コイルスプリング20の他方の端部20Cは第2端面壁1814に係止され、ロックレバー18を初期位置に付勢すると共に外側筒部34とロックレバー18とを中心軸14に沿って離す方向に付勢している。
本実施の形態では、このコイルスプリング20に、後述する中間吸着状態を得るための弾性力を持たせている。
図3に示すように、コイルスプリング20は、その巻回部20Aが外側筒部34の内側で中心軸14の周囲に配設され、その一方の端部20Bが外側筒部34に係止されその他方の端部20Cがロックレバー18に係止されてロックレバー18を初期位置に付勢すると共に外側筒部34とロックレバー18とを中心軸14に沿って離す方向に付勢している。
より詳細には、コイルスプリング20は、図4に示すように、中心軸14の周囲で第2端面壁1814と中間壁40との間に配設されている。そして、コイルスプリング20の一方の端部20Bは中間壁40に係止され、コイルスプリング20の他方の端部20Cは第2端面壁1814に係止され、ロックレバー18を初期位置に付勢すると共に外側筒部34とロックレバー18とを中心軸14に沿って離す方向に付勢している。
本実施の形態では、このコイルスプリング20に、後述する中間吸着状態を得るための弾性力を持たせている。
次に吸盤装置10の使用方法について説明する。
吸盤12の吸着面24を被吸着面2に臨ませ、中心軸14を被吸着面2に押し付け吸着面24の全域を被吸着面2に接触させ、スカート部32の先端を背面26の外周部に、または、背面26の半径方向外側の被吸着面2の箇所(図4の(イ)参照)に当接させると、図4、図7(A)に示す初期吸着状態となる。なお、中心軸14を被吸着面2に押し付ける操作は、ロックレバー18の第1端面壁1804を指により押圧操作することによりなされる。
この初期吸着状態から、ロックレバー18を初期位置からロック位置へ回転させると、カム機構22により中心軸14は被吸着面2から離れる方向に強制的に変位され、図6、図7(B)に示す最終吸着状態となる。
詳細に説明すると、ロックレバー18を初期位置からロック位置へ回転させると、図13に示すように、突起1816が傾斜カム4202上を摺動し、これにより中心軸14は被吸着面2から離れる方向に強制的に変位される。突起1816はやがて係止用凸部4206を乗り越えて上部カム4204に至る。ロックレバー18は、コイルスプリング20の付勢力により初期位置に戻ろうとするが、突起1816が係止用凸部4206に係合することでロックレバー18はロック位置に留まる。
吸盤12の吸着面24を被吸着面2に臨ませ、中心軸14を被吸着面2に押し付け吸着面24の全域を被吸着面2に接触させ、スカート部32の先端を背面26の外周部に、または、背面26の半径方向外側の被吸着面2の箇所(図4の(イ)参照)に当接させると、図4、図7(A)に示す初期吸着状態となる。なお、中心軸14を被吸着面2に押し付ける操作は、ロックレバー18の第1端面壁1804を指により押圧操作することによりなされる。
この初期吸着状態から、ロックレバー18を初期位置からロック位置へ回転させると、カム機構22により中心軸14は被吸着面2から離れる方向に強制的に変位され、図6、図7(B)に示す最終吸着状態となる。
詳細に説明すると、ロックレバー18を初期位置からロック位置へ回転させると、図13に示すように、突起1816が傾斜カム4202上を摺動し、これにより中心軸14は被吸着面2から離れる方向に強制的に変位される。突起1816はやがて係止用凸部4206を乗り越えて上部カム4204に至る。ロックレバー18は、コイルスプリング20の付勢力により初期位置に戻ろうとするが、突起1816が係止用凸部4206に係合することでロックレバー18はロック位置に留まる。
吸盤装置10では、初期吸着状態で指をロックレバー18の第1端面壁1804から離すと、コイルスプリング20により図5に示す中間吸着状態となる。
中間吸着状態は、初期吸着状態からコイルスプリング20の弾性力により、中心軸14が被吸着面2から離れる方向に変位されることで形成される。
したがって、吸盤装置10では、最終吸着状態は、中間吸着状態からロックレバー18の初期位置からロック位置への回転により、中心軸14を被吸着面2から離れる方向にさらに変位させることで形成される。
吸盤装置10はこのような最終吸着状態で被吸着面2に強固に取着される。
中間吸着状態は、初期吸着状態からコイルスプリング20の弾性力により、中心軸14が被吸着面2から離れる方向に変位されることで形成される。
したがって、吸盤装置10では、最終吸着状態は、中間吸着状態からロックレバー18の初期位置からロック位置への回転により、中心軸14を被吸着面2から離れる方向にさらに変位させることで形成される。
吸盤装置10はこのような最終吸着状態で被吸着面2に強固に取着される。
また、吸盤装置10の被吸着面2からの取り外しは、片体12Aを摘み被吸着面2から吸盤12を剥がすことにより行われる。
吸盤12が被吸着面2から取り外されると、コイルスプリング20により中心軸14に沿って外側筒部34とロックレバー18とが離され(図3参照)、したがって、突起1816がカム42から外れる。そして、ロックレバー18はコイルスプリング20の付勢力によりロック位置から初期位置に回転され初期位置に戻される。
吸盤12が被吸着面2から取り外されると、コイルスプリング20により中心軸14に沿って外側筒部34とロックレバー18とが離され(図3参照)、したがって、突起1816がカム42から外れる。そして、ロックレバー18はコイルスプリング20の付勢力によりロック位置から初期位置に回転され初期位置に戻される。
したがって、吸盤装置10では、ロックレバー18の操作により最終吸着状態を得ることができ、吸盤装置10を被吸着面2に強固に吸着する上で有利となる。
また、ロックレバー18の操作は中心軸14の周りにロックレバー18を回転させることで行われるので、大きなスペースを確保することなくロックレバー18を回転操作でき、したがって、狭いスペースに吸盤装置10を取着させる上で有利となる。
また、吸盤装置10を被吸着面2から取り外すと、ロックレバー18は自動的に初期位置に戻されるため、吸盤装置10の操作性を向上する上で有利となる。
また、中間吸着状態は省略してもよいが、本実施の形態のように中間吸着状態をコイルスプリング20を用いて形成すると、最終吸着状態によって吸盤装置10を被吸着面2により強固に取着する上で有利となる。
また、吸盤装置10では、ロックレバー18をロック位置から初期位置に付勢する動作と、外側筒部34とロックレバー18とを中心軸14に沿って離す方向に付勢する動作とを、単一のコイルスプリング20によって実現しているので、部品点数の削減化および構造の簡素化を図る上で有利となる。
また、ロックレバー18の操作は中心軸14の周りにロックレバー18を回転させることで行われるので、大きなスペースを確保することなくロックレバー18を回転操作でき、したがって、狭いスペースに吸盤装置10を取着させる上で有利となる。
また、吸盤装置10を被吸着面2から取り外すと、ロックレバー18は自動的に初期位置に戻されるため、吸盤装置10の操作性を向上する上で有利となる。
また、中間吸着状態は省略してもよいが、本実施の形態のように中間吸着状態をコイルスプリング20を用いて形成すると、最終吸着状態によって吸盤装置10を被吸着面2により強固に取着する上で有利となる。
また、吸盤装置10では、ロックレバー18をロック位置から初期位置に付勢する動作と、外側筒部34とロックレバー18とを中心軸14に沿って離す方向に付勢する動作とを、単一のコイルスプリング20によって実現しているので、部品点数の削減化および構造の簡素化を図る上で有利となる。
次に、ジョイント50について説明する。
図14(A)は第1挟持板52の平面図、(B)は同正面図、図15(A)は第2挟持板54の平面図、(B)は同正面図、図16はジョイント50の組み立て図である。
ジョイント50は、細長形状の第1挟持板52と、細長形状の第2挟持板54と、一本の雄ねじ部材56とを含んで構成されている。
図14(A)は第1挟持板52の平面図、(B)は同正面図、図15(A)は第2挟持板54の平面図、(B)は同正面図、図16はジョイント50の組み立て図である。
ジョイント50は、細長形状の第1挟持板52と、細長形状の第2挟持板54と、一本の雄ねじ部材56とを含んで構成されている。
図14、図15に示すように、第1、第2挟持板52、54はその長手方向と直交する方向の幅が均一の寸法で形成され、本実施の形態では、第1、第2挟持板52、54の幅は同一の寸法で形成され、長手方向の両端は円弧状に形成されている。
図14(A)、(B)に示すように、第1挟持板52の長手方向の両側における内面の箇所に第1挟持用凹部58と第2挟持用凹部60がそれぞれ形成されると共に、それら挟持用凹部58、60の間の箇所に雄ねじ部材56の雄ねじの挿通を可能とした挿通孔62が貫通形成されている。
第1挟持板52の長手方向の両側における内面の箇所は、同一平面上を延在する第1内面52Aとして形成されると共に、第1挟持板52の長手方向の中央部における内面の箇所は、第1内面52Aよりも突出し平面に平行する平面上を延在する第2内面52Bとして形成されている。
また、第1挟持板52の厚さ方向の他方の面である外面52Cは、それらの内面52A、52Bと平行する単一の平面で形成されている。
第1挟持用凹部58と第2挟持用凹部60は第1内面52Aに形成され、挿通孔62は第2内面52Bに形成されている。
第1挟持用凹部58は凹状を呈し、第1内面52Aに開口する部分全周に前記第1の半径で形成された第1球面状挟持面58Aを有している。
本実施の形態では、第1球面状挟持面58Aの中央に第1球面状挟持面58Aの仮想延長面よりも深い深さで第1凹部5802が形成され、第1凹部5802の中央に外面52Cに開口する孔5804が形成されている。
第2挟持用凹部60は凹状を呈し、第1内面52Aに開口する部分全周に前記第2の半径で形成された第2球面状挟持面60Aを有している。
本実施の形態では、第2球面状挟持面60Aの中央に第2球面状挟持面60Aの仮想延長面よりも深い深さで第2凹部6002が形成され、第2凹部6002の中央に外面52Cに開口する孔6004が形成されている。
上述のように前記第1の半径と前記第2の半径とは同一の寸法で形成されており、挿通孔62は、第1挟持用凹部58の軸心と第2挟持用凹部60の軸心との間の中心の箇所に形成されている。
挿通孔62の周囲の第2内面52Bの複数個所から回り止め用のピン64が突設されている。
図14(A)、(B)に示すように、第1挟持板52の長手方向の両側における内面の箇所に第1挟持用凹部58と第2挟持用凹部60がそれぞれ形成されると共に、それら挟持用凹部58、60の間の箇所に雄ねじ部材56の雄ねじの挿通を可能とした挿通孔62が貫通形成されている。
第1挟持板52の長手方向の両側における内面の箇所は、同一平面上を延在する第1内面52Aとして形成されると共に、第1挟持板52の長手方向の中央部における内面の箇所は、第1内面52Aよりも突出し平面に平行する平面上を延在する第2内面52Bとして形成されている。
また、第1挟持板52の厚さ方向の他方の面である外面52Cは、それらの内面52A、52Bと平行する単一の平面で形成されている。
第1挟持用凹部58と第2挟持用凹部60は第1内面52Aに形成され、挿通孔62は第2内面52Bに形成されている。
第1挟持用凹部58は凹状を呈し、第1内面52Aに開口する部分全周に前記第1の半径で形成された第1球面状挟持面58Aを有している。
本実施の形態では、第1球面状挟持面58Aの中央に第1球面状挟持面58Aの仮想延長面よりも深い深さで第1凹部5802が形成され、第1凹部5802の中央に外面52Cに開口する孔5804が形成されている。
第2挟持用凹部60は凹状を呈し、第1内面52Aに開口する部分全周に前記第2の半径で形成された第2球面状挟持面60Aを有している。
本実施の形態では、第2球面状挟持面60Aの中央に第2球面状挟持面60Aの仮想延長面よりも深い深さで第2凹部6002が形成され、第2凹部6002の中央に外面52Cに開口する孔6004が形成されている。
上述のように前記第1の半径と前記第2の半径とは同一の寸法で形成されており、挿通孔62は、第1挟持用凹部58の軸心と第2挟持用凹部60の軸心との間の中心の箇所に形成されている。
挿通孔62の周囲の第2内面52Bの複数個所から回り止め用のピン64が突設されている。
図15(A)、(B)に示すように、第2挟持板54の長手方向の両側における内面の箇所に第3挟持用凹部66と第4挟持用凹部68がそれぞれ形成されると共に、それら挟持用凹部66、68の間の箇所に雄ねじ部材56の雄ねじに螺合する雌ねじ70が形成されている。
第2挟持板54の長手方向の両側における内面の箇所は、同一平面上を延在する第3内面54Aとして形成されると共に、第2挟持板54の長手方向の中央部における内面の箇所は、第3内面54Aよりも突出し平面に平行する平面上を延在する第4内面54Bとして形成されている。
また、第2挟持板54の厚さ方向の他方の面である外面54Cは、それらの内面54A、54Bと平行する単一の平面で形成されている。
第3挟持用凹部66と第4挟持用凹部68は第3内面54Aに形成され、雌ねじ70は第4内面54Bに形成されている。
第3挟持用凹部66は凹状を呈し、第3内面54Aに開口する部分全周に前記第1の半径で形成された第3球面状挟持面66Aを有している。
本実施の形態では、第3球面状挟持面66Aの中央に第3球面状挟持面66Aの仮想延長面よりも深い深さで第3凹部6602が形成され、第3凹部6602の中央に外面54Cに開口する孔6604が形成されている。
第4挟持用凹部68は凹状を呈し、第3内面54Aに開口する部分全周に前記第2の半径で形成された第4球面状挟持面68Aを有している。
本実施の形態では、第4球面状挟持面68Aの中央に第4球面状挟持面68Aの仮想延長面よりも深い深さで第4凹部6802が形成され、第4凹部6802の中央に外面54Cに開口する孔6804が形成されている。
雌ねじ70は、第1挟持用凹部58と第3挟持用凹部66との軸心を合致させ、かつ、第2挟持用凹部60と第4挟持用凹部68との軸心を合致させた状態で、挿通孔62に挿通された雄ねじ部材56の雄ねじに螺合するように形成されている。
上述のように前記第1の半径と前記第2の半径とは同一の寸法で形成されており、雌ねじ70は、第3挟持用凹部66の軸心と第4挟持用凹部68の軸心との間の中心の箇所に形成されている。
雌ねじ70の周囲の第4内面54Bの複数個所に、回り止め用のピン64に係合する係合孔72が形成されている。
第2挟持板54の長手方向の両側における内面の箇所は、同一平面上を延在する第3内面54Aとして形成されると共に、第2挟持板54の長手方向の中央部における内面の箇所は、第3内面54Aよりも突出し平面に平行する平面上を延在する第4内面54Bとして形成されている。
また、第2挟持板54の厚さ方向の他方の面である外面54Cは、それらの内面54A、54Bと平行する単一の平面で形成されている。
第3挟持用凹部66と第4挟持用凹部68は第3内面54Aに形成され、雌ねじ70は第4内面54Bに形成されている。
第3挟持用凹部66は凹状を呈し、第3内面54Aに開口する部分全周に前記第1の半径で形成された第3球面状挟持面66Aを有している。
本実施の形態では、第3球面状挟持面66Aの中央に第3球面状挟持面66Aの仮想延長面よりも深い深さで第3凹部6602が形成され、第3凹部6602の中央に外面54Cに開口する孔6604が形成されている。
第4挟持用凹部68は凹状を呈し、第3内面54Aに開口する部分全周に前記第2の半径で形成された第4球面状挟持面68Aを有している。
本実施の形態では、第4球面状挟持面68Aの中央に第4球面状挟持面68Aの仮想延長面よりも深い深さで第4凹部6802が形成され、第4凹部6802の中央に外面54Cに開口する孔6804が形成されている。
雌ねじ70は、第1挟持用凹部58と第3挟持用凹部66との軸心を合致させ、かつ、第2挟持用凹部60と第4挟持用凹部68との軸心を合致させた状態で、挿通孔62に挿通された雄ねじ部材56の雄ねじに螺合するように形成されている。
上述のように前記第1の半径と前記第2の半径とは同一の寸法で形成されており、雌ねじ70は、第3挟持用凹部66の軸心と第4挟持用凹部68の軸心との間の中心の箇所に形成されている。
雌ねじ70の周囲の第4内面54Bの複数個所に、回り止め用のピン64に係合する係合孔72が形成されている。
雄ねじ部材56は、図16に示すように、雄ねじ5602と、頭部5604とを有している。
ジョイント50では、図16に示すように、第1挟持用凹部58と第3挟持用凹部66とを対向させ、第2挟持用凹部60と第4挟持用凹部68とを対向させて、それら第1挟持用凹部58と第3挟持用凹部66の間に連結具84の第1球体8404を位置させ、第2挟持用凹部60と第4挟持用凹部68の間に吸盤装置10の第2球体36を位置させる。
そして、頭部5604を操作して挿通孔62に挿通した雄ねじ部材56の雄ねじ5602を雌ねじ70に締め付けると、図16に示すように、第1球体8404が第1球面状挟持面58Aと第3球面状挟持面66Aにより固定され、第2球体36が第2球面状挟持面60Aと第4球面状挟持面68Aにより固定され、図1に示すように、吸盤装置10と譜面載置枠82とが連結具84およびジョイント50を介して連結される。
なお、このように締め付け固定された状態で第1挟持板52の第2内面52Bと第2挟持板54の第4内面54Bとの間には隙間が確保され、また、それら内面52B、54Bは平行している。
そして、頭部5604を操作して挿通孔62に挿通した雄ねじ部材56の雄ねじ5602を雌ねじ70に締め付けると、図16に示すように、第1球体8404が第1球面状挟持面58Aと第3球面状挟持面66Aにより固定され、第2球体36が第2球面状挟持面60Aと第4球面状挟持面68Aにより固定され、図1に示すように、吸盤装置10と譜面載置枠82とが連結具84およびジョイント50を介して連結される。
なお、このように締め付け固定された状態で第1挟持板52の第2内面52Bと第2挟持板54の第4内面54Bとの間には隙間が確保され、また、それら内面52B、54Bは平行している。
本実施の形態のジョイント50によれば、第1、第2球体8404、36を挟持固定する前に、第1球体8404を第1球面状挟持面58Aと第3球面状挟持面66Aとの間で所望の向きに回転でき、また、第2球体36を第2球面状挟持面60Aと第4球面状挟持面68Aとの間で所望の向きに回転でき、すなわち、2つの第1、第2球体8404、36により吸盤装置10に対して譜面載置枠82を所望の姿勢に確実にすることができる。
言い換えると、譜面載置枠82は、吸盤装置10およびジョイント50によって姿勢変換可能に支持されることになる。
また、第1球体8404が、この第1球体8404と同じ半径の第1球面状挟持面58Aと第3球面状挟持面66Aにより挟持され固定され、また、第2球体36が、この第2球体36と同じ半径の第2球面状挟持面60Aと第4球面状挟持面68Aにより挟持され固定されるので、第1、第2球体8404、36の挟持固定が確実に行われる。
したがって、譜面載置枠82と吸盤装置10とが所望の姿勢で確実に連結され、より詳細には、載置面2に対して譜面載置枠82の姿勢変更の自由度を大きく確保でき、譜面載置枠82が所望の姿勢で取着される。
また、本実施の形態のジョイント50によれば、雄ねじ部材56を緩める、あるいは、締め付けるという簡単な操作で、第1、第2球体8404、36の双方を同時に自由に回転できる状態とし、あるいは、第1、第2球体8404、36の双方を同時に挟持固定することができるため、譜面載置枠82の姿勢変更を素早く行え、操作性を向上させる上で有利となる。
言い換えると、譜面載置枠82は、吸盤装置10およびジョイント50によって姿勢変換可能に支持されることになる。
また、第1球体8404が、この第1球体8404と同じ半径の第1球面状挟持面58Aと第3球面状挟持面66Aにより挟持され固定され、また、第2球体36が、この第2球体36と同じ半径の第2球面状挟持面60Aと第4球面状挟持面68Aにより挟持され固定されるので、第1、第2球体8404、36の挟持固定が確実に行われる。
したがって、譜面載置枠82と吸盤装置10とが所望の姿勢で確実に連結され、より詳細には、載置面2に対して譜面載置枠82の姿勢変更の自由度を大きく確保でき、譜面載置枠82が所望の姿勢で取着される。
また、本実施の形態のジョイント50によれば、雄ねじ部材56を緩める、あるいは、締め付けるという簡単な操作で、第1、第2球体8404、36の双方を同時に自由に回転できる状態とし、あるいは、第1、第2球体8404、36の双方を同時に挟持固定することができるため、譜面載置枠82の姿勢変更を素早く行え、操作性を向上させる上で有利となる。
また、本実施の形態のジョイント50では、第1、第2球体8404、36の半径を同一とし、かつ、挿通孔62を、第1挟持用凹部58の軸心と第2挟持用凹部60の軸心との間の中心の箇所に形成し、かつ、雌ねじ70を、第3挟持用凹部66の軸心と第4挟持用凹部68の軸心との間の中心の箇所に形成したので、雄ねじ部材56を締め付けることによって第1球体8404を第1、第3球面状挟持面58A、66Aで挟持する力と、第2球体36を第2、第4球面状挟持面60A、68Aで挟持する力とを等しくでき、第1、第2球体8404、36の挟持固定を確実に行う上でより有利となる。
なお、第1、第2球体8404、36の半径を異ならせ、雄ねじ部材56の配設箇所を、第1挟持用凹部58の軸心と第2挟持用凹部60の軸心との間の中心の箇所から変位させてもよいが、本実施の形態のように構成すると、第1、第2球体8404、36を挟持する力を等しくするための構造を簡素化でき、製造コストの削減を図る上で有利となる。
本実施の形態の譜面台80によれば、吸盤装置10を用いて譜面載置枠82を被吸着面2に取り付けることができるため、従来の譜面台と異なり、床面に載置することなくピアノやキーボードなどの楽器の表面やテーブルの表面などの、吸盤12に対応した狭い面積の被吸着面2を利用して設置できる。
また、譜面載置枠82は吸盤装置10により被吸着面2に支持され、吸盤12の被吸着面2に対する吸着力は大きいため、従来のように人が譜面載置枠82にぶつかっても倒れることがなく、使い勝手を高める上で有利となる。
また、譜面載置枠82は吸盤装置10により被吸着面2に支持され、吸盤12の被吸着面2に対する吸着力は大きいため、従来のように人が譜面載置枠82にぶつかっても倒れることがなく、使い勝手を高める上で有利となる。
次に第1の参考例について説明する。
第1の参考例はスクリーン装置に関するものである。
従来から、プロジェクタ装置などから投射された画像を表示するスクリーン装置が提供されている(特開平7−209750、特開2006−154854、特開2006−299611)。
このようなスクリーン装置は、画像が表示されるスクリーンと、スクリーンを繰り出し巻き取り可能に支持する繰り出し巻き取り機構とを備えている。
このような従来のスクリーン装置では、壁にフックなどの吊り下げ具を取り付けておき、この吊り下げ具に繰り出し巻き取り機構のフレームを吊り下げることでスクリーンを張設するようにしている。
しかしながら、このような従来のスクリーン装置では、スクリーン装置の不使用時にも壁に吊り下げ具が残存することになり、室内の美観を損ねる不具合があった。
第1の参考例では、このような不具合を解消し、スクリーン装置の不使用時に従来のように壁に吊り下げ具が残存せず、室内の美観を高める上で有利なスクリーン装置を提供するものである。
そして、第1の参考例のスクリーン装置は、スクリーンを繰り出し巻き取り可能に支持する繰り出し巻き取り機構と、2つの吸盤装置とを備え、前記吸盤装置は、厚さ方向の一方の面が吸着面とされ他方の面が背面とされた吸盤と、前記吸盤の背面の中央から前記厚さ方向に沿って前記背面から離れる方向に突設された中心軸と、前記吸盤の背面を覆うスカート部と、前記スカート部の中央から突出し前記中心軸が収容される外側筒部とを有する取り付け台と、前記中心軸と前記取り付け台とにわたって設けられ前記吸着面が被吸着面に吸着した状態で、前記スカート部の先端を前記吸盤の背面に押圧させる方向に、あるいは、前記スカート部の先端を前記吸盤の外側に位置する前記被吸着面の箇所に押圧させる方向に付勢するとともに前記中心軸を前記被吸着面から離れる方向に変位させる変位機構とを備え、前記繰り出し巻き取り機構の両側に各吸盤装置の外側筒部が着脱可能に連結されていることを特徴とする。
第1の参考例はスクリーン装置に関するものである。
従来から、プロジェクタ装置などから投射された画像を表示するスクリーン装置が提供されている(特開平7−209750、特開2006−154854、特開2006−299611)。
このようなスクリーン装置は、画像が表示されるスクリーンと、スクリーンを繰り出し巻き取り可能に支持する繰り出し巻き取り機構とを備えている。
このような従来のスクリーン装置では、壁にフックなどの吊り下げ具を取り付けておき、この吊り下げ具に繰り出し巻き取り機構のフレームを吊り下げることでスクリーンを張設するようにしている。
しかしながら、このような従来のスクリーン装置では、スクリーン装置の不使用時にも壁に吊り下げ具が残存することになり、室内の美観を損ねる不具合があった。
第1の参考例では、このような不具合を解消し、スクリーン装置の不使用時に従来のように壁に吊り下げ具が残存せず、室内の美観を高める上で有利なスクリーン装置を提供するものである。
そして、第1の参考例のスクリーン装置は、スクリーンを繰り出し巻き取り可能に支持する繰り出し巻き取り機構と、2つの吸盤装置とを備え、前記吸盤装置は、厚さ方向の一方の面が吸着面とされ他方の面が背面とされた吸盤と、前記吸盤の背面の中央から前記厚さ方向に沿って前記背面から離れる方向に突設された中心軸と、前記吸盤の背面を覆うスカート部と、前記スカート部の中央から突出し前記中心軸が収容される外側筒部とを有する取り付け台と、前記中心軸と前記取り付け台とにわたって設けられ前記吸着面が被吸着面に吸着した状態で、前記スカート部の先端を前記吸盤の背面に押圧させる方向に、あるいは、前記スカート部の先端を前記吸盤の外側に位置する前記被吸着面の箇所に押圧させる方向に付勢するとともに前記中心軸を前記被吸着面から離れる方向に変位させる変位機構とを備え、前記繰り出し巻き取り機構の両側に各吸盤装置の外側筒部が着脱可能に連結されていることを特徴とする。
図17は第1の参考例のスクリーン装置90の斜視図である。
スクリーン装置90は、画像が表示されるスクリーン92と、スクリーン92を繰り出し巻き取り可能に支持する繰り出し巻き取り機構94と、2つの吸盤装置10とを含んで構成されている。
繰り出し巻き取り機構94は、スクリーン92が巻き取り軸9402に巻回されており、スクリーン92を引き出すとスクリーン92がその位置に停止して張設され、再度スクリーン92を引き出すと巻き取り軸9402により巻き取られるものであり、このような巻き取り軸9402を含む繰り出し巻き取り機構94の構成は従来公知のさまざまな構造が採用可能である。
この参考例では、繰り出し巻き取り機構94の両側のフレーム9404からそれぞれ突片9406が突設され、それら突片9406がロッド9408で連結され、繰り出し巻き取り機構94のフレーム9404が強固な構造となっている。
スクリーン装置90は、画像が表示されるスクリーン92と、スクリーン92を繰り出し巻き取り可能に支持する繰り出し巻き取り機構94と、2つの吸盤装置10とを含んで構成されている。
繰り出し巻き取り機構94は、スクリーン92が巻き取り軸9402に巻回されており、スクリーン92を引き出すとスクリーン92がその位置に停止して張設され、再度スクリーン92を引き出すと巻き取り軸9402により巻き取られるものであり、このような巻き取り軸9402を含む繰り出し巻き取り機構94の構成は従来公知のさまざまな構造が採用可能である。
この参考例では、繰り出し巻き取り機構94の両側のフレーム9404からそれぞれ突片9406が突設され、それら突片9406がロッド9408で連結され、繰り出し巻き取り機構94のフレーム9404が強固な構造となっている。
吸盤装置10は実施の形態と同様に構成されているためその説明は割愛する。
吸盤装置10は、巻き取り繰り出し装置94に連結されている。
具体的には、外側筒部34からフランジ3402が突設され、このフランジ3402が雄ねじ部材96により繰り出し巻き取り機構94の両側のフレーム9404の端面に着脱可能に取着され、これにより、繰り出し巻き取り機構94は吸盤装置10により支持されている。
この参考例では、外側筒部34からされた突設フランジ3402が、物品を保持する物品保持部を構成している。
吸盤装置10は、巻き取り繰り出し装置94に連結されている。
具体的には、外側筒部34からフランジ3402が突設され、このフランジ3402が雄ねじ部材96により繰り出し巻き取り機構94の両側のフレーム9404の端面に着脱可能に取着され、これにより、繰り出し巻き取り機構94は吸盤装置10により支持されている。
この参考例では、外側筒部34からされた突設フランジ3402が、物品を保持する物品保持部を構成している。
第1の参考例によれば、吸盤装置10を用いてスクリーン装置90を壁などの被吸着面2に対して取り付けでき、また、取り外すことができる。
したがって、スクリーン装置90の不使用時に従来のように壁に吊り下げ具が残存せず、室内の美観を高める上で有利となる。
また、吸盤装置10を壁などの被吸着面2に吸着する構成であるため、スクリーン装置90を使用する際に、その都度、スクリーン92の設置箇所を所望の箇所とすることができ、使い勝手を高める上で有利となる。
したがって、スクリーン装置90の不使用時に従来のように壁に吊り下げ具が残存せず、室内の美観を高める上で有利となる。
また、吸盤装置10を壁などの被吸着面2に吸着する構成であるため、スクリーン装置90を使用する際に、その都度、スクリーン92の設置箇所を所望の箇所とすることができ、使い勝手を高める上で有利となる。
次に第2の参考例について説明する。
第2の参考例はスピーカー装置に関するものである。
従来から、オーディオシステムなどで用いられるスピーカー装置として、音響を発生するスピーカーユニットがエンクロージャーに組み込まれて構成されたスピーカー本体と、エンクロージャーに取り付けられたスタンドとを備えるものが提供されている(特開2006−287894)。
このようなスピーカー装置は、多くの場合、スタンドを机や棚の上に載置して使用する。
しかしながら、このような従来のスピーカー装置では、スタンドを載置するものであるから何かがぶつかって倒れやすく、また、スタンドを机や棚の上に載置する必要があることから、設置場所は上方を向いた平坦な載置場所に限定されてしまう不利があった。
第2の参考例では、このような不具合を解消し、スピーカー装置の設置場所の自由度を確保する上で有利なスクリーン装置を提供するものである。
そして、第2の参考例のスピーカー装置は、スピーカー本体と吸盤装置とを備え、前記吸盤装置は、厚さ方向の一方の面が吸着面とされ他方の面が背面とされた吸盤と、前記吸盤の背面の中央から前記厚さ方向に沿って前記背面から離れる方向に突設された中心軸と、前記吸盤の背面を覆うスカート部と、前記スカート部の中央から突出し前記中心軸が収容される外側筒部とを有する取り付け台と、前記中心軸と前記取り付け台とにわたって設けられ前記吸着面が被吸着面に吸着した状態で、前記スカート部の先端を前記吸盤の背面に押圧させる方向に、あるいは、前記スカート部の先端を前記吸盤の外側に位置する前記被吸着面の箇所に押圧させる方向に付勢するとともに前記中心軸を前記被吸着面から離れる方向に変位させる変位機構とを備え、前記スピーカー本体と前記外側筒部とが着脱可能に連結されていることを特徴とする。
第2の参考例はスピーカー装置に関するものである。
従来から、オーディオシステムなどで用いられるスピーカー装置として、音響を発生するスピーカーユニットがエンクロージャーに組み込まれて構成されたスピーカー本体と、エンクロージャーに取り付けられたスタンドとを備えるものが提供されている(特開2006−287894)。
このようなスピーカー装置は、多くの場合、スタンドを机や棚の上に載置して使用する。
しかしながら、このような従来のスピーカー装置では、スタンドを載置するものであるから何かがぶつかって倒れやすく、また、スタンドを机や棚の上に載置する必要があることから、設置場所は上方を向いた平坦な載置場所に限定されてしまう不利があった。
第2の参考例では、このような不具合を解消し、スピーカー装置の設置場所の自由度を確保する上で有利なスクリーン装置を提供するものである。
そして、第2の参考例のスピーカー装置は、スピーカー本体と吸盤装置とを備え、前記吸盤装置は、厚さ方向の一方の面が吸着面とされ他方の面が背面とされた吸盤と、前記吸盤の背面の中央から前記厚さ方向に沿って前記背面から離れる方向に突設された中心軸と、前記吸盤の背面を覆うスカート部と、前記スカート部の中央から突出し前記中心軸が収容される外側筒部とを有する取り付け台と、前記中心軸と前記取り付け台とにわたって設けられ前記吸着面が被吸着面に吸着した状態で、前記スカート部の先端を前記吸盤の背面に押圧させる方向に、あるいは、前記スカート部の先端を前記吸盤の外側に位置する前記被吸着面の箇所に押圧させる方向に付勢するとともに前記中心軸を前記被吸着面から離れる方向に変位させる変位機構とを備え、前記スピーカー本体と前記外側筒部とが着脱可能に連結されていることを特徴とする。
図18は第2の参考例のスピーカー装置100の斜視図である。
スピーカー装置100は、音響を発生するスピーカーユニット102がエンクロージャー104に組み込まれて構成されたスピーカー本体106と、吸盤装置10と、ジョイント50とを含んで構成されている。
スピーカー本体106(エンクロージャー104)の背面下部には、実施の形態と同様の係合溝8212(図1参照)が形成され、この係合溝8212に連結具84が着脱可能に取着される。
連結具84は、係合板8406(図2参照)が係合溝8212に挿入され、ナット8408が締め付けられることでスピーカー本体106の背面に取り付けられる。
そして、吸盤装置10とスピーカー本体106とが連結具84およびジョイント50を介して連結される。
連結具84、吸盤装置10、ジョイント50は実施の形態と同様に構成されているためその説明は割愛する。
スピーカー装置100は、音響を発生するスピーカーユニット102がエンクロージャー104に組み込まれて構成されたスピーカー本体106と、吸盤装置10と、ジョイント50とを含んで構成されている。
スピーカー本体106(エンクロージャー104)の背面下部には、実施の形態と同様の係合溝8212(図1参照)が形成され、この係合溝8212に連結具84が着脱可能に取着される。
連結具84は、係合板8406(図2参照)が係合溝8212に挿入され、ナット8408が締め付けられることでスピーカー本体106の背面に取り付けられる。
そして、吸盤装置10とスピーカー本体106とが連結具84およびジョイント50を介して連結される。
連結具84、吸盤装置10、ジョイント50は実施の形態と同様に構成されているためその説明は割愛する。
第2の参考例によれば、吸盤12の被吸着面2への吸着力は大きく、したがって、スピーカー本体106が倒れるおそれがない。
また、吸盤装置10を用いてスピーカー本体106を、机や棚などの上方を向いた平坦な載置場所に設置できることは無論のこと、下方を向いた天井面や、水平方向に向いた壁面などにも設置できるようになり、スピーカー装置100の設置場所の自由度を確保する上で有利となる。
また、吸盤装置10を用いてスピーカー本体106を、机や棚などの上方を向いた平坦な載置場所に設置できることは無論のこと、下方を向いた天井面や、水平方向に向いた壁面などにも設置できるようになり、スピーカー装置100の設置場所の自由度を確保する上で有利となる。
次に第3の参考例について説明する。
第3の参考例はカメラ用取り付け装置に関するものである。
従来から、デジタルスチルカメラやビデオカメラなどのカメラを取り付けて使用する三脚が提供されている(特開2004−271867)。
このような三脚は、カメラの三脚取り付け用雌ねじに螺合する取り付けねじを備える雲台と、雲台を支持するブラケットと、ブラケットに取着され放射状に広がる3本の脚部などを含んで構成され、各脚部を床などの上方を向いた平坦な載置場所に設置して使用される。
しかしながら、このような三脚は、平坦な載置場所に設置するものであるので、何かがぶつかって倒れやすく、また、設置場所は上方を向いた平坦な載置場所に限定され、カメラの設置場所の自由度が少ない不利があった。
第3の参考例では、このような不具合を解消し、カメラの設置場所の自由度を確保する上で有利なカメラ用取り付け装置を提供するものである。
そして、第3の参考例のカメラ用取り付け装置は、吸盤装置を含んで構成され、前記吸盤装置は、厚さ方向の一方の面が吸着面とされ他方の面が背面とされた吸盤と、前記吸盤の背面の中央から前記厚さ方向に沿って前記背面から離れる方向に突設された中心軸と、前記吸盤の背面を覆うスカート部と、前記スカート部の中央から突出し前記中心軸が収容される外側筒部とを有する取り付け台と、前記中心軸と前記取り付け台とにわたって設けられ前記吸着面が被吸着面に吸着した状態で、前記スカート部の先端を前記吸盤の背面に押圧させる方向に、あるいは、前記スカート部の先端を前記吸盤の外側に位置する前記被吸着面の箇所に押圧させる方向に付勢するとともに前記中心軸を前記被吸着面から離れる方向に変位させる変位機構とを備え、前記外側筒部に撮像装置に連結可能な連結部が設けられていることを特徴とする。
第3の参考例はカメラ用取り付け装置に関するものである。
従来から、デジタルスチルカメラやビデオカメラなどのカメラを取り付けて使用する三脚が提供されている(特開2004−271867)。
このような三脚は、カメラの三脚取り付け用雌ねじに螺合する取り付けねじを備える雲台と、雲台を支持するブラケットと、ブラケットに取着され放射状に広がる3本の脚部などを含んで構成され、各脚部を床などの上方を向いた平坦な載置場所に設置して使用される。
しかしながら、このような三脚は、平坦な載置場所に設置するものであるので、何かがぶつかって倒れやすく、また、設置場所は上方を向いた平坦な載置場所に限定され、カメラの設置場所の自由度が少ない不利があった。
第3の参考例では、このような不具合を解消し、カメラの設置場所の自由度を確保する上で有利なカメラ用取り付け装置を提供するものである。
そして、第3の参考例のカメラ用取り付け装置は、吸盤装置を含んで構成され、前記吸盤装置は、厚さ方向の一方の面が吸着面とされ他方の面が背面とされた吸盤と、前記吸盤の背面の中央から前記厚さ方向に沿って前記背面から離れる方向に突設された中心軸と、前記吸盤の背面を覆うスカート部と、前記スカート部の中央から突出し前記中心軸が収容される外側筒部とを有する取り付け台と、前記中心軸と前記取り付け台とにわたって設けられ前記吸着面が被吸着面に吸着した状態で、前記スカート部の先端を前記吸盤の背面に押圧させる方向に、あるいは、前記スカート部の先端を前記吸盤の外側に位置する前記被吸着面の箇所に押圧させる方向に付勢するとともに前記中心軸を前記被吸着面から離れる方向に変位させる変位機構とを備え、前記外側筒部に撮像装置に連結可能な連結部が設けられていることを特徴とする。
図19は第3の参考例のカメラ用取り付け装置120の斜視図、図20はデジタルスチル200のカメラ用取り付け装置120への取り付け説明図、図21、図22はデジタルスチル200をカメラ用取り付け装置120に取り付けた使用状態を示す斜視図、図23はビデオカメラ210をカメラ用取り付け装置120に取り付けた使用状態を示す斜視図である。
カメラ用取り付け装置120は、吸盤装置10と、ジョイント50と、連結具84Aを含んで構成されている。
連結具84Aは、実施の形態の連結具84(図2参照)と同様の軸部8402と、軸部8402の一端に設けられた第1球体8404とを有している。そして、軸部8402の他端には、デジタルスチルカメラ200(図20参照)やビデオカメラ210(図23参照)の三脚取り付け用雌ねじ202に螺合する雄ねじ8420(本例ではこの雄ねじ8420が撮像装置に連結可能な連結部に相当している)が形成され、軸部8402の中間部には軸部8402と一体に形成された円板状の当接板8422が形成されている。
したがって、連結具84Aの雄ねじ8420をデジタルスチルカメラ200やビデオカメラ210の三脚取り付け用雌ねじ202に螺合させ、当接板8422をそれらデジタルスチルカメラ200やビデオカメラ210の底面に当て付けることで、連結具84Aとデジタルスチルカメラ200やビデオカメラ210が連結され、したがって、デジタルスチルカメラ200やビデオカメラ210がジョイント50を介して吸盤装置10に支持される。
なお、吸盤装置10、ジョイント50は実施の形態と同様に構成されているためその説明は割愛する。
カメラ用取り付け装置120は、吸盤装置10と、ジョイント50と、連結具84Aを含んで構成されている。
連結具84Aは、実施の形態の連結具84(図2参照)と同様の軸部8402と、軸部8402の一端に設けられた第1球体8404とを有している。そして、軸部8402の他端には、デジタルスチルカメラ200(図20参照)やビデオカメラ210(図23参照)の三脚取り付け用雌ねじ202に螺合する雄ねじ8420(本例ではこの雄ねじ8420が撮像装置に連結可能な連結部に相当している)が形成され、軸部8402の中間部には軸部8402と一体に形成された円板状の当接板8422が形成されている。
したがって、連結具84Aの雄ねじ8420をデジタルスチルカメラ200やビデオカメラ210の三脚取り付け用雌ねじ202に螺合させ、当接板8422をそれらデジタルスチルカメラ200やビデオカメラ210の底面に当て付けることで、連結具84Aとデジタルスチルカメラ200やビデオカメラ210が連結され、したがって、デジタルスチルカメラ200やビデオカメラ210がジョイント50を介して吸盤装置10に支持される。
なお、吸盤装置10、ジョイント50は実施の形態と同様に構成されているためその説明は割愛する。
第3の参考例によれば、吸盤12の被吸着面2への吸着力は大きく、したがって、デジタルスチルカメラ200やビデオカメラ210が倒れるおそれがない。
また、吸盤装置10を用いてデジタルスチルカメラ200やビデオカメラ210などのカメラを、床などの上方を向いた平坦な載置場所に設置できることは無論のこと、下方を向いた天井面や、水平方向に向いた壁面、あるいは、窓ガラスや外壁など、平坦面であればどこにでもカメラを設置できるようになり、カメラの設置場所の自由度を確保する上で有利となる。
また、吸盤12の被吸着面2への吸着力は大きいため、図21、図22に示すように、カメラを縦横に姿勢変換可能に支持することができ、撮影アングルを柔軟に変更することができ、撮影時の使い勝手を向上させる上で有利となる。
また、吸盤装置10を用いてデジタルスチルカメラ200やビデオカメラ210などのカメラを、床などの上方を向いた平坦な載置場所に設置できることは無論のこと、下方を向いた天井面や、水平方向に向いた壁面、あるいは、窓ガラスや外壁など、平坦面であればどこにでもカメラを設置できるようになり、カメラの設置場所の自由度を確保する上で有利となる。
また、吸盤12の被吸着面2への吸着力は大きいため、図21、図22に示すように、カメラを縦横に姿勢変換可能に支持することができ、撮影アングルを柔軟に変更することができ、撮影時の使い勝手を向上させる上で有利となる。
以上のように、物品が、例えば、譜面台、スクリーン装置、スピーカ装置、カメラ(撮像装置)であり、それら物品を被吸着面に取り付ける物品保持装置を例示したが、保持される物品は以上に限るものではない。
本発明では、物品を保持する物品保持部と、前記物品保持部を支持する吸盤装置とを備え、前記吸盤装置は、厚さ方向の一方の面が吸着面とされ他方の面が背面とされた吸盤と、前記吸盤の背面の中央から前記厚さ方向に沿って前記背面から離れる方向に突設された中心軸と、前記吸盤の背面を覆うスカート部と、前記スカート部の中央から突出し前記中心軸が収容される外側筒部とを有する取り付け台と、前記中心軸と前記取り付け台とにわたって設けられ前記吸着面が被吸着面に吸着した状態で、前記スカート部の先端を前記吸盤の背面に押圧させる方向に、あるいは、前記スカート部の先端を前記吸盤の外側に位置する前記被吸着面の箇所に押圧させる方向に付勢するとともに前記中心軸を前記被吸着面から離れる方向に変位させる変位機構とを備え、前記物品保持部は前記外側筒部に設けられることによって、被吸着面への吸着力が大きい吸盤を用いて確実に物品を保持することができる物品保持装置が提供される。
本発明では、物品を保持する物品保持部と、前記物品保持部を支持する吸盤装置とを備え、前記吸盤装置は、厚さ方向の一方の面が吸着面とされ他方の面が背面とされた吸盤と、前記吸盤の背面の中央から前記厚さ方向に沿って前記背面から離れる方向に突設された中心軸と、前記吸盤の背面を覆うスカート部と、前記スカート部の中央から突出し前記中心軸が収容される外側筒部とを有する取り付け台と、前記中心軸と前記取り付け台とにわたって設けられ前記吸着面が被吸着面に吸着した状態で、前記スカート部の先端を前記吸盤の背面に押圧させる方向に、あるいは、前記スカート部の先端を前記吸盤の外側に位置する前記被吸着面の箇所に押圧させる方向に付勢するとともに前記中心軸を前記被吸着面から離れる方向に変位させる変位機構とを備え、前記物品保持部は前記外側筒部に設けられることによって、被吸着面への吸着力が大きい吸盤を用いて確実に物品を保持することができる物品保持装置が提供される。
10……吸盤装置、12……吸盤、14……中心軸、16……取り付け台、18……ロックレバー、20……コイルスプリング、22……カム機構、32……スカート部、34……外側筒部、80……譜面台、82……譜面載置枠。
Claims (12)
- 譜面が立て掛けられる譜面載置枠と、
前記譜面載置枠を支持する吸盤装置とを備え、
前記吸盤装置は、
厚さ方向の一方の面が吸着面とされ他方の面が背面とされた吸盤と、
前記吸盤の背面の中央から前記厚さ方向に沿って前記背面から離れる方向に突設された中心軸と、
前記吸盤の背面を覆うスカート部と、前記スカート部の中央から突出し前記中心軸が収容される外側筒部とを有する取り付け台と、
前記中心軸と前記取り付け台とにわたって設けられ前記吸着面が被吸着面に吸着した状態で、前記スカート部の先端を前記吸盤の背面に押圧させる方向に、あるいは、前記スカート部の先端を前記吸盤の外側に位置する前記被吸着面の箇所に押圧させる方向に付勢するとともに前記中心軸を前記被吸着面から離れる方向に変位させる変位機構とを備え、
前記譜面載置枠と前記外側筒部とが連結されている、
ことを特徴とする譜面台。 - 前記譜面載置枠と前記外側筒部とはジョイントを介して連結されている、
ことを特徴とする請求項1記載の譜面台。 - 前記吸盤は、吸盤本体とゲル層とで構成され、
前記吸盤本体は、弾性材料から形成され前記背面を構成しており、
前記ゲル層は、ゲルから形成され前記吸盤本体に取着されて前記吸着面を構成している、
ことを特徴とする請求項1記載の譜面台。 - 前記変位機構は、
前記中心軸の先部に軸方向に移動不能にかつ前記中心軸の周方向で初期位置とロック位置との間で回転可能に前記中心軸に結合されたロックレバーと、
前記外側筒部の内側で前記中心軸の周囲に配設されその一方の端部が前記外側筒部に係止されその他方の端部が前記ロックレバーに係止されて前記ロックレバーを前記初期位置に付勢すると共に前記外側筒部と前記ロックレバーとを前記中心軸に沿って離す方向に付勢するコイルスプリングと、
前記外側筒部と前記ロックレバーとにわたって設けられ、前記吸着面を被吸着面に臨ませて中心軸を被吸着面に押し付け前記吸着面の全域を被吸着面に接触させ、前記スカート部の先端を前記背面の外周部に、または、前記背面の半径方向外側の被吸着面の箇所に当接させた初期吸着状態から、前記ロックレバーの前記初期位置から前記ロック位置への回転により、前記中心軸を前記被吸着面から離れる方向に変位させた最終吸着状態を形成しかつ前記コイルスプリングの付勢力に抗して前記ロックレバーを前記ロック位置に留めるカム機構とを含んで構成されている、
ことを特徴とする請求項1記載の譜面台。 - 前記コイルスプリングにより、前記初期吸着状態から前記中心軸を前記被吸着面から離れる方向に変位させた中間吸着状態が形成され、
前記最終吸着状態は、前記中間吸着状態から前記ロックレバーの前記初期位置から前記ロック位置への回転により、前記中心軸を前記被吸着面から離れる方向にさらに変位させることで形成される、
ことを特徴とする請求項4記載の譜面台。 - 前記ロックレバーは、前記中心軸の外周と前記外側筒部の内周との間に挿入され前記中心軸の軸方向に移動不能にかつ前記中心軸の周りに回転可能に前記中心軸に結合された内側筒部と、この内側筒部から前記内側筒部の半径方向の外方に突出する回転操作用のレバー部とを有し、
前記カム機構は、前記外側筒部の内周と前記内側筒部とにわたって設けられている、
ことを特徴とする請求項4記載の譜面台。 - 物品を保持する物品保持部と、
前記物品保持部を支持する吸盤装置とを備え、
前記吸盤装置は、
厚さ方向の一方の面が吸着面とされ他方の面が背面とされた吸盤と、
前記吸盤の背面の中央から前記厚さ方向に沿って前記背面から離れる方向に突設された中心軸と、
前記吸盤の背面を覆うスカート部と、前記スカート部の中央から突出し前記中心軸が収容される外側筒部とを有する取り付け台と、
前記中心軸と前記取り付け台とにわたって設けられ前記吸着面が被吸着面に吸着した状態で、前記スカート部の先端を前記吸盤の背面に押圧させる方向に、あるいは、前記スカート部の先端を前記吸盤の外側に位置する前記被吸着面の箇所に押圧させる方向に付勢するとともに前記中心軸を前記被吸着面から離れる方向に変位させる変位機構とを備え、
前記物品保持部は前記外側筒部に設けられている、
ことを特徴とする物品保持装置。 - 前記物品保持部に、前記物品に結合されて前記物品の姿勢を変更可能に保持するジョイントが連結されている、
ことを特徴とする請求項7記載の物品保持装置。 - 前記吸盤は、吸盤本体とゲル層とで構成され、
前記吸盤本体は、弾性材料から形成され前記背面を構成しており、
前記ゲル層は、ゲルから形成され前記吸盤本体に取着されて前記吸着面を構成している、
ことを特徴とする請求項7記載の物品保持装置。 - 前記変位機構は、
前記中心軸の先部に軸方向に移動不能にかつ前記中心軸の周方向で初期位置とロック位
置との間で回転可能に前記中心軸に結合されたロックレバーと、
前記外側筒部の内側で前記中心軸の周囲に配設されその一方の端部が前記外側筒部に係止されその他方の端部が前記ロックレバーに係止されて前記ロックレバーを前記初期位置に付勢すると共に前記外側筒部と前記ロックレバーとを前記中心軸に沿って離す方向に付勢するコイルスプリングと、
前記外側筒部と前記ロックレバーとにわたって設けられ、前記吸着面を被吸着面に臨ませて中心軸を被吸着面に押し付け前記吸着面の全域を被吸着面に接触させ、前記スカート部の先端を前記背面の外周部に、または、前記背面の半径方向外側の被吸着面の箇所に当接させた初期吸着状態から、前記ロックレバーの前記初期位置から前記ロック位置への回転により、前記中心軸を前記被吸着面から離れる方向に変位させた最終吸着状態を形成しかつ前記コイルスプリングの付勢力に抗して前記ロックレバーを前記ロック位置に留めるカム機構とを含んで構成されている、
ことを特徴とする請求項7記載の物品保持装置。 - 前記コイルスプリングにより、前記初期吸着状態から前記中心軸を前記被吸着面から離れる方向に変位させた中間吸着状態が形成され、
前記最終吸着状態は、前記中間吸着状態から前記ロックレバーの前記初期位置から前記ロック位置への回転により、前記中心軸を前記被吸着面から離れる方向にさらに変位させることで形成される、
ことを特徴とする請求項10記載の物品保持装置。 - 前記ロックレバーは、前記中心軸の外周と前記外側筒部の内周との間に挿入され前記中心軸の軸方向に移動不能にかつ前記中心軸の周りに回転可能に前記中心軸に結合された内側筒部と、この内側筒部から前記内側筒部の半径方向の外方に突出する回転操作用のレバー部とを有し、
前記カム機構は、前記外側筒部の内周と前記内側筒部とにわたって設けられている、
ことを特徴とする請求項10記載の物品保持装置。
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