JP6710379B1 - 携帯情報端末支持具 - Google Patents

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Abstract

【課題】携帯情報端末に接着した状態における変形を抑制可能な携帯情報端末支持具を提供する。【解決手段】携帯情報端末100の背面に接着するとともに携帯情報端末100を支持する携帯情報端末支持具1は、携帯情報端末100の背面側に接着する接着板2と、接着板2に挿通される支持部3とを備え、接着板2は、携帯情報端末100に対向する面に接着材を備える接着層10と、接着層10の背面側に配設されるとともに、接着層10より高い剛性を有する剛性樹脂からなる樹脂層11と、樹脂層11の背面側に配設されるとともに、背面に装飾を備える装飾層12とをさらに備え、支持部3は、接着板2に形成される貫通孔に挿通される基部4と、基部4に回動可能に係合するリング部5とをさらに備える構成である。【選択図】図2

Description

本発明は、携帯情報端末を支持する携帯情報端末支持具の技術に関する。
従来、モバイル機器に装着されるアクセサリであって、モバイル機器の後面に付着される固定板と、連結部材により固定板と連結されるリングとを備えるモバイル機器のアクセサリが提供されている(例えば特許文献1)。固定板は、熱可塑性を備える物質で形成される第1板と、粘着性物質で形成される第2板とを結合して形成される。
特表2016−515783号公報
上記特許文献1に開示されるモバイル機器のアクセサリによると、第1板と第2板はいずれもモバイル機器から発生する熱により変形する可能性があり、アクセサリの変形を抑制するという点において改良の余地がある。
そこで本発明は、上記従来の問題点を解決すべく、携帯情報端末に接着した状態における変形を抑制可能な携帯情報端末支持具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1にかかる発明は、携帯情報端末の背面に接着するとともに前記携帯情報端末を支持する携帯情報端末支持具であって、前記携帯情報端末の背面側に接着する接着板と、前記接着板に挿通される支持部とを備え、前記接着板は、前記携帯情報端末に対向する面に接着剤を備える接着層と、前記接着層の背面側に配設されるとともに、前記接着層より高い剛性を有する剛性樹脂からなる樹脂層と、前記樹脂層の背面側に配設されるとともに、背面に装飾を備える装飾層とをさらに備え、前記支持部は、前記接着板に形成される貫通孔に挿通される基部と、前機器部に回動可能に係合するリング部とをさらに備え、前記基部は、前記接着板の背面側に配置され、前記リング部の一部を支持するカバー部と、前記接着板の表面側に配置され、前記カバー部と係合する受け部とをさらに備え、前記カバー部は、底面から立設されるとともに所定位置にスリットが配設される第1周壁と、前記底面から垂直方向に立ち上がる軸部とをさらに備え、前記受け部は、略円筒状に構成される第2周壁と、前記第2周壁の所定位置から外方に突出し、前記スリットに嵌合する溝部とをさらに備え、前記第2周壁が前記第1周壁の内側に進入して前記カバー部と前記受け部とが係合する際に、前記リング部を前記スリットと前記溝部により回動可能に挟持するとともに、前記軸部が前記第2周壁の内側に挿通されて構成される。
本発明にかかる携帯情報端末支持具によると、携帯情報端末から発生する熱による接着板の変形を良好に抑制できるとともに、組み立て作業を簡素化できる
本実施形態における携帯情報端末支持具の構成の一例を示す図である。 本実施形態における携帯情報端末支持具の構成の一例を示す断面図である。 本実施形態における携帯情報端末支持具の構成の一例を示す断面図である。 本実施形態におけるカバー部の構成の一例を示す図である。 本実施形態における受け部の構成の一例を示す図である。
本発明者は、携帯情報端末の背面に接着する携帯情報端末支持具の剥離を抑制するために鋭意検討した結果、以下の発明に至った。
本発明の一態様である携帯情報端末支持具は、携帯情報端末の背面に接着するとともに前記携帯情報端末を支持する携帯情報端末支持具であって、前記携帯情報端末の背面側に接着する接着板と、前記接着板に挿通される支持具とを備え、前記接着板は、前記携帯情報端末に対向する面に接着材を備える接着層と、前記接着層の背面側に配設されるとともに、前記接着層より高い剛性を有する剛性樹脂からなる樹脂層と、前記樹脂層の背面側に配設されるとともに、背面に装飾を備える装飾層とをさらに備え、前記支持部は、前記接着板に形成される貫通孔に挿通される基部と、前記基部に回動可能に係合するリング部とをさらに備え、前記基部は、前記接着板の背面側に配置され、前記リング部の一部を支持するカバー部と、前記接着板の表面側に配置され、前記カバー部と係合する受け部とをさらに備え、前記カバー部は、底面から立設されるとともに所定位置にスリットが配設される第1周壁と、前記底面から垂直方向に立ち上がる軸部とをさらに備え、前記受け部は、略円筒状に構成される第2周壁と、前記第2周壁の所定位置から外方に突出し、前記スリットに嵌合する溝部とをさらに備え、前記第2周壁が前記第1周壁の内側に進入して前記カバー部と前記受け部とが係合する際に、前記リング部を前記スリットと前記溝部により回動可能に挟持するとともに、前記軸部が前記第2周壁の内側に挿通される構成である。
このような構成により、接着層の背面側に高い剛性を有する剛性樹脂からなる樹脂層を備えるため、接着層が携帯情報端末から剥離することを良好に抑制できるとともに、組み立て作業を簡素化できる

本発明の一態様である携帯情報端末支持具において、接着板の略中央領域に貫通孔が形成されてもよい。
このような構成により、携帯情報端末支持具の使用に伴って接着板に対して携帯情報端末の反対方向に働く力が、接着板の中央部分にかかるため、接着板の端部が携帯情報端末から剥離することを良好に抑制できる。
本発明の一態様である携帯情報端末支持具において、前記基部は、カバー部と、前記カバー部と係合する受け部とをさらに備え、前記カバー部と前記受け部とが係合する場合に、前記リング部の一部を回動可能に挟持するよう構成されてもよい。
このような構成により、カバー部と受け部とを係合する際に、リング部の一部を挟持して支持部を組み立てることができるため、作業効率を向上させることができる。
本発明の一態様である携帯情報端末支持具において、前記カバー部は、接着板の背面側に配置されるとともに、前記受け部は、前記貫通孔に挿通されるとともに、前記カバー部に係合するよう構成されてもよい。
このような構成により、接着板に形成される貫通孔に受け部を挿通させるのと、カバー部と受け部との係合を同時に行うことができるため、組み立て作業の効率性が向上する。
本発明の一態様である携帯情報端末支持具において、前記カバー部は、底面から立設されるとともに所定位置にスリットが配設される第1周壁をさらに備え、前記受け部は、前記スリットに嵌合する溝部をさらに備え、前記リング部は、一部が開放されるとともに開放されている端部が前記スリットに係合し、前記受け部は、前記リング部の端部が前記スリットに係合する状態において、前記溝部を前記スリットに嵌合させるよう構成されてもよい。
このような構成により、リング部をスリットと溝部とにより挟持し、リング部が基部から離脱するのを抑制できる。
以下、本発明の実施形態の一例を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、同一の構成部材に対しては同一の符号を付し、これに関する重複する説明は省略する。
図1は、本発明の一実施形態である携帯情報端末支持具1を示す図である。携帯情報端末支持具1は、携帯情報端末100の背面に接着する接着板2と、接着板2に形成される貫通孔に挿通される支持部3とを備える。
携帯情報端末支持具1は、携帯情報端末100の表示画面を有する表面の反対側の背面に接着される。接着板2は接着材を有し、携帯情報端末100の背面に接着する。
接着板2は、厚さ方向に貫通孔を貫設される。好ましくは、貫通孔は、接着板2の略中央に形成される。
支持部3は、貫通孔に挿通される基部4と、基部4に回動可能に係合するリング部5とを備える。リング部5は、内部に手指を挿通可能に構成される。
リング部5は、外周縁の一部が平坦に形成されてもよい。リング部5の外周縁の一部が平坦に形成されることにより、支持部3は、携帯情報端末100を台上に載置する際に、この平坦な部分により携帯情報端末100を台上立てた状態で支持することができる。
図2は、本実施形態における携帯情報端末支持具1の断面図の一例である。図2は、図1のA―A’線を通過する厚さ方向の断面図である。接着板2は、携帯情報端末100の背面に接着される。
接着板2は、携帯情報端末100の背面に当接する接着層10と、樹脂層11と、装飾層12とを備える。接着層10と樹脂層11と装飾層12とは、互いに接着材料により接着される。
接着層10は、携帯情報端末100に対向する面に接着材を備える。接着層10は、例えば天然ゴムやスポンジなど可撓性を有する材料により構成される。これにより、携帯情報端末100の当接部分を損傷することを抑制できる。
樹脂層11は、接着層10の背面側に接着される。樹脂層11は、例えばアクリル樹脂など接着層10より高い剛性を有する剛性樹脂により構成される。接着層10と携帯情報端末100との接着部分の接着力が経時劣化により弱まった場合においても、剛性樹脂により構成される樹脂層11が接着層10の背面に接着されているため、接着層10が剥離して背面側に反り返るのを好適に抑制できる。
装飾層12は、樹脂層11の背面側に配設される。装飾層12と樹脂層11とは接着材料により接着される。装飾層12は、樹脂層11との接着面とは異なる面に、意匠等を有する。
接着板2は、略中央領域に厚さ方向に貫通孔が貫設される。基部4は、貫通孔に挿通されて接着板2に係合する。基部4は、カバー部15と、受け部16とを備える。カバー部15は、接着板2の背面側に当接する。
カバー部15は、円柱状に形成されるとともに、円柱内部に下方が開口する中空構造を有する。カバー部15は、上面から連続して下方に延びる軸部20を備える。軸部20は、貫通孔に挿通されるとともに、接着層10に接着される留め部17に挿通される。留め部17に挿通されると、接着板2からの抜け防止のために軸部20の先端部が拡張される。
受け部16は、接着層10側から接着板2に挿通されて、カバー部15に当接する。後述するように、カバー部15に配設される第1スリット31と、受け部16に配設される溝部41とにより、リング部5が回動可能に支持される。リング部5は、携帯情報端末100に対して所望の角度に調整可能である。
図3は、本実施形態における携帯情報端末支持具1の断面図の一例である。図3は、図1のB−B’線を通る厚さ方向の断面図である。
接着板2の貫通孔は、基部4の受け部16を挿通可能なサイズおよび形状を有する。受け部16は、貫通孔に挿通され、カバー部15に嵌合して止まる。すなわち受け部16の上端は、カバー部15に形成される中空に進入する。そして、カバー部15の上面に受け部16の上端が当接する。
受け部16は、下方において外方に突出する溝部41を備える(図5参照)。溝部41は、カバー部15の第1スリット31に進入する。リング部5の端部が第1スリット31に支持されている状態で溝部41が第1スリット31に進入することにより、リング部5の端部は、第1スリット31と溝部41とにより支持される。
受け部16は、軸部20を挿通可能な孔を備える。受け部16が貫通孔に進入すると、カバー部15に形成される軸部20が受け部16の孔に挿通される。受け部16の上端がカバー部15の上面に当接するまで進入すると、軸部20の先端は、受け部16の孔を過ぎて止まる。
受け部16の底面から突出する軸部20の先端は、留め部17の孔に挿通する。留め部17と軸部20とは互いに係合する。係合する方法として、螺子止めされてもよいし、軸部20の先端を拡張させて抜け止めさせてもよい。
リング部5は、第1スリット31と受け部16により支持されている状態で、軸Lを中心として回動可能である。
図4は、本実施形態におけるカバー部15の構成の一例を示す図である。図4(a)は、カバー部15の斜視図である。カバー部15は、円柱状に形成され、円柱内部に中空構造を有する。カバー部15は、上面から中空を下方に向かって延びる軸部20を備える。軸部20は、カバー部15の上面における略中心領域から連続して垂直方向に立設される。
カバー部15は上面端部から垂直方向に連続して立設される第1周壁30を備える。第1周壁30は、所定位置に第1スリット31を備える。第1スリット31の幅は、リング部5の端部を収容可能である。
本実施形態において、第1スリット31は、第1周壁30に複数配設される。好ましくは、第1スリット31は、カバー部15の高さ方向における中心軸を挟んで対向し合う位置に配設される。例えば、第1周壁30において、軸部20を挟んで互いに対向する位置に第1スリット31が配設される。
図4(b)は、カバー部15の断面図の一例である。第1スリット31は、第1周壁30の端部から入り込んで形成される。第1スリット31の幅は、リング部5の端部を収容可能なサイズに構成される。支持部3を組み立てる際に、リング部5の端部を第1スリット31の開口から第1スリット31内に進入させ、第1スリット31の底部にリング部5の端部が当接して支持される。
第1周壁30の端部は、接着板2の装飾層12に当接する。軸部20は、貫通孔内に挿通される。軸部20は、高さ方向において第1周壁30を越える部分の軸長さが、接着板2の厚さより長く構成される。すなわち、軸部20は貫通孔内に挿通されると、先端が接着板2における接着層10を通過して止まる。
図4(c)は、カバー部15の底面図の一例である。カバー部15は、平面視略円形状に構成される。上述したように、軸部20は平面視略中央部から立設される。軸部20は、平面視略円形状に構成される。
第1周壁30と軸部20との最短距離は、受け部16が進入可能な長さに構成される。受け部16は、カバー部15に嵌合する際に、カバー部15に形成される中空において、第1周壁30と軸部20との間を通過するとともに、受け部16の上端がカバー部15の上面に当接して止まる。
図5は、本実施形態における受け部16の構成の一例を示す図である。図5(a)は、受け部16の斜視図である。受け部16は、略円筒状に構成される。受け部16は、第2周壁40と、第2周壁40内の所定位置に配設される第2スリット42と、第2スリット42から連続して外方に突出する溝部41とを備える。
受け部16は、接着板2に形成される貫通孔に挿通されるとともに、接着板2を挟んでカバー部15と当接する。上述したとおり受け部16は略円筒状に構成され、平面視第2周壁40の内側中空は、軸部20を挿通可能に構成される。
溝部41は、平面視外方に突出して構成される。溝部41は、カバー部15に形成される第1スリット31に対応する位置に配設される。カバー部15と受け部16とが嵌合する際に、溝部41は第1スリット31の開口から進入する。第2周壁40の上端がカバー部15の上面に当接して止まると、溝部41は、リング部5の端部を支持する。これにより、リング部5は、第1スリット31と溝部41により支持されるため、第1スリット31からリング部5が抜け出すのを防止できる。
図5(b)は、受け部16の断面の一例を示す図である。図5(b)は、図5(a)におけるC−C’線を通過する高さ方向の断面図である。第2周壁40は、接着板2に形成される貫通孔の厚さと略同じサイズの高さに構成される。
第1スリット31に対応する位置に溝部41が配設される。溝部41は、第2周壁40に設けられる第2スリット42の閉塞される端部から連続して形成される。溝部41は、上方が半円状に窪んだ形状を有する。これにより、リング部5を第1スリット31とともに挟持する際に、リング部5の形状にフィットするため、リング部5が円滑に回動可能となる。
第2スリット42の幅は、リング部5の端部の断面直径より広く構成される。これにより、リング部5が円滑に回動可能となる。
図5(c)は、受け部16の上面図である。受け部16は、平面視略円形に構成されるとともに、中心軸を挟んで対向する位置に溝部41が形成される。第2周壁40の内側は中空構造に構成される。カバー部15の軸部20は、中空に挿通される。
第2周壁40は、カバー部15の第1周壁30の内側に進入する。第2周壁40の上端部は、カバー部15の上面に当接する。
カバー部15と受け部16とが嵌合するとともに、リング部5の端部を支持することにより、支持部3が構成される。本実施形態において、カバー部15の第1スリット31にリング部5の端部を収容した状態で、受け部16を嵌合させることにより、支持部3を組み立てることができ、組み立て作業を簡素化できる。
(変形例)
本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。上述した実施形態において、樹脂層11の背面に装飾層12を接着する構成を説明したが、これとは異なり、装飾層12を備える必要はない。
また、上述した実施形態において、リング部5が開口部を有する構成を説明したが、リング部5は開口部を備えることなく、一連であってもよい。
1 携帯情報端末支持具
2 接着板
3 支持部
4 基部
5 リング部
10 接着層
11 樹脂層
12 装飾層
100 携帯情報端末

Claims (2)

  1. 携帯情報端末の背面に接着するとともに前記携帯情報端末を支持する携帯情報端末支持具であって、
    前記携帯情報端末の背面側に接着する接着板と、
    前記接着板に挿通される支持部と、
    を備え、
    前記接着板は、
    前記携帯情報端末に対向する面に接着材を備える接着層と、
    前記接着層の背面側に配設されるとともに、前記接着層より高い剛性を有する剛性樹脂からなる樹脂層と、
    前記樹脂層の背面側に配設されるとともに、背面に装飾を備える装飾層と、
    をさらに備え、
    前記支持部は、
    前記接着板に形成される貫通孔に挿通される基部と、
    前記基部に回動可能に係合するリング部と、
    をさらに備え、
    前記基部は、
    前記接着板の背面側に配置され、前記リング部を支持するカバー部と、
    前記接着板の表面側に配置され、前記カバー部と係合する受け部と、
    をさらに備え、
    前記カバー部は、
    底面から立設されるとともに所定位置にスリットが配設される第1周壁と、
    前記底面から垂直方向に立ち上がる軸部と、
    をさらに備え、
    前記受け部は、
    略円筒状に構成される第2周壁と、
    前記第2周壁の所定位置から外方に突出し、前記スリットに嵌合する溝部と、
    をさらに備え、
    前記第2周壁が前記第1周壁の内側に進入して前記カバー部と前記受け部とが係合する際に、前記リング部を前記スリットと前記溝部により回動可能に挟持するとともに、前記軸部が前記第2周壁の内側に挿通される携帯情報端末支持具。
  2. 前記貫通孔は、前記接着板の略中央領域に形成される請求項1に記載の携帯情報端末支持具。
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