JP2008150894A - 電子キーシステムの携帯機、および電子キーシステム - Google Patents

電子キーシステムの携帯機、および電子キーシステム Download PDF

Info

Publication number
JP2008150894A
JP2008150894A JP2006341211A JP2006341211A JP2008150894A JP 2008150894 A JP2008150894 A JP 2008150894A JP 2006341211 A JP2006341211 A JP 2006341211A JP 2006341211 A JP2006341211 A JP 2006341211A JP 2008150894 A JP2008150894 A JP 2008150894A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
portable device
search
portable
electronic key
key system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006341211A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4882725B2 (ja
Inventor
Masahiro Sugiura
正博 杉浦
Hiromichi Naito
博道 内藤
Munenori Matsumoto
宗範 松本
Noriaki Okada
則昭 岡田
Shinichiro Kato
紳一郎 加藤
Goro Inoue
五郎 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2006341211A priority Critical patent/JP4882725B2/ja
Priority to US12/000,786 priority patent/US20080143478A1/en
Priority to DE200710060887 priority patent/DE102007060887A1/de
Priority to KR20070133173A priority patent/KR100901059B1/ko
Priority to CNA2007103061806A priority patent/CN101205773A/zh
Publication of JP2008150894A publication Critical patent/JP2008150894A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4882725B2 publication Critical patent/JP4882725B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07CTIME OR ATTENDANCE REGISTERS; REGISTERING OR INDICATING THE WORKING OF MACHINES; GENERATING RANDOM NUMBERS; VOTING OR LOTTERY APPARATUS; ARRANGEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS FOR CHECKING NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • G07C9/00Individual registration on entry or exit
    • G07C9/00174Electronically operated locks; Circuits therefor; Nonmechanical keys therefor, e.g. passive or active electrical keys or other data carriers without mechanical keys
    • G07C9/00309Electronically operated locks; Circuits therefor; Nonmechanical keys therefor, e.g. passive or active electrical keys or other data carriers without mechanical keys operated with bidirectional data transmission between data carrier and locks
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
    • E05B47/00Operating or controlling locks or other fastening devices by electric or magnetic means
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R25/00Fittings or systems for preventing or indicating unauthorised use or theft of vehicles
    • B60R25/20Means to switch the anti-theft system on or off
    • B60R25/24Means to switch the anti-theft system on or off using electronic identifiers containing a code not memorised by the user
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
    • E05B49/00Electric permutation locks; Circuits therefor ; Mechanical aspects of electronic locks; Mechanical keys therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R2325/00Indexing scheme relating to vehicle anti-theft devices
    • B60R2325/20Communication devices for vehicle anti-theft devices
    • B60R2325/205Mobile phones
    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07CTIME OR ATTENDANCE REGISTERS; REGISTERING OR INDICATING THE WORKING OF MACHINES; GENERATING RANDOM NUMBERS; VOTING OR LOTTERY APPARATUS; ARRANGEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS FOR CHECKING NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • G07C2209/00Indexing scheme relating to groups G07C9/00 - G07C9/38
    • G07C2209/60Indexing scheme relating to groups G07C9/00174 - G07C9/00944
    • G07C2209/63Comprising locating means for detecting the position of the data carrier, i.e. within the vehicle or within a certain distance from the vehicle

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Lock And Its Accessories (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

【課題】携帯機探索のための専用装置を利用しなくても、携帯機の探索が可能となる電子キーシステムの携帯機と、その携帯機を備えた電子キーシステムを提供すること。
【解決手段】電子キーシステムの携帯機2は、LF帯の電波にて車載装置1から送信されてくる無線信号を受信可能なLF受信部21と、UHF帯の電波にて車載装置1へ無線信号を送信可能なUHF送信部22とを備え、これらにより車載装置1との間で無線通信を行うことにより、車載装置1に各種制御を実行させるために必要となる認証を行う。また、UHF帯の電波にて他の携帯機3から送信されてくる探索信号を受信可能なUHF受信部23と、UHF受信部23によって探索信号を受信した場合に、携帯機2が存在する旨を周囲に報知するブザー28とを備え、UHF送信部22は、車載装置1への無線信号に加え、携帯機3への探索信号をも送信可能に構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子キーシステムの携帯機、および電子キーシステムに関する。
従来、自動車関連技術の分野においては、車両に搭載される車載装置と、車両の利用者が所持する携帯機とで構成される電子キーシステムが実用化されている。この種の電子キーシステムは、車載装置と携帯機との間で無線通信による認証が成立すれば、機械式キーでの操作を行わなくても、ドアのロック/アンロックやエンジン始動等の制御を実行できる仕組みになっている。
また、この種の電子キーシステムの携帯機を紛失すると探し出すことが容易ではないため、従来、携帯機を探索したい場合に利用される携帯機探索装置が、既に提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−220728号公報
しかしながら、上記のような携帯機探索装置は、日常的に運用されるものではなく、携帯機の紛失という限られた状況でしか運用されない。そのため、日頃から携帯機を紛失しないように適切に管理していると自負する利用者ほど、携帯機探索装置の導入には至らない傾向があり、いざ紛失すると対処に困ってしまう、という問題があった。
また、従来の電子キーシステムにおいて、車載装置から携帯機への信号伝送と、携帯機から車載装置への信号伝送とでは、異なる周波数帯が利用されている。より具体的には、多くの場合、車載装置から携帯機への信号伝送時には、LF(Low Frequency;長波)帯での通信が行われ、携帯機から車載装置への信号伝送時には、UHF(Ultra High Frequency;極超短波)帯での通信が行われる。
車載装置から携帯機への信号伝送時にLF帯を利用する主な目的は、携帯機の検出エリアを車両周辺に制限するためであり、携帯機から車載装置への信号伝送時にUHF帯を利用する主な目的は、微弱な出力レベルでも比較的通信距離が得られるからである。
しかし、このような携帯機を探索したい場合、携帯機探索装置から携帯機へ伝送することになる探索信号については、携帯機側で受信可能なLF帯での伝送を行わざるを得ない。そのため、LF帯での誘導結合による通信を行っていたのでは、車載装置の場合と同じく、携帯機の検出エリアが携帯機探索装置周辺に制限されてしまい、検出エリアの外に携帯機がある場合には、携帯機を容易には発見できない、という問題を招く。
また、携帯機の検出エリアを拡大したいのであれば、一案としては、携帯機探索装置の出力レベルを上げる、という方法もある。しかし、上記のようなLF帯での通信を行う現行の仕組みでは、出力レベルをかなり上げても、その割に通信距離は伸びないので、携帯機探索装置の出力レベルを上げるだけでは、検出エリアの拡大にも限界があった。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、その目的は、携帯機探索のための専用装置を利用しなくても、携帯機の探索が可能となる電子キーシステムの携帯機と、その携帯機を備えた電子キーシステムを提供することにある。
以下、本発明において採用した構成について説明する。
請求項1に記載の携帯機において、送信手段は、車載装置への無線信号に加え、他の携帯機への探索信号をも送信することができる。また、他の携帯機から探索信号が送信されてきた場合に、その探索信号を第2受信手段が受信すると、報知手段は、携帯機が存在する旨を周囲に報知する。
このように構成された携帯機であれば、複数の携帯機を用意することにより、携帯機同士で相互に探索を行うことができる。したがって、携帯機を探索するためだけに利用される専用の携帯機探索装置とは異なり、日常的には、複数の携帯機それぞれを、携帯機本来の用途(電子キーとしての用途)で利用でき、専用の携帯機探索装置よりも運用機会を多くすることができる。
また、複数の携帯機すべてを日常的には利用しないとしても、例えば、普段は一つの携帯機を主携帯機として運用し、もう一つの携帯機を予備携帯機として保管しておくことができる。この場合、主携帯機を紛失すれば、予備携帯機で探索できるのはもちろんであるが、逆に、予備携帯機の保管場所を忘れたような場合にも、主携帯機で予備携帯機を探索できる、という利点がある。したがって、専用の携帯機探索装置とは異なり、携帯機探索装置自体を紛失してしまう、といったトラブルを防止することができる。
さらに、本発明においては、携帯機同士の探索を実現するために、第1周波数帯を利用する第1受信手段とは別に、第2周波数帯を利用する第2受信手段を設けてある。したがって、携帯機の検出エリアを車両周辺に制限する上で好適な第1受信手段とは異なり、送信手段から探索信号を送信する際の出力レベルが比較的微弱であっても、相応に通信距離を確保することができ、携帯機の検出エリアを容易に拡大することができる。
加えて、第2受信手段が利用する第2周波数帯は、送信手段が車載装置への情報伝送を行うために利用する周波数帯でもあるので、車載装置へ情報伝送を行うための送信手段と、他の携帯機へ情報伝送を行うための送信手段とを、それぞれ個別に設ける必要がない。
すなわち、受信手段については、車載装置との通信用として第1受信手段、他の携帯機との通信用として第2受信手段を設けてあるが、送信手段については、車載装置との通信用、および他の携帯機との通信用を兼用することができる。
したがって、車載装置へ情報伝送を行う送信手段と他の携帯機へ情報伝送を行う送信手段が、それぞれ個別に設けられているものに比べ、装置構成を簡素化し、その分、製造コストを抑制することができる。
なお、以上のような携帯機において、送信手段は、通常、利用者からの指示を受けた場合に、他の携帯機へ探索信号を送信することになるが、利用者からの指示を与える方法そのものは任意である。
代表的な例としては、例えば、利用者が操作可能な入力手段(例えば、各種スイッチや接触型ないし非接触型のセンサ類)を設け、探索信号を送信するための操作としてあらかじめ取り決められた操作(例えば、探索信号送信用に設けられた専用スイッチに対する操作、あるいは他機能と兼用する汎用スイッチに対する探索信号送信用手順での操作など)が行われた場合に、利用者からの指示を受けたと判定するように構成すればよい。
また、報知手段としては、利用者が携帯機の存在を認識できるような方法での報知ができれば、どのような手段を採用してもよく、例えば、利用者が聴覚、視覚、触覚等の少なくとも一つで携帯機の存在を認識できるような手段を採用すればよい。
代表的な例としては、例えば、携帯機に設けられた放音手段から、何らかの音を発することにより、利用者が聴覚で携帯機の存在を認識できるようにすればよい。この場合、携帯機が衣類のポケットやカバンの中に収納されていても、容易に携帯機を発見できる。
また、携帯機に設けられた発光手段(例えば、LED等)を発光(点灯あるいは点滅)させることにより、利用者が視覚で携帯機の存在を認識できるようにしてもよい。この場合、夜間や暗い場所であっても、容易に携帯機を発見することができる。
さらに、携帯機に設けられた振動手段を振動させることにより、利用者が触覚で携帯機の存在を認識できるようにしてもよい。この場合、利用者が着衣のポケットに携帯機をしまい込んでいても、容易に携帯機を発見することができる。
ところで、本発明において、第1周波数帯および第2周波数帯は、上述の通り、車載装置との通信を行う上で好適な通信距離や通信時に必要となる出力レベル等を考慮して、それぞれ適切な周波数帯が選ばれていればよく、その組み合わせは任意である。
ただし、請求項2に記載の携帯機のように、第2周波数帯が第1周波数帯よりも高周波数側の周波数帯になっていると、第1受信手段について、携帯機の検出エリアを車両周辺に制限しやすい周波数帯を採用した場合でも、通常、第2受信手段については、出力レベルを過大にしなくても携帯機の検出エリアを容易に広く設定することができるので好ましい。
また特に、請求項3に記載の携帯機のように、第1周波数帯がLF帯、第2周波数帯がUHF帯であると、第1受信手段については、携帯機の検出エリアを車両周辺1〜3m程度に容易に制限できる点で好ましく、一方、第2受信手段については、送信手段の出力レベルが微弱でも数十m、もう少し出力レベルを上げれば数百〜千m程度の通信距離を確保できるので、検出エリアを容易に広く設定できる点で好ましい。
また、請求項4に記載の携帯機によれば、送信側携帯機(=探索側携帯機)から受信側携帯機(=被探索携帯機)へは、受信側携帯機を特定するコードを含む探索信号が伝送され、受信側携帯機では、自身を特定するコードが含まれていた場合に、携帯機が存在する旨を周囲に報知する。
したがって、例えば、探索側となる第1の携帯機、被探索側となる第2の携帯機に加え、探索側でも被探索側でもない第3、第4の携帯機がさらに存在するような場合であっても、第2の携帯機を特定するコードを含む探索信号を伝送することにより、探索対象となる第2の携帯機にのみ自身の存在を報知させ、第3、第4の携帯機による不要な報知動作を防止することができる。
ところで、利用者の所持する携帯機が二つしかない場合、いずれの携帯機が探索機側となっても、被探索側は一つしか存在しない。したがって、上記請求項4に記載の構成を採用する場合、探索側携帯機においては、被探索携帯機を特定するコードを一つだけを記憶していればよく、これにより、他人の所持する携帯機による不要な報知動作を防止できる、という効果がある。
また、利用者の所持する携帯機が三つ以上ある場合、いずれの携帯機が探索機側となっても、被探索側は二つ以上存在する。この場合に、上記請求項4に記載の構成を採用するに当たって、被探索携帯機を特定するコードを一つだけを記憶するように構成してもよく、これにより、他人の所持する携帯機による不要な報知動作を防止できる、という効果がある。
ただし、上記のように、利用者の所持する携帯機が三つ以上あるにもかかわらず、被探索携帯機を特定するコードを一つだけを記憶するように構成すると、二つ以上の携帯機が同時に探索対象となる。そのため、二つ以上の携帯機の内、一つだけを探索したい場合であっても、二つ以上の携帯機が検出エリア内に存在すれば、それら二つ以上の携帯機それぞれが自身の存在を報知する状態になる。この場合、被探索側となった二つ以上の携帯機の内、真に探索対象としたい携帯機が一つであると、利用者にとっては、他の携帯機による報知動作が、真に探索対象としたい携帯機によるものかどうか即座に判断できないことがある。また、いくつも携帯機が一斉に報知動作を行うと煩わしいと感じられる可能性もある。
この点、請求項5に記載の携帯機では、選択手段が、利用者から受けた入力操作に基づいて、複数存在する他の携帯機の中の一つを選択し、送信手段は、選択手段によって選択された他の携帯機を特定するコードを含む探索信号を送信するので、被探索側となり得る携帯機が二つ以上存在する場合でも、利用者が任意に一つの携帯機だけを探索対象とすることができる。したがって、他人の所持する携帯機による不要な報知動作を防止できるのはもちろんのこと、利用者の所持する携帯機が三つ以上ある場合でも、特定の一つの携帯機だけを探索対象にして、残りの携帯機による不要な報知動作を防止できる、という効果がある。
なお、請求項5に記載の携帯機において、選択手段は、利用者から受けた入力操作に基づいて一つの携帯機を選択することになるが、入力操作の方法そのものは任意である。例えば、いくつかの番号キーを設けて、その中のいずれかを操作すると、操作された番号キーに対応付けられた携帯機が選択されるものや、表示器に選択可能な携帯機の一覧を表示して、その一覧中に表示されるカーソルやフォーカスをキー操作で移動させて決定キーを押すものなど、複数ある選択肢の中から利用者がいずれかを選択するように構成された周知のユーザーインターフェースと同等な構成を任意に採用すればよい。
また、請求項6に記載の携帯機は、送信手段が、送信出力レベルを変更することにより、検出エリアの広さを変更するので、例えば、最初は探索側携帯機のごく周辺を対象に探索を行い、被探索携帯機が見つからない場合は、さらに検出エリアを拡大する等、段階的に探索する範囲を広げてゆくことができる。
さらに、このような検出エリアの変更を行うに当たっては、請求項7に記載の携帯機のように構成されていれば、利用者が手動で送信出力レベルを変更することができるので、利用者の判断により、所望の広さの検出エリアを探索対象とすることができる。
また、請求項8に記載の携帯機のように構成されていれば、利用者がわざわざ入力操作を行わなくても、他の携帯機からの応答信号を受信できなければ、順次送信出力レベルを上げて、検出エリアの拡大を図ることができる。また、他の携帯機からの応答信号を受信できれば、利用者がわざわざ入力操作を行わなくても、順次送信出力レベルを下げて検出エリアの縮小を図ることができ、検出エリアを縮小しても応答信号を受信できる場所へ利用者が移動することで、他の携帯機が存在する場所の絞り込みを行うことができる。
加えて、請求項9に記載の携帯機は、他の携帯機からの応答信号を受信できた場合に、表示手段が、他の携帯機からの応答があった旨を表示するので、被探索携帯機による報知動作を利用者が認識できないような場所に被探索携帯機が存在するような状況下でも、とりあえず、被探索携帯機が検出エリア内に存在したのかどうかを、利用者に対して通知することができる。
また、請求項9に記載の携帯機は、表示による通知を行うので、被探索携帯機による報知動作が音による報知動作となっている場合には、探索機側でも音による通知を行ってしまうものとは異なり、探索機側と被探索機側の双方で音が出て、いずれの携帯機から音が出ているのかについて利用者が混乱するのを防止できる。
さらに、請求項9に記載の携帯機は、請求項6〜請求項8に記載の構成と組み合わせれば、被探索携帯機による報知動作を利用者が認識できないような場所に被探索携帯機が存在するような状況下でも、被探索携帯機が存在する場所をある程度まで絞り込むことができるようになる。
具体的には、例えば、第1の場所において探索を実施し、その際、比較的検索エリアを広くすると表示手段が他の携帯機からの応答があった旨を表示する一方、比較的検索エリアを狭くすると表示手段が他の携帯機からの応答があった旨を表示しなくなる場合、探索側携帯機を移動させることにより、比較的検索エリアを狭くしても表示手段が他の携帯機からの応答があった旨を表示する第2の場所を探す。
そのような第2の場所が見つかれば、第1の場所よりも第2の場所の方が、被探索携帯機に近い場所であることを意味する。このような要領で、何箇所かの場所について、被探索機側からのレスポンスを調べてゆけば、被探索携帯機に近い場所をある程度の範囲に絞り込むことができる。
したがって、絞り込んだ範囲の中心付近を目安にして被探索携帯機を探せば、被探索携帯機による報知動作を利用者が認識できないような場所に被探索携帯機が存在するような状況下でも、被探索携帯機の発見に至る可能性がある。
さらに、本発明の電子キーシステムは、車載装置と複数の携帯機とで構成され、それら複数の携帯機の内、2以上の携帯機が、請求項1〜請求項9のいずれかに記載の携帯機とされている。
したがって、それら2以上の携帯機が、請求項1〜請求項9の各請求項に記載の携帯機について述べた通りの作用、効果を奏するものとなり、携帯機同士で相互に探索を行うことができる電子キーシステムとなる。
なお、本発明の電子キーシステムにおいて、複数の携帯機は、2以上の携帯機が、請求項1〜請求項9のいずれかに記載の携帯機とされていれば、それら2以上の携帯機以外にも、さらに別の携帯機が存在していてもよい。
別の携帯機の例としては、例えば、第1周波数帯の電波にて車載装置から送信されてくる無線信号を受信可能な第1受信手段と、前記第1周波数帯とは異なる第2周波数帯の電波にて前記車載装置へ無線信号を送信可能な送信手段とを備え、前記第1受信手段および前記送信手段を介して車載装置との間で無線通信を行うことにより、前記車載装置に各種制御を実行させるために必要となる認証を行う電子キーシステムの携帯機であって、前記第2周波数帯の電波にて他の携帯機から送信されてくる探索信号を受信可能な第2受信手段と、前記第2受信手段によって前記探索信号を受信した場合に、携帯機が存在する旨を周囲に報知する報知手段とを備える携帯機を挙げることができる。
このように構成された携帯機は、探索信号をも送信可能に構成された送信手段を備えていないので、探索側携帯機としては利用できないが、請求項1〜請求項9の各請求項に記載の携帯機と同等な第2受信手段および報知手段を備えているので、被探索携帯機としては、請求項1〜請求項9の各請求項に記載の携帯機と同等な作用、効果を奏するものとなる。
したがって、例えば、複数人の家族それぞれが携帯機を所持するような用途を考えた場合、親が所持する携帯機は、請求項1〜請求項9の各請求項に記載の携帯機とし、子供が所持する携帯機は、被探索側としての機能しか持たない携帯機としてもよい。
この場合でも、親が所持する携帯機同士では、相互に探索を行うことができ、さらに親が所持する携帯機があれば子供が所持する携帯機をも探索することができる。しかも、子供が所持する携帯機については、親が所持する携帯機よりも装置構成を簡素化できるので、すべての携帯機に探索機能を持たせる場合に比べ、利用者にとっては、電子キーシステム全体の導入に必要なコストを抑制することができるという利点がある。
なお、上記具体的な事例においては、理解しやすい事例とする都合上、親が所持する携帯機と子供が所持する携帯機と説明したが、これは、機能的に違いのある携帯機が混在し得ることを説明したものであり、親専用・子供専用という区別の仕方が単なる一例に過ぎないのはもちろんである。
ちなみに、さらに電子キーシステム全体の導入に必要なコストを抑制したい場合には、複数の携帯機の内、一つの携帯機だけを請求項1〜請求項9のいずれかに記載の携帯機とし、残りを被探索側の機能しか持たない携帯機とすることもできる。
ただし、この場合は、探索機能を持つ一つの携帯機を紛失した場合、残りの携帯機があっても携帯機同士での探索はできないことになるので、これを防ぐには、上記本発明の電子キーシステムのように、複数の携帯機の内、2以上の携帯機を請求項1〜請求項9のいずれかに記載の携帯機とすることが望ましい。
次に、本発明の実施形態について一例を挙げて説明する。
(1)第1実施形態
[電子キーシステムの構成]
以下に説明する電子キーシステムは、車両の正規利用者が所持する特定の携帯機が車両周囲の無線通信エリア内に入ったときにドアのアンロック等の制御を実行する機能(いわゆるスマートエントリー機能)と、携帯機でのボタン操作に応じてドアのロック/アンロック等の制御を実行する機能(いわゆるリモートキーレスエントリー機能)とを兼ね備えたものである。
図1は、電子キーシステムの構成を表すブロック図である。この電子キーシステムは、車両に搭載される車載装置1と、複数の携帯機2、3とによって構成される。
これらの内、車載装置1は、マイコン10、LF送信部11、UHF受信部12、エンジンスイッチ15、ドアアンテナ16、室内アンテナ17、トランク内アンテナ18、トランク外アンテナ19などを備えている。
LF送信部11は、携帯機2、3に対して無線信号を送信する手段で、LF送信部11から送信される無線信号は、4箇所にあるドアアンテナ16、室内アンテナ17、トランク内アンテナ18、およびトランク外アンテナ19を介して、それぞれ限られた通信エリア内に対してのみ到達するようになっている。UHF受信部12は、携帯機2、3から送信されてくる無線信号を受信する手段である。
エンジンスイッチ15は、エンジンを始動する際に利用者が操作するスイッチで、利用者がエンジンスイッチ15を操作したことが、エンジンスイッチ15からの信号によって検知された場合、マイコン10はエンジン始動が許可される状態にあるか否かを判断し、エンジン始動が許可される状態にあれば、マイコン10からエンジン制御系へエンジン始動信号が伝達されるようになっている。
また、携帯機2、3は、双方とも、制御IC20、LF受信部21、UHF送信部22、UHF受信部23、送受信切り替えスイッチ24、プッシュスイッチ25、26、表示器27、ブザー28などを備えている。
LF受信部21は、車載装置1から送信されてくる無線信号を受信する手段で、UHF送信部22は、車載装置1に対して無線信号を送信する手段である。また、UHF送信部22は、携帯機2、3同士での通信時に、無線信号を送信する手段でもあり、UHF受信部23は、携帯機2、3同士での通信時に、無線信号を受信する手段である。
送受信切り替えスイッチ24は、制御IC20によって切り替え制御が行われるスイッチで、この送受信切り替えスイッチ24で、UHF送信部22による送信を行うかUHF受信部23による受信を行うかが切り替えられるようになっている。なお、本実施形態では、上記送受信切り替えスイッチ24で送信/受信を切り替えて半二重通信を行う構成を採用しているが、送受信を実施できれば、他の構成を採用してもよく、例えば、送受信切り替えスイッチ24に代えてサーキュレーターを採用することにより、全二重通信で送受信を行うように構成しても構わない。
プッシュスイッチ25、26は、主にリモートキーレスエントリー機能を利用するためのトリガーとなるキーとして用意されたもので、ワンプッシュ操作をした場合、プッシュスイッチ25の方はドアのロックが行われ、プッシュスイッチ26の方はドアのアンロックが行われるようになっている。ただし、本実施形態においては、ワンプッシュ操作以外の操作を行うことで、探索信号を発信するためのトリガーとなるキーや、複数の探索機の中から一つの探索機を選択する操作を行うためのキーとしても利用される。
表示器27は、LCDおよびLEDによって構成される。携帯機2、3が探索機として利用される場合には、LCD上に被探索機の一覧を表示して、利用者に所望の被探索機を選択させる。また、携帯機2、3同士で通信が成立した場合には、LEDを点滅させるようになっており、このLEDが、被探索機側では、探索機の存在を報知する報知手段として機能し、探索機側では、被探索機からの応答があった旨を表示する表示手段として機能することになる。
ブザー28は、探索機の存在を報知する報知手段として機能するものである。すなわち、本実施形態において、報知手段としては、上記表示器27(LED)とブザー28の双方が採用されている。
[スマートエントリー機能の概要]
次に、スマートエントリー機能の概要を説明する。
車載装置1の各部は、マイコン10に制御されて作動し、その制御下で、LF送信部11は定期的に送信要求信号を発信する。また、携帯機2、3の各部は、制御IC20に制御されて作動し、携帯機2、3がLF送信部11からの送信要求信号を受信可能な無線通信エリア内に入った場合、その送信要求信号をLF受信部21が受信する。
LF送信部11とLF受信部21との間では、LF帯の電波を利用した信号伝送が行われる。これは、携帯機2、3の検出エリアを車両周辺に制限するためである。特に、ドアアンテナ16、室内アンテナ17、トランク内アンテナ18、トランク外アンテナ19などからの信号送信を行うことにより、検出エリアをドア近傍、室内、トランク内、トランク外に制限できるので、これにより、携帯機2、3がどこにあるのかを検出し、例えば、室内やトランク内へ携帯機2、3を置き忘れた場合に、携帯機2、3の閉じ込みを防止することができる。
LF受信部21が車載装置1からの送信要求信号を受信した場合、送受信切り替えスイッチ24は送信側に切り替えられ、UHF送信部22は、携帯機2、3に対応する車両に固有のコードを含んだ応答信号を発信する。そして、車載装置1側では、携帯機2、3から応答信号をUHF受信部12が受信する。
UHF送信部22とUHF受信部12との間では、UHF帯の電波を利用した信号伝送が行われる。これは、携帯機2、3の出力レベルが比較的微弱でも相応に通信距離が得られ、車載装置1側へより確実に応答信号を伝達できるからである。
UHF受信部12が携帯機2、3からの応答信号を受信した場合、車載装置1側のマイコン10は、応答信号に含まれていたコードがマイコン10に記憶されているコードと一致しているか否かの認証判定を行い、一致していれば、ドアのアンロックを許可した状態となる。
なお、以降は、この種の電子キーシステムにおける周知の制御が実行されることになる。例えば、上記アンロック許可状態で、運転席ドアの外側のドアノブに設けられているタッチセンサ(図示略)からの信号により、人がそのドアノブを触ったことを検知すると、マイコン10は、ドア制御系へアンロック信号を伝送し、その結果、ドアロックモーター(図示略)が駆動され全ドアがアンロック状態になる。また、この他にも、エンジン始動が許可される状態になるなど、様々な制御が行われるが、これらの制御そのものは、本発明の要部とは直接関連しない事項になるので、これ以上の説明は省略する。
[携帯機同士で探索する場合に実行される処理の例(その1)]
次に、携帯機2、3同士での探索機能について、図2および図3のフローチャートに基づいて説明する。なお、以下の説明においては、説明が煩雑になるのを避けるため、携帯機2を紛失した際に、保管してあった予備の携帯機3で携帯機2の探索を行う状況を想定し、携帯機2のことを被探索携帯機2、携帯機3のことを予備携帯機3と称することにする。ただし、上述の通り、本実施形態において、携帯機2、3は、全く同等に構成されたものなので、携帯機2、3の立場が入れ替わっても、まったく同等の処理を実行できるのはもちろんである。
まず、探索側となる予備携帯機3において実行される探索処理について、図2のフローチャートに基づいて説明する。この探索処理は、利用者がプッシュスイッチ25、26を所定の手順で操作したことをトリガーとして実行される処理である。
探索処理を開始すると、予備携帯機3は、まず探索対象IDの設定を行う(S101)。S101の処理では、例えば、利用者がプッシュスイッチ25、26を所定の手順で操作すると、予備携帯機3の動作モードが探索対象ID設定モードに切り替わる。探索対象ID設定モードに切り替わった場合、予備携帯機3は、探索対象として選択し得る携帯機の一覧を表示器27に表示する。
ここで、利用者がプッシュスイッチ25、26を操作して一覧の中から一つの携帯機を選択すると、選択された携帯機に対応する探索対象IDが設定される。表示器に表示される一覧は、例えば、1からの連番で表示されてもよいし、事前に登録しておいた携帯機所持者がわかるような名称(文字列)で表示されてもよい。
なお、探索対象として選択し得る携帯機が一つしか存在しない場合には、表示器27への表示や利用者による選択が行われない構成であってもよく、この場合、上記のような探索対象ID設定モードに切り替えないまま、探索対象として選択し得る唯一の携帯機に対応する探索対象IDが設定されるようになっていればよい。
続いて、予備携帯機3は、S101の処理で設定された探索対象IDを含む探索信号を送信する(S103)。S103の処理では、UHF送信部22を介して探索信号が送信されることになる。
そして、予備携帯機3は、被探索携帯機2からの応答があるか否かの判断を行い(S105)、応答があった場合は(S105:YES)、表示器27の表示状態を“応答あり”に更新して(S107)、探索処理を終了する。また、応答がなかった場合は(S105:NO)、表示器27の表示状態を“応答なし”に更新して(S109)、探索処理を終了する。
なお、図2では簡略に図示してあるが、S103〜S105の処理では、一回の探索信号送信のみで応答ありか否かを判断する必要はなく、例えば、一回の探索信号送信で応答なかった場合は、再度探索信号の送信を繰り返し、あらかじめ定められた回数の探索信号送信を繰り返しても応答なかった場合に、S105の処理で否定判断をする、という構成にしてもよい。
また、探索信号の送信後は、通常、所定時間が経過するまでは応答がなくても応答があるまで待機し、所定時間が経過した時点で応答がなければ応答なしと判断するように構成する。これは、探索信号の送信と判断を所定回繰り返す場合でも同じである。
また、S107およびS109の処理における“応答あり”/“応答なし”の表示状態は、両者の区別ができるような表示状態であれば、どのような表示状態であってもよい。一例としては、“応答あり”の場合はLED点灯、“応答なし”の場合はLED点滅、あるいは、“応答あり”の場合はLED点滅、“応答なし”の場合はLED消灯、といった表示態様を考えることができる。また、LCDでの表示を行うのであれば、“応答あり”/“応答なし”といった文字列をそのままLCDに表示してもよく、各状態を表す記号やアイコンを表示してもよい。
さて、以上のような探索処理が予備携帯機3によって実行され、S103の処理で送信された探索信号が被探索携帯機2に届いた場合、探索信号の受信をトリガーとして、被探索携帯機2では、図3のフローチャートに示す被探索処理が実行されることになる。
すなわち、被探索処理を開始すると、被探索携帯機2は、まず、受信した探索信号に含まれるIDと、制御IC20が備える不揮発性メモリに登録された自身のIDが合致するか否かを判断する(S201)。
S201の処理で、IDが合致しなければ(S201:NO)、被探索携帯機2は、自身が探索対象ではないものと判断できるので、そのまま被探索処理を終了する。一方、S201の処理で、IDが合致すれば(S201:YES)、被探索携帯機2は、予備携帯機3に対するレスポンスを送信し(S203)、ブザー28を吹鳴状態にして(S205)、被探索処理を終了する。
なお、S205の処理では、過度に長時間にわたってブザー28を吹鳴状態にすると、利用者が被探索携帯機2を直ちに発見できない状況にある場合には、無駄に電力を消費するおそれがあり、また、正規の利用者とは異なる第三者が先に被探索携帯機2を発見してしまう危険性が増大するので、例えば10秒程度ブザー28を吹鳴状態にした後は、ブザー28からの放音を停止することが望ましい。
[第1実施形態の効果]
以上説明したような探索処理および被探索処理を実行する携帯機2、3であれば、携帯機2、3同士で相互に探索を行うことができる。したがって、携帯機2、3を探索するためだけに利用される専用の携帯機探索装置とは異なり、日常的には、複数の携帯機2、3それぞれを、携帯機2、3本来の用途(電子キーとしての用途)で利用でき、専用の携帯機探索装置よりも運用機会を多くすることができる。
また、携帯機2、3すべてを日常的には利用しないとしても、例えば、普段は一つの携帯機2を主携帯機として運用し、もう一つの携帯機3を予備携帯機として保管しておくことができる。この場合、上述の通り、携帯機2を紛失すれば、予備携帯機3で探索できるのはもちろんであるが、逆に、予備携帯機3の保管場所を忘れたような場合にも、携帯機2で予備携帯機3を探索できる、という利点がある。したがって、専用の携帯機探索装置とは異なり、携帯機探索装置自体を紛失してしまう、といったトラブルを防止することができる。
さらに、本発明においては、携帯機2、3同士の探索を実現するために、LF帯(本発明でいう第1周波数帯の一例)を利用するLF受信部21とは別に、UHF帯(本発明でいう第2周波数帯の一例)を利用するUHF受信部23を設けてある。
したがって、携帯機の検出エリアを車両周辺に制限する上で好適なLF受信部21とは異なり、UHF送信部22から探索信号を送信する際の出力レベルが比較的微弱であっても、相応に通信距離を確保することができ、携帯機2、3の検出エリアを容易に拡大することができる。
すなわち、携帯機2、3同士の通信を行うという観点のみであれば、UHF受信部23を設ける代わりに、LF受信部21との通信を実施できるLF送信部を設けるという方法も考え得る。しかし、このようなLF送信部を携帯機2、3に設けても、携帯機2、3同士の通信距離を十分に大きくすることは容易ではなく、通信距離を大きくするために出力レベルを上げたり受信感度を上げたりしようとすると、携帯機2、3の大型化を招いたり消費電力の増大を招いたりするなどの弊害が生じる。この点、上述の如く、UHF受信部23を設けるだけであれば、携帯機2、3の大型化や消費電力の増大を招くことなく、携帯機2、3同士の通信距離を十分に確保することができる。
加えて、携帯機2、3同士の通信を行う際に利用するUHF送信部22は、車載装置1との通信を行うために設けられていたものなので、携帯機2、3同士の通信を実現するために専用の送信手段を設ける必要が無い。
さらに、予備携帯機3から被探索携帯機2へは、被探索携帯機2を特定するコードを含む探索信号が伝送され、被探索携帯機2では、自身を特定するコードが含まれていた場合に、被探索携帯機2が存在する旨を周囲にブザー28で報知する。したがって、探索側となる予備携帯機3、被探索側となる被探索携帯機2に加え、探索側でも被探索側でもない第3、第4の携帯機がさらに存在するような場合であっても、探索対象となる被探索携帯機2にのみ自身の存在を報知させ、第3、第4の携帯機による不要な報知動作を防止することができる。しかも、S101の処理では、利用者が探索対象としたい被探索携帯機2を選択するので、探索対象となり得る携帯機が複数ある場合であっても、その中の一つだけに報知動作を実行させることができる。
加えて、予備携帯機3は、被探索携帯機2からの応答信号を受信できた場合に、表示器27において被探索携帯機2からの応答があった旨を表示するので、被探索携帯機2による報知動作(ブザー28の吹鳴)を利用者が認識できないような場所に被探索携帯機2が存在するような状況下でも、とりあえず、被探索携帯機2が検出エリア内に存在したのかどうかを、利用者に対して通知することができる。
また、予備携帯機3は、表示による通知を行うので、携帯機2、3の双方で音が出て、いずれの携帯機から音が出ているのかについて利用者が混乱するのを防止できる。
(2)第2実施形態
次に、第2実施形態について説明する。
ただし、第2実施形態は、上記第1実施形態の一部を別の構成に変更したものなので、以下の説明においては、第1実施形態との相違点に相当する部分を中心に説明し、同等な構成となる部分に関しては、その説明を省略する。
[携帯機同士で探索する場合に実行される処理の例(その2)]
以下、探索側となる予備携帯機3において実行される探索処理について、第1実施形態とは別の例を、図4のフローチャートに基づいて説明する。この探索処理も、利用者がプッシュスイッチ25、26を所定の手順で操作したことをトリガーとして実行される処理である。
探索処理を開始すると、予備携帯機3は、まず探索対象IDの設定を行う(S301)。この処理は、先に説明したS101の処理と同等な処理なので、ここでの詳細な説明は省略する。
続いて、予備携帯機3は、出力レベルの設定を行う(S303)。S303の処理では、例えば、利用者がプッシュスイッチ25、26を所定の手順で操作すると、予備携帯機3の動作モードが出力レベル設定モードに切り替わる。出力レベル設定モードに切り替わった場合、利用者がプッシュスイッチ25、26を操作すると、UHF送信部22の出力レベルが1→2→3→…と多段階に切り替わる。現在の出力レベルがどの程度かは、必要があれば、数値あるいはグラフィカルな表示形態で、LCDに表示されるようになっていればよい。
続いて、予備携帯機3は、S301の処理で設定された探索対象IDを含む探索信号を送信する(S305)。このS305の処理では、UHF送信部22を介して、S303の処理で設定された出力レベルにて、探索信号が送信されることになる。
なお、以降の処理は、先に説明したS105〜S109の処理と同等な処理であり、予備携帯機3は、被探索携帯機2からの応答があるか否かの判断を行い(S307)、応答があった場合は(S307:YES)、表示器27の表示状態を“応答あり”に更新して(S309)、探索処理を終了する。また、応答がなかった場合は(S307:NO)、表示器27の表示状態を“応答なし”に更新して(S311)、探索処理を終了する。
[第2実施形態の効果]
以上説明した第2実施形態の予備携帯機3であっても、上記第1実施形態の場合と同様の作用、効果を奏し、携帯機2、3同士で相互に探索できるようになる。
しかも、第2実施形態の予備携帯機3では、上記S303の処理により、マニュアル操作での送信出力レベル変更ができるので、例えば、最初は予備携帯機3のごく周辺を対象に探索を行い、被探索携帯機2が見つからない場合は、さらに検出エリアを拡大する等、段階的に探索する範囲を広げてゆくことができる。
また、予備携帯機3であれば、被探索携帯機2による報知動作を利用者が認識できないような場所に被探索携帯機2が存在するような状況下でも、被探索携帯機2が存在する場所をある程度まで絞り込むことができるようになる。
具体的には、予備携帯機3を使って第1の場所において探索を実施し、その際、比較的検索エリアを広くすると表示器27に被探索携帯機2からの応答があった旨を表示する一方、比較的検索エリアを狭くすると表示器27に被探索携帯機2からの応答があった旨を表示しなくなる場合、予備携帯機3を移動させることにより、比較的検索エリアを狭くしても表示器27に被探索携帯機2からの応答があった旨を表示する第2の場所を探す。
そのような第2の場所が見つかれば、第1の場所よりも第2の場所の方が、被探索携帯機2に近い場所であることを意味する。このような要領で、何箇所かの場所について、被探索携帯機2からのレスポンスを調べてゆけば、被探索携帯機2に近い場所をある程度の範囲に絞り込むことができる。
したがって、絞り込んだ範囲の中心付近を目安にして被探索携帯機2を探せば、被探索携帯機2による報知動作を利用者が認識できないような場所に被探索携帯機2が存在するような状況下でも、被探索携帯機2の発見に至る可能性がある。
(3)第3実施形態
次に、第3実施形態について説明する。
ただし、第3実施形態も、第2実施形態同様、上記第1実施形態の一部を別の構成に変更したものなので、以下の説明においては、第1実施形態との相違点に相当する部分を中心に説明し、同等な構成となる部分に関しては、その説明を省略する。
[携帯機同士で探索する場合に実行される処理の例(その3)]
以下、探索側となる予備携帯機3において実行される探索処理について、第1,第2実施形態とは別の例を図5のフローチャートに基づいて説明する。この探索処理も、利用者がプッシュスイッチ25、26を所定の手順で操作したことをトリガーとして実行される処理である。
探索処理を開始すると、予備携帯機3は、まず探索対象IDの設定を行う(S401)。この処理は、先に説明したS101の処理と同等な処理なので、ここでの詳細な説明は省略する。
続いて、予備携帯機3は、変数LEVELを0で初期化し(S403)、その変数LEVELに1を加算して(S405)、変数LEVELの値を出力レベルとして設定する(S407)。すなわち、先に説明したS303の処理では、利用者がマニュアル操作で出力レベルを設定していたが、S407の処理では、変数LEVELの値が出力レベルとして設定される。
そして、予備携帯機3は、S401の処理で設定された探索対象IDを含む探索信号を送信する(S409)。このS409の処理では、UHF送信部22を介して、S407の処理で設定された出力レベルにて、探索信号が送信されることになる。
続いて、予備携帯機3は、被探索携帯機2からの応答があるか否かの判断を行い(S411)、応答があった場合は(S411:YES)、表示器27の表示状態を“応答あり”に更新して(S413)、探索処理を終了する。一方、応答がなかった場合は(S411:NO)、表示器27の表示状態を“応答なし”に更新して(S415)、出力レベルが最大出力に至っているか否かを判断する(S417)。
ここで、出力レベルが最大出力に至っていなければ(S417:NO)、S405の処理へと戻ることにより、S405〜S415の処理を再び繰り返す。その結果、S405の処理において、変数LEVELに1が加算され、その変数LEVELの値が、S407の処理において、出力レベルとして設定されることになる。すなわち、出力レベルが1段階だけ上げられることになる。
そして、上記S405〜S415の処理を繰り返した結果、S417の処理において、出力レベルが最大出力に至った判断されたら(S417:NO)、その時点で探索を断念することとし、探索処理を終了する。
[第3実施形態の効果]
以上説明した第2実施形態の予備携帯機3であっても、上記第1実施形態の場合と同様の作用、効果を奏し、携帯機2、3同士で相互に探索できるようになる。
また、上記第2実施形態の予備携帯機3同様、送信出力レベルの変更ができる。しかも、上記第2実施形態とは異なり、検出エリアの変更を行うに当たっては、利用者がわざわざ入力操作を行わなくても、被探索携帯機2からの応答信号を受信できなければ、順次送信出力レベルを上げて、検出エリアの拡大を図ることができる。
さらに、上記第3実施形態では、被探索携帯機2からの応答信号を受信できない場合に、順次送信出力レベルを上げる例を示したが、この例とは逆に、被探索携帯機2からの応答信号を受信できた場合に、順次送信出力レベルを下げる構成を採用することもできる。
この場合、上記第2実施形態でも説明したように、被探索携帯機2から応答の有無を確認しながら、利用者が応答のある場所へ移動することにより、被探索携帯機2が存在しそうな場所を絞り込むことができる。
なお、被探索携帯機2からの応答信号を受信できない場合に順次送信出力レベルを上げる構成、および被探索携帯機2からの応答信号を受信できた場合に順次送信出力レベルを下げる構成は、いずれか一方のみを採用することもできるし、両方を採用することもできる。
(4)変形例等
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の具体的な一実施形態に限定されず、この他にも種々の形態で実施することができる。以下、有用な変形例や関連技術について説明する。
上記実施形態において、携帯機2、3は、相互に探索を行うことができるものであったが、上記電子キーシステムを構成する携帯機が複数存在する場合には、上記携帯機2、3に加えて、さらに上記携帯機2、3から探索機能を無くした簡易型携帯機が混在してもよい。
具体的には、図6に示す携帯機4のように、制御IC20、LF受信部21、UHF送信部22、UHF受信部23、送受信切り替えスイッチ24、ブザー28などを備えてなる構成とする。
携帯機4を携帯機2、3と比較すると、携帯機4からは、プッシュスイッチ25、26、表示器27などが省略されている。また、制御IC20からは、探索処理を実行するためのソフトウェアが削除されている。
このように構成された携帯機4は、探索側携帯機としては利用できないが、UHF受信部23、ブザー28などを備えているので、被探索携帯機としては、携帯機2、3と同等な作用、効果を奏するものとなる。
したがって、例えば、複数人の家族それぞれが携帯機を所持するような用途を考えた場合、親は携帯機2、3を所持し、子供が携帯機4を所持するようにすれば、子供が携帯機4を紛失したときに親が携帯機2、3を使って探索を行う、といった運用が可能となる。
もちろん、携帯機4で携帯機2、3を探索することはできないが、携帯機2、3を同時に紛失することはきわめて稀なケースと考えられるので、この点は、携帯機2、3で相互に探索ができれば十分であり、むしろ、三つ目以降の携帯機については、電子キーシステム全体の導入に必要なコストを抑制できるという観点から、上記携帯機4のように構成することも有益である。また、子供が所持することを想定した場合、いたずらにボタン操作などができないようになっていた方がよい場合もあるので、そのような観点からも上記携帯機4のように、プッシュスイッチ25、26を省略した構造とすることは有益である。
また、上記実施形態においては、探索機能と被探索機能とを備えた携帯機2、3について説明し、さらに、上記携帯機4のように、探索機能を削除して、被探索機能のみを備える例についても説明したが、逆に、被探索機能を削除して、被探索機能のみを備えることもでき、このような携帯機が混在する電子キーシステムとして構成してあってもよい。ただし、被探索機能を削除した場合、紛失時に探索対象とすることはできなくなる。
また、上記実施形態においては、携帯機2、3が相互に探索できる利点を中心に説明したが、上記のような電子キーシステムにおいても、必要があれば、さらに専用の携帯機探索装置を設けることはできる。
具体的には、上記実施形態の電子キーシステムに対応した携帯機探索装置としては、UHF帯(本発明でいう第2周波数帯)の電波にて被探索携帯機2へ探索信号を送信可能な送信手段を備える装置とする。つまり、LF帯での通信を行う携帯機探索装置ではなく、UHF帯での通信を行う携帯機探索装置とすることにより、上記実施形態の電子キーシステムに対応した携帯機探索装置とすることができる。
このような携帯機探索装置があれば、上述した携帯機2、3、4の探索ができるようになる。ただし、専用の携帯機探索装置は、電子キーシステムの携帯機としては利用できないものなので、利用機会が多くなることをも考えると、上述した携帯機2、3の方が好ましい。
さらに、上記のような専用の携帯機探索装置を構成する場合には、図7に示すような、探索ユニット5を携帯電話機6に接続することにより、専用の携帯機探索装置となるように構成してもよい。
探索ユニット5は、制御IC50、UHF送信部52、UHF受信部53、送受信切り替えスイッチ54、インターフェース回路59などを備えるもので、これらの内、UHF送信部52、UHF受信部53、送受信切り替えスイッチ54は、携帯機2、3が備えていたものと同等の構成になる。
一方、携帯電話機6は、制御IC60、通信部61、スピーカ62、マイク63、入力キー64、表示器65、インターフェース回路69などを備え、制御IC60が任意のアプリケーションに従って各種処理を実行できるように構成された周知のものである。
探索ユニット5と携帯電話機6は、それぞれが備えるインターフェース回路59、69を介して通信可能に接続され、制御IC60が探索ユニット制御用アプリケーションに従って探索ユニット5の各部を制御し、探索処理を実行する。
探索処理を実行するに当たって必要となるユーザーインターフェースは、携帯電話機6側にある構成が利用される。具体的には、探索時に利用者が行う操作は、入力キー64による操作もしくはマイク63を介した音声入力等によって行われ、探索結果については、携帯電話機6側にあるスピーカ62や表示器65を介して出力される。つまり、携帯機2、3が備えていたプッシュスイッチ25、26、表示器27、ブザー28などの構成は、携帯電話機6側にある構成が利用される。
以上説明したことから明らかなように、通信インターフェース59を介して携帯電話機6に接続可能で、前記携帯電話機6が当該携帯電話機6側のアプリケーションプログラムに従って前記通信インターフェース59を介して前記送信手段52を制御することにより、前記送信手段52が前記探索信号を送信するように構成されている携帯機探索装置であれば、携帯電話機6が備える構成では代替できない最小限の構成だけを搭載し、残りの構成を携帯電話機6の構成でまかなうことができる。したがって、ユーザーインターフェースをも備えた探索装置に比べ、探索ユニット5の構成が簡素化され、探索ユニット5の導入コストを低く抑えることができる。
なお、上記探索ユニット5と携帯電話機6との通信インターフェースは、機械的に接続されるものに限らず、無線通信インターフェースを介して接続できるものであってもよい。この場合、探索ユニット5は、例えば、キーホルダー型のものになっていて、携帯電話機もしくは携帯電話機近傍にあるものに装着できるようになっていればよい。
本発明の実施形態として説明した電子キーシステムの構成を表すブロック図。 第1実施形態の探索処理を示すフローチャート。 第1実施形態の被探索処理を示すフローチャート。 第2実施形態の探索処理を示すフローチャート。 第3実施形態の探索処理を示すフローチャート。 被探索機能のみを備えた簡易型携帯機の構成を表すブロック図。 探索機能のみを備えた探索ユニットと携帯電話機の構成を表すブロック図。
符号の説明
1・・・車載装置、2,3,4・・・携帯機、5・・・探索ユニット、6・・・携帯電話機、10・・・マイコン、11・・・LF送信部、12,23,53・・・UHF受信部、15・・・エンジンスイッチ、16・・・ドアアンテナ、17・・・室内アンテナ、18・・・トランク内アンテナ、19・・・トランク外アンテナ、20,50,60・・・制御IC、21・・・LF受信部、22,52・・・UHF送信部、24,54・・・送受信切り替えスイッチ、25,26・・・プッシュスイッチ、27,65・・・表示器、28・・・ブザー、59,69・・・インターフェース回路、61・・・通信部、62・・・スピーカ、63・・・マイク、64・・・入力キー。

Claims (10)

  1. 第1周波数帯の電波にて車載装置から送信されてくる無線信号を受信可能な第1受信手段と、前記第1周波数帯とは異なる第2周波数帯の電波にて前記車載装置へ無線信号を送信可能な送信手段とを備え、前記第1受信手段および前記送信手段を介して車載装置との間で無線通信を行うことにより、前記車載装置に各種制御を実行させるために必要となる認証を行う電子キーシステムの携帯機であって、
    前記第2周波数帯の電波にて他の携帯機から送信されてくる、少なくとも探索信号を含む無線信号を受信可能な第2受信手段と、
    前記第2受信手段によって前記探索信号を受信した場合に、携帯機が存在する旨を周囲に報知する報知手段と
    を備え、
    前記送信手段は、前記車載装置への無線信号に加え、前記探索信号をも送信可能に構成されている
    ことを特徴とする電子キーシステムの携帯機。
  2. 前記第2周波数帯は、前記第1周波数帯よりも高周波数側の周波数帯である
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子キーシステムの携帯機。
  3. 前記第1周波数帯は、LF帯であり、
    前記第2周波数帯は、UHF帯である
    ことを特徴とする請求項2に記載の電子キーシステムの携帯機。
  4. 前記送信手段は、前記他の携帯機を特定するコードを含む前記探索信号を送信し、
    前記報知手段は、自身を特定するコードを含む前記探索信号を前記第2受信手段によって受信した場合に、携帯機が存在する旨を周囲に報知する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の電子キーシステムの携帯機。
  5. 利用者から受けた入力操作に基づいて、複数存在する前記他の携帯機の中の一つを選択する選択手段
    を備え、
    前記送信手段は、前記選択手段によって選択された前記他の携帯機を特定するコードを含む前記探索信号を送信する
    ことを特徴とする請求項4に記載の電子キーシステムの携帯機。
  6. 前記送信手段は、送信出力レベルを変更することにより、検出エリアの広さを変更する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の電子キーシステムの携帯機。
  7. 前記送信手段は、利用者から受けた入力操作に基づいて、前記送信出力レベルを変更する
    ことを特徴とする請求項6に記載の電子キーシステムの携帯機。
  8. 前記送信手段は、前記他の携帯機への探索信号を送信した後、前記第2受信手段によって前記他の携帯機からの応答信号を受信できない場合に、前記送信出力レベルを変更して再び前記他の携帯機への探索信号送信を繰り返す
    ことを特徴とする請求項6または請求項7に記載の電子キーシステムの携帯機。
  9. 前記第2受信手段によって前記他の携帯機からの応答信号を受信できた場合に、前記他の携帯機からの応答があった旨を表示する表示手段
    を備えることを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載の電子キーシステムの携帯機。
  10. 車両に搭載される車載装置と、複数の携帯機とで構成され、前記車載装置と前記携帯機との間で無線通信を行うことにより、前記車載装置に各種制御を実行させるために必要となる認証を行う電子キーシステムであって、
    前記複数の携帯機の内、2以上の携帯機が、請求項1〜請求項9のいずれかに記載の携帯機である
    ことを特徴とする電子キーシステム。
JP2006341211A 2006-12-19 2006-12-19 電子キーシステムの携帯機、および電子キーシステム Expired - Fee Related JP4882725B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006341211A JP4882725B2 (ja) 2006-12-19 2006-12-19 電子キーシステムの携帯機、および電子キーシステム
US12/000,786 US20080143478A1 (en) 2006-12-19 2007-12-17 Mobile unit and electronic key system using the same
DE200710060887 DE102007060887A1 (de) 2006-12-19 2007-12-18 Mobile Einheit und ein dieselbe verwendendes elektronisches Schlüsselsystem
KR20070133173A KR100901059B1 (ko) 2006-12-19 2007-12-18 휴대기 및 이를 이용한 전자 키 시스템
CNA2007103061806A CN101205773A (zh) 2006-12-19 2007-12-19 移动单元及使用所述移动单元的电子钥匙系统

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006341211A JP4882725B2 (ja) 2006-12-19 2006-12-19 電子キーシステムの携帯機、および電子キーシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008150894A true JP2008150894A (ja) 2008-07-03
JP4882725B2 JP4882725B2 (ja) 2012-02-22

Family

ID=39526429

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006341211A Expired - Fee Related JP4882725B2 (ja) 2006-12-19 2006-12-19 電子キーシステムの携帯機、および電子キーシステム

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20080143478A1 (ja)
JP (1) JP4882725B2 (ja)
KR (1) KR100901059B1 (ja)
CN (1) CN101205773A (ja)
DE (1) DE102007060887A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016056504A (ja) * 2014-09-05 2016-04-21 株式会社デンソー 電子キーシステムおよび電子キーシステムの携帯機
JP2016165061A (ja) * 2015-03-06 2016-09-08 株式会社東海理化電機製作所 携帯端末キーシステム
JP2017204851A (ja) * 2017-03-30 2017-11-16 株式会社ユピテル 中継システム

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2946817B1 (fr) * 2009-06-10 2012-06-01 Continental Automotive France Procede de localisation d'un badge electronique d'un systeme d'acces "mains-libres" a un vehicule
EP2678998B1 (en) * 2011-02-24 2015-11-04 BlackBerry Limited Apparatus for use in a vehicle to warn a user that he has left behind a mobile device
CN103150801B (zh) * 2013-03-23 2015-01-28 北京兴科迪科技有限公司 用于车辆的电子智能钥匙和车门自动控制器
WO2016012604A1 (en) * 2014-07-24 2016-01-28 Keyline S.P.A. Method and apparatus for duplicating keys with electronic code
EP3227870B1 (en) * 2014-12-02 2024-06-05 Sensormatic Electronics, LLC Dual level human identification and location system
KR101736100B1 (ko) 2015-11-10 2017-05-16 현대자동차주식회사 차량 및 차량의 제어방법
JP6885258B2 (ja) * 2017-08-09 2021-06-09 トヨタ自動車株式会社 携帯端末装置および認証システム
CN109703515A (zh) * 2019-01-25 2019-05-03 安徽酷哇机器人有限公司 自动驾驶车辆的防盗方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2791727B1 (fr) 1999-04-02 2001-05-25 Valeo Securite Habitacle Systeme d'acces dit "mains libres" pour vehicule automobile, equipe d'un dispositif avertisseur
JP2005220728A (ja) * 2004-01-09 2005-08-18 Denso Corp 携帯機探索装置
JP2005207077A (ja) * 2004-01-21 2005-08-04 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk キーレスエントリーシステム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016056504A (ja) * 2014-09-05 2016-04-21 株式会社デンソー 電子キーシステムおよび電子キーシステムの携帯機
JP2016165061A (ja) * 2015-03-06 2016-09-08 株式会社東海理化電機製作所 携帯端末キーシステム
JP2017204851A (ja) * 2017-03-30 2017-11-16 株式会社ユピテル 中継システム

Also Published As

Publication number Publication date
CN101205773A (zh) 2008-06-25
JP4882725B2 (ja) 2012-02-22
DE102007060887A1 (de) 2008-11-20
US20080143478A1 (en) 2008-06-19
KR100901059B1 (ko) 2009-06-04
KR20080057171A (ko) 2008-06-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4882725B2 (ja) 電子キーシステムの携帯機、および電子キーシステム
JP5003152B2 (ja) 電子キーシステム
JP6372688B2 (ja) 車両用通信システム
US20170253216A1 (en) Vehicle control system
JP6451441B2 (ja) ユーザ識別システム、車両用携帯機
JP2008190244A (ja) 電子キーシステム、電子キーシステム用の車載装置、および電子キーシステム用の携帯機
JP6111169B2 (ja) スマートエントリシステム
JP2006008126A (ja) カスタマイズ可能な車両の特性をプログラムするためのシステム
JP2015218457A (ja) 電子キーシステム
CN101255776A (zh) 电子钥匙系统和便携单元
JP2013002111A (ja) 電子キーシステム
JP2012215036A (ja) 車両用制御装置
JP5152011B2 (ja) 電子キーシステム及び車両制御用携帯機
JP6536787B2 (ja) 車両用制御システム
JP6244215B2 (ja) 車載通信システム
JP6375917B2 (ja) 近距離無線通信装置及び登録管理プログラム
KR101480619B1 (ko) 스마트 키 위치 안내 시스템
CN110288800B (zh) 信息处理装置、控制终端装置的方法和非暂时性计算机可读记录介质
JP6388254B2 (ja) 車両制御システム
JP2008095422A (ja) 電子キーシステム
JP2010242304A (ja) 情報通信端末装置及びその制御方法
JP2014185481A (ja) 電子キーシステム
JP6350862B2 (ja) 電子キーシステム
JP2005220728A (ja) 携帯機探索装置
JP4372053B2 (ja) 物品探索システム及び物品探索方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090520

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110629

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111108

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111121

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141216

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4882725

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141216

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees