JP2008148467A - 同期電動機の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】制御アルゴリズムを複雑化することなく、固体ばらつきによる回転脈動を抑制することができる同期電動機の制御技術を提供する。
【解決手段】同期電動機の制御装置において、同期電動機に対する電流指令に対して、予め期待される脈動成分を重畳させる脈動発生器10と、平均値が実質的に零となる補正信号を電流指令に重畳する補正電流発生器18とを備える。これにより、制御構成を簡略化した上で、ひずみ成分を抑制するための補正信号を電流指令値に重畳する。この補正信号を検出電流と指令電流の差分から決定することで、トルク脈動を抑制する。
【選択図】図1

Description

本発明は、同期電動機の制御技術に関し、特に、電動機駆動装置及び電動機駆動用集積回路装置に関して、例えば、ハードディスクドライバ(HDD)、光ディスクドライバ等、スピンドルモータの回転制御技術に利用することで有効となる技術に関するものである。
例えば、HDD装置のスピンドルモータの駆動方式では、回転脈動の低減が強く求められている。回転脈動が大きいと、読み取りや書き込みエラーの原因になり、また、記録密度を向上させる上で大きな障害になる。さらに、HDD装置の発生する騒音を低減するためにも、回転脈動はできるだけ少ない方が良い。
また、近年では、HDDの低コスト化が進み、スピンドル駆動用モータも製造コストの低減を迫られている。その結果、製造精度の劣化や、製造ばらつきが増え、それによるトルク脈動も問題となっている。
このような状況の中、近年では、電動機の駆動電流波形を理想的な正弦波電流とするものが主流になっている(例えば特許文献1)。モータの誘起電圧が理想的な正弦波であると仮定するならば、正弦波電流で電動機を駆動することで、原理的には回転脈動を零に抑制することが可能である。
しかし、実際には、モータの誘起電圧はひずんでおり、正弦波駆動でも脈動成分が発生してしまう。これを抑制するため、前記特許文献1では、印加電圧の波形を修正して、誘起電圧に合わせるように予め調整し、脈動の発生を抑えている。
その他、回転脈動そのものを抑制する駆動方法として、予め脈動パターンをテーブル化しておき、それを補正する方式(例えば特許文献2)や、脈動の要因である外乱トルク成分を、オブザーバで推定演算し、それを打ち消すように制御をかける方式(例えば特許文献3)等も提案されている。
特開2005−102447号公報 特開平11−103588号公報 特開2001−352789号公報
ところで、前記のような駆動方法においては、電動機の駆動波形を正弦波状にすることで、原理的には脈動成分を零にすることができる。しかし、実際には、電動機そのものの特性によって、脈動成分が生じてしまう場合がある。
その第1の要因としては、電動機内部で発生する誘起電圧そのものがひずんでいる場合である。これは、電動機の固定子や回転子構造に起因する場合や、コイルの巻き方(分布巻/集中巻)に起因する場合があり、正弦波状の電圧を印加しても、ひずみ成分が発生して、回転脈動を引き起こしてしまう。この場合の脈動成分は、駆動周波数に対して6次の周波数成分が発生する場合が多い。
第2の要因としては、製造上のばらつきに起因したものである。電動機の製造コスト削減が進むと、製造精度が低下してしまい、結果として、相間のばらつき等が発生してしまう。三相巻線間のばらつきがあると、第2次調波の脈動成分が発生し、大きな回転脈動になる。
これらの2次、あるいは6次の脈動成分を抑制するため、前記特許文献1では、駆動電圧の波形をわざと変形させ、この成分を抑制している。また、前記特許文献2でも、予め脈動成分を記憶しておき、その脈動を打ち消すような電流を流すことで、回転脈動を抑制している。いずれも、予めどのようなひずみが生じるのかを調査しておく必要がある。これらの方法では、ドライバを専用集積回路で実現する場合に、電動機固体のばらつきに対応することが困難になる。ドライバそのものに、学習機能を設けることも可能であるが、その場合には集積回路の規模は大幅に増加してしまうと同時に、複雑な制御処理を搭載する必要がある。
また、前記特許文献3のように、外乱トルクをオブザーバで観測し、抑制する手法であれば、固体ばらつきにも対応可能である。しかし、この手法も制御アルゴリズムが複雑であり、集積回路の規模が大幅に増大化する。
そこで、本発明の目的は、これらの問題に鑑み、制御アルゴリズムを複雑化することなく、固体ばらつきによる回転脈動を抑制することができる同期電動機の制御技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
本発明は、同期電動機の制御装置において、同期電動機に対する電流指令に対して、予め期待される脈動成分を重畳させる手段と、平均値が実質的に零となる補正信号を電流指令に重畳する手段とを備えることを特徴とする。すなわち、制御構成を簡略化するため、基本構成を前記特許文献1にある方式とし、その上で、ひずみ成分を抑制するための補正信号を、電流指令値に重畳する。この補正信号を検出電流と指令電流の差分から決定することで、トルク脈動を抑制する。
具体的に、同期電動機を駆動するインバータの直流側の電流を検出し、この検出値に含まれると期待される脈動成分をあらかじめ電流指令に重畳すると同時に、同期電動機の誘起電圧ひずみによって生じる電流ひずみを抑制するための、ノコギリ波状のもう一つの補正電流を加え、その大きさを調整することで、駆動電流を滑らかな正弦波状の電流として、トルク脈動を抑制するものである。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
本発明によれば、制御構成を複雑化することなく、自動的にモータの誘起電圧ひずみによるトルク脈動を抑制することが可能になる。従来方式のように、予め脈動成分の波形情報(位相、振幅など)を取得する必要はなく、また、固体ばらつきにも対応が可能となる。また、方式自体がシンプルであり、専用IC化する場合に非常に有効である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(本発明の実施の形態の概要)
本発明は、同期電動機と、同期電動機にパルス幅変調された電圧を印加し、同期電動機を正弦波状の交流で駆動するインバータと、インバータに電力を供給する直流電源と、インバータに供給される電流を検出するワンシャント電流検出器と、同期電動機に対する電流指令を発生するI*発生器と、ワンシャント電流検出器による電流検出値ならびにI*発生器による電流指令に基づいて、インバータの出力する電圧を調整する制御器とからなる同期電動機の制御装置に適用される。以下において、各実施の形態を具体的に説明する。尚、各実施の形態では、同期電動機を単に電動機と記載する場合もある。また、ワンシャント電流検出器をインバータに含む場合を説明する。さらに、各図における「*」は指令を意味するものである。
(第1の実施の形態)
本発明における同期電動機の制御装置の第1の実施の形態であるモータ・ドライブシステムを、図1、図2を用いて説明する。
図1は、本実施の形態のモータ・ドライブシステムの構成を示す。図1に示すモータ・ドライブシステムは、同期電動機のトルク相当の電流指令を発生するI*発生器1と、同期電動機への印加電圧を演算し、インバータへのパルス幅変調波(PWM)信号を生成する制御器2と、制御器2のPWM信号を受けて、直流電圧から交流電圧を発生するインバータ3と、インバータ3の電源である直流電源4と、これらによって制御される同期電動機5から成り立っている。
また、インバータ3は、6個のスイッチング素子Sup,Sun,Svp,Svn,Swp,Swnで構成されるインバータ主回路部6、インバータ主回路部6への供給電流I0を検出するワンシャント電流検出器7、ワンシャント電流検出器7の両端の電圧をサンプル・ホールドするサンプル・ホルダー8、インバータ主回路部6を直接駆動する出力プリ・ドライバ9から構成されている。
I*発生器1は、同期電動機5のトルク電流に相当する電流指令I*を発生する、制御器2の上位に位置する制御器である。この指令I*に相当するトルクを同期電動機5が発生するように、制御器2は動作する。
制御器2は、サンプル・ホルダー8の出力(ワンシャント電流検出値)に対して、予め予期される脈動成分を発生させる脈動発生器10、電流指令I*と、脈動発生器10の信号を乗算して、新たな電流指令I0*を計算する乗算器11、信号を加算(+)、あるいは減算(−)する加減算器12、電流指令I0**と、電流検出値I0の偏差に基づいて、同期電動機5への印加電圧振幅指令V1*を演算するACR(電流制御器)13、V1*と位相角θ、ならびに進み位相角δに基づいて、三相交流電圧指令Vu*,Vv*,Vw*を演算する三相電圧指令演算器14、電流指令I*から、電圧位相の進み角δを演算する進み位相角演算器15、同期電動機5の誘起電圧位相θを演算(あるいは検出)する位相演算器16、三相交流電圧指令Vu*,Vv*,Vw*に基づいて、パルス幅変調信号を発生するPWM発生器17、本発明の特徴部分である補正電流発生器18からなる。
特に、本実施の形態では、脈動発生器10が、電流指令に対して、予め期待される脈動成分を重畳させる手段として機能し、また、補正電流発生器18が、平均値が実質的に零となる補正信号を電流指令に重畳する手段として機能する。
次に、本実施の形態のモータ・ドライブシステムの基本動作について説明する。
本実施の形態のモータ・ドライブシステムの基本動作は、前述した特許文献1に記載されている図15に基づいている。本実施の形態のモータ・ドライブシステムの基本動作の説明の都合上、それについて図18〜図22を用いて概要及び問題点を述べる。
図18は、前述した特許文献1に記載のモータ・ドライブシステムを、図1の部品を用いて、概念的に示したものである。図18における部品は、すべて図1のものと同一のものであり、基本動作に係わる部分以外を省略して記載している。
ワンシャント電流検出器7の電流をサンプル・ホルダー8により検出すると、図18内(1)のような検出波形になる。この波形の得られる原理を、図19、ならびに図20に示す。図19は、PWM発生器17の内部で用いられる三角波キャリアと、ワンシャント電流の関係を示したものである。ワンシャント電流は、三相交流電流(正弦波)の一部分が断続的に現れる波形になる。この時、サンプル・ホルダー8のサンプリングのタイミングを、図19に示すように、三角波キャリアの零クロス点と定めている。その結果、検出される電流は、三相交流電圧指令の中で、最も絶対値の大きな電圧を出力している相の電流となる。
すなわち、図20に示すように、電圧指令の位相θvが0〜60度の期間は、V相の電流Iv、60度〜120度の期間はU相の電流Iuのようになる。この結果、制御器内部に読み込まれる電流波形は、60度毎に検出相が切り替り、図20(c)のI0のような波形になる。この波形は、電動機5が正弦波電流で駆動されている場合に得られる波形である。よって、電流制御を行うためには、予め、このような形状の電流が検出されることを予想し、前もって電流指令に与えなければならない。その予め予期される脈動成分を演算し、発生させるのが、脈動発生器10である。脈動発生器の出力は、図18の(3)の波形になる。ここで、(3)の波形は、平均値は1になるように計算されている。この脈動波形と、電流指令I*を掛け算することで、I0への指令I0*が完成する。ACR13では、(1)の電流波形と(4)の指令とが一致するように電圧指令の大きさV1*を演算する。後は、V1*を振幅として三相電圧指令を演算し、PWMによりインバータをドライブして、電動機5を正弦波で駆動する。この特許文献1によれば、たとえば、座標変換やベクトル演算といった高度な信号処理を持たずに、電動機の正弦波駆動が実現できる。
しかしながら、電動機の誘起電圧に高調波が含まれる場合には、問題が生じる。近年のモータは、5次や7次の高調波成分が多く含まれる傾向があり、これに伴うトルク脈動が問題である。この高調波成分の影響について、図21を用いて説明する。
図21は、図22における電流検出相(a)と、検出電流I0(b)、三相電流ならびにその第5次高調波((c)〜(e))、第5次高調波の検出値(f)を示している。図21(c)〜(e)は、基本波と高調波の位相関係を明記するために、敢えて正弦波の形で記載した。各々の電流波形に、第5次高調波が含まれるものとすると、検出電流は60度毎に相が切り替るため、図21(f)のような波形が検出される。60度は第6次高調波に相当するが、波形の対称性から相電流には第6次成分は存在しない。そのため、第5次の高調波は、位相に連続性がなく、相切り替えの瞬間に不連続となる。第7次の高調波に関しても、全く同様である。
実際に、電動機の誘起電圧にひずみが含まれる場合の検出電流I0は、図22のようになる。相切り替えの前後において、電流検出値が大きく変化していることがわかる。
この高調波の不連続性の影響で、ACR(電流制御器)13の出力が必要以上に変化してしまい、さらに高調波成分が増加する。
この問題に対し、前述した特許文献1では、三相電圧指令演算器14において、電圧指令に補正を加え、ひずみによる電流成分を打ち消す手法を提案している。この手法では、一度設定した電圧波形しか出力できず、電動機の個体ばらつきへの対応や、あるいは負荷変動時の最適化などは実現できない問題があった。
以上が、前述した特許文献1の基本動作と問題点である。
本実施の形態では、図1における補正電流発生器18を設けて、新たな補正電流ΔI0を電流指令I0*に加算して、この問題を解決する。図2を用いて、本実施の形態の動作を説明する。
図2(a)は、脈動発生器10により修正された、元々の電流指令I0*である。この指令に対し、図2(b)のような補正電流ΔI0を加算する。ΔI0は、最大振幅をIaとしたノコギリ波状の波形とし、位相角60度内で一周期とする関数としている。また、平均値が零となるように、中間地点で符号が反転する。
ΔI0を加算した後の新たな電流指令I0**は、図2(c)となる。この結果、電流検出値I0と、新たな指令I0**との偏差は、図2(d)に示すように、非常に少なくなる(図22と比較すると明らかである)。偏差が小さくなったということは、交流側の電流が滑らかになったことを意味する。すなわち、補正電流ΔI0を適切に加えることで、誘起電圧ひずみの影響を減少させ、トルク脈動の抑制が可能となる。
本実施の形態では、電流指令に対して補正を行う点が、前述した特許文献1とは異なっている。特許文献1では、三相交流電圧指令に対して補正を行うが、その補正量は、負荷状態ならびに回転数によって大きく変化してしまう。しかしながら、本実施の形態では、電流に関しては、負荷トルクのみに依存するため、例えば、負荷状態をパラメータとして、補正電流ΔI0の振幅Iaの値をマップ化しておけば、広い速度範囲、負荷範囲に対して、トルク脈動の抑制が可能となるメリットがある。
すなわち、本実施の形態によれば、同期電動機5を駆動するインバータ3の直流側の電流を検出し、この検出値に含まれると期待される脈動成分をあらかじめ電流指令に重畳すると同時に、同期電動機5の誘起電圧ひずみによって生じる電流ひずみを抑制するための、ノコギリ波状のもう一つの補正電流を加え、その大きさを調整することで、駆動電流を滑らかな正弦波状の電流として、トルク脈動を抑制することができる。
尚、補正電流として、図2(b)に示したように、ノコギリ波を用いたが、他の波形でも適用は可能である。オフセットの発生を抑制するのは、平均値が零となる周期関数が好ましい。
(第2の実施の形態)
次に、図3を用いて、本発明における同期電動機の制御装置の第2の実施の形態であるモータ・ドライブシステムについて説明する。
図3は、同期電動機の制御器であり、この制御器2Bを、図1の制御器2の代わりに用いることで、本実施の形態を実現することができる。
図3において、部品番号10から18のものは、図1の同じ番号のものと同一のものである。図1との大きな差異は、補正電流発生器18に用いる振幅値Iaを、Iaテーブル19を用いて、変化させる点である。このIaテーブル19は、補正信号の大きさを電流指令の大きさから求めて設定する手段として機能する。
前述した第1の実施の形態(図1)では、Iaの設定方法について詳細を述べてないが、本実施の形態においては、電流指令I*に応じて、補正電流の振幅Iaを可変とすることが可能である。この結果、負荷に応じた適切な補正が可能になる。Iaテーブル19は、電動機の負荷トルクに応じて、前もってデータを作成しておく。I*に対するIaの適正値をマッピングし、データテーブルとして保存しておけばよい。
(第3の実施の形態)
次に、図4〜図9を用いて、本発明における同期電動機の制御装置の第3の実施の形態であるモータ・ドライブシステムについて説明する。
図4、ならびに図5は、電動機5のひずんだ誘起電圧Eu,Ev,Ewの波形の例である。図4は、誘起電圧のピーク付近が尖った例であり、図5は逆にピーク付近が凹んだ例である。それぞれに応じて、補正電流の位相、ならびに振幅は微妙に変化する。
これらの誘起電圧のひずみの程度は様々であり、材料のばらつきによって、固体差も出てくる。よって、予めデータテーブルを取得する手法は、ハードディスクドライバのような量産製品には適していない。
そこで、本実施の形態は、補正電流を自動的に調整する機能を提供するものである。
図6は、同期電動機の制御器であり、この制御器2Cを、図1の制御器2の代わりに用いることで、本実施の形態を実現することができる。
図6において、部品番号10から18のものは、図1の同じ番号のものと同一のものである。図1との大きな差異は、補正電流発生器18に用いる振幅値Iaを自動調整するIa自動調整器20を設けた点にある。このIa自動調整器20は、補正信号の大きさを電流検出値と電流指令との偏差に基づいて自動的に調整する手段として機能する。
次に、Ia自動調整器20の動作を、図7〜9を用いて説明する。
図7において、部品番号8、ならびに12は、図1の同じ番号のものと同一のものである。それらの部品に加え、電流指令I0**と検出電流I0の偏差であるIerに対して、常に零の指令を与える零発生器21、さらには積分制御器22からなる。
図8(a)〜(e)に、Ia自動調整器20の動作波形を示す。電流指令I0**と、検出電流I0の偏差Ierは、60度毎のトリガー信号によって、サンプル・ホルダーでサンプリングされる(図8(b))。このタイミングは、図8(b)に示すように、電流検出相の切り替え直後の値とする。このサンプル値は、この検出相の60度期間は保持される。積分制御器22では、この偏差を積分し、その出力をノコギリ波の振幅Iaとする。積分制御器22の出力は、やはり、60度毎のトリガーでサンプルされ、「Ia」として、Ia自動調整器20から出力される(図8(d))。結果として、補正電流ΔI0は、60度毎に振幅が変更される波形になる(図8(e))。
積分制御器22の動作によって、Ierのサンプル値が零になるまで、Iaは変化を続けることになる。よって、最終的な電流検出値の波形は、図9のようになる。
この結果、相切り替え時の電流変動がなくなるため、駆動電流は滑らかな正弦波となり、トルク脈動は大きく抑制される。また、電動機の誘起電圧に固体ばらつきがあったとしても、この動作は確実に実行される。よって、本実施の形態によれば、電動機の誘起電圧ひずみが、例えば、図4や図5のように異なるひずみ成分を備えている場合でも、ひとつの制御器で、トルク脈動の抑制が可能になる。しかも、必要な制御処理は、図7に示すシンプルな構成の制御器を付加するだけでよい。
(第4の実施の形態)
次に、図10ならびに図11を用いて、本発明における同期電動機の制御装置の第4の実施の形態であるモータ・ドライブシステムについて説明する。
前述した第3の実施の形態により、誘起電圧のひずみ方が異なる電動機に対して、常に最適なひずみ抑制が可能な制御器が提供できる。しかし、第3の実施の形態でのひずみ成分は、第5次や第7次の高調波によって発生する成分に対してのみであり、他の次数にはあまり効果がない。交流波形上での、第5次、第7次の高調波は、トルク脈動としては、第6次の成分になることが知られている。この第6次の脈動は、電動機によっては生じ易いことは知られている。一方、製造精度によって、三相のアンバランスが生じた場合には、第2次のトルク脈動成分が発生することが知られている。第3の実施の形態の方式では、第2次脈動に対しては効果がない。
そこで、本実施の形態では、この第2次の脈動に対する抑制方法を提供する。
図10は、Ia自動調整器20Dであり、このIa自動調整器20Dを、図6のIa自動調整器20の代わりに用いることで、本実施の形態を実現することができる。
図10において、部品番号8,12,21,22のものは、図6の同じ番号のものと同一のものである。図6との大きな差異は、積分制御器22が3個用意され、また、切替スイッチ23が新たに付加されたことにある。この3個の積分制御器22は、補正信号に関する3つの個別の値を保持し続ける手段として機能する。
偏差Ierは、3つのサンプル・ホルダー8によってサンプリングされるが、そのタイミングは60度毎に順番に切り替わる。図6では、ホールド状態を60度の期間継続したが、ここでは、180度期間継続する。3個の積分制御器22は、それぞれの入力が零になるように、偏差を積分し続ける。3個の積分制御器22は、それぞれIa1,Ia2,Ia3の補正電流振幅を演算する。それらは、切替スイッチ23によって、60度毎に順番に出力される。
結果的に、図11に示すような補正電流ΔI0が出力されることになる。振幅Iaは、180度の位相毎に繰り返される波形になる。すなわち、基本波周期360度に対し、1/2の周期性での補正が可能になり、このことは、第2次の脈動成分に対しても、補正が実現できることを意味している。よって、図10に示す本実施の形態によれば、相間不平衡により発生する2次脈動に対しても、抑制可能な制御装置を提供できるようになる。
(第5の実施の形態)
次に、図12〜図14を用いて、本発明における同期電動機の制御装置の第5の実施の形態であるモータ・ドライブシステムについて説明する。
前述した第4の実施の形態は、第2次のトルク脈動に対して有効な手法であった。しかしながら、第2次に加えて、第6次の高調波も多量に含まれる場合には、両者を一つの制御器で両立するのは非常に困難になる。
そこで、本実施の形態は、第2次脈動と第6次脈動の、同時の抑制効果が得られる技術を提供する。
図12は、同期電動機の制御器2Eであり、この制御器2Eを、図6の制御器2Cの代わりに用いることで、本実施の形態を実現することができる。
図12では、制御器2Cには無かったバイアス調整器24が新たに加わり、電流指令I*から減算されている。バイアス調整器24は、図13に示す構造となっている。図13においては、部品番号11,23に関しては、これまで説明してきた部品と全く同じものである。図13において、バイアス調整器24では、新たに、外部トリガーの立ち下がりエッジを検出して、信号をサンプル・ホールドするサンプル・ホルダー8Eと、外部トリガーによるリセット機能付きの積分制御器22Eと、積分制御器22Eの入力を切り替える切替信号発生器25、ゲインの値を、電気角60度相当の時間の逆数としている比例ゲイン26からなる。
本実施の形態は、図10におけるIa自動調整器とは異なり、出力電流の60度期間毎の平均値を演算する機能を持つものである。図13の切替信号発生器25において、60度毎の処理信号を作成し、3個の積分制御器22Eやサンプル・ホルダー8Eのトリガーを作っているのと同時に、積分制御器22Eの入力を、「1」か「0」かを掛け算することで選択している。
この結果、図14に示すように、前述した第4の実施の形態と同様、360度に対して、半周期となる偏差のバイアス値が演算できる。このバイアス値を予め制御に取り入れることで、第二段階目のトルク脈動成分の抑制が可能である。さらに、本実施の形態では、60度毎の脈動を抑制できるIa自動調整器との両立が可能であり、第2次、ならびに第6次の高調波が同時に存在する場合でも、大きな効果が得られる。
(第6の実施の形態)
次に、図15を用いて、本発明における同期電動機の制御装置の第6の実施の形態であるモータ・ドライブシステムについて説明する。
図15は、前述した第1の実施の形態(図1)と同じく、モータ・ドライブシステムを示す。図15において、部品番号1,2,4,5,7〜15,17,18のものは、図1の同じ番号のものと同一のものである。図1との大きな差異は、インバータ3Fにおけるインバータ主回路部6Fに、電流位相検出器27が設けられている点である。この電流位相検出器27は、同期電動機5の電流位相を検出する手段として機能する。また、後述の位相演算器16Fは、電流位相に基づきインバータの出力電圧位相を補正し、同期電動機を駆動する手段として機能する。
次に、図15のモータ・ドライブシステムの特徴部分の動作について説明する。電流位相検出器27において、スイッチング素子の端子電圧から、電動機5に流れる電流の位相情報を検出する。具体的には、各相電流の零クロス点を検出し、電流位相の情報を制御器2Fへ与える。
電流位相情報は、制御器2F内の位相演算器16Fに与えられ、電動機5の回転子位置位相を推定演算する。これによって、電動機5の回転子位置センサ(ホールICや、パルスエンコーダ等)を用いることなく、位置センサレスの電動機駆動が実現できる。その際、トルク脈動の抑制方法は、これまでの実施の形態のものが、そのまま利用できる。
(第7の実施の形態)
次に、図16を用いて、本発明における同期電動機の制御装置の第7の実施の形態であるモータ・ドライブシステムについて説明する。
図16は、同期電動機のドライブシステムを実態図にて表現したものである。図16においては、I*発生器1と制御器2を、一つの集積回路にて実現しており、ここから出力されるPWMパルス波形によって、インバータを駆動する。インバータは、インバータ主回路部6と出力プリ・ドライバ9とが一体化しており(ワンパッケージ)、小型化を実現している。ワンシャント電流検出器7によってインバータ電流を検出し、サンプル・ホルダー8にて、電流をサンプル・ホールドし制御器に読み込んでいる。図16のように、インバータ主回路部6と出力プリ・ドライバ9を別回路とすることで、容量の大きな電動機の駆動が実現可能になる。
また、制御器2の部分を汎用LSI化することで、様々な用途(容量)への適用も可能となる。
(第8の実施の形態)
次に、図17を用いて、本発明における同期電動機の制御装置の第8の実施の形態であるモータ・ドライブシステムについて説明する。
図17は、I*発生器1、制御器2、インバータ3をワンチップ化して実現したものである。本実施の形態では、電動機5と電源を接続すれば、電動機5の可変速駆動が実現でき、小型電動機を駆動する場合には、システム全体を小型化できるメリットがある。
また、制御部分を集積回路化する場合には、演算速度を数〜数10μs以下の高速演算が可能である。本実施の形態は、いずれも複雑な演算を必要としないため、ゲート数を大きく増やすことなくトルク脈動低減が実現できる。マイコンやDSPなどを制御に用いると、演算処理速度を高速化するのは困難であるが、制御部を専用の集積回路化によって、この問題は大幅に改善され、本実施の形態の効果が大きくなる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、前述したすべての実施の形態は、同期電動機の回転位置センサの有無(センサ付き、センサレス)には無関係に適用することが可能である。
また、前述した各実施の形態のモータ・ドライブシステムは、トルク脈動、回転脈動を、できるだけシンプルな構成で抑制できることによって、ハードディスクや光ディスクのワウフラッターを改善し、低騒音化、記録密度の高密度化を実現することできるようになる。
本発明における同期電動機の制御技術は、電動機駆動装置及び電動機駆動用集積回路装置に関して、例えば、ハードディスクドライバ(HDD)、光ディスクドライバ等、スピンドルモータの回転制御技術に利用可能である。
本発明における同期電動機の制御装置の第1の実施の形態であるモータ・ドライブシステムの構成を示す図である。 本発明における同期電動機の制御装置の第1の実施の形態であるモータ・ドライブシステムにおいて、電流指令と補正電流の動作波形の例((a)(b)(c)(d))を示す図である。 本発明における同期電動機の制御装置の第2の実施の形態であるモータ・ドライブシステムにおいて、制御器の構成を示す図である。 本発明における同期電動機の制御装置の第3の実施の形態であるモータ・ドライブシステムにおいて、誘起電圧と補正電流の例1((a)(b))を示す図である。 本発明における同期電動機の制御装置の第3の実施の形態であるモータ・ドライブシステムにおいて、誘起電圧と補正電流の例2((a)(b))を示す図である。 本発明における同期電動機の制御装置の第3の実施の形態であるモータ・ドライブシステムにおいて、制御器の構成を示す図である。 本発明における同期電動機の制御装置の第3の実施の形態であるモータ・ドライブシステムにおいて、Ia自動調整器の構成を示す図である。 本発明における同期電動機の制御装置の第3の実施の形態であるモータ・ドライブシステムにおいて、補正電流の動作波形((a)(b)(c)(d)(e))を示す図である。 本発明における同期電動機の制御装置の第3の実施の形態であるモータ・ドライブシステムにおいて、電流指令と検出電流の波形例を示す図である。 本発明における同期電動機の制御装置の第4の実施の形態であるモータ・ドライブシステムにおいて、制御器の構成を示す図である。 本発明における同期電動機の制御装置の第4の実施の形態であるモータ・ドライブシステムにおいて、補正電流波形の例を示す図である。 本発明における同期電動機の制御装置の第5の実施の形態であるモータ・ドライブシステムにおいて、制御器の構成を示す図である。 本発明における同期電動機の制御装置の第5の実施の形態であるモータ・ドライブシステムにおいて、バイアス調整器の構成を示す図である。 本発明における同期電動機の制御装置の第5の実施の形態であるモータ・ドライブシステムにおいて、バイアス補償値の波形を示す図である。 本発明における同期電動機の制御装置の第6の実施の形態であるモータ・ドライブシステムの構成を示す図である。 本発明における同期電動機の制御装置の第7の実施の形態であるモータ・ドライブシステムの構成を示す図である。 本発明における同期電動機の制御装置の第8の実施の形態であるモータ・ドライブシステムの構成を示す図である。 本発明に対する比較技術(特許文献1)のモータ・ドライブシステムの構成を示す図である。 本発明に対する比較技術(特許文献1)のモータ・ドライブシステムにおいて、三角波キャリアと電流サンプリングの関係((a)(b))を示す図である。 本発明に対する比較技術(特許文献1)のモータ・ドライブシステムにおいて、電圧位相と検出電流の関係((a)(b)(c))を示す図である。 本発明に対する比較技術(特許文献1)のモータ・ドライブシステムにおいて、検出される第5高調波の不連続性の例((a)(b)(c)(d)(e)(f))を示す図である。 本発明に対する比較技術(特許文献1)のモータ・ドライブシステムにおいて、電流指令と検出電流波形の例を示す図である。
符号の説明
1…I*発生器、2,2B,2C,2E,2F…制御器、3,3F…インバータ、4…直流電源、5…同期電動機、6…インバータ主回路部、7…ワンシャント電流検出器、8,8E…サンプル・ホルダー、9…出力プリ・ドライバ、10…脈動発生器、11…乗算器、12…加減算器、13…ACR(電流制御器)、14…三相電圧指令演算器、15…進み位相角演算器、16,16F…位相演算器、17…PWM発生器、18…補正電流発生器、19…Iaテーブル、20,20D…Ia自動調整器、21…零発生器、22,22E…積分制御器、23…切替スイッチ、24…バイアス調整器、25…切替信号発生器、26…比例ゲイン、27…電流位相検出器。

Claims (9)

  1. 同期電動機と、前記同期電動機にパルス幅変調された電圧を印加し、前記同期電動機を正弦波状の交流で駆動するインバータと、前記インバータに電力を供給する電源と、前記インバータに供給される電流を検出する電流検出器と、前記同期電動機に対する電流指令を発生する電流指令発生器と、前記電流検出器による電流検出値ならびに前記電流指令発生器による電流指令に基づいて、前記インバータの出力する電圧を調整する制御器と、からなる同期電動機の制御装置であって、
    前記電流指令に対して、予め期待される脈動成分を重畳させる手段と、
    平均値が実質的に零となる補正信号を、前記電流指令に重畳する手段とを備えることを特徴とする同期電動機の制御装置。
  2. 請求項1記載の同期電動機の制御装置において、
    前記補正信号は、前記同期電動機の電気角駆動周波数に対して6倍の周波数で変化する周期関数であることを特徴とする同期電動機の制御装置。
  3. 請求項1または2記載の同期電動機の制御装置において、
    前記補正信号の大きさを、前記電流指令の大きさから求めて設定する手段を備えることを特徴とする同期電動機の制御装置。
  4. 請求項1または2記載の同期電動機の制御装置において、
    前記補正信号の大きさを、前記電流検出値と前記電流指令との偏差に基づいて自動的に調整する手段を備えることを特徴とする同期電動機の制御装置。
  5. 請求項4記載の同期電動機の制御装置において、
    前記補正信号の大きさは、前記同期電動機の電気角位相に対して60度毎に値が更新され、調整されることを特徴とする同期電動機の制御装置。
  6. 請求項4記載の同期電動機の制御装置において、
    前記補正信号の大きさは、前記同期電動機の電気角位相に対して60度毎に値が更新されるものであり、
    前記補正信号に関する3つの個別の値を保持し続ける手段を備え、前記3つの値のそれぞれが順番に補正信号の大きさを演算し、さらに順番に前記電流指令に補正量を反映させることを特徴とする同期電動機の制御装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項記載の同期電動機の制御装置において、
    前記同期電動機の電流位相を検出する手段と、前記電流位相に基づき、前記インバータの出力電圧位相を補正し、前記同期電動機を駆動する手段とを備えることを特徴とする同期電動機の制御装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項記載の同期電動機の制御装置において、
    前記電流指令発生器と前記制御器は、集積回路装置を用いて構成されていることを特徴とする同期電動機の制御装置。
  9. 請求項1〜7のいずれか1項記載の同期電動機の制御装置において、
    前記インバータと前記電流検出器と前記電流指令発生器と前記制御器は、同じ半導体基板上に形成されていることを特徴とする同期電動機の制御装置。
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