JP5652701B2 - モータ駆動制御装置 - Google Patents
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また、請求項2の発明は、請求項1のモータ駆動制御装置において、上記電流目標値出力手段が、前記回転子速度検出手段が検出した前記回転子の速度と前記回転子の目標速度との速度誤差を積分する積分手段を有することを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1または2のモータ駆動制御装置において、上記回転子速度検出手段が検出した速度検出値に基づいて、上記角度検出値に対する上記交流信号の位相を示す位相パラメータを調整する位相調整手段を備えることを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項1、2または3のモータ駆動制御装置において、上記誘起電圧検出手段が検出した誘起電圧の検出値について周波数解析を実行するか、上記回転子速度検出手段が検出した速度検出値について周波数解析を実行するかの少なくとも一方を行う周波数解析手段を有することを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項1、2、3または4のモータ駆動制御装置において、上記交流信号の振幅と位相とを示す交流信号データを記憶する記憶手段を備え、上記加算手段は前記記憶手段から読み出した前記交流信号データに基づいて生成した交流信号を前記d軸電流目標値及び前記q軸電流目標値に加算することを特徴とするものである。
図1は、本参考構成例におけるモータ駆動制御装置の全体構成を示す図である。モータ10は、鉄心に巻かれた3相(U相、V相、W相)のコイル12を備える固定子と、コイル12に対向する位置に永久磁石が配置された回転子11とにより構成されるブラシレスモータである。なお、3相のコイル12は1点で結線されるY結線とし、前記永久磁石は極ペア数pとする。
図15は本実施形態におけるモータ駆動制御装置の全体構成を示す図であり、従来技術や参考構成例と共通する構成などの説明は省略する。
パラメータ調整が開始されると、まず、振幅パラメータαβを調整する振幅パラメータ調整を実行する(S1)。振幅パラメータ調整完了後に、位相パラメータσd,σqを調整する位相パラメータ調整を実行して(S2)、パラメータ調整を終了する。以下、振幅パラメータ調整及び位相パラメータ調整について説明する。
振幅パラメータ調整を開始すると、シーケンサが出力するセレクト信号により、セレクタA95は誘起検出値Euの信号を選択して出力し、セレクタB96は周波数解析結果を振幅調整器92へ出力するよう設定される。
調整動作開始後、まずモータ10を起動して(S11)、所定の速度に達するまで待機する(S12)。所定速度に達した後、シーケンサは出力停止信号stpを出力してPWM生成器39はゲート信号を変化させてモータ10の回転子11を空転させる(S13)。ここでシーケンサは前記解析実行信号を出力して、周波数解析部91はセレクタA95の出力する誘起検出値Euを所定区間保存して(S14)、保存した誘起検出値Euについて周波数解析を実行して、周波数解析結果を出力する(S15)。周波数解析結果の例を図18に示す。次に、シーケンサは前記振幅調整実行信号を出力して、振幅調整器92は図18に示す周波数解析結果から、振幅が最も大きい周波数f0の振幅g0と周波数β*f0の振幅g1を検出して、振幅g1を振幅g0で除した値を振幅比として検出する(S16)。最後に、前記振幅比の値を波形記憶部81に保存されている振幅パラメータαβの値として書き変えて(S17)、振幅パラメータ調整は終了する。以上が、振幅パラメータ調整の動作である。
まず、位相パラメータ調整を開始すると、シーケンサが出力するセレクト信号により、セレクタA95は速度検出値wmを選択して出力し、セレクタB96は周波数解析結果を位相調整器93へ出力するよう設定される。
調整動作開始後、まずモータ10を起動して(S21)、所定の速度に達するまで待機する(S22)。所定速度に達した後、シーケンサは前記位相調整実行信号を出力して、位相調整器93は波形記憶部81に保存される位相パラメータσd,σqの値を、あらかじめ定められた位相値リストの中から選択した値に書き換える(S23)。ただし、前記位相値リストは、位相パラメータσd,σqが1/4周期の位相差を持つ2つの値の組が複数組集められて形成される。次に、シーケンサは前記解析実行信号を出力して、周波数解析部91はセレクタA95の出力する速度検出値wmの信号を所定区間保存して(S24)、保存した速度検出値wmについて周波数解析を実行し周波数解析結果を出力する(S25)。位相調整器93は、前記周波数解析結果に基づいて回転子速度誤差のオーバーオール値を算出し評価値として保存する(S26)。ここで、前記位相値リストの全てについて前記S23から前記S26の処理が完了ていないならば(S27でNo)、前記S23の処理へ戻る。全ての位相値リストに対して前記評価値の取得及び保存が完了している場合は(S27でYes)、次の処理へ進む。次に、保存された評価値の中から最も値が小さかったときを判定して、そのときに設定した位相パラメータσd、σqの値を選択して(S28)、波形記憶部81に保存されている位相パラメータσd,σqの値を前記選択した値に書き変えて(S29)、位相パラメータ調整を終了する。トルクリプルは回転速度の誤差として検出されるため、位相パラメータ調整は回転速度誤差が最小になるように位相パラメータを調整する。
また、コイル12に生じる誘起電圧を検出する誘起電圧検出手段である誘起電圧検出器25と、誘起電圧検出器25が検出した誘起電圧の検出値に基づいて、d軸交流信号Δidやq軸交流信号Δiqの振幅を決定する振幅パラメータαβを調整する振幅調整手段である振幅調整器92とを備えることで、d軸交流信号Δidやq軸交流信号Δiqの振幅パラメータαβを適切に設定できるため、トルクリプルを精度よく低減することができる。
また、本実施形態によれば、速度制御器60が、速度センサ21が検出した回転子11の速度と回転子の目標速度との速度誤差を積分する積分手段である積分器64を有することで、発生する直流成分のトルク偏差を積分器64が補正するため、前記効果に加えて、精度良い回転制御を実現することができる。
また、本実施形態によれば、回転子角度θに対するd軸交流信号Δidやq軸交流信号Δiqの位相を示す位相パラメータσd、σqを、速度センサ21が検出した速度検出値に基づいて調整する位相調整手段である位相調整器93を備えることで、回転子11の速度誤差として検出されるトルクリプルに基づいて、d軸交流信号Δidやq軸交流信号Δiqの位相パラメータσd、σqを適切に設定できるため、トルクリプルを精度よく低減することができる。
また、本実施形態によれば、誘起電圧検出器25が検出した誘起電圧の検出値について周波数解析を実行するか、速度センサ21が検出した速度検出値について周波数解析を実行するかの少なくとも一方を行う周波数解析手段である周波数解析部91を有することで、振動パラメータαβや位相パラメータσd、σqを適切に設定することができる。
また、本実施形態によれば、前記交流信号の振幅と位相とを示す交流信号データを記憶する記憶手段である波形記憶部81を備え、波形加算器70は波形記憶部81から読み出した前記交流信号データに基づいて生成した交流信号をd軸電流目標値id0及びq軸電流目標値iq0に加算することで、最適な波形のパラメータを保存することができるため、装置を起動する毎に波形のパラメータの調整をする必要なく、トルクリプルを精度よく低減することができる。
11 回転子
12 コイル
20 角度センサ
21 速度センサ
22 電流センサ
25 誘起電圧検出器
30 インバータ
31 スイッチング素子
32 ダイオード
33 直流電源
35 上側アーム
36 下側アーム
39 PWM生成器
41 d軸電流制御器
42 q軸電流制御器
51 3軸2軸座標変換器
52 2軸3軸座標変換器
60 速度制御器
61 速度比較器
62 比例ゲイン
63 積分ゲイン
64 積分器
65 加算器
70 波形加算器
81 波形記憶部
91 周波数解析部
92 振幅調整器
93 位相調整器
Claims (5)
- モータのコイルに電圧を印加する電圧印加手段と、
前記電圧印加手段によって電圧が印加された前記コイルに流れる電流を検出する電流検出手段と、
モータの回転子の角度を検出する角度検出手段と、
前記電流検出手段が検出した電流検出値と前記角度検出手段が検出した角度検出値とに基づいて回転直交座標系のdq軸座標上のd軸電流値とq軸電流値とを算出する電流値算出手段と、
前記回転子の速度を検出する回転子速度検出手段と、
前記回転子速度検出手段が検出した前記回転子の速度と前記回転子の目標速度とから、前記回転子の角度に応じて変化し前記コイルに流すd軸電流の目標値であるd軸電流目標値とq軸電流の目標値であるq軸電流目標値とを出力する電流目標値出力手段と、
前記d軸電流目標値に前記d軸電流値が追従するようにd軸電圧値を制御するd軸電流制御手段と、
前記q軸電流目標値に前記q軸電流値が追従するようにq軸電圧値を制御するq軸電流制御手段と、
前記角度検出値に基づいて前記d軸電圧値及び前記q軸電圧値から前記電圧印加手段が前記コイルに印加する電圧の値を算出する電圧値算出手段と、
を備えるモータ駆動制御装置において、
前記角度検出値に基づいて変化するd軸交流信号を前記d軸電流目標値に加算し、前記角度検出値に基づいて変化し前記d軸交流信号に対して1/4周期の位相差をもつq軸交流信号を前記q軸電流目標値に加算する加算手段と、
前記コイルに生じる誘起電圧を検出する誘起電圧検出手段と、
前記誘起電圧検出手段が検出した誘起電圧の検出値に基づいて、前記交流信号の振幅を決定する振幅パラメータを調整する振幅調整手段とを有することを特徴とするモータ駆動制御装置。 - 請求項1のモータ駆動制御装置において、
上記電流目標値出力手段が、前記回転子速度検出手段が検出した前記回転子の速度と前記回転子の目標速度との速度誤差を積分する積分手段を有することを特徴とするモータ駆動制御装置。 - 請求項1または2のモータ駆動制御装置において、
上記回転子速度検出手段が検出した速度検出値に基づいて、上記角度検出値に対する上記交流信号の位相を示す位相パラメータを調整する位相調整手段を備えることを特徴とするモータ駆動制御装置。 - 請求項1、2または3のモータ駆動制御装置において、
上記誘起電圧検出手段が検出した誘起電圧の検出値について周波数解析を実行するか、上記回転子速度検出手段が検出した速度検出値について周波数解析を実行するかの少なくとも一方を行う周波数解析手段を有することを特徴とするモータ駆動制御装置。 - 請求項1、2、3または4のモータ駆動制御装置において、
上記交流信号の振幅と位相とを示す交流信号データを記憶する記憶手段を備え、
上記加算手段は前記記憶手段から読み出した前記交流信号データに基づいて生成した交流信号を前記d軸電流目標値及び前記q軸電流目標値に加算することを特徴とするモータ駆動制御装置。
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