JP2006014474A - モータ制御装置および電動パワーステアリング装置 - Google Patents

モータ制御装置および電動パワーステアリング装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 ブラシレス直流モータ(または直流モータ)に給電する3相インバータ(またはブリッジ回路)の電流の過電流が検出可能で、かつ安価なモータ制御装置の提供。
【解決手段】 ブラシレス直流モータの3相のうち少なくとも2相のモータ相電流Iと前記2相のモータ相電流Iと同相でかつ3相のうち少なくとも2相のモータ相電圧Vとモータ回転角度θの3値に基づいてブラシレス直流モータが消費する電力Pを推定する。この推定されたブラシレス直流モータが消費する電力Pと3相インバータに印加される電源電圧Vbで3相インバータに給電される電源電流Ibの値を推定するモータ制御装置。式(1)より消費電力Pを推定し(337)、式(2)より電源電流Ibを推定する(338)。推定された電源電流Ibを出力し(339)、電流の過電流を検出する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、3相インバータ(またはブリッジ回路)に印加される電源電圧を測定する電圧計を備え、前記3相インバータ(またはブリッジ回路)を用いてブラシレス直流モータ(または直流モータ)を3相(またはブリッジ回路)駆動制御するモータ制御装置に関し、特にその3相インバータ(またはブリッジ回路)に給電される電流の値を推定する手段に関する。
従来は、図12で示すように3相インバータ105(またはブリッジ回路)を用いてブラシレス直流モータ107(または直流モータ)を3相(またはブリッジ回路)駆動制御するモータ制御装置1000が使用されている。そのモータ制御装置1000においては、3相インバータ105(またはブリッジ回路)に給電される過電流を検出する手段として、バッテリ101、3相インバータ105(またはブリッジ回路)、又はこの両者を接続する接続配線に設けられた電源電流検出器104が一般的に用いられてきた。
特開2004−32848号公報
しかしながら、その様な従来構成においては、上記の電源電流検出器104を具備する必要があるため、その分のコストアップは不可避であった。また、上記の電源電流検出器104を廃止すれば、3相インバータ105(またはブリッジ回路)に給電される電流の量が不明となるので、過剰電流状態を検出することができなくなり、よって、適切な異常処置を取ることは困難となる。
特許文献1は、上記課題を解決するためになされたものであるが、特許文献1の式(4)(段落0008に記載)をId*=0、Vd*=0と仮定しているため、電力Pの実効値が実際の値より小さくなり、正確な電流値が検出できなかった。また、対象モータもブラシレス直流モータに限定しているが、直流モータも通常使用されるため、その演算方法の導出も必要である。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、ブラシレス直流モータ107(または直流モータ)に給電する3相インバータ105(またはブリッジ回路)の電流の過電流が検出可能で、かつ安価なモータ制御装置1000を実現することである。
上記の課題を解決するためには、本発明の第1の手段が有効である。即ち、第1の手段は、3相インバータに印加される電源電圧Vbを測定する電圧計を備え、この3相インバータを用いてブラシレス直流モータを3相駆動制御するモータ制御装置において、ブラシレス直流モータの3相のうち少なくとも2相のモータ相電流Iと前記2相のモータ相電流Iと同相でかつ3相のうち少なくとも2相のモータ相電圧Vとモータ回転角度θの3値に基づいて、ブラシレス直流モータが消費する電力Pを推定する電力推定手段と、電源電圧Vbと電力Pの両値に基づいて、3相インバータに給電される電源電流Ibの値を推定する電源電流推定手段とを設けることである。
上記構成によれば、ブラシレス直流モータの3相のうち少なくとも2相のモータ相電流Iと前記2相のモータ相電流Iと同相でかつ3相のうち少なくとも2相のモータ相電圧Vとモータ回転角度θの3値に基づいてブラシレス直流モータが消費する電力Pを推定することができる。この推定されたブラシレス直流モータが消費する電力Pと3相インバータに印加される電源電圧Vbで3相インバータに給電される電源電流Ibの値を推定することが可能になる。
また、本発明の第2の手段は、3相インバータに印加される電源電圧Vbを測定する電圧計を備え、この3相インバータを用いてブラシレス直流モータを3相駆動制御するモータ制御装置において、ブラシレス直流モータの3相のうち少なくとも2相のモータ相電流Iとモータ回転角速度ωの両値に基づいて、ブラシレス直流モータが消費する電力Pを推定する電力推定手段と、電源電圧Vbと電力Pの両値に基づいて、3相インバータに給電される電源電流Ibの値を推定する電源電流推定手段とを設けることである。
上記構成によれば、ブラシレス直流モータの3相のうち少なくとも2相のモータ相電流Iとモータ回転角速度ωに基づいてブラシレス直流モータが消費する電力Pを推定することができる。この推定されたブラシレス直流モータが消費する電力Pと3相インバータに印加される電源電圧Vbで3相インバータに給電される電源電流Ibの値を推定することが可能になる。
また、本発明の第3の手段は、車両の運転者の操舵を補助するアシストトルクを出力する電動パワーステアリング装置において、請求項1または請求項2に記載のモータ制御装置と、電源電流Ibを用いて異常に関する判定を行う異常判定手段と、異常判定手段により異常が検出された時に、モータ制御装置によるブラシレス直流モータの3相駆動制御を停止する緊急制御停止手段とを設けることである。
また、本発明の第4の手段は、ブリッジ回路に印加される電源電圧Vbを測定する電圧計を備え、前記ブリッジ回路を用いて直流モータを駆動制御するモータ制御装置において、この直流モータのモータ電流Iとモータ電圧Vの両値に基づいて、直流モータが消費する電力Pを推定する電力推定手段と、電源電圧Vbと電力Pの両値に基づいて、ブリッジ回路に給電される電源電流Ibの値を推定する電源電流推定手段とを設けることである。
上記構成によれば、直流モータのモータ電流Iとモータ電圧Vに基づいて直流モータが消費する電力Pを推定することができる。この推定された直流モータが消費する電力Pとブリッジ回路に印加される電源電圧Vbでブリッジ回路に給電される電源電流Ibの値を推定することが可能になる。
また、本発明の第5の手段は、ブリッジ回路に印加される電源電圧Vbを測定する電圧計を備え、前記ブリッジ回路を用いて直流モータを駆動制御するモータ制御装置において、この直流モータのモータ電流Iとモータ回転角速度ωの両値に基づいて、直流モータが消費する電力Pを推定する電力推定手段と、電源電圧Vbと電力Pの両値に基づいて、ブリッジ回路に給電される電源電流Ibの値を推定する電源電流推定手段とを設けることである。
上記構成によれば、直流モータのモータ電流Iとモータ回転角速度ωに基づいて直流モータが消費する電力Pを推定することができる。この推定された直流モータが消費する電力Pとブリッジ回路に印加される電源電圧Vbでブリッジ回路に給電される電源電流Ibの値を推定することが可能になる。
また、本発明の第6の手段は、車両の運転者の操舵を補助するアシストトルクを出力する電動パワーステアリング装置において、請求項4または請求項5に記載のモータ制御装置と、電源電流Ibを用いて異常に関する判定を行う異常判定手段と、異常判定手段により異常が検出された時に、モータ制御装置による直流モータの駆動制御を停止する緊急制御停止手段とを設けることである。
本発明の第1、第2の手段により以下の効果が得られる。3相インバータに給電される電源電流Ibの値を推定すれば、3相インバータに給電される電源電流を直接測定する電流計を具備する必要がなくなる。このため、3相インバータに給電される電流の過剰状態が検出可能で、かつ安価なモータ制御装置を実現することができる。
本発明の第3、第6の手段により以下の効果が得られる。この様な電動パワーステアリング装置においては、モータに過剰な電流が流れることがないので、不測の操舵が実施される等の恐れがない。即ち、この様な電動パワーステアリング装置においては、十分な安全性を従来よりも安価で獲得することができる。
本発明の第4、第5の手段により以下の効果が得られる。ブリッジ回路に給電される電源電流Ibの値を推定すれば、ブリッジ回路に給電される電源電流を直接測定する電流計を具備する必要がなくなる。このため、ブリッジ回路に給電される電流の過剰状態が検出可能で、かつ安価なモータ制御装置を実現することができる。
以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説明する。ただし、本発明は以下に示す実施例に限定されるものではない。また図12と同じ装置には同一の番号をつけている。
[第1実施例]
図1に本発明の実施例に係わるモータ制御装置100のシステム構成図を示す。
モータ制御装置100は、図略のCPU、ROM、RAM等を有する図略のコンピュータを具備し、3相インバータ105は、図略のPWM変換器及びFET駆動回路等から構成され、PWM制御により駆動電流を正弦波にしてブラシレス直流モータ107に電力を供給する。図1の破線から左側はソフトウエア処理部である。
3相インバータ105には電源10(図12ではバッテリ101と昇圧回路102と記述されているが、図1ではまとめて電源と記述している。)から電源電圧Vbを測定する電圧計(電圧センサ)1を経由して、電源電流Ibが3相インバータ105に供給される。ブラシレス直流モータ107には、3相インバータ105よりU,V,Wの3相に対して各モータ相電流Iu,Iv,Iwが供給される。ブラシレス直流モータ107と一体に設けられている位置検出器108はブラシレス直流モータ107の回転角度θをリアルタイムに検出し、モータ制御装置100に出力する。
また、図1の周知の2相/3相変換部11、同じく周知の3相/2相変換部12、14及び電源電流推定部13等は、上記の図略のコンピュータを制御するソフトウエアにより実現されている。例えば、3相/2相変換部14は、位置検出器108から検出される回転角度θ及びモータ電流検出器106から検出された3相電流Iu、Iv、Iwからd軸、q軸上のId電流およびIq電流を演算する。また、演算されたId電流およびIq電流はモータ制御装置100内で生成された電流指令値Id*およびIq*と減算及びPI(比例+積分)制御されて電圧指令値Vd*及びVq*を生成する。
また、3相/2相変換部12は、同じく位置検出器108から検出される回転角度θ及び3相インバータ105から検出された3相電圧Vu、Vv、Vwからd軸、q軸上のVd電圧およびVq電圧を演算する。また、演算されたVd電圧およびVq電圧は電源電流推定部13に入力される。2相/3相変換部11は、位置検出器108から検出される回転角度θ及び電圧指令値Vq*、Vd*を入力し、これらに基づいて、ブラシレス直流モータ107の各相毎の電圧指令値Vu*、Vv*、Vw*を3相インバータ105に出力する。
図2は、図1の3相インバータ105及びモータ電流検出器106の詳細図である。3相インバータ105は6個のFET20〜25で構成されている。
この6個のFET20〜25は公知のPWM制御されるので、その動作原理の説明は省略する。また、モータ電流検出器106は3個の電流センサ26〜28で構成されている。しかし、電流オフセットの影響を無視すれば、電流センサは2個でもよい。モータの相電圧はU相の電圧Vu30、V相の電圧Vv31、W相の電圧Vw32を測定している。
ブラシレス直流モータの3相のうち少なくとも2相のモータ相電流Iとは図2に記述されている3個の電流センサ26〜28から検出できるIu、Iv、Iwのうちの少なくともいずれか2個のモータ相電流のことである。また、前記2相のモータ相電流Iと同相でかつ3相のうち少なくとも2相のモータ相電圧Vとは同じく図2に記述されているU相の電圧Vu30、V相の電圧Vv31、W相の電圧Vw32のうち前記2相のモータ相電流Iと同相でかつ3相のうち少なくとも2個のモータ相電圧のことである。さらにモータ回転角度θとは、図2の位置検出器108から検出される回転角度である。
以下、本発明の特徴部分を具現化する電源電流推定部13の動作について、図3を用いて説明する。尚、図3のフローチャートは、モータ制御装置100の電源電流推定部13で実行する処理手順を例示するものである。
電源電流推定部13で実行する処理手順としては、まず最初にステップ331により、電源電圧Vbを入力する。ステップ332では、3相のうち少なくとも2相のモータ相電流Iu、Iv(Iwでもよい)を入力する。ステップ333では、
前記2相のモータ相電流Iと同相でかつ3相のうち少なくとも2相のモータ相電圧Vu、Vv(Vwでもよい)を入力する。また、ステップ334では、モータ回転角度θを入力する。
ステップ335では、ステップ332からステップ334で得た各値を用いて周知の3相/2相変換により、d軸電流Id、q軸電流Iqを演算する。ステップ336では、同じく周知の3相/2相変換により、d軸電圧Vd、q軸電圧Vqを演算する。またステップ337ではブラシレス直流モータが消費する電力Pを次式(1)によって推定する(電力推定手段)。
P=Vd×Id+Vq×Iq (1)
ステップ338では、ステップ331により入力した電源電圧Vbとステップ337により演算した消費電力Pの値を用いて、3相インバータに給電される電源電流Ibの値を次式(2)によって推定する(電源電流推定手段)。
Ib=P/Vb (2)
ステップ339では、電源電流Ibを出力する。このような構成に従って、電源電流Ibの推定値を常時算出することができるため、効果的に過電流等の異常を検出することができる。
[第2実施例]
上記の第1実施例では、前述の式(1)に基づいてブラシレス直流モータが消費する電力Pを求める処理手順を例示したが、本第2実施例では、その他の処理手順によってブラシレス直流モータが消費する電力Pを求める処理手順を例示する。この方法は、前記の本発明の第2の手段に対応するものである。
本実施例も第1実施例と同じ図2で示すシステムで構成できる。但し、第1実施例との違いはブラシレス直流モータが消費する電力Pの演算式のみであるので、その演算式に使用する入力の違いを図13で説明する。図1のモータ制御装置100と図13のモータ制御装置100Aの第1の違いは、図13には図1にある3相インバータ105からの3相電圧出力Vu、Vv、Vw及びその値を2相に変換する3相/2相変換部12がないことである。即ち、第1実施例で電源電流推定部13で使用した2相電圧Vd、Vqを使用しないことである。しかし、第2実施例では第1実施例で使用しなかったモータ回転角速度ωを使用している。モータ回転角速度ωはモータ107Aと一体に設けられている位置検出器108Aから検出されるモータ回転角度θを15Aで微分して求めている。ただし、モータ回転角速度ωはこのように求めるだけではなく、速度検出器を用いて検出しても勿論よい。
以下、本発明の特徴部分を具現化する電源電流推定部13の動作について、図4を用いて説明する。尚、図4のフローチャートは、図13のモータ制御装置100Aの電源電流推定部13Aで実行する処理手順を例示するものである。
電源電流推定部13Aで実行する処理手順としては、まず最初にステップ431により、電源電圧Vbを入力する。ステップ432では、3相のうち少なくとも2相のモータ相電流Iu、Iv(Iwでもよい)を入力する。ステップ433では、モータ回転角度θを入力する。また、ステップ434では、ステップ433で入力したモータ回転角度θを演算(微分)してモータ回転角速度ωを求める。
ステップ435では、周知の3相/2相変換により、d軸電流Id、q軸電流Iqを演算する。ステップ436では、次式で示す周知のモータ電圧方程式(3)、(4)からd軸の電圧Vdおよびq軸の電圧Vqを求める。
Vd=R×Id+L×dId/dt-p×ωL×Iq (3)
Vq= p×ωL×Id+ R×Iq+L×dIq/dt+Ke×ω (4)
ここで式(3)、式(4)に使用されている以下の記号の意味を記述する。
記号は全てブラシレス直流モータを構成している部位に関わる値である。まずRは抵抗値であり、Lはインダクタンスであり、pは極対数であり、Keは逆起電力定数である。そしてこれら各部位の値は前もって測定され、その測定値がメモリーに記憶される。
また、ステップ437ではブラシレス直流モータが消費する電力Pを前述の式(3)、(4)を式(1)に代入することによって推定する(電力推定手段)。
ステップ438では、ステップ431により入力した電源電圧Vbとステップ437により演算した消費電力Pの値を用いて、3相インバータに給電される電源電流Ibの値を前述の式(2)によって推定する(電源電流推定手段)。
このような構成に従って、電源電流Ibの推定値を常時算出することができるため、効果的に過電流等の異常を検出することができる。
[第3実施例]
上記の第1、2実施例では、前述の式(1)、(2)、(3)、(4)に基づいてブラシレス直流モータが消費する電力Pを求める処理手順を例示したが、本第3実施例では、直流モータが消費する電力Pを求める処理手順を例示する。この方法は、前記の本発明の第4の手段に対応するものである。
第3実施例と第1、第2実施例の大きな違いは第1、第2実施例がブラシレス直流モータを駆動するため、3相インバータを使用しているが、第3実施例は直流モータを駆動するため、ブリッジ回路(専門書によれば、これをHブリッジ回路と記述しているものもあるが、本発明ではブリッジ回路と記述する。)を使用している点である。第1実施例でも説明したように、3相インバータは相が3相であるため、3相/2相変換演算を使用して3相のU、V、W相を2相のd軸、q軸に変換している。しかし、直流モータの場合は2相しかないため3相/2相変換演算をする必要がない。また、直流モータは周知のブラシとコミュテータの関係がメカ的にd軸、q軸となっており、基本的にはd軸電流Id=0である。そのため直流モータの電流とはすなわちq軸電流Iqのことをさしている。
図5に本第3実施例に係わるモータ制御装置500のシステム構成図を示す。
モータ制御装置500は、図1のモータ制御装置100と同じく、図略のCPU、ROM、RAM等を有する図略のコンピュータを具備し、ブリッジ回路505は、図略のPWM変換器及びFET駆動回路等から構成され、PWM制御により駆動電圧を直流モータ507に与え、電力を供給する。また、図5の破線から左側はソフトウエア処理部である。
ブリッジ回路505には電源10から電源電圧Vbを測定する電圧計(電圧センサ)1を経由して、電源電流Ibがブリッジ回路505に供給される。
ブリッジ回路505にはモータ507に流れるモータ電流検出器506から検出されたモータ駆動電流Iと、上位から入力された電流指令値I*の差をPI制御部で演算されたV*が入力される。ブリッジ回路505からはモータ507にモータ電流Iが流れ、駆動される。また、ブリッジ回路505からは電源推定部53で使用されるV+、V-が出力される。
図6は、図5のブリッジ回路505及びモータ電流検出器506の詳細図である。ブリッジ回路505は4個のFET60〜63で構成されている。この4個のFET60〜63は公知のPWM制御されるので、動作原理の説明は省略する。モータ電流検出器506は1個の電流センサ64で構成されている。また、モータの相電圧は電圧V+65、電圧V-66を測定している。
モータ相電流Iとは図6に記述されている1個の電流センサ64から検出されるモータ電流のことである。また、モータ相電圧Vとは同じく図6に記述されているモータ電圧V+65及びモータ電圧V-66のことである。
以下、本発明の特徴部分を具現化する電源電流推定部53の動作について、図7を用いて説明する。尚、図7のフローチャートは、図5で示されているモータ制御装置500の電源電流推定部53で実行する処理手順を例示するものである。
電源電流推定部53で実行する処理手順としては、まず最初にステップ731により、電源電圧Vbを入力する。ステップ732では、モータ電流Iを入力する。ステップ733では、モータ電圧V+65及び電圧V-66を入力する。
ステップ734では、ステップ732およびステップ733で得た各値を用いて直流モータ507が消費する電力Pを次式(5)によって推定する(電力推定手段)。
P=(V+ − V-)× I (5)
ステップ735では、ステップ731により入力した電源電圧Vbとステップ734により演算した消費電力Pの値を用いて、ブリッジ回路505に給電される電源電流Ibの値を前述の式(2)によって推定する(電源電流推定手段)。
ステップ736では、電源電流Ibを出力する。このような構成に従って、電源電流Ibの推定値を常時算出することができるため、効果的に過電流等の異常を検出することができる。
[第4実施例]
上記の第3実施例では、前述の式(5)に基づいて直流モータが消費する電力Pを求める処理手順を例示したが、本第4実施例では、その他の処理手順によって直流モータが消費する電力Pを求める処理手順を例示する。この方法は、前記の本発明の第4の手段に対応するものである。
本実施例も第3実施例と同じ図6で示すシステムで構成できる。但し、第3実施例との違いは直流モータが消費する電力Pの演算式のみであるので、その演算式に使用する入力の違いを図14で説明する。図5のモータ制御装置500と図14のモータ制御装置500Aの第1の違いは、図14には図5に記述されているブリッジ回路505からの電圧出力V+、V-が、電源電流推定部53Aに入力されていないことである。しかし、第4実施例では第3実施例で使用しなかったモータ回転角速度ωを使用している。モータ回転角速度ωはモータ507Aと一体に設けられている位置検出器508Aから検出されるモータ回転角度θを509Aで微分して求めている。ただし、モータ回転角速度ωはこのように求めるだけではなく、速度検出器を用いて検出しても勿論よい。
以下、本発明の特徴部分を具現化する図14に示す電源電流推定部53Aの動作について、図8を用いて説明する。尚、図8のフローチャートは、モータ制御装置500Aの電源電流推定部53Aで実行する処理手順を例示するものである。
電源電流推定部53Aで実行する処理手順としては、まず最初にステップ831により、電源電圧Vbを入力する。ステップ832では、モータ電流Iを入力する。ステップ833では、モータ回転角度θを入力する。また、ステップ834では、ステップ833で入力したモータ回転角度θを演算(微分)してモータ回転角速度ωを求める。
ステップ835では、モータ電圧方程式を求める。ここで、モータ電圧方程式
の考え方を図9で説明する。図9は図6のブリッジ回路505のモータ電圧V+65およびV-66から直流モータ507を見たブロック図である。直流モータの巻線抵抗90をR、インダクタンス91をL、逆起電力定数をKeとすると、直流モータ507には矢印の向きに逆起電圧92が発生する。
図9よりモータ電圧方程式は公知の式(6)として導かれる。
V+ − V-=R×I+L×dI/dt+Ke×ω (6)
ステップ835では、モータ電圧方程式(6)を演算する。
式(6)を前述した式(5)に代入すると、直流モータ507の消費電力Pが式(7)より求まる。
P=R×I×I+ L×dI/dt ×I+ Ke×ω×I (7)
ステップ836では直流モータが消費する電力Pを式(7)によって推定する(電力推定手段)。
ステップ837では、ステップ831により入力した電源電圧Vbとステップ836により演算した消費電力Pの値を用いて、ブリッジ回路に給電される電源電流Ibの値を前述の式(2)によって推定する(電源電流推定手段)。
また、ステップ838では、電源電流Ibを出力する。
このような構成に従って、電源電流Ibの推定値を常時算出することができるため、効果的に過電流等の異常を検出することができる。
[第5実施例]
以下、本発明を具体化した電動パワーステアリング装置の実施形態を図10、図11に従って説明する。図10は、電動パワーステアリング装置の概略を示す。ステアリングホイール70に連結したステアリングシャフト71には、トーションバー72が設けられている。このトーションバー72には、トルクセンサ73が装着されている。そして、ステアリングシャフト71が回転してトーションバー72に力が加わると、加わった力に応じてトーションバー72が捩じれ、その捩じれをトルクセンサ73が検出している。
ステアリングシャフト71にはピニオンシャフト74が固着されている。ピニオンシャフト74の先端には、ピニオン75が固着されるとともに、このピニオン75はラック76と噛合している。前記ラック76とピニオン75とによりラック&ピニオン機構が構成されている。前記ラック76の両端には、タイロッド(図示せず)が固設されており、そのタイロッドの先端部にはナックル(図示せず)が回動可能に連結されている。
このナックルには、タイヤとしての前輪77が固着されている。また、ラック76と同軸的に配置された電動モータ(以下、モータ78という)は、ブラシレス直流モータにて構成されている。モータ78は制御装置79で制御される。制御装置79は図1で示したモータ制御装置100、3相インバータ105及びモータ電流検出器106等から構成されている。
次に第1、第2実施例で得られた電源電流Ibの推定値から異常を判定する処理手順を図11で説明する。ステップ80で電源電流Ibを入力する。次に、モータ制御装置100の内部に設置されているROM内に記憶されている異常判定閾値IabnをワークRAMに入力する。次に、ステップ82で異常判定閾値Iabnと電源電流Ibの大きさを比較する(異常判定手段)。
異常判定閾値Iabnが電源電流Ibより大きい場合(ステップ82:YES)ステップ83に進んで緊急制御停止する(緊急制御停止手段)。また、異常判定閾値Iabnが電源電流Ibより小さい場合(ステップ82:No)はなにも処理せずこのルーチンを抜ける。
本発明は、対象モータとして、ブラシレス直流モータや直流モータを挙げて説明したが、他に誘導モータ、VR(バリアブルリラクタンス)モータにも当然適用が可能である。
本発明の第1実施例に係わるモータ制御装置100のシステム構成図 図1、図13の3相インバータ及びモータ電流検出器の詳細図 モータ制御装置100の電源電流推定部13で実行する第1実施例の処理手順を例示するフローチャート モータ制御装置100Aの電源電流推定部13Aで実行する第2実施例の処理手順を例示するフローチャート 本発明の第3実施例に係わるモータ制御装置500のシステム構成図 図5、図14のブリッジ回路及びモータ電流検出器の詳細図 モータ制御装置500の電源電流推定部53で実行する第3実施例の処理手順を例示するフローチャート モータ制御装置500Aの電源電流推定部53Aで実行する第4実施例の処理手順を例示するフローチャート 直流モータ507のブロック図 電動パワーステアリング装置の概略図 第5実施例の処理手順を例示するフローチャート 従来のモータ制御装置1000のシステム構成図 本発明の第2実施例に係わるモータ制御装置100Aのシステム構成図 本発明の第4実施例に係わるモータ制御装置500Aのシステム構成図
符号の説明
1 電圧計(電圧センサ)
10 電源
11 2相/3相変換部
12 3相/2相変換部
13 電源電流推定部
101 バッテリ
102 昇圧回路
104 電源電流検出器
105 3相インバータ(またはブリッジ回路)
106 モータ電流検出器
107 モータ
108 位置検出器
Iu、Iv、Iw モータ相電流(瞬時交流電流)
Id、Iq d/q軸上電流
Id*、Iq* d/q軸上電流指令値
Vu、Vv、Vw モータ相電圧(瞬時交流電圧)
Vu*、Vv*、Vw* モータ相電圧指令値(瞬時交流電圧)
Vd*、Vq* d/q軸上電圧指令値
Ib 電源電流
Vb 電源電圧
20〜25、60〜63 FET
26〜28、64 電流センサ
I モータ駆動電流(直流電流)
I* 電流指令値
V* 電圧指令値
θ モータ回転角度
ω モータ回転角速度
P 消費電力
R モータ巻線抵抗
L モータインダクタンス
Ke モータ逆起電力定数

Claims (6)

  1. 3相インバータに印加される電源電圧Vbを測定する電圧計を備え、前記3相インバータを用いてブラシレス直流モータを3相駆動制御するモータ制御装置において、
    前記ブラシレス直流モータの3相のうち少なくとも2相のモータ相電流Iと、
    前記2相のモータ相電流Iと同相でかつ3相のうち少なくとも2相のモータ相電圧Vと、
    モータ回転角度θの3値に基づいて、前記ブラシレス直流モータが消費する電力Pを推定する電力推定手段と、
    前記電源電圧Vbと前記電力Pの両値に基づいて、前記3相インバータに給電される電源電流Ibの値を推定する電源電流推定手段と、
    を有することを特徴とするモータ制御装置。
  2. 3相インバータに印加される電源電圧Vbを測定する電圧計を備え、前記3相インバータを用いてブラシレス直流モータを3相駆動制御するモータ制御装置において、
    前記ブラシレス直流モータの3相のうち少なくとも2相のモータ相電流Iとモータ回転角速度ωの両値に基づいて、前記ブラシレス直流モータが消費する電力Pを推定する電力推定手段と、
    前記電源電圧Vbと前記電力Pの両値に基づいて、前記3相インバータに給電される電源電流Ibの値を推定する電源電流推定手段と、
    を有することを特徴とするモータ制御装置。
  3. 車両の運転者の操舵を補助するアシストトルクを出力する電動パワーステアリング装置において、
    請求項1または請求項2に記載のモータ制御装置と、
    前記電源電流Ibを用いて異常に関する判定を行う異常判定手段と、
    前記異常判定手段により異常が検出された時に、前記モータ制御装置による前記ブラシレス直流モータの3相駆動制御を停止する緊急制御停止手段とを有することを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  4. ブリッジ回路に印加される電源電圧Vbを測定する電圧計を備え、前記ブリッジ回路を用いて直流モータを駆動制御するモータ制御装置において、
    前記直流モータのモータ電流Iとモータ電圧Vの両値に基づいて、前記直流モータが消費する電力Pを推定する電力推定手段と、
    前記電源電圧Vbと前記電力Pの両値に基づいて、前記ブリッジ回路に給電される電源電流Ibの値を推定する電源電流推定手段と、
    を有することを特徴とするモータ制御装置。
  5. ブリッジ回路に印加される電源電圧Vbを測定する電圧計を備え、前記ブリッジ回路を用いて直流モータを駆動制御するモータ制御装置において、
    前記直流モータのモータ電流Iとモータ回転角速度ωの両値に基づいて、前記直流モータが消費する電力Pを推定する電力推定手段と、
    前記電源電圧Vbと前記電力Pの両値に基づいて、前記ブリッジ回路に給電される電源電流Ibの値を推定する電源電流推定手段と、
    を有することを特徴とするモータ制御装置。
  6. 車両の運転者の操舵を補助するアシストトルクを出力する電動パワーステアリング装置において、
    請求項4または請求項5に記載のモータ制御装置と、
    前記電源電流Ibを用いて異常に関する判定を行う異常判定手段と、
    前記異常判定手段により異常が検出された時に、前記モータ制御装置による前記直流モータの駆動制御を停止する緊急制御停止手段と、
    を有することを特徴とする電動パワーステアリング装置。
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