JP2008147739A - 画像処理装置、多色画像形成装置、および画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、多色画像形成装置、および画像処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】少なくとも2つの色成分を含む入力画像情報を、上記2つの色成分ともに入力画像情報の1画素当たりの階調数よりも1画素当たりの階調数が少ない出力画像情報に変換する場合における、干渉縞および色むらの発生を軽減することが可能な画像処理装置を提供する。
【解決手段】画像処理装置10は、第1および第2の色成分を含む入力画像情報を、両色成分ともに入力画像情報よりも1画素当たりの階調数が少なく、両色成分ともに入力画像情報の階調が各画素の階調値と網点の密度とにより表現された出力画像情報であって、第1の色成分と第2の色成分とで網点の大きさが異なる出力画像情報に変換する変換部12を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像処理装置、多色画像形成装置、および画像処理プログラムに関する。
画像情報を、当該画像情報よりも1画素当たりの階調数が少ない画像情報に変換する技術が知られている(例えば、特許文献1〜3参照)。
特許文献1には、複数の色成分を持つ多値階調の画素に二値化処理を行って二値画像を生成する画像処理方法であって、第1の色成分および第2の色成分に対応して相互に異なる閾値データを用意し、当該閾値データにより設定された閾値と誤差データの加算された画像データとを比較して二値信号を出力するものが開示されている。この画像処理方法は、画像二値化後における画像データの各色成分のドットの重なりによる画質劣化を防止するためのものである。
また、特許文献2には、複数のカラー・プレーンを考慮しながら誤差拡散ハーフトーン化を実行することにより、異なる色の重なり合ったカラー・ドット・パターンを防止するハーフトーン化方法が開示されている。
また、特許文献3には、多値で表される入力画像データを、誤差拡散処理を行いながら複数個の微画素の2値データで階調表現する画像処理方法が開示されている。この画像処理方法では、ドット再現開始の基点となるドット(コアドット)が所定のサイズ以上となるように規制しながら誤差拡散法で2値化処理を進め、さらに、コアドットの生成状況や画像データの濃度に応じて、コアドットに隣接する画素に最小単位のドット(サブドット)を配置することでドットの面積変調を行う。
特開2002−077655号公報 特開平11−010918号公報 特開2003−348347号公報
少なくとも2つの色成分を含む入力画像情報を、上記2つの色成分ともに入力画像情報の1画素当たりの階調数よりも1画素当たりの階調数が少ない出力画像情報に変換する場合における、干渉縞および色むらの発生を軽減することが可能な画像処理装置を提供することを目的とする。
本発明に係る画像処理装置は、第1および第2の色成分を含む入力画像情報を、前記両色成分ともに前記入力画像情報よりも1画素当たりの階調数が少ない出力画像情報に変換する変換手段を備え、前記出力画像情報は、前記両色成分ともに前記入力画像情報の階調が各画素の階調値と網点の密度とにより表現された画像情報であり、前記第1の色成分と前記第2の色成分とで前記網点の大きさが異なることを特徴とする。
本発明の一態様では、前記入力画像情報は、イエローの色成分と、シアン、マゼンタ及びブラックの少なくともいずれか一つの色成分とを含み、前記イエローの色成分の網点の大きさは、前記シアン、マゼンタ及びブラックの少なくともいずれか一つの色成分の網点よりも大きい。
また、本発明の一態様では、前記第1および第2の色成分のうち少なくとも一つの色成分の網点の大きさは、低濃度になるほど小さくなるように、前記入力画像情報の階調値に応じて変化する。
本発明に係る多色画像形成装置は、第1および第2の色成分を含む入力画像情報を、前記両色成分ともに前記入力画像情報よりも1画素当たりの階調数が少ない出力画像情報に変換する変換手段と、前記出力画像情報に基づき、前記第1および第2の色成分を含む画像を記録媒体上に形成する画像形成手段と、を備え、前記出力画像情報は、前記両色成分ともに前記入力画像情報の階調が各画素の階調値と網点の密度とにより表現された画像情報であり、前記第1の色成分と前記第2の色成分とで前記網点の大きさが異なることを特徴とする。
本発明の一態様では、前記入力画像情報は、イエローの色成分と、シアン、マゼンタ及びブラックの少なくともいずれか一つの色成分とを含み、前記イエローの色成分の網点の大きさは、前記シアン、マゼンタ及びブラックの少なくともいずれか一つの色成分の網点よりも大きい。
本発明の一態様では、前記第1および第2の色成分のうち少なくとも一つの色成分の網点の大きさは、低濃度になるほど小さくなるように、前記入力画像情報の階調値に応じて変化する。
本発明に係る画像処理プログラムは、コンピュータに、第1および第2の色成分を含む入力画像情報を、前記両色成分ともに前記入力画像情報よりも1画素当たりの階調数が少ない出力画像情報に変換することを実行させ、前記出力画像情報は、前記両色成分ともに前記入力画像情報の階調が各画素の階調値と網点の密度とにより表現された画像情報であり、前記第1の色成分と前記第2の色成分とで前記網点の大きさが異なることを特徴とする。
本発明の一態様では、前記入力画像情報は、イエローの色成分と、シアン、マゼンタ及びブラックの少なくともいずれか一つの色成分とを含み、前記イエローの色成分の網点の大きさは、前記シアン、マゼンタ及びブラックの少なくともいずれか一つの色成分の網点よりも大きい。
本発明の一態様では、前記第1および第2の色成分のうち少なくとも一つの色成分の網点の大きさは、低濃度になるほど小さくなるように、前記入力画像情報の階調値に応じて変化する。
請求項1に記載の発明によれば、本発明を採用しない場合と比較して、干渉縞および色むらの発生を軽減することが可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、本発明を採用しない場合と比較して粒状性を良くすることが可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、本発明を採用しない場合と比較して、粒状性を良くすることが可能となる。
請求項4に記載の発明によれば、本発明を採用しない場合と比較して干渉縞および色むらの発生を軽減することが可能となる。
請求項5に記載の発明によれば、本発明を採用しない場合と比較して粒状性を良くすることが可能となる。
請求項6に記載の発明によれば、本発明を採用しない場合と比較して、粒状性を良くすることが可能となる。
請求項7に記載の発明によれば、本発明を採用しない場合と比較して干渉縞および色むらの発生を軽減することが可能となる。
請求項8に記載の発明によれば、本発明を採用しない場合と比較して、粒状性を良くすることが可能となる。
請求項9に記載の発明によれば、本発明を採用しない場合と比較して、粒状性を良くすることが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図1は、本実施の形態に係る画像処理装置10の構成を示すブロック図である。この画像処理装置10は、少なくとも2つの色成分を含む入力画像情報を、上記2つの色成分ともに入力画像情報の1画素当たりの階調数よりも1画素当たりの階調数が少ない出力画像情報に変換するものである。
画像処理装置10は、一つの態様では、ハードウェア資源とソフトウェアとの協働により実現される。例えば、画像処理装置10の機能は、ROM(Read Only Memory)等の記録媒体に記録された画像処理プログラムがメインメモリに読み出されてCPU(Central Processing Unit)により実行されることによって実現される。上記画像処理プログラムは、CD−ROM等の記録媒体に記録されて提供されることも可能であるし、通信手段により提供されることも可能である。また、別の態様では、画像処理装置10は、ハードウェア回路により実現される。
図1において、画像処理装置10は、受付部11、変換部12、および出力部13を有する。
受付部11は、第1および第2の色成分を含む入力画像情報の入力を受け付ける。ここで、入力画像情報は、複数の画素を含んで構成され、各画素は、各色についての階調値を有する。入力画像情報は、少なくとも第1および第2の色成分を含んでいればよく、3色以上の色成分を含んでいてもよい。例えば、入力画像情報は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4つの色成分を含む画像情報であってもよいし、赤(R)、緑(G)、青(B)の3つの色成分を含む画像情報であってもよい。受付部11は、例えばRAM(Random Access Memory)などを用いて画像情報の入力を受け付ける。
変換部12は、受付部11に入力された入力画像情報を、上記両色成分ともに入力画像情報よりも1画素当たりの階調数が少ない出力画像情報に変換する。具体的には、変換部12は、第1の色成分の1画素当りの階調数がM1(3以上の整数)であり第2の色成分の1画素当りの階調数がM2(3以上の整数)である入力画像情報を、第1の色成分の1画素当りの階調数がN1(2以上かつM1未満の整数)であり第2の色成分の1画素当りの階調数がN2(2以上かつM2未満の整数)である出力画像情報に変換する。
本実施の形態では、干渉縞(モアレ縞)の発生を抑える観点より、変換部12は、上記両色成分ともに入力画像情報の階調が出力画像情報において各画素の階調値と網点の密度とにより表現されるように、画像情報の変換を行う。すなわち、変換部12は、網点の密度により階調を表現する方式(例えばFMスクリーン処理や誤差拡散処理など)を用いて画像情報の変換を行う。
また、本実施の形態では、第1の色成分の網点と第2の色成分の網点との隣接や重なりによる色むらの発生を抑える観点より、変換部12は、第1の色成分と第2の色成分とで出力画像情報における網点の大きさが異なるように、画像情報の変換を行う。例えば、変換部12は、一方の色成分の網点の大きさが他方の網点の大きさの1.2倍以上となるように変換を行う。
ここで、網点が大きいと粒状性が悪く、イエローは、シアンや、マゼンタ、ブラックと比べて粒状性が良い。そこで、本実施の形態では、入力画像情報がイエローの色成分とシアン、マゼンタ及びブラックの少なくともいずれか一つの色成分を含む場合、変換部12は、イエローの色成分の網点の大きさがシアン、マゼンタ及びブラックの少なくともいずれか一つの色成分の網点の大きさよりも大きくなるように画像情報の変換を行う。
なお、一つの態様では、図2に概略的に示されるように、全階調域について第1の色成分と第2の色成分とで網点の大きさが異なるが、一部の階調域について網点の大きさが異なっていてもよい。例えば、電子写真方式による印刷出力では、高濃度域ではトナー粒子が網点の周囲に散ってしまうため、本来の形状を再現しないことがある。このような場合には、もともと網点の隣接や重なりによる色むらの問題を発生しないため、図3に概略的に示されるように、低中濃度域(例えば濃度50%以下)に対応する階調域だけ網点の大きさを異ならせてもよい。
また、一つの態様では、図2に示されるように、全階調域について各色の網点の大きさが一定であるが、階調値に応じて網点の大きさを変化させてもよい。例えば、低濃度域では網点が大きいと粒状性が悪いという事情等に鑑み、低濃度になるほど網点が小さくなるように、図4に概略的に示されるように入力画像情報の階調値に応じて網点の大きさを変化させてもよい。なお、図4では、第1および第2の両方の色成分の網点の大きさが入力画像情報の階調値に応じて変化しているが、いずれか一方の色成分の網点の大きさが変化してもよい。
入力画像情報が3以上の色成分を含む場合、一つの態様では、変換部12は、各色成分ともに入力画像情報よりも1画素当りの階調数が少なく、各色成分ともに入力画像情報の階調が各画素の階調値と網点の密度とにより表現された出力画像情報に変換する。そして、この場合における一つの態様では、変換部12は、出力画像情報における網点の大きさが色成分毎に異なるように画像情報の変換を行う。ただし、少なくとも第1の色成分と第2の色成分とで網点の大きさが異なればよく、例えば、第3の色成分と第1(または第2)の色成分とで網点の大きさが同じであってもよい。また、入力画像情報の色成分の個数に関わらず、変換部12は、少なくとも2つの色成分について上述の変換処理を行えばよい。
出力部13は、変換部12により得られた出力画像情報を外部(他の装置やソフトウェアモジュールなど)に出力する。出力部13は例えばRAM(Random Access Memory)などを用いて出力する。
以下、上記変換部12により行われる変換処理について具体的に説明する。なお、以下の説明では2つの変換処理を例示するが、変換処理はこれらに限定されない。
(第1の変換処理例)
本変換処理例では、特許文献3に記載の画像処理手法を利用する。この画像処理手法は、上述したとおり、多値で表される入力画像情報を、誤差拡散処理を行いながら複数個の微画素の2値データで階調表現するものである。より具体的には、ドット再現開始の基点となるドット(コアドット)が所定のサイズ以上となるように規制しながら誤差拡散法で2値化処理を進め、さらに、コアドットの生成状況や画像情報の濃度に応じて、コアドットに隣接する画素に最小単位のドット(サブドット)を配置することでドットの面積変調を行うものである。本変換処理例では、当該特許文献3に記載の画像処理手法において、コアドットの大きさを第1の色成分と第2の色成分とで異ならせることにより、2値化後の出力画像情報における網点の大きさを第1の色成分と第2の色成分とで異ならせる。
以下、本変換処理例について、より具体的な一例を示す。
本例では、入力画像情報は、第1および第2の色成分を含む解像度600×600dpiの画像データであり、第1および第2の色成分ともに1画素当りの階調数は256(階調値0〜255)であるものとする。
一方、出力画像情報は、第1および第2の色成分を含む解像度2,400×2,400dpiの画像データであり、第1および第2の色成分ともに1画素当りの階調数は2(階調値0〜1)であるものとする。本例では、入力画像情報の「画素」と区別するため、出力画像情報を構成する画素を「微画素」と称する。出力画像情報は、4×4個の微画素のマトリクス(以下、「微画素マトリクス」と称す)を600×600個含む画像情報であり、各微画素マトリクスは、入力画像情報の各画素に対応する。
また、本例では、微画素の階調値が「1」である状態、すなわち微画素が着色されている状態をONと称し、微画素の階調値が「0」である状態、すなわち微画素が非着色である状態をOFFと称する。
本例における多値誤差拡散処理では、入力画像情報を構成する各画素を、順次、2値化処理の対象画素(以下、「注目画素」と称する)とし、当該注目画素に対して2値化処理を行っていく。この2値化処理では、注目画素に対応する微画素マトリクスのON/OFFパターン(以下、「微画素パターン」と称する)を決定する。具体的には、注目画素の階調値に周辺の処理済み画素からの誤差値などの補正値を加算して得られる補正階調値と、当該注目画素に隣接する左、上、左上の処理済み画素(以下、「参照画素」と称す)の微画素パターンとに基づき、注目画素に対応する微画素パターンを下記6つのパターン1〜6のいずれかに決定する。
1.全微画素がOFFであるパターン。すなわち、全白(Wht)を形成するパターン。
2.全微画素がONであるパターン。すなわち、全黒(Blk)を形成するパターン。
3.所定の位置の所定数の微画素がONであるパターン。すなわち、黒のコアドット(Core_B)を形成するパターン。ここでは、図5に示されるように、右下隅の8個の微画素をONしたパターンである。ただし、ONの微画素の個数は、8個に限られず、2個以上であればよい。また、本変換処理例では、ONの微画素の個数として、第1の色成分と第2の色成分とで異なる個数が設定される。
4.所定の位置の所定数の微画素がOFFであるパターン。すなわち、白のコアドット(Core_W)を形成するパターン。ここでは、図6に示されるように、右下隅の8個の微画素をOFFしたパターンである。ただし、OFFの微画素の個数は、8個に限られず、2個以上であればよい。また、本変換処理例では、OFFの微画素の個数として、第1の色成分と第2の色成分とで異なる個数が設定される。
5.黒のコアドットに隣接する位置の微画素を含み、注目画素の補正階調値に応じた数の微画素がONされるパターン。すなわち、黒のサブドット(Sub_B)を形成するパターン。
6.白のコアドットに隣接する位置の微画素を含み、注目画素の補正階調値に応じた数の微画素がOFFされるパターン。すなわち、白のサブドット(Sub_W)を形成するパターン。
図7はコアドット判定マップを示す図であり、図8はサブドット判定マップである。以下、図7および図8を参照して、微画素パターンの決定方法について説明する。
図9に示されるように注目画素に隣接する3個の参照画素に黒のコアドットに相当する微画素パターン(パターン3)が無く、かつ、注目画素の補正階調値が下側閾値Th1_Low以上かつ中央閾値Th_Center未満である場合、黒のコアドットに相当するパターン(パターン3)に決定される。なお、図10には、注目画素に隣接する3個の参照画素に黒のコアドットが存在しないケースの例が示されている。
図9に示されるように注目画素に隣接する3個の参照画素に黒のコアドットに相当する微画素パターン(パターン3)が無く、かつ、注目画素の補正階調値が下側閾値Th1_Low未満である場合、全白に相当するパターン(パターン1)に決定される。
図11に示されるように注目画素に隣接する3個の参照画素に白のコアドットに相当する微画素パターン(パターン4)が無く、かつ、注目画素の補正階調値が中央閾値Th_Center以上かつ上側閾値Th1_High未満である場合、白のコアドットに相当するパターン(パターン4)に決定される。
図11に示されるように注目画素に隣接する3個の参照画素に白のコアドットに相当する微画素パターン(パターン4)が無く、かつ、注目画素の補正階調値が上側閾値Th1_High以上である場合、全黒に相当するパターン(パターン2)に決定される。
注目画素に隣接する3個の参照画素に黒のコアドットに相当する微画素パターン(パターン3)が存在し、注目画素の補正階調値が中央閾値Th_Center未満である場合には、黒のサブドットに相当するパターン(パターン5)に決定される。ここで、ONの微画素の個数は、図8のマップに従って補正階調値に応じて決められ、補正階調値が大きいほど多くなる。なお、図12には、左上に黒のコアドットが存在した場合に、注目画素が黒のサブドットに変換されたときの一例が示されている。図12に示されるように、左上に黒のコアドットが存在する場合には、補正階調値に応じて左上から微画素がONされる。
注目画素に隣接する3個の参照画素に白のコアドットに相当する微画素パターン(パターン4)が存在し、注目画素の補正階調値が中央閾値Th_Center以上である場合には、白のサブドットに相当するパターン(パターン6)に決定される。ここで、OFFの微画素の個数は、図8のマップに従って補正階調値に応じて決められ、補正階調値が小さいほど多くなる。なお、図13には、左上に白のコアドットが存在した場合に、注目画素が白のサブドットに変換されたときの一例が示されている。図13に示されるように、左上に白のコアドットが存在する場合には、補正階調値に応じて左上から微画素がOFFされる。
上記微画素パターンの決定方法に従って注目画素の微画素パターンが決定すると、1画素内(微画素マトリクス内)でONとなった微画素で表される階調値(すなわち微画素マトリクス全体に対するONの微画素の面積率に基づく階調値)と補正階調値との誤差値を算出し、算出された誤差値を周囲の未処理画素に拡散させる。具体的には、拡散先の画素の各々について、当該拡散先の画素と注目画素との相対位置に応じた所定の重み付け係数を誤差値に乗算して補正値を求め、当該補正値を当該拡散先の画素の階調値に加算する。
上記説明した変換処理方式を用いて、第1および第2の色成分ともに濃度20%(階調値は51)であるハーフトーンべた画像に対して実際に2値化処理を行ったところ、図14〜16に示される出力画像情報が得られた。図14は第1の色成分を示し、図15は第2の色成分を示し、図16は第1の色成分と第2の色成分とを重ね合わせたものを示す。なお、図14および図15には、図16の領域の一部が示されている。当該実施例では、第1の色成分のコアドットサイズを14、第2の色成分のコアドットサイズを8とした。その結果、第1の色成分については、一つのクラスタがおよそ19個の微画素から構成されることとなり、第2の色成分については、一つのクラスタがおよそ14個の微画素から構成されることとなった。ここで、コアドットサイズとは、黒のコアドットについてはONの微画素の個数であり、白のコアドットについてはOFFの微画素の個数である。また、クラスタとは、低階調値域におけるONの微画素が1つ以上集まって形成されるON微画素の集合体、または高階調値域におけるOFFの微画素が1つ以上集まって形成されるOFF微画素の集合体を意味し、クラスタは網点を構成している。図14と図15とを比較すると、全微画素の個数に対するON微画素の個数の割合(すなわちON微画素の面積率)は第1の色成分と第2の色成分とで略同一であるが、クラスタの大きさは第1の色成分の方が大きくなっており、クラスタの密度(単位面積当りのクラスタの個数)は第1の色成分の方が小さくなっている。
(第2の変換処理例)
本変換処理例では、第1および第2の色成分を含み所定の入力解像度を有するM階調(Mは3以上の整数)の入力画像情報を、次のようにN階調(Nは2以上かつM未満の整数)の出力画像情報にN値化する。ここで、M(またはN)階調とは、1画素当たりの階調数がM(またはN)であることを意味する。
第1の色成分について、所定の入力解像度を有するM階調の入力画像情報を、第1の解像度を有するM階調の入力画像情報に変換し、解像度変換後の画像情報に対してN値化処理を行う。そして、N値化処理後の画像情報を所定の出力解像度に変換する。ただし、この出力解像度への変換は省略可能である。
一方、第2の色成分については、所定の入力解像度を有するM階調の入力画像情報を、上記第1の解像度とは異なる第2の解像度を有するM階調の入力画像情報に変換し、解像度変換後の画像情報に対してN値化処理を行う。そして、N値化処理後の画像情報を所定の出力解像度に変換する。ただし、この出力解像度への変換は省略可能である。
なお、上記第1の解像度および第2の解像度のうち一方は、入力解像度と同じであってもよい。そして、第1の解像度が入力解像度と同じであれば、第1の色成分についての解像度変換は不要であり、第2の解像度が入力解像度と同じであれば、第2の色成分についての解像度変換は不要である。
以下、本変換処理例について、より具体的な一例を示す。
本例では、入力画像情報は、第1および第2の色成分を含む入力解像度600×600dpiの256階調(階調値0〜255)の画像データであるものとする。
一方、出力画像情報は、第1および第2の色成分を含む出力解像度2,400×2,400dpiの2階調(階調値0または1)の画像データであるものとする。
第1の色成分については、図17に示されるように、入力解像度600×600dpiの画像データを800×800dpiに解像度変換した後、当該800×800dpiの画像データを誤差拡散法により2値化し、得られた画像データを出力解像度2400×2400dpiに解像度変換する。
一方、第2の色成分については、図18に示されるように、入力解像度600×600dpiの画像データを誤差拡散法により2値化し、得られた画像データを出力解像度2400×2400dpiに解像度変換する。
図17と図18とを比較すると、着色面積率は第1の色成分と第2の色成分とで略同一であるが、網点の大きさは第2の色成分の方が大きくなっており、網点の密度は第2の色成分の方が小さくなっている。
以上説明した本実施の形態に係る画像処理装置10は、各種の用途に適用可能であるが、例えば多色画像形成装置(カラープリンタやカラー複写機など)に適用される。
図19は、本実施の形態に係る画像処理装置を含む多色画像形成装置100の構成を示す概略構成図である。この多色画像形成装置100は、電子写真方式により紙等の印刷媒体上に画像を形成する装置である。
図19において、多色画像形成装置100は、画像処理部20と画像形成部30とを有する。
まず、画像処理部20について説明する。画像処理部20は、多値イメージ生成部21とN値化処理部22Y,22M,22C,22Kを有する。
多値イメージ生成部21は、外部の情報処理装置(例えばパーソナルコンピュータ等のクライアント装置)からのPDL(ページ記述言語:Page Description Language)データや、スキャナにより原稿から読み取られたスキャンデータの入力を受け付け、入力されたデータを4色(Y,M,C,K)の256階調のビットマップ画像データに変換する。そして、多値イメージ生成部21は、得られたY,M,C,K色の画像データを、それぞれN値化処理部22Y,22M,22C,22Kに出力する。
N値化処理部22Y,22M,22C,22Kは、それぞれ、多値イメージ生成部21から入力された256階調の入力画像データを2値化して、2階調の出力画像データを生成する。このとき、N値化処理部22Y,22M,22C,22Kは、入力画像データの階調が出力画像データにおいて各画素の階調と網点の密度とによって表されるように、かつ、上記網点の大きさが色毎に異なるように、2値化処理を行う。そして、N値化処理部22Y,22M,22C,22Kは、それぞれ、得られた2階調の出力画像データを後述の露光部33Y,33M,33C,33Kに出力する。
次に、画像形成部30について説明する。画像形成部30は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)用の感光体31Y,31M,31C,31Kを有する。感光体31Y,31M,31C,31Kの周囲には、それぞれ、帯電部32Y,32M,32C,32K、露光部33Y,33M,33C,33K、現像部34Y,34M,34C,34Kが設けられている。4つの感光体31Y,31M,31C,31Kは、用紙搬送方向(図19の矢印X方向)に沿って並列配置されており、これらに接するように転写ベルト35が設けられている。また、4つの感光体の用紙搬送方向下流側には、定着部36が配置されている。
帯電部32Y,32M,32C,32Kは、それぞれ感光体31Y,31M,31C,31Kの表面を一様に帯電させる。
露光部33Y,33M,33C,33Kは、それぞれ、一様に帯電させられた感光体31Y,31M,31C,31Kの表面にレーザビームを照射して静電潜像を形成する。具体的には、露光部33Y,33M,33C,33Kは、それぞれ、N値化処理部22Y,22M,22C,22Kから入力される上記2階調の出力画像データに基づいてレーザビームの照射のON/OFFを制御し、これにより出力画像データに対応する静電潜像を感光体上に形成する。
現像部34Y,34M,34C,34Kは、それぞれ、感光体31Y,31M,31C,31Kに形成された静電潜像を、Y,M,C,K色のトナーで現像する。
感光体31Y,31M,31C,31K上に形成されたY,M,C,K色のトナー像は、順次、転写ベルト35上を搬送される紙等の記録媒体上に転写される。そして、Y,M,C,K色のトナー像が転写された記録媒体は定着部36に搬送され、定着部36においてトナー像が記録媒体に定着される。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々変更することができる。
実施の形態に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。 階調値と網点の大きさとの関係の一例を概略的に示す図である。 階調値と網点の大きさとの関係の一例を概略的に示す図である。 階調値と網点の大きさとの関係の一例を概略的に示す図である。 黒のコアドットを形成する微画素パターンの一例を示す図である。 白のコアドットを形成する微画素パターンの一例を示す図である。 コアドット判定マップの一例を示す図である。 サブドット判定マップの一例を示す図である。 注目画素が黒のコアドットになり得るケースを説明するための図である。 注目画素が黒のコアドットになり得るケースが列挙された図である。 注目画素が白のコアドットになり得るケースを説明するための図である。 左上に黒のコアドットが存在した場合に、注目画素が黒のサブドットに変換されたときの一例を示す図である。 左上に白のコアドットが存在した場合に、注目画素が白のサブドットに変換されたときの一例を示す図である。 第1の変換処理例における出力画像情報の第1の色成分の一例を示す図である。 第1の変換処理例における出力画像情報の第2の色成分の一例を示す図である。 第1の変換処理例における出力画像情報の一例を示す図である。 第2の変換処理例における、第1の色成分についての処理の一例を示す図である。 第2の変換処理例における、第2の色成分についての処理の一例を示す図である。 実施の形態に係る画像処理装置を含む多色画像形成装置の構成を示す概略構成図である。
符号の説明
10 画像処理装置、11 受付部、12 変換部、13 出力部、20 画像処理部、30 画像形成部、100 多色画像形成装置。
本発明に係る画像処理装置は、第1および第2の色成分を含み、前記両色成分ともに1画素当たりの階調数が3以上である入力画像情報を、前記両色成分ともに1画素当たりの階調数が2である出力画像情報に変換する変換手段を備え、前記出力画像情報は、前記両色成分ともに前記入力画像情報の階調がFMスクリーン処理により表現された画像情報であり、前記第1の色成分と前記第2の色成分とで前記FMスクリーン処理の網点の大きさが異なることを特徴とする。
本発明の一態様では、前記入力画像情報は、イエローの色成分と、シアン、マゼンタ及びブラックの少なくともいずれか一つの色成分とを含み、前記イエローの色成分の網点の大きさは、前記シアン、マゼンタ及びブラックの少なくともいずれか一つの色成分の網点よりも大きい。
また、本発明の一態様では、前記第1および第2の色成分のうち少なくとも一つの色成分の網点の大きさは、低濃度になるほど小さくなるように、前記入力画像情報の階調値に応じて変化する。
また、本発明の一態様では、前記変換手段は、前記色成分毎に、前記入力画像情報の注目画素の階調値に当該注目画素の周辺の処理済み画素からの誤差値を加算して得られる補正階調値と注目画素に隣接する画素の画素マトリクスパターンとから、前記注目画素に対応する出力画像情報の前記画素マトリクスの着色パターンを決定する2値化処理を行い、前記着色パターンには、所定の複数個の画素が着色され網点の基点を形成するコアドットパターンと、前記補正階調値に応じた数の画素が着色され前記コアドットパターンとともに網点を構成するサブドットパターンと、が含まれ、前記コアドットパターンにおいて着色される画素の個数は、前記第1の色成分と前記第2の色成分とで異なる。
また、本発明の一態様では、前記変換手段は、前記第1の色成分については、所定の入力解像度を有する入力画像情報を、前記入力解像度と異なる第1の解像度を有する画像情報に変換し、当該解像度変換後の画像情報に対して2値化処理を行い、前記第2の色成分については、前記所定の入力解像度を有する入力画像情報を、前記第1の解像度とは異なる第2の解像度を有する画像情報に変換し、当該解像度変換後の画像情報に対して2値化処理を行うか、または前記入力画像情報に対して2値化処理を行う。
本発明に係る多色画像形成装置は、第1および第2の色成分を含み、前記両色成分ともに1画素当たりの階調数が3以上である入力画像情報を、前記両色成分ともに1画素当たりの階調数が2である出力画像情報に変換する変換手段と、前記出力画像情報に基づき、前記第1および第2の色成分を含む画像を記録媒体上に形成する画像形成手段と、を備え、前記出力画像情報は、前記両色成分ともに前記入力画像情報の階調がFMスクリーン処理により表現された画像情報であり、前記第1の色成分と前記第2の色成分とで前記FMスクリーン処理の網点の大きさが異なることを特徴とする。
本発明の一態様では、前記入力画像情報は、イエローの色成分と、シアン、マゼンタ及びブラックの少なくともいずれか一つの色成分とを含み、前記イエローの色成分の網点の大きさは、前記シアン、マゼンタ及びブラックの少なくともいずれか一つの色成分の網点よりも大きい。
本発明の一態様では、前記第1および第2の色成分のうち少なくとも一つの色成分の網点の大きさは、低濃度になるほど小さくなるように、前記入力画像情報の階調値に応じて変化する。
本発明に係る画像処理プログラムは、コンピュータに、第1および第2の色成分を含み、前記両色成分ともに1画素当たりの階調数が3以上である入力画像情報を、前記両色成分ともに1画素当たりの階調数が2である出力画像情報に変換することを実行させ、前記出力画像情報は、前記両色成分ともに前記入力画像情報の階調がFMスクリーン処理により表現された画像情報であり、前記第1の色成分と前記第2の色成分とで前記FMスクリーン処理の網点の大きさが異なることを特徴とする。
本発明の一態様では、前記入力画像情報は、イエローの色成分と、シアン、マゼンタ及びブラックの少なくともいずれか一つの色成分とを含み、前記イエローの色成分の網点の大きさは、前記シアン、マゼンタ及びブラックの少なくともいずれか一つの色成分の網点よりも大きい。
本発明の一態様では、前記第1および第2の色成分のうち少なくとも一つの色成分の網点の大きさは、低濃度になるほど小さくなるように、前記入力画像情報の階調値に応じて変化する。
なお、本段落の次の文から、段落「0015」までは、出願当初の[特許請求の範囲]に対応する記載である。
本発明に係る画像処理装置は、第1および第2の色成分を含む入力画像情報を、前記両色成分ともに前記入力画像情報よりも1画素当たりの階調数が少ない出力画像情報に変換する変換手段を備え、前記出力画像情報は、前記両色成分ともに前記入力画像情報の階調が各画素の階調値と網点の密度とにより表現された画像情報であり、前記第1の色成分と前記第2の色成分とで前記網点の大きさが異なることを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、本発明を採用しない場合と比較して干渉縞および色むらの発生を軽減することが可能となる。
請求項に記載の発明によれば、本発明を採用しない場合と比較して粒状性を良くすることが可能となる。
請求項に記載の発明によれば、本発明を採用しない場合と比較して、粒状性を良くすることが可能となる。
請求項に記載の発明によれば、本発明を採用しない場合と比較して干渉縞および色むらの発生を軽減することが可能となる。
請求項10に記載の発明によれば、本発明を採用しない場合と比較して、粒状性を良くすることが可能となる。
請求項11に記載の発明によれば、本発明を採用しない場合と比較して、粒状性を良くすることが可能となる。
本実施の形態では、干渉縞(モアレ縞)の発生を抑える観点より、変換部12は、上記両色成分ともに入力画像情報の階調が出力画像情報において網点の密度により表現されるように、画像情報の変換を行う。すなわち、変換部12は、網点の密度により階調を表現する方式(例えばFMスクリーン処理や誤差拡散処理など)を用いて画像情報の変換を行う。
本発明に係る画像処理装置は、第1および第2の色成分を含み、前記両色成分ともに1画素当たりの階調数が3以上である入力画像情報を、網点の密度により階調を表現する2値化処理を用いて、前記両色成分ともに前記入力画像情報の階調が網点の密度により表現された、前記両色成分ともに1画素当たりの階調数が2である出力画像情報に変換する変換手段を備え、前記変換手段は、少なくとも一部の階調域において、前記第1の色成分と前記第2の色成分とで前記入力画像情報の階調値が同一である場合に、前記第1の色成分と前記第2の色成分とで前記出力画像情報における網点の大きさが異なるように、前記入力画像情報を前記出力画像情報に変換することを特徴とする。
本発明の一態様では、前記入力画像情報は、イエローの色成分と、シアン、マゼンタ及びブラックの少なくともいずれか一つの色成分とを含み、前記イエローの色成分の網点の大きさは、前記シアン、マゼンタ及びブラックの少なくともいずれか一つの色成分の網点よりも大きい。
また、本発明の一態様では、前記第1および第2の色成分のうち少なくとも一つの色成分の網点の大きさは、低濃度になるほど小さくなるように、前記入力画像情報の階調値に応じて変化する。
また、本発明の一態様では、前記変換手段は、前記色成分毎に、前記入力画像情報の注目画素の階調値に当該注目画素の周辺の処理済み画素からの誤差値を加算して得られる補正階調値と注目画素に隣接する画素の画素マトリクスパターンとから、前記注目画素に対応する出力画像情報の前記画素マトリクスの着色パターンを決定する2値化処理を行い、前記着色パターンには、所定の複数個の画素が着色され網点の基点を形成するコアドットパターンと、前記補正階調値に応じた数の画素が着色され前記コアドットパターンとともに網点を構成するサブドットパターンと、が含まれ、前記コアドットパターンにおいて着色される画素の個数は、前記第1の色成分と前記第2の色成分とで異なる。
また、本発明の一態様では、前記変換手段は、前記第1の色成分については、所定の入力解像度を有する入力画像情報を、前記入力解像度と異なる第1の解像度を有する画像情報に変換し、当該解像度変換後の画像情報に対して2値化処理を行い、前記第2の色成分については、前記所定の入力解像度を有する入力画像情報を、前記第1の解像度とは異なる第2の解像度を有する画像情報に変換し、当該解像度変換後の画像情報に対して2値化処理を行うか、または前記入力画像情報に対して2値化処理を行う。
本発明に係る多色画像形成装置は、第1および第2の色成分を含み、前記両色成分ともに1画素当たりの階調数が3以上である入力画像情報を、網点の密度により階調を表現する2値化処理を用いて、前記両色成分ともに前記入力画像情報の階調が網点の密度により表現された、前記両色成分ともに1画素当たりの階調数が2である出力画像情報に変換する変換手段と、前記出力画像情報に基づき、前記第1および第2の色成分を含む画像を記録媒体上に形成する画像形成手段と、を備え、前記変換手段は、少なくとも一部の階調域において、前記第1の色成分と前記第2の色成分とで前記入力画像情報の階調値が同一である場合に、前記第1の色成分と前記第2の色成分とで前記出力画像情報における網点の大きさが異なるように、前記入力画像情報を前記出力画像情報に変換することを特徴とする。
本発明の一態様では、前記入力画像情報は、イエローの色成分と、シアン、マゼンタ及びブラックの少なくともいずれか一つの色成分とを含み、前記イエローの色成分の網点の大きさは、前記シアン、マゼンタ及びブラックの少なくともいずれか一つの色成分の網点よりも大きい。
本発明の一態様では、前記第1および第2の色成分のうち少なくとも一つの色成分の網点の大きさは、低濃度になるほど小さくなるように、前記入力画像情報の階調値に応じて変化する。
本発明に係る画像処理プログラムは、コンピュータ、第1および第2の色成分を含み、前記両色成分ともに1画素当たりの階調数が3以上である入力画像情報を、網点の密度により階調を表現する2値化処理を用いて、前記両色成分ともに前記入力画像情報の階調が網点の密度により表現された、前記両色成分ともに1画素当たりの階調数が2である出力画像情報に変換する変換手段として機能させ、前記変換手段は、少なくとも一部の階調域において、前記第1の色成分と前記第2の色成分とで前記入力画像情報の階調値が同一である場合に、前記第1の色成分と前記第2の色成分とで前記出力画像情報における網点の大きさが異なるように、前記入力画像情報を前記出力画像情報に変換することを特徴とする。
本発明の一態様では、前記入力画像情報は、イエローの色成分と、シアン、マゼンタ及びブラックの少なくともいずれか一つの色成分とを含み、前記イエローの色成分の網点の大きさは、前記シアン、マゼンタ及びブラックの少なくともいずれか一つの色成分の網点よりも大きい。
本発明の一態様では、前記第1および第2の色成分のうち少なくとも一つの色成分の網点の大きさは、低濃度になるほど小さくなるように、前記入力画像情報の階調値に応じて変化する。
なお、本段落の次の文から、段落「0015」までは、出願当初の[特許請求の範囲]に対応する記載である。
本発明に係る画像処理装置は、第1および第2の色成分を含む入力画像情報を、前記両色成分ともに前記入力画像情報よりも1画素当たりの階調数が少ない出力画像情報に変換する変換手段を備え、前記出力画像情報は、前記両色成分ともに前記入力画像情報の階調が各画素の階調値と網点の密度とにより表現された画像情報であり、前記第1の色成分と前記第2の色成分とで前記網点の大きさが異なることを特徴とする。

Claims (9)

  1. 第1および第2の色成分を含む入力画像情報を、前記両色成分ともに前記入力画像情報よりも1画素当たりの階調数が少ない出力画像情報に変換する変換手段を備え、
    前記出力画像情報は、前記両色成分ともに前記入力画像情報の階調が各画素の階調値と網点の密度とにより表現された画像情報であり、
    前記第1の色成分と前記第2の色成分とで前記網点の大きさが異なる、
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置であって、
    前記入力画像情報は、イエローの色成分と、シアン、マゼンタ及びブラックの少なくともいずれか一つの色成分とを含み、
    前記イエローの色成分の網点の大きさは、前記シアン、マゼンタ及びブラックの少なくともいずれか一つの色成分の網点よりも大きい、
    ことを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項1または2に記載の画像処理装置であって、
    前記第1および第2の色成分のうち少なくとも一つの色成分の網点の大きさは、低濃度になるほど小さくなるように、前記入力画像情報の階調値に応じて変化する、
    ことを特徴とする画像処理装置。
  4. 第1および第2の色成分を含む入力画像情報を、前記両色成分ともに前記入力画像情報よりも1画素当たりの階調数が少ない出力画像情報に変換する変換手段と、
    前記出力画像情報に基づき、前記第1および第2の色成分を含む画像を記録媒体上に形成する画像形成手段と、
    を備え、
    前記出力画像情報は、前記両色成分ともに前記入力画像情報の階調が各画素の階調値と網点の密度とにより表現された画像情報であり、
    前記第1の色成分と前記第2の色成分とで前記網点の大きさが異なる、
    ことを特徴とする多色画像形成装置。
  5. 請求項4に記載の多色画像形成装置であって、
    前記入力画像情報は、イエローの色成分と、シアン、マゼンタ及びブラックの少なくともいずれか一つの色成分とを含み、
    前記イエローの色成分の網点の大きさは、前記シアン、マゼンタ及びブラックの少なくともいずれか一つの色成分の網点よりも大きい、
    ことを特徴とする多色画像形成装置。
  6. 請求項4または5に記載の多色画像形成装置であって、
    前記第1および第2の色成分のうち少なくとも一つの色成分の網点の大きさは、低濃度になるほど小さくなるように、前記入力画像情報の階調値に応じて変化する、
    ことを特徴とする多色画像形成装置。
  7. コンピュータに、第1および第2の色成分を含む入力画像情報を、前記両色成分ともに前記入力画像情報よりも1画素当たりの階調数が少ない出力画像情報に変換することを実行させ、
    前記出力画像情報は、前記両色成分ともに前記入力画像情報の階調が各画素の階調値と網点の密度とにより表現された画像情報であり、
    前記第1の色成分と前記第2の色成分とで前記網点の大きさが異なる、
    ことを特徴とする画像処理プログラム。
  8. 請求項7に記載の画像処理プログラムであって、
    前記入力画像情報は、イエローの色成分と、シアン、マゼンタ及びブラックの少なくともいずれか一つの色成分とを含み、
    前記イエローの色成分の網点の大きさは、前記シアン、マゼンタ及びブラックの少なくともいずれか一つの色成分の網点よりも大きい、
    ことを特徴とする画像処理プログラム。
  9. 請求項7または8に記載の画像処理プログラムであって、
    前記第1および第2の色成分のうち少なくとも一つの色成分の網点の大きさは、低濃度になるほど小さくなるように、前記入力画像情報の階調値に応じて変化する、
    ことを特徴とする画像処理プログラム。
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