JP2017060013A - 画像形成装置、画像処理装置およびプログラム - Google Patents

画像形成装置、画像処理装置およびプログラム Download PDF

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なつみ 宮澤
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Abstract

【課題】誤差拡散処理を行うのに、画像を複数の領域に分割し、それぞれの領域毎に並列処理で行った場合に比較して、ディフェクト(欠陥)が生じにくい画像形成装置等を提供する。【解決手段】記録材に画像を形成する画像形成手段と、画像を一部重複させるようにして複数の領域に分割する画像分割部751と、画像形成手段にて画像を形成するための画像データに対し、分割した領域毎に誤差拡散処理を並列で行う誤差拡散部752と、領域が重複する箇所において、画素値の調整を行う調整部754と、を備えることを特徴とする画像形成装置。【選択図】図6

Description

本発明は、画像形成装置、画像処理装置、プログラムに関する。
電子写真方式やインクジェット方式等を用いた複写機やプリンタ等の画像形成装置においては、入力された画像情報に種々の画像処理を施した後、画像形成手段によって画像を形成することがある。この画像処理として、例えば、二値画像情報で擬似的に中間階調を再現することを目的とするスクリーン処理がある。
特許文献1には、入力画像を複数のエリアに分割し、その各エリアを複数のSEDBを使用してそれぞれ並列に中間調処理し、指示されたエリアの境界領域に位置している画素のために特別に容易しながら、出力画像の中間調処理を並行して行なうことにより、処理の速度を低下させる方法及び装置が開示されている。
特開平6−301364号公報
スクリーン処理を誤差拡散法を用いた誤差拡散処理により行うことがある。そして誤差拡散処理を行うのに、画像を複数の領域に分割し、それぞれの領域毎に並列処理で行うことがある。
このとき単に誤差拡散処理を、それぞれの領域毎に並列処理で行うと、領域間の境界を越えて二値化誤差は拡散しないため、境界部分がスジ状に見えるディフェクト(欠陥)が生じやすくなる。
本発明は、誤差拡散処理を行うのに、画像を複数の領域に分割し、それぞれの領域毎に並列処理で行った場合でも、ディフェクト(欠陥)が生じにくく、画質が低下しにくい画像形成装置等を提供することを目的とする。
本発明は、誤差拡散処理を行うのに、画像を複数の領域に分割し、それぞれの領域毎に並列処理で行った場合に比較して、ディフェクト(欠陥)が生じにくい画像形成装置等を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、記録材に画像を形成する画像形成手段と、前記画像を一部重複させるようにして複数の領域に分割する分割手段と、前記画像形成手段にて前記画像を形成するための画像情報に対し、分割した前記領域毎に誤差拡散処理を並列で行う誤差拡散手段と、前記領域が重複する箇所において、画素値の調整を行う調整手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置である。
請求項2に記載の発明は、前記調整手段は、前記領域が重複する箇所において、前記誤差拡散手段において誤差拡散処理を行う際に重複して生じた二値化誤差の調整を行うとともに、前記画像情報に対し再度誤差拡散処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項3に記載の発明は、前記調整手段は、前記領域が重複する箇所において重複して生じた二値化誤差を、前記領域間の本来の境界からの距離に応じた重み付け和を行うことで調整することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置である。
請求項4に記載の発明は、前記調整手段は、前記領域が重複する箇所において、前記誤差拡散手段において誤差拡散処理を行う際に重複して生成した二値画像情報に対し予め定められた範囲内の白画素の濃度を算出し、当該濃度の調整を行うとともに、調整後の当該濃度を基に新たな二値画像情報を生成することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項5に記載の発明は、前記調整手段は、前記領域が重複する箇所において重複して算出された前記濃度を、前記領域間の本来の境界からの距離に応じた重み付け和を行うことで調整することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置である。
請求項6に記載の発明は、画像を一部重複させるようにして複数の領域に分割する分割手段と、前記画像を形成するための画像情報に対し、分割した前記領域毎に誤差拡散処理を並列で行う誤差拡散手段と、前記領域が重複する箇所において、画素値の調整を行う調整手段と、を備えることを特徴とする画像処理装置である。
請求項7に記載の発明は、コンピュータに、画像を一部重複させるようにして複数の領域に分割する分割機能と、前記画像を形成するための画像情報に対し、分割した前記領域毎に誤差拡散処理を並列で行う誤差拡散機能と、前記領域が重複する箇所において、画素値の調整を行う調整機能と、を実行させるプログラムである。
請求項1の発明によれば、誤差拡散処理を行うのに、画像を複数の領域に分割し、それぞれの領域毎に並列処理で行った場合に比較して、ディフェクト(欠陥)が生じにくい画像形成装置を提供できる。
請求項2の発明によれば、より簡易な方法でディフェクト(欠陥)を抑制できる。
請求項3の発明によれば、ディフェクト(欠陥)がさらに生じにくくなる。
請求項4の発明によれば、より簡易な方法でディフェクト(欠陥)を抑制できる。
請求項5の発明によれば、ディフェクト(欠陥)がさらに生じにくくなる。
請求項6の発明によれば、誤差拡散処理を行うのに、画像を複数の領域に分割し、それぞれの領域毎に並列処理で行った場合でも、ディフェクト(欠陥)が生じにくい画像処理装置を提供できる。
請求項7の発明によれば、誤差拡散処理を行うのに、画像を複数の領域に分割し、それぞれの領域毎に並列処理で行った場合に比較して、ディフェクト(欠陥)が生じにくい機能をコンピュータにより実現できる。
本実施の形態の画像形成装置の概要を示す図である。 画像形成装置の制御部における信号処理系を示す図である。 (a)〜(b)は、スクリーン処理部で行う誤差拡散処理について説明した図である。 (a)は、誤差拡散処理を並列処理により行う場合を示した概念図である。(b)は、ブロック間で二値化誤差を拡散するときに、ライン単位の同期をとる場合について説明した図である。 誤差拡散処理を行う際に注目画素を選択していく方向に対して交差する方向(この場合、副走査方向)で区切りブロック化し、誤差拡散処理を並列処理する場合を示した概念図である。 スクリーン処理部の機能構成例を示した図である。 (a)〜(b)は、画像を一部重複させるようにして複数のブロックに分割する場合について説明した図である。(c)は、誤差拡散部で誤差拡散処理を行った後の結果を示している。(d)は、誤差拡散部で誤差拡散処理を行った際に生じた二値化誤差を示している。 (a)〜(b)は、第1の実施形態で調整部が行う処理について示した図である。 誤差拡散部で誤差拡散処理を行う前の元画像と最終的な二値画像とを対応付けた図である。 第1の実施形態のスクリーン処理部の動作について説明したフローチャートである。 第2の実施形態で調整部が行う処理について示した図である。 (a)〜(b)は、濃度検出フィルタについて示した図である。 第2の実施形態のスクリーン処理部の動作について説明したフローチャートである。
<画像形成装置の全体構成の説明>
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態の画像形成装置1の概要を示す図である。
この画像形成装置1は、例えば電子写真方式にて各色成分トナー像が形成される複数(本実施の形態では4つ)の画像形成ユニット10(具体的には10Y(イエロー)、10M(マゼンタ)、10C(シアン)、10K(黒))を備える。また、この画像形成装置1は、各画像形成ユニット10で形成された各色成分トナー像を順次転写(一次転写)保持させる中間転写ベルト20を具備する。さらに、この画像形成装置1は、中間転写ベルト20に転写されたトナー像を用紙P(記録材、記録媒体)に一括転写(二次転写)させる二次転写装置30を備える。さらにまた、この画像形成装置1は、二次転写されたトナー像を用紙P上に定着させる定着装置50、および画像形成装置1の各機構部を制御する制御部70を有している。制御部70は詳しくは後述するが、画像処理装置の一例として機能する。
本実施の形態では、画像形成ユニット10、中間転写ベルト20、二次転写装置30、および定着装置50により、用紙Pに画像を形成する画像形成手段が構成される。
各画像形成ユニット10(10Y、10M、10C、10K)は、使用されるトナーの色を除き、同じ構成を有している。そこで、イエローの画像形成ユニット10Yを例に説明を行う。イエローの画像形成ユニット10Yは、図示しない感光層を有し、矢印A方向に回転可能に配設され、像を保持する感光体ドラム11を具備している。この感光体ドラム11の周囲には、帯電ロール12、露光部13、現像器14、一次転写ロール15、およびドラムクリーナ16が配設される。
このうち、帯電ロール12は、感光体ドラム11に接触配置される回転体である。そして図示しない帯電電源に接続され、この帯電電源は、帯電ロール12に対し予め定められた周波数の交流帯電バイアスを重畳した正極性または負極性の直流帯電バイアスを供給する。
また露光部13は、帯電ロール12によって帯電された感光体ドラム11に、レーザ光Bmによって静電潜像を書き込む。現像器14は、対応する色成分トナー(イエローの画像形成ユニット10Yではイエローのトナー)を収容し、このトナーによって感光体ドラム11上の静電潜像を現像する。一次転写ロール15は、感光体ドラム11上に形成されたトナー像を中間転写ベルト20に一次転写する。ドラムクリーナ16は、一次転写後の感光体ドラム11上の残留物(トナー等)を除去する。
中間転写ベルト20は、複数(本実施の形態では5つ)の支持ロールに回転可能に張架支持される。これらの支持ロールのうち、駆動ロール21は、中間転写ベルト20を張架するとともに中間転写ベルト20を駆動して矢印B方向に回転させる。また、張架ロール22および張架ロール25は、中間転写ベルト20を張架するとともに駆動ロール21によって駆動される中間転写ベルト20に従がって回転する。補正ロール23は、中間転写ベルト20を張架するとともに中間転写ベルト20の搬送方向に直交する方向の蛇行を規制するステアリングロール(軸方向一端部を支点として傾動自在に配設される)として機能する。さらに、バックアップロール24は、中間転写ベルト20を張架するとともに二次転写装置30の構成部材として機能する。
また、中間転写ベルト20を挟んで駆動ロール21と対向する部位には、二次転写後の中間転写ベルト20上の残留物(トナー等)を除去するベルトクリーナ26が配設されている。
二次転写装置30は、中間転写ベルト20のトナー像保持面側に圧接配置される二次転写ロール31と、中間転写ベルト20の裏面側に配置されて二次転写ロール31の対向電極をなすバックアップロール24とを備えている。このバックアップロール24には、トナーの帯電極性と同極性の二次転写バイアスを印加する給電ロール32が接触して配置されている。一方、二次転写ロール31は接地されている。
また、用紙搬送系は、用紙トレイ40、搬送ロール41、レジストレーションロール42、搬送ベルト43、および排出ロール44を備える。用紙搬送系では、用紙トレイ40に積載された用紙Pを搬送ロール41にて搬送した後、レジストレーションロール42で一旦停止させ、その後予め定められたタイミングで二次転写装置30の二次転写位置へと送り込む。また、二次転写後の用紙Pを、搬送ベルト43を介して定着装置50へと搬送し、定着装置50から排出された用紙Pを排出ロール44によって機外へと送り出す。
次に、この画像形成装置1の基本的な作像プロセスについて説明する。今、図示外のスタートスイッチがオン操作されると、予め定められた作像プロセスが実行される。具体的に述べると、例えばこの画像形成装置1をプリンタとして構成する場合には、PC(Personal Computer)等、外部から入力されるデジタル画像信号をメモリに一時的に蓄積する。そして、メモリに蓄積されている4色(Y色、M色、C色、K色)のデジタル画像信号に基づいて各色のトナー像形成を行う。すなわち、各色のデジタル画像信号に応じて各画像形成ユニット10(具体的には10Y、10M、10C、10K)をそれぞれ駆動する。次に、各画像形成ユニット10では、帯電ロール12により帯電された感光体ドラム11に、露光部13によりデジタル画像信号に応じたレーザ光Bmを照射することで、静電潜像を形成する。そして、感光体ドラム11に形成された静電潜像を現像器14により現像し、各色のトナー像を形成させる。なお、この画像形成装置1を複写機として構成する場合には、図示しない原稿台にセットされる原稿をスキャナで読み取り、得られた読み取り信号を処理回路によりデジタル画像信号に変換した後、上記と同様にして各色のトナー像の形成を行うようにすればよい。
その後、各感光体ドラム11上に形成されたトナー像は、感光体ドラム11と中間転写ベルト20とが接する一次転写位置で、一次転写ロール15によって中間転写ベルト20の表面に順次一次転写される。一方、一次転写後に感光体ドラム11上に残存するトナーは、ドラムクリーナ16によってクリーニングされる。
このようにして中間転写ベルト20に一次転写されたトナー像は中間転写ベルト20上で重ね合わされ、中間転写ベルト20の回転に伴って二次転写位置へと搬送される。一方、用紙Pは予め定められたタイミングで二次転写位置へと搬送され、バックアップロール24に対して二次転写ロール31が用紙Pを挟持する。
そして、二次転写位置において、二次転写ロール31とバックアップロール24との間に形成される転写電界の作用で、中間転写ベルト20上に保持されたトナー像が用紙Pに二次転写される。トナー像が転写された用紙Pは、搬送ベルト43により定着装置50へと搬送される。定着装置50では、用紙P上のトナー像が加熱・加圧定着され、その後、機外に設けられた排紙トレイ(図示せず)に送り出される。一方、二次転写後に中間転写ベルト20に残存するトナーは、ベルトクリーナ26によってクリーニングされる。
<信号処理系の説明>
図2は、画像形成装置1の制御部70における信号処理系を示す図である。
なお図2では、制御部70における信号処理系のみならず、画像形成装置1の外部装置であるPC、および信号処理系により処理された画像信号に基づき画像の形成を行うマーキングエンジンについても併せて図示している。このマーキングエンジンは、例えば、図1で説明した画像形成装置1において実際に画像を形成する画像形成手段に対応する。なお、この例では、画像形成装置1をプリンタとして構成する例を示している。以下、図2を参照しつつ画像信号の処理の流れについて説明を行う。
制御部70は、画像形成装置1にて画像を出力するために作成された画像データ(画像情報)を取得する画像データ取得部71と、ラスタライズを行い、ラスタイメージを作成するラスタライズ(rasterize)部72と、RGBデータをYMCKデータに変換する色変換処理部73と、色変換処理部73により変換されたラスタイメージの調整を行うラスタイメージ調整部74と、スクリーン処理を行うスクリーン処理部75と、画像処理をされた画像データを出力する画像データ出力部76とを備える。
本実施の形態では、まず画像データ取得部71が外部のPCから画像データを受け取る。この画像データは、PCを使用するユーザが、画像形成装置1により印刷したい印刷データである。
ラスタライズ部72は、画像データをラスタライズして各画素毎のラスタデータに変換し、ラスタイメージとする。そして、ラスタライズ部72は、変換後のラスタデータをRGB(Red、Green、Blue)のビデオデータ(RGBビデオデータ)として出力する。このとき、ラスタライズ部72は、1ページ毎にRGBデータを出力することになる。
色変換処理部73は、ラスタライズ部72から入力されるRGBデータをデバイスインディペンデントな[XYZ]、[L]、[L]等のカラーバリューに変換した後、画像形成装置1の再現色(色材であるトナーの色:イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K))であるYMCKデータに変換して出力する。このYMCKデータは、色毎に分離されたY色データ、M色データ、C色データ、K色データで構成される。
ラスタイメージ調整部74は、色変換処理部73から入力されるYMCKデータに対し、γ変換、精細度処理、中間調処理等を施すことで、より良好な画質を画像形成装置1で得られるように各種の調整を行う。
スクリーン処理部75は、詳しくは後述するが、予め定められた誤差拡散パターンを使用した誤差拡散処理により、画像データにスクリーン処理を行う。これにより画像データは、多値で表される多値画像データ(多値画像情報)から二値で表される二値画像データ(二値画像情報)となる。
画像データ出力部76は、色変換処理等の画像処理をされた画像データをマーキングエンジンに出力する。
<スクリーン処理部の説明>
図3(a)〜(b)は、スクリーン処理部75で行う誤差拡散処理について説明した図である。
図3(a)は、スクリーン処理部75で使用する誤差拡散パターンを示した図である。
誤差拡散処理では、画像中の各画素の中から注目画素xを順次選択していく。ここでは、主走査方向(図中右側)に注目画素xを選択していく。また主走査方向の1ラインの画素を全て選択後は、次のラインについて同様に注目画素xを選択していく。即ち、副走査方向(図中下側)に1画素分移動し、再び主走査方向に注目画素xを選択していく。
そして注目画素xの画素値が予め定められた閾値を超えているときは、白画素とし、予め定められた閾値以下のときは、黒画素とすることで二値化を行う。例えば、誤差拡散処理前の画素値が8bit(0〜255の256階調)で表されるときは、閾値として128を設定する。そして注目画素xの画素値が、128を超えているときは、白画素とし、128以下のときは、黒画素とする。なおここで黒画素と言った場合、二値化後の階調値が0の画素のことであり、白画素と言った場合、二値化後の階調値が1の画素のことである。
また誤差拡散処理では、図示する誤差拡散パターンを適用し、二値化するときに生じた各画素の二値化誤差を周辺の画素へ拡散する処理を行う。例えば、注目画素xの画素値が、200であったときは、画素値が、128を超えているため、この画素は、白画素となる。そして200−255=−55の二値化誤差が生じる。また例えば、注目画素xの画素値が、100であったときは、画素値が、128以下であるため、この画素は、黒画素となる。そして100−0=100の二値化誤差が生じる。
この二値化誤差は、図3(a)で示したように、注目画素xに対して主走査方向(図中右側)に隣接する画素に対し、8/16の割合で拡散する。同様に注目画素xに対して副走査方向下側(次のライン)であり3画素左側の画素に対し、1/16、注目画素xに対して下側であり2画素左側の画素に対し、1/16、注目画素xに対して下側であり1画素左側の画素に対し、2/16、注目画素xに対して下側に隣接する画素に対し、4/16の各割合で、二値化誤差を拡散する。これにより注目画素xの周辺の画素値が増減し、増減後の画素値により二値化が行われる。
図3(a)は、注目画素xを設定し、この注目画素xを二値化するときに生じる二値化誤差を拡散する(押しつける)場合について説明を行ったが、逆に二値化誤差が拡散される(押しつけられる)面から見たときには、誤差拡散処理パターンは、図3(b)のようになる。
つまり二値化誤差は、注目画素xに対して左側に隣接する画素から、8/16の割合で拡散される。同様に注目画素xに対して上側(前のライン)であり3画素右側の画素から、1/16、注目画素xに対して上側であり2画素右側の画素から、1/16、注目画素xに対して上側であり1画素右側の画素から、2/16、注目画素xに対して上側に隣接する画素から、4/16の各割合で、二値化誤差が拡散されてくる。これにより注目画素xの画素値が増減し、増減後の画素値により二値化が行われる。
また誤差拡散処理の処理速度を向上させるために、画像を複数の領域(ブロック)に分割し、ブロック毎に誤差拡散処理を並列処理により行うことがある。
図4(a)は、誤差拡散処理を並列処理により行う場合を示した概念図である。
図示する例では、画像を格子状に4分割し、それぞれのブロックA、ブロックB、ブロックC、ブロックD(ブロックA〜D)毎に誤差拡散処理を並列処理する場合を示している。なおこの場合、ブロックA〜Dの間にはそれぞれのブロックを分ける境界が生じる。そして図4(a)では、副走査方向に延びる境界を境界K1として図示し、主走査方向に延びる境界を境界K2として図示している。
このとき単にブロックA〜D毎に並列処理を行った場合、ブロックA〜D毎の境界K1、K2を越えて二値化誤差は拡散しない。即ち、ブロックA〜D間では二値化誤差は拡散しない。そのため誤差拡散処理後に、ブロックA〜Dの境界K1、K2の部分がスジ状に見えるディフェクト(欠陥)が生じやすく、画質が低下しやすい。
この現象を抑制するため、例えば、ブロックA〜Dの境界K1、K2付近の画素の二値化誤差を、主走査方向(図中右方向)に隣接するブロックの画素に対し拡散させる従来技術がある。
しかしながらこの場合、ブロックを超えて二値化誤差を拡散させるためには、ライン単位の同期をとる必要がある。つまり図4(b)に示すように、ブロックCのN+1ライン目の最初の画素を注目画素xとして誤差拡散処理を行うには、ブロックAのNライン目の右端付近の画素を注目画素xとしたときの二値化誤差が必要である。そのため全ブロックのNライン目の誤差拡散処理が終了するのを待ち、次のN+1ライン目の誤差拡散処理を開始する必要がある。よって何れか1つのブロックの誤差拡散処理が、割り込み処理が生じた等の理由により遅れた場合でも、このブロックの誤差拡散処理が終了するのを待つ必要がある。そのため処理速度が低下しやすい問題が生じる。
この方法は、誤差拡散処理を行う際に注目画素xを順に選択していく方向(この場合、主走査方向)で区切りブロック化する場合、つまりブロック間の境界が副走査方向に延びる境界K1である場合には使用可能である。なおこれは、注目画素xを順に選択していく方向に対して交差する方向(この場合、副走査方向)に領域間の境界を設定した場合と言うこともできる。
一方、この方法は、誤差拡散処理を行う際に注目画素xを選択していく方向に対して交差する方向(この場合、副走査方向)で区切りブロック化する場合、つまりブロック間の境界が主走査方向に延びる境界K2である場合には使用できない。なおこれは、注目画素xを順に選択していく方向(この場合、主走査方向)に領域間の境界を設定した場合と言うこともできる。
図5は、誤差拡散処理を行う際に注目画素xを選択していく方向に対して交差する方向(この場合、副走査方向)で区切りブロック化し、誤差拡散処理を並列処理する場合を示した概念図である。
図示する例では、画像が、ブロックAとブロックBとで区切られる場合を示している。そしてブロックAの最終ラインに属する画素G1と、ブロックBの最終ラインに属する画素G2が注目画素xとして選択され、誤差拡散処理を行っていることを示している。このときブロックAの画素G1から生じる二値化誤差は、ブロックBの1ライン目の処理が既に終了しているため、ブロックBの1ライン目には拡散させることができない。よって上記方法では、ブロックAとブロックBとの境界K2の部分がスジ状に見えるディフェクト(欠陥)は抑制できない。
そこで本実施の形態では、スクリーン処理部75を以下の構成にし、上記問題の抑制を図っている。
図6は、スクリーン処理部75の機能構成例を示した図である。
図示するようにスクリーン処理部75は、画像を複数の領域に分割する画像分割部751と、分割した領域毎に誤差拡散処理を行う誤差拡散部752と、二値化誤差を記憶する記憶部753と、領域が重複する箇所において画素値の調整を行う調整部754と、調整部754で処理後の画像を合成する画像合成部755とを備える。
画像分割部751は、画像を一部重複(オーバーラップ)させるようにして複数の領域に分割する分割手段の一例である。この領域は、上述したブロックであるが、本実施の形態では、このブロックがそれぞれ一部重複する。
図7(a)〜(b)は、画像を一部重複させるようにして複数のブロックに分割する場合について説明した図である。
このうち図7(a)は、元画像を副走査方向で区切りブロック化したとき、そのうち2つのブロックであるブロックAwおよびブロックBwについて図示している。また図7(b)は、ブロックAwとブロックBwとをそれぞれ取り出した場合を示している。
図示するようにブロックAwとブロックBwとは、重複領域Wで重複している。この重複領域Wは、ブロックAwやブロックBwの中で副走査方向の位置ya〜位置ybの範囲の領域であると言うこともできる。そして位置yaと位置ybの中点の位置を位置y0として図示している。
このブロックAwは、画像を一部重複させないように分割した場合のブロックAに対し、領域a1および領域a2の分を拡張したものであると言うことができる。またブロックAwは、ブロックBwとの境界部分において、ブロック間の本来の境界K2である位置y0から位置ybまでオーバーラップさせて領域を拡張している、と言うこともできる。
この領域a1および領域a2は、ブロックAに対し誤差拡散処理を行うために必要な領域として設定される。つまり図3で示したように二値化誤差は、次のラインに対しても拡散されるため、ブロックAに対し誤差拡散処理を正確に行うには、ブロックAを超えた領域としてブロックAwを設定する必要がある。
またブロックBwは、画像を一部重複させないように分割した場合のブロックBに対し、領域b1および領域b2の分を拡張したものであると言うことができる。またブロックBwは、ブロックAwとの境界部分において、ブロック間の本来の境界K2である位置y0から位置yaまでオーバーラップさせて領域を拡張している、と言うこともできる。
この領域b1および領域b2も、ブロックBに対し誤差拡散処理を行うために必要な領域として設定される。
誤差拡散部752は、画像形成手段にて画像を形成するための画像データに対し、分割したブロック毎に誤差拡散処理を並列で行う誤差拡散手段の一例である。誤差拡散処理を並列処理するには、例えば、誤差拡散処理を行うCPU(Central Processing Unit)の構成を複数のコアを有するマルチコアプロセッサとし、それぞれのコア毎にそれぞれ処理を行わせることで実現することができる。即ち、マルチコアの場合、それぞれのコア毎に独立して演算を行うことができるため、誤差拡散処理を並列処理できる。
誤差拡散部752は、それぞれのブロック内の上端左端の画素から注目画素xの選択を開始する。そして主走査方向(図中右側)に注目画素xを選択していく。またそれぞれのブロック内で主走査方向の1ラインの画素を全て選択後は、次のラインについて同様に注目画素xを選択していく。これは、それぞれのブロック内の下端右端の画素を注目画素xとして選択するまで続く。
図7(c)は、誤差拡散部752で誤差拡散処理を行った後の結果を示している。
ここでAoutは、ブロックAについて誤差拡散処理を行った後の二値画像データを示す。またa1outは、領域a1について誤差拡散処理を行った後の二値画像データを示す。さらにa2outは、領域a2について誤差拡散処理を行った後の二値画像データを示す。なおa3outは、ブロックAの中の重複領域Wに入る範囲の誤差拡散処理を行った後の二値画像データを示す。
またBoutは、ブロックBについて誤差拡散処理を行った後の二値画像データを示す。またb1outは、領域b1について誤差拡散処理を行った後の二値画像データを示す。さらにb2outは、領域b2について誤差拡散処理を行った後の二値画像データを示す。なおb3outは、ブロックBの中の重複領域Wに入る範囲の誤差拡散処理を行った後の二値画像データを示す。
また図7(d)は、誤差拡散部752で誤差拡散処理を行った際に生じた二値化誤差を示している。
ここでAeは、ブロックAについて誤差拡散処理を行った際に生じた二値化誤差を示す。またa1eは、領域a1について誤差拡散処理を行った際に生じた二値化誤差を示す。さらにa2eは、領域a2について誤差拡散処理を行った際に生じた二値化誤差を示す。なおa3eは、ブロックAの中の重複領域Wに入る範囲の誤差拡散処理を行った際に生じた二値化誤差を示す。
またBeは、ブロックBについて誤差拡散処理を行った際に生じた二値化誤差を示す。またb1eは、領域b1について誤差拡散処理を行った際に生じた二値化誤差を示す。さらにb2eは、領域b2について誤差拡散処理を行った際に生じた二値化誤差を示す。なおb3eは、ブロックBの中の重複領域Wに入る範囲の誤差拡散処理を行った際に生じた二値化誤差を示す。
記憶部753は、誤差拡散部752で誤差拡散処理を行った結果である二値画像データと、誤差拡散処理を行う際に生じた二値化誤差を記憶する。
調整部754は、ブロックが重複する箇所において、画素値の調整を行う調整手段の一例である。
調整部754の詳しい内容については、後述する。
画像合成部755は、調整部754で画素値の調整を行った後の各ブロックの画像を合成する(つなぎ合わせる)。これにより最終的な二値画像データが得られる。
<調整部の説明>
次に調整部754について詳述する。ここでは、まず調整部754の第1の実施形態について説明を行う。
[第1の実施形態]
図8(a)〜(b)は、第1の実施形態で調整部754が行う処理について示した図である。
第1の実施形態では、調整部754は、ブロックが重複する箇所において、誤差拡散部752において誤差拡散処理を行う際に重複して生じた二値化誤差の調整を行うとともに、画像データに対し再度誤差拡散処理を行う。
図7(d)で示したように、位置ya〜位置y0では、a3eおよびb1eの2通りの二値化誤差が算出される。また位置y0〜位置ybでは、a2eおよびb3eの2通りの二値化誤差が算出される。
調整部754は、このようにブロックAwとブロックBwが重複する箇所において重複して生じた二値化誤差を、ブロック間の本来の境界K2からの距離に応じた重み付け和を行うことで調整する。
具体的には、図8(a)で示すように、位置ya〜位置y0では、a3eおよびb1eを使用した下記(1)式を使用し、これらの重み付け和を算出することで二値化誤差の調整を行う。
α*a3e+(1−α)*b1e …(1)
ここでαは、重みであり、図8(b)のように、位置y0からの距離(境界K2からの距離)により定まる。即ち、境界K2上である位置y0で重みαは、最小の0.5となり、境界K2から離れるに従い増加する。そして重みαは、位置yaおよび位置ybで最大の1となる。
また同様にして、位置y0〜位置ybでは、a2eおよびb3eを使用した下記(2)式を使用し、これらの重み付け和を算出することで二値化誤差の調整を行う。
(1−α)*a2e+α*b3e …(2)
(1)式および(2)式により、調整後の新たな二値化誤差が算出される。
そして調整部754は、誤差拡散部752で誤差拡散処理を行う前の元画像の画像データ(領域b1および領域a2の画像データ)に対して、再度誤差拡散処理を行う。図8(a)では、再度誤差拡散処理を行った後の二値画像データをABout1およびABout2で示している。
図9は、誤差拡散部752で誤差拡散処理を行う前の元画像と最終的な二値画像とを対応付けた図である。
ブロックAについては、Aoutに対応し、ブロックBについては、Boutに対応する。このうち位置ya〜位置ybの重複箇所については、位置ya〜位置y0では、ABout1が対応し、位置y0〜位置ybでは、ABout2が対応する。
図10は、第1の実施形態のスクリーン処理部75の動作について説明したフローチャートである。
まず画像分割部751が、画像を一部重複させて複数のブロックに分割する(ステップ101)。
次に誤差拡散部752が、ブロック毎に並列処理にて、各ブロックに対し誤差拡散処理を行う(ステップ102)。このとき記憶部753は、誤差拡散処理を行った結果である二値画像データと、誤差拡散処理を行う際に生じた二値化誤差を記憶する(ステップ103)。
そして調整部754が、ブロックが重複する箇所において、二値化誤差の調整を行う(ステップ104)。
さらに調整部754が、誤差拡散部752で誤差拡散処理を行う前の元画像の画像データに対して、再度誤差拡散処理を行う(ステップ105)。
そして画像合成部755が、各ブロックの画像を合成する(ステップ106)。
次に調整部754の第2の実施形態について説明を行う。
[第2の実施形態]
図11は、第2の実施形態で調整部754が行う処理について示した図である。
第2の実施形態では、調整部754は、ブロックが重複する箇所において、誤差拡散部752において誤差拡散処理を行う際に重複して生じた二値画像データに対し予め定められた範囲内の白画素の濃度を算出し、濃度の調整を行うとともに、調整後の濃度を基に新たな二値画像データを生成する。
調整部754は、予め定められた範囲の濃度検出フィルタを使用することで、白画素の濃度を算出する。
図12(a)〜(b)は、濃度検出フィルタについて示した図である。
このうち図12(a)は、濃度検出フィルタの大きさについて示している。濃度検出フィルタは、N画素×N画素の大きさを有し、この範囲内にある白画素をカウントする。そして(カウント数)/Nにより規格化する。規格化後の値は、N画素×N画素の範囲内の白画素の割合を表し、0〜1になる。またこれはこの範囲内の白画素の濃度であると考えることができる。
またこの濃度検出フィルタは、そのフィルタサイズがブロック間の本来の境界K2からの距離に応じて変化する。
図12(b)は、濃度を算出する位置とフィルタサイズとの関係を示した図である。
図示するように境界K2上である位置y0では、フィルタサイズは、15である。これはフィルタサイズが、15画素×15画素であることを意味する。またフィルタサイズは、境界K2から離れるに従い減少する。そして位置yaおよび位置ybでは、フィルタサイズは、最小の1となる。これはフィルタサイズが、1画素×1画素であることを意味する。
図7(c)で示したように、位置ya〜位置y0では、a3outおよびb1outの2通りの二値画像データが求められる。また位置y0〜位置ybでは、a2outおよびb3outの2通りの二値画像データが求められる。よってこの濃度も2通り求められる。つまり位置ya〜位置y0では、a3out’およびb1out’の2通りの濃度が各画素について求められる。また位置y0〜位置ybでは、a2out’およびb3out’の2通りの濃度が各画素について求められる。
また調整部754は、ブロックAwとブロックBwが重複する箇所において重複して算出された濃度を、ブロック間の本来の境界K2からの距離に応じた重み付け和を行うことで調整する。
具体的には、図11で示すように、位置ya〜位置y0では、a3out’およびb1out’を使用した下記(3)式を使用し、これらの重み付け和を算出することで濃度の調整を行う。
α*a3out’+(1−α)*b1out’ …(3)
ここでαは、重みであり、図8(b)のものと同様である。
また同様にして、位置y0〜位置ybでは、a2out’およびb3out’を使用した下記(4)式を使用し、これらの重み付け和を算出することで濃度の調整を行う。
(1−α)*a2out’+α*b3out’ …(4)
(3)式および(4)式により、重複した領域の各画素について調整後の新たな濃度が算出される。
そして調整部754は、この濃度が、予め定められた閾値より大きい場合は、その画素を白画素とし、予め定められた閾値以下の場合は、その画素を黒画素とする。つまり調整後の濃度を基に新たな二値画像データを生成する。図11では、二値画像データをABout1およびABout2で示している。
なお誤差拡散部752で誤差拡散処理を行う前の元画像と最終的な二値画像との対応は、図9と同様となる。
図13は、第2の実施形態のスクリーン処理部75の動作について説明したフローチャートである。
まず画像分割部751が、画像を一部重複させて複数のブロックに分割する(ステップ201)。
次に誤差拡散部752が、ブロック毎に並列処理にて、各ブロックに対し誤差拡散処理を行う(ステップ202)。このとき記憶部753は、誤差拡散処理を行った結果である二値画像データと、誤差拡散処理を行う際に生じた二値化誤差を記憶する(ステップ203)。
そして調整部754が、ブロックが重複する箇所において、予め定められた範囲内の白画素の濃度を算出する(ステップ204)。
さらに調整部754が、ブロックが重複する箇所において、重複して算出された濃度を、調整する(ステップ205)。
また調整部754は、調整後の濃度を基に新たな二値画像データを生成する(ステップ206)
そして画像合成部755が、各ブロックの画像を合成する(ステップ207)。
上述した画像形成装置1によれば、誤差拡散処理を行うのに、画像を複数の領域に分割し、それぞれの領域毎に並列処理で行った場合でも、ディフェクト(欠陥)が生じにくく、画質が低下しにくくなる。
また上述した画像形成装置1によれば、誤差拡散処理を行うのに、処理速度が低下しにくく、主走査方向に延びる境界を設定してもディフェクト(欠陥)が生じにくい。
以上詳述した画像形成装置1では、注目画素xの選択を左端から右端に向け順次行っていたが、これに限られるものではない。例えば、注目画素xの選択を右端から左端に向け行ってもよく、主走査方向に対してではなく、副走査方向に対して行ってもい。つまりこの場合、注目画素xの選択は、上端から下端に向け順次行うか、下端から上端に向け順次行う。
<プログラムの説明>
なお制御部70が行う処理は、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働することにより実現される。即ち、制御部70に設けられた制御用コンピュータ内部の図示しないCPUが、制御部70の各機能を実現するプログラムを実行し、これらの各機能を実現させる。
よって制御部70が行う処理は、コンピュータに、画像を一部重複させるようにして複数のブロックに分割する分割機能と、画像を形成するための画像データに対し、分割したブロック毎に誤差拡散処理を並列で行う誤差拡散機能と、ブロックが重複する箇所において、画素値の調整を行う調整機能と、を実行させるプログラムとして捉えることもできる。
1…画像形成装置、10…画像形成ユニット、20…中間転写ベルト、30…二次転写装置、50…定着装置、70…制御部、75…スクリーン処理部、751…画像分割部、752…誤差拡散部、753…記憶部、754…調整部、755…画像合成部

Claims (7)

  1. 記録材に画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像を一部重複させるようにして複数の領域に分割する分割手段と、
    前記画像形成手段にて前記画像を形成するための画像情報に対し、分割した前記領域毎に誤差拡散処理を並列で行う誤差拡散手段と、
    前記領域が重複する箇所において、画素値の調整を行う調整手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記調整手段は、前記領域が重複する箇所において、前記誤差拡散手段において誤差拡散処理を行う際に重複して生じた二値化誤差の調整を行うとともに、前記画像情報に対し再度誤差拡散処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記調整手段は、前記領域が重複する箇所において重複して生じた二値化誤差を、前記領域間の本来の境界からの距離に応じた重み付け和を行うことで調整することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記調整手段は、前記領域が重複する箇所において、前記誤差拡散手段において誤差拡散処理を行う際に重複して生成した二値画像情報に対し予め定められた範囲内の白画素の濃度を算出し、当該濃度の調整を行うとともに、調整後の当該濃度を基に新たな二値画像情報を生成することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記調整手段は、前記領域が重複する箇所において重複して算出された前記濃度を、前記領域間の本来の境界からの距離に応じた重み付け和を行うことで調整することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 画像を一部重複させるようにして複数の領域に分割する分割手段と、
    前記画像を形成するための画像情報に対し、分割した前記領域毎に誤差拡散処理を並列で行う誤差拡散手段と、
    前記領域が重複する箇所において、画素値の調整を行う調整手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  7. コンピュータに、
    画像を一部重複させるようにして複数の領域に分割する分割機能と、
    前記画像を形成するための画像情報に対し、分割した前記領域毎に誤差拡散処理を並列で行う誤差拡散機能と、
    前記領域が重複する箇所において、画素値の調整を行う調整機能と、
    を実行させるプログラム。
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